2019 年度 愛知学泉大学シラバス
科目番号 科目名 担当者名 基礎・専門
別 単位数 選択・必修 別
開講年次・
時期
3205061 社会科研究
Research of Social studies 土屋 敦子 専門 2 選択 3年 後期
科目の概要
社会科の目的・内容・方法について、資料の分析やグループでの活動を通して、総合的に理解する。
学修内容 到達目標
・社会科授業の実践記録を手がかりにして、社会科授 業を作る際に重視すべきことをつかみ理解する。
・社会科授業を作る際に重点を置くべき教材研究を、実 際にグループで活動して体験し、レポートを作成して発 表・表現する。
・社会科授業の実践記録を手がかりにして、社会科授業を 作る際に重視すべきことをつかみ、理解することができ る
・社会科授業を作る際に重点を置くべき教材研究を、実際に グループで活動して体験し、レポートを作成して発表・表現す ることができる。
学生に発揮させる社会人基
礎力の能力要素 学生に求める社会人基礎力の能力要素の具体的行動事例
前に踏 み出す 力
主体性 実践記録などの資料分析や議論、グループ活動において、自分が何をやりたいかを自覚 し、意欲的に取り組むことができる。
働きかけ力
実行力 個人での資料分析やグループでの議論・フィールドワーク・レポート作成と発表など、さまざ まな活動に対して、級友と協働して取り組み実行することができる。
考え抜 く力
課題発見力 践記録などの資料分析や教材研究を体験していく過程で、深く思考し、他者との討論や意 見交換などを通して、自分なりの課題を発見することができる。
計画力
創造力 資料分析や教材研究を体験する活動を通して、発想を転換して検討したり、新たな視点を みつけて検討したりして、社会科の教材を研究することができる。
チ ー ム で 働 く 力
発信力 資料分析を通してつかんだことをグループで議論したり、教材研究する体験活動において 意見を述べたりして、自分たちの考えを表現することができる。
傾聴力 資料の分析や教材研究する体験活動の発表を通して、内容の確認・質問を行って、他者 の話を理解し、より深い思考ができるようになる。
柔軟性 情況把握力
規律性 グループでの活動の際、メンバー同士のコミュニケーションを取り、自分たちで活動の計画 を立て、協働して目的に向かって行動することができる。
ストレスコントロール力 テキスト及び参考文献 なし
他科目との関連、資格との関連
生活科教育法・社会科教育法 幼稚園免許・小学校免許
学修上の助言 受講生とのルール
授業を楽しいものにするためには、級友たちと積極的にコ ミュニケーションを取って、みずから学ぶ、他者から学ぶ、
という姿勢を持つことが大切です。
・グループでの活動は協働して行うこと。
・授業やグループでの準備・活動に迷惑を及ぼす場合、私 語が著しい場合、寝ていて授業に参加していないと担当教 員がみなした場合は減点対象とする。
・授業中はスマートフォンの電源を切り、かばんに入れておくこ と。かばんは机の上に置かないこと。
【評価方法】
評価方法 評価の 割合
到達
目標 各評価方法、評価にあたって重視する観点、評価についてのコメント 筆記試験
小テスト レポート
成果発表
(口頭・実技) 45
① ✓ ・社会科授業実践記録の分析(個人)を提出することができる。個人での分析 に基づくグループでの議論と発表を行うことができる。
・社会科授業などの VTR を視聴し、感想やコメントを書き、提出することができ る。
② ✓
③
④
⑤
作品 45
① ✓ ・グループに分かれて、教材研究活動を体験し、レポート(壁新聞形式)を作 成して、発表することができる。
② ✓
③
④
⑤
社会人基礎力
(学修態度) 10
① ✓ (主体性・実行力・規律性) 〈十分である2点、努力を要する1点〉
・実践記録などの資料分析や議論、グループ活動において、自分が何をやり たいかを自覚し、意欲的に取り組むことができる。
・個人での資料分析やグループでの議論・フィールドワーク・レポート作成と発 表など、さまざまな活動に対して、級友と協働して取り組み実行することがで きる。
・グループでの活動の際、メンバー同士のコミュニケーションを取り、自分たち で活動の計画を立て、協働して目的に向かって行動することができる。
(発信力) 〈十分である2点、努力を要する1点〉
