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博士の多様なキャリアパス - J-Stage

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Academic year: 2023

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羅針盤

博士の多様なキャリアパス

森 典華,河野 廉,武田 穣

名古屋大学社会貢献人材育成本部

はじめに

ポストドクトラルフェロー(ポスドク)とは,「博士 の学位を取得後,任期付で任用される者であり,①大学 等の研究機関で研究業務に従事している者であって,教 授・准教授・助教・助手等の職にない者,②独立行政法 人等の研究機関において研究業務に従事している者のう ち,所属する研究グループのリーダー・主任研究員等で ない者である」と2011年12月に報告された文部科学省 科学技術政策研究所「ポストドクター等の雇用・進路に 関する調査」で定義されています.この調査において,

2009年度内のポスドクは延べ17,116名であったと報告 されています.しかし,雇用の有無や形態がさまざまで あることや,任期が短く移動してしまうことから,正確 な人数を把握するのは困難であるのが現状です.

数年前からマスコミでも注目され,さまざまな形で報 道されてきていますが,その報道内容でポスドクらの印 象も独り歩きしてしまっているのも現実です.「ポスド クをたくさん作ってしまったことが問題だ!」という人 もいますが,実際にはポスドクらは最新の研究プロジェ クトに所属し,革新的な技術の創出や発見を行っている 真の立役者であると言っても過言ではありません.

問題は,ポスドクらがその研究プロジェクトを終了し た後,進む道や選択肢が少ないことです.博士の学位を 取得した者は専門研究だけしかやれない人材とは限りま せん.むしろ,多様なキャリアパスを歩み,社会で大活 躍してほしいとわれわれは思っています.そのためにわ れわれがこれまでに行ってきた取り組みと支援をしてい て感じたことをまとめたいと思います.

本学の支援体制

名古屋大学では平成18年度より博士のためのキャリ アパス支援を行っています.もともとは文部科学省の

「キャリアパス多様化促進事業」に採択されたことを きっかけに開始をしました.現在は文部科学省科学技術 人材育成費補助金「ポストドクター・キャリア開発事業

(イノベーション創出若手研究人材養成)」を中心に学内 のさまざまな協力を得て運営をしています.

多様なキャリアパス

当時より一貫して「ノン・リサーチキャリアパス支 援」ということに注力しています.つまり,自分の研究 分野だけではなく,多様な分野で多様な職種につき活躍 するための支援をするという意味です.多様なキャリア パスの例を表1に示します.たとえば,生物系のポスド クが学術・営業的な職に就き,クライアントと社内の開 発部隊をつなぐ立場で活躍しこれまでの営業成績を抜く 実績を出した者.インターンシップ中に研究センターの 立ち上げに取り組み,副センター長として採用された 者.生物系の博士がポスドクとして大学や研究機関で産 学連携や特許業務を経験することで,創薬企業の研究課 長に大抜擢されたような事例もあります.このように意 外なキャリアがあってこそ,化学反応を生み出し,イノ ベーション創出につながっていると実感しています.

もちろん,われわれが支援してきた博士たちのすべて が企業のノン・リサーチキャリアパスの道を進んだわけ ではなく,支援した約半数の者は大学の研究者や企業の 研究開発職に就いて活躍しています(図1.彼らはた だなんとなく研究者の道を続けるわけではなく,われわ れの支援もきっかけとなって,広く情報を収集し,研究 そのものや研究室運営,学生指導にかかわる意気込みを 自己確認しているため,今後の活躍の幅が広がるに違い ないと思います.

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就職斡旋ではない

キャリアというと日本では「就職」というイメージが 強いですが,学術的には人間の生涯にわたる社会的役 割,職業,職位,それらに関する価値観などの変化の総 体,プロセスと定義され,一般的には,人の進路,職 業,生き方のことを言います.われわれは目先の職場探 しを手伝うのではなく,これからの生き方や方向を自ら が見つけてもらうために寄り添って対応しているつもり

です.目先の職探しであれば,人材紹介・斡旋会社のほ うがプロであるため,そちらを利用する方法を紹介する こともあります.「寄り添う」という表現が適切かはわ かりませんが,結論を急がず,それぞれのペースに合わ せ,各自が自ら動き出すための支援をじっくりするよう に努めています.

