日 本管理会卩1学会誌
管理 会 計 学2000 負 第8巻 第1・2 含 併 号
論 文
企 業
の投 資 行 動 と 業 績 評 価
佐
藤
紘光
*〈論 文 要 旨〉
所 有 者の立 場か ら する と, 企 業の投 資は現 在 価 値 法や内 部 利 益 率 法 などの合理的ルー
ル に従っ て ,株主価 値が最 大 化さ れ る ように決 定 さ れ るべ きで ある,し か し,経 営 者や 管理者は こ の基 本ル ール を無視して 株主の選好と は 異 な る意思 決 定 を行 う場 合が あ る ,
エ イジェ ン シー理論は その 理 由 を 経 営 者や管理者 (エ イジェ ン ト)が株 主 (プ リン シ パ ル )の利益よ り も 自分 自身の利 益を優先する インセ ン テ ィ ブを もつ か らである と説明す
る.エ イジェ ン トの投 資 決 定 をコ ン トロ ールする イ ンセ ン ティブ ・シ ス テム を構築 する こ とが業 績 管 理 会 計の重 要 課 題となる所以で ある.
本 稿は,こ の ような視 点か ら, 経 営 者や管 理 者 に効 率 的 投 資 決 定を動 機づ ける報 酬 体 系 (業 績 評価シス テム )の あ り方を論 じ る.最 初に,
Holmstrom
andRicart
i
Costa
のエイ ジェ ン シー ・モ デ ル に数値例 を当ては めて管理者の投資行 動を分 析す る.そ して, 効 率 的な投資決定を動 機づ けるには ,長 期 (
2
期 間 )の 雇用関係を 自己 選 択 させ る業 績連動 型の報 酬 体 系が必 要 となる こ とを 明 らかにする .つ い で , モ デ ル分 析の含 意 を 用い て ,経 営 者のキ ャ リ ア ・コ ンサ ーンが投 資 決 定の効 率 性 を歪め るプ ロ セ ス をい くつ かの ケ ー
ス で説 明 する.そ して,企業 価 値を測 定 する業 績 尺 度を報 酬 体 系に結びつ け る必 要 性 を 再確認 し,業 績評価尺度として の株 価や会計利益,経済付 加 価値な どの 意義を検討し, 経営 者 報 酬との連 動 性につ い て言 及す る .
〈 キーワー ド 〉
エ イ ジェ ン シー理 論,経 営 者の能 力,投 資イン セ ン テ ィ ブ,キ ャ リア ・コ ンサ ーン,経 営 労 働 市 場, 人 的 資本の市 場 価 値, 報 酬の下方 硬 直 性
1999 年11 月 受 付 2000年 1目 受 理
*早 稲 田 た 孕 社 会科学 部 教 授
17
管 理 会 刮 学 第8巻 第1・2 含 併 号
1
. は じめに日本 企 業の 株 主資 本利益率〔ROE )は依然 と し て 長期 低落傾向を示 し, 米国企 業との乖離 を拡 大 させ て い る 1.その原 因が過 剰生産 能力による高コ ス ト体質に あり,その削 減 こそ が競 争力 回復の 喫緊の 課題 と なっ て い るこ と は 周 知の とこ ろ であ る.し か し, 再 発 予 防 とい う管 理 会計
の 観 点か ら は, 過 剰能 力を招い た原因を過 去の投 資行 動に遡っ て究 明 する必 要が あろ う.経 済 環境の悪 さの み に原 因が あ る わけで は ない とす れ ば, 投資決 定 が 合 理 的 に な され て き た か どう
か が 問 わ れ な けれ ば な ら ない か ら である.
