1 文
(文 章) で解 答す る 設問 の 答 案 に つ いて は
、 次 のA 項 の 加 点要 素 の 合 計か ら 次 の B項
・ C 項の 減 点 要素 の 合 計を 引 い た得 点 を その 設 問 の得 点 と しま す
。た だ し 最低 点 は 0点 と し マイ ナ スの 得 点 はつ け ま せん
。 A a 以 下 の採 点 基 準で は
、 模範 解 答 をい く つ かの 要 素 に分 割 し 加点 要 素 とし ま す
。答 案 中に そ の 加 点 要素 に 相 当す る 部 分が あ れ ば、 そ の 加点 要 素 に配 点 さ れた 得 点 を与 え ま す。 b あ る加 点 要 素 は
、 そ の 加 点 要 素 に 配点 さ れ た 得 点 か 0 点 で 採 点 す るこ と を 原 則 と し ま す
。 た と え ば5 点 配 点さ れ た 加点 要 素 であ れ ば 5点 か 0 点で 採 点 する こ と を原 則 と しま す
。 た だ し、 そ の 加点 要 素 中の 部 分 点を 認 め る場 合 も あり ま す
。そ の 場合 そ れ ぞれ の 採 点基 準 の 中 に 明記 さ れ てい ま す
。 c あ る 要素 に 加 点す る か 否か が
、 他の 要 素 と無 関 係 に決 ま る 場合 と
、他 の 要 素と の 関 係で 決 ま る 場 合が あ り ます
。 前 者の 場 合 は、 そ の 要素 を 単 独採 点
(独 立 採 点) す る と言 い そ の旨 必 ず 明 記 され て い ます
。 後 者の 場 合 は、 他 の要 素 と の関 係 に つい て 以 下の 採 点 基準 で 具 体的 に 指 示 さ れて い ま す。 d 解答 通り と い う条 件 が ある 場 合 はい か な る部 分 点 も認 め ま せん
。 B a 答 案 中に 大 き な誤 読 と 判定 さ れ る内 容
( 語句
) な どが あ る 場合 は
、そ の 内 容( 語 句
)を 減 点 要 素 とし て 示 され て い る場 合 も あり ま す
。 b 加 点 要素 で も 減点 要 素 でも な い 部分 も あ りえ ま す
。そ の 部 分は 加 点 も減 点 も しま せ ん
。 C 次に 該 当 する も の は、 答 案 の形 式 上 の不 備 と して
、 一 箇所 に つ き1 点 の 減点 要 素 とし ま す
。 a 誤 字
。漢 字 な どの 文 字 の明 ら か な誤 り は 誤字 と し ます
。 b 脱 字
。 c 文 末 の句 点 の 脱落
。
* 字 数 指定 の な い場 合
、 句点 の 脱 落は 誤 字 とし 1 点 の減 点 と しま す
。 d そ の 他不 適 切 と判 断 せ ざる を え ない 箇 所
。 e 不 適 切な 文 末 処理
。 設問 の 問 い方 に 対 応し て い ない 形 で 答案 の 文 末を 結 ん でい な い 場合 は
、 適 切 な 文末 処 理 が行 わ れ てい な い と見 て 形 式上 の 不 備に よ る 減点 要 素 とし ま す
。 た と えば
「
〜 とは ど う いう こ と か」 と いう 問 い に体 言 で 結ん で い ない も の など は 適 切な 文 末 処 理 が行 わ れ てい な い と見 て 形 式上 の 不 備と し ま す。 ま た
、理 由 が 問わ れ て いる の に
、「 か ら
」「 の で
」な ど で 結ん で い ない も の など も 適 切な 文 末 処 理 が行 わ れ てい な い と見 て 形 式上 の 不 備と 見 ま す。
* た だ し、
