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県の「えるぼし」認定企業の女性活躍推進の達成状況と取組状況

1.背景

女性活躍推進法の施行により2016年4月1日から,

常時雇用する労働者301人以上の企業は,女性の活躍 推進に向けた「一般事業主行動計画」の策定・届出・

周知・公表が義務付けられた(常時雇用する労働者 300 人以下は努力義務)。同法に基づき,一般事業主 行動計画の策定・届出を行った企業のうち,取組みの 実施状況が優良な企業が厚生労働大臣の認定を受け ることができる制度が「えるぼし」認定である。

「えるぼし」認定の段階は,評価が最も高い「認定 段階3」から「認定段階1」まで3段階ある。

2.方法

「えるぼし」の取得状況について,業種別,従業員規模別に全国と東北6県の比較分析をした上 で,東北6県の「えるぼし」認定企業の女性活躍推進の達成状況と取組状況を詳しく検討した。

なお,東北6 県とは,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,及び,福島県である。また,

状況把握は,主として2017年10月末日時点のデータを用いた。

3.結果

認定段階別では,全国・東北6県ともに最高段階の「認定段階3」が最も多く,次いで「認定段 階2」となっており,「認定段階1」の企業数は極端に少ない。

業種別では,全国・東北6県ともに「金融業,保険業」が他の業種よりも積極的に「えるぼし」

認定を取得しており、特に東北6県では地方銀行の女性活躍推進への取組みの高さが際立っている。

常時雇用する労働者の規模別では,全国・東北6県ともに「えるぼし」認定の取得は501人以上 の大企業に集中している。

東北6県の「えるぼし」認定企業の女性活躍推進に関する特徴の1つ目に,「えるぼし」認定企 業数の地域差がある。女性の有業率が他県より高い山形県,秋田県の「えるぼし」認定企業数が少 なく,特に秋田県では行動計画の策定・届出率が他県よりも突出して高いにもかかわらず,「える ぼし」認定企業が1つもない。2つ目に,行動計画の「目標」と,目標を達成させるために設定す る「取組み内容」には大きな乖離が見られる。「目標」に「管理職比率向上」に重点を置く企業が 多い一方で,実際の「取組み内容」は,男女共に働きやすい環境や就業継続しやすい職場環境の整 備に取組む企業が多く,女性の管理職比率向上に直接関連する取組みを挙げている企業は少ない。

4.最後に

女性活躍推進の阻害要因として考えられるのは,人事評価や登用基準の見直しの必要性が軽視さ れているのではないかということである。女性活躍推進にあたり,企業は職域拡大に意欲的に取組 んでいるが,人事評価や登用基準など雇用管理の見直しが行われないまま,職域拡大を進めても,

その先の女性管理職比率の改善につながりにくい。職域拡大は機会の均等に過ぎず,女性活躍の進 展,特に女性管理職比率の向上には雇用管理制度の見直しが必要である。

学術研究と教育活動の充実発展に対する助成

均等推進企業における女性活躍推進の取り組み

鶴岡高専 創造工学科 基盤教育グループ

薄葉 祐子

女性活躍推進法に基づく認定マーク 愛称「えるぼし」

えるぼしマークによる PR は優秀な人材の確保や企業 イメージ向上につながります。

(東北 6 県では 2017 年 12 月末現在 18 社)

新世代 IoT プラットフォーム,KIBAN に関する研究

1.背景

近年,IoTに関して様々な研究・開発が行われている。世界の国々や地域,様々な産業や企業が IoTを重要施策として掲げており,日本においても2015年6月に「日本再興戦略 未来への投資・

生産性改革」にて,IoTへの取り組みが掲げられた。IoT技術を利用することによって,様々なモノ や機器がインターネットに接続され,大量のデータを収集し,何らかの処理を行うことによって,

効果的な情報を得ることができると期待されている。しかしながら,依然として必要な機能が不十 分であることが挙げられる。本研究では,これらの問題を解決することが可能な新世代IoTプラッ トフォーム,KIBANの設計及びエッジコンピューティング環境でその実現に関して研究を行う。

2.KIBAN の様々な機能

KIBAN は図 1 の概念図に示したように多層アーキテクチャを

構築する。そして,様々なものや機器から簡単にデータを収集し

(データ収集層),集めた大量なデータを人工知能の技術を用いて 処理され(知識・知能層),企業,政府などの組織にとって役立つ 様々な有用な情報を生成(ビッグデータサービス層)するために必 要な機能を持つ。また,このプラットフォームに繋ぐ機器などのた めに第三者によるプログラムの開発を容易にする機能 (オープン ソフトウエア層)や利用者の要求・能力に沿った情報を提供する