管理会 計論は,これ まで,意 思決 定会計の な かで 現在 価値法や内部利 益率法な どの投資決定
ル ール を 規 範 的 な 視 点 か ら 論 じて き た.し か し, そ れ らのル ール
が 実 際 に守 られ る かどうか に
つ い て は, 経 営判 断の 問 題 とし て , 踏み込 んだ論 議を 避けて きた. ま た, 投 資 後に予定 し た成 果 が 実 現 し た かど うか をフ ォ ロ ーし
, 結果責 任を 明 らか にす る業 績評価のあ り方につ い て も十 分 な 論 議 は行わ れて こ なか っ た よ うに思 わ れ る.経営者や管理 者の投資 行動に誤 りがあ っ た と すれ ば,そ の主 たる原 因 は 適 切 な投 資決定ル 「 ル を 遵守させ る仕 組み を欠如 して き たこ と に求 め られ よう.
本 稿の 目的は業績 管理 シ ス テ ムの こ の 欠落部 分を補充 す る論 議を展 開する こ と にある.その た めに は, 経 営者や管理者が, 時 と して , 株主の 利益に 反す る ような投資行動を と る誘因を明
ら か に したうえで ,そ れ を取 り除 く方 策を検 討す る こ と が 必 要と なろう2.次 節で は ,モ デル 分 析 を 通 じて効 率 的 な 投 資 決 定 を動 機づ ける報 酬 体系 を 明 ら か に す る.第
3
節で は , 分 析 か ら 引 き出 され る含意 を用 い て 効率的 投資 決 定を歪め る プ ロ セス を個 別 的 な ケース で検討 す る.第4
節では, 業 績指 標 として の株 価や会 計利 益などの 意義 を検討 し, 報 酬シ ス テム との 連 動 性につ い て論議 する.最後に,成果主 義 ,業 績主義な ど と よばれ る最 近の経営改 革の動 きが ス テ ー
ク ホ ルダーに及ぼす 影響 につ い て 言及 して ま とめ とする.
2
.経 営者
・管
理者
の投 資
イ ン セ ン テ ィブエ イ ジェ ン シ ー理論は, 企 業の 投資 行 動が あるべ き姿か ら乖離する理 由を, プ リン シ パ ル で ある株主とエ イ ジェ ン トで ある経 営者の 間の 利害 衝突 に求め, 経 営者が株主の利益 よ りも自分
の 利益 を優 先 する い わゆる機会 主義的 行 動 を 選 択 する インセ ンテ ィブ を もつ か らで ある と説 明 する .た とえば,過 大な フ リー ・キ ャ ッ シ ュ フ ロ ーを もつ 成熟企業で は ,配 当や 自社株 消却を 通 じて 株主 に これ を返 還 す る こ とが 企 業 価値 を高める 合理 的 な手 段 となるが, 経 営者は裁 量権
の繪 亅・を嫌い , 収 益性の裏 付 けの ない (多 くの場合 ,本 業と関連の 薄い )事 業で あっ て も, 自 己の支配力や ポス トの 拡張 を 目的と して,必 要以 上に 組 織を 拡大 させ る傾 向のある こ と が指 摘
さ れ て い る .
Jensen
[15
]は この ような投 資 に よ る企業価 値の喪 失を フリー ・キ ャ ッ シュ フ ロ ーのエ イ ジェ ン シ ー ・コ ス トとよ ん で い る 3. 最 初に , こ の ようなエ イ ジ ェ ン シ ー
問 題の基 本 構 造 を 明 らか にするため , 代理 関 係の 枠 組みの なか で投資決 定 問題 を定 式 化し た Holmstrom
and
Ricart
i
Costa
[13
]の モ デ ルに数値例を当て は め て管理者の投 資行 動を説明 し, 業績評価ル199 年3月期の H場 企業のLF均 値は02 % に ま で低下 し た.『R本経 済 新 剛 1999 年6丿」27 目.
2 本 稿では,企 業 が 行う資 本 支出一般 を 「投資行 動」 とよ び,そ の具体的 な内 容は特定し な い .た だ し,行動 主 体である経 営 者や管理 9の
能 力 など の人 的 要 因 が 結 果 に 重 要 な 影 響 を あ た え る もの に限 定 す る.
