KSKQ
弟三朝郵便物凍可KSKQ(サロン■あべの)通巻844号1994年 7月16日出会しヽ jヽれあLヽ 助lナ合し、
サロン寄席
にぞ−やかに伺演
一九九一年九月lニ日第一一重可︵毎日発行︶
サロン・あべのの6月の出会
いは︑梅雨空を笑いで吹き飛ば
そうと企画した︑﹁サロン寄席﹂
であった︒94年6月18日︵土︶︑
幸分ホールに︑﹃パンセ羽衣寄
席﹄のみなさんをお招きして︑
にぎやかに開演した︒
出し物は︑高島屋ばらの丞さ
んの﹁ちりとてちん﹂に始まり︑
味付亭紺染さんの﹁うなぎや﹂︑
古印亭勝丸さんの﹁音占い﹂︑
菊乃繁文大胡さんの﹁道具屋﹂︑
そして︑縁家ぽん太さんの﹁桃
太郎﹂と続いた︒ サロン・あべの6月の出会い 寄席の雰囲気を︑サロン・あ べので味わっていただこうと︑ 今回初めての企画ではあったが︑ 5人の出演者のみなさんの落語 に︑会場は爆笑の連続であった︒
﹃パンセ羽衣寄席﹄のみなさ
んは︑毎月第1土曜日の午後︑
高石市の羽衣公民館で寄席を開
いておられ︑落語のほか︑踊り
や手品などの出し物で︑楽しま
せていただけるそうである︒今
回のサロンに参加できなかった
方や︑参加はしたが︑まだまだ
笑い足りなかったという方など︑
一度行ってみられては?
参加者は35名︒︵上平幸雄︶
第三種郵便物認可KSKQ(サロン・あべの)通巻844号1994年 7月16日
㌍初めての惹 菊 地 健
○落話で笑わせていただきました︒
今日五人の方は︑終わるころには前か
ら知り合いの様な気持ちになりました︒
○初めて︑こちらに寄せてもらいました
ごく自然な集まりだと思いました︒
○また︑釆たいと思います︒
N募の中に臭いが⁝
木 村 圭 子
久しぶりに∧サロン・あぺの∨で楽しい
ひとときを過ごさせていただき︑ありがと
うございました︒
人を笑わすお話は︑いろいろと聞いてい
る人にわからない苦労がある︒でも︑その
事でも人に笑ってもらって︑人の心を明る
くする︒ 楽しい出会いの囁︑すばらしい感動です︒
やはり∧サロン・あぺの∨は︑すばらしいの一言です︒
本当に︑今日はありがとうございました︒
㊤ぁそぴごころの演出
寄 席 好 男
今日の寄席で︑客席にまで配られた﹁大
入袋﹂は心にくい演出でした︒
サロンさんのあそびごころも︑なかなか
のもの︒
食おなかの底から笑った
000
色々な落薄が聞けて︑とっても楽しか
ったです︒
久しぶりに︑おなかの底から笑えまし
た︒
初のサロン寄席で︑♯を開けるまでお客さんの 入りが心配でしたが︑大入袋が出るくらい⁝⁝︒ 大いに笑ったあと︑お客さんの評判を聞いてみ ました︒鈴 木 昭 二
六月八日︑東淀川区淡路において︑第三
回﹁ウイズ東荘川﹂の準備会がありました︒
この日は︑﹁サロン・あぺの﹂を九年間
続けてこられた冨田様をお迎えして︑﹁サ
ロン・あぺの﹂の成り立ちから︑苦労され
たこと︑心に残った話︑ちょっと気付かれ
たことなど︑たいへん丁寧にお話していた
だきました︒
六月十八日には︑﹁サロン苧﹂と錦打っ
て初めての落議会を催されるとのこと︒
これは是非︑見学させていただきたいと
思い︑参加させていただきました︒
地下鉄﹁西田辺﹂駅には一時頓着き︑﹃
これは少し遅れるな﹄と思っていましたが︑
駅からすぐだし︑迷わずに行けましたので︑
なんとか遅刻せずにすみました︒
窃
おじゃましました第三捜郵便物蕊可KSKQ(サロン・あぺの)通巻さ44号1994年 7月16日
司会者の挨拶の後︑アマチュア五人の落 語を楽しみました︒素人とは思えない強弓
あの独特な落語家の口網や︑プロ顔負けの
おしゃべりには感心しました︒ 落語を玉髄続けて聞かせていただいた後︑
客席の前に勢揃いされ︑色々な体験の祐や︑
*笑うに笑えない話 田 平 雅 之
私の友人の視覚障害者M君の詰﹁
披は︑某外科医院に勤める﹁セラ
ピスト﹂ ︵つまりは理学療法士︶だ
から︑仕事がら当然患者の体に触れ
ることが多い︒
ある日︑女性の患者に対して牧は︑
﹁うつ伏せになって下さい﹂と指示
した︒
ところが何を勘違いしたのか︑そ
の女性は︑﹁仰向け﹂なっていたそ
うだ︒
そうとは知らないM君︑女性の肩
