EDA ツールで合成されたファイルを
MAX+PLUS II に取り込んで配置配線を行う方法
Technical Brief 45 April 1998, ver. 1
イントロダクション
アルテラの MAX+PLUS® II は、サード・パーティの EDAツールと簡単にインタフェースす ることができます。MAX+PLUS II と共に、サード・パーティの EDAツールをフロント・エ ンド・ツールとして使用し、アルテラのプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)をター ゲットにすることができます。
このテクニカル・ブリーフでは、サード・パーティのEDAツールによって生成されたEDIFネッ トリスト・ファイルをMAX+PLUS IIに取り込んでフィッテングを行う方法について解説しま す。コンパイル時の最新の設定方法や手順については、MAX+PLUS II の Help機能を活用し て確認してください。
EDA ツールで作成されたデザインを MAX+PLUS II でコンパイルする方法
サード・パーティの EDAツールで作成された EDIFネットリスト・ファイルを MAX+PLUS II でコンパイルする場合は、下記の手順で行います。
1.
Open(Fileメニュー)を選択し、コンパイルするデザイン・ファイルを選択します。ここ
で、デザイン・ファイルは拡張子が
.edf
の EDIF フォーマットになっている必要がありま す。シンプリシティ社のツールは、オプションとしてアルテラ・ハードウェア記述言 語(AHDL)のテキスト・デザイン・ファイル(.tdf)も生成することができ、こ の TDFも MAX+PLUS IIに取り込めるようになっています。
2.
Set Project to Current File(Fileメニュー)を選択し、コンパイルするプロジェクトを設
定します。3.
Device(Assignメニュー)を選択します。そして、まず最初に Device Family
のドロップダウン・リストボックスでデバイス・ファミリを指定し、次にDeviceのダイアログ・ボッ クスからデバイス名を選択します(図1を参照)。指定したデバイス・ファミリで入手可能 になっているすべてのデバイスを表示させるときは、
Show Only Fastest Speed Grade
のオプションをオフに設定して下さい。M-TB-045-01/J
Altera Corporation 101 Innovation Drive San Jose, CA 95134 (408) 544-7000 http://altera.com
Altera Corporation
図1 Deviceのダイアログ・ボックス
4.
OK
のボタンを押して、設定内容をセーブします。5.
Compiler(MAX+PLUS II メニュー)を選択します。
6.
EDIF Netlist Reader Settings(Interfaces メニュー)を選択し、Vendor のドロップ
ダウン・リスト・ボックスから該当する EDAベンダを選択します。そして、OKのボ タンを押します。この段階で、MAX+PLUS IIで使用するライブラリ・マッピング・ファイル(.lmf)を 指定します。このLMFは、コンパイル時にEDIF入力ファイル内のセルをMAX+PLUS II の等価なロジック・ファンクションにマッピングします。
使用しているEDAツール用に別個のLMFが提供されている場合や、
Vendor
のドロッ プダウン・リスト・ボックスに該当する EDAベンダがない場合は、Customizeのボタ ンをクリックします。そして、LMF#1
またはLMF#2
をオンにし、Library Mapping Files
のフィールドにLMFがストアされているディレクトリとファイル名をタイプする か、またはDirectories
のウィンドウに表示されたファイルから該当する LMFを選択 します。図2を参照して下さい。Altera Corporation TB 45: Importing Synthesized Files from EDA Tools into the MAX+PLUS II Software for Place & Route
図2 EDIF Netlist Reader Settingsのダイアログ・ボックス
7. オプションとして、コンパイルを行う前に、デザインに対する合成オプションの設定と タイミング要求を変更することが可能です。詳細は MAX+PLUS II の Help機能を使 用して確認してください。
8. また、オプションとして、
EDIF Netlist Writer、 Verilog Netlist WriterまたはVHDL Netlist Writer(Interface メニュー)を選択し、これらのオプションを各デザインに要求され
る条件に設定しておくことによって、MAX+PLUS IIにサード・パーティのシミュレー ション・ツールのための出力ファイルを生成させることもできます。詳細については、MAX+PLUS II の Help機能を利用して確認してください。
9. MAX+PLUS II Compilerで
Start
のボタンを選択し、配置配線を開始させます。デザインのフィッティングを行うときの詳細については、MAX+PLUS II の Helpに提供 されている「Guidelines for First-Time Project Fitting」および「Fitting & Refitting a Project」の項目を参照してください。
関連資料とサポート
アルテラは、MAX+PLUS II とサード・パーティのデザイン入力用EDAツールとのスムー ズなインタフェースを確保するために、幅広い関連資料を提供しています。技術的なサポー トが必要な場合は、日本アルテラの応用技術部または販売代理店へご連絡頂くか、アルテ ラのウェッブ・サイトに提供されているACCESSSM(Altera Commitment to Coopera- tive Engineering Solution)Key Guidelinesのページをご覧下さい。また、技術的な ご質問を日本語の E-Mailで
[email protected]
に送付して頂くことも可能です。アルテラ のツールとEDAツール間のインタフェースに関する代表的な質問とその回答については、アルテラのウェッブ・サイトに提供されている Atlas Solusionのページをご覧下さい。
下記の資料にはさらに詳細な情報が提供されています。
■
MAX+PLUS II ACCESS Key Guidelines■ MAX+PLUS II Programmable Logic Development System & Software Data Sheet
(日本語版刊行予定)■ EDA Software Support
これらの資料は日本アルテラまたは販売代理店を通じて入手することができ、アルテラの ウェッブ・サイト、http://www.altera.comからダウンロードすることもできます。
TB 45: Importing Synthesized Files from EDA Tools into the MAX+PLUS II Software for Place & Route
〒 163-0436 東京都新宿区西新宿 2-1-1 新宿三井ビル私書箱 261 号
TEL. 03-3340-9480 FAX. 03-3340-9487 http://www.altera.com/japan/
Copyright© 1998 Altera Corporation. Altera、MAX、MAX+PLUS、MAX+PLUSII 、ACCESS、Atlas、 FLEX 10Kは、Altera Corporationの米国および該当各 国における trademarkまたは service markです。他のブランド名、製品名は該当各社の trademarkです。ここに記載された情報は予告なく変更される場合があります。
Altera assumes no responsibility or liability arising out of the application or use of any infomation, or service d described herein expect as expressly agreed to in writing by Altera Corporation. Altera customers are advised to odtain the latest version of device specifications before relying on any published infomation and before placing orders for products or servies. All rights reserved.