11 月7日の中学プレテストに続けて、13 日には解説会があり、今年も多くの 小学6年生と保護者の方々が来校されました。ふと思う「1年前、みんなはどんな だったのかな?」と。縁あって関倉に集まった六貫 28 期生の仲間たち。お互いの 違いを認めつつ、自分の持てる力を伸ばしてほしい。自分のため、クラスのため、
学年のため、そして関倉のため。ともに学び、ともに育つ。
メイドインジャパンを支える町工場 ~社会見学~
神戸アスレチックパークへの遠足に続き、今度は東大阪への社会見学に出かけました(11 月5日)。そこは 24000 もの会社がある都市。まずはホテルセイリュウにて、講話を聞きました。弥生時代にも銅剣など鋳物 技術先進地域、カーーーーンと 2000 年前の鋳型で作った銅鐸の金音が会場に響く。「人の役に立ちた い」、そしてプライド。歯ブラシからロケットまで多種多様な企業が集まり、なんでもつくれる技術が東大 阪にはある。メイドインジャパンを支えるまち工場。また今回訪れるノースヒルズ溶接工業について、事業 開始のきっかけやどんな会社かなどお話がありました。説明を聴きながらメモを取る生徒の真剣なまなざし。
クラス写真を撮って、ほっとひといきランチタイム。午後から、いざ町工場へ出発。今回お世話になるの は8つの町工場。扱う製品も医療機器、油圧シリンダー、業務用ガス機器、パッケージ紙器、などさまざま。
・山本化学工業株式会社
・有限会社旭進ガス器製作所
・近畿工業株式会社
・野田金属工業株式会社
・ノースヒルズ溶接工業株式会社
・有限会社アートステージ
・株式会社盛光SCM
・ワショウ金属工芸
訪問した中のひとつ、ワショウ金属工芸はNHK『凄ワザ』でも紹介された会社。ヘラ絞り加工一筋 54 年、住 宅街にたたずむ家族経営の工場で 3000 種にも及ぶ金型から航空部品や照明などを手掛ける。今回はアルミを材料 にコップづくりを体験させていただく。回転する素材をヘラ棒で押し当てて形を整え、磨きをかけてできあがり、
作業時間およそ 10 分。これを職人は1分で完成、1日 500 個も作ると いう!実際に体験した生徒は「前にお父さんに頼んで金属変形をした ことがあった、久々にして最高です!」と語った。
第1学年(28期生)
第 14 号 2021.11.15発行
関倉坂に並び立つイチョウの木 黄色の葉っぱが映える
社会見学を終えて 1 週間、11 月 11 日(木)の総合学習では、クラス毎に4~6人の班に分かれて発表を行いま した。iPad のロイロノートを活用し、事前に配布された資料やホームページ、現地で撮影した写真や動画、そし て担当された方々に直接伺ったことなどをまとめて話しました。時には画面を指さし、おみやげにいただいた実 物を見せたりと、その特徴を詳しくかつわかりやすく説明したり、聞き手を惹きつけプレゼンテーションのヒン トが多くあったのではないでしょうか?
⚙
モノとは、使って当たり前のものだから、作る人はその使い手のことを考えて作っていて、やっぱりお客さんに 喜んでもらえるというのが本当にうれしいだろうし、そのときにやりがいを感じるのだろうなと思いました。⚙ 物をつくることによって、これからの社会を支えていける存在になりたいと思った。たとえ失敗したとしても、
あきらめずに挑戦し続けることが大事だと社長のプレゼンから学びました。
⚙ (訪問した先の方々の)モノづくりに対する思いは、常にお客さんの立場に立って考えて、イメージをするときは、
そのイメージをお客さんの思いと考え、それをカタチにすることと言っていました。お客さんのことを考えてい て、とてもいい仕事場だと思いました。
⚙ (訪問先の方は)お客さんに最高の物をつくって喜んでもらうために大変でも一切手抜きをしないとおっしゃって いました。どんなにすごい企業でも雰囲気がピリピリしていたら見学していても楽しくないし、質問も気軽にで きなかったりするので、やさしさはとても大切なことだなと改めて実感しました。
キャンパスフォーカス
11 月7日実施の中学校プレテストを前に、試験会 場となる教室を大掃除。掲示物をすべて外し、本棚 や傘立てを運んだり、机と椅子を廊下に出して、机の 足を拭いたりとみんな積極的に動いてくれました。
さすが先輩!さすが関倉生!
国語B「作家の時間」、図書室で自分の読んだ本の概要や印象 的、おもしろかったところを話す「ブックトーク」。聞き手に語りかけ るような声の大きさや速さ、抑揚と間の取り方で惹きつける。
社会見学のお・ま・け
東大阪で学ぶ匠の技。町工場から見る日本社会。製造工程やできた製品にワクワクドキドキ!