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先端養殖 - J-Stage

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完全養殖とは,卵から親魚となって産卵するまでのラ イフサイクルのすべてを人為管理下において養殖すると いうものであり,現在では多くの魚種が完全養殖技術に より養殖されている.天然稚魚あるいは幼魚を獲ってき て養殖するクロマグロでは天然資源の減少や不安定供給 が問題となっている.産卵コントロール技術が進んでい る完全養殖では必要な時期に必要な数の養殖用種苗を人 為的に生産できるうえ,世代を超えて養殖するため品種 改良が可能となり,たとえばマダイでは成長の速い養殖 用品種が用いられている.このように天然資源の保護と 生産効率の高い養殖を行うには完全養殖は不可欠であ る.ここでは,飼育すら不可能と考えられていたクロマ グロの完全養殖達成までの道のりとその産業化について の近畿大学水産研究所の取り組みを紹介する.

完全養殖

現在,マダイ,ギンザケ,トラフグ,ヒラメ,シマア ジなど多くの魚種が完全養殖技術により養殖されてい る.ライフサイクルのすべてを人為管理下におく完全養 殖では,産卵期および産卵量をコントロールすることで 必要な時期に必要な数の養殖用種苗を計画的に生産でき るうえ,品種改良が可能であり,たとえばマダイでは成 長の速い養殖用品種が用いられている(1).このように天 然資源の保護と生産効率の高い養殖を行うには完全養殖

は不可欠であるが,近畿大学水産研究所では1960年代 より,世界に先駆けてヒラメ,イシダイ,ブリ,カンパ チ,シマアジ,クエなど18魚種の人工種苗生産を実現 し,完全養殖技術による海水魚養殖を推し進めてきた.

完全養殖クロマグロ

太平洋クロマグロ ( ) はスズキ目 サバ科に属し,世界で8種存在するマグロ属のなかで も,大西洋クロマグロ ( ) とともに有用魚類 中最大型種で,漁獲量が少なく肉質が極めて優れること から最高級魚として取り扱われ,蓄養や養殖も盛んに行 われている(2).高値で取引されることから,クロマグロ の漁業は盛んに行われ,さらに蓄養および養殖用の原魚 も天然魚を漁獲して用いられてきたことから,乱獲によ る資源の減少が世界的に大きな問題となっており,2010 年カタール・ドーハで開催されたワシントン条約締約国 会議で大西洋・地中海産クロマグロの国際商業取引を原 則禁止するモナコ提案について協議されるに至った(3). こうしたなか,クロマグロの資源管理はマグロの最大消 費国であるわが国における重大な問題となっており,特 にクロマグロ幼魚(種苗)を人工的に生産して養殖ある いは放流に用いることで資源保護を行うための技術開発 は喫緊の課題となっている.

クロマグロ養殖の端緒は1970年に水産庁遠洋水産研

セミナー室

海洋生物資源への期待:マリンバイオテクノロジーの現場から-3

先端養殖 マグロ完全養殖

家戸敬太郎,澤田好史,岡田貴彦,倉田道雄,向井良夫,宮下 盛,

村田 修,熊井英水

近畿大学水産研究所

(2)

究所が開始した複数の研究機関によるプロジェクト研究

「マグロ類養殖技術開発企業化試験」に始まる.近畿大 学もこのプロジェクトに参加し,和歌山県串本町におい て養成親魚からの自然産卵を目指したが,クロマグロの 天然幼魚(ヨコワ)は網いけすへの活け込み後の生残率 が低く,当初の3カ年のプロジェクト終了後まもなく,

ほかの研究機関は養殖技術の開発から撤退し,最終的に 続行したのは近畿大学のみとなった(2).近畿大学ではそ の後,独自に養殖技術の開発に関するさまざまな工夫を 進めた.一例を挙げると,クロマグロは皮膚がスレに弱 く,魚体を素手で触るとその部分がただれて感染症など を引き起こし死んでしまうことが多かったことから,ヨ コワを釣り上げるときに戻しのない釣り針を用い,魚体 に触れることなく針を外す方法を考案したり,釣り上げ た幼魚をいったん海水を入れたバケツで鎮静化させてか ら漁船内の水槽に移したりするなど,ヨコワからの養殖 に必要な暫定技術の開発を果たし,不可能とされていた クロマグロの網いけす内での飼育を可能としていった.