3Jensen l15」は,負 債に よ る資金調達が こ の種のエ イ ジェン シー・コ ス トを 削 減する有 力な 手段 になる と指 摘 してい る.利 息の 支 払 やJu
金の返 済 を 通 じて企 業の 手 許 資 金 を減 ら し.経 営 吝の自 山 裁 量の 余 地 を狭 める か らである.た だし,こ のよ う な 負債の ガバナ ン ス機 能は,
過乗i瞶 務 を抱える日 本 企業に は働かなかっ た とみる べ きであろう.
18
企 業の 投資 行 動 と 業 績 評 価
一ル が
備え るべ き属性を分析 し よ う,
エ イジ ェ ン ト (管理者)は, 2 期 間(t= 1,2)に わ たっ て 同一の
投資機会を も ち, 各期首にその 期の 経 済環境 を 予 測す る情 報St に基づ い て投 資 する か 否か を決 定する4.投 資 した場 合, 期 末
にペ イ オフ (業績)ytが 実 現 し, 投 資 し ない 場 合は ゼ ロ のペ イ オ フが 実 現 す る. ytは, 次 式に 示 さ れる よ うに, Stだ けで な く投資 した後に実現す る撹乱 要 因 et に よっ て も確 率的に変 動す
る.
yt=St十et
(1)
確 率変 数st とet は, そ れ ぞ れ,
high
(H
)かlow
(L
)の い ずれ か の値に なり, そ の実 現値 と確 率p (・)を 次の ように仮 定 す る.StH =
1StL
=− 1
etH =
5etL
=−
5
P (StH )=
0
.5
P (s,
L)− O .5
p
(etHlG )=0.8p (etLlG )=
0
.2P
(etHlB )=O.2p (etLlB )=
0
.8
こ こで ,
G
(good
>とB
(bad
)は管理者の 能力 水準 を表 し, et の分布 は,上式の ように,G
とB
の 条件 付確 率と して 定 義さ れる .期 待ペ イ オ フは ,管理 者 の能力が
B
よ り もG
で ある ときに高 くな る5.た だし,2
期問 を 通 じ て能 力は 一定である が,G
か B の い ずれ である か は不確 実で あ り,G
(有 能)で ある確 率Pt
を第1
期 は0
.5
と仮定 する (P1
=0
.5
). 管理者 自身 も自分の 能力 水 準 を知 らず, この確 率信念を共有 し て い る もの とする.第
1
期 に投 資が行わ れる と,プ リン シ パ ル は 第1
期 末にy1 とs1 を 観察 し,(1
)式 に従い el の 実 現値 を 誤 り な く 推 定 す る .e1 は能 力 情 報 を 伝 達 す るか ら, 事前 確 率 p1 は その 内 容 に 応じて,次 式 (ベ イ ズ 定 理)に従っ て事 後確 率
p2
(第 2 期の 確 率信念) に修正 さ れ る6.p2
+ =p
(elH ,G
)/p
(e1H )= 0 .4
/0
.5
=0
.8
p2
− =p
(e1L,G
)/p (e1L )=0
.1
/0
.5
=0
.2
p2+ (p2つ は ,投 資 が 成 功 (失 敗)した と きに管 理 者 が 有 能 と判 断 さ れ る 確 率であ り,上 式は, 投資が 成 功 (失 敗)し た と きは ,そ れ が増 加 (減 少) する こ と を示 し て い る.第 1 期 に投資し ない 場合 の確 率 信念をp20 と表す と, そ の場 合 に は 能 力情 報が伝達 されず , 情報に よ る学 習 機 会が ない ため, 確 率信念 は修正 さ れ ない .し た が っ て ,
p20
=p1
と なる.Pt
の も とで の et の 期待 値
E
(et1
’Pt)は次の ように計 算 さ れ る .E
(etlG )=p (etHlG )etH +p (e,LlG )etL =O
.8
(5
)+02
(−5
)=3 E
(etlB )=p
(e,HIB )etH +
p
(etLlB )etL = 0 .2 (5 )+O .8 (− 5 )= − 3 E (etl
p
七)=ptE
(etl
G
)「ト(1 −pt
)E
(etl
B)=pt
(3
)+(1 −pt
)(−3
)=6pt
−3
さて ,各 期の投 資 決定 は どの よ うに な さ れる で あろ うか .後 戻 り帰 納 法に従 っ て 第
2
期の決 定問 題 か ら 分 析 し よ う.シ グ ナル s2 の も とでの 第2
期の期 待ペ イ オ フE
(y21s2)(=s2 +E
(e21p2))は次式になる.