甲骨のあたりを押さえたつもりだっ 質問に答えておられました︒
私もーつ︑脱いてみました︒
q各人それぞれ︑持っておられるネタは︑
どのくらいあるのですか?﹄
という質問に︑古印亭勝丸さんは数百︑あ
との方々は五〜二十ぐらいということです︒
のだが⁝︒︵後は想像して下さい︶
びっくりしたM君︑慌てて手を赦
したがそれ以上にぴっくりしたのは︑
女性患者の方だっただろう︒
﹁いやーあの時は︑冷や汗が出ま
したよ﹂と披は笑い飛ばすけど︑こ
ういうことが時には﹁笑い虫こで済
まない事態に発展することがあるそ
うだ︒
それ以外では︑若い女性患者の中
でスカートで来られる人︑こういう
人にも大変に気を使うという︒
﹁病院に乗るのに︑格好なんか気
にする必要はないと思うんですけど
ね﹂
視覚障害者M君のお顔いでした︒ それにすべて︑ラジオやテレビで︑見たり 聴いたりして覚えた独学だそうで︑これま たビックリした次第です︒
出演者の皆さん︑楽しい時間をつくって
いただきありがとうございました︒帰り際
には︑大入袋までいただき︑塘しい気分に
なりました︒
私たちの東淀川でも︑七月十七日︵日︶
に第一回﹁ウイズ東淀川﹂の講演会を開催
することになりました︒﹁サロン・あぺの
﹂の冨田様の理念である﹁ノーマライゼー
ション﹂ って何やろ︑自分たちにとっての
﹁ノーマライゼーション﹂とは? という
テーマに共感して︑私たち自身の﹁ノーマ
ライゼーション﹂を追及したい気持ちで﹁
ウイズ東淀川﹂を避営していきたいと思っ
ています︒
どうぞ︑﹁サロン・あべの﹂の関係者の
皆様︑よろしくご指導・ご援助いただきま
すようお患いいたします︒
X華しかった落話
△△△
私は︑元々落語が好きなので大変楽し
かったです︒
第三橙郵便物認可KSKQ(サロン・あぺの)通巻844号1994年 7月18日
日頃の梯習の成果がよくでていたと患
います︒御苦労様でした︒
今後も菓しい企画をお願いします︒
・草大阪研が好き
ロロロ
落語は好きですので︑楽しく聞かせて
いただきました︒ほのぼのとした︑のん
びりとした大阪研が大好きです.
また︑次のチャンスにお願い致します︒
初のサロン寄席
長い∧サロン・あべの∨でも︑サロン
亭﹁落語の会﹂は初めての試みとあって︑
はるばるやってまいりました甲斐もあっ
たというもの︒
なかなかに達者なおはなしぶりに︑び
つくり・・・
特に雑談部が︑よくぞぶっつけで︒・
息のあっていること・・・
こんどは漫才と南京玉すだれを︑お願
いします︒
0﹁大入彗に感謝
須 賀 茂萱子
本当に楽しい企画で︑ありがとうござい
ました︒
一人で笑うより︑仲間が集まって︑いっ
しょに笑うことは蕎らしいことですね︒
落研の出身の五人の方々が︑さわやかな
印象で面白く︑プロ並みの力量で十分たの
しませていただきました︒
∧サロン・あぺの∨の昼席︑﹁大入袋﹂
までいただいて︑感謝です︒
はるばると漂から
K
摂初めての生蛮
岡 井 浮 治
テレビでは︑見たことがありましたが︑
生でゆっくり落語を見たのは初めてでし
た︒久しぶりに笑わせていただきました︒
また︑来月も参加したいと患います︒
手づくりのサロン︑とてもよかったで
す︒ ⑳孟票ステキ ◎またの企画姦しみに
山 梨 徳 治
楽しいひと時を︑ありがとう︒
ひさしぷりに落語をナマで研かせてもら
った︒上手下手でなく︑一生懸命なところ
がよかった︒
またの企画姦しみにしています︒
ボランティア的な活動は︑続けるのがむ
ずかしいと思いますが︑永く続けられるよ
うお願いします︒
落諮の題名を聞くと︑いつか聞いたこと
があるものばかりでしたが︑その本芸に入
第三穫郵便物認可KSKQ(サロン・あべの)通巻844号1994年 7月16日
るまでのまくらは︑その人独特の毒気で
大いに笑わせてもらいました︒そして︑気
がつくと手ぶり身ぶりも軽やかに滴られて
いる本題の清聴の話にすっぽりはまってい
出A高い一〇〇回・サロン虹机一〇〇 号を記念して︑サロンへ寄せて下 さる皆様の思いや感想︑出Å古い・ ふれあいのひとサしとお寄せくださ ○ お待ちしています○ 〆切はnハ月一一十五日 掲載は十月号︵本紙一〇〇号︶ ました︒
