• Tidak ada hasil yang ditemukan

日本・韓国における月経に伴う 愁訴の比較と初経年齢の推移

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2025

Membagikan "日本・韓国における月経に伴う 愁訴の比較と初経年齢の推移"

Copied!
15
0
0

Teks penuh

(1)

日本・韓国における月経に伴う愁訴の比較と初経年齢の推移

日本・韓国における月経に伴う 愁訴の比較と初経年齢の推移

安 部 保 子

はじめに

 本年8月に福岡で開催されたユニバーシアード大会において、数多くの女 性選手の活躍が感動をよんだ記憶はまだ新しく、その後も我が国において、

ワールドカップなどの競技が開催され、多くの日本女性選手も参加の機会を 得、活躍するとともにすばらしい結果を得ている。

 現在では、競技スポーツにも女性の活躍の場が強姦され、女性スポーツに 対する関心と理解が高まっているが、1964年に開催された東京オリンピック 以前においては考えられなかったことである。

 日本人特有の伝統的な意識の中に、女性は「女らしく」との考え方が強く、

激しい闘争的な競技スポーツへの参加に対して否定的な考え方が、父母や指 導者等にあるため、競技スポーツへの参加者が少ないことが考えられる。

 また、女性は、生理的にも男性とは違い特殊なものであると考えられ、ス ポーツをすることは初経・月経、妊娠および出産などに障害になるといわれ、

「母性保護」のもとに女性には過激なスポーツを禁じる傾向にもあった。し かし現在では、月経、妊娠および出産などにおいても適度なスポーツ活動は かえってそれらに対する苦痛を軽減することが示唆されている。

 本研究は、女性特有の生理現象の一つである月経に注目し研究を続けてい るが、本報告においては、特に多くの者が経験する月経に伴う症状(愁訴・

月経困難症)について考える。

 月経困難症(dysmenorrhee)とは、癒痛を伴った月経、つまり月経に伴っ て起る不快な症状を総称しており病気というよりは症候群として考えられて いる。月経血流出に伴う疹痛は、性成熟の初期からみられる場合とかなり年

一 55 一

(2)

      (1)

齢が進んでからみられる場合がある。

 症状としては、弱い痛み・激しい痛み、下腹部痛や腰痛など部分的な痛み、

また嘔吐、倦怠など全身症状を伴うこともあり、痛みの激しさは個人により かなり違いがあるが、生殖機能に異常を起すことは多くはない。

 女性の30〜50%は、月経困難症を経験しているといわれている。

 永年、病態生理学としての本能性月経困難症はほとんど理解されておらず、

月経困難症に対して、精神的なもの、神経質な女性特有なもの、女性の宿命 であると言われてきた。

 月経困難症の原因については、最近の研究結果によれば、子宮内膜のプロ スタグランディン(P.G.)が痛みを伴う子宮収縮など、月経困難症の全身 性の症状を引き起すとされたいる。

 月経困難症は、原因によって原発性と続発性に分けられているが、原因が はっきりしない機能的なものといえる原発性のものは、子宮内膜でのP.G.

の産生過剰やその作用の過剰反応によって起ると考えられている。続発性の ものは、子宮筋腫や炎症および子宮内膜症などの器質的な疾患がある場合で ある。      1

 月経困難症の原因となるものは先記した他に、

1.閉塞状態にある子宮頚部が開くことによって血液が凝固し、子宮がうっ   聾するため。

2.月経の排泄物を通すために子宮頚部の穴を開くときに痛を生じさせると   いう説。

3.ホルモンの不均衡によっておこる。

4.心因性および栄養等によるもの。

5.骨盤の神経や靭帯が短くなるため、

などがある。

 月経困難症を緩和するための効果的な対処の方法としては、治療薬(経口 避妊薬・ホルモン剤など)の使用もあるが市販薬を使用することによって有       へ

害な副作用の発現を心配するならば一時的な鎮静を考えるより潜在的なリス クに重点を置いて考えることも一つの方法である。

 本研究は、このことに基づき月経困難症(特に原発性のものを対象として いる)が、身体活動におよぼす影響についての先行研究として、本報告は日 本・韓:国において月経の随伴症状および随伴症状の出現の時期について、比

一 56 一

(3)

日本・韓国における月経に伴う愁訴の比較と初経年齢の推移

較検討することを第1の目的とし、第2目的は、日本・韓国における初経年 齢について検討する。

 思春期女性の身体発育状況の一つの指標である初経についていろいろな角 度から数多くの研究が行われている。

 思春期における身体の発育は著しく、個人差も大きく、特に女性において は初経を境として性ホルモンの影響が大きくあらわれる。初経の発来は、性 ホルモンの活動開始の時点ではなく、性腺刺激ホルモンの働きにより、性ホ ルモンが分泌され卵巣や子宮がかなり成熟しておこることは周知の通りであ る。初経発来の時期は、急速な身長の伸びが終ってから半年ないし1年後が 定説である。平均初経年齢は近年世界的に若年化を続けてきたが、日本にお いては1970年頃より今日までに12歳台を維持している。

      くヨ       くの

 Tanner(1970・1978)や守山(1980)らは、1900年代の平均初経年齢 は16歳台であり、1960年代には13歳台まで若年化したことを報告している。

 本研究の初経に関する日本・韓国の共同調査研究においては、日本大学生 の平均初経年齢は1985年の調査から現在(1993)まで12歳台を維持し、韓国 大学生の平均初経年齢は1985年において日本大学生より36ヶ月遅い15歳6ケ