「 こ と であ る
」な ど の 表 現も
「 こと
」な どで 結 ん でい る も のと 同 様 適切 な 文 末処 理 が 行 わ れて い る と見 ま す
。ま た
、「 か ら で ある
。」 など の 表 現も
「 か ら」 な ど で結 ん で いる も の と 同 様適 切 な 文末 処 理 が行 わ れ てい る と 見ま す
。 ま た 文末 の 表 現を 問 わ ない 場 合 もあ り ま すが
、 そ の場 合 は その 都 度 明記 さ れ てい ま す
。 2 日 本 語 の表 現 と して 不 適 切な も の は程 度 に 応じ て 減 点し ま す
。 3 次 の 各 項に 該 当 する も の は、 部 分 点の 要 素 があ っ て も、 そ の 設問 の 得 点を 0 点 とし ま す
。 a 答 案 が解 答 欄 の欄 外 に はみ 出 し てい る も の。
b 一 行 の解 答 欄 に二 行 以 上書 い た 場合 も そ の設 問 の 得点 を 0 点と し ま す。 c 字 数 指定 の あ る設 問 で
、字 数 を オー バ ー した も の
。 d 答 案 の文 章 が 最後 ま で 完結 し て いな い も の。 4 古文 ある いは 漢文 の訳 を記 述す る設 問の 場 合も 以 上 に準 じ ま すが
、 文 末の 句 点 や文 末 の 処理 あ るい は 答 案の 完 結 にこ だ わ らな く と もよ い 場 合は そ の 都度 明 記 され て い ます
〖全 問 を 通 し て〗
・ 制 限 字 数 の 半 分 に 満 た な いも の は 不 可
。
・ 誤 字
・脱 字
・不 適 切 な 表 記 等 は 1点 を 減 じ
、ひ と つ の 解 答 に お い て 同 意 語 句 で 複 数 回 同 じ 誤 字 が あ った 場 合 は 一 回 の み 減 じ る こ と と す る
。 大
問 一 問 一 各 1 点
・計 7 点 1 規 範 2 繁 栄 3 儒 教 4 恣 意 5 縛
(り
) 6 潰
(し
) 7 飽 和 問 二 8 点
<模 範 解 答
> 王 は 国 内 の 経 済 的 繁 栄 に 直 接 関 わ ら ず
、政 治 的 な 支 配 に のみ 関 与 し てい る と いう こと
。( 三 九 字
)
〖A
・B に 関 し て部 分 採 点 を 行 う
〗 A
「王 は 国 内 の経 済 的 繁 栄 に 直 接 関 わ ら ず
」 →
4点 →
「経 済 的 繁 栄
」の 部 分 が
「国 の富
」な ど でも 可
。 → こ の 部 分 が
「国 の経 済 的 繁 栄 は 国 民 が 支 え て いる
」と の内 容 で あ る 場 合
、B の 内 容 が あ れ ば
〇 4点
。一 方
、無 い場 合 は B の
※ の よ う に
△ 2 点 と す る
。( よ って A の み
〇 の 答 案 は な い
) B
「政 治 的 な 支 配 に の み 関 与 し てい る
」 →
4 点 →
「王 が 政 治 的 権 力 者 で あ る
」と い う 内 容 で も 可
。 →
「冠
」を
「象 徴
」と す る の は
△ 2 点
。統 治 し て いる の で 権 力 は 保 持 し てい る と 考 え る
。
※ 単 に
「市 民
(住 民
)が 王 を 経 済 的 に 支 え て い る
」「 王 の 権 力 が 形 式 的 であ る
」と い う 内 容 に と ど ま る も の は
△ 2 点
。
※ 主 語
「王
(の 力
)が
」が 無 い
、不 明 確 な も の は 2 点 減 点 と す る
。 問
三 8 点
<模 範 解 答