それにしても︑きちつと身についた芸と
着物姿はステキでした︒
紅一点のぽん太さんの紺地の浴衣姿の可
憐なこと︒男性方の色鮮やかな着物襲は︑ ﹁おしゃれ﹂の一番︒特に白地の長者の下 に紅い島絆がほんのり透かして︑時々手 の動きにつれて袖口から見え隠れする紅色
は︑墓以上の演出を感じました︒
歯よくぞ嘉してくれはった 石 田 律
﹁おもろい姉ちゃん﹂の連載が始まって
すぐ︑田渕さんに﹁薫﹂をという企画が
出た︒そもそも府大の落研OGであること
から︑連載の題名がつけられたくらいだか
ら︑その実力はすごいものと想像はしてい
たが︑言を左右になかなか出済OKがもら
えなかった︒賓よく︑ひつこく︑うるさ
くお敬いをしてとうとう今回のサロン寄席
開催の運びとなったのである︒
聞いてびっくり︒想像以上も以上︑能あ
る騰の爪のすごさに脱帽︒
プロはだしのパンセ羽衣寄席のみなさん︑
出囁子もない︑毛せんもない︑名ビラもな
い︑ないないずくしのサロン寄席にはもう︑
二度と出たくない︒なんていわないで⁝⁝
次回も達者な芸を聞かせてくださいね︒
第三鍾郵便物認可KSKQ(サロン・あぺの)適巷844号f994年 7月16日
なるべく言わないようにしている言
葉がある︒それは ﹁忙しい﹂ とい︑つ言
葉だ︒﹁お忙しいでしょ︑つ﹂と言われ ると︑ ﹁いいえ︑それほどでも・・﹂
と答える︒﹁へええ・・﹂ と相手はた
いてい意外に思うようで︑次の言葉が
でてこない様子を見て︑楽しんでいた
りする︒ 私の仕事は︑﹁忙しい﹂ 人間には向
いていないと息︑つ︒私の大学教員とし
ての仕事は研究と教育であるが︑これ
はどちらも暇にしていないと充分にで
きるものではない︒
教育というのは︑講義をしたり︑演 習の時間を担当したりすることだが︑
もっと大事なのは︑ひとりひとりの学 生さんとの雑談のなかにあるヒ息︑つ︒
教員のなかには︑学生に対して自分と
個人的に会うときには︑あらかじめ会 う時間を約束するよ︑つに指示する人が
いるが︑ビジネスをやっているわけで もあるまいしヽ私はそういう考え方は
好きではない︒話したいときに人間は
話すのであって︑スケジュールを調饗 して︑やっと一週間後に会ったときに
l ̄  ̄ ■ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 − t I l l l 1 1 1 1 1 1 1
一「ヒ‡
し:
さ;
を:
耳b:
じ:
る:
l l
, l l l l l l I l. 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 I l l_ _ _ 」
は︑もう話したいという気持ちがなく なっているものだ︒私としても︑聞い
ていて面白いのは︑ふだんからの学生 たちの気持ちであって︑一週間前から
何を言うかを考えて整理され要約され
た言葉ではない︒ もうひとつの仕事である研究でも︑
暇は大切なものだ︒ボーッとして天井
を向いて寝てたり︑暇にまかせて空想
にふけっていたりすると︑新しいアイ
デアが出てきたりする︒期限に迫られ
て︑おお慌てで書いた原稿など︑ろく なものはない ︵実は︑恥ずかしいこと
に︑これ自身も︑そ︑ついう原稿なので
ある︶︒
﹁忙しい﹂ のは︑自分の能力を越え
た仕事の畳を引き受けてしまっている
自分が悪いのである︒はつきりと断れ
ない弱さである︒自分の生活の流れを
自分で決めることができず︑周りから
決められてしまっている無力な︑情け ない状態なのである︒
﹁忙しい︑忙しい﹂と自慢げに言っ
ている人がいるが︑趣味の活動で忙し
いのならまだいい︒しかし仕事で忙し すぎるのは︑おそらくは人間的には貧 しい生活だろう︒
ただ.︑自分で仕事を増やしてしまい
苦しい患いをしている人にも理由がな いわけではない︒仕事で忙しくしてい
ると︑﹁自分は周りから必要とされ︑
評価されている人間なのだ﹂という幻 想のなかに身をおくことができる︒ま
た︑仕事の畳を増やすことによって︑
収入が増えたり︑虚栄心や名誉欲が満
たされたり︑自分の影響力を大きくす
ることができる︒自分の能力を越えて 仕事を引き受けてしま︑つのは︑そ︑つい