その結果,1974年度からはヨコワの活け込みから本格 的な親魚までの飼育に成功した(4).この1974年のヨコ ワの活け込みでは生残率も当時としては画期的に高く,

満5歳にまで成長した1979年には世界で初めてクロマグ ロの網いけす内での自然産卵が確認され,受精卵を得る ことができた.この親魚群は1980年および1982年にも 産卵し,それぞれの受精卵からの飼育が試みられた(5). 卵からの飼育実験は1979年,1980年および1982年に延 べ十数回にわたって試みられたが,仔魚期の初期減耗が 激しいうえに,稚魚期までの飼育には成功してもそれ以 後の減耗が激しく,全長10 cm以上に育てることはでき なかった.加えてその後11年もの間にわたり,養成親 魚からの産卵は途絶えてしまった.

産卵行動が見られなくなってから12年目の1994年7 月3日に1987年産親魚が待望の自然産卵を開始した.産 卵は1998年までの5年の間に4シーズンで認められ,産 卵年ごとに減耗の原因究明を進めた結果,次に挙げる3 つの問題が大量へい死の主な原因であることがわかっ た.一つめはふ化後10日目までの初期減耗(浮上死お よび沈降死)(5) である.浮上死とはふ化して数日までの 仔魚が浮き上がって水面に貼り付くようにへい死するも ので卵質が悪いと増加する傾向がある.水面に接触した 仔魚がストレスによって体表へ粘液を過剰に分泌し,呼 吸や運動機能に大きな障害が生じるとともに魚体水分が 低 下(乾 燥) す る こ と な ど が 一 因 と 考 え ら れ て い

(6〜8).浮上死は魚油の添加によって表面に油膜を形成

することにより防止できるが,油膜の形成によって鰾

(うきぶくろ)の形成不全が起こることから,最近は浮 上死対策を行わなくなった.一方,初期減耗で最も深刻 なのが沈降死である.沈降死はふ化後2日目から7日目 頃までの夜間に発生し,水槽の底面まで沈んだ仔魚が水 槽底面との接触で生じる外傷や細菌の侵入によりへい死 するものと考えられている.これはクロマグロ仔魚の体 密度は海水よりも高く重いので(図1,夜間に遊泳が 不活発になった仔魚が比較的浅い飼育水槽の底面まで沈 んでしまうことで起こる(9).この対策として夜間に飼育 水槽内の水の流れを仔魚が沈まないようにコントロール してやることが有効であることが明らかにされた(10). 二つめはふ化後10日目以降稚魚期までに頻繁に見られ る共食いである(11).クロマグロはマダイやヒラメなど のほかの養殖対象魚に比べて消化系の発達が早く,ふ化 後10日目には胃腺が分化し,15日目には魚類特有の消 化器官である幽門垂の形成が始まる(12).その結果ふ化 後10日目以降という極めて早い時期から共食いが始ま る.この共食いは,イシダイなどの生きたふ化仔魚の大 量給餌やサイズの大きい個体と小さい個体を選抜して 別々に飼育することなどによってある程度防止できるこ とがわかった(11).三つめは共食いに続いて発生する衝 突死(11) である.初期減耗や共食いを何とか乗り越えて 生き残ったマグロがふ化後30日前後から水槽壁面やい けす網へ衝突して死んでしまう現象であり,マダイ,ヒ ラメ,トラフグなどの養殖魚種ではまず見られない.産 卵を再開した1994年以降に相当数の稚魚を陸上水槽か ら網いけすへ移動する沖出しを行ったが,この衝突死に よって全滅あるいは大量死させてしまうことが何度も繰 り返された.このような現象が見られる原因の一つとし て,クロマグロ稚魚はふ化後30日前後に推進力を担う 尾ビレが急速に発達するが,遊泳を制御する胸ビレや腹