・資料分析を通してつかんだことをグループで議論したり、教材研究する体験 活動において意見を述べたりして、自分たちの考えを表現することができる。
(傾聴力) 〈十分である2点、努力を要する1点〉
・資料の分析や教材研究する体験活動の発表を通して、内容の確認・質問を 行って、他者の話を理解し、より深い思考ができるようになる。
(課題発見力) 〈十分である2点、努力を要する1点〉
・実践記録などの資料分析や教材研究を体験していく過程で、深く思考し、他 者との討論や意見交換などを通して、自分なりの課題を発見することができ る。
(創造力) 〈十分である2点、努力を要する1点〉
・資料分析や教材研究を体験する活動を通して、発想を転換して検討したり、
新たな視点をみつけて検討したりして、社会科の教材を研究することができる
② ✓
③
④
⑤
総合評価
割合 100
・遅刻、欠席、学習意欲のなさ、提出物の遅れ等がみられる場合は減点する
・グループでの協働において他の成員への迷惑行為がみられる場合は大き な減点対象となる。
【到達目標の基準】
到達レベルS(秀)及び A(優)の基準 到達レベル B(良)の基準
・資料分析やグループの発表において、新しい視点や多角 的な視点をもち、科学的に検証することによって批判的に 思考し、発表できる。
・資料分析やグループでの発表の際、新しい視点や 多角的な視点が乏しく、科学的な検証に基づかな い発表になっている。
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力 名
1週 /
・オリエンテーション(授業及び 社会人基礎力、評価)
・自己紹介
・社会科とは何か、について考 える、記述する。
講義
個 人 で 思 考 し 記 述 する
・自己紹介し、級友の話を 聞くことができる。
・社会科について自分の 考えを記述することができ る。
(復習)時間内に記述 し き れ な か っ た 場 合 は、続きを記述し、補 足 が あ れ ば 補 っ て 、 次週に備える。
45 45 主体性傾聴力
2週 /
・グループに分かれ、社会科と は何かについての個人の記述 を読み合い、意見交換する。
・意見交換して考え合ったこと をクラスで発表し、社会科とは 何かをクラス全体で考える。
・社会科の本質・課題などをつ かむ。
グループによる演習 講義
・グループで自分の意見を 明らかにし、他者の意見を 聞くことができる。
・グループでの議論の際、
司会や書記の役割を分担 するなどして協働すること ができる。
(復習)社会科の本質 や課題について考え 合 っ た こ と を 確 認 す る。
90 主体性規律性
3週 /
授業実践記録「生産量の高く ない宇治茶が有名なのはなぜ か」を読み、自分なりの視点を 決めて分析し、自由に記述す る。
個人での活動
自分なりの視点を決めるこ とができ、その視点に基づ いて分析、記述することが できる。
(復習)時間内に完成 で き な か っ た場 合 は 続きを記述し、補足が あれば補い、次週持 参する。
90 主体性 課題発 見力
4週 /
・個人で記述した「生産量の高 くない宇治茶が有名なのはな ぜか」の分析を、グループ内で 読み合い、この授業の特徴を つかみ、発表する。
・社会科の授業を作る際に大 切にしたいこと、社会科の本質 をつかみ、理解する。
グループでの活動 講義
・グループで自分の意見を 明らかにし、他者の意見 を聞くことができる。
・グループでの議論の際、
司会や書記の役割を分 担するなどして協働する ことができる。
・社会科授業を基礎的に 理解することができる。
(復習)資料の分析や 議論を通してつかん だ社会科の基礎的要 素 に つ い て 確 認 す る。
75 15
実行力 発信力 傾聴力
5週 /
・グループに分かれ、「愛知学 泉大学の謎を探せ」の課題に 取り組む。
・学内探検の進み具合につい て報告し、次週の計画を立て る。
グループによる演習 グループで話し合い、学校 探検の計画を立て、学内 を探検して、謎を探す。
(予習)探した謎を解 く た め の 資 料 集 め を する。
80 10
実行力 規律性
6週 /
・次週に続き、学内探検をし、
謎を探す。
・探した謎を解くために、資料 を 集 め た り 、 イ ン タ ビ ュ ー す る。
・活動の進み具合について報 告し、次週の計画を立てる。
グループによる演習
探検計画に基づいて探検 を行い、謎を探して、その 謎を解くための資料集めを したり、インタビューするこ とができる。