,月、1986年においては14歳5ケ月、1990年においては13歳2ヶ月という結果 を得ている。これは、Tannerらが平均初経年齢の若年化は、10年間に3〜

4ヶ月であると報告した結果と比較すると、本研究の結果は若年化の傾向が さらに著しく驚異的であるととをすでに報告している。

 本報告においては、その後の初経年齢の動画を明らかにし、さらに日本と 韓国における初経年齢の推移について比較検討する。

 方  法 ト1.調査対象者

  調査対象者は、日本においては下関市内、韓国においてはソウル市内に  在住の中学生(13歳)・高校生(16歳)および大学生(19歳)である。

2.調査対象者数

  1987年 日本一中学生(J・J)123名、高校生(J・H)120名、大学生(J  ・C)130名 計373名。韓国一中学生(K・J)121名、高校生(K・H)

 100名、大学生(K・C)100名 計321名、合計694名。

  1993年 日本一中学生(J・J)112名、高校生(J・H:)140名、大学生(J・

一 57 一

(4)

 C)146名 計298名。韓国一中学生(K・J)107名、高校生(K・H)97名、

 大学生(K:・C)119名 計323名、合計721名、総計1415名。

3.調査方法

  日本・韓:国とも1987年、1993年の11月に質問紙を各地区中学生・高校生  および大学生に配布し回収、集計し、検定をおこなった。

4.調査内容

  身長・体重・初経年齢・月経周期および随伴症状である。

 結果および考察

1.月経随伴症状について

 月経随伴症状についての結果は、Table 1、 Table 2に示す通りである。

 月経随伴症状を有する者は、日本においてはJ・J群64.0%、J・H群81.4

%、J・C群93'.3%、韓:国においてはK・J群87.7%、 K・H群93.8%、 K・C群 93.3%である。

 日本・韓:国ともその症状が、加齢に伴い増加の傾向を示している。

.中学生

 随伴症状の出現の時期と上位3位までの結果はTable 3、 Table 4の通りで

ある。

Table 3 Table 4

随伴症状 J.J‑group       随伴症状 K.J‑group

月経前 月経中 月経後 月経前 月経中 月経後

1 下腹部痛

i39.6%)

下腹部痛

i47.9%)

下腹部痛       1(6.3%)

おりもの

i44.0%)

怒りっぽい i44.0%)

おりもの

i26.0%)

2 全身のだるさ

i25.0%)

全身のだるさ i31.3%)

全身のだるさ       2(6.3%)

下腹部痛

i20.0%)

下腹部痛

E(44.0%)

眠気がする i12.0%)

3 おりもの

i18.8%)

腰 痛

i22.9%)

いらいらする       3(6.9%)

腰痛

i16.0%)

眠気がする i28.0%)

腰痛

i8.0%)

月経中は、日本・韓国とも「下腹部痛」が最も多く、P・Gの作用によるも

一 58 一

(5)

日本・韓国における月経に伴う愁訴の比較と初経年齢の推移

のと考えられる。

 J・」群においては、月経前・月経中および月経後に「下腹部痛」が最も多 く。1%以下の危険率で有意差が認められた。ついで月経前は、「全身のだ るさ」・「おりもの」、月経中は、「全身のだるさ」・「腰痛」、・月経後は、症状 も少なく比較的多くの者が快適に過ごしていると考えられる。

 K・J群においては、月経前は「おりもの」が最も多く、ついで「下腹部痛」・

「腰痛」の順である。月経中は、「下腹部痛」とならんで「怒りっぽくなる」

が多く、ついで「眠気」があげられている。月経後は、「おりもの」が最も 多い傾向にあるがJ・J群に比べて多種の症状をあげており「いらいらする」・

「怒りっぽくなる」等心理的症状が現われていることは注目すべきである。

特に精神の不安定な時期であるので指導者含・む周囲の者は、注意深い指導と 助言が必要であると考えられる。

高校生

 随伴症状の出現の時;期と上位3位までの結果はTable 5、 Table 6の通り である。

Table 5

随伴症状 J.H 一 group

Table 6

随伴症状 K.H‑group

月経前 月経中 月経後 月経前 月経中 月経後

1 下腹部痛

i6α5%)

下腹部痛

i30.7%)

おりもの       1(7.0%)

おりもの i50.5%)

下腹部痛

i45.1%)

おりもの i14.3%)

2 腰 痛

i30.7%)'

腰痛

i29.8%)

腰 痛      2(4.4%)

下腹部痛

i30.8%)

腰 痛

i41.8%)

腰 痛

i9.0%)

3 腰がだるい

i21。1%)

腰がだるい i29.8%)

腰がだるい       3(4.4%)

腰 痛

i28.6%)

怒りっぽい i3α8%)

貧 血

i5.5%)

 J・H群においては、月経前(60.5%)、月経中(30.7%)ともに「下腹部痛」

が最も多い症状である。上位3位までに、P・Gの作用であると思われる身体 的な愁訴「腰痛」・「腰がだるい」が入っている。月経後の症状は、「おりも の」(7。0%)・「腰がだるい」(4.4%)の順であるが出現率も低く、月経の後 は快適に過ごしていることがうかがえる。

一 59 一

(6)

 K・H群においては、月経前・月経後に「おりもの」(50.5%・14.3%)、月 経中は、「下腹部痛」(45.1%)が最も多く、ついで「腰痛」(41.8%)であ

る。

 J・H群・K・H群とも身体的愁訴が多くP・Gの作用を受けていると思われる が、K・H群に高い割合(30.8%)で精神的愁訴(「怒りっぽくなる」)が台頭

してきた。このことは、女性独特の月経時の問題行動とも関連があると考え られるので今後追求していきたい。

大学生

随伴症状の出現の時期と上位3位までの結果はTable 7、 Table 8の次の通り である。

Table 7

随伴症状 J.C‑group

Table 8

随伴症状 KC‑group

月経前 月経中 月経後 月経前 月経中 月経後

1 下腹部痛

E(35.3%)