E
(y21s2H )=1
+6P2
−3
・6P2
− 2E
(y21s2L )一 ・− 1+6p2 − 3= 6p2 − 4上 述 し た ように,p2 の 値は第
1
期の 投 資決 定 とそ の 結果 に応 じて変わる か ら, 第2
期の 最適4Sr は,以 下に述べ る ように事 後的に は業績 評価 情 恨と して機能する が ,プ リン シパ ル がエ イ ジ ェ ン ト に投資の 決 定権限 を委譲 するの は,
エ イ ジェ ン ト し かこ の 1意 思 決 定 情 報 を 入 手でき ない か らである.
5E (y,IG)一・3 >E (ytlB)≡−3.な お, E は,以 下,工眄侍 値の演 算を表す.
6p 〔elH ,G)=p(e1”
IG
)pl=0.4 p(elH, B)=p(eiHlB )(1−11}=e.1 p(e1H )=p(巳1日,G)十 p(e払B)=O.5p(elL , G)=p〔elLIG )p1≡0.1 p(elL ,B)≡p(e1LIB )(1−p1)≡0.4 p(elL)=p〔eiL,G)十p(e】
L,B)=0.5
19
管理会 計 学 第8巻 第1・2 合併号
な 投資決 定 とそれ が もた らす 期 待 ペ イ オフ は次の よ うに なる. (第 1 期 に投資し, 成 功した場 合) :
E
(y21s2H ,p2
+)=6p2
+−2
・ ・6
(0
.8
)−2
・・2
.8
>0
→ 投資するE
(y21s2L ,p2
+);6p2
+ −4
=6
(0
.8
)−4
・ ・O
.8
>0
→ 投 資 する第
2
期の期 待ペ イオ フ :E
(y21p2 +)=0
.5
(2
.8
)+O
.5
(0
.8
)=1
.8
(第1
期 に投資し, 失敗 した場 合) :E
(y21s2H ,p2−)=
6p2
− −2
=6
(0
.2
)−2
=一 一1
.8
<O
E (y21s2L ,p2−
)=
6p2
− − 4= 6 (0 .2)− 4 =− 2 .8< 0 第2
期 の期 待ペ イ オ フ :E
(y21P2
−)=0
(第
1
期 に投 資 し な か っ た 場 合) :E
(y21s2H
,P20
)=6P20
−2
=6
(0
.5
)−2
=1
>O
E (
y21s2L
,p20
)=6p20 − 4 =6(0 .5
)− 4 =− 1<0
→ 投 資 し ない
→ 投資し ない
→ 投 資す る
一 投 資し ない
第
2
期 の期 待ペ イ オ フ :E
(y21p20 )= ・O
.5
(1
)+0
.5
(0
)=O
.5
y1や s1 に 関す る情 報が労 働市場 に伝 達さ れ る と,合理 的 予 測 能力 を備 えた市場参加者は第
2
期 投 資が 上記の ように決 定さ れる こ と を誤 りな く予 測 する .期 待ペ イオ フ
E
(y21p2 ) は管理者の 人 的資本 (能 力)が 生 み 出 した もの で ある か ら, 市 場は 当 該ペ イ オ フ で もっ て 人 的 資 本 価値
z2(p2)を 評価 す る.別 言すれ ば, 市場参 加 者が こ の管理 者 を雇うとする な らば,’
第 1 期の 業績
に応じて, z2(p2+)= 1.8, z2 (
p2M
)= O , z2 (p20
)= 0,5 とい う報酬 を支 払 うであろ うか ら, z2(p2
)は管理 者 の市 場価値 を表 すと解 し うるの で ある. 後戻 り帰納 法によ れ ば,こ れ らの値 は最初の投 資決 定 時 点 で予 測 で きるか ら, 第
1
期 に投資す る 場 合と投資 し ない 場 合 の市 場 価 値 の期待 値は それ ぞ れ次の値になる.投 資す る場 合 :
E
(z2(P2
))=p
(e1H )z2(P2
+)+P
(e1L )z2(P2
つ;・O
.5
(1 .8
)+0
.5
(0);O
.9
投資 し ない 場合 :
z2 (
P20
)=z2(Pl
)==O
.5
し た が っ て,次の関係が 導か れ る7.
