社会福祉専門教育科目(分野領域科目)
科 目 名 児童福祉論 A 担当教員 高橋 和幸
対 象 学 年 W2年 単位数・開講学期 2単位・前期 科目コード W33001
概 要
[キーワード:児童の権利 、児童・家庭福祉制度 、児童虐待 、DV 、苦情解決と権利擁護 ] 我が国の児童福祉は子どもは保護者に育てられるという愛護理念から、子どもも自分の意 思で発達や成長していく人格を尊重し、そのことを社会が支えたり、保護者が支えたりす べきだという理念へ変化している。そのため、このような認識に立った施策が推進される ようになった。歴史的背景を踏まえながら諸施策を解説していきたい。
到 達 目 標 社会福祉士にとして必要な児童家庭を取り巻く諸問題、関連する社会福祉制度、機関、
施設や専門職の役割についての知識を蓄積すること。
授業の内容
1. 現代社会と子ども家庭①~児童・家庭の 生活実態とこれを取り巻く社会情勢~
2. 現代社会と子ども家庭②~児童・家庭に おける福祉需要(ひとり親家庭、児童虐待 及び家庭内暴力等)~
3. 児童の定義と権利 ~子どものための福 祉の原理、子ども家庭福祉の理念~
4. 児童の定義と権利~子どもと権利保障~
5. 児童・家庭福祉制度の発展過程
6. 子ども家庭福祉の法体系~児童福祉法~
7. 子ども家庭福祉の法体系 ~児童虐待防 止法、D.V法~
8. 子ども家庭福祉の法体系 ~母子及び寡 婦福祉法~
9. 子ども家庭福祉の法体系~母子保健法~
10. 子ども家庭福祉の実施体制 11. 子ども家庭福祉の専門職 12. 苦情解決と権利擁護 13. 母子保健の実施体制
14. 障害・難病のある子どもと家族への支援 15. まとめと「試験」
評 価 方 法 および 評 価 基 準
講義への参加態度30%、定期試験70%で評価する。定期試験では、到達目標に掲げた項目 について基本概念や専門用語の理解を試す問題を出す。【知識・理解】の観点から評価する。
また、【科目への関心・学習意欲・受講態度】【問題解決の思考・判断】【技能・表現方法】
の観点から講義時に学生を指名して返答(発表)を求め、レポート提出も求める。これらの項 目が講義への参加態度30%の評価基準になる。自分の考えを論理的に記述または発表でき るように講義は集中して聴くようにお願いしたい。
教材・教科書 (教科書)社会福祉士養成講座『児童・家庭福祉制度』(第5版) 中央法規 2015年発行 (参 考書)いとう総研資格支援センター『見て覚える社会福祉士国試ナビ2015』中央法規 留 意 点 定期試験は学習範囲から網羅的に出題するので、毎回出席するよう心掛けてほしい。