平成26年度 自己点検・評価書
平成27年3月
国立大学法人福岡教育大学
目 次
○ 基準ごとの自己評価
基準1 大学の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
基準2 教育研究組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
基準3 教員及び教育支援者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
基準4 学生の受入 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
基準5 教育内容及び方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48
基準6 学習成果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100
基準7 施設・設備及び学生支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・109
基準8 教育の内部質保証システム ・・・・・・・・・・・・・・・・127
基準9 財務基盤及び管理運営 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・137
基準10 教育情報等の公表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・159
○基準ごとの自己評価
基準1 大学の目的(1)観点ごとの分析
観点1-1-①: 大学の目的(学部、学科又は課程等の目的を含む。)が、学則等に明確に 定められ、その目的が、学校教育法第 83 条に規定された、大学一般に求め られる目的に適合しているか。
【観点に係る状況】
九州地区で唯一の教員養成系単科大学である本学の目的は、福岡教育大学学則第2条に定め ており、また第 16 条の2に教育学部に置く各課程の人材養成目的、その他の教育研究上の目 的について、課程ごとに定めている(資料1-1-①-1)。さらに、第2期中期目標に大学 の基本的な目標を示している(資料1-1-①-2)。
資料1-1-①-1 福岡教育大学学則(抜粋)
第2節 目的
(目的)
第2条 本学は、学術の中心として深く専門の学芸を研究教授するとともに、広く知識技能を 開発し、豊かな教養を与え、もって有為な教育者を養成し、文化の進展に寄与することを目的 とする。
(教育研究上の目的等)
第16条の2 学部の課程ごとの人材養成目的その他の教育研究上の目的は、別表第1のとおり とする。
別表第1(第 16 条の2関係)
学部 課程 目的
教育学部 初等教育教員養成課程 教 員に 求めら れる 確かな 実践 的力量 を備 え、子 ど も 一人 一人の 知的 発達と 人間 的成長 を支 援する こ と の で き る 小 学 校 教 員 及 び 幼 稚 園 教 員 を 養 成 す る。
中等教育教員養成課程 教 員に 求めら れる 確かな 実践 的力量 を備 え、中 学 校 と高 等学校 の教 育の一 貫性 と系統 性を 重視し た 教 育を 実践す るこ とので きる 中等教 育教 員を養 成 する。
特 別 支 援 教 育 教 員 養 成 課 程
教 員に 求めら れる 確かな 実践 的力量 を備 え、特 別 な 支援 を必要 とす る幼児 ・児 童・生 徒一 人一人 の ニ ーズ に応じ て適 切な教 育的 支援を 行う ことの で
きる教員を養成する。
共生社会教育課程 多 様な 社会的 立場 や文化 を持 つ人間 同士 が、互 い に 理解 し尊重 しな がら共 存す る福祉 社会 及び国 際 社 会形 成のた めに 、生涯 学習 の諸局 面で 貢献で き る教育的指導者を養成する。
環境教育課程 環 境と 人間と の新 たな調 和を 生み出 すた めに、 自 然 ・生 活に関 する 知識・ 技術 を、生 涯学 習など の 場 で多 様なレ ベル に加工 して 提供で きる 幅広い 視 野を持った人材を養成する。
芸術課程 芸 術活 動に共 通す る人間 性の 追求と 文化 の伝承 発 展 を柱 に、生 涯教 育の視 点か らみた 理論 及び実 践 力 を兼 ね備え 、多 様な文 化行 事の企 画・ 立案能 力 に優れた人材を養成する。
資料1-1-①-2 国立大学法人福岡教育大学 第2期中期目標(抜粋)
(前文)大学の基本的な目標
福岡教育大学は、学術の中心として深く専門の学芸を研究教授するとともに、広く知識技能 を開発し、豊かな教養を与え、もって有為な教育者を養成し、文化の進展に寄与することを目 的とする。
本学は、「教育」に関する教育研究を総合的に行う九州地区の拠点大学として、社会が急激 に変化する状況にあって子どもの健やかな成長と学びを支えるために、豊かな知性・人間性・
社会性の基盤のうえに高度の専門的能力を備えた教育者を養成するとともに、子ども・学校・
教育とこれをとりまく様々な事象に関する多様な研究を展開する。そして、このような教育研 究の成果を礎として、学校教育を中心とした地域社会全体の教育力の確かな向上を支援するこ とに主眼を置きつつ生涯学習機会を提供する。
本学の最大の使命は、質の高い教員養成である。そのため、学士課程においては、豊かな教 養と学問に根ざした専門的知識の上に確かな教育実践力を持ち、学校教育の現代的課題に積極 的に取り組む個性豊かな教員を養成する。また、生涯学習社会において指導的役割を果たす広 義の教育者を養成する。さらに、大学院教育においては、教育に関する学術を創出しうる能力 を有する人材、及び教育実践の水準を向上させうる高度の専門的能力を有する人材を 養 成す る。
本学は、地域全体を広大なキャンパスと捉え、附属幼稚園や福岡県の三大都市(福岡市、北 九州市、久留米市)に配置した附属小・中学校を効果的に活用するとともに、行政、教育委員 会、学校、民間団体等との連携を強化する。これにより、大学の知と教育現場における実践と を融合し、多様な専門分野の研究成果を踏まえつつ教育実践を重視した教育を行うとともに、
学校教育支援や現職教員の育成・教育などを通して教育の発展に寄与することを目指す。
【分析結果とその根拠理由】
本学の目的は、福岡教育大学学則2条に明確に定められ、学校教育法第 83 条に規定された
「大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、
道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。」の大学一般に求められる目的に沿った 内容となっている。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点1-1-②: 大学院を有する大学においては、大学院の目的(研究科又は専攻等の目的 を含む。)が、学則等に明確に定められ、その目的が、学校教育法第 99 条 に規定された、大学院一般に求められる目的に適合しているか。
【観点に係る状況】
本学の大学院の目的は、福岡教育大学大学院規則第1条に定めている(資料1-1-②-1)。
また、教育科学専攻及び教職実践専攻の教育上の目的等については、同規則第4条の3に専攻 毎に定めている(資料1-1-②-1)。
資料1-1-②-1 福岡教育大学大学院規則(抜粋)
第1章 総則
