2019 年度 愛知学泉大学シラバス
科目番号 科目名 担当者名 基礎・専門
別 単位数 選択・必修 別
開講年次・
時期
1104511 基礎栄養英語 I
English Reading on Nutrition I 増田菜緒美 基礎 1 選択 1 年 前期 科目の概要
栄養学の基礎知識と基本的な語彙を英語で学習する。栄養学の基礎知識も学びながら、英語の基本的な力(語彙・読解・リ スニング)を身に着けることを目的とする。講義で扱う主なテーマは、主要な栄養素、健康補助食品、食物アレルギー、肥 満、ダイエット、生活習慣病、食べ物の効能、世界の食卓である。講義を通して学んだ知識を自分の環境でどのように生か すことができるかを考察する力を養うと同時に、ペアワークやグループワークを通して、他者の考えに耳を傾け、協働して能 動的に学ぶ力を身に着ける。
学修内容 到達目標
① 栄養に関する基礎的な知識を身に付ける。
② 栄養に関する基礎的な語彙を身に付ける。
③ 栄養関連の簡単な英文を読解し、聞き取る力をつける。
④ 栄養に関連する課題を考察し、自分との繋がりを見つ け、解決のために行動を起こす力を身に付ける。
⑤ 他者と協力し、チームで学ぶ力を身に付ける。
① 栄養の基本的な考え・基本的栄養素の種類と役割を説 明することができる。
② 教科書 Unit1から7までの基本的基礎栄養単語を習得す ることができる。
③ 栄養関連の英語教材のディクテーションや読解アクティビ ティを通して、読解力及びリスニング力を習得することが できる。
④ 教材を通して栄養に関する課題と自分の日常生活との関 連性を発見し、解決のための具体的な小さな一歩を考え ることができる。
⑤ ペアワークやグループワークを通して、互いに意見を述 べ、協力して課題を行い、共同でクラスに自分たちの考え を発信することができる。
学生に発揮させる社会人基
礎力の能力要素 学生に求める社会人基礎力の能力要素の具体的行動事例
前に踏 み出す 力
主体性 ア. 指名されなくても積極的に教員の問いに反応し、質問をすることができる。
イ. 課題をするのに必要な知識について、教科書・文献・辞書を使って自己学修をすることができる。
ウ. 授業以外の時間を使い、自分で課題について調べたことを記述できる。
エ. 授業で学んだ知識を日常生活で具体的に実践し、それについて記述できる。
働きかけ力 ア. 目標に到達するために、自分ひとりではできないとき、仲間の力を借りるための声かけをすることがで きる。
実行力 ア. 小テストやレポートの期日までに、計画だてて準備を行い、確実に目標に向かって進めることができ る。
イ. 授業で発見した栄養に関する課題の解決のために、自分にできることを計画し、実際に実行し、その 結果を報告することができる。
考え抜 く力
課題発見力 ア. 情報を鵜呑みにしたり、憶測したりするのではなく、事実に基づいて客観的に情報を整理し、課題を 見極めることができる。
イ. 事象の原因を見極め、何が問題であるか判断することができる。
計画力 ア. 宿題やレポートの期日を守ることができる。
イ. グループ内で時間内に終えることができるよう手順や役割分担を考えて期限内に完成できるよう進め ることができる
創造力 ア. 物事を考える時に、固定概念にとらわれることなく、様々な方向から考えることができる。
チ ー ム で 働 く 力
発信力 ア. グループ内で情報やアイデアをまとめ、聞き手にわかりやすい発表の仕方(声の大きさ、スピード等)
や話すポイントが整理され発表することができる。
イ. 発表の仕方を工夫して発表できる。
傾聴力 ア. ペアワークやグループワークで、人の意見を確認し、さらに自分の意見を述べることができる。
柔軟性 ア. グループ討議をする際に自分と異なる意見や価値観を尊重し、柔軟に受け入れることができる。
情況把握力 ア. 自分に割り当てられたことだけでなく、集団の中で自分ができることを考え、目標に向かって協力でき る。
規律性 ア. 無断欠席、遅刻、居眠り、私語、他の講義の課題を行う等の講義に支障をきたす行動をせず、授業が 円滑に進行するようルールを守ることができる。
イ. 自分の都合を優先することなく集団のルールを守ることができる。
ストレスコントロール力 テキスト及び参考文献
テキスト: A Matter of Taste, Akiko Tsuda 他, Nan’un-do, 1700 円+税 他科目との関連、資格との関連
英語 I
【評価方法】
評価方法 評価の 割合
到達
目標 各評価方法、評価にあたって重視する観点、評価についてのコメント 筆記試験
小テスト 50
① ✓ 1: 語彙チェックテスト、Structure テスト、第 8 回と第 14 回の講義で行う小テス トの点数を平均して判定する。
・授業内容を理解できているかを確認する。
・重要英単語、穴埋め問題、読解問題を中心に出題する。
② ✓
③ ✓
④
⑤
レポート 40
