• Tidak ada hasil yang ditemukan

検査案内書 - Kazusa

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

Membagikan "検査案内書 - Kazusa"

Copied!
5
0
0

Teks penuh

(1)

1 / 5

Ver 2

検査案内書

(大理石骨病遺伝子検査)

使用開始日 2022 年 11 月 24 日

管理者(発行者) 糸賀 栄 印

精度管理責任者 細川 淳一 印

(2)

2 / 5

改訂履歴一覧表

No. 改訂内容 Ver. 使用開始日 作成者 承認者 1 新規作成 1 2022/4/1 細川淳一 森 千恵 2 領域追加 2 2022/11/24 細川淳一 糸賀栄 3

4 5 6 7

(3)

3 / 5

検査項目: 「 大理石骨病 」

検査名: 【 大理石骨病遺伝子検査 】

概略

大理石骨病は、骨吸収障害に基づくびまん性骨硬化性病変の総称である。発症年齢、

重症度などにより、臨床的に乳児型、中間型、成人型(遅発型)に大別される。乳児型 大理石骨病の責任遺伝子として、これまでに5遺伝子が同定されている。空胞型プロト ンポンプa3サブユニットをコードするTCIRG1、クロライドチャネルをコードするCLCN7、

マウスの grey-lethal のヒトオルソログであるOSTM1、破骨細胞の分化や活性化、生存

に関わるRANKLをコードするTNFSF11、RANKLに対する受容体であるRANKをコードする TNFRSF11Aである。中間型大理石骨病では、CLCN7変異の他、PLEKHM1遺伝子の変異に基 づく症例の報告がある。成人型(遅発型)大理石骨病はCLCN7やLRP5のヘテロ変異で引 き起こされる。

本 検 査 で は TCIRG1,CLCN7,OSTM1,TNFSF11,TNFRSF11A,PLEKHM1,CA2,LRP5,IKBKG, FERMT3,RASGRP2、及び鑑別診断用にLRP6,SNX10,SOST,SLC4A2遺伝子のタンパク質コード 領域エクソンとその両端のスプライス部位領域を次世代シークエンサーで解析し、主に 検出されたアレル頻度 1%以下の稀なバリアントについて報告する。短鎖リード型次世 代シーケンサーのデータの補完が必要な場合は、サンガー法によるキャピラリーシーケ ンサーでの解析を行う。なお大規模欠失・挿入等のコピー数変化や大規模なゲノム構造 変化に関しては高精度での検出が短鎖リード型の次世代シーケンサーでは困難なため、

報告対象としない。体細胞モザイクについてはバリアントコーラーで検出できたものに 関しては報告するが、バリアントコーラーで検出できなかったものに関しては報告しな い。IKBKG に関しては相同領域があるため、次世代シークエンサーで低頻度バリアント があった場合には、long-range PCR後sanger法にてもバリアントを確認する。ただし、

IKBKGのex3-ex10の大欠失の検出は不可能である。また上記領域に加え、下記の領域も

解析に追加する。

遺伝子名 position(hg38) HGVS.c

CLCN7 chr16:1450378 c.1617+119G>A(NM_001287.6) CLCN7 chr16:1456056 c.916+57A>T(NM_001287.6) CLCN7 chr16:1457355 c.739-18G>A(NM_001287.6) IKBKG chrX:154547745 c.-16G>C(NM_001099857.5) IKBKG chrX:154547746 c.-16+1G>T(NM_001099857.5) IKBKG chrX:154560384 c.519-23A>T(NM_001099857.5) TCIRG1 chr11:68049426 c.1887+132T>C(NM_006019.4)

(4)

4 / 5

TCIRG1 chr11:68049436 c.1887+142T>A(NM_006019.4) TCIRG1 chr11:68049440 c.1887+146G>A(NM_006019.4) TCIRG1 chr11:68049443 c.1887+149C>T(NM_006019.4) TNFRSF11A chr18:62325308 c.-45A>G(NM_003839.4)

(1) 検査方法

血液から回収したゲノムDNAから、該当する検査対象遺伝子のたんぱく質コード 領域エクソンとそのイントロン境界部分をハイブリダイゼーションあるいは酵素的 増量法(polymerase chain reaction法、PCR法と略)により濃縮し、次世代シーケ ンサーあるいはキャピラリーシーケンサーによる遺伝子配列決定を行い、検査対象 遺伝子のたんぱく質コード領域における低出現頻度の塩基配列変化の有無を検出す る。原則血液のみの受け入れとするが、やむを得ない場合は調整されたDNAも受け 入れる。この場合は個々の事例により判断するものとする。

(2) 基準値及び判定基準

国際的に用いられているヒトゲノムリファレンス配列との比較から、低出現頻度変異 の有無を判定する。

(3) 医療機関に緊急報告を行うこととする検査値の範囲

特になし。本検査は緊急性を要するものではありません。

(4) 検査に要する日数

検体が本所に届いた日から60営業日以内。

(5) 測定を委託する場合にあっては、実際に測定を行う衛生検査所の名称

測定の委託はありません。

(6) 検体の採取条件

医療機関にて検査の目的や限界について十分に説明し、本検査の申し込みの意思 を確認する。

(7) 検体の採取容器

弊所発行の匿名化ID記載ラベルが貼付された採血管1本

(真空密封型採血管EDTA-2K(またはNa)顆粒)