(目的)
第1条 福岡教育大学大学院(以下「大学院」という。)は、学部における一般的並びに専門 的な教養あるいは教職経験の基礎の上に、広い視野に立つて精深な学識を授け、学校教育に関 する学問を創出・展開する研究能力を養い、初等・中等学校の教育実践の水準を向上させる高 度の専門的能力を養成することを目的とする。
(教育研究上の目的等)
第4条の3 専攻ごとの人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的は、次のとおりと する。
専攻 目的
教育科学専攻
(修士課程)
教科専門・教育実践に関わる専門的能力と研究能力を養い、最新の研 究知見と研究技法に基づいて、教育の発展に広く貢献できる専門領域 リーダー教員等を養成する。
教職実践専攻
( 専 門 職 学 位 課 程)
学校教育の多様な課題に対して、実践的に取り組むことのできる高度 な専門性と強靱な精神及び豊かな人間性を備えた専門職業人としての 教員を養成する。
【分析結果とその根拠理由】
本学の大学院及び各専攻の目的は、福岡教育大学院規則に第1条に定められ、学校教育法第 99 条に規定された「大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の 専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与する ことを目的とする。」の大学院に求められる目的に沿った内容となっている。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
(2)優れた点及び改善を要する点
【優れた点】
・特になし。
【改善を要する点】
・特になし。
基準2 教育研究組織
(1)観点ごとの分析
観点2-1-①: 学部及びその学科の構成(学部、学科以外の基本的組織を設置している場 合には、その構成)が、学士課程における教育研究の目的を達成する上で適 切なものとなっているか。
【観点に係る状況】
学部の構成は、福岡教育大学学則第2条に定める「大学の目的」及び第 16 条の2に定める教 育研究の目的等を達成するため、教育学部において、学校教員を養成する初等教育教員養成課程、
中等教育教員養成課程及び特別支援教育教員養成課程の3課程及び生涯教育の担い手を養成する 共生社会教育課程、環境教育課程、芸術課程の3課程を設置し、その下に特定の分野の専門性を 高める選修、専攻並びにコースを置いている(資料2-1-①-1)。
平成 25 年度に学部改組を行い、初等教員養成課程及び中等教員養成課程の入学定員 28 名を増 加するとともに、環境情報教育課程の情報教育コース及び生涯スポーツ芸術課程のスポーツ科学 コースを廃止し、それぞれ課程の名称を環境教育課程と芸術課程に変更した(資料2-1-①-
2)。
資料2-1-①-1 福岡教育大学大学組織図
資料2-1-①-2 平成 25 年度以降の教育組織の見直しについて
募集定員 入学定員 募集定員 増減 入学定員
国語選修 40 40
社会科選修 40 40
数学選修 40 42 (+2)
理科選修 40 42 (+2)
英語選修 5 10 (+5)
音楽選修 16 16
美術選修 19 19
保健体育選修 15 24 (+9)
家庭選修 20 20
技術ものづくり選修 5 10 (+5)
生活・総合選修 5 10 (+5)
学校臨床教育学選修 20 23 (+3)
教育心理学選修 20 20
幼児教育選修 15 15
国語専攻 12 12
社会科専攻 12 12
数学専攻 20 28 (+8)
理科専攻 20 25 (+5)
英語専攻 10 10
音楽専攻 8 8
美術専攻 8 8
保健体育専攻 14 18 (+4)
家庭専攻 10 10
技術専攻 10 10
書道専攻 6 6
視覚障害児教育専攻 聴覚障害児教育専攻 知的障害児教育専攻 肢体不自由児教育専攻 病弱児教育専攻 言語障害児教育専攻
福祉社会教育コース 30 30
国際共生教育コース 25 25
情報教育コース 20 0 (▲20)
環境教育コース 20 20
音楽コース 11 11
美術コース 9 9
書美コース 7 7
スポーツ科学コース 28 0 (▲28)
合計 630 630(±0)
55 20
生涯スポーツ芸術課程 55 27
環境 情報教育課程 40
特別支援教育教員養成課程 50 50
共生社会教育課程 55
初等教育教員養成課程 300 331
(+31)
中等教育教員養成課程 130
147 (+17) 平成25年度以降の教育組織の見直しについて
課 程 名 コース・選修・専攻
現 行 改正案
【分析結果とその根拠理由】
本学の教育研究目的を達成するため、教育学部に教員養成課程及び生涯教育課程を設置し、各 課程の専攻・コース・選修における教育に対しては、教育研究組織である講座が責任を負う体制 をとっている。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点2-1-②: 教養教育の体制が適切に整備されているか。
【観点に係る状況】
教養教育の体制としては、本学所定の教養教育の目的(資料2-1-②-1)に則し、教養 教育の理念などの基本的方針の策定を教育担当理事を長とする「教育向上推進室」で行ってい る。
ま た、教養教 育のカリキ ュラム編成 に関するこ と及び教養 教育の教育 方法に関す る審 議 を
「カリキュラム委員会」、教養教育の授業実施及び運営組織に関する審議を「教務委員会」で 行っている。なお、これらの委員会の長は教育学部長が務めている(資料2-1-②-2)。
資料2-1-②-1 教養科目の開設趣旨(平成 25 年度 履修の手引)
教養科目には、新入生の大学生活への適応とともに専門教育への導入を意図した大学入門科 目と、現代社会に必要とされる知識技能を伝達する教養基礎科目、学問的・社会的・人類的な 諸課題や学校をめぐる今日的諸問題に関し、主体的な関心を高め、広く学ぶ総合科目の区分を 設定しています。この科目区分を活用し、主体的な選択をもとに、バランスの取れた受講によ り全体的な人間形成を促します。
資料2-1-②-2 教養教育の実施体制
名称 主たる審議事項等
教育向上推進室 第2条3
(2) 教養教育の理念に関すること
出典:国立大学法人福岡教育大学運営企画室規程 福岡教育大学教育学部
及び大学院教育学研究 科カリキュラム委員会
第2条
(3) 教養教育の編成に関すること。
(4) その他カリキュラム及び教養教育の編成に関し、委員会が 必要と認めること。
出典:福岡教育大学教育学部及び大学院教育学研究科カリキュラム委 員会規程
福岡教育大学教育学部 及び大学院教育学研究 科教務委員会
第2条
(13) 教養教育の授業実施に関すること。
出典:福岡教育大学教育学部及び大学院教育学研究科教務委員会規程
【分析結果とその根拠理由】
教養教育の目的を達成するため、教育向上推進室、カリキュラム委員会、教務委員会が、理念、
カリキュラム編成、授業実施等に関する役割を担っている。以上のことから、本学の状況は観点 で求める内容を満たしていると判断する。
観点2-1-③: 研究科及びその専攻の構成(研究科、専攻以外の基本的組織を設置してい る場合には、その構成)が、大学院課程における教育研究の目的を達成する 上で適切なものとなっているか。
【観点に係る状況】
