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検査案内書 - Kazusa

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Academic year: 2024

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Ver 1

検査案内書

(先天性大脳白質形成不全症遺伝子検査)

使用開始日 2022 年 7 月 21 日

管理者(発行者) 糸賀 栄 印

精度管理責任者 細川 淳一 印

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改訂履歴一覧表

No. 改訂内容 Ver. 使用開始日 作成者 承認者 1 新規作成 1 2022/7/21 細川淳一 糸賀 栄 2

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検査項目: 「 先天性大脳白質形成不全症 」

検査名: 【 先天性大脳白質形成不全症遺伝子検査 】

概略

先天性大脳白質形成不全症(中枢神経系の髄鞘の形成不全により大脳白質が十分に構 築されないことによって起こる症候群である。生直後からの眼振と発達遅滞、痙性四肢 麻痺、小脳失調やジストニアなどの症状を呈する。代表的なものはペリツェウス・メル ツバッハ病(PMD)である。PMDを含め、下記のこれまでに11疾患が同定されている。

(1)ペリツェウス・メルツバッハ病 (2)ペリツェウス・メルツバッハ様病1 (3)基底核及び小脳萎縮を伴う髄鞘形成不全症 (4)18q欠失症候群

(5)アラン・ハーンドン・ダドリー症候群 (6)Hsp60シャペロン(chaperon)病 (7)サラ病

(8)小脳萎縮と脳梁低形成を伴うび漫性大脳白質形成不全症 (9)先天性白内障を伴う髄鞘形成不全症

(10)失調、歯牙低形成を伴う髄鞘形成不全症

(11)脱髄型末梢神経障害、中枢性髄鞘形成不全症、ワーデンバーグ症候群、ヒルシュ スプルング病

本 検 査 は PLP1,GJC2,TUBB4A,MBP,SLC16A2,HSPD1,SLC17A5,POLR3B,FAM126A,POLR3A,

SOX10 のタンパク質コード領域エクソンとその両端のスプライス部位領域を次世代シー

クエンサーで解析し、主に検出されたアレル頻度 1%以下の稀なバリアントについて報 告する。なお大規模欠失・挿入等のコピー数変化や大規模なゲノム構造変化に関しては 高精度での検出が短鎖リード型の次世代シーケンサーでは困難なため、報告対象としな い。体細胞モザイクについてはバリアントコーラーで検出できたものに関しては報告す るが、バリアントコーラーで検出できなかったものに関しては報告しない。なお上記領 域以外の下記領域についても低頻度バリアントがあった場合には報告する。

遺伝子名 position(hg38) HGVS.c

PLP1 chrX:103786885 c.453+159G>A(NM_000533.5) PLP1 chrX:103786890 c.453+164G>A(NM_000533.5) PLP1 chrX:103787476 c.454-322G>A(NM_000533.5) PLP1 chrX:103787484 c.454-314T>A,G(NM_000533.5) PLP1 chrX:103787486 c.454-312C>G(NM_000533.5) GJC2 chr1:228150008 c.-20+1G>C(NM_020435.4)

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GJC2 chr1:228149857 c.-170A>G(NM_020435.4) GJC2 chr1:228149860 c.-167A>G(NM_020435.4) POLR3B chr12:106410811 c.967-15A>G(NM_018082.6) POLR3B chr12:106437669 c.1857-12A>G(NM_018082.6) POLR3A chr10:78009515 c.1909+22G>A(NM_007055.4) POLR3A chr10:78009519 c.1909+18G>A(NM_007055.4) POLR3A chr10:78024237 c.645+312C>T(NM_007055.4) SOX10 chr22:37983870 c.-84-2A>T(NM_006941.4) SOX10 chr22:38016208 c.-31954C>T(NM_006941.4) SOX10 chr22:38016774 c.-32520C>G(NM_006941.4)

(1) 検査方法

血液から回収したゲノムDNAから、該当する検査対象遺伝子のたんぱく質コード 領域エクソンとそのイントロン境界部分をハイブリダイゼーションあるいは酵素的 増量法(polymerase chain reaction法、PCR法と略)により濃縮し、次世代シーケ ンサーあるいはキャピラリーシーケンサーによる遺伝子配列決定を行い、検査対象 遺伝子のたんぱく質コード領域における低出現頻度の塩基配列変化の有無を検出す る。原則血液のみの受け入れとするが、やむを得ない場合は調整されたDNAも受け 入れる。この場合は個々の事例により判断するものとする。

(2) 基準値及び判定基準

国際的に用いられているヒトゲノムリファレンス配列との比較から、低出現頻度変異 の有無を判定する。

(3) 医療機関に緊急報告を行うこととする検査値の範囲

特になし。本検査は緊急性を要するものではありません。

(4) 検査に要する日数

検体が本所に届いた日から60営業日以内。

(5) 測定を委託する場合にあっては、実際に測定を行う衛生検査所の名称

測定の委託はありません。

(6) 検体の採取条件

医療機関にて検査の目的や限界について十分に説明し、本検査の申し込みの意思 を確認する。

(5)