(プレゼンテーション層)機能,アクセス制御,プライバシーやセ キュリティに関する管理を行う(セキュリティ層)ための機能を開 発する。

3.エッジコンピューティング環境において KIBAN の実現

本研究ではエッジコンピューティング環境

においてKIBANのデータ収集層及び知識・知

能層を実装し,データの生成や解析に関する要 求に対してレスポンスタイムを調べた。ラスベ リパイを用いた小型のエッジサーバーの場合 のレスポンスタイムが,従来のクラウド型サー バーより2倍以上速いと確認できた。

4.今後の課題

近未来,これから発展するエッジコンピューティングの概念を用いてKIBANプラットフォーム の上位層の実装により,多くの人々にIoTを利用する機会を与えるように計画している。

新世代IoTプラットフォームの設計及び構築に 関する研究

鶴岡高専創造工学科情報コース

Salahuddin Muhammad Salim Zabir

図 1:KIBANプラットフォームの概念図

図 2:エッジとクラウドサーバー上でのレスポンスタイムの比較

東北 6 県の「えるぼし」認定企業の女性活躍推進の達成状況と取組状況

1.背景

女性活躍推進法の施行により2016年4月1日から,

常時雇用する労働者301人以上の企業は,女性の活躍 推進に向けた「一般事業主行動計画」の策定・届出・

周知・公表が義務付けられた(常時雇用する労働者 300 人以下は努力義務)。同法に基づき,一般事業主 行動計画の策定・届出を行った企業のうち,取組みの 実施状況が優良な企業が厚生労働大臣の認定を受け ることができる制度が「えるぼし」認定である。

「えるぼし」認定の段階は,評価が最も高い「認定 段階3」から「認定段階1」まで3段階ある。

2.方法

「えるぼし」の取得状況について,業種別,従業員規模別に全国と東北6県の比較分析をした上 で,東北6県の「えるぼし」認定企業の女性活躍推進の達成状況と取組状況を詳しく検討した。

なお,東北6 県とは,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,及び,福島県である。また,

状況把握は,主として2017年10月末日時点のデータを用いた。

3.結果

認定段階別では,全国・東北6県ともに最高段階の「認定段階3」が最も多く,次いで「認定段 階2」となっており,「認定段階1」の企業数は極端に少ない。

業種別では,全国・東北6県ともに「金融業,保険業」が他の業種よりも積極的に「えるぼし」

認定を取得しており、特に東北6県では地方銀行の女性活躍推進への取組みの高さが際立っている。

常時雇用する労働者の規模別では,全国・東北6県ともに「えるぼし」認定の取得は501人以上 の大企業に集中している。

東北6県の「えるぼし」認定企業の女性活躍推進に関する特徴の1つ目に,「えるぼし」認定企 業数の地域差がある。女性の有業率が他県より高い山形県,秋田県の「えるぼし」認定企業数が少 なく,特に秋田県では行動計画の策定・届出率が他県よりも突出して高いにもかかわらず,「える ぼし」認定企業が1つもない。2つ目に,行動計画の「目標」と,目標を達成させるために設定す る「取組み内容」には大きな乖離が見られる。「目標」に「管理職比率向上」に重点を置く企業が 多い一方で,実際の「取組み内容」は,男女共に働きやすい環境や就業継続しやすい職場環境の整 備に取組む企業が多く,女性の管理職比率向上に直接関連する取組みを挙げている企業は少ない。

4.最後に

女性活躍推進の阻害要因として考えられるのは,人事評価や登用基準の見直しの必要性が軽視さ れているのではないかということである。女性活躍推進にあたり,企業は職域拡大に意欲的に取組 んでいるが,人事評価や登用基準など雇用管理の見直しが行われないまま,職域拡大を進めても,

その先の女性管理職比率の改善につながりにくい。職域拡大は機会の均等に過ぎず,女性活躍の進 展,特に女性管理職比率の向上には雇用管理制度の見直しが必要である。

均等推進企業における女性活躍推進の取り組み

鶴岡高専 創造工学科 基盤教育グループ

薄葉 祐子

女性活躍推進法に基づく認定マーク 愛称「えるぼし」

えるぼしマークによる PR は優秀な人材の確保や企業 イメージ向上につながります。

(東北 6 県では 2017 年 12 月末現在 18 社)