研究生活は忙しいため,誰かが自分の強みを見つけだ し,あなたはこの職に向いていますよ,だからこの会社 を受けてみたら? とアドバイスしてくれたらなんとい いのにと思っているポスドクの方もいます.しかし,自 分の人生,本当にそれでいいのか,レールを引いた上を 歩いていくのが本当に良いことなのでしょうか.

自己を見つめる

「博士号を取得する」「研究をしたい」ということが人 生の目標になっている人も多いと思います.ある時期の 目先の目標としてはいいかもしれません.しかし,大学 や大学院では,目先の目標だけではなくどう生きていく のか,社会の一員として自分は何をしたいのか,という ことも考えたり,人とディスカッションしたりする時期 でもあります.人の役に立つ,社会を変える,知の追究 をして社会に影響を与える,などそれぞれ目的があるこ とでしょう.その目的を達成する手段が研究なのです が,研究という手段が面白くなってしまい,目的を見失 いがちです.目的を実現するためや自分の価値を高めて いくための場は,研究というフィールドからほかに変え て実現していくことも可能です.研究ができなくなると いうことは,落ちこぼれの負け組だという偏ったイメー ジを払拭するくらい,いきいき活躍して社会に影響力を 表1イノベーション創出につながる多様なキャリアパスの例

博士後期課程の専門分野 学位取得後のキャリア 現職 備考 生物化学 分子生物学のポスドク バイオベンチャー学術・

営業職 業務以外にクライアントと

社内の開発部隊をつなぐ立 場を担う

生物物理学 細菌学のポスドク 新聞社で科学記者 多様な分野でのポスドク経 験がかわれた

分子生物学・ライフサイ

エンス 大学の知的財産部門で

研修 化粧品会社で知的財産部

門に配属 博士後期課程修了後,大学 の知的財産部門で研修する ことでキャリアチェンジに 成功

物性理論 物性理論のポスドク 生命保険会社でアクチュ

アリー 数学的基礎能力がかわれた

遺伝子工学 環境微生物学,環境分

析のポスドク 大学の産学連携部門で知

財マネージャー 大学の産学連携,知的財産 部門で多様な分野の研究を 支援している

生物制御医学 発生遺伝学のポスドク 情報関連機器会社の新規

事業創出がミッション バイオ系の新規事業を提案 して入社

図1就職決定者の就職先

本センターの支援を受けた後に,就職が決定した方の就職先内訳.

リサーチ:これまでの研究の延長上にある職(多くは研究職).ノ ンリサーチ:これまでの研究の専門以外の職,企業の部署であれ ば法務,知財,学術,大学では産学連携コーディネーター,知財 部,URAなど.ほかにも教育産業や異分野への転身を含める.

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及ぼしている博士は多々います.

研究室を切り盛りして,研究室として多くの成功を導 くようなマネジメントができる人は,多様な場で活躍で きる能力をもっていると思います.能力をどこで活かし ていくか.似たようなバックグラウンドの人がいないと ころのほうがより一層,イノベーションを創出する可能 性も増えます.

求人情報を追いかけていては,自分の希望とぴったり の求人とはなかなか巡り会えません.キャリアチェンジ した先で現在行っている研究開発や事業や製品だけへの 貢献を考えるのではなく,問題点改善の提案や新商品や 新事業への提案をするため情報収集し,分析し,自らの 意欲を高めていくことが大切です.そして自分がどう貢 献していくかを明確にし,それを自らを売り込む勢いが 求められるわけです.

個別面談

われわれが行っている支援のうち,一番重要であると 考えているものは「個別面談」です.学部生や博士課程 前期課程学生支援とは異なり,ポスドクらは個々の状況 が多様です.就職活動方法も新卒採用とは異なります.

そのため,個々のニーズに合わせた支援ができるように 支援メニューをいろいろ作っています.そのなかでも個 別面談は最も有効であるという実感があります.

「自立的に動く」ためのボタンを「自らが押す」きっ かけを作るのが「個別面談」の場です.研究では,研究 内容を練り考察し発展させていくことはできるけれど も,いざその対象が「自分」となると難しいようです.