下腹部痛

i55.9%)

おりもの       1 i8.8%)

下腹部痛

i41.4%)

下腹部痛

i42.3%)

おりもの i8.8%)

2 おりもの

i30.9%)

腰 痛

i52.9%)

腰痛      2(2.9%)

おりもの i36.0%)

腰痛

i41.1%)

全身のだるさ i4.5%)

3

いらいらする i25.7%)

腰がだるい i41,9%)

下腹部痛       3(2.9%)

腰 痛

i35.1%)

下腹部のだるさ i26.1%)

腰痛

i3.6%)'

 J・C群、K・C群ともに身体的愁訴が上位を占め、月経前は「下腹部痛」

(35.3%)「おりもの」(30.9%)、月経中は「下腹部痛」(55.9%)、「腰痛」

(52.9%)があげられている。

 J・C群において、月経前に精神的愁訴である「いらいらする」(25.7%)

が3位に台頭した。このことは、月経前は精神的に不安定状態にあることが 推測される。

まとめ

1.随伴症状の出現は、両国各群とも月経中が最も多く、その出現率は加齢  に伴い増加傾向にある。

一 60 一'

(7)

日本●韓国における月経に伴う愁訴の比較と初経年齢の推移

.2.月経前は、韓:国の各群は「おりもの」、二本の晶群は.「下腹部痛」、月経  中は、日本・韓国各群とも「下腹部痛」、月経後は日本・韓国各群とも  「おりもの」が最も多い随伴症状である(P<.01)。

2.初経年齢について

 初経年齢に関する結果は、Table 9、 Table 10の通りであ・る。

Table 9

 The comparison of japanese groups with Korean groups (1987)

Junior High       I唐モ?盾盾P College Japan Korea Japan Korea Japan Korea

N

123 121 120 100 130 100

Average age 13.9 13.8 16.6 16.7 19.1 19.9

No menarch、e 8.2 6.1 0 0 0 0

Average age at menarche 12.6 13.2 13.3 13.1 12.9 13.2

Height 153.9 156.4 156.8 158.5 157.1一 160.1 Weight 45.0 44.7 49.4 50.2 51.5 51.2

Table 10'

The compari.son of japanese groups with Korean groups (1993)

Junior Highschoo1 College 1 Japan Korea .Japan Korea Japan Korea

N

112 107 140 97 146 119

Average age 13.7 13.6 16.6 16.6 19.7 19.0 No menarche 33.0 46.7 0 0 0 0

Average age at menarche 12.1 11.8 12.5 12.9 12.1 13.1

Height 150.0 153.0 156.7 161.1 158.4 160.7 Weight 45.0 43.4 50.3 52.1 51.8 52.8

大学生の平均初経年齢の結果は、1987年Fig.1、1993年Fig.2の通りであ

る。

 大学生の平均初経年齢を、1987年(J・C群一12歳9ケ月、K・C群一13歳2

       ‑61 一

(8)

Fig. 1   The comparisbn of age at menarche (1987)

J'C‑group Age K'C‑group

「}一一一一{『一一一一一一 一鴨一一一一需

18 P7 P6 P5

江一.

″H.

一一一一■■一一一一一一■冒一一噛一一一一一一冒噌一一一

;      一一一一一⊥ 14

 =一=一一=一一一=L7_二7二_一r_7=一=一一一==一二一==_一一一

P'@      1

一一一Q一 Q一 Q一 Q一 Q噛 Q■ Q一 Q一 Q一 Q一 Q一 Q凹 Q■ v_一一一_唱 一. 一一一一一Q一Q噌Q一Q=一_一_一_一_一_一一一_=卿_隔_一一一■

・        【 13 I        l

瞠____一 一 _ _一       _

@        二一==== 一一===≠V一一一一一『贈

l   L・:二 12 ,:ぜ: l  l

一一一一■一 一一一傅一

「'齢 11

唱   〔□

@    [

10

X8

l      l         I      I         犀      l         I      圏         I         I 1 1 l        I        8        I        I        l        ■        1

100 90 80

70 60 50 40 30 20 10 O O IO 20 30 40 50 60 70 80 90 100

        %

Fig. 2   The cQmparison of age at menarche (1993)

」'C‑group Age K'C‑group

「一一一一隔一一一一一一一一一『一一一『一一   _ _ _ _ 一 _ _ _ _ _ 一 _ 一 一 _ 一 _ _ _ _ _ 一 」 一 _ _ _ _ _ F■       1   ====:=二===二==:=:===二======二一

=v_       : 一二===二=ニニ====二毛ニ=二====ニニニ

P         一:レ

    一一_一一一一一一一_軸_一二_一_一一一_一_一_一_一一一_一_輪_一_一_一一一一一一一

G/' D・1'

■曹一齦纉_一_一_■_冒_■一一一一一一_一_一_■_一」一一_一一一_一_一 一一= r======ニニ===二=こ一一一

       ド誉: 、・芯

81 V1 U1 T1 S1 R1 Q1 P1 O9

W

占「' C / 

騨一_黶Qw_ 黶Q黶Q禔Q}_黶Q黶Q黶Q 黶Q黶Q 黶Q鼈鼈齣。一 @、無彗

      F   」  1  一一一一冒   一  _  _  一  脚  一  一  一  一  一  一  一 

@       一 i

     日

﹈1﹈

        I        l        I        l        8        1        1        l        I         I        I        I        I        ■        3        1        ■        画

