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video eizo o mochiita taijin ninchi ni kansuru kisoteki kenkyu

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Academic year: 2021

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(1)■ 慶 應 義 塾 大 学 産 業 研 究 所 社 会 心 理 学 班 研究 モ ノグ ラ フ/No.27. ヴィデ オ 映 像 を 用 い た. 対 人認知 に関す る基 礎 的研 究 1.は. 仁. ・5. 2.対 人認知研究の概観.. ・7. 3.対 人認知研究の課題 と体質心理学. ・13. 4.研. 究 の 目的 ・仮 説 と 実 験 の概 要. ・21. 5.刺. 激 人 物(SP)の. 6・. ■ 伊 藤 隆一 ・槇 田. じ め に. 選 定 と刺 激 の 製 作. 予 備 実 験 ・. 23. 27. 7.第1実. 験(ヴ. 8.第2実. 験. 43. 9・ 第3実. 験. 45. 10.ま. とめと考察. 11.引. 用 文 献. ィデ オ 実 験 ・写 真 実 験). 33. 55. 61.

(2) 当 モ ノ グ ラ フ は , 槇 田仁 の 指 導 の も と ,伊 藤 隆 一 が 行 な った , 実 験 研 究 の 概 略 を 報告 す る も の で あ る 。 当研 究 を ま とめ た 論 文 に よ り, 伊 藤 隆 一 は ,1990年12月12日. , 慶應 義 塾 大. 学 よ り学 位 を授 与 さ れた 。 ま た , 当研 究 の一 部 は , 日本 心 理 学 会 に お いて 口頭 発 表 され て い る(伊 藤 ら,1981,1983, 1988, 1989)。 当研 究 を 行 うにあ た っ ては , さ ま ざ まな 方 々の ご指 導 ご協 力 を い た だ い た 。 以下 に名 前 をあ げ て ,改 め て衷 心 よ りお 礼 申 し上 げ る。 まず , 慶 應 義 塾 大 学 新 聞研 究 所. 岩 男 寿 美 子 教 授 , 埼 玉 大 学 教育 学 部. 梅津耕作教授 に. は ,副 査 と して論 文 審 査 に 参 加 して い た だ き , 審 査 の 途上 で , さ ま ざ ま な ご意 見 , ご批 評 をい た だ く こ とが で きた 。 慶應義塾大学文学部. 小 林 ポ オ ル 助 教授 , 慶應 義 塾大 学 文 学 部. 小 谷津 孝 明教 授 には ,. 研 究 全 般 に わ た って 有 益 で 的 確 な ア ドヴ ァイ ス を い た だ い た。 慶應義塾大学文学部. 古 崎 敬 教 授 に は , 授 業 を お借 り して何 度 もデ ー タ取 りを させ てい. ただいた。 ま た , 岩 熊 史 朗 君 , 兼 高 聖 雄 君 に は ,SCT診. 断 , SASの. 利 用な ど ,研 究 全 般 に わ た っ. て 多 大 な ご 援 助 ご協 力 を い た だ い た。 個 々 の 実 験 あ る い は ヴ ィ デ オ 映 像や 写 真 の収 集 ・編 集 , 刺 激 の 製 作 な どに ご協 力 い た だ い た 方 は か な りの 数 に の ぼ る 。平 野 学 君 ,川 島 真 君 ,弘 田直 人 君 , 小 林 和 久 君 , 坂 爪 裕 君 , 勝 森 由 香 君 , 近 藤 敏康 君 ,西 村 麻 由 美君 ,安 藤 洋 二 君 , 小 野 雅 子 君 らで あ る。 特 に , 川 島 君 に は , 写 真 の 収 集 と 編集 に 全面 的 に協 力 して い た だ い た 。 弘 田 君 は 「感 度 実 験 」 の パ ー トナ ー で あ った 。 勝森 君 と 坂 爪君 には , 卒 業 研 究 と して, 刺 激 の 製 作 と 「第1実 験 」 に 全 力 投球 して い た だ い た 。近 藤 君 と平 野 君 は , ヴ ィデ オ 映 像 の 収 集 ・編 集 , 第1予 備 実 験 な ど ,初 期 の 研 究 活動 に お い て尽 力 して くだ さ った 。 さ らに ,古 庄 良源 氏 , 河 野 直 樹 氏 には , 研 究 資 材 の 提 供 な どに 協 力 して い た だ い た 。 そ の ほ か に も, 慶 應 義 塾 大 学 文 学 部. 槇 田ゼ ミナ ール の10期. ∼20期 生 の 皆 さん , ヴ ィ. デ オ映 像 や写 真 に映 っ てい る 「刺 激 人 物 」 の 皆 さん , 評 価 者 に な って い た だ い た 多 数 の 皆 さ ん , そ して , ヴ ィデ オ映 像 の収 集 や 資 料 ・論 文 原 稿 の 作 成 に 協 力 して くれ た 伊 藤 ひ ろ み , そ の他 , 具 体 的 に名 前 をあ げ なか った 方 々 を含 め て , 有 形 無 形 の ご 支 援 を い た だ い た方 は 数 多い。 上 記 の 方 々の ご指 導 ご協 力 な しに は , この 研 究 は 成 り立 た な か った と 思 う。 改 め て , 衷 心 よ り感 謝 の 念 を表 す る次 第 で あ る 。. 執. 筆. 者. 紹. 介. ●いと う. り ゅ うい ち. (尚美学園短期 大学専 任講 師). ●まきた. ひと し. (慶應義 塾大学文学部教授).

(3) 1 は じめ に. 「普 通 人 々は 悪 魔 とい え ぽ た い て い や せ て い て, 細 い 顎 に尖 り髭 を うす くは や して い る と考 え る の だ が ,一 方 肥 っ ち ょは どこか 気 立 て の よい 愚 か さ. だ が , これ は た だ 話 の つ い で に言 った だ け の こ とで あ る。」 長 い 引用 に な ったが , これ は ,Kretschmerの. を備 え て い る こ とに な っ て い る 。陰 謀 を め ぐらす. r体 格 と性 格(Kretschmer,1955)』. 者 は背 む しで軽 い 咳払 いを す る 。年 と った 魔 女 は. で あ る(相 場 均 訳)。 彼 は こ こに い う 「民 衆 の 空. 干 乾 び た鳥 の よ うな 顔 つ きを して い る。 朗 らか で. 想 ,大 衆 観 念 の沈 澱 物 」 に 直 接 手 を つ け る こ とは. 淫 らな 雰 囲気 の場 所 に は , で っぷ りと した 騎士 フ. しな か った 。そ れ とは 逆 に , 膨 大 な 数 の精 神 病 患. ァル シ ュタ フが 鼻 を 赤 くし禿 を ぴ か ぴ か させ なが. 者 の体 質 , 気 質 , 行 動 に 関 す るデ ー タを 収 集 し,. ら姿 を 現 わ す 。常識 あ るお かみ さん は, ず ん ぐ り. それ を 分 析 す る こ とに よ って , 最 終 的 に は ,人 の. して まん ま るな 姿 で手 を腰 に あ て, 腕 を張 っ てい. 体 格(体 質)と 性 格(気 質)の 関連 を実 証 的 に 明. る。聖 者 た ちは ひ ょろ りと した 姿 で ,手 足 は 長 く,. らか に して い った。. 眼 光 は 鋭 く, 顔 色 は蒼 ざめ ゴー ト人 の よ うに 厳 か. の 冒頭 の部 分. 従 来 , 体 質 と気 質 との 関連 に つ い て は, 骨 相 学. な物 腰 だ 。. とか 相 貌 学 とい う名 称 の も と, 数 多 くの研 究 が 成. 手 短 に い えば , 節 操 高 い 人 と悪 魔 と は 尖 り 鼻 で , ユ ー モ アが わ か る人 は 太 い 鼻 を して い な けれ. され て き た 。 しか し,Kretschmer以. は, 今 日的 な意 味 で実 証 的 な 科 学 的 研 究 とは い い. ば な らな い とい うこ とで あ る。 これ は ど うい う意. が た い も のが ほ とん どで あ る 。体 質 と気 質 との 生. 味 で あ ろ うか?. さ しあ た って , これ だ け の こ と. 物 学 的 ・心 理 学 的 関 連 を探 求 す る研 究分 野 を体 質. は い え るで あ ろ う。 つ ま り民 衆 の空 想 が 幾 世 紀 に. 心 理 学 と呼 ぶ こ とに す れ ば ,体 質心 理 学 を体 系 づ. もわ た って 語 りつ が れ なが ら結 晶化 した と こ ろ の. け た 功 労 者 は ,第1にKretschmer,. もの は , 客観 性 を もっ た民 族 心 理 学 的 記 録 で あ. にSheldonと. り, お そ ら くは研 究 者 に と っ て も多 少 注 意 を 払 う. 者 の 業績 に つ い て は, あ らため て第3章 で 簡 単 に. ぐ らい の値 打 ち の あ る大 衆 観 念 の沈 澱 物 で あ るか. 触 れ る こ とにす る。. も しれ な い 。. 前 の研 究. そ して第2. い う こ とに な ろ う。 これ らの研 究. 彼 らの業 績 は, 体 質 と気 質 の間 の本 来 的 な 相 関.