自らを振り返る時間を作らない,振り返ることを避けて いる,自らのことを謙遜してしまう,自己満足やプライ ドで視野を狭めることで,次の一歩を踏みだすことがで きないでいるのです.それを個別面談を通して,気づ き,自立的にキャリアを選択していこうという行動につ

なげてもらうよう努めています.

相手に伝える

「自分」という商品を相手に的確に伝えることは重要 です.相手が研究者なのか,分野外の人なのか,大学の 人か企業の人かによっても,アピールする点と方法は異 なってきます.

キャリア選択,ことに就職というとアピールしたいこ とは研究成果ではなく,それで培った「自分自身の能力 や人柄」となります.似たような経験をした人との差別 化,同年代でずっと企業で仕事をしてきた人との違いを 明確にして,先方に「この人と一緒に働きたい」「うち に来てほしい」と思わせなくてはなりません.ただのい い人ではなく,採用した側にもメリットがなくてはなり ません.ポスドクであれば,企業の課長などの管理職に もなる年齢です.部下を従えて,新規プロジェクトを提 案し運営する能力があるかどうか,そういう部分をア ピールすべきです.逆に言えば,博士課程やポスドク時 代にはそういう能力を養っていく必要があるわけです.

それはアカデミックポジションで研究室を運営するうえ でも必要な能力です.

大学は企業に就職するための専門学校ではない

「即戦力」とは何を求めているのでしょうか.求人情 報欄にはたとえばIT企業でプログラミング経験があり

○○言語が使えること,機械業界で○○の経験があるこ と,製薬企業で安全性・毒性試験やGMPレベルの研究 の経験がある,というようなことを求める人物像に書か れている企業が多いです.一人ですべてをやりきるとい う意味ではなく,専門的なスキルとか知識の経験値が高 く,考えて行動でき,適応力があることを意味していま す.

図2産業界で活躍するために必要 とされる能力

平 成24年2月 に 郵 送 法 に よ る ア ン ケートを実施.研究・開発部門を有 する業界と調査・技術評価,知的財 産管理,教育,出版などの事業者な どを対象とした.

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図2のように「博士採用の可能性がある企業」が博士 に求める能力については平成24年2月に行った調査で は,1.  仕事への意欲,2.  チームワーク・コミュニケー ションでした.大学で研修として希望するスキルとして は,「博士採用の可能性がある企業」はヒューマンスキ ル・コミュニケーション能力を一番に挙げています(図 3.これは平成20年10月に同様の調査をした結果と大 きな変化はありませんでした.

一方,「博士採用の可能性がない企業」が「博士採用 の可能性ある企業」に比して要望が高い研修内容はビジ ネスマナーでした.博士の採用がない企業ほど,ビジネ スマナーなどの座学を要求する傾向はこれまでの経験で も感じていることです.大学では社会に出て通用するよ うなスキルやビジネスマナーを学ばせてほしいというご 意見です.就職に直結するようなスキルを養う大学や専 門学校があってもよいと思います.しかし,基礎研究,

応用研究もし,知の探究もしたうえで,広い社会で活躍 する人材を育成していくことを目的とし,必ずしも就職 後に企業ですぐに使えるスキルを学ばせる授業をしてい るわけではない大学も多々あります.博士人材を採用し ていない企業,あるいは採用数が少ない企業において は,マスコミの表現や過去に採用されたごく一部の人の 人物像で「博士」の印象を決めているとも言えるかもし れません.よって,インターンシップを行うことでその

距離を縮め,相互理解をすることも手段の一つとなると 言えます.

研究者ができること

では,若手研究者たちが日ごろからできることとはど ういうことでしょうか.多様な情報や知識を得る場や手 段を上手に利用する,相談相手を見つけておく,体調管 理をする(体の限界を知って早めに休暇を取る)など は,後回しにせず自身で努めてすべきことであると思い ます.そのうえで,自分の人生の目標,目的を見つけて いく,自身の強みを知り目標や目的をかなえるためには どうすると近づけるのかを考えていってもらいたいので す.独りよがりの目標や目的ではなく,グローバルに活 躍する人材であることを意識してもらいたいと思いま す.