00 90 80 70 60 50 40 30 20 10 O O 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100       %

月)と1993年(J・C群一12歳1ヶ月、K・C群一13歳1ケ月)を比較検討し 結果は、6ケ年間でJ・C群8ケ月・K・C群1ケ月とJ・C群・K・C群とも若 化していることが明らかである。

初経発来の分布は、J・C群・K・C群とも9歳から16歳でそのピークは両群r

 62 一

(9)

日本・韓国における月経に伴う愁訴の比較と初経年齢の推移

とも12歳台である。韓国においては、初経発馬ピーク後の初来者が多いこと は平均初経年齢が高くなる要因であるが、ピーク後の初来者の増加は、栄養・

運動・経済および文化水準の上昇などの生活環境も影響していると考えられ

る。

 身長は、K・C群(1987年一160.1 cm、1993年一160.7cm)がJ・C群(1987年 一157,1cm、1993年一158.4 cm)より1987年においては+3cm、1993年におい

.ては2.3cm高い、体重は、1987年においては1.2kg、1993年においては1kgと 大きく、発育の良いことが明らかである。このことは、平均初経年齢の遅い K・Cは、Tannerらが身長発育のピークは!3歳であると示唆したことから考 えるとかなり発育がよく、身長発育のピークは11歳〜12歳台であると推測さ

れる。

 高校生の平均初経年齢の結果は、1987年Fig.3、1993年忌ig 4の通りであ

る。

 J・H群の平均初経年齢は、1987年においては13歳3ケ月、1993年前おいて は12歳5ケ月であり6ヶ年間で10ケ月の若年化傾向にあるのに対し、身長は

±0.lcm、体重は±0.9kgの範囲に納まり大きな変動は認められない。

 K:・H群の平均初経年齢は、1987年においては13歳1ケ月、1993年におい ては12歳9ヶ月となり6ケ年間に4ヶ月早くなり、顕著に若年化しているこ とが明らかである(P<.01)。身長は2.6cm、体重は0.9kg増加し体位向上の 傾向がある。

 初経発心の分布は、1987年においてはJ・H群は9歳から14歳・K・H群 は9歳から15歳、1993年においてはJ・H群は10歳から15歳・K・H:群は11歳か ら15歳でJ・H群およびK:・H群とも初経発来分布は短縮傾向にある。

 初経の早発傾向は、成熟の前徴ともいわれ、その原因は体位向上のみが重 要な因子といわれてきたが、K・H群における1987年の結果は、1988年のソ

ウルオリンピック等の影響もあり、心身ともに高揚したことや経済が安定し、

食糧事情が改善され体位が向上した結果、初経の早発傾向および初経已来分 布の短縮が顕著に現われたと考えられる。

 中学生の平均初経年齢の結果は、1987年Fig.5、1993年Fig.6の通りであ

る。

 J・J群の平均初経年齢は、1987年においては12歳6ヶ月、1993年において は12歳1ケ月で6ケ年間で5ケ月の若年化を示しているが、1993年は未初経

一 63 一

(10)

Fig. 3   The comparison of age at menarcAe (1987)

J'H‑group Age K'H‑group

18 P7 16

P5  一一一一騨一一膚一一一一一胴一一一一騨一一一一一罹一一一「P[一...一一一一.一一一一.一一一.一.一一_一一一1 一___一一一一一一一一擢ロー一一旧暉一一一騨一一

1、_即一一一一一一一一一一層一一一一■椰一一一一胴一一 卜謹白 14 劇一一一一一一一…一一一一一一一…」

一_胃一一一一一一一一一一一一曽一一一一一一一一一一

r  一  一  一  一  一  一  一  一  層  一  一  瞬  一

P

L灘灘;灘

131 一  一 一 一 一 一 卿 一 一 一 一 「

@      ■

Q 一 _ _ 一 _ _ 一 一 一  零 _ 」 L  一  _  r  _  _  ■  _  _  一  一  嚇  _  一

「辱一一'一三・磁一一一圏一一 12 一  一  周

@1

Q _ 」

11 鞭i:

'10

9

8

1   1 1     I     I     l     ■     1 1 ■     1 I     l 『   I     I     l     l     l     l

1%OCO 90 80 70 60 50 40 30 20,10 O O 10 20 30 40 50 60 70 80,90 10

P1>︐

Fig.4 The comparison of age at menarche(1993)

     J'H‑group' Age K'H‑group

〔:二:二二=二==二二=二=:==二=二二1 18 P7 P6

P5 塁=二二二二二二二==二二ニコ 一  一  _  _  騨  一  一  一  一  一  一  一  一  需  一  一  一  一  一  一  一  一  一  一  一  一

「一一一一一一『一一一一一一嚇一一一一一一需一一

P'

諱==u一='=二=「一=圏二=='二㌦=一一,一 '.騰鐘烈

14≠      :_  一         一  一  _  _  一  一  一  一  一  一  一  一  一  層  }  一  一  一  一  一  帽  騨  一  一  一  層

13 灘繋翻一一 一一一一一一一一一一一一一一1

」一一一一===% =『一 一一一一 、一需一一一一

L_一」講灘難聴i 12 .一一」

噂  . ㌔:11タ

10

X8

I   I   I   l   l   I   膠   l   I o ■    1    1    ■    l    l    l    l    l    I

lg,600 90 89 70 60 50 40 30 20 10 O O 10 20 3P 40 50 60 70 80 90 101£s

者が33%と多く、加齢とともた初経が発来し、平均初経年齢も上昇すること は必至である。

 体重は、45.Okgと変動はないが、身長は1987年においては153.9 cm、1993 年においては150.Ocmと6ケ年間で3.9cm低下し太めの体型となった。