(予習)資料を読み謎 解きを進める。新たな 資料探しをする。
実行力 規律性
7週 /
「愛知学泉大学の謎を探せ」の 課題に基づいて探した謎につ いての壁新聞を作る。
グループでの活動
グループで協働して壁新 聞づくりを進めることができ る。
(予習)・壁新聞に必 要な写真や資料を用 意する。
実行力 規律性
8週 /
グループごとに壁新聞作りを進 める。
・壁新聞が出来上がったグル ープは、発表に向けて準備を する。
グループでの活動
グループで協働して壁新 聞づくりを進め、発表の準 備をすることができる。
(予習)次週の発表に 向けて準備する。 90
実行力 規律性
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力 名
9週 /
「愛知学泉大学の謎を探せ」の 壁新聞を使い、探した謎とその 謎解きをグループごとに発表 する。
担当グループによる 発表
グループで協働して進め た壁新聞づくりを使って、
発表することができる。
・発表の準備など協働して 進め、役割を分担して発 表することができる。
(予習)次週の発表に 向けて準備する。 90
実行力 規律性
10 週 /
・「愛知学泉大学の謎を探せ」
の壁新聞を使い、探した謎と その謎解きをグループごとに 発表する。
担当グループによる 発表
グループで協働して進め た壁新聞づくりを使って、
発表することができる。
・発表の準備など協働して 進め、役割を分担して発 表することができる。
(予習)次週の発表に 向けて準備する。 90
実行力 規律性
11週 /
・「愛知学泉大学の謎を探せ」
の壁新聞を使い、探した謎と その謎解きをグループごとに 発表する。
担当グループによる 発表
グループで協働して進め た壁新聞づくりを使って、
発表することができる。
・発表の準備など協働して 進め、役割を分担して発 表することができる。
(予習)次週の発表に 向けて準備する。 90
実行力 規律性
12 週 /
・学内探検と壁新聞づくり、発 表という活動を通してつかん だ社会科授業づくりとの関連 について考察、議論、発表す る。
・グループで活動をまとめて総 括し、この活動の持つ意味に ついて考える。
グループでの活動 講義
・学内探検と壁新聞づくり、
発表という活動を通して つかんだ社会科授業づく りとの関連について、グル ープで意見を出し合い議 論することができる。
・グループで話し合ったこ とを発表できる。
(復習)・グループで の「愛知学泉大学の 謎 を 探 せ 」 の 活 動 の 持つ意味について、
再度確認して理解を 深める。
60
30 実行力 規律性
13 週 /
・有田和正氏の社会科授業実 践 VTR を視聴し、感想コメント を書く。
・グループに分かれて、VTR か ら学んだ社会科授業のポイン トについて意見を出し合う。
VTR 視聴
グループでの活動
社会科授業実践 VTR を社 会科授業にとって大切なこ とは何かを学びとろうという 視点で視聴することができ る。
(復習)VTR から学び 取った社会科授業の ポイントについて、再 度確認して理解を深 める。
45 45
実行力 規律性
14 週 /
・加藤公明氏の授業実践 VTR を視聴し、感想コメントを書く。
・グループに分かれて、VTR か ら学んだ社会科授業のポイン トについて意見を出し合う。
VTR 視聴
グループでの活動
社会科授業実践 VTR を社 会科授業にとって大切なこ とは何かを学びとろうという 視点で視聴することができ る。
(復習)VTR から学び 取った社会科授業の ポイントについて、再 度確認して理解を深 める。
45 45
実行力 規律性
15 週 /
・「夏服の少女たち」の VTR を 視聴し、感想コメントを書く。
・グループで意見を交換し、社 会科授業で戦争・平和・人権を 取り上げる意味について考え る。
VTR 視聴
グループでの活動
戦争・平和・人権について の基礎的理解と、社会科 授業で取り上げる意味に つ いて 考 えるこ とが で き る。
(復習)授業後、夏休 みなども利用して、戦 争や平和について、
特に地域の事例など を知る機会を設ける。
60 30
実行力 規律性
能力名:主体性 働きかけ力 実行力 課題発見力 計画力 創造力 発信力 傾聴力 柔軟性 情況把握力 規律性 ストレスコントロール力