その目標や目的を実現するまでの期限も設定をし,そ れまでに実現できない場合には第二案,第三案を浮上さ せたり,目標までの工程を見直して「藁しべ長者」的に たどり着く方法を見直すなど検討も必要です.35歳,

40歳という年齢にはやはり就職においての壁が立ちは だかります.企業では室長,課長などの役職につく年齢 となります.あるいはそういう役どころをしてほしい年 齢であるということです.キャリアチェンジをした先で 図3博士に習得してほしいスキル など

博士採用の予定ある企業と博士採用 の予定がない企業での比較.図2と 同様のアンケート.

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はどういう立場として求められているのかを考え,それ に応じて自身をアピールできるように日ごろから準備し ておいてほしいと思います.

最近の大学ではグローバル・リーダーの育成が求めら れており,博士課程教育リーディングプログラムの公募 要項には,【広く産学官にわたりグローバルに活躍する リーダーに求められる能力】を大学院では養成するとあ ります.具体的には①確固たる価値観に基づき,他者と 協働しながら,勇気をもってグローバルに行動する力,

②自ら課題を発見し,仮説を構築し,持てる知識を駆使 し独創的に課題に挑む力,③高い専門性や国際性はもと より幅広い知識をもとに物事を俯瞰し本質を見抜く力な どとあります.日々の研究生活で養われることも多々あ りますが,それ以外にも幅広い知識を得るために大学院 のあり方やプログラムを改革することが求められている わけです.本学でも,ノーベル賞受賞者を輩出してきた 伝統を踏まえて,アカデミック,ノン・アカデミック双 方でリーダーとなる人材を育成する大学院課程を分野別 に設置しました.そしてキャリアデザインにかかわる部 分はわれわれのセンターが連携をとって支援する体制を 整えています.

これまで出会った博士たちのなかにも新聞を読んだり テレビを見たいがその時間がない,これまでの人生でア ルバイトやサークル活動などを全くしたことがなかっ た,研究が楽しくてそれ以外に時間を使うのがもったい ない,など学業や研究以外の情報供給源がなかったり,

学会や研究室以外の人とのコミュニケーションを取る場 がない者も少なくはありません.

自らが進んでそういう環境を作る者と,指導教員など の上司の影響が大きい場合,それから次のポジションを 得るためにそうせざるをえない者などいろいろです.と きには,追い込みすぎて疲れ切ってしまう者,挫折を初 めて味わい滅入ってしまう者,住むべき世界が一つであ るがゆえにそこでの居場所が見つけられなくなるとそれ を乗り越える手段を見つけられなくなってしまう者など もいます.

個別面談やわれわれが実施しているセミナーなどで,

社会には多様な役割があり,多様な働き方があることを 知るきっかけを作ってもらっています.またセミナーの 講師をしている企業人やセミナーに参加している他分野 や他大学のポスドクなどと会い刺激を受けたり仲間を見 つけたりもしてもらっています.われわれの役割の一つ はリーディング大学院プログラムを実施している研究科 などとも連携し,多様な情報を与えるための一助をする ことだと思います.今は全国の大学院生やポスドクにも 利用してもらえる支援メニューがあります.ぜひ活用し てもらいたいと思います.

指導者が心がけること

研究以外の指導は一切しない(あるいは指導はしたい が難しい)という教員もいれば,家族以上に親身にかか わってくれる教員もいます.われわれ主催のセミナーで かつて取ったアンケート(図45)においても,研究以 外の相談を指導教員にすることはいろいろな事情で難し い場合もあるようです.そこで,われわれのようなセン

図4将来について誰に相談してい るか(複数回答)

=439

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ターを利用してもらうことをぜひ進めていただきたいと 思います.一方で,研究室では以下のようなことを意識 してもらうとよいかと思います.

○日頃からの会話を幅広い話題で行う

日ごろからコミュニケーションを取っていれば,アカ ハラ・セクハラの防止にも有効となります.また毎日顔 を合わせていても,言葉で伝えないと伝わらないのであ えて言葉で伝えるように努めてもらいたいと思います.

指導教員が苦労して歩まれてきた人生の話,社会情勢,

海外の研究者の話など話題は尽きないと思います.ま た,一方的に話しこまず,聞き役も大切であることも心 にとめておいていただきたいと思います.

○休む勇気・効率化を

疲れきっていると個々の魅力は伝わらず,大学でも企 業でも次のキャリアパスと出会いにくいものです.自己 管理,体調管理も能力のうちということを意識できるよ うな環境づくりも必要です.効率良く休みを取っている 研究室に所属しているポスドクらは,いきいきと魅力的 な人格を上手に表現できている気がします.