> 人 間 関 係 に お いて 共 有 さ れ て い る 民 主
・自 由
・平 等 の 原 理
。( 二 七 字
)
〖A
・B 関 し て部 分 採 点 を 行 う
〗 A
「人 間 関 係
」へ の言 及 → 2点
→
「人 間 同 士 の つな が り
」「 人 間 の 結 び つき
」な ど 許 容 範 囲 は 広 く
。 B
「民 主
・自 由
・平 等 の 原 理
」 →
6点
→
「自 由
」は
「封 建 制 か ら の解 放
」で も 可
。三 つ揃 って い な い も のは×
と し ま す
。
問 四 10 点
<模 範 解 答
> 経 済 は か つて 政 治 の 関 心 事 で あ った が
、市 場 原 理 の 絶 対 化 に よ り
、現 在 で は 国 家 に 対 し て 優 位 な も のと な り、 そ の 境 界 を 越 え て 活 動 し て いる と い う こ と
。( 六 九 字
)
〖A
〜 Dに 関 し て部 分 採 点 を 行 う
〗 A
「経 済 は か つて 政 治 の 関 心 事 で あ った が
」 2 点
→
「経 済 は か つて 政 治 の一 部 だ った
」「 政 治 は 権 力 に
、経 済 は 市 場 に 特 化 して い た
」〇 2 点 B
「市 場 原 理 の 絶 対 化 に よ り
」 →
3 点 C
「現 在 で は 国 家 に 対 し て 優 位 な も の と な り
」 →
3 点
→
「政 治 か ら 自 由 に な った
」は
〇 3 点
「政 治 か ら 自 由 に な ろ う と し て」 は
△ 2 点 D
「政 治 の 境 界 を 越 え て活 動 し て いる
」 →
2 点
→
「国 境 を 越 え て
」は
〇 2 点 問
五 17 点
<模 範 解 答
> 西 洋 諸 国 が 外 部 の 社 会 に も 民 主
、平 等
、自 由 の 理 念 を 拡 散 し
、各 国 の 自 立 を 認 め つつ も 連 携 す る 体 制 を 目 指 し た が
、そ の理 念 が 世 界 に 浸 透 す る 中 で
、西 洋 社 会 が 他 の 社 会 と の 差 異 を 認 め ら れ ず
、自 由 と 平 等 が 両 立 困 難 と な り
、自 ら の 目 指 し た 社 会 が 崩 壊 し つつ あ る
。( 一 一 九 字
)
〖A
〜 Eに 関 し て部 分 採 点 を 行 う
〗 A
「西 洋 諸 国 が 外 部 の 社 会 に も 民 主
、平 等
、自 由 の 理 念 を 拡 散 し
」 →
3 点 B
「各 国 の 自 立 を 認 め つつ も 連 携 す る 体 制 を 目 指 し た が
」 →
3 点
→
戦 争 に よ り A
+ B を 目 指 し た と い う 傍 線 部 付 近 の 身 を 答 え て いる 答 案 は A
+ B の6 点 と し ま す
。 C
「そ の 理 念 が 世 界 に 浸 透 す る 中 で
、西 洋 社 会 が 他 の社 会 と の差 異 を 認 め ら れ ず
」
→
4 点
→
こ こ は
「西 洋 が 他 の 社 会 と の 差 異 を 認 め ら れ な い
」と い う ニュ アン スな ら 広 く
〇 です
。 D
「自 由 と 平 等 が 両 立 困 難 と な り」 →
3 点
→
こ の 要 素 が 抜 け や す いで す
。
→
「差 異 を 何 と も でき な か った
」と い う 内 容 は
△ 1 点
。 E
「自 ら の目 指 し た 社 会 が 崩 壊 し つつ あ る
」 →
4点
→
「内 部 か ら 崩 壊 し て いる
」な ど も
〇
大 問 二 問 一 7点
(抜 き 出 し