      一 64 一

(11)

日本・韓:国における月経に伴う愁訴の比較と初経年齢の推移

Fig. 5.   The comparison of age at menarche (1987)

J'J‑group Age K'J‑group

18 P7 P6 P5 P4

r一曽一■一一一邑一開一一曙一「一一『

P 11脚蹴プ 13 ・、:ノ……' 「[二二一1

一葡一一一一一一一暉 ニニ===一一一

l  L一罹嘗一一一一

警1. 12 ・・慧鐵・、・1・「1        」

11息

一一 ﹇=

10

X8

﹈=﹈

l     I     I     l     I     I     l 1 1 l     l     I l     l     I 圏     O     I     l

100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 O O 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

% ・         ・    %

Fig. 6   The comparison, of age at menarche (1993)

J'J‑group Age K'J‑group,

「一輔一一一一一一胴一 一一一一ロー辱一

18 P7 P6 P5 P4

P3 証一一一一一一'櫛一一一一卿一一一一一一一一一一一; 層嘗一一一一一『=二.「_=一=_=一:_一=一」=.=='===一=二「_「_=_一

・      一[    3・ヂ・識毒嚢誌贈 ・蕪箪 ・12

一  一  一  一  旧  一  一  ロ  一  一

一,一一一一一一一 Q一葡凹一一一一需一一一

「糠、、レご懇 11 @ン写. ::絃: ・  _」

L         [

10

X8

=﹈

1      睡      I      I      I      6      I      I      隔      圏 I         l      I         I      l         l      ■         9      1         1

100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 O O 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

% .     gO60

 K・J群の平均初経年齢は、1987年においては12歳2ヶ月、1993年において は11歳8ケ月と6ケ年間に7ケ月の若年化傾向を示したが、このことは未初 経者の増加にあると思われるのでいちがいに若年化したとは言えない。また 身長は、2.5cm・体重は2.1kg減少し、体位の低下が未初経者の増加にも関与

一 65 一

(12)

︵c︒.︒っ①︶   ⑩︒っ一︵寸.お︶   コH︵O.寸⑩︶   ︒︒寸

︵卜.①︶①㏄︵卜.一一︶ゆ︒っ︵ ︶︵鴎.︒qH︶ト一︵N.⑩一︶器︵①︐O冒︵︒っ.ゆ︶⑩︵㎝.9︶c︒一︵︒っ.⑩︶︒っ︵ゆ.㎝一︶O︵州.㎝︶一﹂寒V地︒翻︒︒H

︵一.ヨ︶專︵ゆ.︒OH︶ゆ頃︵ ︶︵一.①一︶鵠︵︒っ.爲︶頃︒︒  O︵⑩.一︶cq︵︒︒.︒︒︶OH︵①.翻︶ト一︵︒っ.㊤︶︒︒︵︒︒.︒っH︶①︵︒っ.⑩︶︒︒ゆ価9悉ニトH

︵卜.O︶㏄︵卜.O︶㎝︵ ︶︵ ︶︵ゆ.H︶N︵ ︶︵①.O×︵ ︶︑︵ ︶︵一︑㎝と︵ ︶細  鳳⑩円

︵H.︒っH︶①︒っ︵寸.①︶︒︒㎝︵①.㏄︶寸︵寸.︒︒一︶爲.︵O.三︶①一︵Φ.一︶㏄︵一.Φ︶卜︵①.卜︶①︵ ︶︵⑩.三︶ト︵ .︶取  盟ゆ目

︵頃.萬︶︒っト︵︒︒.£︶卜寸︵ゆ.H︶㏄︵O.ゆ㎝︶寸︒っ︵︒︒.コ︶⑩一︵寸.寸︶頃︵一.一㏄︶蕊︵卜.⑩一︶①一︵︒っ.⑩︶︒っ︵︒っ.H︒っ︶雪︵O.ゆ㏄︶輯詔製e諏姻寸H

︵O.⑩︶︒︒H︵卜.cq︶︒︒︵㎝.㎝︶︒っ︵寸.卜︶9︵ゆ.H︶㎝︵①.Oと︵一.⑩︶卜︵寸.寸︶鴎︵一.的冒︵一.㏄冒︵一.㎝と目  瓢︒っH

︵マ.㎝一︶卜︒っ︵O.Φ︶︒︒一︵cq.㏄︶︒っ︵一.爲︶O︒っ︵︒︒.︒︒︶臼︵ ︶︵一.Φ︶卜︵︒っ.ゆ︶⑩︵ ︶︵ ︶︵ ︶耀  ト㎝一

︵寸.⑩︶⑩H︵寸.⑩︶ヨ︵卜.Oと︵寸.寸︶⑩︵㊤.①︶︒︒一︵⑩.H︶cq︵︒︒.ゆ︶⑩︵︒っ.ゆ︶⑩︵ ︶︵︒︒.︒︒︶寸︵ ︶誌  駆コ

︵O.︒っ︶①㎝︵︒っ.一︶寸︵ ︶︵一.ゆ︶ト︵ゆ.一︶㎝︵①.Oと︵①.O冒︵㊤.一︶c︒︵ ︶︵一.㏄︶州︵ ︶3輪瞳鮎〇一

︵卜︒一︶ゆ︒︒︵ゆ.Oc︒︶お︵︒︒.︒︒︶臼︵ ︶︵①.O︒っ︶專︵O.卜︶︒︒︵O.一︶㎝︵︒︒.︒︒︶OH︵ ︶︵︒︒.⑩︶︒っ︵︒︒.︒︒一︶①Q諭O興①