(4) 6. 関 係 を も と め た 点 に あ っ た 。 しか し 同 時 に , 彼 ら. うい う人 は こ ん な 時 こ ん な 振 舞 い を す る」 と い. は , 研 究 対 象 とは しな か っ たが , あ る身 体 的 特 徴. う, 素 朴 な , し か し , か な り安 定 し た 信 念 で あ. を 持 っ た 人 物 が ど の よ う な パ ー ソ ナ リ テ ィを 持 っ. る 。 人 は , そ の 持 っ て い るIPTを. た 人 物 と し て 捉 え られ が ち で あ る か , ま た 逆 に ,. 発 的 に 言 語化 す る こ とは で きな い。 し か し こ れ. , 必 ず し も自. あ る種 の パ ー ソ ナ リテ ィ特 徴 を 持 っ た 人 物 が ど の. は , 人 が 他 者 を 理 解 し よ う とす る時 に は か な り重. よ うな 身 体 的 特 徴 を 持 っ て い る と 考 え ら れ が ち で. 要 な 働 き を 果 た す の で あ る。. あ る か , と い う,_.の. 人 々が 持 って い る他 者 認. 人 が 他 者 を 理 解 し よ う とす る時 に は , 限 ら れ た. 知 に お け る信 念 の 体 系 の よ うな も の を 直 観 し て も. 手 が か りか ら そ の 人 に 関 す る 印 象 を 形 成 す る こ と. い た。. に な る 。 手 が か りに な る も の は , 大 き く, 直 接 的. 1950年. 代 に な る と ,心 理 学 の 中 に も, こ う し た. な も の と 間 接 的 な も の に 分 け られ る 。 理 解 し よ う. 信 念 の 体 系 の よ うな も の , あ る い は ,Kretschm・. と し て い る他 者 の こ とを 刺 激 人 物(stimulus. erの. son;SPと. い う 「民 衆 の 空 想 , 大 衆 観 念 の 沈 澱 物 」 を ,. 直 接 対 象 と した 研 究 領 域 が 生 ま れ た 。 そ れ が , 対. 略 す)と. per・. い う こ と に す る と, 直 接 的 な. 手 が か りは , い う ま で も な く,SPに. 直接接触 し. 人 認 知 あ る い は 印 象 形 成 と い わ れ る分 野 で あ る。. た 際 に 受 け 取 る知 覚 的 情 報 の こ と で あ る 。 一 方 間. 中 で も ,Heider(1958)は. 接 的 な 情 報 とは , 写 真 ・録 音 ・ ヴ ィデ オ 映 像 な ど. psychology)と. , 素 朴 心 理 学(naive. 呼 ぼ れ る体 系 の な か で , こ う した. に よ るSPの. 容 姿 ・姿 勢 。声 ・行 動 ・表 情 ・服 装. 人 々 の 間 に あ る個 人 的 な 人 間 観 に つ い て 概 略 次 の. な ど に 関 す る 情 報 ,SPに. よ うに 論 じ, て い る。. な 情 報 ,SPの. 人 が 社 会 的 環 境 の 中 で う ま く適 応 し て い くた め に は , 人 間 の行 動 の仕 方 に関 して あ る程 度 理 解 し て い る こ とが 必 要 で あ る 。 多 く の 人 は 日 常 的 な 経. つ い て 解説 した 言 語 的. 行 動 の 結 果 で あ る 絵 画 ・文 章 ・筆. 跡 な どに な る 。我 々は , こ うした 情報 を も とに 他 者 に つ い て の 印 象 を 形 成 し よ う とす る 。 同 一 人 物 との 接 触 が 増 せ ば 手 が か り も 増 え る. 験 を 通 し て , そ う した 知 識 を 獲 得 す る 。 そ して そ. が , 情 報 の 追 加 はSPの. の 知 識 は そ の 人 な りに 体 系 化 さ れ , ま た , 新 しい. に は 必 ず しも直 線 的 に は結 び つ か な い 。 そ こに は. 情 報 を 取 り入 れ 修 正 さ れ る 。 人 は , 多 くの 他 者 の. 常 に 印 象 を 形成 す る側 の主 観 が 介在 して い る。 そ. パ ー ソ ナ リテ ィを 理 解 し て い る と 信 じて い る. 。そ. の 中 に は 誤 解 も含 ま れ て い よ う 。 しか し多 くの 場 合 ,あ る 程 度 の 確 信 を も っ て ,「あ の 人 は こ うい う 人 だ 」 と考 え る 。 素 朴 心 理 学 の 内 容 の うち , こ う. パ ー ソ ナ リテ ィ像 の 変 容. し て そ の 主 観 的 な 要 因 の 中 で 最 も主 要 な も の が , IPTで. ある。. 当 研 究 は ,Kretschmer(1955)が. 「こ れ は た だ. した 個 性 記 述 的 な 側 面 は , 「暗 黙 の パ ー ソ ナ リテ. 話 の つ い で に 言 っ た だ け の こ と で あ る」と 述 べ た , 一 般 の 人 々 が 持 っ て い る他 者 認 知(印 象 形 成)に. ィ仮 説(implicit. お け る信 念 の 体 系(IPT)に. personality. theory;IPTと. 略. す)」 と 呼 ば れ る 。 そ れ は , 「人 間 に は こ れ こ れ の タ イ プ の 人 が あ る 」 と い う考 え 方 , あ る い は 「こ. ついて, 実証的に 明. ら か に し て い こ う とす る も の で あ る 。.

(5) 2 対人認知研究の概観 1. 2.対. 人詔 知 に おけ る手 が か りの 優 位 性. に関 する研究. 我 々が 他 者 と の相 互 関 係 を 円 滑 に進 め て い くに. 7. 対 人 認 知 の次 元 性 に関 す る研 究. 9. 「暗 黙 の パ ー ソナ リテ ィ仮 説(IPT)」. と名 づ け ら. は , ま ず , お 互 い に 相 手 の 存 在 を 認 識 し, 相 手 が. れ て い る 。対 人 認 知 を 歪 め る要 因 と して 従来 か ら. ど うい う人 物 で あ る か を 理 解 す る必 要 が あ る 。 こ. 指 摘 され て い る光 背 効 果 ,寛 大 化 傾 向,あ るい は ,. う し た 個 人 の 属 性 や 心 理 過 程 を 知 る働 き を , 対 人. 「頑 固者 は怒 りっ ぽ い」 「は っ き りと 自己主 張す る. 認 知(person. 者 は 能 力 が 高 い 」 な ど とい った , 人hが 共通 に持. perception)あ. (impression. formation)と. る い は 印 象 形 成. っ てい る ス テ レオ タイ プ的 な 複 数 の 特 性 間 の 関連. い う。. 従 来 の 対 人認 知 の研 究 領域 は , 他者 の情 動 の 認. も, こ う したIPTの. 一 側 面 と して理 解 す る こ と. 知 , 性 格 の 認 知 , 集 団 内 の 対 人 関 係 の 認 知 な ど,. が で き る 。 また 最 近 で は , 性 格 特 性 間 の 関連 だ け. 広 範 囲 にわ た って い る。 しか し こ こで は, 当研 究. で な く, 身 体 特 徴 や 行 動 特 徴 と性 格 特 性 との 関連. 目 的 に 関 連 す る性 格(パ. もそ の 中 に 含 め て考 え る傾 向 が有 力 で あ る(大 橋. ー ソ ナ リテ ィ)認. 知を中. 心 に , 理 論 的 検 討 を 行 っ て い く こ と に す る 。な お ,. ら,1977)。. 第2章. 対 人認 知 に 関す る系 統 的 な研 究 史 の端 緒 とな っ た もの は ,Asch(1946)に よっ て行 わ れ た研 究 と. 執筆に あ た っ て は, 瀬谷. (1989)な. (1977),. 広岡. ど の 文 献 も参 考 に し た こ と を 付 記 す る 。. い っ て よい 。. 1.対. 人 認知 の 次元性 に関す る研究. しか し, 最 近 の対 人 認 知(性 格 認 知)研 究 の焦 点 は, 人 の ど ん な側 面 が 対 人 認 知 の対 象 に な りや. 第1章. で も 述 べ た よ うに , 個 人 は 一 般 に , 自 ら. す い か とい う対 人 認 知 の次 元 性 の問 題 ,あ るい は,. の 人 生 体 験 か ら 人 間 の パ ー ソ ナ リテ ィ と い う も の. 対 人 認 知 が さ ま ざ ま な手 が か りを ど の よ うに 用 い. に つ い て の 素 朴 な 信 念 の 体 系 を 持 っ て お り, こ れ. て達 成 され る のか と い った 手 が か りの優 位 性 の問. に 基 づ い て , あ る 程 度 限 ら れ た 手 が か りか ら 他 者. 題 , な どに移 行 して い る よ うに 見 うけ られ る。. の 全 体 的 パ ー ソナ リテ ィ像 を 形 成 し よ う とす る 。 こ の よ うな 体 系 は ,Heider(1958)やBruner& Tagiuri(1954),. Cronbach(1955)ら. 最 近 の対 人 認 知 の次 元 性 に 関 す る研 究 で は , 複 数 の次 元 か らな る認 知 空 間 を 対 人 認 知 の枠 組 み と. に よっ て ,. 捉 え, 特 に性 格 に焦 点 を あ て て, そ こに み られ る.