) 人 間 固 有 の 活 動 に 関 わ り
、そ れ ゆ え に 主 観 性 を 排 除 し に く い領 域
(二 九 字
) 問 二 10 点
<模 範 解 答
> 人 間 の 行 動 に 固 有 の法 則 が 無 いな ら ば
、人 間 も 自 然 と 同 じ く 物 理 的 因 果 法 則 に 従 う た め
、そ の 精 神 を 分 析 す る 解 釈 学 も 自 然 科 学 の 一 部 で あ る と 言 え る か ら
。( 七
〇 字
)
〖A
〜 Cに 関 し て部 分 採 点 を 行 う
〗 A
「人 間 の 行 動 に 固 有 の法 則 が 無 い な ら ば
」 →
3 点
→
こ の 前 提 を 外 し て
「固 有 の 法 則 が あ る
」と し てい る も の は 全 て× に し ま す
。( 不 可 参 照
) B
「人 間 も 自 然 と 同 じ く 物 理 的 因 果 法 則 に 従 う
」 →
3 点
→
こ の 内 容 が 抜 け や す いよ う です
。 C
「そ の 精 神 を 分 析 す る 解 釈 学 も 自 然 科 学 の 一 部 で あ る と 言 え る か ら
」 →
4 点 問
三 10 点
<模 範 解 答
> 自 然 の 因 果 法 則 か ら 解 放 さ れ た 人 間 の 自 由 な 行 為 の 選 択 原 理 で あ り
、普 遍 的 な 形 式 を 備 え て い る も の。
(四 六 字
)
〖A
〜 Cに 関 し て部 分 採 点 を 行 う
〗 A
「自 然 の 因 果 法 則 か ら 解 放 さ れ た
」 →
2 点
→
「普 遍 的 な 因 果 関 係
」も
〇 B
「人 間 の 自 由 な 行 為 の 選 択 原 理
」 →
4 点
→
「人 間 の行 動 を 規 定 す る
」も
〇 C
「普 遍 的 な 形 式 を 備 え てい る
」 →
4点
→
こ の 普 遍 性 が
「自 然 法 則 と は 異 な る も の
」で あ る こ と に 言 及 し て いる こ と が 条 件
。 問
四 8 点
<模 範 解 答
> 人 間 の 生 理 学 的 現 象 を 超 越 し た 普 遍 的 な 概 念 を 想 定 す る 倫 理 学
。( 二 九 字
)
〖A
・B に 関 し て部 分 採 点 を 行 う
〗 A
「人 間 の 生 理 学 的 現 象 を 超 越 し た
」 →
4 点
→
こ の 部 分 を 単 純 に
「メ タ的
」と だ け して い る も のは
△ 2 点 B
「普 遍 的 な 概 念 を 想 定 す る 倫 理 学
」 →
4 点
問 五 15 点
<模 範 解 答
> ウ ィー ン学 団 は 主 観 的
・形 而 上 学 的 要 素 を 排 し 客 観 的 に 世 界 を 捉 え る の で
、民 族 精 神 で あ って も 特 定 の民 族 に の み 備 わ る の で は な く
、一 定 の 科 学 的 記 号 体 系 を 伴 って い る も の と し て 一 般 化 が 可 能 で あ る と 考 え ら れ る か ら
。( 99 字
)
〖A
〜 Cに 関 し て部 分 採 点 を 行 う
〗 A
「ウ ィー ン学 団 は 主 観 的
・形 而 上 学 的 要 素 を 排 し 客 観 的 に 世 界 を 捉 え る
」 →
5 点
→
解 答 例 の よ う な 表 現 で も 可 と し ま す
。
→
た だ し
、A に つい ては
「ウ ィー ン学 団
」の 語 が な いも の は
△ 2点 と し ま す
。 B
「民 族 精 神 で あ って も 特 定 の 民 族 に のみ 備 わ る の で は な く