日中 夜間

飼育海水の比重

ふ化後日数 (日)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

1.05

1.04

1.03

1.02

1.01

  比   重

図1クロマグロ仔魚の対比重の変動(4)

(3)

ビレはその時点では十分に発達していないことが明らか にされた(13).衝突死を観察するなかで,日中によく見 られる激しい突進遊泳の後に衝突して骨折や脱臼を伴い 死亡する場合と,夜間に多い水槽の壁面に接触して頭部 や体側にスレの外傷を伴って死亡する場合とがあること がわかり(図2,いけす網への衝突や接触のリスクを 低減させるために直径30 mの大型いけすを用いるこ と(11) や,夜間に水槽あるいは網いけすを蛍光灯などで 照らし,24時間明るい状態にすること(14) で衝突死をか なり防止できることがわかった.以上のように減耗に対 して有効な対策の開発を毎年進めた結果,1995年から 少しずつ人工生産した魚が生き残るようになった.そし て2002年には1995年および1996年に卵から人工的に育 てた魚が親となって産卵した.これによって,クロマグ ロのライフサイクルのすべてを人間が管理するいわゆる

「完全養殖」に世界で初めて成功した(15).この完全養殖 の達成までには1970年にクロマグロ養殖の研究を開始 してから何と32年の年月を要している.

さらに,近畿大学では産業規模でのクロマグロの種苗 量産に関する研究開発を進めてきた結果,2007年には 完全養殖クロマグロ第3世代を生産し,世界で初めて人 工種苗約1,500尾を養殖業者に出荷した.さらに2008年 には5,000尾以上,2009年には3万尾の人工種苗の出荷 を実現した.さらに2011年はその数を57,000尾とした が,この尾数は国内でのクロマグロの年間総養殖尾数の 約1割に相当する.

ブランド化戦略

近畿大学では,養殖試験開始当初から養殖したクロマ グロを出荷してきており,市場においてもその品質にお いて評価を得ることができるようになった.そこで 2005年に近畿大学で養殖したクロマグロに関して「近 大 マ グ ロ\キ ン ダ イ マ グ ロ」 と し て 商 標 登 録(第 4933272号)し,そのブランド化を進めている.また最 近ではアメリカ向けにもクロマグロの出荷を行ってい て,天然資源に影響しない完全養殖の養殖クロマグロと

して高い評価を得ており,アメリカでも「Kindai」ブラ ンドとして2009年に商標登録 (Reg. No. 3,623,579) が認 められた.

近畿大学で生産された養殖魚あるいは養殖用種苗は,

2003年に設立された株式会社アーマリン近大が販売し ている.国内外に出荷される完全養殖クロマグロには,

アーマリン近大が発行する卒業証書が添付されており,

この卒業証書が後述するトレーサビリティに重要な役割 を果たしていて,安全・安心を提供するブランドとして の地位向上に一役買っている.

完全養殖クロマグロの最大のセールスポイントは,天 然資源の減少が危惧されているクロマグロについて天然 資源に全く依存せずに生産している点であるが,近畿大 学ではその安全性に関する取り組みも積極的に行ってい る(16).海洋において食物連鎖の最上位に位置するマグ ロは,水銀などの有害物質を蓄積しやすいという指摘が なされており,アメリカFDAは妊婦,授乳中の女性お よび子供のマグロ摂取量制限の勧告を行っている(17). また,日本の厚生労働省は通達として,総水銀濃度が 0.4 