(6) 8. 構 造 的 特 質 の 理 解 を め ざ した 研 究 が 数 多 く行 わ れ て い る(Levy&Dugan,1960;. て い る。. 飯 島 ,1961;Os・. IPTの. good,1962;Norman,1963;Pedersen,1965; Waiters&Jackson,1966;Passini&Norman 1966;Bieri. ら,. ,. 1966;Rosenberg. ら , 1968;. Kuusinen,1969;Lay&Jackson &Haycock,1970;. 中 里 ら ,1976;. senberg,1977;. 津 村 ,1977;. 1978b;. 松 原. 林 ら. ・ 内 田 ,1979;Scottら. ,1979;. ・吉 田 ,1983;. 若 林. 林 ら ,1983な. 現 実 の 人 物 , ス テ レナ タ イ プ 的 人 物 ,. で , ま た ,Passini&Norman(1966)は. ,1982;. い る人 物 と未 知 の 人 物 とを 比較 した研 究 で ,認 知. 林 ,. の 次 元 に 差 の な い こ とを 明 らか に して い る。 さ ら. 小. に ,Rai&Srivastava(1976)は. ,18歳. のSPを. 白 黒 写 真 で 評 価 者 に 呈 示 し た 場 合 , 同 じSPに. し か も研 究 方 法 に 関 し て は , そ の 試 み は 非 常 に ど. も 参 考 に しな が ら , 簡 単 に み て い く こ と に. し た. いo. , つ. い て説 明 した文 章 を評 価 者 に読 ませ た場 合 , そ の 文 章 を読 んだ テ ー プ を評 価 者 に 聞 か せ た 場 合 , と い う3条. 件 を比 較 して, 評 価 者 の性 格 認 知 に 大 き. な 差 が 現 れ な か っ た.こ と を 報 告 し て い る 。. 第1に , 研 究 に 用 い ら れ たSPと ・友 人 ・好 き な 人 ・嫌 い な 人 と い. して は , 知 人 った , あ らか じ. 一・ 方 , 松 原 ・内 田(1979)は 人 な ど8種. め 知 って い るが 評価 の 際 に は 目の前 に い な い現 実. (1983)は. の 人 間(Rosenbergら. し て ,SPの. berg,1974;. ,1968;Jones&Rosen.. 林 ,1978b; 林 ら ,1983; 小 川 ・吉 田. ,. ど), 数 十 人 の 初 対 面 の 人 の 相 互 指 定 評 価. (Norman,1963;. 中 里 ら,1976な. ど), 顔 や 全 身. の 写 真(Secord,1958;Levy&Dugan,1960; 田 ・櫃 田 ,1971; 林 ら ,1977な. 槇. ど), 形 容 詞 の リ ス. トや 短 文 な ど 言 語 に よ る 人 物 の 解 説(Asch, 1946; 大 橋 ら ,1976な 跡 や 声 の 録 音(槇 man,1986な. 田 ,1983;Warner&Suger,. 落 合 ,1983な. (Brunswik,1956; ら れ る 。SPを. 提 示(林. ,. ど), 線 画 や シ ル エ ッ ト. 斎 藤 ・沼 上 ,1971な. , 父 母 , 兄 弟 ,友. 評 定 さ せ, ま た,落合. 検 事 , 弁 護 士 とい った職 業 名 を対 象 と 違 い が 認 知 次 元 の 重 み づ け(次. 反 映 され る と い う見 解 を 示 し て い る。. ま た ,Rai&Srivastava(1977)は SPに. 元 の. , 若 い女 性 を. し て , 直 接 評 価 者 に 会 わ せ た 場 合 と写 真 で. 提 示 した場 合 で は, そ の性 格 認 知 に 差 が 出 る こ と を報 告 してい る。. ら(1957)のSD法. に お け る 内 包 的 意 味 の3次. 元. と を 比 較 して , 対 人 認 知 次 元 に 対 す る 言 語 的 要 因. ど)な ど が あ げ ら れ る 。 ま た , 有 名. い っ た ス テ レ オ タ イ プ 的 なSPの. 重 要 度)に. 類 のSPを. さ らに , 対 人 認 知 に お け る 諸 次 元 と ,Osgood. ど),行 動 の 結 果 と し て の 筆. 人 や 漫 画 の キ ャ ラ ク タ ー , 職 業 名 に よ る指 定 , と. 1978a;. 熟 知 して. 林 ,. ど)。. 多 岐 に 渡 っ て い る 。 以 下 ,Schneider(1973)な. 1983な. 黒人. と 白 人 に 対 す る性 格 評 価 デ ー タ を 分 析 し,Mula・. 特 性 語 に よ る 刺 激 な ど に よ る 相 違 を 検 討 した 研 究. ,1977;Ro.. 林 ,1978a;. 1979;Kim&Rosenberg,1980; 川. 差 異 に よっ て は変 化. も の が あ る 。Secord&Berscheid(1963)は. ik(1964)は. ,1969;Warr 大 橋 ら ,1973;Jones&Ro.. senberg,1974;. 因 子 構 造 がSPの. し な い こ と を 主 張 し て い る研 究 に は 以 下 の よ うな. ど)も. 見. 用 い ず , パ ー ソ ナ リ テ ィ特 徴 を 表. した特 性 語 間 の 類 似 性 を 求 め た 研 究 も あ る. の 介 在 を 検 討 した 研 究 も 少 な くな い 。 た と え ぽ ,Jones&Rosenberg(1974)や (1978b)は goodら. 林. , 現 実 の 人 物 の 対 人 認 知 次 元 がOs・ の3次. 元 と一 致 す る こ と を 報 告 し て い. る。 特 に 林(1978b)は. , 性 格 認 知 次 元 の一 貫 性 の. 問 題 に 着 目 し, い くつ か の 研 究 に よ っ て 抽 出 さ れ. (Pedersen,1965;Walters&Jackson,1966な. た 次 元 の 分 類 ・整 理 を 行 っ て い る 。 彼 は 過 去 に 行. ど)。 さ ら に 最 近 で は , わ ず か で は あ る が , 行 動. わ れ た6つ. し て い るSPの. 1961;Norman,1963;. 映 画 あ る い は ヴ ィデ オ 映 像 が 用 い. の 研 究(Levy&Dugan,1960;. られ た り もす る よ うに な っ て き た(Gross,1961;. 1976; 林 ,1978a)で. Ekmanら. SPを. ,1980; 広 兼 ・吉 田 ,1984な. ど)。. 飯 島,. 大 橋 ら ,1973; 用 い ら れ た79特. 中 里 ら, 性尺度上で. 評 定 させ た デ ー タを 因 子 分 析 し, 性 格 認 知. 構造 的. に お い て 基 本 的 に 機 能 す る 次 元 と し て ,「 個 人 的親. 差 異 との 関 係 を 問 題 に した研 究 もい くつ か 行 われ. しみ や す さ 」 「社 会 的 望 ま し さ 」 「活 動 性 」 と い う. 認 知 の 対 象 と な るSPの. 違 い とIPTの.

(7) 一. 対 人 認 知研 究 の 概 観 一 一 一. 9. 3次 元 を 抽 出 して い る 。 そ し て , 従 来 の 研 究 で 抽. (Hastorfら. 出 さ れ た 諸 次 元 は こ れ ら主 要3次. 次 元 性 に 関 す る研 究 に お い て は , 誰 で もが持 っ て. 元 の下 位 次 元 と. し て 位 置 づ け る こ とが 可 能 で あ り, ま た こ の 基 本 3次 元 は ,Osgoodら(1957)のSD法 一般 的 に 抽 出 され る3つ 力(P)・. 活 動 性(A)因. に よ って. の因 子. , 評 価(E)・. ,1965)。. しか し, 従 来 の 対 人 認 知 の. い る 一一般 的 な 傾 向 と し て のIPTの. 共 通 次 元 の抽. 出 ・決 定 に ウ ェ イ トが お か れ て き た 。 、. 潜勢. 一 方 , 他 者 を正 確 に認 知 す る能 力 と認 知 す る主. 子 と 対 応 して い る と 主 張 し. 体 の 個 人 差 と の 関 係 は , 古 くか ら 「共 感 能 力 あ る. てい る 。. い は 認 知 的 複 雑 さ 」 の 研 究 と して 数 多 くお こ な わ. ま た ,Norman(1963)お man(1966)は. よ びPassini&Nor.. , 目の前 に い る人 間 で あれ ぽ. れ て き た(Vernon,1933;Allport,1937,1961; ,既. Estes,1938;Dymond,1949,1950;Taft,1955;. 知 の 人 物 の 印 象 形 成 で も未 知 の 人 物 の 印 象 形 成 で. Kelly,1955;Bieri,1955;Bonarius,1965;Bani-. も・Osgoodら. ster&Mair,1968)。. の3次. 元 と重 複 す る5次. 元が使わ. れ る こ と を 報 告 し て い る 。 さ ら に ,D・Andrade (1965)やHakel(1969)は 用 いた 評 価 項 目 性)を. 題 , 認 知 者 に 提 示 され た 情 報 の量 と 内容 の問 題 な. (形 容 詞 に よ る パ ー ソ ナ リ テ ィ特 ず つ 類 似 度 評 定 させ. る 実 験 を 行 っ て ,Norman(1963)の す る5次. 認 知 の 正 確 さ の 基 準 と評 価 さ れ た 性 格 の 内 容 の 問. , Norman(1963)の. 一 対 比 較 に よ っ て1組. しか し こ う し た 研 究 に は ,. 成 果 と一 致. 元 を 抽 出 し て い る。. ど, 研 究 上 の問 題 点 を 指 摘 す る声 も少 な く な い (Vannoy,1965;. 瀬 谷 ,1977)。. そ こで 最 近 で は , ア プ ロー チ の方 法 を 変 え て , 対 人 認 知 の 次 元 性 の 研 究 の 枠 組 み の 中 で , 個hの. し か し, 対 人 認 知 次 元 がOsgoodら(1957)の. 認 知 者 の 持 つ 個 人 的 なIPTの. 構 造 的 特 徴 を理 解. 3次 元 と は 強 く関 連 し て い な い こ と を 示 唆 す る 研. し て い こ う とす る研 究 が 行 わ れ る よ う に な っ て き. 究 も 多 い 。Osgood自. た 。 た と え ば , な ん ら か の パ ー ソ ナ リ テ ィ変 数 に. (Osgood(1962)に. 身 , Wareと 収 録)に. 子 に 重 複 す る 次 元 を 含 む8次 しか も , 意 味 の3因 与 率 ぽ20.5%と. の共 同 研 究. お い て , 意 味 の3因. よ っ て 評 価 者 を 分 類 し, 彼 ら が 対 人 認 知 に お い て. 元 を 抽 出 し て い る。. ど う異 な る か を 分 析 した も の(Beach&Werthe.. 子 に 対 応 す る3次. 元 合 計 の寄. か な り低 い も の で あ っ た 。 こ う. し た 傾 向 は フ ィ ン ラ ン ドで 追 試 し たKuusinen (1969)や. , イ ギ リ ス で のWarr&Haycock. (1970)な. ど に お い て も見 い だ さ れ て い る 。. imer,1962な. ど), 共 通 次 元 に 対 す る 個hの. &Chang(1970)の. 個 人 差 を 考 慮 し た 三 相MDS. で あ るINDSCALモ. 第2に , 資 料 の 収 集 方 法 と い う観 点 か ら見 て み る と , 圧 倒 的 に 多 い の は , 代 表 的 な パ ー ソ ナ リテ ィ特 性 を な ら べ た チ ェ ッ ク リス トを あ らか じめ 研 究 者 が 用 意 して, 評 価 者 に チ ェ ッ クさせ る方 法 で. デ ルを 適 用 して い る 研 究. (Nygren&Jones,1977;. 林 ,1979; 松 原 ・内 田 ,. 1979; 小 川 ・吉 田 ,1983な. ど),次 元 の 様 相 は 認 知. 者 に よ っ て 異 な る と い う想 定 の も と ,Tucker& Messick(1963)のpoint. of view分. sen,1965;Walters&Jackson,1966な. る 方 法(Jones&Rosenberg,1974;Rosenberg. hの 認 知 者 ご と に. 1977;Kim&Rosenberg,1980; ど)や. ,SP間. 林 ら. ,1983な. の 類 似 性 を 一・ 対 比較 に よ って直 接. 求 め る も の(Nygren&Jones,1977な. MDSや. ど), 個 クラ ス タ ー分 析 を 行. っ て い る も の(Rosenberg,1977;Kim&Rosen・ berg,1980;. 林 ら ,1983な. ど)な. どで あ る。. ど), 特 性. 語 間 の 類 似 性 を 直 接 求 め る も の(Pedersen,1965; Walters&Jackson,1966な. 析 を用 い て. 認 知 次 元 の 個 人 差 を 検 討 し て い る も の(Peder・. あ る 。 しか し中 に は , 評 価 者 の 自 由 記 述 を 分 析 す ,. 認知. 老 の ウ ェイ トに つ い て 検 討 す る た め に ,Carroll. ど)も. あ る. 。. 第3の 傾 向 と しては , 性 格 認 知 次 元 の一 般 性 ・ 個 別 性 あ るい は 評 価 者 の個 人 差 の問 題 へ の関 心 の. 2.対. 人 認 知 に お け る手 が か りの 優 位 性 に 関 す る研 究. これ ま で述 べ て き た研 究 は, 対 人 認 知 に お い て. 深 ま りとい う 点 が あげ られ る 。 本 来 ,IPTは1. 機 能 す る基 本 的 な認 知 次 元 の問 題 に つ い て 検 討 し. 人1人 の 持 って い る個 人 的 な 信 念 の 体系 で あ った. てい た 。 しか し, 対 人 認 知 , 特 に 性 格 認 知 が , さ.