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(7) 検体の採取容器

弊所発行の匿名化ID記載ラベルが貼付された採血管1本

(真空密封型採血管EDTA-2K(またはNa)顆粒)

(8) 検体の採取量

血液1mL以上を採血する。

(9) 検体の保存条件

採血後は、速やかに冷蔵または凍結保管する。

(10) 検体の提出条件

上記(7)、(8)、(9)を満たす検体について、箱に入れて室温にて本所に発送する

(必要に応じて、保冷剤の同梱も可)。発送日の翌日に到着することを原則とする。

(11) 検査依頼書及び検体のラベルの記載項目

検体貼付ラベルには匿名化IDならびに検体管理用IDを記載する。

検査依頼書は、当検査室指定の様式を使用する。主な記載項目を以下に示す。

・匿名化ID

・希望する検査項目(疾患名、検査コード番号、検体数)

・医療機関情報

・遺伝カウンセリングを担当する臨床遺伝専門医

・請求書送付先情報

(12) 検体を医療機関から衛生検査所(他の衛生検査所に測定を依頼する場合に あたっては、当該衛生検査所等)まで搬送するのに要する時間

発送日の翌日到着を原則とする。

土日祝日は受付け不可なので、医療機関には十分な注意を促す。

(13) 免責事項

なし

(14) 検査のお申し込み、お問い合わせ

公益財団法人かずさDNA研究所 遺伝子検査室 (かずさ遺伝子検査室)

〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2丁目5-23 https://www.kazusa.or.jp/genetest/index.html

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6 / 6 E-mail : [email protected]

Referensi

Dokumen terkait

5 / 5 11 検査依頼書及び検体のラベルの記載項目 検体貼付ラベルには匿名化IDならびに検体管理用IDを記載する。 検査依頼書は、当検査室指定の様式を使用する。主な記載項目を以下に示す。 ・匿名化ID ・希望する検査項目(疾患名、検査コード番号、検体数) ・医療機関情報 ・遺伝カウンセリングを担当する臨床遺伝専門医 ・請求書送付先情報 12

3 / 5 検査項目: 「コケイン症候群」 検査名: 【コケイン症候群遺伝子検査】 概略 コケイン症候群(Cockayne syndrome:CS)は紫外線性DNA損傷の修復システム、特 にヌクレオチド除去修復における転写共益修復(転写領域のDNA損傷の優先的な修復) ができないことにより発症する常染色体劣性遺伝性の早老症である。1936年にイギリス

3 / 5 検査項目: 「 オスラー病 」 検査名: 【オスラー病遺伝子検査】 概略 オスラー病は遺伝性出血性抹消血管拡張症や遺伝性出血性毛細血管拡張症などと呼 ばれる疾患で、血管奇形により出血症状が現れる遺伝性の疾患です。この疾患は常染色 体優性遺伝することが知られており、その原因遺伝子の幾つかが報告されている。

5 / 6 9 検体の保存条件 採血後は、速やかに冷蔵または凍結保管する。 10 検体の提出条件 上記(7)、(8)、(9)を満たす検体について、保冷剤入りの発泡スチロール箱に入 れて室温にて本所に発送する。発送日の翌日に到着することを原則とする。 11 検査依頼書及び検体のラベルの記載項目

3 / 5 検査項目: 「家族性若年性高尿酸血症性腎症」 検査名: 【家族性若年性高尿酸血症性腎症遺伝子検査】 概略 家族性若年性高尿酸血症性腎症症の特徴として、①若年時から痛風を伴う高尿酸血症 がある、②高血圧を伴う、③常染色体優性遺伝形式をとり男女ともに発症する、④尿酸

3 / 5 検査名: 【遺伝性ヘモクロマトーシス遺伝子検査】 概略 遺伝性ヘモクロマトーシス HFE は主に常染色体劣性遺伝性の鉄の代謝異常疾患で ある。腸の鉄吸収の増加を特徴とし、その結果、全身の臓器に鉄が過剰に沈着して臓器 障害をきたす。 本検査ではHFE,HJV,HAMP,TFR2,SLC40A1遺伝子のタンパク質コード領域エクソンとそ

3 / 6 検査項目: 「 先天性プロテイン S 欠乏症 」 検査名: 【 先天性プロテイン S 欠乏症遺伝子検査 】 概略 小児の血栓症は近年増加しており、新生児期・早期乳児期と思春期に多い。特発性と 診断される日本人の主な遺伝性血栓症は、プロテインS PS、プロテインC(PC)およ

7 / 7 11 検査依頼書及び検体のラベルの記載項目 検体貼付ラベルには匿名化IDならびに検体管理用IDを記載する。 検査依頼書は、当検査室指定の様式を使用する。主な記載項目を以下に示す。 ・匿名化ID ・希望する検査項目(疾患名、検査コード番号、検体数) ・医療機関情報 ・遺伝カウンセリングを担当する臨床遺伝専門医 ・請求書送付先情報 12