大学院教育学研究科の構成は、大学院規則第1条で示した「大学院の目的」及び第4条の3で 示した「教育研究上の目的等」に基づき、修士課程においては、特定分野に関する深い学術知見 最新の研究技法を身に付けた学校における専門領域のリーダーを養成するため、1専攻 14 コー スを設置している。また、専門職学位課程においては、教育現場の諸課題に即応できる教員を養 成するため、1専攻3コースを設置している(資料2-1-③-1)。
資料2-1-③-1 大学院の専攻・コース及び教育体制
専攻 コース
教育科学専攻
教育活動創造コース 学校心理コース 教育臨床心理学コース 特別支援教育コース 国語教育コース 社会科学コース 数学教育コース 理科教育コース 音楽教育コース 美術教育コース 保健体育コース 技術教育コース 家政教育コース 英語教育コース 教職実践専攻
(教職大学院)
教育実践力開発コース
生徒指導・教育相談リーダーコース 学校経営リーダーコース
【分析結果とその根拠理由】
大学院教育学研究科の構成は、教育科学専攻及び教職実践専攻を置くことにより、福岡教育大 学大学院規程第1条の目的を達成しうる適切な構成となっている。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点2-1-④: 専攻科、別科を設置している場合には、その構成が教育研究の目的を達成 する上で適切なものとなっているか。
【観点に係る状況】
特別支援教育特別支援専攻科は、「特別支援教育の充実に資するため、現職教員等を対象とし て特別支援教育に関する専門教育を行い、特別支援教育の分野における教育を担当し得る教員を 養成すること」を目的として設置している(資料2-1-④-1)。
資料2-1-④-1 福岡教育大学専攻科規程(抜粋)
第 2 条 専攻科の名称、目的及び学生の入学定員は、次のとおりとする。
専攻科の名称 専攻 目的 入学定員
特 別 支 援 教 育 特別専攻科
特別支援教育 専攻
特別支援教育の充実に資するため、現職教員 等を対象として特別支援教育に関する専門教 育を行い、特別支援教育の分野における教育 を担当し得る教員を養成することを目的とす る。
30 名
【関係ウェブページ URL】
福岡教育大学専攻科規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000182.htm
【分析結果とその根拠理由】
特別支援教育特別支援専攻科の構成は、「特別支援教育の充実に資するため、現職教員等を対 象として特別支援教育に関する専門教育を行い、特別支援教育の分野における教育を担当し得る 教員を養成する」という目的を達成すべく、特別支援教育講座および特別支援教育センターによ る教育責任体制を確立している。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点2-1-⑤: 附属施設、センター等が、教育研究の目的を達成する上で適切なものとな っているか。
【観点に係る状況】
教育研究等の目的を達成するために、教育総合研究所をはじめとする4つのセンターと7つの 附属学校園を設置している(資料2-1-⑤-1)。
教育研究等の目的を達成するための4つのセンターとして、教育総合研究所、学術情報センタ ー、健康科学センター、ものづくり創造教育センターを設置している。これらのセンターの目的、
業務内容については、各規程において定めている。平成 24 年度から各センターは研究プロジェ クトを立ち上げている(資料2-1-⑤-2)。
附属学校園は、福岡地区、小倉地区、久留米地区に附属小学校及び中学校、赤間地区に附属幼 稚園を設置し、大学と連携して教育実習を行うとともに、先導的・実験的な取り組みを行う「国 の拠点校」として、教育、研究に取り組んでいる(資料2-1-⑤-3)。
資料2-1-⑤-1 附属施設、センター等の状況
センター名称 目的等
教育総合研究所 (目的)
第2条
九州唯一の国立教員養成大学に置かれる教育に関する総合 研究所として、学内外の今日的な教育課題や重点・融合領域 の課題等に関する研究の推進、現職教員の継続教育(研修)
への貢献、地域貢献の拠点形成などの機能強化を目指し、本 学における教員養成機能の充実を図ることにより、我が国の 教育の発展に寄与することを目的とする。
出典:福岡教育大学教育総合研究所運営規程 学術情報センター (目的)
第2条
図書や雑誌などの学術資料及び情報基盤システムの利用提 供を行うとともに、学術情報に関する研究を推進することに より、本学における教育・研究の活性化と、大学運営の効率 化を支援すること、また、併せて地域社会への学術情報の提 供・公開によって社会貢献を行うことを目的とする。
出典:福岡教育大学学術情報センター運営規程 健康科学センター (目的)
第2条
本学における学生及び教職員の健康管理に関する業務及び 健康科学に関する研究を一体的に行うことによって心身の健 康の保持増進を図ることを目的とする。
出典:福岡教育大学健康科学センター運営規程 ものづくり創造教育センター (目的)
第2条
ものづくりに関して集約した場と機能を活かして授業等を 実施するとともに、教員養成機能の充実、教育の発展と質の 向上に資することを目的とする。また、研究プロジェクトを 実施するための場と機能を提供することにより、今日的な教 育課題や重点・融合領域等、教育に関する総合的な研究の推 進に寄与する。
出典:福岡教育大学ものづくり創造教育センター運営規程
資料2-1-⑤-2 センター等の研究プロジェクト
センター等名称 研究プロジェクト名(採択年度)
教育総合研究所 実践的指導力を一層高めるための1年次から4年次までの体 系的教育実習の在り方についての研究
-実践的指導力の更なる向上につながる体験実習プログラム の開発研究-(平成 24・25 年度)
教員養成大学としての福岡教育大学における学校図書館司書 教諭養成の在り方に関する調査研究(平成 24・25 年度)
年齢構成の急変に対応する新しい教員養成研修プログラム開 発と教員養成科目の開設-教育委員会と大学との連携・協働 による現職教員研修と教員養成の高度化-(平成 24・25 年 度)
地域の大学と連携した、教育評価に基づくFD・研修のあり 方の研究(平成 24・25 年度)
『学資力、社会人力を高めるための3大学連携による教養教 育』の在り方研究(平成 24・25 年度)
障害学生支援におけるデジタルデバイスの効果に関する実践 的研究:マルチメディアDAISY図書の教育への応用(平 成 24・25 年度)
若年教員研修プログラムの開発と実践研究-様々な年齢層の 教員との関わりを通して-(平成 24・25 年度)
協定校や姉妹都市との交流を反映した国際理解教育プログラ ムの開発研究(平成 24・25 年度)
「福岡教育大学ブランド」を可視化する評価項目の開発と試 行(平成 24・25 年度)
発達障害と向き合う体系的な学校教育・教員養成・教員研修 の在り方(平成 24・25 年度)
小専9科目必修化に伴う学校図書館司書教諭関係科目の履修 条件等の見直しに関する研究(平成 26・27 年度)
年齢構成の急変に対応する新しい教員研修プログラムの開発 と教員養成科目の開設-教育委員会と大学の連携・協力によ
る現職教員研修と教員養成の高度化-(平成 26・27 年度)
福 岡 教 育 大 学 教 職 員 及 び 学 生 の 人 権 意 識 に 関 す る 調 査 研 究
(平成 26・27 年度)
本学入学者の夢を実現する初年次教育プログラムの開発(平 成 26・27 年度)