(8) 10. ま ざ ま な 手 が か りを ど の よ う に 用 い て 達 成 さ れ る. (1961)や. の か とい っ た 問題 は, 新 しい研 究 領 域 と して よ う. が か り研 究 が 行 わ れ て い る。. や く手 が つ け られ 始 め た と こ ろ と い っ て よ い 。. 斎 藤 ;・沼 上(1971)な. ど , い くつ か の 手. これ ら の 研 究 で は , い ず れ も一 つ の 手 が か り の. 当 該 研 究 領 域 で は , 「日 常 , 初 対 面 あ る い は 交. み が 用 い られ て お り, そ れ ら の 手 が か りに も と つ. 際 の 少 な い相 手 の性 格 を推 測 す る際 には , 外 部 か. く具 体 的 な ス テ レ オ タ イ プ の 様 相 が 報 告 さ れ て い. ら 容 易 に 観 察 さ れ る 顔 ・声 ・話 し方 ・体 格 ・服. る。. 装 ・動 作 ・姿 勢 な ど と い っ た 外 面 的 な 特 徴 を 手 が. し か し実 際 の 社 会 的 場 面 で は , 複 数 の 手 が か り. か り と し て 用 い る 」 と い う仮 説 に 立 っ て ,IPTの. が 膨 大 な量 の情 報 と して 同時 に 認 知 者 に 与 え ら. 領 域 の 中 で , さ ま ざ ま な 手 が か り情 報 と 性 格 特 性. れ , しか も そ れ ら の 手 が か りか ら 推 測 さ れ る パ ー. との対 応 が 検 討 され 始 め て い る. ソ ナ リテ ィ 印 象 が 一 致 しな い 事 態 に しぼ しば 遭 遇. (林 ,1978a;. 広. 兼 ・吉 田 ,1984)。. す る 。 我 々 は , そ う し た 事 態 で あ っ て も ,SPの. い わ ゆ る 相 貌 特 徴(特. に 顔)と. 性 格 特 性 と の関. 連 に 関 し て は ,Brunswik(1947,1956)や cordら(Secordら 1955;Bevanら. ,1954,1955,1956;Secord,. か)を. 特 徴(性. 実 験 室 場 面 で み られ る単 一 の 手 が か り と 性 格 特 性. け る複 合 的 な 手 が か りの 優 位 性 と の 間 に は か な り. 研 究 が 有 名 で あ る。. ま た ,Johnson(1955)や. 統 合 的 な パ ー ソ ナ リ テ ィ像 を 形 成 す る 。お そ ら く,. と の 結 び つ き の 強 さ と, 現 実 の 印 象 形 成 場 面 に お. ,1956;Stritch&Secord,1956;. Secord,1958)の. 対 のSPの. , Se・. の相 違 が 存 在 す るに 違 い な い 。 ,一. 対 人 認 知 の 構 造 に 関 す る 研 究 の も っ と も 新 しい. 格 特 性 か 相 貌 特 徴 か のい ず れ. 大 橋 ら(1976)は. 研 究 の 流 れ は , こ う した 手 が か りの 優 位 性 に 関 す. 記 した 短 文 を 形 容 詞 尺 度(相. 貌特 徴 か 性 格. る一 連 の研 究 群 とい って よい 。 相 貌 特 徴 や 顔 の表. で 評 定 させ た デ ー タを用 い. 情 , 話 の 内容 , 声 の調 子 そ の 他 を 手 が か りと した. 特 性 か の い ず れ か)上. た 研 究 を 行 っ て い る 。 そ し て , 人hが. 個 々の相 貌. 優 位 性 の研 究 は 多 い. 特 徴 と性 格特 性 の 間 に 仮 定 して い る関連 性 は予 想. manら. (Depaulo. ら ,1978;Ek・. ,1980;Zuckermanら. ,1982; 広 兼 ・吉. 以 上 に 強 い も の で あ る こ と , 性 格 か ら相 貌 を 推 定. 田 ,1984;Warner&Sugarman,1986;1978年. す る場 合 の 方 が そ の 逆 の 推 定 よ り も評 価 の ば らつ. 以 前 の 研 究 に つ い て はDepauloら(1978)に. き が 少 な い こ と を 報 告 し て い る。. し い)。 こ れ ら の 研 究 を 通 覧 す る と , 複 合 的 な 手 が. さ ら に ,大 橋 ら(1972)の90名 る研 究 , 大 橋 ら(1973)や. の写 真 刺 激 に よ. 林 ら(1977)の4名. 写 真 刺 激 に よ る研 究 , 林(1978a)の90の. の 漫画 キ. 詳. か りが 与 え ら れ た 場 合 に 一 番 優 位 に 働 く手 が か り は 相 貌 特 徴 の よ うに 思 わ れ る 。 しか し,Ekman ら(1980)は. , 顔 , 内 容 を コ ン トロ ー ル し た 話. ャ ラ ク タ ー の 写 真 を 用 い た 研 究 もほ ぼ 同 一 系 譜 に. 声 , 身 体 動 作 と い う3つ. の っ た 研 究 で あ るが , これ ら の 研 究 で は , 認 知 者. を 行 い , ど の 単 一 手 が か り も相 対 的 に 強 い 優 位 性. が , 相 貌 特 徴 , 性 格 特 性 と もに , そ れ ぞ れ い くつ. を 持 た な い こ と を 報 告 し て い る 。 ま た , 広 兼 ・吉. か の ま と ま りを 持 っ た 群 に ま と め あ げ , 群 と 群 と. 田(1984)は. の 間 に 一 定 の 関 連 性 を 仮 定 して い る こ と が 示 唆 さ. し て 用 い た 実 験 で , 声 〉 顔=服. れ て い る 。た と え ば , 林(1978a)で. が か りの 優 位 性 を 見 い だ し て い る 。. の. は ,相 貌 特 徴. 「眉 の 太 さ と顔 の つ く りの 荒 さ」 「顔 の 大 き さ. の 手 が か りを 用 い て 実 験. ,顔 ,声 , 体 格 , 服 装 を手 が か りと 装 〉 体 格 と い う手. さ ら に ,Warner&Sugarman(1986)は. ,相 貌. と 凸 凹 の な さ 」 「目 も と の 鮮 明 さ」 「眉 と 口 も と の. (顔 と 肩)の. 鋭 さ 」 と い っ た 次 元 と , 性 格 特 性 の 「個 人 的 親 し. を そ れ ぞ れ 単 一 手 が か りと し て 提 示 し, そ れ と 性. み や す さ 」 「力 本 性. 格 の諸 次 元 一 一 一社 会 的 評 価(social. (活 動 性+意. 志 の 強 さ ・エ ネ. ス ラ イ ド写 真 , 声 の テ ー プ ,転 写 筆 跡. ル ギ ー)」 「社 会 的 望 ま し さ 」 と い う次 元 と の 間 の. 能 力 的 評 価(intellectual. 相 互 関 連 が 報 告 さ れ て い る。. (activity)・ 潜 勢 力(potency)・. 一 方 , 相 貌 特 徴 以 外 に も ,声 に 関 し て ,Arono・ vitch(1976),. 体 格 に 関 し て , Wells&Siege1. tionality)・. evaluation)・. evaluation)・. 社 交 性(sociability)一. 活動性. 情 緒 性(emo一 ・ 一と の 関 連 を. 検 討 し て い る 。 彼 ら は , そ れ ぞ れ の 手 が か りが 性.

(9) 一. 対人認知研究の概観一 一. 11. 格 の異 な る次 元 で 優 位 に 働 い て い る とい う見 解 を. 元 と, 声 は活 動 性 の次 元 と, 筆 跡 は 潜 勢 力 とそ れ. 表 明 し, 相 貌 特 徴 は 社 会 的 評価 や能 力 的評 価 の次. そ れ 関 連 してい る こ とを 報 告 して い る。.

(10) 3 対人認知研究の課題 と体質心理学一 1.. ヴ ィ デオ 映 像 をSPと. と 2.SPと 3.評. 4.. して 用 い る こ 13. して 適切 な ヴ ィデ オ映 像 の 内. 容 , お よ び 行動 の 表 出的 側 面 価 項 目と して の パ ー ソ ナ リテ ィ特. 14. 性の 内容. 15. 対 人 詔 知 の 次 元 と性 格 認 知 の 次 元 , お よ びK:retschmer・Sheldonの. 体. 質心理学. 16. 第2章 で は , 比 較 的 最: 近 の 対 人 認 知 研 究 の概 要 に つ い て 述 べ た 。 しか し, そ の成 果 に 関 して は ,. Rai&Srivastaba(1976,1977)は ,写 真 を 見 た 場 合 , パ ー ソナ リテ ィを説 明 した 文 章 を読 ん だ場. 統 一・ 的 な見 解 が ほ とん ど うち た て られ な い ま ま現. 合 , 同 じ説 明 を 録 音 した テ ー プを 聞 い た場 合 , と. 在 に至 って い る とい っ て よい 。 そ こで, 第3章. で. い う3種 類 の 間接 的 な 印 象形 成 事 態 を比 較 した場. は, よ り自 由 な立 場 か ら, 検 討 され るべ き対 人 認. 合 に は評 価 に 差 が 現 れ な い が , 目の前 に い る実 在. 知 研 究 の課 題 を い くつ か 設 定 し, そ の対 処 方 法 あ. の人 物 の 印 象形 成 と間接 的 に写 真 を見 て の 印象 形. る い は 当研 究 の指 針 とな るべ き考 え 方 に つ い て,. 成 で は評 価 に有 意 な差 が 現 れ る こ とを 報 告 して い. 述 べ てい くこ とに した い 。. る。. こ こで 論 じ る課題 は 以 下 の よ うな もの で あ る。 (1) ヴ ィデ オ映 像 をSPと して用 い る こ と して適 切 な ヴ ィデ オ映 像 の 内容. また , 実 験 場 面 に お け る コ ミ ュニ ケ ー シ ョン ・ メ デ ィ ア , あ る い はdeceptionの. 手 段 と して の,. (2). SPと. (3). 評 価 項 目 と して の パ ー ソナ リテ ィ特 性 の. を 比 較 し た 研 究(Williams,1975;Werner&. 内容. Latan6,1976;. (4). 対 人 認 知 の 次 元 と性 格 認 知 の 次 元. 1982;Mansteadら. 対 面 , ヴ ィデ オ(テ. レ ビ電 話), 電 話 , 手 紙 の 役 割. 三 井 , 1976; ,1984な. Zuckerman ど)で. ら. , は ,非 言 語 的. な 手 が か りの 多 さ に 対 応 す る 形 で , 対 面 〉 ヴ ィ デ. 1.ヴ. ィ デ オ 映 像 をSPと. して 用 い る こ. と. オ 〉 電 話 〉 手 紙 の順 に 効 率 が よ く, 特 に , 声 の 情 報 が 有 力 な 手 が か り と な る こ とが 報 告 さ れ て い る。. す でに 述 べ た よ うに , 対 人 認 知 研 究 で は さ ま ざ まなSPが 用 い られ て きた 。 こ こ で は, こ うした SPの. 違 い が 対 人 認 知 に 及 ぼ す 影響 に つ い て検 討. さ ら に ,Denis&de は ,24種. Pouqueville(1976-77). 類 の 具 体 的 な 行 動 を 記 憶 させ る 手 段 と. し て , 言 語 に よ る 説 明 , 絵 に よ る 説 明 , 写 真1枚. しな が ら,刺 激 と して の ヴ ィデ オ映 像 の特 質 に つ. に よ る 説 明 , 写 真3枚. い て考 え て い き た い 。. ル ム 映 画 に よ る 説 明 , と い う5種. に よ る 説 明 ,16mmフ. ィ. 類の説明法を比.