E (z2 (
P2
))> z2 (P1
) (2
)以 上の 枠組み の も とで , 管理者 報酬の論議 に移ろ う.単純化の た め, 各期の 報酬は期首に先
払 さ れ る と 仮 定 する と, 第
1
期の 報酬w1 は,業 績 晴報が 存在しない か ら,固定額になる.ゆ え に以 下 の論 点は ,第2
期の報酬体 系を どの ように デ ザ イ ンす る か に絞 ら れ る.最初に , ス ポッ ト取 引を 想定 して報 酬 を市 場価 値で 支 払 う契約 (w2 = z2 (p2)) を分析 し よう8.
報 酬が 市場の 評価で 決まる とす るな らば, 第
2
期に同一企業 に残 留する か他 企業に 移る か は管 理者に とっ て 無 差別な 選択 と なる . し た が っ て ,移転コ ス ト が なく企業 間を 自由に移動 で きる 市場 を前 提に する と, この場 合の2
期 間 契 約 は実 質 的に は各 期 独 立の 1期 間契約 となる. し た が っ て ,以下 こ れ を短 期契 約 とよ ぶ。 契 約の 短期 性は第1
期の投 資決 定に どの ような影響 を与える で あろ うか.(
2
)式は投 資 し た と きの 期待 報酬が投 資 しない と きよ りも大 き くなる こ とを示 してい る .したが っ て , 管 理 者 の リス ク回 避の 度 合 い が そ れ ほ ど大 き くな け れ ば, シ グ ナ ルs17E (z2 〔h))−z2(
翫)は,第1期 投 資 が も た ら す 業 績 情 報 か ら管 理 者の能 ノ」を 学 習 して.こ れ を 第2期の投 資 決 定に活 用した 桔果 とし て獲 得さ れ るもの である か ら,人 的 資 本の 正味 価 値 を表す.他h’.能 力 情 報に よっ て投 資 決 定 を 改 善でき ない とき には,この値は ゼ ロに な る.し た がっ て. .般式で は.(2)は ≧ で成 立 する.
な お.Sd と eIの 確 率 分 布 を一一般 式で定 義 し た 場hにも(2)は 成 立 する.な ぜ な ら ば.E(e21p2 )が p2の線 形関数であ り,z2(p2)は, s2 +E
(e21p2 )とy2≡O のいずれ かJtきい方の値を と る合 成 関 数 すな わ ち, E (s2 +E(e21p2 )
1s2
+E(e21p2 )≧Olであ り.凸 関 数 に なるの で ,Jensen の 不等 式に より,E(z2(p2 ))≧z2〔E (p2 ))とな る一方. E (p21p1>≡pl〔マ ーチ ンゲ ール) と な る か ら である.
sHolmstrom and Ricart i Costa[13】は.この ケース を契 約 が 存 在 し ない場 合 と 位 署i↓けてい る. 20