︵︒︒.萬︶苺︵H.雪︶專

(.@︶︵㎝.等︶⑩ゆ︵㎝.⑩H︶器︵Φ.cq︶︒っ︵㏄.〇一︶㎝目︵寸.︒︒一︶民︵ ︶︵ゆ.雪︶⑩︵︒︒.︒︒︶寸鰯e鴇麟ト︒︒

︵O.ゆ寸︶寸︒っ一︵⑩.專︶⑩︒っH︵①.㏄︶寸︵①.2︶Φ卜︵ゆ.鴎︒っ︶︒︒寸︵ゆ.︒っ︶寸︵卜.O︒っ︶ゆ︒︒︵ゆ.O⑩︶①⑩︵︒っ.⑩︶︒っ︵①.卜寸︶︒っ㎝︵①.①︒っ︶①一懊鴇謹F卜

︵︒︒.︒︒︒︒︶8︵一.①一︶トゆ︵㎝.㎝︶︒っ︵①.守︶トの︵Φ.Ocq︶︒︒⑳︵寸.寸︶ゆ︵oO.①㎝︶寸︒っ︵一.一㏄︶寸︒︒︵ ︶︵寸.9︶ゆ︵寸.9︶ゆ粕ゆ禦Q整⑩

︵︒っ.①︒っ︶卜=︵︒︒.寸㏄︶苺︵①.c︒︶寸︵①.朗︶cq卜︵ゆ.︒っ㎝︶N︒っ︵寸.寸︶ゆ︵︒︒.①N︶寸︒っ︵卜.O︒︒︶頃︒︒︵ ︶︵①.爵︶=︵⑩.三︶卜爆  鰹ゆ

︵寸.︒︒︶ゆ︒q︵卜.㏄︶︒︒︵ ︶︵一.︒︒︶コ︵卜.O冒︵ ︶︵︒っ.臼︶︵Φ.c︒︶︒︒︵ ︶︵ ︶︵︒っ.︒︒︶寸鞠9馨Q婁寸

︵O.の︶鵠︵O.︒っ︶①︵ ︶︵卜.︒︒︶ゆ︵㏄.︒q︶︒っ︵①.Oと︵︒っ.ゆ︶⑩︵⑩.㏄︶︒っ︵一.㎝︶H︵㏄.寸︶㎝︵︒っ.⑩︶︒っ娯. 肛︒っ

︵卜.︒っ︶コ︵︒︒.①一︶O頃︵ ︶︵①.ゆ︶︒︒︵︒っ.一㏄︶①㎝︵ ︶︵⑩.︒q︶︒っ︵O.コ︶⑩一︵ ︶︵ ︶︵寸.9︶ゆ9鰹Q腱寵︒q

︵寸.◎o︶ゆ︒q︵一.〇一︶O︒っ︵ ︶︵︒っ.OH︶寸一︵︒︒.コ︶OH︵ ︶︵Φ.㎝︶︒っ︵︒っ.ゆ︶⑩︵一.㎝冒︵卜.⑩H︶︒︒︵卜.④一︶︒︒罎  騒一 八尋興檀弓興鰹二四丑哩興寝騨口遜騨興仔騨興温騨皿巡型興仔騨興温騨口

  

︹︒︒①︒っ︺廷畑︹Φ三︺娼朴k︹Oコ︺洲軽寵︹㎝コ︺姻珊仔刄c

︵ZN田︶ 萎掴頗近浬

  

?①ヨ邸臼

66 一

(13)

駅︵︶︵oっ.cq①︶   々pc﹃爲︵σっ.︒っ①︶   煕コ一︵︒︒.︒っ①︶   四忘︵卜.卜◎︒︶   蝉Oゆ

︵⑩.︒っ︶①︵一︐O︒っ︶⑩卜︵︒︒.コ︶⑩︒っ︵卜.㎝︶︒っ︵寸.︒っ㎝︶Φ︒︒︵︒︒.①一︶㏄︒︒︵︒﹃.㎝︶︒q︵︒︒.O︒︒︶︒︒㏄︵①.①︶①︵O.︒︒︶寸︵O.專︶輿︵O︐9︶ゆ憲V雫藁︒︒H

︵Φ.一︾︵一.卜︶︒︒一︵寸.寸︶コ︵ ︶︵卜.c︒︶︒っ︵寸.ゆ︶㊤︵ ︶︵︒っ.︒っ︶︒っ︵c・.㎝︶︒︒︵O.︒︒︶寸︵O︐苺︶㎝例︵O.⑩︶︒っゆ価9九二営

︵⑩.一﹂︶野︵︒っ.⑩︶⑩州︵㏄.一︶︒っ︵︒︒.一︶㏄︵ト︐㎝︶︒っ︵①.Oと︵ ︶︵ゆ.ゆ︶ゆ︵O.一︶州︵O.寸︶︒q︵O.⑩一︶︒︒︵O.㏄と髄  鳳⑩H

︵㎝︐︒っ︶︒︒︵①.ゆ一︶O寸︵O.寸︶9︵①.O冒︵︒︒.〇一︶c︒一︵卜.︒q︶︒っ︵O.一と︵︒q.oう一︶㏄州︵︒っ︐︒う︶︒っ︵O.㏄一︶Φ︵O.㎝︒っ︶⑩一︵O.︒︒︾取  界雷

︵寸.㎝︶⑩︵寸.①一︶①寸︵︒︒.︒︒︶日︵ゆ.寸︶頃︵卜.O㎝︶︒う㎝︵Φ.㎝一︶三︵ ︶︵︒︒.耳︶︒っ一︵ゆ.頃︶ゆ︵O.㏄冒︵O..鵠︶︒︒一︵O.寸︶㎝絢遭e庶細麟