(11) 14. 較 してい る 。結 果 は ,絵 と16mmフ. ィル ム映 画. に よる説 明が 最 も高 い 想 起 率 を 示 した とい う。 こ う した 報 告 を ま とめ てみ る と, 人 間 を 直 接 目. け て 客 観 的 に 差 異 の 明 確 なSP群. 下 の よ う な も の が あ げ ら れ る 。Kretschmer・. の前 に して の 印象 と, 間 接 的 方 法 に よ って 提 示 さ. Sheldonの3類. れ た人 間 の 印象 と の間 に は , な ん らか の 違 い が あ. Sheldonら. る よ うに 感 じられ る 。. men(Sheldon,1954;Sheldonら. ま た, 間 接 的 な 方 法 の中 で は , 対 人 認 知 分 野 以. を選 択 す る方 法. が 考 え られ る 。 外 的 基 準 を 設 け た 研 究 と し て は 以. 型 を 基 準 と し た も の と し て, の 作 成 し た 体 格 写 真 集PAtlas ,1970)』. of を 月j. い たWells&Siegel(1961)やBurdick&Tess. 外 のわ ず か な 研 究 を 見 る限 りに お い て は , ヴ ィデ. (1983), 顔 写 真 刺 激 を 用 い た 槇 田 ・櫃 田(槇. オ映 像 は 他 の メ デ ィアに 比 べ て , 現 実 の 人 間 の 持. 櫃 田 ,1970,1971; 櫃 田 ・槇 田 ,1970), 筆 跡 刺 激 を. っ て い る特 徴 を , 言 語 的 な 特 徴 も非 言 語 的 な 表 出. 用 い た 槇 田 ら(槇. 的 特 徴 も, 評 価 者 の前 に , よ り的 確 に , よ り多 く. 槇 田 ,1983)な. 提 示 す る こ とが で き る道 具 の よ うに 思 わ れ る。 ま. ス テ レ オ タ イ プ 研 究(Staffieri,1967,1972;Cas・. た , 刺 激 統 制 とい う観 点 か らみ て も, 写 真 や 言 語. key&Felker,1971;Bensonら. 田 ら,1981,1981,1982,1987; どが あ る 。 ま た , 肥 満 者 に 関 す る. ,1980), 身 長 の. 刺 激 に 比 べ れ ぽ 複 雑 だ が , 実 在 の人 物 を 多 数 の 評. ス テ レ オ タ イ プ 研 究(Dannenmeir&Thumin,. 価 者 に 同 じ条 件 で 対 面 させ る手 続 き よ りは 単 純 で. 1964)な. ある。. 第4節. Allport(1961)の. い う よ うに, 対 人 認 知 研 究 は. 田 ・. ど もあ る 。 で や や 詳 し く述 べ る よ う に ,Kretsch・. mer・Sheldonの. 体 質 心 理 学 は , 人 間 の 身 体 ・行. 我hの 現 実 の他 者 認 知 機 能 を 探 求 す る もの で あ る. 動 ・性 格 そ の 他 の 間 の 比 較 的 包 括 的 で 客 観 的 な 関. 以 上 ,用 い られ るSPに. 連 を 明 ら か に し て い る 。そ こで 当 研 究 で は ,. は 現 実 の 実 在 す る人 間 が. 最 もふ さわ しい 。 しか し, 実験 事 態 で の刺 激 統 制. Kretschmer・Sheldonの. とい う側 面 を も考 え あ わ せ る と, 実 在 の 人物 と同. 準 に して , で き る だ け 大 き な 個 人 差 が 保 証 さ れ る. じよ うな 多 様 な 情 報 を 持 って い る映像 を ,複 数 の. よ うに , 体 質 ・気 質 を 網 羅 し た , で き る だ け 多 数. 評 定 者 の前 に 同 じよ うに 提 示 で き る ヴ ィデ オ映 像. のSPを. は 魅 力 的 で あ る。. た 。. 選 択 ・採 用 す る よ うに つ と め る こ と に し. 次 に ,SPの. 2.SPと. して 適 切 な ヴ ィデ オ 映 像 の 内. 体質心理学 の 内容を基. ヴ ィデ オ 映像 の 内 容 の 問題 に つ い. て 若 干論 じて み た い 。 今 日 まで , 対 人認 知 研 究 で は, 実 際 の人 物 を評. 容 , お よ び 行 動 の表 出 的 側 面. 価 す る場 合 を 除 い て ,情 報 量 の 多 い刺 激 材 料 ほ ど. 選択. 条 件 統 制 を 厳 し く し , さ ま ざ ま な 要 因 を で き るだ. ヴ ィデ オ映 像 の 内 容 の. け 単 独 で 独 立 変 数 と し て 取 り出 せ る よ う な デ ザ イ. こ こで は , まず ,適 切 なSPの 基 準 の 問 題 , 次 に ,SPの. 数 とSPの. ン を 考 え て き た の が 通 例 で あ る 。 声 を 刺 激 とす る. 問 題 に つ い て 若 干 論 じて み た い 。 研 究 の 主 眼 が 対 人 認 知 に お け る次 元性 の探 索 に あ るの な らば ,用 い られ るSPは. ,理 論 的 に 仮定. 研 究 で は , 決 め られ た文 章 や 台 詞 を マ イ クの前 で 話 した もの が刺 激 と して使 わ れ て きた 。写 真 刺 激. され るあ らゆ る認 知 次 元 に お い て差 異 が現 れ る よ. に 対 して は , 現 実 の 対 人 認 知 の 場 面 に 近 い と い う. うに して , で き るだ け た く さん収 集す るのが 望 ま. 利 点 と 同 時 に , そ こ に 含 まれ る情 報 量 の 膨 大 さが. しい 。 しか し現 実 に は ,授 業 の ク ラス を単 位 にせ. 欠 点 と し て 指 摘 され て き た 。. いぜ い百 名程 度 のSPを に 「適 当 な」SPを. 収 集 し, そ の 中 か らさ ら. 絞 り込 ん で 実験 を行 っ て い る. 場 合 が 少 な くな い 。 こ う したSPの 特 にSPが. 少 数 の 場 合 に は ,SPの. 収集方法は, 差 異 の保 証 が. 不 完全 に な る。 そ こで, 次 善 の策 と して, 適 当 な外 的 基 準 を設. 対 人認 知研 究 に ヴ ィデ オ映 像 が 使 わ れ る よ うに な っ た の は ,1980年. 代 に 入 って か ら とい って よ. い 。 しか し,数 少 な い ヴ ィデ オ映 像 を用 い た研 究 の な か で も ,Ekmanら(1980)や (1984)で. は , 複i数のSPが. 広 兼 ・吉 田. , あ ら か じ め 用 意 され. た 台 本 に した が っ て 台 詞 を い う と い う, 「疑 似 」.

(12) 一. 対人認知研究の課題 と体質心理学一 一. 15. 会 話 状 況 の ヴ ィデ オ映 像 が 実 験 に 使 用 さ れ て い. と 「仕 方 」 が 含 まれ て い る 。 これ を 対 処 的 側 面 と. る。. 表 出的 側 面 と呼 ぶ 。あ るい は ,“what” と ・how・. 人 間 研 究 に お い て は , パ ー ソ ナ リテ ィ の 研 究 で あ っ て も , 印 象 形 成 の 研 究 で あ っ て も, 被 験 者 で あ ろ う と評 価 者 で あ ろ う と, リ ラ ッ ク ス し て 自 由 に 振 舞 う, そ の 人 ら し さ が 自 然 に 表 出 さ れ た 状 態. と もい え る。 この 両者 の相 違 点 をAllport(1961)は よ うに ま とめ て い る。 (1). の 人 間 を 必 要 と す る 。 パ ー ソ ナ リ テ ィ研 究 領 域 に お い て は , こ う した そ の 人 な り の 行 動 の 様 式 の こ. 対 処 行 動 は 目的 を 持 ち, 特 定 の動 機 づ け を 持 つ 。表 出行 動 は そ うで は な い. (2). とを 行 動 の表 出 的 側 面 あ るい は表 出 行 動 とい う。. 対 処 行 動 は そ の 当 面 の 必 要 と事 態 に よ っ て 決 定 され る。表 出 行 動 は , よ り深 い個. ま た , 社 会 心 理 学 で も個 人 差 の 現 れ る行 動 と い う 意 味 で , 動 作 や 表 情 , 話 し方 の こ と を 表 出 行 動 と. 以下 の. 人 の構 造 を反 映 す る (3). 呼 ん で い る。. 対 処 行 動 は形 式 に の っ と っ て引 き起 こ さ れ る 。表 出行 動 は 自然 に 発 現 す る. 行 動 の 表 出 的 側 面 に つ い て 特 に 関 心 を 示 した の はAllport(1961)で. あ っ た 。 以 下 , Allportの. 解 を 要 約 し た 槇 田(1983)を. (4). 見. 出行 動 は 変 え る こ とが よ り困難 で あ り,. 参 照 しな が ら, 表 出. 的 側 面 に つ い て説 明す る。. 対 処 行 動 は 比 較 的 容 易 に 制 御 され る 。表 しば しば 制御 不 能 で あ る. (5). 対 処 行 動 は普 通 の場 合 , 環 境 を変 え る こ. ふ だ ん 何 気 な く歩 い た り, 話 を した り, 文 章 を. とを 目的 とす る 。表 出行 動 は , た また ま. 書 い た り, と い う よ うな 我 々 の 行 動 の 中 に は , 実. あ る効 果 を もた らす こ とは あ って も, 何 も 目的 と して は い な い. は2つ. の 要 素 が 含 ま れ て い る こ と が 多 い 。1つ. は. 駅 へ 向 か って 歩 く とか , 何 か報 告 をす る とか, 意. (6). 見 を書 く とい った, いわ ぼや っ て い る こ との中 身. とは あ っ て も, 典 型 的 に は意 識 的 で あ. で あ る 。 これ を 物 事: に 対 処 す る とい う意 味 で 行 動 の 対 処 的 側 面(cop量ng. asPect)あ. (coping. 呼 ぶ 。 も う1つ. behavior)と. る 。表 出行 動 は一 般 的 に 我 々 の意 識 下 に ある. るい は 対 処 行 動 は中身に関. 対処 行 動 は , 自動 的 な技 能 を使 用 す る こ. 係 な い , そ の 人 独 特 の 歩 き 方 と か , し ゃ べ り方 ,. こ こで 強 調 した い こ とは , 対 人 認 知 研 究 に お い ては , 個 人 の 自由 な 表 出 を 妨 げ る よ うな 条 件 統 制. あ るい は 文 章表 現 の 仕 方 で あ る。 これ は い わ ば ,. は ・ 結 果 的 に 誤 った 結 論 を 導 く可 能性 を 高 め る と. そ の 人 独 特 の 癖 の よ う な も の で あ り, 我hは. い う こ とで あ る。 そ う した 問題 を解 消す るの に最. それ. を 見 た り聞 い た りす る こ と に よ っ て , そ の 人 を 識. 良 の方 策 は ,評 価 者 の面 前 にSPを. 別 す る 。 こ れ は , つ ま り, そ の 人 の 個 性 が 表 出 さ. デ ー タ を と るこ とで あ ろ う。 しか しこ う した 方 法. れ た 部 分 で あ り, 行 動 の 表 出 的 側 面(expressive. では , 多 数 の評 価 者 を 用 い よ うとす れ ば ,逆 に ,. aspect)あ. 評 価 者 ご とに 受 け 取 る情報 が 異 な って し ま う問題. る い は 表 出 行 動(expressive. behav.. ior)と 呼 ぶ 。. お い て ,評 価. が 生 じ る。 お そ ら く最 も現 実 的 な方 策 は, 表 出的. 通 常 の場 合 , 我 々 の動 作 に は こ の両 方 が 含 まれ て い る 。 ど ち らか 一 方 だ け とい うこ とは まれ で あ. 側 面 の よ く現 れ て い る, 普段 のSPの. 状態に近い. 映 像 を あ らか じめ 収 録 し, これ を 刺 激 と して 多 数. る 。 そ し て , こ の よ うな 行 動 の表 出 部 分 , す な わ. の評 価 者 に 提 示 す る方 法 とい うこ とに な るの で は. ち 癖 の よ うな も の は , 知 ら ず 知 ら ず の う ち に , そ. な い だ ろ うか 。. の 人 に あ っ た よ う に , 自然 に で き あ が っ た も の で あ り, 意 識 的 に 行 っ て い る も の で は な い 。 従 っ て 不 随 意 的 で あ り, 簡 単 に 変 え ら れ な い も の で あ. 3.評. 価 項 目 と して の パ ー ソ ナ リテ ィ特 性 の内 容. る 。だ か ら こそ , そ の人 の個 性 が 現 れ た 部 分 とい え る。 つ ま り, 我hの. 行動にはすべて, そ の. 「内 容 」. IPTに は ,文 化 的 ・社 会 的 な 共 通 性 が あ る。本 来 ,IPTは 認 知 者1人1人 の 持 つ 対人 認 知 の枠.