① 1: 第 15 回の講義で提出を行う。
・課題 「この講義を通してあなたが得た学びの中で最も印象的だったものは 何か。その学びを現在、そして将来、どのように活かすことができるか具体 的に書きなさい」(課題が変更になる場合は授業中に指示をする)。
・A4 で1枚以上。
・講義で学んだことを自分の言葉で整理し、まとめることができているか、
さらに、その知識を日常生活にどのように活かすことができているか、
そして、将来の自分の職業にどのように活かすことができると考えているか の3点を総合的に評価する。
②
③
④ ✓
⑤ ✓
成果発表
(口頭・実技)
作品
社会人基礎力
(学修態度) 10
① ✓ (発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、創造力)
・ペアワークやグループワークへの参加度合いを、ワークシートの内容とグループ 発表の内容によって評価する (5 点)。
(主体性)
・出席に加え、授業内に課すリフレクションシートの内容から、本人の「興味・関 心」、「授業への参加度」、「学修意欲」とそれらに表れる「知識・理解」を評価する
(5 点)。
(規律性)
・受講態度(学修意欲欠如、受講ルール違反)が見られる場合は 5 点を減点す る。
(規律性)
・課題やその他の提出物の未提出が見られる場合は 3 点を減点する。
(規律性)
・グループ活動への非協力などが見られる場合は 3 点を減点する。
② ✓
③ ✓
④ ✓
⑤ ✓
その他
総合評価割合 100
学修上の助言 受講生とのルール
・宿題として出される英単語の予習を行うこと。
・本文の音読をしてくること。
・講義での学びを日常にどう活かすか意識すること。
・リフレクションシートをしっかり記入すること。
・電子辞書を準備することが望ましい。
・携帯電話は教員から特別の指示がない限り電源を切り、カ バンにしまっておくこと。
・他の講義の課題を授業中にやる場合、欠席とみなします。
・欠席した講義の配布資料は出席者からコピーをさせてもらい 課題についても自分で責任を持って把握、提出を行うこと。
・締切を過ぎた課題の提出は基本的に認めない。当日欠席に より 課題提出が遅れる場合は事前に受け付けます。
・グループワークの際、講義に関係のない私語が目立ち、注 意しても直さない等授業進行に支障が出る場合は、欠席とみ なします。
【到達目標の基準】
到達レベル S(秀)及び A(優)の基準 到達レベル B(良)の基準 A(優)の基準:
・リフレクションシートの内容から、能動的な学びが継続的に できていると判断される。
・ペアワークやグループワークの際、積極的に意見を言う、
他の受講生の理解を助ける姿勢が際立つ。
・栄養に関して得た知識を日常生活で創造的に実践してい る。
・教材を通して栄養に関する課題についての特に深い洞察 が見られ、そこから自分なりの一歩を踏み出そうとしているこ とがリフレクションシート、レポートから読み取れる。
・語彙チェックテスト、Structure テスト、小テストを平均して 9 割以上正解している。
S(秀)の基準:上記の 5 ポイントをクリアしていることに加え、
与えられた課題だけではなく常に探究心を持って能動的な 学びをしていることが著しいと判断される。具体的には受講 時に自ら質問をする、積極的にレスポンスをする、自主的に 授業に関連する課題について調査し、その結果をリフレク ションシート、レポートに反映させていることが挙げられる。
・リフレクションシートを真面目に記入している。
・ペアワークやグループワークに協力しているが積極 性に欠ける。
・栄養に関して知識を得ることができているが、日常 生活での実践はできていない。
・語彙チェックテスト、Structure テスト、小テストを平均 して 7 割以上正解している。
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力名
1週 /
Introduction
本講義の目的と流れ、受講 時 の 注 意 に つ い て 説 明 す る。
教材の紹介と導入を行う。
イントロダクションと質 疑応答。ペアワーク。
リフレクションシートの 記入。
講義の目的を理解し、紹介 された教材を通して栄養に 関する興味を発見する。リフ レクションシートに抱負を書 き込み提出する。
次 週 の 予 習 と し て Unit1 の本文を音読 し 、 単 語 を 調 べ 、 Vocabulary Check を やってくる。
45
主体性 課 題 発 見 力
2週 /
Unit1: The Major Nutrients 三大栄養素・五大栄養素に ついての基本的な知識を学 ぶ。
語彙チェックテスト。
ディクテーション。ペ アワーク。講義。リフ レ ク シ ョ ン シ ー ト 記 入。
講義内で行うアクティビティ に真面目に取り組む。ペア ワークではペアと協力して アクティビティを行う。リフレ クションシートの記入・提出 を行う。