︑つ欲に負けてしまっている状態なので ある︒
いかにも暇人︵ひまじん︶のよ︑つに︑
ふいにおとずれた人の話をゆったりと
聞くことができて︑﹁あの人︑いつ仕
事をしているんだろうね﹂と言われな
がら︑余裕の笑みを浮かべている人に
なりたいものだ︒
私たちのあいだでは ﹁暇人﹂といえ
ば軽蔑的な響きがあり︑﹁ご多忙のと ころ失礼します﹂ とい︑つ挨拶があるな
ど︑多忙をもって尊しとする文化があ
る︒しかし人間らしさや文化というの は︑暇人がいてはじめて成り立ってい
るものかもしれないのである︒︵知︶
第三増野使物認可KSKQ(サロン・あぺの)通巻844号1994年 7月16日
︽研究の結果︾
研究の結果は︑第一に︑脳卒中による要介
護高齢者︵在宅︶ の全体像︑第二に︑脳卒中
による入退院から在宅への連携状況︑第三に︑
在宅でのリハビリテーションの受療や各種の
保健福祉サービスの利用状況︑の三点に分け
て分析しています︒
なお︑前回説明いたしましたが︑要介護高
齢者調査の対象者は四四一名︑そのうち脳卒
中を主原因として介護が必要になった人は九
八名です︒
1.脳卒中要介護高齢者︵在宅︶ の全体像
①ねたきりと脳卒中
脳卒中を主原因とする要介護高齢者九八名
におけるねたきりの割合は︑三三.六%とな
っています︒この調査時点では︑いわゆる
﹁ねたきり基準﹂も無かったため︑﹁ねたき
り﹂の定義は︑質問項目の﹁ほとんどねたき 三︑聯卒中による要介護高齢者への
援助課題︵3︶
●
高齢
と
在
宅 介
護 鳩
月 澄
り︵ひとりでまたは手助けがあれば︑トイレ
と食事には寝床を離れられるが︑あとは寝床
の上の生活︶﹂︑﹁ねたきり︵介助され︑ま
たは自分でなんとか歩いてトイレにいくが︑
それ以外は寝床の上の生活︶ ﹂︑﹁まったく
のねたきり︵排便はすべて寝床の上で便器を
使用する︑またはおむつを常時使用している︶﹂
の三項目を合わせたものとしています︒
②性別と脳卒中
要介護高齢者調査の対象である四四一名
︵男性一三四名︑女性三〇七名︶について︑
男女別で要介護状態の主たる原因疾患をみる
と︑男女とも︑原因疾患としては﹁脳卒中﹂
が第一位となっています︒しかし︑その割合
をみると︑男性は﹁脳卒中﹂が三三.六%で
三分の一を占めているのに対し︑女性は︑十
七.三%にとどまっています︒女性は︑脳卒
中以外に︑﹁事故・骨折等の外傷﹂ ︵十﹁
七%︶︑﹁リウマチ・神経痛﹂ ︵九.四%︶
などがあがっています︒︵原因疾患を特定し
ていない者は︑男性二十九.一%︑女性三十.
九%です︒︶ これより︑女性よりも男性のほうが︑脳卒
中が原因で︑在宅で要介護状態にある割合が
高いことがわかります︒これには︑脳卒中の
発生率が男性のほうに高いこと︵※︶をはじ
めとして︑様々な理由が考えられます︒
なお︑今回の分析対象である脳卒中要介護
高齢者九八名の男女比は︑男性四五.九%︑
女性五四.一%で︑やや女性の方が高い穫度
となっています︒
③年齢階層と脳卒中
四四一名のうち︑脳卒中要介護高齢者とそ
の他の高齢者の年齢階層を比較しました︒そ
の結果︑脳卒中要介護高齢者は七〇代が約六
部を占め︑平均年齢は七五.〇歳です︒その
他の要介護高齢者は︑平均が八﹁三歳とな
っており︑脳卒中要介護高齢者の方が六.三
歳苦くなっています︒これについては︑検定
の結果︑有意な差が認められています︒
︵※︶厚生省大臣官房老人保健福祉部
老人保健福祉課監修
﹃寝たきりゼロをめざして﹄
中央法規出版︐一九八九年.一八ページ︒
勢三種郵便物避可KSKq(サロン・あぺの)刑844号1994年7月16日
一 r
いまでこそ︑クーラ﹂という便利な
ものがありますが︑︵もっとも冷房は
嫌いというひともいらつしやるでしょ
うが︶冷房や扇風機などなかった時代
の夏はさぞかし大変だったことでしよ
う︒でも扇子を手に細や紗の着物をき
つちりと着こなしているひとに出会っ
たり︑あるいは薄衣に下駄をはいて団
扇をあおぎながらの夕涼みというのは
風情のあるもの︒
涼をよぶ・・・祇園祭・天神祭のころ︑といえば一
年の申でいちばん暑い季節︒いかがお
過ごしですか?
