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yomei bunko zo doshorui no shokai go honen shonin nenbutsu kyoka kotoba honkoku ryakukaidai

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(1)Title Sub Title Author Publisher Publication year Jtitle Abstract Notes Genre URL. Powered by TCPDF (www.tcpdf.org). 陽明文庫蔵「道書類」の紹介(五) 『法然上人念佛教化詞』翻刻・略解題 恋田, 知子(Koida, Tomoko) 慶應義塾大学国文学研究室 2009 三田國文 No.49 (2009. 6) ,p.39- 46. Departmental Bulletin Paper http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koar a_id=AN00296083-20090600-0039.

(2) 陽 明 文庫蔵 ﹁ 道 書 類 ﹂ の紹 介 ( 五). 目 類﹂ のう ち、 ﹃ 法 然上 人念 佛教 化詞 ﹄. 近 トー 七ニー リ 写本 。 一冊。 仮綴 .. ・函架番 号. ﹃法 然 上 人念 佛教 化 詞﹄ 翻刻 ・略解 題 前号 に 続 き、 陽 明文庫 蔵 婁 を紹 介す る。 これ ま でも述 べたよ うに、陽 明文庫 蔵 ﹁ 道 書類 ﹂は、仮 名 法語 を中 心 に、 あわ せ て十 八 種類 の書 物 が 一括さ れ たも のであ り、慶 長 ・元和 年間 (一五九 六- 一六 二四)の奥書 を有 す るも のが含 ま れて い る ことや 、と りた てて書 写時 期 の異な るも のも 見え な いことな ど から、. 内題に ﹁ 法然 上 人念 佛教化 詞﹂ と記 さ れる本 書 は、 ﹃ 法然 上 人行状 画. 恋 田 知 子. 縦 二九 ・五糎て 横 二 二 ・○糎。 杢 X表紙 共紙っ 楮紙 。 墨付 二十三 丁。. ﹁ 法然上 人念 佛教化 詞﹂. 半 葉七行 。漢 字平仮 名交 じり。 字高 約 二一 二・○糎っ. 読 解 の 便 宜 を は か った 。. 曹 描 を打 つな ど、 翻 刻 に 際 し て、 本文 は底 本 に忠実 を期 した が、私 に句 誼. 一丁表 右上 に ﹁ 陽 明蔵 一の朱 額 形印あ り。. な し。. それ と は異な る箇 所を抄 出す るも のであ る。す なわ ち、 ﹃ 法 然上 人行 状. ( ﹃唱導文学研. 二〇〇八年)、拙 稿 ﹁ 説法 ・法談 のヲ コ絵 1 ﹃幻中草 打. 二〇〇八年)、拙稿 ﹁ 比. 巴をめぐ ってユ ( 徳田和夫氏編 ﹃ お伽草子 百. 物語草子込 鯉 笠間書院. 二〇〇八年)を参照さ れた い。. 一39. 本書 に ついても 、お そらく 同 じ時 期 に書 写され たも のと推 察 され る 。. 図﹄ ( 四十 八巻伝 ) の抄出 本 であ る。 法然 伝 の抄 出本 とし ては、 同 じく. 画図﹄巻 二十所収 ﹁ 河内 国天 野 の四郎 ﹂話、 巻 二十 四所 収 ﹁ 法 性寺左 京. 三弥井重居. 花練乱﹄笠間書院. 丘尼御所文化とお伽草子ー護. 画﹄ の諸本1﹂ ( ﹃仏と女 の室町. 究﹄第⊥ハ集. 稿 ﹁ 室 町期 の往生伝と草子⊥真盛上人伝関連新出資料をめぐ つてユ. ( 1)陽明文庫 蔵 ﹁ 道書類﹂ の詳細に ついては、ヨニ田國 文﹄連載 の翻刻紹介 のほか、拙. 注. り であ る。. な伝 本 のひと つと して位 置づ けられ よ・ % 書誌 に ついては、以下 のとお. 詞抜 璽昌 同様、そ の 一端 をう かが わせ る点 で、奎 日 は抄出 本な がら貴 重. そ の後 の貴 族圏 にお い てど のよう に享 受 された のか、先 の ﹃ 黒 谷上 人絵. 書家 を総 動員 し て制作 され、 ﹁ 勅修 御伝 ﹂と も称 され た四 十八巻 伝が 、. どを 収め て いる。十 四世 紀半 ば、知 恩 院 の総 力を 北 旦 凧に、宮 廷 絵師や 能. 大夫信 実朝 臣 の伯 母 ﹂話 、巻 二十 二所収 ﹁ 往 生 の用心 百四十 五ケ条 ﹂な. 陽明 文庫 に蔵さ れ る ﹃ 黒 谷上 人絵 詞抜 量昌 が知ら れ て い る が 、本書 は. 黙 巖委繍 藤.