激しい行動問題を有する知的障害児者への支援を担う人材育 成に関する実践的研究(平成 26・27 年度)
若年教員研修プログラムの開発と実践研究
-地元教育委員会との連携による学校教育現場における現代 的課題への取組-(平成 26・27 年度)
日・韓交流による理科教員および生徒研修プログラムの構築 に関する研究(平成 26・27 年度)
学術情報センター 図書館活性化プロジェクト(平成 24・25 年度)
e-learning を用いた自主学習用教材の運用に関する探求的研 究(平成 24・25 年度)
クラウド化による情報基盤整備の最適化(平成 24・25 年度)
図書館における学習支援・研究支援プロジェクト(平成 26・
27 年度)
大学史編纂のための基盤整備プロジェクト(平成 26・27 年 度)
健康科学センター ライフステージごとの心身の健康に及ぼす食育の効果とヘル ス・リテラシーの育成について(平成 24・25 年度)
「生活習慣が児童・生徒のフィジカルヘルス及びメンタルヘ ルスに及ぼす影響について」(平成 26・27 年度)
資料2-1-⑤-3 附属学校における先導的・実験的な取組
事業名 学校名 課 題 期 間
教育課程
特例指定校 福岡小学校
・各 教 科・ 領 域で の 「チ ー ムで 協 働す る 力」 に 関す る 目標・内容の新設及び新教科の設置や時数の見直し
・新教科「英会話科」の新設
・道 徳 ・学 級 活動 ・ 総合 的 な学 習 等を 1 つに 統 合し 、 新領域「生き方」を新設
平成 25~29 年度
教育研究開発事
業 久留米小学校
各教 科 等に 生 かす こ との で きる 「 情報 活 用力 」 の基 礎 を養 う ため に 、新 教 科「 情 報科 」 を新 設 し、 指 導内 容 や指導方法について明らかにする研究開発
平成 24~26 年度
教育研究開発事
業 福岡中学校
豊か に 生き る ため の リテ ラ シー 獲 得を め ざし た 教育 課
程に関する研究開発 平成 20~23 年度
英語教育改善の ための調査研究
事業
福岡小学校 福岡中学校
英語教育改善のための調査研究事業として「外国語活動
型」の調査研究 平成 21 年度
【関係ウェブページ URL】
福岡教育大学教育総合研究所運営規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000361.htm 福岡教育大学教育総合研究所附属特別支援教育センターの運営に関する細則
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000404.htm 福岡教育大学学術情報センター運営規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000325.htm 福岡教育大学健康科学センター運営規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000357.htm 福岡教育大学ものづくり創造教育センター運営規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000385.htm 福岡教育大学キャリア支援センター規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000235.htm
【分析結果とその根拠理由】
教育研究等の目的を達成するために、4つのセンターと7つの附属学校園を設置している。各 センターは研究プロジェクトを立ち上げており、7つの附属学校園は、大学の教育実習校として の役割を果たすとともに、研究協力校として、大学と連携して地域の教員の資質・能力の向上や 教育活動の推進し、教育研究目的の達成に向けた役割を担っている。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点2-2-①: 教授会等が、教育活動に係る重要事項を審議するための必要な活動を行っ ているか。
また、教育課程や教育方法等を検討する教務委員会等の組織が、適切に構 成されており、必要な活動を行っているか。
【観点に係る状況】
国立大学法人法に基づき大学の教育研究に関する重要事項を審議する教育研究評議会を設置す る(資料2-2-①-1)とともに、学校教育法に基づき教育活動等の重要事項を審議するため、
教育学部に「学部教授会」を、大学院教育学研究科に「研究科教授会」をそれぞれ置いており、
月単位を基本にして定期的に開催している(別添資料2-2-①-1、別添資料2-2-①-
2)。
教育課程及び教育・方法等の立案・検討については、理事(企画・教育研究・附属学校担当)を 長とする教育向上推進室で全学的な方針を策定し(別添資料2-2-②-3)、また、学部・大 学院合同教授会の下に置かれている教務委員会及びカリキュラム委員会において具体的な立案・
検討を行っている(資料2-2-①-3、資料2-2-①-4、資料2-2-①-5、別添資料 2-2-①-4、別添資料2-2-①-5)。
資料2-2-①-1 国立大学法人福岡教育大学教育研究評議会 審議事項 (審議事項)
第3条 教育研究評議会は、次の各号に掲げる事項について審議する。
(1)中期目標についての意見に関する事項のうち、教育研究に関するもの
(2)中期計画及び年度計画に関する事項のうち、教育研究に関するもの
(3)運営規則(経営に関する部分を除く。)及び学則(経営に関する部分を除く。)その他の教 育研究に係る重要な規則の制定又は改廃に関する事項
(4)教員人事に関する事項
(5)教育課程の編成に関する方針に係る事項
(6)学生の円滑な修学等を支援するために必要な助言、指導その他の援助に関する事項
(7)学生の入学、卒業又は課程の修了その他学生の在籍に関する方針及び学位の授与に関す る方針に係る事項
(8)教育及び研究の状況について自ら行う点検及び評価に関する事項
(9)その他、教育研究に関する重要事項
出典:国立大学法人福岡教育大学教育研究評議会規程
資料2-2-①-2 福岡教育大学教授会規程 審議事項 (審議事項)
第3条 教授会は、次に掲げる事項を審議する。
(1)学部、研究科の教育課程の編成に関する事項
(2)学生の入学、卒業又は課程の修了その他学生の在籍に関する事項及び学位の授与に関す る事項
(3)その他、学部、研究科の教育研究に関する重要事項
2 教授会は、前項のほか、学部及びセンターに所属する専任教員又は研究科に所属する専任 教員の採用、昇任及び退職に関する事項、研究科担当教員の選考に関する事項及び学部又 は研究科の教育研究予算のうち講座又は専攻への配分に関する事項について審議すること ができる。ただし、再雇用教員、再雇用特命教授及び特任教員(国立大学法人福岡教育大 学特任教員選考規程第 3 条に該当する者を除く。)の採用並びに退職に関する事項を除 く。
出典:福岡教育大学教授会規程
資料2-2-①-3 教育向上推進室 審議事項 (1) 教育の推進に関すること。
(2) 教養教育の理念に関すること。
(3) 教職課程・教職指導に関すること。
(4) その他教育向上推進室が必要と認めること。
出典:国立大学法人福岡教育大学運営企画室規程
資料2-2-①-4 教務委員会 審議事項 (審議事項)
第2条 委員会は、次に掲げる事項を審議する。
(1) 教育学部及び特別支援教育特別専攻科並びに大学院教育学研究科学生の身分の取扱い (懲戒を除く。)に関すること。