μ

g/gを上回る魚介類の出荷の自粛を呼びかけてい る.近畿大学ではこの完全養殖クロマグロの水銀含量を 測定した結果,残念ながら暫定基準値の0.4 

μ

g/gよりも やや高い0.6 

μ

g/g前後であった.しかしながら,図3 示したとおり,養殖したクロマグロは天然クロマグロよ りも水銀含量は低い傾向にあり,天然魚の場合には成長 図2衝突した稚魚の外部状況と骨 格損傷(11)

副蝶形骨骨折 脊椎脱臼・湾曲

0 20 40 60 80 100

体 重

■:完全養殖クロマグロ;◆:地中海産天然クロマグロ.

(kg)

(μg/g)

2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0

  銀   濃   度

図3体重が増えても水銀濃度が上がらない養殖クロマグロ(16)

(4)

に伴い水銀含量が増加するが,養殖魚の場合はほぼ一定 のレベルで推移することが明らかとなった(18).つまり 養殖クロマグロは特に大型魚においては天然魚よりも水 銀濃度が低いと考えることができる.さらに,暫定基準 値をクリアできる養殖クロマグロの生産方法について検 討した(19).通常クロマグロの養殖には餌料として主に 冷凍のサバが用いられるが,水銀含量の低いイカナゴお よびアジを餌料として用いてクロマグロの水銀レベルを 調べた.水銀濃度が約0.052 

μ

g/gのゴマサバと平均水銀 濃度が約0.019 

μ

g/gのマアジおよびイカナゴを餌料とし て用いて18 〜19カ月間飼育した結果,ゴマサバを与え た場合には水銀含量は実験開始5カ月目あたりから上昇 し始め,飼育終了時には約0.6 

μ

g/gに達したのに対し,

マアジおよびイカナゴを与えた場合には水銀含量は0.2

〜0.3 

μ

g/gあたりで一定値を示し,増加する傾向は全く 見られなかった(図4.マアジおよびイカナゴを与え た場合のクロマグロの水銀含量は厚生労働省の暫定基準 値である0.4 

μ

g/gをクリアしており,この基準値に適合 するクロマグロの養殖方法の開発に初めて成功したと言 える.

前述のとおり,2007年から完全養殖クロマグロの養

殖用種苗の出荷も開始しているが,その種苗を購入して 養殖した業者が生産・販売する場合には,近畿大学で製 品まで育てて出荷する前述の「近大マグロ」ブランドで はなく,独自のブランドでの販売をお願いしている.た だし,天然資源に依存しない完全養殖クロマグロの種苗 を使用しているという点については重要なセールスポイ ントとなることから,近畿大学から近大産種苗であるこ とを示すロゴマークを提供している.

トレーサビリティ手法

近畿大学が養殖して出荷した魚(種苗を除く)には卒 業証書が添付される.その卒業証書には二次元バーコー ド(QRコード)がプリントされており,携帯電話のカ メラ機能でこのバーコードを読み取ると,株式会社アー マリン近大のホームページにアクセスできるようになっ ている.ホームページ上では,購入した魚種の魚の生産 履歴を見ることができ,採卵に用いた親魚の履歴,陸上 水槽および海上網いけすでの稚魚の飼育履歴および稚魚 から成魚までの海上いけすでの養殖履歴に関する情報

(使用した餌飼料,投薬履歴など)が提供されている.

図4マアジ・イカナゴを摂餌する 養殖クロマグロ筋肉の部位別水銀含 量(16)

背,背部;腹,腹部;前,前部;中,

中部;後,後部;尾,尾部.右の数 字 (0 〜18) は飼育月数.

背–前 背–中 背–後 腹–前

腹–中 腹–後 尾

筋肉の部位

(μg/g)

(μg/g)

0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0

0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0

水銀濃度水銀濃度

0 1 2 3 4 5 6 7 9 12 18

(5)

これにより,消費者は買い物するその場所において,自 分が購入しようとするクロマグロの生産履歴を確認する ことができる.このシステムを実際に利用している消費 者は今のところそれほど多くはないが,このような情報 開示を行うことで生産者側の意識向上効果も期待され,

より安心・安全な養殖魚の供給につながると思われる.