(3) ( 2)井川定慶氏 ﹃伝然上 人絵傳 の研究﹄( 法然上人傳全集 刊行 會. 一九六 一年)、法然上. 大 床 に伺 候 し て申 け るは、無 縁の 物 にて在. に、相 しりた る物候 を た のみ てま かり下侍 り。. 京 かな ひ かたく 侍は、 相模 の國 河村 と申 所. 一九六 一年)、拙稿 ﹁ 姦心 巧. 人傳研究曾編 屡. ⋮ 上人傳 の成立史的研究﹄ ( 知恩院. 上人極楽往生問答﹄にみる念仏と女﹂( ﹃ 仏と女の室町 物語草子訟 哩 笠間書院 二. かたく 候。 もと より無智 の者 に て侍 へれ は、甚. 然 に年た けぬ れ は、 又 見参 に 入らん 事も. 深 の法 聞を うけ たま はり し時 も、 そ の甲斐 ある. 〇〇八年)など参照. 本 書 の閲覧な ら び翻刻 の御許 可を 賜 った 、財団 法人陽 明文庫 に深く 感. へしと も覚 侍 す 。 只 詮を と つて 決 定 往 しや う. ︻ 附 記︼. 謝 申 し上げ る。 また、本 書 の翻 刻 ・考察 に際 し て、御 教 示賜 った、陽 明. 仕 ぬ へき御 一言 を うけ たまは り て、 生 涯 の御 形見. の義と 云事な し。念 仏申 物は 必 往生 すと. に備 へ侍 らん と。 上人 のたま わく、 先念 仏 には甚 深. 文庫 又庫 長名 和修先 生 に、心 より御 礼申 し上げ る。. の 一部 である。. 知 る はか りなり。 いかな る智 者 學生 な りと も、. な お、本 稿は科 学研究 費 補助金 ( 二〇 八 二〇〇 四六)によ る研究 成 果. ︻ 翻刻 ︼. 宗 あ かささ らん義 を は、 いか てか つく り出 して. を業 して世 をわ たりけ る か、 年た け てのち. な き は、 決 定 往 生 の故 實 をしらぬ ゆ へなり。. は、申 人 は多 けれ とも、 往生す る物 のす く. 甚 深 の義 あるら んと、 ゆ か. 法然 上人念 佛教 化詞 あま がうだう ちやうぼん 河内 國に 天 野 の四郎と て、 強 盗 の 張 本な る物. しく おも はる へからす 。念 仏はや すき 行 な れ. 上人 の化 導 にき し、出 家 して教 阿弥陥 佛と. き事 あり けり。 教 阿弥陥 佛うち し はふき たり. 念 佛 よ。虚 假と てかざ る心 に て申 念仏 が往 生. き と申 け れは、 それ こそ、 や かて決定 往生 の. け れ は、寝 耳 にさや かにあ らんと うけ たま はり候. 佛 せ んを は、御 房は きかれ け るかとお はせ られ. しに、 夜 はん はかり にし のびや かに起 居 て念. 去 月 に又 人もな く て御 房 と源 空 と 只 二人あ り. 訓 を かふ ふりけ るか、 或 時夜 は んは かり に上 人. 名 つけけ り。常 に上 人 の御 もと にま いり、教. いふ へきや。 ゆ め く. あ りけり。 人 を ころし て 寳 をかす むる事. ﹂ (ーオ ). けれ は、 上人や か てふ したま ひぬ。 ね入 たま へる様. せぬな り。 決定 往生 せんと おも は ︾、 かざ る こ ㌧う. おき たま ひ て、 ひそか に念 仏 したま ふか とお ほし. に てそ の夜もあ け にけ り。 教 阿弥陥 仏、 こ ﹄ろ の. な く し て、 ま こと の心に て申 へし。 ゆ いか いな. き 少 も の、若 又畜 生 な んど にむ かひ ては、. うち に いと心 へぬさ ま かなと おも ひけれ は、尋 申に. ﹂ (ー ウ ). 及 ば てや みにけ り。 ほと へて のち 又ま いりた る に、 上人 は持仏 堂 にお はしま せは、教 阿弥 陥佛 は. ﹂ (2 オ ). ﹂ (2 ウ ). ﹂ (3 オ ). 一40一.