︵寸.寸︶⇒︵︒っ︑cq一︶一︒っ︵寸.寸︶コ︵卜.㏄︶︒っ︵寸.コ︶⑩一︵寸.ゆ︶⑩︵ゆ.ゆ︶O︵㎝.︒っ一︶鋼︵寸.寸︶寸︵O.⑩︶︒っ︵O.Φ︶︒っ︵O.㎝と目  瓢︒っ一

︵㎝.一︶︒っ︵一︒卜︶︒︒一

(一 D︒︒︶①︵①.O︶︷︵一︐︒︒︶①︵寸.ゆ︶O︵O.一︶H︵頃.ゆ︶ゆ︵㎝.︒q︶㎝︵O︐cq冒︵O.︒︒︶寸︵O.㏄冒爆  FcqH

︵Φ.︒っ︶①︵H.コ︶︒︒︒︒︵O.⑩︶旨︵︒︒.一︶㏄︵寸.コ︶︒っ一︵の.㊤︶卜︵︒っ.︒っ︶︒︒︵︒っ.コ︶︒っH︵ゆ.ゆ︶ゆ︵O.︒︒︾︵O.可︶c︒︵O.⑩︶︒っ葎  駆コ

︵寸.cq︶⑩︵①.①︶爲︵O.⑩︶日︵︒︒.一︶㎝︵①︒①︶コ︵寸.ゆ︶り︵O.一︶H︵⑩.O︶Φ︵ゆ.頃︶ゆ︵O.Φ︶︒︒︵O.⑩一︶︒︒︵O.︒︒︶寸二輪二軸OH

︵︒っ.コ︶⑩︒っ︵①.①︶ゆ㏄︐︵①.c︒寸︶︒︒〇一︵O.①︶9︵①.①︶コ︵O.⑩︒︒︶O寸︵︒っ.コ︶︒っ州︵①.①︶①︵寸.Oゆ︶⑩寸︵O.⑩︒︒︶︒っ一︵O.OH︶の︵O.耳︶㎝㎝Qψ9緯①

︵寸.㎝︶Φ︵ト.︒︒一︶卜寸︵①.卜︶O㏄︵︒︒.一︶㎝︵一.Φcq︶①㏄︵寸.三︶ΦH︵O.一︶H︵寸.雲︶三︵㎝.︒q︶︒︒︵O.Φ︶︒っ︵O.︒︒︶寸︵O.寸︶㎝拍糊Q鴇麟匹︒︒

︵寸.㏄︶⑩︵卜.︒っ寸︶O=︵︒っ.︒っ︒っ︶寸︒︒︵⑩.︒っ︶寸︵︒っ.c︒寸︶ト寸︵寸.一寸︶⑩寸︵cq.㎝︶㏄︵一.頃寸︶守︵︒︒.O︒っ︶︒︒㏄︵ ︶︵O.等︶︒︒N︵O.O㎝︶〇一罎謡塁トト

︵O.cq︶ゆ︵ト.⑩一︶︒︒マ︵︒︒.︒︒︶寅︵︒︒︐一︶㎝︵一.ト一︶9︵①.①︶自︵︒っ.︒︒︶︒っ︵卜.︒︒一︶ト一︵⑩.⑩︶Φ︵ ︶︵O.日︶⑩︵O.︒︒︶寸約ゆ璽Q臨⑩

︵oO.寸︶戴︵①.︒︒︒っ︶︒︒①︵O.①㎝︶︒︒卜︵⑩.︒っ︶寸︵寸.尋︶⑩寸︵﹁ゆ︒っ︶①︒︒︵寸.寸︶寸︵︒︒.等︶︒︒︒︒︵⑩.︒︒︒︶⑩的︵O︒︒︒︶寸︵O.︒︒㎝︶三︵O.⑩一︶︒︒燦  襲ゆ

︵㏄.一︶︒っ︵H.①︶︒っ㎝︵◎o.寸︶輯︵①.Oと︵①︐①︶コ︵︒っ.⑩︶卜︵ ︶︵︒っ.︒っ︶︒っ︵︒っ.︒D︶︒っ︵O.寸︶cq︵O.︒︒一︶①︵O.寸︶㎝鞠9馨Q塁寸

︵︒︒.O︶㎝︵oO.㎝︶卜︵︒っ.㎝︶卜︑︵ ︶︵Φ.︒っ︶寸︵ト.㎝︶︒っ︵ ︶︵ ︶︵O.一︶H︵O.寸︶︒︒︵O.⑩︶︒う︵O.⑩︶︒︒艇  肛︒っ

︵㎝.一︶︒っ︵O.寸︶臼︵①.卜︶O㏄︵①.Oと︵︒︒.ト︶︒︒︵寸.菖︶︒っ州︵ ︶︵ ︶︵ゆ.ゆ︶ゆ︵O.寸︶N︵O.寸︶㎝︵O.寸︶⑳9題Q賦鶴cq

︵⑩.一︶寸︵①.ト︶8︵寸.寸︶二︵ ︶︵︒っ.⑩︶卜︵マ.ゆ︶⑩︵︒︒.㏄︶㏄︵ト.ト︶トへ︒q.︒q︶㎝︵O.寸︶㎝・︵O.cq一︶O︵O.Φ︶︒っ燦  騒一

巡騨賦仔騨皿橿騨口巡騨興暮騨賦温二品巡二品仔騨㎎温騨興遜上口岳騨口温哩興

  