●河合吉子
七月二十六日から九月四日まで東京 都江戸東京博物館では﹁江戸の夏 そ の涼と美﹂と超した展覧会が開かれま す︒夕涼みや花火を楽しむ浮世絵美人︑ 夏の単衣や浴衣︑びいどろの食器や屠 風などヾ 暮しのなかに凝らされたさま
ぎまな工夫の品々の展観とともに朝顔︑
ほおずき︑金魚の展示即売︑江戸風鈴
の絵付け体験教室︑水鉄砲などの竹細
工教室︑羽二重のつまみかんぎしや江
戸切子カット教室 怪奇映画の上映や
怪談話と盛りだくさんの趣向です︒
この博物館があるのは両国っ 隅田川
をはさんで浅草の東側︒大相撲め行わ
れる国技館があることで知られていま
すが︑隅田川の花火大会も有名︒今年
も多くの入出でしようから︑テレビの
前で冷たい飲物でも用意して鑑賞させ
ていただこうかしら︒やはり夏は鮎の
塩焼︑酢みそや梅肉でいただく﹁はも﹂
枝豆︑焼きなす︑それに氷を浮かべた
そうめん・・・小さな川えびのてんぷ
一−一・−一−t−慮−−−1i●11一一r−1・雪ぎ1・f・・Ⅰ£−ミ・▲1き一◆l・ぎー一−−−1▼一丁ll王雷−一毎月の楽しみ
毎月﹁作る つくる 創る﹂柵を兼
しみにしています︒文化のかおり︑芸
術のかおりをさりげなく諮りかけてく
れて⁝︑鳩しく拝見しています︒ S らというのもおつまみに美味︒皆様は どのような夏のお料理がお好きでしよ
うか︒できるだけ調理時間が短くて︑ 簡単でしかもおいしいおかずが一番︒
盛りつけは出来るだけ涼しげなガラス の器︒デザ・−⁚卜に梅ゼリー壷んていうのはいかがラ
第三種郵便轍可ⅩSXQ(サロン・あぺの)通巻844号1994年 7月16日
∧サロン・あぺの∨が発足して︑今月︵
平成六年七月︶の出会いで一〇〇回目を迎
えました.
この間︑何人の方々に出会ってきたでし
ょうか︒毎月のパネラーの方だけでも百人
になります.そして︑出会いに参加下さっ
た方々を月平均二五人としましたら︑カー
ニバルは別にして延二五〇〇人の方にお金
いしたことになります︒カーニバルで出会
った人も加えると数知れません.
何も出来ない︑何も知らない私でしたが︑ 今日まで∧サロン・あぺの∨と一括にやっ てこられましたのは︑裏方はじめ今まで に出会ってきた二五〇〇人以上の方々に支 えられ︑蝕ましていただけたからだこそと 思い︑ありがたく重しております︒
人と人との出会いは︑不思議なもので︑
最初は偶然の出会いのように思われまして
も何回かの出会いを重ねていくと︑その人
だけのご縁ではない繋がりが見えてきます︒
よく︑﹁サロンさんは雫良い先生が
来られますね︒どのようにして︑お瞳いす
るのですか?﹂と開かれます︒振り返って
みますと︑本当にスゴイ! と思われる著
名な先生方にお顔いをして︑気軽にOKを
もらいお話をしていただいています.
