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別記様式第4号 2020 年度 独創的研究助成費 実績報告書

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別記様式第4号

2020 年度 独創的研究助成費 実績報告書

2021年3月31日 報 告 者 学科名 保健福祉学部 職 名 准教授 氏 名 川上 祐生

研 究 課 題 熱帯果樹の葉に含まれる5-リポキシゲナーゼ阻害成分の単離・構造解析および有効性の検 討

研 究 組 織

氏 名 所 属 ・ 職 専 門 分 野 役 割 分 担

代 表 川上 祐生 栄養学科・准教授 食品生化学 研究全体の推進と統括

分 担 者

高橋 吉孝 栄養学科・教授 病態生化学 作用機構解析

研究実績 の概要

5-リポキシゲナーゼは、白血球などの細胞が種々の刺激を受けることにより、 5-リポキシ

ゲナーゼ活性化タンパク質と協働してアラキドン酸を材料にロイコトリエンを合成する 酵素である。最初の反応では、生体膜のリン脂質から遊離されたアラキドン酸に 5-リ ポキシゲナーゼが作用することで、5-ヒドロペルオキシ酸を生じる。この 5-ヒドロ ペルオキシ酸にふたたび 5-リポキシゲナーゼが作用することで最初のロイコトリエ ンであるロイコトリエン A

4

が生成する。ロイコトリエン A

4

から生成されるロイコト リエン B

4

、C

4

、D

4

、E

4

は炎症やアレルギー疾患の増悪化に関わる強力な生理活性物質 である。これらロイコトリエンの生成に関係する 5-リポキシゲナーゼのはたらきを 阻害することができれば、炎症やアレルギー疾患の症状の軽減につながることが期待 される。これまで本研究室では、フトモモ科植物のチェリー・オブ・ザ・リオ・グラ ンデの葉のエタノール抽出物に比較的強い 5-リポキシゲナーゼ阻害効果を確認し、

その有効成分の同定を検討してきた。本研究では、チェリー・オブ・ザ・リオ・グラ ンデの葉に含まれる 5-リポキシゲナーゼを阻害する有効成分の効率的な単離方法を 確立し、有効成分を明らかにすることを目的とした。

※ 次ページに続く

(2)

研究実績 の概要

チェリー・オブ・ザ・リオ・グランデの葉のエタノール抽出物を、各種溶媒を使っ て分配した。各画分について 5-リポキシゲナーゼ阻害への影響を確認し、阻害効果が 認められた画分を得た。次に、この画分を薄層クロマトグラフィーで分離したところ、

これまでの検討で阻害効果が認められたスポット以外に新たに 3 つのスポットを確 認した。これらのスポットについて 5-リポキシゲナーゼ阻害への影響を確認すると、

これまでに阻害効果が認められたスポット以外の 3 スポットにも 5-リポキシゲナー ゼ阻害効果を確認した。新たに阻害を確認した各スポットの 50%阻害濃度は、5.3 µg/ml(スポット①)、6.5 µg/ml(スポット②)、6.5 µg/ml(スポット③)であった。次 に、各スポットに含まれる成分を逆相 HPLC で分画し、各画分の 5-リポキシゲナーゼ 阻害への影響を検討したところ、それぞれのスポットについて阻害成分が含まれる画 分を明らかにした。今後はこれらの画分に含まれる化合物の構造情報を得て、有効成 分を明らかにしていく予定である。

図 1 薄層クロマトグラフィーによる分画

図 2 各スポットによる 5-リポ キシゲナーゼ阻害効果

成果資料目録

0 50 100 150

0.01 0.1 1 10 100

濃度(µg/ml) スポット①

5-リポキシゲナーゼ活性(%)

濃度(µg/ml) 0

50 100 150

0.01 0.1 1 10 100

スポット②

5-リポキシゲナーゼ活性(%)

0 50 100 150

0.01 0.1 1 10 100

濃度(µg/ml) スポット③

5-リポキシゲナーゼ活性(%)

Referensi

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