」 →
5 点
→
こ の 内 容 が 抜 け や す いよ う です
。
→
「民 族 精 神 も あ いま い な も の で は な く
」で も 可 と しま す
。・ C
「一 定 の 科 学 的 記 号 体 系 を 伴 って い る も のと し て 一 般 化 が 可 能 で あ る
」 →
5点
→
「科 学 的 に 捉 え る
」「 一 般 化 可 能
」の ど ち ら か が 欠 け た 場 合 は
△ 3点
。
→
「科 学 的
」の 内 容 は
「測 定 可 能 な も の に 還 元 でき る
」で も 可
。
→
「一 般 化
」は
「共 通 の 世 界 理 解 が 可 能
」で も 可
。
→
「具 体 化 が 可 能
」は
△ 3 点
。
第 3 問
問 一( 3点×
3
)
a
(2 点
)
b( 1 点
) 問 一
・ イ・ 模 範 解答 例 親 し い 人が
、 目 をさ ま し て聞 い て いる の だ ろう と 想 像す る
。( 3点
)
【 各部 の 採 点】 3点 満点
。加 点 ポ イ ント 2箇 所。 a
「親 し い 人が
」………
2点
。
「親 し い 人」
+ 主 格の
「 が
」。 完答
。 b
「目 を さ まし て 聞 いて い る のだ ろ う と想 像 す る」………
1点
。
「目 を さ まし て 聞 いて い る 様子 を 想 像す る
」も 可
。完 答
。「 ら む
」の 現在 推 量( 今ご ろ
~ して い る だ ろ う) の 意味
+「 思 ひ や る」 が「 思 いを は せ る」
「 思い 描 い てみ る
」な ど と訳 し て ある こ と
。「 思 う」 だ け では ダ メ a 。
( 1 点)
b
( 2点
) 問 一
・ ロ・ 模 範 解答 例 烏 帽 子 の様 子 な どは
、 や はり 見 苦 しい
。( 3点
)
【 各部 の 採 点】 3点 満点
。加 点 ポ イ ント 2箇 所。 a
「 烏 帽 子の 様 子 など は
」……
1点
。
「烏 帽 子 姿な ど は
」で も 可
。 b
「 や は り見 苦 し い。
」…………
2 点。
「や は り
」+
「 見 苦し い
」。 完答
。「 や は りみ っ と もな い
」「 なん と い って も 恰 好悪 い
」 も可
。
a
( 2点
) b
( 1 点) 問 一
・ ニ模 範 解 答例
見苦 し い 様で 参 詣 せよ
。( 3点
)
【 各部 の 採 点】 3点 満点
。加 点 ポ イ ント 2箇 所。 a
「見 苦 し い様 で
」… 2点
。
「み す ぼ らし い 恰 好で
」「 貧 楚な 姿 で
」な ど も 可。 完 答
。 b
「参 詣 せ よ」………
1点
。
「参 れ
」「 詣で よ
」 など も 可
。「 行 く
」の 謙 譲 語+ 命 令 の意
。
問 二
( 5 点 )
a
( 4 点)
b
( 1点
) 問 二
・ 模範 解 答 常 識 にと ら わ れて い な い人 物
。
(一 四 字)
( 5 点
)
【 各部 の 採 点】 5点 満点
。 加 点ポ イン ト2 箇所
。 a
「常 識 に とら わ れ てい な い
」… 4 点
。
「 世間 の 常 識に と ら われ な い
」の よ う な内 容
。「 因習 に と らわ れ な い人
」も 良 し
。「 派手 好 き な人
」 は 2点
。 b
「人 物
」………
1 点
「
~人 物
」「
~人
」 の よう な 文 末処 理
。 ただ し こ の箇 所 だ け正 解 で は加 点 無 し。
問 三
( 6 点 )
a( 2 点