(5)

5 / 5

(8) 検体の採取量

血液1mL以上を採血する。

(9) 検体の保存条件

採血後は、速やかに冷蔵または凍結保管する。

(10) 検体の提出条件

上記(7)、(8)、(9)を満たす検体について、箱に入れて室温にて本所に発送する

(必要に応じて、保冷剤の同梱も可)。発送日の翌日に到着することを原則とする。

(11) 検査依頼書及び検体のラベルの記載項目

検体貼付ラベルには匿名化IDならびに検体管理用IDを記載する。

検査依頼書は、当検査室指定の様式を使用する。主な記載項目を以下に示す。

・匿名化ID

・希望する検査項目(疾患名、検査コード番号、検体数)

・医療機関情報

・遺伝カウンセリングを担当する臨床遺伝専門医

・請求書送付先情報

(12) 検体を医療機関から衛生検査所(他の衛生検査所に測定を依頼する場合に あたっては、当該衛生検査所等)まで搬送するのに要する時間

発送日の翌日到着を原則とする。

土日祝日は受付け不可なので、医療機関には十分な注意を促す。

(13) 免責事項

なし

(14) 検査のお申し込み、お問い合わせ

公益財団法人かずさDNA研究所 遺伝子検査室 (かずさ遺伝子検査室)

〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2丁目5-23 https://www.kazusa.or.jp/genetest/index.html

E-mail : [email protected]

Referensi

Dokumen terkait

3 / 6 検査項目: 「 ヌーナン症候群 」 検査名: 【 ヌーナン症候群遺伝子検査 】 概略 ヌーナン症候群は細胞内の Ras/MAPK シグナル伝達系にかかわる遺伝子の先天的な異 常によって、特徴的な顔貌、先天性心疾患、心筋症、低身長、胸郭異常、停留精巣、知的 障害などを示す疾患である。 本検査は

3 / 5 検査項目: 「芳香族 L- アミノ酸脱炭酸酵素欠損症」 検査名: 【芳香族 L- アミノ酸脱炭酸酵素欠損症遺伝子検査】 概略 芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症はL-ドーパをドパミンに、5-ヒドロキシトリプ トファン(5-HTP)をセロトニン(5HT)に脱炭酸化する酵素遺伝子(DDC)の異常により、

3 / 6 検査項目:「 ルビンシュタイン・テイビ症候群 」 検査名: 【 ルビンシュタイン・テイビ症候群遺伝子検査 】 概略 ルビンシュタイン・テイビ症候群は、精神運動発達遅滞、特異顔貌、幅広い拇指趾を 特徴とした多発奇形症候群である。原因遺伝子としてCREBBP,EP300が知られている。 本検査では CREBBP,EP300

3 / 5 検査項目: 「 CFC症候群 」 検査名: 【CFC症候群遺伝子検査】 概略 CFC症候群は細胞内 Ras/MAPK シグナル伝達経路に存在する遺伝子の先天的な異常 によって、成長・発達障害、精神発達遅滞、薄い眉毛や側頭部狭小などの特徴的な顔つ き、脆弱でカールした毛髪、湿疹・角化異常・魚麟癬などの皮膚症状、先天性心疾患、

3 / 5 検査項目: 「Nager 症候群」 検査名: 【Nager 症候群遺伝子検査】 概略 Nager症候群は,重度の小顎,上肢短縮からなる優性遺伝疾患である。 本検査ではSF3B4遺伝子のタンパク質コード領域エクソンとその両端のスプライス部 位領域を次世代シークエンサーで解析し、主に検出されたアレル頻度 0.1%以下の稀な

3 / 5 検査項目: 「3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル CoA 合成酵素欠損症」 検査名: 【3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル CoA 合成酵素欠損症遺 伝子検査】 概略 3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA合成酵素欠損症症はミトコンドリアの3-ヒド

3 / 5 検査項目: 「 家族性良性慢性天疱瘡 」 検査名: 【 家族性良性慢性天疱瘡遺伝子検査 】 概略 家族性良性慢性天疱瘡(ヘイリー・ヘイリー病)は、常染色体優性遺伝を示す先天性 皮膚疾患で、生下時には皮膚病変はなく青壮年期に発症することが多い。腋窩・陰股部・ 頸部・肛囲などの間擦部に小水疱やびらん、痂皮を形成するが、より広範囲に皮膚病変

7 / 7 11 検査依頼書及び検体のラベルの記載項目 検体貼付ラベルには匿名化IDならびに検体管理用IDを記載する。 検査依頼書は、当検査室指定の様式を使用する。主な記載項目を以下に示す。 ・匿名化ID ・希望する検査項目(疾患名、検査コード番号、検体数) ・医療機関情報 ・遺伝カウンセリングを担当する臨床遺伝専門医 ・請求書送付先情報 12