宇宙線・宇宙物理領域における学生優秀発表賞 候補者選考規定
1) 日本物理学会宇宙線・宇宙物理領域では、学生の発表の質の向上と、顕彰により優秀な 学生が認知されることを目的とし、日本物理学会学生優秀発表賞の候補者選考、およ び、推薦をおこなう。
2) 本賞候補者の選考、および、推薦は宇宙線・宇宙物理領域 運営委員会メンバーからな る「日本物理学会 宇宙線・宇宙物理領域 学生優秀発表賞選考委員会」(以下、選考委 員会)がおこなう。選考委員会の委員長は、領域代表がつとめる。
3)採点をおこなう審査員は物理学会の正会員で、特任も含む助教以上、および、博士の学 位を有する研究員の審査員候補者の中から選出する。受賞者決定後、すみやかに審査員 名を公表する。
4)本賞の審査を希望する学生は、学会講演申し込み後、所定の締め切りまでにウェブでの 応募申請を行う。宇宙線・宇宙物理領域を希望領域として講演を申し込んだ発表のみを 対象とし、学会への予稿の提出を義務とする。
5) 審査員の割り当ては選考委員会が、原則として以下のルールに従いおこなう。
○ 各発表者に対して、審査員を3名割り当てる。
○ 各審査員は10名前後の発表を審査する。
○ 可能な限り共同研究者以外を割り当てるべきだが、共同研究者が多数の研究グルー プの場合はこの限りではない。その際も、同一機関所属の教員を審査員に割り当て ないようには配慮する。
6) 委員長は、学会後すみやかに選考委員会を開催し、各審査員の評点を基礎として、候補 者を選定する。選定した候補者について異議がないかを審査員に確認した上で、選考委 員会が最終的な判断をおこなう。
7) 委員長は、候補者決定後すみやかに、審査員の名簿と受賞候補者の推薦名簿を物理学会 に提出する。
優秀学生発表賞の審査のお願い
本賞は物理学会における学生による発表を顕彰するものです。学生の発表の質の向上と、優 秀な発表を顕彰することで優秀な学生がより注目されることを目的としています。受賞候補 者の選定を宇宙線・宇宙物理領域でおこない、理事会での承認の後に物理学会会長名で表彰 されます。審査にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
審査の手順
担当いただく n 件の発表を学会会場で聴講して頂き、優秀だと思われた順に 1から n まで の順位を重複なくつけ、学会最終日までに審査結果を選考委員会まで提出してください。
審査の視点:
(1) 基本的には発表が魅力的であったかどうかを基準としてください。
(2) 単に発表技術の比較ではなく、物理としての内容や本人の発表内容への寄与についても 吟味をお願いいたします。
(3) 発表時間の超過、質問に対する受け答えも審査の対象となります。
(4) 予稿については、その内容が良ければ、加点対象としていただいてよいですが、予稿提 出から発表までの期間に研究が進展したため、内容が異なっていたとしても減点対象と はしないようにお願いいたします。
選考に関する覚書
(1)(受賞者数の目安)受賞者の数に特に制限は設けられていないが、質を揃えるために、学 生の発表10件に対して1件程度を目安とする。
(2)(受賞者数の公表)理事会での承認後、領域のウェブページで受賞者を発表する。その際、
審査員名も掲示する。
(3)(表彰式)表彰式は、次の回の物理学会における領域懇談会でおこなう。その際に、審査 員も発表し、労をねぎらう。
(4)(審査員候補者の情報収集)審査員候補者について
名前、所属、eメールアドレス、審査可能な分野(領域キーワード) の情報を以下の方法で収集する。
○ 学会時に登録用紙を会場で配布し回収する。
○ ウェブでの登録をメーリングリストを通じて呼びかける。
○ 本賞に学生が応募する際に、指導教員に関する情報も入力する。
(5)(審査員の割り当て)学会に参加するかどうかが明らかでない人に審査員を依頼すること も可とし、ウェブ入力により諾否を連絡してもらう。辞退者があった場合には、選考委 員会が代わりの審査員を依頼する。
(6)(選考の過程)各審査員の評点を(n+1-i)/nとして合計した得点を基礎として、候補者を
選定する。選定した候補者について異議がないかを審査員にメールで回覧後、最終的な 決定とする。異議が出た場合は、再度、選考委員会を開催し、最終的な判断をおこな う。
(7)(覚書の修正)本覚書の修正には、領域懇談会での承認が必要とする。