(2) 卒業及び修了に関すること。
(3) 特別聴講学生、科目等履修生及び研究生等の受入れに関すること。
(4) 学生交流協定に基づく派遣・受入れに関すること。
(5) 既修得単位等認定単位に関すること。
(6) 休学、復学及び退学等に関すること。
(7) 学芸員等諸資格取得に関すること。
(8) 各種実習(博物館実習等)に関すること。
(9) 単位互換制度の運用に関すること。
(10) 授業日程に関すること。
(11) 学習支援(履修指導等)に関すること。
(12) 非常勤講師採用の枠に関すること。
(13) 教養教育の授業実施に関すること。
(14) 教員研修留学生に関すること。
(15) 担当業務に係る年度計画及び自己点検・評価に関すること。
(16) その他教務に関すること。
出典:福岡教育大学教育学部及び大学院教育学研究科教務委員会規程
資料2-2-①-5 カリキュラム委員会 審議事項 (審議事項)
第2条 委員会は、次に掲げる事項を審議する。
(1) カリキュラム編成に関すること。
(2) 教養教育の編成に関すること。
(3) 担当業務に係る年度計画及び自己点検・評価に関すること。
(4) その他カリキュラム及び教養教育の編成に関し、委員会が必要と認めること。
出典:福岡教育大学教育学部及び大学院教育学研究科カリキュラム委員会規程
別添資料2-2-①-1 平成 26 年度教育研究評議会議題一覧 別添資料2-2-①-2 平成 25 年度教授会議題一覧
別添資料2-2-①-3 平成 26 年度教育向上推進室 議題一覧 別添資料2-2-①-4 平成 26 年度教務委員会 議題一覧
別添資料2-2-①-5 平成 26 年度カリキュラム委員会 議題一覧
【関係ウェブページ URL】
国立大学法人福岡教育大学教育研究評議会規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000006.htm 福岡教育大学教授会規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000178.htm 福岡教育大学教育学部及び大学院教育学研究科教務委員会規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000411.htm 福岡教育大学教育学部及び大学院教育学研究科カリキュラム委員会規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000410.htm
【分析結果とその根拠理由】
教育活動に係る重要事項を教育研究評議会及び教授会で審議することとしている。教育課程や 教育方法等を検討する委員会については、理事(企画・教育研究・附属学校担当)を長とする教育 向上推進室及び学部・大学院合同教授会の下に、教務委員会、カリキュラム委員会を設置し、必 要な活動を行っている。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
(2)優れた点及び改善を要する点
【優れた点】
・教育総合研究所をはじめとする4つのセンター等が具体的な教育活動に寄与するため、平成 24 年度から 24 の教育研究プロジェクトを実施するとともに、附属学校では、教育課程特例 指定校や教育研究開発事業などに採択され、先導的・実験的な取組を実施している。
・学部教育と大学院教育について総合的な観点で議論を進めるため、理事(企画・教育研究・
附属学校担当)を長とする教育向上推進室を設置し、教育課程の方針を定めた上で、学部・
大学院合同の教授会の下にある組織として、統合された教務委員会、カリキュラム委員会に おいて、方針に基づいた具体的な審議を行うことで、教育の質向上に係る取り組みの意思決 定と合意形成、業務執行の質とスピードの向上を実現した。
【改善を要する点】
・特になし。
基準3 教員及び教育支援者
(1)観点ごとの分析
観点3-1-①: 教員の適切な役割分担の下で、組織的な連携体制が確保され、教育研究に 係る責任の所在が明確にされた教員組織編制がなされているか。
【観点に係る状況】
教育学部及び大学院教育学研究科の教育研究組織は、教育研究活動を展開した教育目的を達成 するため、国立大学法人福岡教育大学運営規則(資料3-1-①-1)により運営され、福岡教 育大学講座運営規程(資料3-1-①-2)に基づき、18 の講座編制で成り立っており、所属教 員は、この 18 の講座のいずれかに所属している。これらの教育研究組織における責任体制につ いては、教育学部には教育学部長、大学院教育学研究科には大学院教育学研究科長を配置し、教 務委員会、カリキュラム委員会等の委員長及び副委員長を務め、管理運営にあたっている。また、
各講座の運営については、福岡教育大学講座運営規程に基づき、講座運営の代表者として業務を 掌握するため、講座主任を置いている(資料3-1-①-3)。
大学院教育学研究科の教育組織については、各専攻に教育科学専攻主任及び教職実践専攻主任 を置き、各専攻主任を補佐するために、専攻副主任を置いている。また、教育科学専攻が有する 14 コース及び教職実践専攻が有する 3 コースには、それぞれコース主任を置き、円滑な業務運営 を実施している。
なお、教育総合研究所、学術情報センター、健康科学センター、ものづくり創造教育センター の4施設では、所長及びセンター長を副学長が担当し、講座横断的なプロジェクト型の研究を行 うことに対し、明確な責任体制が確立されている。
資料3-1-①-1 国立大学法人福岡教育大学運営規則(抜粋)
第2章 教育研究組織等 (講座)
第 17 条 本学の学部及び大学院に、教育研究組織として講座を置く。
資料3-1-①-2 福岡教育大学講座運営規程(抜粋)
(趣旨)
第1条 この規程は、国立大学法人福岡教育大学運営規則第 18 条の規定に基づき、福岡教育 大学の教育学部及び大学院教育学研究科に教育研究組織として置く講座について必要な事項 を定めるものとする。
(講座)
第2条 教育学部に置く講座は、以下の講座とし、各講座に教員を配置する。
国語教育講座 社会科教育講座 英語教育講座 福祉社会教育講座 国際共生教育講座 数学教育講座 理科教育講座 技術教育講座 音楽教育講座 美術教育講座 保健体育講座 家政教育講座 学校教育講座 教育心理学講座 幼児教育講座 生活総合教育講座 特別支援教育講座
2 大学院教育学研究科に置く講座は、以下の講座とし、講座に教員を配置する。
教職実践講座
(講座主任及び講座副主任)
第3条 講座主任(以下、「主任」という。)は、講座の運営に関する業務を所掌する。また、
理科教育講座及び美術教育講座には、主任を補佐するため、別表のとおり講座副主任(以下、
「副主任」という。)を置く。
資料3-1-①-3 福岡教育大学大学院教育学研究科専攻主任等規程(抜粋)
(趣旨)
第 1 条 この規程は、国立大学法人福岡教育大学運営規則第 29 条第 2 項の規定に基づき、福岡 教育大学大学院教育学研究科(以下「研究科」という。)の円滑な運営のために置く専攻主任、
専攻副主任及びコース主任に関し、必要な事項を定める。
(専攻主任)
第 2 条 各専攻に次の専攻主任を置く。
(1) 教育科学専攻主任 (2) 教職実践専攻主任
(専攻副主任)
第 3 条 各専攻に専攻主任を補佐するため、専攻副主任を置くことができる。
2 専攻副主任は、当該専攻から推薦された教員を学長が任命する。