先生方へのお敷いは各責の方からの暗
介が一番多いです︒それだけ書方の人脈
が厚いというか︑日頃の嚢が広いと
もいえますが︑それだけではない方もおら
れます︒
平成二年三月十七日に開催しました﹁お
しゃれで拡がるコミュニケーション﹂で︑
ニットデザイナーのあいか彰子さんにお蔭
をしていただきました時は︑面識も知り合 いもないところからお割い致しました︒祈年にあぺのボランティア︒ビューロ1
に障害者のための﹁おしゃれアンケート﹂
が届きその主催があいか彰子さんでした︒
アンケートに答えたというご縁だけを頼
りにサロンの出会いにご出席をお願いしま
したところ︑快諾下さり三月の出会いとな
ったのでした︒
あいかさんは︑ニットデザイナーだけで
はなく︑対面朗読ボランティアをされたり︑
福祉の勉強のために北欧やヨーロッパへも
行っておられ︑豊かな経験と華やかなファ
ッションを障害者の衣服に取り入れ︑その
試作品が﹁福祉機番デザインコンペ89K
YOTO﹂に出品︑葦を受けておられ
ました︒お顔だけでなく︑その作品も見せ
て欲しいとお願いしましたところ︑当日十
二体のマネキン人形に着せた色鮮やかなニ
ット作品を持参下さいました︒全ての作品
に障害者のための細かい工夫と︑温かいお
しゃれ感覚が霊されていました︒
この時のご按で︑秋に開催されたハンデ
ィキャブトの為のファッションショー﹁こ
第三標郵便物認可KSKQ(サロン・あぺの)胴844号1994年7月16日
れから⁚・﹂にサロンの山本龍江さんと
サロンに参加していた浜本治者氏がモデル
として出沸しました︒会場は大坂ビジネス
パークMIDシアターでした︒私にとりま
しては︑初めての場所︑初めての本物のフ
ァッションショーの体験でとても感動しま
した︒その夜の慰労会︵ホテルオータこ︶
にもお招きいただき︑華やかで夢のような
一日となりました︒この時テレビの取材も
数多くあり︑日ごろのお顔馴染みが︑ロビ
ーで感想を求められているのが︑テレビ画
面を賑わしていたりもしました︒
平成三年九月ニー日の出会いで︑﹁がん
ばれリサイクル﹂のタイトルでお話をして
いただいたのは︑大坂大学基礎工学部の森
住明弘氏でした︒
空の牛乳パックやアルミ缶の収集が資源
保護だけでなく︑それを通して自然蓮や
社会環頓に関心を持ち︑そこから人と人と
のつながりを大切にしていくことが大串で
あると膏われました︒この時︑森住氏を栖
介してくださったのは︑ボランティアでビ
デオ等をいつも振って下さっていた植桧菊
雄氏でした︒植松氏がリサイクルの講演を
厨きに行かれサロンにもよいのではと︑森 住氏に話を通して下さっていたのです︒そ れで︑早速サロンにとお願いしましたとこ
ろ︑快く受けていただいたのでした︒ ﹁お金﹂ みなさんは︑どんな風に遣ってら
っしゃいますか?私は︑正直な話︑﹁あるだけ使っ
ちゃお﹂型の人間です︒別に高価な
物を買うでなく︑グルメでもなく︑
気がつけば給料日前の通峨の残高は
○です︒そんな私が︑寮生さんのお
小遣いの管理をするのですから︑毎
日悪魔と天使の戦いです︒
﹁そんなの写っのは無駄適いヨ﹂
﹁いいじゃない︑アンタだって今
お金の遭い逝昨年︵平成五年︶六月十九日の出会いの
﹁こんな出会いがあったから⁝﹂1私を育
ててくれた人々−の岩田美津子さんもボラ 月︑また新しい靴買ったでしょ﹂
ぜいたくは敵?
無駄遣いはしちゃいけないの?
誰が寮生さんにとって︑価値ある
ものと判断するの?
でも︑やっぱり無駄遣いはいけな
\ .V!
みなさんは︑お金を何に適います
か? 田 渕 美登利
第三醐可KSKa(サロン・あべの)通笹844号1994年 丁月16日
ンティアをしておられる竹内新作氏のご稲
介でした︒全盲の岩田さんは︑子育ての体
験から絵本に点字を貼り︑視力随害者の親
が子供に絵本を説み聞かせて︑共に楽しめ
る時を作り出され︑点訳絵本﹁ふれあい文
庫﹂を主宰されています.