(4) かざ る心 はなけ れと も、友 同 行 は 云に 及 はすコ. 心 も又 かく のこと く、 人多 くあ つま り居 た. 申さ く、 決定往 生 の法 聞 を こそ心得 候 ひぬれ。. 往 生な んぞ 疑. よ り外 にはた れ か知る へき過 佛 しら せたま は ン. 心 にわす るま しきな り。 そ の時 の念 佛 は、 佛. ら ん中 にも、念 仏申 る色 を 人に 見せず し て、 ﹂ (3ウ ). そ の外 つねにな れみ る妻 子春 属 なれ とも 、 東 西 を 弁 る程 の者 に成 りぬ れ は、そ れ. すま んに は、そ の心な き 凡夫は有 へから. す てにさ とり きわ め侍 り。 此 お ほせを うけ たま. た めにかな らす かざ る心 は獲 るな り。 人 の中 に. す。 凡 て 親 も 疎 も 貴 も 賎 も、 人 にすき た る往. はさ らま しか は、 こ のた び の往生 はあ ぶなく. 念相 績せ よと こそす \められ たれ。 讐 へば. 念 佛 の本 意は常 に念を 詮 とす コさ れ は念. 候や らん と。上 人 のたま はく 、 それ 又僻 韻 なり。. 念 珠 を くり、 口を はた らかす 事 は、あ るま しく. 候 はま し。 但 、此 仰 の如 くに ては、 人 のま へにて. と 仰 られ けれ は、教 阿弥 陥佛. 順 次 の往 生を 遂さ れ はなり。 さ りと て 濁 居 も. 生 のあた はな し。 そ れが為 にかざ る心 を獲 して、. ﹂ (4 オ ). 叶 はす、 いか ㌧し て人 目を かざ る心な くし て、 ま こ と の心に て念 仏す べき と 云に、 常 に 人に. 夜 ざ し更 てみ る人も なく 、聞 人 もな から んとき 、. 世け ん の人を み るに、 おな し人な れと も豪 憶. ま しりて、 静 な る心 もな く、 かざ る心あ ら ん物 は、. 忍びや か に起居 て、 百 返 にても 千返 に ても 、多. 相わ かれ て、 憶 病 の者 にな り ぬれ は、身 のた め. かくる。 豪 の者 にな りぬ れ. なけ れは、 佛意 に相 磨 して決定 往生 は とぐ へ. そ れて. き。此 心を得 な は 必 しも、 夜 には かき る べからす。. 少心 にま かせ て申さ ん念 仏 のみ ぞ、 かさ る心も. ﹂ (4ウ ). く るしか るま しき、 柳 のいかり をも おち お. 朝 に ても 書 に ても 夕部 に ても、 人 の聞揮. か くれな はた すか る へき なれ とも 、す こし. は、命 をう しな ふ へき。 こわ き 敵 の、 しかも. も おそれす 、 一しさ りも せさ るか こと し。 是. から む所に て、 つね に かく の こと く申 へし。 所. かざら ぬ心ね を、 讐 は盗 人 あ りて、 人 の 財 を思. がや う に、 真 偽 の 二類 あ り。 地躰 偽 性 に. 詮 決定往 生をね か ふ、 ま こと の念 仏申さ んす る. かけぬす ま んとおも ふ心 は底 にふ かけ れと も、. いさ \か の事を も、 必. し て、かさ る 心あ る物 は、身 のた め に要 なき. のため に大 にそ の益 あ る へき 事な れとも 、身. あ り て虚 言せぬ も のは、 柳 の 矯 錺 し て、身. 