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2017年度 ゲームの理論a 期末試験解答

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2017 年度 ゲームの理論 a 期末試験解答

Takako Fujiwara-Greve 1. (a) 行列表現は以下のようになる。

P1 \P2 A B

A 4, 1 0, 0 B 0, 0 1, 4 プレイヤー2の混合戦略を2がAを行う確率qで表すと、

Eu1(A, q) = 4q Eu1(B, q) = (1−q) より、

BR1(q) =



{A} ifq > 15

{A, B} ifq= 15 {B} ifq < 15 プレイヤー1の混合戦略を1がAを行う確率pで表すと、

Eu2(p, A) =p Eu2(p, B) = (1−p)4 より、

BR2(p) =



{A} ifp > 45

{A, B} ifp= 45 {B} ifp < 45

ゆえに混合戦略の範囲でナッシュ均衡は3つあり(純戦略も、もちろんdegenrateな混合戦略と考える)、

純戦略によるナッシュ均衡(A, A), (B, B)と厳密な混合戦略によるナッシュ均衡(45A+15B,15A+45B)(あ るいは((45,15),(15,45))など、どちらがAの確率かわかるように書いてあればよい)である。

注:いまだに(おそらく講義に出ていない人たち)、均衡は (4,1)などと書いている人がいるの であきれる。非協力ゲーム理論が予想するのは「戦略の組み合わせ」である。

(b) ある。プレイヤー1の純戦略を(始点の情報集合における行動、Burn後の情報集合における行動、 Not 後の情報集合における行動)、プレイヤー2の純戦略を(Burn後の情報集合における行動、Not後の情 報集合における行動)として書くと、((Burn, A,B), (A, B))は部分ゲーム完全均衡である。

なぜなら、Burn後のプレイヤー1のただ一つの意思決定点からなる情報集合から始まる部分ゲームにお

いては(A,A)というナッシュ均衡が、Not後のプレイヤー1のただ一つの意思決定点からなる情報集合

から始まる部分ゲームにおいては(B,B)というナッシュ均衡が行われ、これを踏まえると、プレイヤー 1の始点の情報集合においてはBurnを選ぶと利得は2、Notを選ぶと利得は1であるから最適な行動が Burnである。(証明がないと減点。)

注:これは、「アメとムチ」の変形バージョンなのである。2回繰り返し面会ゲームを復習しよう。

正解にたどり着けなかったパターンは、(1)均衡経路だけを見ていて、Burn を選ばなかったら どうなるかを考えていないので、Burnが最適行動になる論理を発見できない、(2)樹形図を誤 解して(直前演習で扱った例からの類推という文系的発想と思われる)、真部分ゲームがないな どと思った。である。 講義の最後に、「過去問などからの類推をせず、今直面しているゲーム を正しく理解すること」「概念の定義を理解してくること」(真部分ゲームとは?)と言ったはず です。

1

(2)

(c) Burn後の真部分ゲームとNot後の真部分ゲームにおける純戦略のナッシュ均衡の組み合わせは(b)の他 に、(A,A), (A, A)のとき、(B,B), (A,A)のとき、(B,B), (B,B)のときがある。これらそれぞれを踏まえ て、プレイヤー1の始点における最適行動を考えると純戦略の部分ゲーム完全均衡が全て求まる。

(b)のときと同様な順で行動計画を書くと、

((Burn, A,B), (A, B)), ((Not, A, A), (A, A)), ((Not, B, A), (B, A)), ((Not, B, B), (B, B))の4つが純 戦略による部分ゲーム完全均衡の全てである。

(各プレイヤーの「行動計画」の組み合わせとして書かないと多少減点。)

2. (a) Yには厳密に支配される戦略y1があるので(y3に厳密に支配される)、これが消去できるが、Xにはな

い。残った純戦略の組み合わせの集合は{x1, x2, x3} × {y2, y3}である。

(b) K0K1が成立していると、2人は(a)より下の図に直面する。

X \Y y2 y3

x1 1, 4 1, 3 x2 3, 1 3, 3 x3 2, 0 5, 1

Xは「Yはy1を採るはずがない」ことが推論できるので、x1x2x3に厳密に支配されることになり、

採らない。しかし、Yは「Xはまだ3つの純戦略のどれも採る可能性がある」と推論する。(Yは「XがY の利得関数を知っている」ことは知らない。)従ってYはy2, y3のいずれも採らないとは言えない。残っ た純戦略の組み合わせの集合は{x2, x3} × {y2, y3}となる。

3. (a) 事前の期待利得は、投資するとp(5) + (1−p)10で投資しないと0であるから、投資するのが最適なp の範囲はp≦2/3である。(等号を含む。投資するのとしないのが両方最適ということなだけ。)

(b) 完全ベイジアン均衡があるとすれば、整合性からBlack/Black’後の信念は r=pとなる。このとき、投 資家IBが投資するのは(a)で見たように p≦2/3のときである。あとは両タイプが黒字データを表明す るのが最適になるかどうかを調べる。 経路外のRed/Red’後の情報集合における信念がq≦2/3のとき はIRは投資するのが最適であるが、このときはRタイプのFRはコストをかけて黒字データを粧う必要 がないのでBlackから逸脱する。従ってこのような均衡はない。

q≧2/3のときはIRは投資しないのが最適である。このときはRタイプのFRがBlackから逸脱すると 利得は 1から0に下がるし、BタイプのFBが Black’ から逸脱すると利得は5から2に下がるので逸 脱しない。したがって

p≦2/3の範囲で、以下の形の戦略と信念の組み合わせは完全ベイジアン均衡であり、均衡経路において 両タイプが黒字データを表明しIBが投資する。

((Black, Black’), (Not, Invest’),q≧2/3,r=p).

(c) こんどは経路が書いていないのでそこもはっきりさせる。企業が上記の分離戦略を行うとき、整合性から 信念は(pにかかわらず)q= 1、r= 0となる。q = 1より、IRは投資しない(Not)を選ぶのが最適で、

r= 0よりIBは投資する(Invest’)を選ぶのが最適である。しかしこのときRタイプのFRはBlackに逸 脱すると利得が0から1に上がるので、このような分離戦略は均衡にならない。したがってどんなpでも このような分離均衡はない。

注:本年度から採点方式が変更になりました。国際基準に合わせるため、サービス問題だけできても合 格しません。必修じゃないのだから、ちゃんと興味を持って、授業に出て理解してから試験を受けて下 さい。

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