2019 年度 愛知学泉大学シラバス
科目番号 科目名 担当者名 基礎・専門
別 単位数 選択・必修 別
開講年次・
時期 3204011 保育内容(人間関係)
Childcare Contents(Human Relationshi) 伊藤亮 専門 2 必修 1 年 前期 科目の概要
幼稚園・良い駆除の教育保育において、育みたい資質・能力を理解し幼稚園教育要領・保育所保育指針に示された当該 領域のねらい及び内容について背景となる専門領域と関連させて理解を深めるとともに、乳幼児の発達に即して、主体性・
対話的で深い学びが実現する過程を踏まえて、具体的な指導場面を想定して保育を構想する方法を身に付ける。
学修内容 到達目標
① 幼稚園教育要領および保育所保育指針に示された幼 児教育・保育の基本を踏まえ、各領域のねらい及び内 容を全体的に理解する。
② 幼児教育および保育における評価の考え方を理解 し、領域ごとに幼児が経験し身に付けていく内容の関 連性や小学校の教科等のつながりを理解する。
③ 乳幼児の発達や学びの過程を理解し、乳幼児の特性 を踏まえた保育の構想、教材を活用した具体的場面 を想定した保育を構想する方法を身に付ける。
④ 指導案の攻勢を理解し、模擬保育とその振り返りを通 して具体的な指導案を作成し、振り返りを通じて改善 する視点を持ち、保育構想の向上に取り組むことがで きる。
① 教育要領・指針における幼児教育の基本、各領域の ねらいと内容を理解し、乳幼児が経験して身に付けて いく内容と指導上の留意点を理解できる。
② 幼児教育および保育における評価の考え方、領域ごと に幼児が経験し身に付けていく内容の関連性や小学 校の教科等のつながりが理解できる。
③ 乳幼児の発達や学びの過程を理解し、乳幼児の特性 を踏まえた保育の構想、教材を活用した具体的場面を 想定した保育を構想する方法を習得できる。
④ 指導案の攻勢を理解し、模擬保育とその振り返りを通 して具体的な指導案を作成し、振り返りを通じて改善 する視点を持ち、保育構想の向上に取り組む術を獲 得できる。
学生に発揮させる社会人基
礎力の能力要素 学生に求める社会人基礎力の能力要素の具体的行動事例
前に踏 み出す 力
主体性 課題をするのに必要な知識について、教科書・文献を使って自己学修をすることが できる。
働きかけ力
実行力 困難があっても目標を変更せず到達することができる。
考え抜 く力
課題発見力 思い込みや憶測でなく事実に基づいて情報を客観的に整理し、課題を見極めること ができる。
計画力
創造力 物事を考える時に、固定概念に捉われることなくいろいろな方向から考えることが できる。
チ ー ム で 働 く 力
発信力 整理した内容を、的確な文章で表現できる。
傾聴力 人の意見を確認し、さらに自分の意見を述べることができる。
柔軟性 情況把握力
規律性 無断欠席、遅刻、居眠り、私語など講義に支障をきたす行動をせず、授業が円滑に 進行するようルールを守ることができる。
ストレスコントロール力 テキスト及び参考文献
テキスト:コンパクト版保育内容シリーズ 人間関係 一藝社 他科目との関連、資格との関連
保育士資格、幼稚園教諭、保育内容総論および他の保育内容領域
学修上の助言 受講生とのルール
これまでに学んだ保育内容に関して復習しておくこと とともに、テキストの該当章を事前に読みこんでおく こと。事後学習は授業で扱った内容についてテキスト を振り返ること。
携帯電話は電源を切り、カバンにしまっておくこと。
遅刻は 2 回につき 1 回の欠席扱いとする。
保育・教育現場において、本講義の内容をどのように 生かすことができるのか、常に念頭に置きながら受講 してほしい。
【評価方法】
評価方法 評価の 割合
到達
目標 各評価方法、評価にあたって重視する観点、評価についてのコメント
筆記試験
①
②
③
④
⑤
小テスト
①
②
③
④
⑤
レポート 90
① ✔ 課題:幼児教育・保育の基本を踏まえ、人間関係に応じたねらい、及び内容 を理解し、記述する。
課題:乳幼児の発達や学びの過程を踏まえ、具体的な指導・保育を構想し、
他者に分かるように記述できる。
特に、まとめた内容を基に、自分が保育者だったらどのようにこどもたちと関わ っていきたいか、自分なりの意見を表明できる力を評価する。
・毎回の授業の終わりに、感想・疑問を記すミニレポートを課す。授業を受けて 自分なりの感想や、授業内容に関する疑問点を記すことを評価の対象とす る(2 点×15 回=30 点)
② ✔
③ ✔
⑤ ✔
⑤
成果発表
(口頭・実技)
①
②
③
④
⑤
作品
①
②
③
④
⑤
社会人基礎力
(学修態度) 10
① ✔ (主体性)テキスト以外の文献・事例を見て、積極的に学ぶことができる。
(実行力)子ども発達の課題について記述することができる。
(課題発見力)子どもの発達について自分なりに疑問を見つけることができる。
(創造力)発問において自分なりの考えを持つことができる。
(発信力)必要な時に、意見を述べたり、発表したりできる。
(傾聴力)あいづちやうなづきなど話を聞く姿勢ができている。
(規律性)遅刻、私語をせず、スムーズな授業進行に協力できる。
② ✔
③ ✔
④ ✔
総合評価
割合 100
【到達目標の基準】
到達レベルS(秀)及び A(優)の基準 到達レベル B(良)の基準 テキスト以外の文献を主体的に調べ、課題に対して積極的