偽 かざ るな り。ま こと の心. 面 はさりけ なき やう にも てな し て、 かま へてあ. ﹂ (5 オ ). や しけな る色 を、 人に見 え じとお もは んかご と し。 そ のぬすみ こ ﹂ろは、 人 全 くしら ね は、 す こしもかさ らぬ 心な り。決 定往 生 せんす る. ﹂ (5ウ ). ﹂ (6 オ ). ﹂ (6 ウ ). 一41一.

(5) の利 を は帰り みぬ、 底 にま ことあ り て 少 も かさ る心 な し。 是 皆 本 しやう に請 て生れ つき ﹂ (7 オ ). 躰 に した かふ へし。 た ㌧詮ず る所 威儀は いか にも. いて念佛 に帰 した らん は、 いかな らむ所 いかな る. へゆ き ていと まご いしけ る に、 昨 日上 人 の 授. し て 罷 出 にけり。 翌 日に法 蓮 房 信 空 のも と. けれ は、教 阿弥 陥佛 、勧 喜 躍 踊し 合 掌 礼 拝. しく念 仏申 さ ん のみと大 切 な ると 仰 られ. あ れっ 此た び かま へて往生 せ んと思 ひて、 ま こと. 人 のま へに て申 と も、 少 も かさ る心 ある まし. たま へる決 定往 生 の義と て申 いた して、此. た る所 なり。 其 ま こと の心 の者 の往生 せんと 思. け れは、 真 實 の心 の念 仏に し て、 決定往 生す. たび の往生 は、 す こしも 疑 なき よしよ ろ. 菖 盗 人と 聞 置 て侍 り し程 に、 封機説 法. 侍 り けるや と申 され けれ は、 そ の事な り。 さる. 御 ま へに て、法 蓮 房此事 を申 いた して、. こび申 て、 東國 へ下 向 しにけ り。 其後 上人. へき也 。 何 ぞ是 を いま しめ ん。 又地躰 は い つ. ﹂ ( 7ウ). は り性 にし て、世 間さ まに付 て は、 いさ ㌻か不定 の事 もあ り しかとも 、知 識 にあ ひて獲 心 し て、往生 せんと おも ふ心ふ かく 成り ぬれ は、 念 々相 績 せ んと おも ひて、 いかな る所 いかな る人 是. し て侍 りき 。 一定心 得た りけ に こそ見 へし. のま へに ても 、無相 に ひた申 に申さ ん物. かと もと仰 ら れけ れは、教 阿、 彼 河 村 に 下. 我 牲 生は決定 也。 是 か脚す. 上人 にま いり て申 へしと 遺 言 し て、 正念. 深 く上 人 の 教 を信 ずる 故也 。往生 のや う 必. 洞行 に 語 江串 はく. て住 侍 りけ るか 、所 勢 つき て 終 焉 二望 ける に、. 又真 實 の心 の念 仏 なれ は決定 往 生す. ﹂ (8 オ ). へき也 。 全 く制 のかきり にあら すコ いま いふ所 は、 三 心 の中 に 一心 も かけ ぬれ は、往 生 せぬと 釈 したま へる に、 三心 の中 の真 實 心、 人 ことに. や う をいふ はかりな り。 さ れはと て、 た 墨の時 念. た かはす嘱 合 掌 みた る ︾事 なく、 高 聲 に. 號 りた けれ は、 そ の真 實心 をお こす へき. 仏 な申 そと は いか ㌻す ︾む へきと 。 又教 阿弥 陥仏. 上洛 して、 遺 言 の次第 く はしく 上人 に申. 