︹︒っト㎝︺堆畑︹①コ︺洲齢k︹ト①︺類軽寵︹トO︺洲紳仔

︵圃離︶ 冬掴頗近姻皿

  

モ早@①遷邸臼

一 67 一

(14)

していることを示唆する。 初経発来の分布については、未初経者が多く今 報告においては検討しない。 K・J群において初めて平均初経年齢が、11歳

8ケ月と11歳台に入ったことに注目しておくべきである。その要因として自 然科学的条件(栄養・運動)よりも社会科学的条件(親の職業・学歴)およ

び社会経済的条件(経済・文化水準)の向上にあると考えられる。

まとめ

 平均初経年齢は、1987年の結果に比べ1993年はJ・C群12歳1ヶ月で8ケ月、

K・C群13歳1ケ月で1ケ月、J・H群12歳5ケ月で10ケ月、 K・H群12歳9ケ月 で4ヶ月、J・J群12歳1ヶ月で5ケ月、 K・J群11歳8ケ月で7ヶ月各群とも 若年化傾向を示している。

 平均初経年齢がK・H群は初めて12歳台、K・J群においても初あて11歳台を 示した。

展  望

 日本・韓国の調査研究を継続し、社会情勢の変化や生活文化の発展にとも ない初経年齢がどのように変化していくか、特に初経年齢の若年化が進んで いる韓国に注目しながらさらに初経年齢とスポ.一ッによる筋肉刺激の関係に ついて究明したい。

 また、本報告において両国ともに随伴症状の上位を占めた症状は、「下腹 部痛」・「腰痛」など身体的愁訴であるが、精神的愁訴である「いらいらする」・

「怒りっぽくなる」・「眠気」等訴える者が、韓国の各群ともに上位グループ に入っているのに対し、日本の山群においては6位以下であることも今後注 目しておきたい事柄である。

参考文献

1)森岡恭彦:医学大事典258 1985

2) Tanner, J. M. Goldstein, H and Whitehouse, R. H.: Standards for   children's height at ages 2 to 9 years, allowing for heights of parents of   Dis. in Childh. 45 (224) : 755‑762, 1970.

3) Tanner, J. M.: Foetus into Man. open Books 1978.

4)守山正樹、柏崎 浩、鈴木継美:日本における初潮年齢の推移。民族衛生、46;

  22‑32. 1980

一 68 一

(15)

日本・韓国における月経に伴う愁訴の比較と初経年齢の推移

5)平野睦男:産婦治療、42;164、1981

6)松本清一:月経とその異常、医学の世界社、東京、1962

x

一 69 一

Referensi

Dokumen terkait

【平成26年度大会】 招待報告 報告要旨:金 恩京 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 韓国保険契約法の現状と改正の動向 韓国外国語大学校 金 恩京 Ⅰ.保険契約法の位置 1.保険契約法改正の背景 韓国の保険関連基本法には、商法第4編の保険契約法と保険業法がある。保険契約法は 1962 年1月 20

【令和元年度 日本保険学会全国大会】 招待報告 報告要旨:梁 奇珍(李 芝妍・訳) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 韓国保険法の現況と課題 ―韓国国会に係留中の法案および未解決の争点を中心として― 梁 奇珍 全北大学 法学専門大学院 李 芝妍(東洋大学 教授)・訳 Ⅰ.はじめに

2003年2月7日、第4回ロシア経済セミナー用資料:なお、本資料は、今後少しずつアップデート/加筆/修正する もの。コメント等あれば、[email protected]まで。 イラク情勢のロシア経済への影響 2003年2月5日現在 笠井達彦 CSIS分析の四つのシナリオに応じたロシア経済への影響(仮説) *

第 11 章 韓国・朴槿恵政権期の国防改革と次期政権の課題 室岡 鉄夫 韓国では本来2017年12月に5年に1度の大統領選挙が行われるはずであった。しかし 3月10日に憲法裁判所の決定によって朴槿恵大統領が罷免されたことにより、5月9日に 選挙が前倒し実施され、新大統領が誕生することになった。新大統領は、北朝鮮の核・ミ

��� 中国人研究者による日本の ODA の研究 王� は�めに 1954 年 10 月にコロンボ・プランへの加盟により、日本は政府開発援助(Official Development Assistance、以下 ODAと略称)を開始し、1980年代には援助を拡大し、 89年にODA実績がアメリカを抜き世界1位になった。中国国内において、1979年末か

- 24 - 管理経費の経常収入に占める割合。 管理経費にも教育研究経費と同様な数多くの小科目があるが、これらは教育研究活動のた めに支出されたもの以外の経費である。比率としては低い方が望ましい。 ④事業活動収支差額比率 事業活動収入に対する基本金組入前の当期収支差額が占める割合。 この比率がプラスで大きくなるほど自己資金は充実されていることとなり、経営に

う画期に次いで,2004年の雇用許可制導入は,人権無 視の不法労働者,研修生から,韓国人労働者とほぼ同 等の権利を保障された合法的労働者への転換を意味し ている。50年という圧縮された期間の中で,韓国政府 はスピーディに制度革新を進めるとともに,韓国社会 も外国人との共生に向けて転換しつつある。この韓国 の「圧縮的国際労働力移動」は国際的にみても特異な

1 研究レポートFY2022-3号 2022/10/19 日本国際問題研究所 「大国間競争時代の朝鮮半島と秩序の行方」研究会 どこまで続くか韓国・尹錫悦政権の対日「抱きつき外交」 箱田哲也(朝日新聞論説委員) 始まった関係修復の動き 2022年5月10日。韓国で第20代大統領に尹錫悦氏が就いて以降、日本と韓国の政治関係は大きな変化をみせてい