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政治・経済

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Academic year: 2023

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1/2 最終 12月センター試験本番レベル模試[政治・経済]講評

Ⅰ.全体講評

 今回の「最終 12 月センター試験本番レベル模 試 政治・経済」の平均点は 51.9 点。年間で最高 の平均点であり,これまでの努力が報われていると いうことができる。残るわずかの日数,効率よく実 践的な学習をしよう。基礎事項の復習手薄な個所 の補強,さらに,本番形式で問題演習時間を計っ て実施すること。また,用語集も絶えず脇に置き,

丹念に何度でも確認することである。たった一語選択の手掛かりになり,得点につながることもあ る。「政治・経済」は,直前の集中的な学習で大き な効果が出る科目でもあると言える。試験当日まで 諦めず粘り強く食いつきたい。

Ⅱ.大問別分析 第 1 問 基本的人権

新旧憲法の人権規定の比較と,各判例の再確 認をしておこう。

 得点率は 52.2%で,全 4 大問中では高水準の結 果であった。しかし,低水準の項目が幾つかあっ た。まず,臣民の権利について問うた問 2 2 , は,正答率は 20.4%であった。旧憲法下でも「 教の自由」などの人権規定は存在した。新旧憲法の 比較表で復習しておこう。また,問 4 4正答率 は 27.2%であった。「女性の再婚禁止期間」は,禁 止期間を置くこと自体は違憲ではないが,期間短縮判例が出たことに注意しよう。

問 1  1  各選択肢の選択率

① 1.8%

71.9% 7.9%

(正答)④ 18.3%

※注)無回答・マークミスは割愛したため,

   選択率の合計は 100% にならないことがある。

 「帝国議会」についての出題だが,正答率は 20

% にも届かなかった。国会が立法権を協賛する,

国務各大臣が天皇を輔弼するという用語を理解し ていなかったものが 70% 以上もいた。「統治権の 総攬」,「統帥権の独立」などにも注意。旧憲法に も衆議院の「予算先議権」はあったが,旧憲法で は順序だけだが,新憲法では「自然成立」による 衆議院の優位性を規定している。

第 2 問 地域的経済統合

世界の現状を総合的につかもう。

 得点率は 46.5%で,全 4 大問中で最低の結果で あった。なかでも,ベトナムについて問うた

基礎事項と手薄な分野を補強し,演習問題を本番形式で。

政治・経済 政治・経済

0  20  40  60  80  100

大問別得点率(%)

第 1 問 第 2 問 第 3 問 第 4 問

 46.5  48.8

 52.2  60.2 20

15 10 5 0 35 25 30

(%)

得点率(%)

~10 ~20 ~30 ~40 ~50 ~60 ~70 ~80 ~90 ~100 平均 51.9%

得点分布 政治・経済

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2/2 最終 12月センター試験本番レベル模試[政治・経済]講評

5 15 は,正答率 20.9%であった。ベトナムの現 代 史で,「ド イ モ イ 政 策」 は 出 来 て い た が,

ASEAN」との関連,「南沙諸島の領有権」などは 盲点的であったかも知れない。ASEAN は,もとも と,ベトナム戦争でアメリカ軍を撤退させ,その勢 いで他国にも侵入する社会主義拡張政策に対抗し て,周辺 5 か国が結成した政治同盟であった。冷戦 終結後,経済同盟に変質し,ブルネイ,ベトナム,

ミャンマー,ラオス,カンボジアの 5 か国が加入 し,現在,10 か国で構成されている。経済のグ ローバル化保護主義の台頭貿易のサービス化な ど,日々の時事問題に関心を持ち,教科知識に結び 付けよう。

第 3 問 労働・中小企業

手薄な箇所の基礎事項を固めよう。

 得点率は 60.2%で,全 4 大問中で最高の得点率 であった。しかし,弱い点が 2,3 あるので指摘す る。労働三法について問うた問 1 19正答率は 29.7%の選択率が 43.2% に上った。最低賃金 労働基準法が別に存在することは頻出である。

各国の合計特殊出生率と女性就業率の相関について 問う問 5 23正答率は 38.7%の選択率が正 答率と同程度であり,日本と韓国の区別がつかな かったことが分かる。韓国は日本以上に少子化が進 行している。また,日本の合計特殊出生率について おおよその数字を把握していれば解答できた。その 他,雇用慣行の変化,労働市場の変化,中小企業の 特色など,手薄な箇所の基礎事項を固めよう。

第 4 問 国際連合

安保理や総会,日本の PKO など,歴史と現 状を正確につかもう。

 得点率は48.8%で,平均的な結果であった。そ のなかで,日本の PKO について問うた問 7 33正答率は 27.5%で低調。の選択率が 42.3% と,

正答率を大きく上回った。自衛隊のイラク派遣が PKO ではなく,特別措置法であることは頻出であ る。正答である「駆け付け警護」などの時事的事項 も含め,正確な理解を心がけたい。さらに,「平和 のための結集」決議についての問 4 30正答率は 32.4%。解答が分散しており,戦後の国際政治の歴 史的背景が理解できていなかった。

Ⅲ.学習アドバイス

◆既習箇所の基礎事項をもう一度確認しよ う。

 「政治・経済」は,現実の時事問題と結び付けて 問題意識を持つことが出発点でもある。新聞・テレ ビやその他のマスメディアを主体的に活用し,政 治・経済現象を理解して問題意識を持つことで,真 の生きた勉学になり,高度な試験問題に遭遇して も,健全な判断力正答できる

◆センター試験本番に向けて。

 繰り返しになるが,「政治・経済」は最後の一瞬 まで得点を伸ばすことが可能である。これまで積み 上げてきた知識が多くなるほど,それらが有機的に 結び付き,飛躍的に得点力が上がっていく。幅広い 広範囲な基礎部分を確実に固めながら,実際に演習 問題を体験し,「分かった」を「出来た」に変え,

自信と確信を持てるまで再確認しよう。健闘を祈っ ている。

Referensi

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第 1 問 南北問題と国際機関 配点 24 問1 正解は④。 基礎的な問題。南北問題は,後発国の中で経済発展を遂げた地域,NIESやAS EAN,さらにBRICsなどと時代の変遷を経てきたが,いまだに経済発展から取 り残され,テイクオフ(経済発展への離陸)をしていない諸国との格差が問題になっ