念 仏 数十 返 唱 へておは りにけ り。 同 行 や か て. あ る所 には 三心 のさた 詮 なき よし おほせら. 上 人あ る所 には三 心 のや う をく はしくを し へ、. け り。 あ はれ な る事 な りとそ仰 ら れける。. け れは、 よく 心 へたり とみ へしが、 相違 せさ り. 申さ く、 さ きにお ほ せ侍 るや う に、夜 る念仏. ﹂ (8ウ ). 申さ んには 必 ず 起 居候 へき か、 又念珠 袈裟. 行 住 坐 臥 をき ら はぬ事 なれ は、 臥 ても. を と り侍 る へき かと。 上人 のたま はく 、念 仏 の 行 は. 申 さ ん共居 て申さ ん共 、心 にま かせ時 によ る へし。 念 珠 をと り袈裟 を かく る事も 、 又折 によ り. ﹂ (9 オ ). ﹂ (9 ウ ). ﹂ (-o オ ). 一42一.

(6) れ たり。 是 人に よる へき事な り。 名 号 を 唱 へ L (10 ウ ). か ふ こ㌧ろを い つはらす し て、 けに往 生 せん と思 ひ. と なふ れは、 そ の人 の心 にお のつ から 三心 もそ. 生 に、 各 あ る へき事 の略 せら れ てなき 事. き なれと も、 と かれぬ に ては候 はすコ 九 品往. 抑 中 品 下 生 に来 迎 の候 はぬ 事 はあ るま じ. 候 へは、 お のつ から 二心は具 足す る事 に て候 也.. しく. け れは、 必 往 生す とは かりま め や かにた のみ て. な はり ぬるを、 中 く. 人 の為 に は、三 心 のさ たむ やく の事 な る. わ たり て有 へしと 見 へて候っ 品 こと にお ㌧く. も候 也。 善 導 の御 こ}ろは、 三 心も 品 々 に. ひせば、 又そ のとが有 へし。 此すぢ を 心 へな は 、. のため には、大 せ つな る へき を、 ﹁か う に是を. れ は、生 死 の大海 をわ たる へき 縁 も候 はす。 智. み えて候 。 又我等 戒 品舩 筏 も や ふれた. 余 の品 々 をも これ にな そら へてしる へし. す へき にて候 へは、 上 品上 生 にこれ を説 て. 候也 。往 生を 願 はん行者 は、 かならす 三 心を獲. の事 候 へ共、 三心 と来迎 と は 必有 へき に て. へし。 若 日ごろ は 疑 の心 もあ り、 三 心 く. に三心 と て こと く. 申 程に、 還 て信 心 を 齪 る事も 侍 る也。 か ︾る. ﹂ (1ー オ ). 上 人 両 様 の御 勧 進 更 に相違 をな す へか らさ る. て三心 のお こる事も あれ は、 さや うな ら ん人. せ ぬ人も 聖教を がく すれ は、道 理 にお れ. も のな り。. か たし。 聖道 の得 道 にもも れた る我等 が. 恵 の ひかりも くも り て、 生 死 のや みを てらし ﹂ (11 彦. 法 性 寺 の左 京 大夫 信 實 朝 臣 の伯 母な り け る女 房 の、 た つね 申け る に付 て、 上 人 の御 返事 に. 御 疑. の来迎 の 願 に て候 へは、 文 に見 えす 候と も、. か ならす 来迎 は有 へき に て候 也 。ゆめ く. 為 に ほと こした まふ。 他 力と申 候 は第 十九. あ る へからす 候。 あな かし こ く. いわく、念 佛 の行者 の 存 候 へきや う は、後 世 の 恐. 迎 せさせ たまふ よしを 存 ち て、念 仏申 よ り外. 