復習として Unit 1 の 本 文 を 音 読 し 、 Structure 問題を解い てくる。
30
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
3週 /
Unit1:The Major Nutrients タンパク質・炭水化物・脂質 それぞれの働きについて理 解する。
Structure テスト。ディ クテーション。ペアワ ーク。講義。リフレクシ ョンシート記入。
講義内で行うアクティビティ に真面目に取り組む。ペア ワークではペアと協力して アクティビティを行う。リフレ クションシートの記入・提出 を行う。
次 週 の 予 習 と し て Unit2 の本文を音読 し 、 単 語 を 調 べ 、 Vocabulary Check を やってくる。
45
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
4週 /
Unit2:Dietary Supplements 健康補助食品の種類と摂取 時の注意点について理解す る。
語彙チェックテスト。
ディクテーション。ペ アワーク。講義。リフ レ ク シ ョ ン シ ー ト 記 入。
講義内で行うアクティビティ に真面目に取り組む。ペア ワークではペアと協力して アクティビティを行う。リフレ クションシートの記入・提出 を行う。
次 週 の 予 習 と し て Unit 3 の本文を音読 し 、 単 語 を 調 べ 、 Vocabulary Check を やってくる。
30
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
5週 /
Unit3: Food Allergies アレルギーはなぜ起きるのか を理解し、深刻な症状が起き た時の対処法を知る。
語彙チェックテスト。
ディクテーション。ペ アワーク。講義。リフ レ ク シ ョ ン シ ー ト 記 入。
講義内で行うアクティビティ に真面目に取り組む。ペア ワークではペアと協力して アクティビティを行う。リフレ クションシートの記入・提出 を行う。
次 週 の 予 習 と し て Unit 4 の本文を音読 し 、 単 語 を 調 べ 、 Vocabulary Check を やってくる。
45
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
6週 /
Unit 4: The Obesity Time Bomb
病的な肥満の定義とその原 因 、 リ ス ク に つ い て 理 解 す る。
語彙チェックテスト。
ディクテーション。ペ アワーク。講義。リフ レ ク シ ョ ン シ ー ト 記 入。
講義内で行うアクティビティ に真面目に取り組む。ペア ワークではペアと協力して アクティビティを行う。リフレ クションシートの記入・提出 を行う。
復習として Unit 4 の 本 文 を 音 読 し 、 Structure 問題を解い てくる。
30
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
7週 /
Unit 4: The Obesity Time Bomb
欧 米 で 広 が る 肥 満 の 現 状 と 」 、 そ の 対 策 と し て Jamie Oliver 氏が行っている食育 の活動について知る。
Structure テスト。ビデ オ視聴。リフレクション シート記入。グループ ワーク。グループワー ク発表。
Jaime Oliver 氏の活動を紹 介するビデオを視聴し、リフ レクションシートを記入・提 出する。日本の小学校で行 う食育の授業をグループで 考え、クラスに向けて発表を 行う。
次週の小テストに向 けた復習を行う。 60
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 創造力 柔軟性 状 況 把 握 力 発信力
8週 /
Review and Quiz
第 7 回までに学んだ内容と英 単 語 に 関 す る 小 テ ス ト を 行 う。
小テスト。答え合わせ と解説。
小テストは真面目に宿題を して授業に臨んでいれば点 数が取れるので、しっかりと 復習をして臨む。
次 週 の 予 習 と し て Unit5 の本文を音読 し 、 単 語 を 調 べ 、 Vocabulary Check を やってくる。
45 主体性 計画力
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力名
9週 /
Unit5: Crash Diets
短期的な目的のために行う 急激な食事制限とその問題 点について知る。
語彙チェックテスト。
ディクテーション。ペ アワーク。講義。リフ レ ク シ ョ ン シ ー ト 記 入。