○自分で考えさせ,自分で決めさせる

うまくいくときは自分のおかげ,悪いときは人のせい にしたくなるものです.人生の先輩としてこうしたほう がいいのに,こういうキャリアパスを歩んでもらいたい と思って指導してきたのにという場面があると思いま す.しかし,最後は本人が決めた人生をぜひ応援しても らえたらと思います.

おわりに

2012年のある保険会社のアンケートでは,小学生と 未就学児の「大人になったらなりたいもの」で「学者・

博士」が第3位でした.「博士」は今の子どもたちにも あこがれの職業です.実際に,いきいきと社会の多様な 場で活躍する「博士」たちが増加していると思います.

より加速させるためには,企業など受け入れる側の意識 改革が必要であるとともに,大学内でも改善する点があ ると思います.

キャリアパスは人生そのものです.夢は何か,具現化 できる,実現させるための目標は立てられるでしょう か,情報が不足していないでしょうか,固執しすぎてい ないでしょうか.実現するまでには時間がかかることも 多々あります.人生の目標に合わせて必要なことを体系 的に学び,人脈を作ることが必要です.

「博士」はあこがれの職業かもしれませんが,それが 最終ゴールではありません.私の知り合いが言った「高 学歴の強みの一つは選択肢が広がること」という言葉が 印象に残っています.この意見に賛否はあると思います が,選択肢が広がるという強みを活かして多様に活躍し ていく「博士」を支援していきたいと思っています.

図5指導教員は就職に親身に相談 に乗っているか

=162

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プロフィル

森  典 華(Norika MORI)    

<略歴>1995年名古屋大学農学部畜産学 科卒業/同大学大学院農学研究科畜産学専 攻博士課程前期課程修了,修士(農学)/

同大学大学院医学系研究科健康社会医学 専攻老年科学博士課程後期課程修了,博 士(医学)/学術振興会特別研究員 (DC2,  PD)/名古屋女子大学家政学部食物栄養学 科助手/名古屋大学産学官連携推進本部 キャリアパス支援室特任助教/同大学社会 貢献人材育成本部ビジネス人材育成セン ター特任准教授,現在に至る<研究テーマ と抱負>ポスドク・博士後期課程学生の キャリア支援<趣味>小旅行

河 野  廉(Yasushi KAWANO)    

<略歴>2001年名古屋大学医学研究科病 理学専攻博士課程修了/(株)ツムラ,コロ ラド州立大学ポスドク,文部科学省産学官 連携コーディネーターなど<研究テーマと 抱負>博士の人材育成,産学連携,地域連 携など<趣味>釣り,マラソン

武 田  穣(Yutaka TAKEDA)    

<略歴>1974年東京大学理学部生物学 科 卒 業/1979年 同 大 学 大 学 院 理 学 系 研 究 科 生 物 学 専 攻 博 士 課 程 満 了/1980年 米国カリフォルニア大学サンディエゴ校 Research Associate/1982年名古屋大学農 学部付属生化学制御研究施設助手/2000 年同大学農学国際教育協力研究センター助 教授/2006年同大学産学官連携推進本部 連携推進部長・教授<研究テーマと抱負>

バイオ分野の産学連携,地域貢献事業,産 学連携人材育成<趣味>中将棋(日本古来 の将棋です.

Referensi

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1、はじめに このたび、社会学部付属研究所との関わりに ついて述べる機会が与えられたことに大変感謝 している。 1965年の4月に、大学院生として研究所に足 を踏み入れてから現在までの45年間に、断続的 にではあるが研究所との関わりに恵まれた。 私は、この研究所がソーシャルワーカーとし ての自分を産み、育ててくれた大切な場であっ

教育内容は大学水準であり国際的にも通用する適切なものとなっている。教育課程の体系性と科目 別系統図,シラバスに示すように,準学士課程の教育との連携、及び準学士課程の教育からの発展等 を考慮した教育課程となっている。 科目系統図より,教育の目的に照らして授業科目が適切に配置され,教育課程が体系的に編成され ている。また,授業内容は大学水準で適切なものとなっている。