) 問 三・ 模 範解 答 例 派 手 な 格好 を し て御 嶽 詣 でを し た とし て も 身に 災 い があ る こ とな ど あ りえ な い と 言っ た と お b
( 1点
)
c
( 2 点)
d( 1 点
) り
、宣 孝 は 無事 で あ り、 逆 に 任官 し て ご利 益 さ えあ っ た こと
。( 六九 字
)( 6点
)
【 各 部の 採 点
】 6 点満 点。 加 点ポ イ ント 4箇 所。 五 六
・
・
字 以 下 の 解 答は 内 容 が 正し く て も 2 点の 減
点
。 a「 派 手 な格 好 を して 御 嶽 詣で を し たと し て も身 に 災 いが あ る こと な ど あり え な いと 言 っ たと お り
」… 2点
。 参 っ て も災 い な どな い と 宣孝 が 言 った 通 り にな っ た とい う 内 容。 b
「宣 孝 は 無事 で あ
り」………
1 点。 宣 孝 が 何の 災 い
(天 罰
) を被 る こ とが な く 無事 だ っ たと い う 内容
。 c
「任 官 し てご 利 益 さえ あ っ た」…
2 点。
( ご 利 益が あ り
)宣 孝 が 任官 し た とい う こ と。 d
「
~( とい う) こと
」………
1 点。 説 明 問 題の 文 末 表現
。 こ の箇 所 の み正 解 は 加点 無 し
。
問 四
( 5
点 )
a
( 1点
)
b
( 2点
)
c
( 2 点) 問 四・ 模 範 解 答例
両想 い の 男女 の
、邪 魔 をす る 人 のた め に 思い 通 り にな ら な い様 子
。(30
字
)
(5 点)
【 各 部の 採 点
】 5 点満 点。 加 点ポ イ ント 3箇 所。 二 六 字以 下 の 解 答は 内 容 が 正 しく て も 二 点の 減 点
。 a
「両 想 い の男 女 の
~様 子
」… 1点
。 文 頭
・文 末 が この よ う な形 で ま とめ ら れ てい る か
。完 答
。 b
「邪 魔 を する 人 の ため に
」… 2点
。「 二 人の 交 際 の邪 魔 を する 人 の せい で
」 のよ う な 内容
。
※内 容 が 不明 瞭 で ある 場 合
△1 点
。 c
「思 い 通 り にな ら な い」……
2 点
「 心 に まか す
」 の解 釈
。「 うま く ゆ かな い
」 は1 点
。「 自由 に な ら ない
」 も 1点
。
四 漢 文 二 十 五 点
問 一
各 2点×
4
=計 8 点
a
= か つ て
※
「は
」 の 有無 は 不 問
b
= よ り
※ a
・ bは 解 答 通り
。
c
= の ぼ る あ た は ず
/ の ぼ る こ と
、、
あ た は ず あ が る
、、、
あ た は ず
/ あ が る こ と
、、
あ た は ず
※ 部 分 点は な し
。
d
= す な は ち
▼ d は 解答 通 り
。 問
二
5 点
あ な た は 背 は 高 い け れ ど
、 雨 の 中 に 立 っ て い る
。 / 私 は 背 は 低 い け れ ど
、 宮 殿 の 中 で あ り が た い こ と に 濡 れ ず に 済 ん で い る
。
● 以下 の よ うに
、 二 分割 し て 採点 し ま す。
① あ な た は背 は 高 いけ れ ど
、雨 の 中 に立 っ て いる
。
2点
② 私 は 背 は低 い け れど
、 宮 殿の 中 で あり が た いこ と に 濡れ ず に 済ん で い る。
3点
▼
①→
② の 順 序に な っ てい な い 場合 は 全 体と し て 加点 な し
。
※
① の 加点 条 件 は、
「 長
」を
「 背 が高 い
」「 高身 長
」「 の っ ぽ
」「 大 き い」
「 で か い」