今年︵平成六年︶二月十九日の出会いで
﹁色の不思議な世界のお話﹂をしていただ
いた福永草子さんは︑<サロン・あぺの∨
がミニコミ紙﹁おかあさんちょつと﹂の取
材を受けた時︑記者の宵山徳子さんにご将
介を受けたのでした︒
お付き合いの長い短いではなく︑出会っ
た人がどのようにサロン義を受け止めて
下さっているかが︑このような豊かな講師
方との出会いになったと思っております︒
また︑平成四年九月十九日の出会いでは︑
﹁地域福祉を創る﹂というテーマで桃山学
院大学社会学部の上野谷加代子氏に地域褐
祉と生活の関わりを﹁役割の木しを適して
お謡いただきました︒
上野谷先生とは︑十年ほど前に市婦人会
鮨で﹁地域福祉と社会福祉﹂の講座の時に
﹁役割の木﹂で︑お話を伺いお金いしてい たのですが︑その後お会いする機会もなく 過ぎていました︒ところが︑平成三年十二
月十日に大阪市社壷会主催﹁ボラ
ンティア活勤交流会﹂のパネルディスカッ ション事例発表会に∧サロン・あべの∨が グループ活動のケースとして参加しました おりに︑進行役と肋宮者の立場で︑上野谷 先生が出席されておられて︑そこで久しぶ りにお目にかかれたのでした︒この時︑上野谷先生から﹁サロンさんは
がんばってるね﹂と言っていただきました︒
それで︑早速お言葉に甘えて︑﹁サロン
へ釆て下さいますか﹂とお尋ねしましたと
ころ﹁時間が合えば⁝﹂とのお輩︒
平成四年皮のメーン企画になったのは言
うまでもありません︒上野谷先生には︑そ
れまでサロン紙を送りもしていませんでし
たのに︑どうしてサロン活動のことを知っ
て下さっていたのかと馨したのを思い出
します︒この九月の出会いは︑あべのボラ
ンティア・ビューローのボランティアさん
方や︑私の知人三人が京蔀から参加してく
れたりして︑とても盛況でした︒
毎月の出会いをどのようにしていくかが 次のサロン活動へと続いていく基本である ことは言うまでもありませんが︑サロンを 応援して下さる多くの皆様に盛り立ててい ただけたからこそ︑今日の∧サロン・あべ の>が存在するのだと思いおります︒
今年は︑出会い一〇〇回︑サロン統一〇
〇号︑来年は十周年等と節目を迎えます︒
これからも好奇心と素直な心を持ち続け
て︑サロン活動に携わって行きたいと考え
ています︒
毎月の出会いと︑そこへ参加下さった方
々︑おひとりお一人との思い出は尽きませ
んが︑出会い一〇〇回を機に過去一〇〇回
の出会いをかけ足で振り返って参りました
﹁はあとが はろー﹂を終わらせていただ
きます︒
書き切れなかった多くの出会いにつきま
して︑﹁あれは︑どうだった?﹂とお尋ね
いただければ︑別の機会にお詰きせていた
だきますので︑よろしくお願いします︒
長い間ご清故︑ありがとうございました︒
どうぞ︑今後とも∧サロン・あぺの∨を
よろしくお顔い申し上げます︒
第三櫻郵便物聴可ⅩSKQ(サロン・あぺの)通巻844号1994年 7月16日
前回はライフ・ネットワークの四年半の
活動経過を掲載させていただきましたが︑
この間︑ずっと訴え続けているガイドヘル
パー制度の施設栂尊者への適用問題につい
て︑今回は大阪府の言い分と私たちの言い
分をわかりやすく箇条書きにしてみました︒
その結論はのびのびになっていましたが︑
この七月にやっと出る様です︒
少なくとも秋の補正予井で︑実現してい
きたいものです︒では︑言い分をゆっくり
皆さま読んでみて下さい︒
◆行政の言い分
・施設は遠くにあるのでヘルパIがしんど
美智子のこんな話
施設障害者への
ガイドヘルパー制度適用について い︒施設のある市が実施すればいいか︑ もともと住んでいた市が実施すればいい か︑が難しい︒
・施設には葉︵措暮︶蓋している
ので︑それを使って施設が外出介護を行
うべきである︒介護制度は在宅障害者が
対象なので︑それを適用すると施設の摘
要と保障がだぶってしまう︒
・家と施設の珪や︑帰宅中の安からの外
出なら︑ガイドヘルパー制度を使えると
思う︒
◆こちらの言い分
・速くにあるからこそ外出介護のしっかり
とした保障が必要.