(コース主任)
第 4 条 各コースに次のコース主任を置く。
(1) 教育科学専攻
教育活動創造コース主任 学校心理コース主任 教育臨床心理学コース主任 特別支援教育コース主任 国語教育コース主任 社会科教育コース主任 数学教育コース主任 理科教育コース主任 音楽教育コース主任 美術教育コース主任 保健体育コース主任 技術教育コース主任 家政教育コース主任 英語教育コース主任 (2) 教職実践専攻
教育実践力開発コース主任
生徒指導・教育相談リーダーコース主任 学校運営リーダーコース主任
2 コース主任は、当該コースから推薦された教員を学長が任命する。
【関係ウェブページ URL】
福岡教育大学教育学部長及び大学院教育学研究科長規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000175.htm 福岡教育大学大学院教育学研究科専攻主任等規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000218.htm
【分析結果とその根拠理由】
教育学部及び大学院教育学研究科の教育研究組織は、教育研究活動を展開した教育目的を達成 するため、18 の講座編制を採用している。また、責任体制については、教育学部長、教育学研究 科長、所長、各センター長を配置し、責任の所在を明確にしている。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点3-1-②: 学士課程において、教育活動を展開するために必要な教員が確保されてい るか。また、教育上主要と認める授業科目には、専任の教授又は准教授を配 置しているか。
【観点に係る状況】
学士課程の目的を達成するため、大学設置基準第 13 条に定める必要専任教員数及び教育職員 免許法上の専任教員数を充足し、かつこれらを大きく上回っている(資料3-1-②-1、資料 3-1-②-2)。
また、教育上主要と認める授業科目については、教務委員会が各課程、選修、専攻及びコース の教育目標からみて核となる授業科目及びカリキュラムの特色からみて重要と考えられる授業科 目等を主要授業科目と定義し、専任の教授及び准教授による主要授業科目の担当率は約 75%とな っている(資料3-1-②-3)。
資料3-1-②-1 大学設置基準に定める教育学部に必要な専任教員数
(平成 26 年4月1日現在)
課程名 専任教員数 基準数
教育学部全体で必要な専任教員数
(大学設置基準別表第二)
27 名
教育学部各課程に必要な専任教員数(大学設置基準別表第一)
初等教育教員養成課程 39 名 15 名
中等教育教員養成課程 88 名 9名
特別支援教員養成課程 9 名 6名
共生社会教育課程 16 名 6名
環境教育課程 10 名 6名
芸術課程 11 名 6名
合計 173 名 75 名
資料3-1-②-2 免許種毎の専任教員数 (平成 25 年4月1日現在)
課程・免許種の名称
(幼・小・中・高一種免)
教科に関する科目 教職に関する科目 専任教員数 基準数 専任教員数 基準数
初等教育教員養成課程
幼一種免 9 9 23 9
小一種免 11 11 30 9
中等教育教員養成課程
中一種免(国語) 5 5 19 2
中一種免(社会) 6 4 中一種免(数学) 8 3 中一種免(理科) 10 4 中一種免(音楽) 5 3
中一種免(美術) 3 3 中一種免(保健体育) 8 3 中一種免(技術) 5 4 中一種免(家庭) 5 4 中一種免(外国語(英語)) 6 3 高一種免(国語) 5 3 高一種免(地理歴史) 3 3 高一種免(公民) 3 3 高一種免(数学) 8 3 高一種免(理科) 10 4 高一種免(音楽) 5 3 高一種免(美術) 3 3 高一種免(工芸) 3 3 高一種免(書道) 4 3 高一種免(保健体育) 8 3 高一種免(家庭) 6 4 高一種免(工業) 5 4 高一種免(外国語(英語)) 6 3
共生社会教育課程
中一種免(社会) 6 4 19 2
中一種免(外国語(英語)) 6 3 高一種免(地理歴史) 3 3 高一種免(公民) 3 3 高一種免(外国語(英語)) 6 3 高一種免(福祉) 4 4
環境教育課程
中一種免(理科) 10 4 19 2
高一種免(理科) 10 4
芸術課程
中一種免(音楽) 4 3 19 2
中一種免(美術) 4 3 高一種免(音楽) 3 3 高一種免(美術) 3 3 高一種免(工芸) 3 3 高一種免(書道) 4 3
課程・免許種の名称
(特支一種免)
特別支援教育に関する科目 専任教員数 基準数
特別支援教育教員養成課程 8 7 特別支援教育特別専攻科 3 3
資料3-1-②-3 課程別主要授業科目担当状況(平成 25 年度)
課程 科目区分 教授 准教授 講師 非常勤 講師 学 校 教 育
3課程
共通 専門科目(教職) 27.3% 34.5% 0.0% 38.2%
初等教育教員養成課程 専門科目(小学専門・指導法) 47.2% 17.8% 10.8% 24.2%
専門科目(選修専門) 44.4% 34.1% 4.6% 16.9%
中等教育教員養成課程 専門科目(教科専門・指導法) 45.9% 27.7% 7.0% 19.5%
特別支援教育教員養成課程 専門科目(特別支援) 37.9% 22.1% 13.3% 26.7%
生涯教育 3課程
共通 生涯教育A 50.0% 0.0% 0.0% 50.0%
生涯教育B 38.4% 7.6% 7.6% 46.2%
共生社会教育課程 コース専門科目 59.6% 32.7% 0.0% 7.7%
環境教育課程 コース専門科目 61.6% 18.0% 0.0% 20.5%
芸術課程 コース専門科目 38.5% 34.6% 5.2% 21.7%
全体 44.4% 29.2% 5.7% 20.6%
【分析結果とその根拠理由】
大学設置基準に定める必要専任教員数及び教育職員免許法上の専任教員数を充足している。ま た、専任の教授及び准教授による主要授業科目の担当率は、適切な水準にある。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点3-1-③: 大学院課程において、教育活動を展開するために必要な教員が確保されて いるか。
【観点に係る状況】
教育学研究科教育科学専攻では、教員養成系の大学院課程としての目的を達成するため、大学 院設基準に定める研究指導教員数及び研究指導補助員数を上回って、必要な専任教員を確保して いる(資料3-1-③-1)。
また、教育学研究科教職実践専攻(教職大学院)における教員配置は、教員養成系の専門職学 位課程としての目的を達成するため、専門職大学院設置基準に定める専任教員数を上回り、実務 家教員を含めて必要な専任教員数を確保している(資料3-1-③-2)。
なお、教育学研究科教職実践専攻(教職大学院)の教員配置状況については、平成 24 年度に 受審した一般財団法人教員養成評価機構による教職大学院認証評価において「基準を満たしてい る」との評価結果(資料3-1-③-3)を得ている。
資料3-1-③-1 大学院教育学研究科教育科学専攻(修士課程)の専任教員数
(平成 25 年4月1日現在)
コース名
研究指導教員 研究指導補助教員
現員数 基準数 現員数 基準数 うち教授 うち教授
教育活動創造コース
17 12 6 4 11 4 学校心理コース
教育臨床心理学コース
特別支援教育コース 8 6 3 2 2 2