生産履歴については上記のとおりであるが,クロマグ ロの場合には最終的にはカットされたブロックやさらに それを小さくカットした柵(さく)と呼ばれる状態でも 売買される.ブランド化を進めるにあたり,販売先でト ラブルが生じた場合にはブロックや柵になった段階でも 近畿大学産の完全養殖クロマグロであることを証明する 必要が生じる場面が想定される.そこでそのような事態 に備えてミトコンドリア DNA (mtDNA) およびマイク ロサテライト (MS) マーカーによる親子鑑定および個 体識別技術を導入した.まず,天然魚のミトコンドリア DNAのD-loop領域の多様性を調べた結果,30尾中で29 パターンが認められ,母系遺伝するmtDNAによって母 親の同定がある程度可能であることがわかった(未発 表).さらにMS領域を含み多型性を示す23セットのプ ライマーを設計し,そのうち6プライマーセットが親子 鑑定に有用であることを明らかにした(20).現在,近畿 大学が採卵用に保有している完全養殖クロマグロ親魚の これらmtDNAおよびMSマーカー DNAタイプを調べ る体制を整備した.これら2種類のDNAマーカーを解 析することによって,種苗の段階で販売されたもので あったとしても,DNA抽出が可能な状態であればブ ロックや柵サンプルから近畿大学の完全養殖クロマグロ であるかどうかを調べることができる.これによって生 産履歴だけではなく,血統的背景についても科学的に証 明できる体制が構築できた.

以上,近畿大学における完全養殖クロマグロの生産か ら出荷まで,さらにはそのブランド化,トレーサビリ ティ手法など産業化に関する取り組みを簡単に示した.

完全養殖技術によって天然資源の減少を防止し,さらに 消費者のニーズに合ったブランド化やトレーサビリティ 手法を実行して,購入した消費者が満足できるようなシ ステムをしっかり構築することで本当の意味で持続可能 

(sustainable) な養殖産業が実現すると考えられる.今 後もそのようなシステムの完成に向けて努力を続けたい と思う.

文献

  1)  O. Murata, T. Harada, S. Miyashita, K. Izumi, S. Maeda,  K. Kato & H. Kumai : , 62, 845 (1996).

  2)  澤田好史: 水産増養殖システム1 海水魚 ,熊井英水

編,恒星社厚生閣,2005, p. 173.

  3)  熊井英水: 近畿大学プロジェクト クロマグロ完全養

殖 ,熊井英水,宮下 盛,小野征一郎共編著,成山堂書 店,2010, p. 1.

  4)  宮下 盛,中川至純: 近畿大学プロジェクト クロマグ

ロ完全養殖 ,熊井英水,宮下 盛,小野征一郎共編著,

成山堂書店,2010, p. 22.

  5)  宮下 盛,村田 修,澤田好史,岡田貴彦,熊井英水:

バイオインダストリー,21, 7 (2004).

  6)  Y. Sawada, K. Kato, T. Okada, M. Kurata, Y. Mukai, S. 

Miyashita,  O.  Murata  &  H.  Kumai : , 46, 245 (1999).

  7)  K. Yamaoka, T. Nanbua, M. Miyagawa, T. Isshiki & A. 

Kusaka : , 189, 165 (2000).

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  9)  T. Takashi, H. Kohno, W. Sakamoto, S. Miyashita, O. Mu- rata & Y. Sawada : , 37, 1172 (2006).

  10)  Y. Nakagawa, M. Kurata, Y. Sawada, W. Sakamoto & S. 

Miyashita : , 24, 403 (2011).