或 人往生 の用 心 に つき てお ほ つかな き. 往生 を 願 いて念 仏すれ は、 お はる時 かなら す来. の事 候 はす。 三心と 申候 もか さね て申時 は、 只. 事 を百 四十 五ケ条 ま て しる して、 た つ. これを しるすコ. ね申 たり け るに、 上人御 返事 あ りき為. 。源空. 一ッの願 にて候 なり。 そ のね かふ心 のい つわ ら. L (12 オ ). ず 、かざ らぬ かたを は至 誠 心 と申 候っ この心 の ま こと にて、念 佛 すれ は 臨 終 に来 迎 す と いふ. ﹁ 心 を 一ッにし て、 心 よ くな をり候 はすと も、 齢. せうく. ぬ かたを 深 心め と は申候 。此 上 にわか. 事 を 一念 も 疑. 事 をお こな い候 はす共 、念 仏 はか りに ても 浄. 身 も か の土 へま いら んと お もひ、 行 業 を も往生 のため とむ くるを 廻向 心と は申 候也 。此 故 にね. ﹂ (12 彦. L(13 オ ). L (13 ウ ). ﹂ (14 オ ). 一43一.

(7) し て、 よく御 念仏 を申さ せた まは ゴ、 そ の罪. 凡夫 のなら ひに て カ およば す候。 只心 を 一ッに. 土 へま いり候 へき か。答. 生 死をはな れ、 浄 土 に往生 せさ せお はし. も御 心にわ すれ さ せたま はす は、 そ れに て. お こらせた ま ひ候 は ︾、さ なく 共 只御念 仏た に. 斎 そさ も候 ぬ へき。 又御大 事 に御 わ つら ひなと も. 心 の 齪 る ﹂は これ. を 滅 して、 往生 せさ せ たま ふ へき也 。 そ のまう. 一、 必 ず佛 を見. まさ んす る事 は、 これに よる へく候。. 候 はす乃 仏に むか ひてま いら せねと も、念 仏た に. 答 て いわ く、 かなら す糸 をひく と いふ事 は. 浄土 に は往生 し候 へきや らん。. とも 、人 の申さ ん念 佛をき ㌧ても死 し候 は 墨、. 糸 を ひか へ候 はす 土ハ 、わ か申さ す. 念 よ りも おもき つみも、 念佛 申候 へはう せ. 一、 日所 作は 必 数 を定 候 はすと も よま れん に. 候 な り。 L (14 ウ ). こた へて いわく、敷 をさ た め候はね は解怠 にな り. 申 は往生 し候也 。 又聞 ても往生 し候 はね は. した が いてよみ、念 仏 も申候 へき か。. 一、 にら ・ひとも じ ・ひる ・鹿 をく いて香 せ. 心ふ かく て の事 に て候コ. 一、 永 く生 死を はなれ 、三 が いに生れ じと. よく く. た と へ國 王共な り、 天上 へも生 れ よ。 た ﹄三界. きぬ れ は、 此世 に生 る ︾と申候 は、 ま ことに て候 か。. おも ひ候 に、極 楽 の 衆 生 とな りても 其 縁 つ. 候 はす 共、 常 に念仏 は申 へきや らん。. 候 へは、 かずを定候 が よき事 に て候 。. L (15 オ ). こた へて いわく、念 佛 は何 にもさ わらぬ事 にて候也 。 一、念 佛を は、 日所作 に いくらは かりあ て ㌻か. 答 て いわ く、念 仏 の敷 は 一万 べんを はし めと して. てか、 か へり候 はさ る へき濁. を はなれ んと おも ひ候 に、 いかに つとめ お こな い. 申 候 へき。. この中に御 心に まか せて、 思 食 よ り候 はん. 