国語教育コース 7 7 4 3 3 3
社会科教育コース 6 6 6 4 6 6
数学教育コース 7 7 4 3 4 3
理科教育コース 12 11 6 4 10 6
音楽教育コース 4 4 4 3 5 3
美術教育コース 4 4 4 3 8 3
保健体育コース 8 7 4 3 3 3
技術教育コース 6 4 3 2 2 2
家政教育コース 4 4 4 3 3 3
英語教育コース 6 5 3 2 4 2
資料3-1-③-2 大学院教育学研究科教職実践専攻(教職大学院)の専任教員数
(平成 25 年4月1日現在)
専攻名 現員数 基準数
専任 教員数
内数 専任
教員数
内数
教授 実務家教員 みなし教員 教授 実務家教員 みなし教員
教職実践専攻 14 11 7 3 13 7 6 4名以内
資料3-1-③-3 (一般財団法人)教員養成評価機構のおける教職大学院認証評価結果
(平成 24 年度)(抜粋)
基準3-2A:教育課程を展開するにふさわしい教員の配置、授業内容、授業方法・形態が 整備されていること。
(自己評価書の内容)
(1)本学教職大学院の専任教員として、教育課程の遂行に必要な 14 名の教員(研究者教員 7名、実務家教員7名)を確保している。また、各教員は、次の各号のいずれかに該当 し、かつ、その担当する専門分野に関して高度の教育上の指導能力があると認められる 専任教員であり、専攻ごとに「文部科学大臣が別に定める数」(平成 15 年文部科学省 告示第 53 号第1条)が配置されている。
① 専攻分野について、教育上又は研究上の業績を有する者
② 専攻分野について、高度の技術・技能を有する者
③ 専攻分野について、特に優れた知識及び経験を有する者
教員組織は、専任教員のうち、5割が実務家教員である。また、研究者教員についても学 校現場における教育経験を有している者が多い。さらに、組織全体としての実践的な力量形 成を意識した教育が行えるような体制を整えている。例えば、教育実践力開発コースでは、
研究者教員と実務家教員がチームになって授業を運営する取組が行われている。
授業では、共通科目においても教育現場における課題を取り上げ、教育実践力開発コース の学生と生徒指導・教育相談リーダーコース、学校運営リーダーコースの学生との混成のグ ループを形成し、協働で課題を探求し、その成果を発表・討議するという授業を展開してい る。また、実習科目においても研究者教員と実務家教員が連携して指導を行っている。
(評価結果)
基準を満たしていると判断する。
専門職大学院設置基準に定められた必要な専任教員数を満たす専任教員(研究者教員・実 務家教員)を配置している。実習科目、まとめプレゼンテーション関係科目を中心に、研究 者教員と実務家教員のチーム・ティーチングによる指導を行い、また、外部から指導主事な どのゲストティーチャーを招聘するなど、理論と実践を往還する取り組みを行っている。共 通科目・コース別科目においては各教員が講義形式のほか、事例研究、実践演習、ディスカ ッション、シミュレーション、フィールドワークと多様な授業方法を工夫している。
【分析結果とその根拠理由】
教育学研究科教育科学専攻における研究指導員数は、大学設置基準を上回っており、また、教 育学研究科教職実践専攻(教職大学院)における専任教員数は、専門職大学院設置基準を上回っ ており、大学院課程において必要な専任教員数を確保している。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点3-1-④: 大学の目的に応じて、教員組織の活動をより活性化するための適切な措置 が講じられているか。
【観点に係る状況】
国立大学法人福岡教育大学の定員は、中期・長期的ビジョンに基づいて、学長が決定すること とし、「国立大学法人福岡教育大学定員管理方針」(別添資料3-1-④-1)を定め、定員管 理を行っている。また、定員管理方針に基づき、毎年度、教員定員運用方針(別添資料3-1-
④-2)を策定し、教員採用を実施している。
教員採用については、国立大学法人福岡教育大学教員選考規程(資料3-1-④-1)に基づ き実施され、その年齢構成は、職位に対応して適正なものとなっている(資料3-1-④-2)。
女性教員の割合については、「国立大学法人福岡教育大学男女共同参画基本方針」を策定すると ともに、「国立大学法人福岡教育大学職員の育児休業等に関する規程」の改正において、育児短 時間勤務等の措置の対象を「小学校就学の始期に達するまでの子」まで引き上げるなどの取組の
推進を行っており、国立大学協会の数値目標(女性教員比率 20%)を上回っている(資料3-1
-④-3)。また、平成 26 年度の女性教員比率は、平成 21 年度(22.5%)よりも、1.3%向上 している。外国人教員については、平成 21 年度と比べて、3 名の専任教員を増員し、一定数を確 保している(資料3-1-④-4)。また、教員養成系大学としての目的に則して教育研究活動 を活性化するため、小・中・高等学校及び特別支援学校等での教職経験者の積極的な採用を行っ ている(資料3-1-④-5)。
教員組織の活性化のため、平成 22 年度から、教員による「教育」「研究」「社会貢献」「学 内運営」の4項目に対する自己点検・評価に基づく大学教員活動評価を行っている(別添資料3
-1-④-3、別添資料3-1-④-4、別添資料3-1-④-5)。この評価に基づくインセ ンティブとして優秀教員に対しては、学長表彰を実施している。また、平成 21 年から、教授研 究能力を向上させることを目的にしてサバティカル制度を導入している(資料3-1-④-6、
資料3-1-④-7)。
資料3-1-④-1 国立大学法人福岡教育大学教員選考規程(抜粋)
第4条 大学教員の採用は、原則として公募によるものとする。
2 公募は、原則として1月以上行うものとする。
3 公募条件等は、採用しようとする講座又はセンター(以下「講座等」という。)で原案を 作成し、教員選考委員会又は大学院常任委員会の議を経て、教育研究評議会の承認を得る ものとする。
資料3-1-④-2 教員の年齢構成(平成 25 年5月1日現在)
~30 歳 31 歳~40 歳 41 歳~50 歳 51 歳~60 歳 61 歳~ 計
教授 0 2 39 53 21 115
准教授 3 33 24 5 0 65
講師 2 5 4 0 0 11
助教 0 0 0 0 0 0
助手 0 0 0 0 0 0
計(名) 5 40 67 58 21 191
※1)教員の定員年齢は 63 歳。
※2)教員には、学長を除き、副学長を兼務する教授を含む。
※3)61 歳以上の教授には、再雇用教員、再雇用特命教授7名を含む。
資料3-1-④-3 大学教員の男女構成比(平成 26 年5月1日現在)
所属 教授 准教授 講師 助教 計
男 女 男 女 男 女 男 女 男 女 合計(名) 79 21 44 14 5 4 0 1 128 40 比率 47.0% 12.5% 26.1% 8.3% 2.9% 2.3% 0% 0.5% 76.1% 23.8%
※1)教員数には、学長、理事を除き副学長を兼務する教授を含む。
※2)教員数には、再雇用教員、再雇用特命教授7名を含む。
資料3-1-④-4 外国人教員の人数(平成 26 年5月1日現在)
平成 21 年度(参考) 平成 25 年度 平成 26 年度
専任教員数(名) 1 4 4
兼任教員数(名) 14 15 10
※1)専任教員には、外国人教師を含む。