・施設では圧欝に賛が足りず︑個人の
外出介護までとても手がまわらない︒
・外出は施設から離れられる自由な時間な
のに︑それさえも施設の管理下に置かれ
てしまう︒
︒今でも外出先をいつわらなければならな
かったり︑重度樽客者は外出を止められ
たりしている状況があり︑施設まかせで
は外出は広がらない︒
・家では介護できないため︑蜜になかなか
婦れない状況があり︑もう親が死んで家 カンパ︑お茶菓子︑紅茶︑砂糖︑冊子︑ バザー用品々等︑のご毒︒
一筆箋︑絵環寄等︑お買い上げありがと
うございました︒お礼を申し上げます︒
岡 知史︑小倉甘︑河合恵子︑
カプリース︑木谷 璧︑西面壮﹁
田平雅之︑竹村定子︑松本聡美︑
山本旅江︑匿名四名
〇六月のカンパ 金三三三二五円
のない障害者も多い︒家をからめての外 出ならほとんどの施設誓書が制度を使 えない︒
◆この間の状況
︒これらのやりとりの結果︑昨年夏の交渉
でようやく府は﹁今年の着から実施する
﹂と約束した︒しかし︑﹁施設に摘草
をはらっているので施設に外出介護させ
るぺき﹂という意見が府内部で多く︑こ
の呑も実施は見送られた︒
・現在︑秋の補正予算で実施するよう強く
要求している︒
第三桜郵便物認可KSKq(サロン・あぺの)通巻844号1994年 7月16日
に定例会が開かれます。
第1回目は、6月19日(日)午後1時 30分〜3時30分、淀川区民センターで
開催されました。コミュニティー新野「ザ。淀川」編集長 の南野佳代子氏に「地域コミュニケーショ
ンについて」の話を伺いました。<サロン
・あぺの>からは、3名が参加しました。
○第2回「サロン・淀川」7月の出会い
7月17日(日)午後1時30分〜3時30分
場所亘淀川区民センター
願ラー‥足利あや子氏(やまんば文庫代表)
問い合わせ先
806−306−2900(荘川区社協)
サロン隣組ニュース
6月19日に荘川区に、7月17日に東
淀川区に、相次いで<サロン>が誕生。<サロン。あべの>と同じように毎月の 出会いが予定されています。
こういった隣組のニュースを中心にこの 柵を作っていきたいと思っています。
■「サロン・荘川」誕生!
大阪市内で、われらが<サロン。あぺの
>のようなグループが、荘川にも出来まし た。
その名も「サロン・淀川J。
出会い。ふれあい・助け合いをテーマに して「社会的障害をもつ人も、もたない人
も、年齢や男女の遭いもなく、みんなが地 域の中でお互いに語り合い、学び合い、と もに暮らせる地域社会となるよう・。。J
にとの希いを持って、毎月第三日曜日午後
■「ウイズ血東荘川」7月の出会い
7月17日(日)午後2時〜4時
場所。・東淀川会館ホール4階「ミニコミ批l£ぶりとの出会い」
講師‥吉崎愛子氏(ぽぷり編集長)
806−370−1630(東淀川区社協)
≧痘開店
今年の2月の出会いで「色の不 思議な世界のお話」をして下さっ
た福永享子さんが、このたび下記 のところでアクセサリーやオシャ
レな小物、Tシャツ等を販売する
お店「SweetJを開店されまし
た。お近くへ行かれたおりには、ちょつとお立ち寄りいただき、お
場 所‥大阪市阿倍野区昭和町
1−21−12
【文の里商店街商人口かち2軒目西側】
甘至あべの
第三郁郵便物認可ⅩSKQ(サロン・あぺの)通巻844号1994年 丁月16日
ヽn ̄n、n、
9 海外から\ 『
この度、韓国の馬泰植(マーテ ィシ)氏より、<サロン・あべの
>に文通の希望が寄せられました。
馬氏は、「韓国障害人奉仕協会
」の国際諮の委員をされており、
日本の障害者の生活を皆さんとの 交流を通して知りたいといってお
られます。
「韓国博幸人奉仕協会」では、
在韓国障害者のために、社会に対 しての啓発活動をはじめ、結婚・
1亀泰・就傭。学費・法律等の生活 全般の相議をうけたり、これを各 専門家による部門別の助をする
など、囁広い活動をされています。
また、広報活動や交流会革も充 実されている様子が送付いただい た同協会誌から伺えまレた。
一番身近なお国です。今後の交 流を菓しみにしたいと思います。
(協会誌を翻訳してくださった大 矢知誠氏に感謝します)
日 内
*
そ 場
お の 願 他 所
い なんでも市どおりに開店 バザー店︶︑﹁あべのカーニバル﹂
時 八月七日︵日︶午後一時〜
八 月 の 出 会 い
﹃さろん亭﹄ ︵サロン・あべのの︵販売開始は︑午後三時から︶
市立工芸高校グランド︑
及びその周辺
なんでも市以外にも色々な催しが
盛りだくさんです︒︵雨天中止︶
・物品を寄贈してくださる方︒
・準備を手伝ってくださる方︒
・販売を手伝ってくださる方︒
・買いに来てくださる方︒
ご協力をお廠いします︒
お問い合わせ先℡〇六−六九一−一〇二八︵冨田慶子︶
一九九一年九月三日翠一章使物報可︵毎日発行︶
もう一度、5頁の百人一語大募集をみてください。これを あなたの出会った人、ふれあった人に広げてください。いっ
しょになって大募集してください。あなたの口コミは大きな 編 集 後 記
力です。もう、アミダくじでサロンが当りましたでしょうか。よっしゃ やったるでと思わ
れるみなさま、しっかりサロンを当ててください。 (石)