「 体 格に 恵 ま れ てい る
」な ど と 適 切に 訳 し てい る こ と。
「 汝」 は「 あ な た
」「 お ま え」
「 そ なた
」な ど
、
「 雨 中に 立 つ
」は
「 雨 の中 に 立 って い る
」な ど
。
※
② の 加点 条 件 は、
「 短
」を
「 背 が低 い
」「 低身 長
」「 ちび
」「 小さ い
」「 ちっ ち ゃ い」
「 こ びと
」 な ど と 適 切 に 訳 し て い るこ と
。「 我
」 は
「 わ た し
」「 俺
」「 僕
」 な ど、
「殿 上 幸 に 湿 る 無 し
」 は「 宮殿 の 中 で幸 運 な こと に 濡 れて い な い」
「 宮 殿の 中 で 幸い な こ とに 雨 に 濡れ ず に 済ん で い る
」な ど
。
▼
「幸 に
」 は「 幸 い に」 の ま まで も 可
。
▼
「殿 上
」 も「 殿 上
」の ま ま で可
。
問 三
5 点
す な は ち
/ う つ り て
/ ぶ か に た た し む
以● 下 の よ うに
、 三 分割 し て 採点 し ま す。
① す な は ち
2 点
② う つ り
(て
)
1 点
③ ぶ か に たた し む
2 点
▼
①→
②→
③の 順 序 にな っ て いな い 場 合は 全 体 とし て 加 点な し
。
▼ 句 点
「。
」 の 有 無は 不 問
。
※
① は 解答 通 り
。
※
② は
「う つ り て」
「 う つ り」 い ず れも 可
。
※
③ は
「ぶ か に たた し む
」「 ぶ の し た
、、、
に た た しむ
」 い ずれ も 可
。
問 四
7 点
始 皇 帝 と 二 世 皇 帝 に 対 し て 面 と 向 か っ て 諌 め る の で な く
、 笑 わ せ な が ら も
、 / 皇 帝 の 愚 行 を 諌 め
、 / 国 家 か ら 無 駄 な 出 費 を さ せ ず
、 雨 に 濡 れ て い る 衛 兵 を 救 っ た か ら
。
● 以下 の よ うに
、 三 分割 し て 採点 し ま す。
① 始 皇 帝 と二 世 皇 帝に 対 し て面 と 向 かっ て 諌 める の で なく
、 笑 わせ な が らも 2点
② 皇 帝 の 愚行 を 諌 め、
2点
③ 国 家 か ら無 駄 な 出費 を さ せず
、 雨 に濡 れ て いる 衛 兵 を救 っ た から
。
3点
※
①・
②
・
③の 順 序 は不 問
。 どん な 形 であ れ
、
①・
②
・
③の 要 素 に触 れ て いれ ば 可
。
①
⑴ 皇 帝( 始 皇帝
・二 世 皇 帝) に 対 し て、
⑵ は っ きり 咎 め るこ と な く/ 真 正 面か ら 諌 めず
/ あ から さ ま に 責 め ず に、
⑶ ユ ー モ ア に 包ん で
/ 笑 わ せ な がら
/ 面 白 く お か しく 発 言 す る
、 とい う 点 に触 れ て いれ ば 加 点。
⑵ は 抜け て も よい
。
②
⑴ 皇 帝
( 始皇 帝
・ 二 世皇 帝
) の
、⑵ 愚 行 を 諌 めた
/ あ や まち を 正 し た/ 誤 り に 気づ か せ た、 と い う点 に 触 れて い れ ば加 点
。
▼
⑴
「 皇帝
( 始 皇帝
・ 二 世皇 帝
)」 は、
① か
②の ど ち らか で 触 れれ ば よ い。
③
「 道 に合 す
」 の 具 体 的 な説 明 と し て
、
❶ 苑囿 の 拡 大 を 阻 止 する
、
❷ 城 壁 の 漆 塗り を 阻 止 す る、
❸ズ ブ 濡 れの 衛 兵 を救 う
、に 触 れて い れ ば加 点
。❶
・❷
・❸ 全 てに 触 れ てい な く ても よ い。