資料3-1-④-5 小・中・高等学校及び特別支援学校等での1年以上の教職経験を有する 専任教員の割合(平成 26 年5月1日現在)
年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 専任教員の割合 21.1% 21.5% 21.8%
資料3-1-④-6 サバティカル制度の概要及び運用状況
(1)福岡教育大学サバティカル研究者規程(抜粋)
(2)サバティカル研究者派遣決定状況(平成 25 年度派遣分)
区分 研究期間 月数
B(一般) 平成 25 年4月1日~平成 25 年 9 月 27 日 6か月 B(一般) 平成 25 年 10 月1日~平成 26 年 3 月 20 日 6か月 第2条 この規程における用語の定義は、次に掲げるとおりとする。
(1)サバティカル 本学の教員の、教授研究能力を向上させることを目的とし、教育研究等 の活動状況が良好な者に対し、従事する教育、大学運営及び社会貢献活動に係る職務を一 定期間免除し、国内又は国外においてその専攻する学問分野の研究に専念させる制度をい う。
(2) サバティカル研究者 サバティカルを利用して研究を行う教員をいう。
(3) センター 健康科学センター及び附属特別支援教育センターをいう。
(サバティカル研究者の区分及び研究期間)
第3条 サバティカル研究者の区分、定員及びサバティカルによる研究期間(以下、「研究期 間」という。)は、次のとおりとする。
サバティカル研究者 A 1~2名 12 月以内 サバティカル研究者 B(一般) 1~2名 6 月以内 サバティカル研究者 B(若手) 1~2名 6 月以内 サバティカル研究者 C 1~2名 3 月以内
資料3-1-④-7 平成 26 年度大学教員活動評価の評価結果の処遇への反映について(抜 粋)
平成26年度大学教員活動評価の評価結果に基づく処遇への反映は、教育、研究、社会貢献 及び学内運営の4領域の総合評価、及び教育、研究の2領域の評価結果において、顕著な業績 があった者に対して次のとおり行う。
2.サバティカル研究者の派遣
(1)平成26年度評価結果によるサバティカル研究者は、平成26年12月までに決定し、
平成27年度から派遣を実施する。
(2)サバティカル研究者Aは、申請があった者のうち、総合評価がSSに該当する者の中か ら決定する。
(3)サバティカル研究者B及びCは、申請があった者のうち、総合評価がA以上に該当する 者の中から決定する。
別添資料3-1-④-1 国立大学法人福岡教育大学定員管理方針 別添資料3-1-④-2 平成 26 年度教員定員運用方針
別添資料3-1-④-3 平成 26 年度大学教員活動評価の実施について(通知)
別添資料3-1-④-4 平成 26 年度大学教員活動評価実施要領 別添資料3-1-④-5 平成 26 年度大学教員活動評価結果について
【関係ウェブページ URL】
国立大学法人福岡教育大学教員選考規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000082.htm 国立大学法人福岡教育大学職員の育児休業等に関する規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000048.htm 福岡教育大学サバティカル研究者規程
URL:http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/kitei/act/frame/frame110000332.htm
【分析結果とその根拠理由】
大学の目的に応じて、教員組織の活動をより活性化するため、中期・長期的ビジョンに基づい て、定員管理方針、教員定員運用方針を定め、広く公募より教員を採用している。また、その年 齢構成が職位に対応して適正であることに加え、男女共同参画基本法等の取組みにより女性教員 の割合を高い水準において維持している。
教育大学としての目的に則して教育研究活動を活性化するため、教職経験者の積極的な採用を 行うとともに、教員活動評価結果のインセンティブとして学長表彰制度やサバティカル制度を導 入、実施している。
以上のことから、本学の状況は観点で求める内容を満たしていると判断する。
観点3-2-①: 教員の採用基準や昇格基準等が明確に定められ、適切に運用がなされてい るか。特に、学士課程においては、教育上の指導能力の評価、また大学院 課程においては、教育研究上の指導能力の評価が行われているか。
【観点に係る状況】
法人としての教員の採用基準及び昇格基準を明文化するために、国立大学法人福岡教育大学教 員選考基準に関する規程(資料3-2-①-1)、国立大学法人福岡教育大学教員選考基準に関 する細則を定めており、人格及び経歴・教員歴、研究業績、教育上の能力、学界及び社会におけ る活動、学内運営活動、教育に対する意欲を審査・評価して採用・昇任人事を行っている。特に、
教育上の指導の能力に関わる教育上の能力及び教育に対する意欲に関しては、教授5名で構成す る教員資格審査会において研究業績・教育業績書及び教育に関する抱負書を基に審査している。
教員採用及び昇任の手続きについて、教員資格審査会での審議結果を踏まえて、教員選考委員会 が採用・昇任適格候補者の原案を作成し、教授会で選考の審議を行っている。
また、大学院担当教員の専攻にあたっては、国立大学法人福岡教育大学大学院教育学研究科担 当教員選考基準に関する規程(資料3-2-①-2)及び国立大学法人福岡教育大学大学院教育 学研究科担当教員選考規程に基づき、教育研究上の指導能力に関して、研究業績、担当する専門 分野の研究指導能力、授業担当上の知識、教育上の識見・能力を基準とし、研究指導教員5名で 構成する「適格候補者資格審査会」において研究業績・教育業績書及び授業科目と業績の対照表 を基に審査している。この審査結果を踏まえて、大学院常任委員会において、適格候補者の原案 を作成し、教授会で審議している。
教職大学院においては、国立大学法人福岡教育大学教職大学院実務家教員選考規程に基づき、
教職実践講座教授2名、教職実践講座以外の(他大学も可)教授3名の計5名で構成する教員資 格審査会において、研究業績、教育業績書及び抱負書等から、教育上の指導能力に関わる教育上 の能力及び教育に対する意欲について審査している。この審査結果を踏まえて、教職大学院実務 家教員資格審査報告書を作成し、講座主任を経た後、大学院常任委員会に提出し、大学院常任委 員会において候補者の原案を作成し、研究科教授会において審議している。
資料3-2-①-1 国立大学法人福岡教育大学教員選考基準(抜粋)
(選考基準)
第1条の2 大学教員の採用、昇任及び所属講座等の移籍の選考は、次の該当する条項の資格 を有する者について、人格、経歴、専門分野、研究業績、教育上の能力、学界及 び社会における活動、学内運営活動、教育に対する意欲等を考慮して行う。
(教授の選考)
第2条 教授の選考は、次の各号のいずれかに該当し、かつ、大学における教育を担当するに ふさわしい教育上の能力を有すると認められる者について行わなければならない。
(1) 博士の学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有し、優れた研 究上の業績を有する者
(2) 研究上の業績が前号の者に準ずると認められる者
(3) 学位規則(昭和 28 年文部省令第 9 号)第 5 条の 2 に規定する専門職学位(外国において