(13) 16. 組 み で あ るが , 現 実 に は ,一 般 に 共通 な枠 組 み と して捉 え られ る傾 向 に あ る 。 池 田(1987)が. 指摘. 4.対. 人 認 知 の 次 元 と性 格 認 知 の 次 元 ,. してい る よ うに , 対 人 認 知 は 意 味 認 知 と個 体 識 別. お よ びSretschmer・Sheldonの. の両 方 を 目的 と した 行 動 で あ る 。 しか し, 社会 心. 心理 学. 体質. 理 学 の研 究 対 象 と して の対 人 認 知 は , 文 化 ・社会 的 に共 通 なIPTの. 分 析 に終 始 し, 個 体 識 別 の 視. 斉 藤(1983)は. ,Beach&Wertheimer(1962). 点 を な いが しろに して来 た よ うに も思 え る 。 こ う. の 研 究 に も と づ き , 対 人 認 知 の 内 容(次. した問 題 点 は,SPの. て 次 の よ うな 項 目を あ げ て い る 。. 選 択 に も, 評 価 項 目 の選 択. に も見 られ る 。前 者 は す でに 述 べ た 通 りで あ り,. (1)身. 述 に関 す る配 慮 の足 りな ざ とい う問題 で あ る。 少. (2). SPの. 容 詞 を 並 べ た チ ェ ック リス トへ の評 定 に よ っ て行. (3). 社 会 的背 景 の認 知(家 庭 , 職 業 , 民 族 , 生 育 歴 な ど). (4). 性 格 の認 知(基 本 的 な気 質 や 狭 義 の 性. ρ0. 印象 を 自 由記. 述 させ る方 法 が広 ま りつ つ あ る(Jones&Ro・ senberg,1974;Rosenberg,1977;Kim&Rosenberg,1980;. 林 ら,1983な. うした 方 法 も,多 数 のSPに. ワ8. と して , 評 価 者 に ,SPの. ). 最 近 ,評 価 項 目の 恣意 性 を減 少 させ る ため の努. 社会 的活 動 の認 知(態 度 , 関 心 , 欲 求 な ). な い に等 しい場 合 が 多 い 。. 力 の1つ. 格 ,社 会 的性 格 な ど) (5) ( (. 性 が 強 く, ば らば らで , そ う した保 証 は ほ とん ど. 動 ,表 情 , こ と ぽ ,. 1内 面 の 認 知 】. の あ る項 目群 が用 意 され ね ば な らな い 。従 来 の対 人認 知 研 究 で は ,評 価 項 目の選 択 は研 究 者 の恣 意. 別 , 体 格 , 容 姿 な ど). 物 腰 , 装 い な ど). わ れ て い る。 こ う した 研 究 に おい ては , 本 来 , あ ま り多 くな い数 の, しか し, 社 会 文 化 的 に 妥 当性. 体 的 認 知(性. 行 動 ・表 情 の 認 知(行. の類 似 度 評 定 実 験 」 な ど を除 け ば ,. 評 価 は数 十 の パ ー ソナ リテ ィ特 性 を 表 す 形. し. [外 面 の 認 知]. 後 者 は, 評 価 項 目を選 択 す る際 の, 人 間 の個 性 記 数 のrSP間. 元)と. ど) 能 力 の認 知 ,評 価(能. 力, 才 能 な ど). 社会 的相 互作 用 の認 知(被 認 知 者 が 認 知 者 を 含 む 他者 を ど う認 知 して い る か な ど). 1960年 代 に は ,外 面 特 徴 は,対 人認 知研 究 の枠. ど)。 しか し, こ. 組 み の中 に , 有 力 な 次 元 と して 存 在 して い た 。 し. 対 して , 多数 の特 性. か し, 対 人 認 知 研 究 が 広 範 囲 の領 域 に 広 が る と と. 語 を 記 述 す る よ う求 め る と, 評価 者 に相 当 の 負担. もに , 研 究 内容 は 次 第 に , 他 者 の表 情 と情 動 の認. を か け る こ とに な る。 評価 者 に 対 す る過 重 な 負担. 知 , 性 格 認 知 , 集 団 内 の対 人 関 係 の認 知 な どに 分. は , デ ー タを 歪 め る要 因 と もな る。 さ らに ,特 性. 化 してい った(広 岡,1989)。 最 近 の性 格 認 知 研 究. 語 を 取捨 選 択 す るた め の 使 用 頻 度 とい う一 見 客 観. で は , 表 情 や 行 動 は , 手 が か り情報 と して の位 置. 的 な 基 準 も, 使 用 頻 度 は 低 い が 重要 な 対 人 認 知 の. を 与 え られ てい るに 過 ぎな い 。. 次 元 を 見 落 とす 原 因 とな る(松 原 ・内 田 ,1979)。. しか し, 外 面 特 徴 は 本 当 に 正 確 に 認 知 可 能 な も. 従 って , 現 在 の段 階 で は , まず , 評 価 者 の 負担. の な の で あ ろ うか 。体 格 や 身長 , 相 貌 特 徴 が , 光. を 考 慮 しな が ら, 特 性 語 を 広 く収 集 し, あ る程 度. 背 効 果 や 他 者 と の対 比 効 果 に よ って 歪 ん で 認 知 さ. 客 観 的 で 妥 当 な 基 準 で 取 捨 選 択 し, 比 較 的 少 数 の. れ る こ とは よ く知 られ てい る事 実 で あ る 。同 様. 評 価 項 目に 整 理 して い く方 法 が 最 も妥 当 な よ うに. に , 動 作 や 表 情 に 関 して も, 情 動 認 知 研 究 は 必 ず. 思われ る。. しも一 貫 した 成 果 を 示 して は い な い 。. そ れ と同 時 に , もち ろ ん , 個 々 の評 価 項 目 ご と. こ う した 点か ら考 察 す る と, 対 人 認 知 の次 元 性. に , 多 くの評 価 者 が 一一般 的 に 用 い て い る言 葉 か ど. に 関す る研 究 に お い て は, 外 面 の特 徴 も認 知 者 の. うか , 評 価 者 ご とに 意 味 の違 い が な い か ど うか ,. 主 観 性 に依 存 して い る認 知 と考 え て分 析 を行 う必. SPの. 要 が あ る よ うに 思 う。 そ こで 当研 究 で は, 対 人 認. 個 体 識 別 に 本 当 に 貢 献 して い るか ど うか ,. とい った 内容 の検 討 を 行 う必 要 も あ る 。. 知研 究 の 原 点 に た ち か え り, も う一 度 , 外 面 の認.