講義内で行うアクティビティに 真面目に取り組む。ペアワーク ではペアと協力してアクティビ ティを行う。リフレクションシート の記入・提出を行う。
復習として Unit 5 の 本 文 を 音 読 し 、 Structure 問題を解い てくる。
30
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
10 週 /
Unit5: Crash Diets
なぜ人々が Crash Diets をし てしまうのかを分析し、より良 い他の方法を提案する。
Structure テスト。ディ クテーション。グルー プ デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 。 講義。リフレクションシ ート記入。
グループディスカッションでは、
Crash Diets についての自分の 考察を一度は発言する。他の 人の意見を真面目に聞く。グ ループの中での自分の役割分 担を果たす。リフレクションシー トの記入・提出を行う。
次 週 の 予 習 と し て Unit6 の本文を音読 し 、 単 語 を 調 べ 、 Vocabulary Check を やってくる。
45
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 創造力 柔軟性 状 況 把 握 力 発信力
11週 /
Unit6: Diabetes
生活習慣病の1つである 糖尿病について、その種類と 発 症 後 の 対 応 に つ い て 知 る。
語彙チェックテスト。
ディクテーション。ペ アワーク。講義。リフ レ ク シ ョ ン シ ー ト 記 入。
講義内で行うアクティビティに 真面目に取り組む。ペアワーク ではペアと協力してアクティビ ティを行う。リフレクションシート の記入・提出を行う。
復習として Unit 6 の 本 文 を 音 読 し 、 Structure 問題を解い てくる。
30
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
12 週 /
Unit6: Diabetes
糖尿病予防の方法と、糖尿 病患者への特別食について 知る
Structure テスト。ディ クテーション。ペアワ ーク。講義。リフレクシ ョンシート記入。
講義内で行うアクティビティに 真面目に取り組む。ペアワーク ではペアと協力してアクティビ ティを行う。リフレクションシート の記入・提出を行う。
次 週 の 予 習 と し て Unit7 の本文を音読 し 、 単 語 を 調 べ 、 Vocabulary Check を やってくる。
45
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
13 週 /
Unit7: Food-A miracle cure?
健康に良いとされる食品の 情報が溢れているが、万病 に効く食品は存在するのか、
どのような食事を摂ることが 健康を保つのかについて考 察し、理解する。
語彙チェックテスト。
ディクテーション。ペ アワーク。講義。リフ レ ク シ ョ ン シ ー ト 記 入。
講義内で行うアクティビティに 真面目に取り組む。ペアワーク ではペアと協力してアクティビ ティを行う。リフレクションシート の記入・提出を行う。
次週の小テストに向 けて復習をする。最 終レポートの執筆を 始める。テーマにつ いては授業中に教員 から指示がある。
60
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
14 週 /
Review and Quiz
第 9 回から第 13 回までに学 んだ内容と英単語に関して の小テストを行う。
小テスト。答え合わせ と 解 説 。 今 ま で の 講 義の総復習を行う。
小テストは真面目に宿題をして 授業に臨んでいれば点数が取 れるので、しっかりと復習をして 臨む。
最終レポートの執筆 を続ける。
(60 分)
30 主体性 計画力
15 週 /
世界の食卓
欧米、アジア、中東など様々 な国の家庭料理とそのレシピ を知り、自分の家庭料理と比 較する。その後、食事の役割 についてグループで考察し、
発表する。
ビデオの視聴。リフレ ク シ ョ ン シ ー ト の 記 入。グループディスカ ッション。グループ内 発表。
ビデオを真面目に視聴する。
グループディスカッションでは、
食事の役割についての自分の 考察を一度は発言する。他の 人の意見を真面目に聞く。グ ループの中での自分の役割分 担を果たす。リフレクションシー トの記入・提出を行う。
レポートを提出する。
15 回の講義を振り返 り、復習を行う。 60
主体性 課 題 発 見 力 傾聴力 働 き か け 力
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力