かつ柔軟に取り組むことができる。また、自分の意見を他者 に分かりやすく伝えられることができる。
秀については複数の文献を引用し、批判的・論理的に問題 を検討し、新たな提案ができる。
毎回のミニレポートで、自分なりの意見を持てること、
および、レポートを自分なりの言葉でまとめ、意見を 述べることができる。
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力 名
1週 /
・人との関わりの基礎 ―人間関 係の発達課題
愛 着、基 本的 信頼感 、自 我発 達、コミュニケーション能力の獲 得を通して、生きる力の基礎を いかに培うかを理解する、
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
乳幼児期の主養育者との 間での愛着関係が、その 後の人間関係の基礎とな っていく重要な課題である ことが理解できる。
(予習)
テキスト第 1 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分 主体性
2週 /
・子ども理解の必要性
保育者の「子ども観」から生まれ る子ども理解と方法について知 り、保育者同士のカンファレンス や保育の質の向上について理 解する
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
保育者が持つ「子ども観」
が、実際に子どもを保育す る際にどのように機能する のかを理解できる。また、
子ども理解を進めるにあた って必要な諸活動につい て体験的に理解できる。
(予習)
テキスト第 2 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分 実行力
3週 /
・子どもを取り巻く環境の問題 少子化や核家族、シングル家庭 の増加の問題、スマホ育児の問 題、習い事の低年齢化によって 生じる子どもの発達の躓きにつ いて理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
現代には様々な家族形態 があり、ライフスタイルに合 わせた子ども理解が必要 であることを理解できる。ま た、現代の子どもが抱えて いる課題について、家庭 や社会の変化から理解す ることができる。
(予習)
テキスト第 3 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分 創造力
4週 /
・遊びと人間関係
子どもの遊びの発達と、保育者 との関わり方、同年代の中で遊 びを通して育つ人間関係のプロ セスについて理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
年齢ごとの子どもの遊びの 特徴と発達過程、保育者と の関わり方の変容、同年代 の中で遊びを通して育つ 人間関係のプロセスにつ い て 理 解 す る こ と が で き る。
(予習)
テキスト第 4 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分
課題発 見力
5週 /
・集団生活と人間関係
保育者の役割、友達の存在によ って気付く道徳心や規範意識、
自己調整能力と自立心の発達 について理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
保育者の役割、友達の存 在によって自身がどのよう な道徳心や規範意識を持 つべきかを気付くことがで きる子どもの成長のプロセ スを理解できる。
(予習)
テキスト第 5 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分 傾聴力
6週 /
・就学までに育てたい人間関係 幼児期の終わりまでに育って欲 しい姿について、人間関係の視 点からの理解を深め、小学校生 活との接続について理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
幼児期の終わりまでに育っ て欲しい姿について、人間 関係の視点からの理解を 深め、小学校生活との接 続と生活に違いに留意し た保育を提案することがで きる。
(予習)
テキスト第 6 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分 発信力
7週 /
・領域「人間関係」のねらいと内 容 ―0~2 歳
保育所保育指針の「人間関係」
のねらいと内容、その扱い方や 重要点、留意すべき点について 理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
領域「人間関係」の基本的 考え方を振り返るとともに、
該当年齢の人間関係の発 達について理解し、指導 案の立案や関わりを工夫 することができる。
(予習)
テキスト第 7 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分 実行力
8週 /
・領域「人間関係」のねらいと内 容 ―3~6 歳
幼稚園教育要領および保育所 保育指針の「人間関係」のねら いと内容、およびその扱いつい て理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