答 て いわ く、 これ もろ く. のひが事 也。 極 楽 へ 一. た び生 れ候 ひぬれ は、な かく此 世 に帰 る事. 生 死にす へる人 にては候 はす。 三 界を離 れ て. ち びか んた めに は、 ことさら に帰 る事も 候。 され 共. 候 はすコ 皆 ほと けに成 る事 に て候也 。 但 、 人をみ. 程申さ せ おは します へし。. 二 万三万 五万六 万乃至 十 万まても申 候な り。. L (15 ウ ). 一、 五色 の糸 は 佛 には左 にと おほ せ候 き。 我 手 に い つれ のかた にて、 いか ㌧ひき 候 へき。. 極 楽 に往 生す る には、念 佛 にすき たる事 は. 答 て いわ く、左右 の手 に てひかせ たま ふ へし。 一、 斎 をし候 て功徳 に て候 や らん。 かな らすす へき. 候 はぬ也 。 よく く. 御 念仏候 へし。. 一、 答 ていわく、斎 は功 徳 つる事 に て候 也。 六斎 の御. 事 にて候や らん。. L (16 オ ). ﹂ (16 ウ ). L (17 オ ). (17 ウ ). !/.

(8) 答 て いわ く、 のむ へく もなけ れ共、 此世 のなら い。. 一、酒 を のむ は罪 にて候 か。. な り功徳 とも な る。. 答 て いわ く、 あな かち に得候 は じ、 但 し罪 と も. 一、 舟を よむ は つみに て候か。. ば 、解 怠の いんゑ んなれ は、 しゆ へんをす \. 常 に念 仏 せんが ためな り。 かすをさ た めす ん. かな らす しも敷 を要 とす る にはあらす 、た \. はす く へからず コ 名 号 を 相績 せ んため な り。. 如 法 には 叶 かた からん。 只数 遍 のお ㌻から んに. 答 て いわ く、 さな く共 そ のいとま に念仏 一遍 も. は、 佛 のご とく 貴. 答 て いわ く、破 戒 の僧. }、破 戒 の僧 、愚 痴 の僧、 供養 せんも 功徳 に て候 か。. むる に て候 。. 申 へし。 尼法 師 こそあ りく時 虫 のため. 申 侍 らぬ、 き こしめ し候 へ。此御 詞 は、 上人 のま. L (18 オ ). によみ候 へ。. さ しき御 てな り、 阿弥陥 経 のうら にお したり。 或 人. 一、 錫 杖 をは 必 よ む へく候 か。. 一、 臨 終 に善 知 識 にあ ひ候 はす 共、 日比 の念 佛. 往 生 の用 心 に つけ て、条 々のふしん をた つ. へきや .. 生 し候 へとも 、お 墨く申 候 へは上品 に生 れ. が ひ の心 た にも候 はす は、十 念も 一念 も往. 一、 毎 日 の御 所 作に 六万 へんめ てたく候 。う た. ね 申 たり ける に、上 人 の御返事 に いわ く、. へきに て候 也。 この御 つか いに. 愚痴 の僧をす ゑ の世 に. にて往生 は し候 へきか。. L (18 ウ ). 答 て いわ く、善 知識 に あはす 共臨終 お もふ や う なら す共 、念 仏申さ は往 生す へし。. 答 ていわ く、 只よく念 仏 を申さ せた ま へ。. 候 。 釈 にも 、上 品 の花皇 二 奉レ 見 慈主 を. 一、心 に妄 念 のいかに もお もはれ候 は、 いか ㌧し候. 一、ね てもさ め ても、 口をあ らわ て、念 仏申候 はん は. 一、 百 万遍 の事 、 佛 のぐわ んに ては候 はねと も、 小. 