(14) 一 一一 ・ 対 人 認 知 研 究 の課 題 と体 質 心 理 学 一 一. 知 と内面 の認 知 を 同質 の もの と して取 り扱 うこ と. 17. 者 の体 質 と気 質 と の関 連 を追 求 してい る 。. に した い 。 Sheldonに. よれ ば ,体 質 とは , 教 育 ,習 慣 , 文. こ う した立 場 に 立 つ 時 , パ ー ソナ リテ ィ耕 究 領 域 か ら, 外 面 特 徴 と 内面 特 徴 との 客 観 的 な 関連 に. 化 とい った 環 境 的 圧 力 に よ って 修 正 され る こ との. つ い て最 も有 用 な 知 見 を 提 供 して く れ る の は. とを い う。す な わ ち, 体 型 , 生 理 , 内分 泌機 能 な. Kretschmer(1955)やSheldonら(1940. ,. ,1942). 少 ない , 個 人 の比 較 的 固 定 的 な 変化 しな い面 の こ どで あ る。. の体 質 心理 学 で あ る。 Kretschmerは , 門 弟 ら と と もに膨 大 な数 の症 例 を積 み 上 げ, 体 格(体 質)と 性 格(気 質)と の. 彼 は まず4000名 の男 子 学 生 に つ い て の体 格 の 精 密 な記 述 を行 った 。つ ぎに , 胎 生 期 の内 胚 葉 ・ 中 胚 葉 ・外 胚 葉 に 着 目 し, こ の3要 素 の 相 対 的 優. 関連 を素 質 生 物 学 的 な見 地 か ら経 験 的 に 研 究 す る. 越 性 に よ っ て・ 内胚 葉 型 ・中胚 葉 型 ・外胚 葉 型 と. こ とに よ り, 性 格 学 を 自然 科 学 的 に 組 織 だ て よ う. い う3種 類 の体 格 型 を 決 め た 。 内胚 葉 型 は, 消化. と した 。彼 は 多 くの精 神 病 者 を 観 察 して い る うち に 顕 著 な 体 格 型 が 存 在 す る こ とに 気 づ き, それ が 二 大 内 因 性精 神病 で あ る分 裂病 と躁 うつ 病 に対 応 して い る こ とを発 見 した 。 それ を 出発 点 と して, 彼 は, さ らに正 常 者 に お い て も, 体 格 型 と気 質 型 とが 一 定 の関 連 を持 っ て い る こ とを 経 験 的 に 証 明 し よ うと した 。. 器 , 内 臓 の発 達 の顕 著 な , しか し骨 や筋 肉 な ど の 組 織 の あ ま り発 達 して い な い, 一 般 に脂 肪 ぶ と り の体 型 で あ る。 中胚 葉 型 は, 骨 や筋 肉 とい っ た体 組 織 の よ く発 達 した・ が っ ち りとひ き しま った 体 型 で あ る 。外 胚 葉 型 は ・ 皮 膚 組 織 , 感 覚 器 官 , 神 経 組 織 が 際 だ っ て発 達 した , 背 が 高 く, や せ て , 胸 の うす い 体 型 で あ る 。Sheldonは3要. Kretschmerに よれ ば ,体 質 研 究 は 相 関 研 究 で あ り, 遺 伝 に よ って 規 定 され た特 定 体質 の心 身 に お け る表 現 型 で あ る気 質 と体 格 とは, 当然 一 定 の 相 関 関 係 を しめ す こ とに な る と い う。彼 は まず 体 格 型 を決 め る ため に , 身 体 各 部 を組 織 的 に 精 密 に 測 定 し, 写 真 を と り, 記 述 し, これ を 体 質表 に 記. 素 の相 対. 的 優 越 性 に よ って3つ の 体格 型 を表 した の で あ る が ・ 実 際 に は これ らの要 素 は それ ぞれ い ろ い ろ な 強 さで現 れ る。 そ こで, 彼 は この基 本 的 要 素 の現 れ 方 の強 さを それ ぞ れ7段 階 に 評 価 し て, 内 胚 葉 ・中 胚 葉 ・外 胚 葉 の順 に ,7-1-2の. よ うに 記 述. した 。. 録 した 。 こ う した デ ー タを 「数 的 計 算 に よ って 支 え られ た 直 感 的 な 類 型 化 」 に よ って分 類 し, 肥 満 型 ・細長 型 ・闘 士型 とい う3種 の主 要 体 格 型 を設 定 した 。 これ らの体 格 型 と躁 うつ 病 ・分 裂 病 ・て んか ん との関 係 を見 る と, 明 らか に 両 者 の間 に 一 定 の関 係 が あ る こ とが 見 い だ され た 。 彼 は そ の後 , 健 康 者 の体 格 型 と性 格 の 間 に も同 様 の関 連 が あ る こ とを 見 い だ し, これ を上 述 の3 体 格 型 と,循 環 気 質 ・分 裂 気質 ・粘 着 気 質 とい う 3気 質 類 型 との 関 係 に ま とめ た 。 図表3-1に 男 性 の各 体 格 型 の模 式 図 とそ の主 要 な体 格 特 徴 を 示 す 。 また ・ 図表3-2に ,3気 質 に よ る, 気 分 お よ び心的感性,精神的速度及び緊張,精神運動性, 社 会 的 態 度 の 現 れ 方 の違 い を ま とめ て示 す 。 Sheldonも. ・Kretschmerと. っ ぎに , 気 質 型 で あ るが , 彼 は , 文 献 に よ って パ ー ソ ナ リ テ ィを 表 す 言 葉 を 集 め. ,そ れ を650の. 特 性 に ま と め た 。 さ ら に こ れ を 整 理 し て50項. 目. の 特 性 を 選 び 出 し ・ 彼 が よ く知 っ て い る33名. の. 青 年 に つ い て7段. 階 に評 価 した 。 それ を因 子 分 析. に か け て ,50特. 性 を3つ. の ク ラス タ ーに 分 類 し. た 。 さ ら に こ の クラ ス タ ーに 該 当 す る と思 わ れ る 78の. 特 性 を 選 定 し , これ を 用 い て100名. の男子. 大 学 生 に つ い て 評 価 した 。 そ の デ ー タを再 び 因 子 分 析 に か け て , 最 終 的 に3つ ぞ れ20項. 尺 度 と し た 。Sheldonの60項 表3-3に 3っ. の ク ラス タ ー に それ. 目 ず つ の 特 性 を 該 当 させ , こ れ を 気 質 目の気 質 尺 度 を図. 示 す。 の ク ラ ス タ ー の 内 容 は 次 の よ うな も の で あ. った 。第1の. クラ ス タ ーは , 慰 安 ・大 食 ・社 交 ・. 同様 ,体 質 心 理 学. 愛 情 を も とめ る タイ プで あ る 。彼 は , これ を 内臓. を展 開 した が , そ の方 法 は 若干 異 な っ て い る 。彼. を 優 先 す る タイ プ とい うこ とで 内臓 緊 張 型 と よん. は, 実 験 心 理 学 的 手 法 を用 い て, は じめ か ら健 康. だ 。第2は 筋 肉 活 動 を 熱 望 し,精 力 的 に 自己主 張.

(15) 虞噸 、1丶 (. 1. き .. 黙. λ 1. 墨舞. 瑠レ. 18. ノ ひ・. ノ. 、 \. 丿. A. 。. ノ. 蓬'. L. 肥 満型(模 式図). 闘士 型(模 式 図). 細艮(無力)型(模式図) 各体格型の主要な体格特徴 (男性). 癖 の割合1繍. ま るい や わ らか な形態。. 幅 広 い , が っ し ごつ ごつ した 骨 り した 両 肩 。 比 な 格 の上 も に,強性 り上 った 筋 闘士型 較 も的 狭 い 骨 盤 を つ梯 形 の 嫗 幹 。 肉 の浮 出 し。. 図 表3-1.. 皮 下 脂 肪組 織 が 少ば 筋 な く, や せ て る。. Kretschmerの3類. 面. 発. 比 較 的 大 き な角 陰 影 の な い ,幅 の とれ た頭 部 。 広 で赤 い顔 面 。 平 な頭 頂 の輪 郭 。 横 顔 の変 化 に と 短 く太 い頸 部 。 ぼ しい 。. 強 く, 骨 ば った 腕 と脚 , 手 足 は 大 合 きい 。 あ る場 は肢端チ アノ ー 一ゼ 。. ば った長 頭 。 に強 く張 っ た 帽筋 の あ る 自 に動 く強 い頸. 長 い ほ っそ り し た四肢に,長い 幅 の狭 い 手 足 が つ く。. 比 較 的 小 さな頭 部 。長 く細 い頸 。. い かつ い ,骨 の 凸 凹 が は げ しい 顔 面 で ,顎 の先 が とが る。 長 卵 形。. 健 O. 蒼 白 で 幅狭 い顔 面 で短 卵 形 。尖 っ て短 い鼻 。 時 に よる と角 ば っ た横 顔 。. 毛. に終 時 。。 。 毛少 髪子 は 頭帽毛 い皮 発 粗毛末. 平で長い脚郭。 尖 った 肋 骨 角 。 細長型 比 較 的 幅 の あ る 骨盤。. や わ らか い , 比 較 的短 い 四 肢 。 骨 細 の 短 く幅広 い両手両足。. 顔. む. 飜飆 蝣. 一 醍 下頑 部と頸部. 髪終 ら 。のな 頭 。か 髪他 が な向中 頭 は別 か傾 は な毛差 や る毛 か発 の な げ 発 。・た末 と 。 し禿 末 多 ﹁ゆ 終 型 い. 短い,厚い彎曲 した 胸 郭 。 鈍 い. 肥満型 肋 骨 角 。. の瀦 匸… 四. 型 の体 格 模 式 図 と , そ の主 要 な 体 格 特 徴(男 性 の場 合)' (Kretschmer(1955)よ. し, また 冒険 を好 む タ イ プ で あ る 。従 っ て これ を. り). ば , 内 胚 葉 型 一内 臓 型 , 中 胚 葉 型 一身 体 型 , 外 胚 葉. 身 体 緊 張 型 と よん だ 。第3は 極 端 な 抑 制 ・禁 止 が. 型 一頭 脳 型 の 間 の 相 関 係 数 は そ れ ぞ れ0.79以. め だ ち, 社 会 的 接 触 を 避 け る タイ プで あ る 。 これ. 値 を 示 して い る。. は 頭 脳 緊 張 型 と呼 ぼ れ た 。Sheldonの. 研 究 に よれ. KretschmerとSheldonの. 上 の. 研 究 を 比 較 す る と,.

(16) 対 人 認 知 研 究 の 課 題 と体 質 心 理 学 一一一 図 表3-2.Kretschmerの3類 社会的態度. 型 と, 気 分 及 び 心 的 感 性 , 精 神 的速 度 及 び 緊 張 , 精 神 運 動 性 , (槇田(1983)よ. り). 速 快的豊発引 よ慢発制 分 爽怒 動考 をが 活 朗快落静陰意気爽 神 軽活思活気力緩不抑 精. 気. 医 環∫ 瑠. 及 び心的感性. 精 神運動性 多 動 多 弁ゐ ぬ 尸 咼 軽 快 緩 慢 静 か 不活発 抑 制 動 作はやオ (が動 きが二 社会的態度. 欝 繍/釜 蠍 難 胞'/感 隙 分の変動. 刺激にふ さわ しい 円 滑 柔 自 軟 然な. 雛)/. 快一憂欝 的速 度及び緊張. 富(ま た は奔 逸). 立 て られ る どみ な い. 分別があ 世話好 きる 実際的控え 目. 外向性(外 に向け られた) 現実的 社交的 開放的 物質的. ー. 素朴 で 自信太 っ腹 企業的享楽的. 冤. 不決断. ﹁ 蠧. ・墾. ⋮ ﹁. 分﹁. 気分及び心的感性 細華 奢 こまやか 敏 感怒 りやす い,興 面 目 奮,神経質 冷静真 ユ ー モ アな. 广. し. 厳格,峻厳 冷酷 鈍. 感 冷淡. 度 重約ま 態 い的 行想 いが ろ 的 ど時動愛 堅用 慎 倹の 会 く 一衝 不手信 社. 冖. 気分及び心的感性 爆発的 粘液質 精神的速度及び緊張 平 静転 換 しがたい 緊張を解 きがたい 精神運動性 鈍 重緩 慢. ﹁ 墅. ・気. .着. 區. 精神的速 度 度及び緊 及び緊張 まとま りな りない い 飛躍 的 気ま ぐれ れ 貫 した 系統的 に一 に一貫 し エ ネルギー 執 拗 杓子定規熱 狂的 精神運動性 移 り気,性急 , 落 着かぬ. ・瞬 間 的. 為. おけ る. 刺激に不相応. ー. 内 気 阻 止 貴族的 緊 張 角張 る 堅 い 不活発 無 口 社会的態度 理 想主義改 革者的革 命 的系統 的,組織 的頑 固 つむ じ曲 り 不 満 控え 目 邪推深い独 り者 非社交的 人嫌い 残 忍 反 社会 的. 繊. 自閉的. (内部に向け れた孤独の)ら うち とけ ぬ. 19.