領域「人間関係」の基本的 考え方を深めるとともに、
該当年齢の人間関係の発 達について理解し、指導 案の立案や関わりを工夫 することができる。
(予習)
テキスト第 8 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分 主体性
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力 名
9週 /
・0~2 歳児の人間関係を育む保 育実践―模擬保育―
各年齢の保育事例と、実践に際 しての留意点を理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
各年齢の事例を丁寧に読 み取り、実践に際しての留 意 点 を 具 体的 に イ メ ージ し、模擬保育を行うことが できる。
(予習)
テキスト第 9 章を予習 しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分
課題発 見力
10 週 /
・3~6 歳児の人間関係を育む保 育実践―模擬保育―
各年齢の保育事例と、実践に際 しての留意点を理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
各年齢の事例を丁寧に読 み取り、実践に際しての留 意 点 を 具 体的 に イ メ ージ し、模擬保育を行うことが できる。
(予習)
テキスト第 10 章を予 習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分
課題発 見力
11週 /
・家庭との連携で育む人間関係 子どもの成長を支える家庭での 生活と人間関係についてイメー ジし、子どもを支える保護者の思 いや育児不安、それに関わる保 育者の役割について理解でき る。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
子どもの成長を支える家庭 での生活と人間関係につ いてイメージし、子どもを支 える保護者の思いや育児 不安、それに関わる保育 者との人間関係や支援の 在り方についてイメージで きる。
(予習)
テキスト第 11 章を予 習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分
創造力
12 週 /
・異年齢保育が育む人間関係
―模擬保育―
異年齢保育の効果や留意点、
異年齢であるからこそ形成でき る人間関係について理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
異年齢保育の効果や留意 点、異年齢であるからこそ 形成できる人間関係につ いて理解する。また、異年 齢に着目した事例かや模 擬保育から、利点不利点 について追及できる。
(予習)
テキスト第 12 章を予 習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分
課題発 見力
13 週 /
・地域との連携で育む人間関係 地域の人たち、高齢者、小学生 といった地域で暮らす立場の違 う者との間で形成される人間関 係について理解し、そこで求め られる関わりのマナーについて 理解できる。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
地域の人たち、高齢者、小 学生といった地域で暮らす 立場の違う者との間で形成 される人間関係について 理解し、そこで求められる 関わりのマナーについて 理解する。
(予習)
テキスト第 13 章を予 習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分
7 つの 力
14 週 /
・特別な支援が必要な子どもの 保育
発達障害をはじめとした、特別な 支援が必要な子どもについて理 解 し 、 人 間 関係 を 育 む 個別 計 画、集団づくり、関係機関との連 携について理解する。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
特別な支援が必要な子ど もの保育について理解し、
人 間 関 係 を 育 む 個 別 計 画、育ちあえる集団づくり、
関係機関との連携の仕方 について理解する。
(予習)
テキスト第 14 章を予 習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
各 60 分
7 つの 力
15 週 /
・領域「人間関係」の指導計画と 評価
0~2、3~5 歳の指導計画事例 を学び、指導性格の省察と再構 築、ポートフォリオの活用による 評価について学ぶ。
講義 演習 質疑応答 ミニレポート
人間関係における、0~2、
3~5 歳の指導計画事例を 学び、指導性格の省察と 再構築、ポートフォリオの 活用による評価の意義と活 用について実践することが できる。
(予習)
テキスト第 15 章を予 習しておくこと。
(復習)
講義ノート、演習課題 について理解を深め る努力をすること。
1207 つの力
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力