到 者 ハ皆 因 念 佛 多 一. 七 日念 仏 申 へき にて候。 そ の七日 のほと の. 念 仏申 人 極 楽 に生 れぬ るとと かれ て候 へは、. 阿弥 陥 経 に、 もしは 一ッ日、 もし はニッ日な いし七 日、. いか ㌧候 へき 。. 一、六斎 に、 にら ・ひる、 いか に。. 答 て いわ く、 く るしか らす。 L (19 オ ). 一、毎 日の所作 に、 六万十 万 の敷 遍の 念珠 を くり. し て候 へは、 百 万 へんは七 日申 へき に て候 へ土ハ 、 たえ. 数 は百 万べ んにあ たり候 よ し、人師 しやく. 答 ていわ く、御 ま いり候 はす はよ く候。. て申候 はんと、 二万三 万 の念 珠を 髄 に 一ッつ墨申. 候 はさ らん 人は、 八 日九 日な とにも 申さ れ候 へし。. 候 は んと い つれ かよく 候 へきぞ . 答 ていわ く、 凡夫 のな ら ひ、 二万三 万をあ つ共. ﹂ (19 ⑫. L (20 オ ). L (20 ウ ). ﹂ (2ー オ ). 一45一.

(9) 春 恵 心僧都釈云、. 因行果徳 自利 々他 内讃外用 依報正報. さ ればと て 百万 へん申 ささら ん人 のう ま る. ﹂ (22 ウ ). L (23 オ ). 願 行ノ切徳 迷ク納ト云文也 。深ク可秘 々 々。. 此 二文法 相 天台之祖 師之 尺也 。弥陥 六字 之名 口 毎. ま しき にて は候 はす 。 一念十念 にても生 れ. (2ー ウ ). 恒沙塵敷 無邊法聞 十方三世 諸佛功徳. ﹂. 皆迷撮在 六字之中 是故稻名 功徳無壼. ゑ かう. いのちおわ つてののち. L (22 オ ). 候 ほと の念仏 と思 ひう れしさ に百 万 へん の. みな かうむる. 功徳 を かさぬ る にて候な り。 一、 七ぶ ん全 徳 の事 、 お ほせ のま ンに候コ さ て こそ 逆 修 はする事 に て候 へ。 され は のち の世を と ぶ ら ひ候 は ん人も、 そ れをた のます し て、 我と はげ み て念仏 申 ていそ き極 楽 へま いり て、 五 通 三 明 のさ と りて、 六道四 しやう のし ゆ生を りや く し、 父母師 長 の 生 所をた つね、 心 の. 又當 時 日ご と の御 念仏 をも 、か つく. ま 墨にむ か へとら んと おほし めす へき に て候 也。. し ま いら せら れ候 へし。 なき 人 のた めに 念仏 ゑ かう し候 へは、 阿弥陥佛 ひかりを はなち 、 地獄 餓 鬼 畜 生 を照 したま ひ候 へは、 此 三悪道 に しづ み てく をう断 る物 、そ のく るしみや す. 又 くな う. 息 一 、無二復苦 悩 壽 終 之 後 、 皆 蒙. きうそくす る事を. 、見 此. ま り て、 いのちお はり て のち、 解脱 す へき にて候っ くわうみやうみなゑて. 光 明 皆得二休. 大経 に いわく、 若 在 三途 勤 苦之 慮. 解脱 を。. 大唐慈恩大師 西方 要決 云、 不療往生 文 果名者弥陥六字之名口 琶. 諸佛願行 成此果名 但能念号 見包衆徳 故成大善. ﹂ (23 ウ ). 内一 一一切 之諸 佛. 一46一.

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Referensi

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