(17) 20. Sheldonの. 図表3-3.. 第1群 内臓緊張型 1.姿 勢 と動 作 が ゆ った り して い る 2.身 体 的 安 楽 が 好 き 3.の ろ い反 応 4.食. べ る こ とが 好 き. 5.社 6.消. 交 化 した 食 事 化 す る のを 楽 しむ. 7.上 8.社. 品 な儀 式 が 好 き 交好 き. 11.ま 12.円. わ りの人 々に 注 意 して い る 滑な感情の流れ. 17.. 容 己満足 睡 え られ てな い 性 質 円滑 な 楽 な 感 情 の 疎 通 , 内 臓 型. の外 向性 18.酒 を 飲 む と くつ ろい で 社 交 的 と. 少 期 と家 族 関 係 とに 注 意 を む. ける. り). 第III群 頭 脳緊張型 1.姿 勢 と動 作 が 堅 く抑 制 され て い. 2.身 3.精. 体 的 冒 険 が好 き 力 的 な性 質. る 2.生. 理 的 反 応 が 度 を こえ る. 4.運 5.支. 動 が 必 要 で好 き 配 す るの が好 き ,権 力を 渇 望. 3.早. 過 ぎ る反 応. 4.引 5.心. っ込 ん で い るの が 好 き が 激 しや す く過 敏 で 心 配 しす. 胆 率 直 な 態度 争 に 対 す る肉体 的 勇気. 9.荒 10.冷. 々 しい攻 撃 性 淡な心. 11.閉 12.気. 所恐 怖 む ず か し くは な いが 残 忍性. 13.抑 14.苦. 制のない声 痛 に平 気. 15.一 16.年. 般 に喧 躁 に比 して ふ け てみ え る. 17.精. 神 の水 平 的分 裂 ,身 体 型 の外. 向性 18.酒 を のむ と荒hし. なる 19.こ ま った 時 に 人 に 相 談 す る 20.幼. (Sheldon(1942)よ. 第II群 身体緊張型 1.姿 勢 と動 作 が 荒 々 しい. 7.大 8.闘. に も親 切 で あ る 情 と承 認 とを 強 く求 め る. 14.自 15.熟 16.鍛. 目). する 6.危 険 と機 会 とを好 む. 9.誰 10.愛. 13.寛. 気 質 尺 度(60項. ぎる 6.感 情 を 外 に 表 わ さな い , 感 惰 の 抑制 7.目 や 顔 の 動 きを 気Y'し て い る 8.人 9.社 10.習. 間恐怖 交的反応の抑制 慣 が な か な か で きな い , 日常. の こ と も うま くで きな い 11.広 場恐怖 12.態 度 を 予 測 で きな い 13.声. を お さえ る, 物 音 を 何 で も立. てな よ うに す る 14.苦 痛YY過 敏. くな り攻 撃 的. 15.よ. くね む れ な い くせ , 慢 性 疲 労. とな る 19。 こま った時 は行 動 を求 め る 20.青 年 の 目標 と活 動 とに 注 意 をむ. 16.態 17.精. 度 や 風 采 が 若 々 しい 神の縦の分裂,内向性. 18.な. か な か 酒 に 酔 わ な い , また 鎮. ける. 静 剤 もあ ま りきか な い 19.こ ま った 時 に 孤 独 を 求 め る 20.人. 前 者 は価 値 に まで 踏 み 込 ん だ , や や 過 度 に 包 括 的. 生 の後 半 に 注 意 を む け る. 1942)の 体 質 心 理 学 の 内 容 を体 系 的 に ま とめ た ,. 者 の パ ー ソ ナ リ テ ィ像 は か な り行 動 的 側 面 に 限 定. 槇 田 , 佐 野 ら の 研 究成 果 (佐野 ・槇 田,1972, 1986;槇 田 ,1983)を 選 択 基 準 と して 用 い た 。こ こ. さ れ て い る 。 しか し, 体 格 ・体 質 型 と 気 質 型 お よ. で は , アル フ ァベ ッ トを用 い た名 称 が各 気 質 類 型. び 両 者 の関 連 に関 しては , ほ ぼ 同一 の枠 組 み を 提. に つ け られ て い る。分 裂 気 質 ・頭 脳 型 の こ とをS. 示 して い る とい っ て よい 。. の気 質 とい う。 循 環 気 質 ・内 臓 型 の こ とをZの. な パ ー ソ ナ リ テ ィ像 を 記 述 して い る の に 対 し , 後. Kretschmer(1955)や 1942)の. Sheldon. 判 も 多 い(た と え ば ,Stagner(1961)中 (1950)な. ら. (1940,. 体 質 心 理 学 研 究 に 対 し て は , 従 来 よ り批 の , Child. 研 究 は膨 大 な数 の実 験 心 理 学 的 デ ー タに よ って 支. Sheldonの. (Kretschmer(1955)に. 詳 し い),. 研 究 に も , Domeyら(1964),. (1958)やBurdick&Tess(1983)な す る研 究 が 増 え て き て い る(古 は ,Domeyら(1964)に 当 研 究 で は ,SPの. Parne11 ど彼 を 支 持. い 研 究 に 関 して. 選 定 に あ た っ て の基 準 と し. Sheldon. 章Y`, 図 表5-1と. して示 す 。 これ が, 当 実験 の 気. 池 田(1987)の. 選 択 基準 で あ る。. 指 摘 を 待 つ まで もな く, 最 近 の. 対 人 認 知 研 究 に お い て は ,IPTの. 一 般特 性 や 共. 通 次 元 に 関 す る議 論 あ るい は評 価 者 の個 人差 の 問 題 が 中 心 課 題 とな って お り,一 部 の 外 的 基準 を設 け た 研 究 を 除 い て は ,SPの. 個 人 差 を論 じた 研 究. は 少 な い 。 当 研 究 で は , 評 定 に先 立 っ て,SPの. 詳 しい)。. て , 体 質 心 理 学 の 成 果 を 用 い る こ と に した 。 実 際 に は ,Kretschmer(1955),. 気. 質 とい う。槇 田 らの 性 格 診 断 基準 の概 要 を , 第5. 質 類 型 に 関 す るSPの. ど)。 しか し現 在 で は ,Kretschmerの. え られ て お り. 気 質 とい う。 粘 着 気 質 ・身 体 型 の こ とをEの. ら. (1940,. 属 性 に 関 して , 体 質 心理 学 に 基 づ く情報 を 収 集 し て あ り,SPの 個 人 差 を論 じ る こ とが 可 能 で あ る。.

(18) 41 研 究 の 目的 ・仮 説 と実験 の概 要 噛■ 9臼 9齟 2. 1.. 研 究 の 目的 ・仮 説. 2.実. 験 の概 要. ク ラス タ ー を説 明す るため の変 数 と して利 用 す 1.研. 究 の 目 的 ・仮 説. る (4). SPに. つ い て の コ ン トロ ール は(2)・(3). 第3章 で 述 べ た よ うな 課 題 と取 り組 む た め に ,. で 述 べ た2条 件 のみ と し, ほ とん ど 自由 な表 出. 次 の よ うな 研 究 の 目的 と仮説 を立 て ,一 連 の実 験. を 保 証 した ヴ ィデ オ 映 像 を刺 激 とす る。 ヴ ィデ. 的 研 究 を 行 うこ とに した 。 以下 , 研 究 の 目的 と仮. オ 映 像 の 有 効性 を検 討 す るため に, コ ン トロー. 説 を, 段 階 を追 っ て箇 条 書 きす る 。. ル条 件 と して, 動 きの見 られ な い写 真 刺 激 を 用. (1)は. じめ て他 者 と接 した 時 , 我 々は そ の他 者. に 対 して さ ま ざ まな 印 象 を 作 り上 げ る。 こ うし. 意す る (5)次. 元 性 の検 討 に 際 して は , 外 観 の 印 象 と内. た い わ ゆ る第 一 印 象 は , どの よ うな枠 組 み に な. 面 の印 象 を 同 質 の 指 標 と して 扱 う。 印 象評 定 に. って い るの か 。 ま た, 認 知 の正 確 さは どの程 度. は チ ェ ック リス ト法 を用 い る。 た だ し項 目は,. の もの な のか 。 こ の よ うな 疑 問 を 実 証 的 に 解 明. 評 価 者 の 自由記 述 を 内 容分 析 し, 整 理 した も の. して い くこ とを 目標 に , ,対 人 認 知. を使 用 す る. (印象 形 成). に 関 す る実 験 的 研 究 を 行 う。 当 研 究 で は , 従来 の 対 人 認 知 研 究 の 問題 点 を 点検 し,新 た な対 人 認 知 の枠 組 み の構 築 をめ ざす (2)SP選 Sheldonの (3)SPは. (6). チ ェ ッ ク リス トの評 定 デ ー タを 因 子 分 析 し. て , 評 価 者 に 共 通 なIPTの. 択 の基 準 と し てKretschmerや. 面 まで,SPの. 体 質 心 理 学 の体 系 を 導 入 す る. るで あ ろ う. で き るだ け い ろ い ろ な 属性 の差 異 を. カパ ーす る よ うな形 で選 択 す る。 そ の ため に, 中年 男性 , 青 年 男性 , 青 年 女 性 と, 性 ・年 齢 条 件 の異 な るSPを. 用 意す る。SPの. そ の他 の属. 性 に 関 す る情 報 も事 前 に 収 集 して お き,SPの. 枠 組 み(対 人 認 知. の 次 元)を 明 らか にす る。 それ は, 外 観 か ら内. (7)実. 広 い領 域 の属 性 を 含 む ものに な. 験 を 繰 り返 しな が ら, 対 人 認 知 次 元 が ク. リアに 抽 出 され る よ うに , チ ェ ック リス ト項 目 を 整理 して い く (8). 最: 終 的 に, 体 質 心 理 学 の 内 容 に沿 っ た評 価. の次 元が 抽 出 され , あ るい は ,SPが. 体質心理.

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図 表7-3.第1実 験(VIDEO)10主 成 分 の 推 定 結 果 主 成 分 1 24.600 II 14.100 皿 14.Ooo   IV 12.600   v 10.oーo V【 6.8% 4.8ー0 VIQ 4.5ー0 4.4ー0 X 4.1% 主成分 の推定結果明る く活動的エ ネ ル ギ ッ シ ュ社交的愛想がいい運動 を好む体の幅が広いりらしくいつつ強がふ力傷裘蠶岡冷たい好 き嫌いが激 しいりくるついゆて●しうりとまをとッきんつ一んえおボの甘こつ こつ と ま じめ礼儀正 しい背 が

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