  11)  石橋泰典: 近畿大学プロジェクト クロマグロ完全養

殖 ,熊井英水,宮下 盛,小野征一郎共編著,成山堂書 店,2010, p. 37.

  12)  S. Miyashita, K. Kato, Y. Sawada, O. Murata, Y. Ishitani,  K.  Shimizu,  S.  Yamamoto  &  H.  Kumai : ,  46, 111 (1998).

  13)  宮下 盛:近畿大学水産研究所報告,8, 1 (2002).

  14)  石橋泰典,宮下 盛,澤田好史,岡田貴彦,倉田道雄:

公開特許公報 (A), 特許第4081092号,近畿大学 (2005).

  15)  Y.  Sawada,  T.  Okada,  S.  Miyashita,  O.  Murata  &  H. 

Kumai : , 36, 413 (2005).

  16)  安藤正史: 近畿大学プロジェクト クロマグロ完全養

殖 ,熊井英水,宮下 盛,小野征一郎共編者,成山堂書 店,2010, pp. 97‒111.

  17)  FDA,  What  you need  to  know  about  mercury  in  fish  and shellfish. www.fda.gov/oc/opacom/hottopics/mercu- ry/backgrounder.htmla, 2004.

  18)  M. Ando, M. Seoka, M. Nakatani, T. Tsujisawa, Y. Kata- yama, M. Nakao, Y. Tsukamasa & K. Kawasaki :

71, 595 (2008).

  19)  M. Nakao, M. Seoka, M. Nakatani, T. Okada, S. Miyashita,  Y.  Tsukamasa,  K.  Kawasaki  &  M.  Ando : ,  288, 226 (2009).

  20)  K. Morishima, H. Yamamoto, Y. Sawada, S. Miyashita & 

K. Kato : , 9, 790 (2009).

(6)

プロフィル

家戸 敬太郎(Keitaro KATO)   

<略歴>1990年近畿大学農学部水産学科 卒業/1992年近畿大学大学院農学研究科 水産学専攻修士課程修了/1993年近畿大 学 水 産 研 究 所 助 手/2002年 博 士(農 学)

取得(近畿大学)/2002年近畿大学水産研 究所講師/2006年近畿大学水産研究所准 教授,現在に至る<研究テーマと抱負>重 要な養殖対象魚であるマダイを中心とし て,品種改良や親魚の遺伝的管理に関する 研究を主として分子生物学的手法を用いて 行っているが,魚種や研究分野にこだわら ず,生産現場に直結した研究をしたいと考 えている<趣味>車,音楽鑑賞,ギター 澤田 好史(Yoshifumi SAWADA)   

<略 歴>1982年 京 都 大 学 農 学 部 卒 業/

1991年博士(農学)取得(京都大学).現 在,近畿大学水産研究所教授・大島実験場

岡田 貴彦(Tokihiko OKADA)   

<略歴>1979年近畿大学農学部卒業.現 在,近畿大学水産養殖種苗センター大島事 業場長

倉田 道雄(Michio KURATA)   

<略歴>1980年近畿大学農学部卒業.現 在,近畿大学水産養殖種苗センター大島事 業場長補佐

向井 良夫(Yosio MUKAI)   

<略歴>1985年近畿大学農学部卒業.現 在,近畿大学水産養殖種苗センター白浜事 業場長補佐

宮 下  盛(Shigeru MIYASHITA)   

略 歴>1967年 近 畿 大 学 農 学 部 卒 業/

2001年博士(農学)取得(近畿大学).現 在,近畿大学水産研究所所長・教授 村 田  修(Osamu MURATA)   

略 歴>1966年 近 畿 大 学 農 学 部 卒 業/

1997年博士(農学)取得(近畿大学).現 在,近畿大学水産研究所教授

熊井 英水(Hidemi KUMAI)    

略歴>1958年広島大学水畜産学部卒 業/1983年農学博士取得(九州大学).現 在,近畿大学理事,水産研究所教授

Referensi

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