Raifu sutairu ni kansuru LCA bunseki : risaikuru niyoru CO2 sakugen kanosei no kenkyu
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(2) ライ フス タ イル に 関す るLCA分 析 ∼ リサ イ クル に よ るCO2削 減 可 能性 の研 究 ∼. No.G-94. 岡 石. 村 谷. 智. 仁 久. 松 吉 疋. 橋 田 田. 隆 好 浩. 治 邦 一 学 振 未 来 WG2-32.
(3) ライ フス タイル に 関す るLCA分 ∼ リサ イ クル に よ るCO2削. 岡村. 析. 減 可能 性 の研 究 ∼. 智仁 、石谷 久、松橋 隆治 、吉 田 好邦 、疋 田 浩一. 2000年4月. キ ーワ ー ド LCA、 産 業 連 関 分析 、飲 料 容器 リサ イ クル 、. 概要 我 々 人類 は 、 現在 、 様 々 な環 境 問題 に直 面 して い る。 多 くの地 球 環 境 問題 は 、 第2次 世 界 大戦 以 降 の科 学 技 術 を主 体 と した 文 明 の も とで 、人 々が利 便 性 を 追 求 し、大 量 生 産 ・大 量 消 費 ・大 量 廃 棄 の ライ フス タイ ル を構 築 した こ と と、それ を支 え て き た 産 業 が 主 な要 因 で あ る。従 っ て、様 々 な環 境 問 題 へ の 対 策 と して 、環 境 へ の負 荷 の 少 な い ライ フ ス タ イ ル へ の 転 換 と、それ に対 応 す る 新 た な商 品 開 発 や 社 会 経 済 シ ス テ ム の構 築 が求 め られ て い る。 本 研 究 で は 、ま ず 、 ライ フ ス タイ ル に直 接 関 わ る産 業 のCO. 2排 出 量 を産 業 連 関表 よ り算 出 ・考. 察 した。 次 に 、 近 年 増 加 傾 向 に あ り、す っ か り我 々の 日々 の 生 活 に定 着 した1回. 使 用 の飲 料 容. 器 ( アル ミ缶 ・ス チ ー ル 缶 ・ペ ッ トボ トル ) を対 象 に 、そ の リサ イ クル に 関す る調 査 をお こない 、 CO 2排 出 量 の 基 礎 と な るエ ネ ル ギー 消 費 に 関 す るデ ー タ を容 器 の リサ イ クル 工 程 に 沿 っ て 収 集 ・解 析 し、環 境 負 荷 の削 減 効果 をCO. 2排 出量 の削 減 量 とい う形 で 算 出 した。 ま た、 リサ イ ク. ル し再使 用 す る回 数 を増 や した場合 の 各 飲 料 容 器 のCO. 2排 出量 削 減 効果 につ い て も検 討 した。. そ の 結 果 、 全 て の飲 料 容 器 リサ イ クル に お い て 、 リサ イ クル をお こな っ た ケ ー ス の 方 が 、 お こ な わ な い ケ ー ス よ りもCO のCO. 2排 出量 は削 減 され る とい った 結 果 が 得 られ 為. ア ル ミ缶 リサ イ クル. 2排出 量 削 減 効 果 に つ い て は 、アル ミ地 金 を全 て ボ ー キ サ イ トか ら製 造 す る と した 場 合 が 、. アル ミ缶1kg当. た り1964.8(g-c) 、 アル ミ地 金 を1996年. の海 外 輸 入 ・国 内 生 産 に合 わ せ た場 合. が 、1233.0(g-c) で あ った。 スチ ー ル 缶 リサ イ クル は 、261.3(g-c) のCO. 2排 出量 削 減 量 で あっ た。. ペ ッ トボ トル リサ イ クル に つ い て は 、使 用 済ペ ッ トボ トル か らPET樹. 脂 が 再 生 され る とい っ た. マ テ リアル リサ イ クル と、使 用済 ペ ッ トボ トル を燃 焼 させ て 物 質 に含 有す るエネ ル ギ ー を利 用 す るサ ーマ ル リサ イ クル の2ケ ル1kg当. ー ス を想 定 して 分析 した。 マ テ リアル リサ イ クル で はペ ッ トボ ト. た り458.9(g-c) 、サ ー マ ル リサイ クル で は、 発 電 時 の発 電 効 率 を15%と. 83.9(g-c) 、発 電 効 率 を22%と. した ケ ー ス が151.6(g-c)、 発 電 効 率 を30%と. した ケ ー ス が した ケ ー ス で は.
(4) 228.9(g-c) のCO. 2排 出量 削減 量 で あ る とい う結 果 が 得 られ た。 ま た、 リサ イ クル 回数 に つ い て も、. 回 数 を増 や せ ば増 や す ほ ど、 容器1個. 当 た りのCO. ミ缶 ・ス チ ー ル 缶 ・ペ ッ トボ トル の順 に 多 か っ たCO で 、 ア ル ミ缶 が 最 もCO. 2排 出量 は 削減 され 、 新 規 容 器 製 造 で は アル 2排 出 量 が 、 リサ イ クル 回 数 を増 や す こ と. 2排 出 量 が 少 な くな る とい った 結 果 を得 た。. 以 上 の結 果 か ら、 飲 料 容 器 の リサ イ クル は確 実 に、 地 球 温 暖 化 や 酸 性 雨 な どの環 境 問題 の 要 因 で あ る 二 酸化 炭 素 の排 出量 を 削減 す る こ とに つ な が る とい った こ とを結 論 で き た が. 、現 代 の社 会 で は コ ス ト面 を重 視 す る あ ま り、コ ス トが余 計 に か か っ て しま うい わ ゆ る リサ イ クル 活 動 が推 進 され て こ なか った。 しか し、ごみ 減 量 化 や リサ イ クル に関 す る論 議 が 各 方 面 で 盛 ん にお こな われ 飲 料 容 器 に関 して も1997年. ( 平 成9年 ) に 「 容 器 包装 リサ イ クル 法」 が施 行 され る とい っ た社. 会 の動 き も出 て きて い る。今 後 、様 々 な分 野 で リサ イ クル に 関す る活 動 が盛 ん に な り、我 々の ラ イ フ ス タ イル が環 境 に優 しい もの に転 換 され 、そ の よ うな生 活 様 式 に対 応 した社 会経 済 シス テ ム が 構 築 され る こ とが 、21世 紀 に向 け て 、後 の 世 代 に住 み よ い環 境 ・ライ フ ス タ イル を残 して い く とい っ た我 々 の最 低 限 度 の 使命 で あ る と考 え る。. 、.
(5) ライ フス タイル に関す るLCA分 ∼ リサ イ クル に よるCO2削. 岡村. 析. 減 可能 性 の研 究 ∼. 智仁*、 石谷 久*、松橋 隆治*、 吉田 好 邦*、疋 田 浩一†. 2000年4月. 第1章. は じめ に. 我 々人 類 は 、現 在 、様 々 な 環 境 問 題 に 直 面 して い る。 多 くの地 球 環 境 問 題 は 、第2次 世 界 大 戦 以 降 の 科 学 技 術 を主 体 と した 文 明 の も とで 、人 々 が 利 便 性 を追 求 し、大量 生産 ・大量 消 費 ・大量 廃 棄 の ライ フス タイ ル を構 築 した こ と と、そ れ を支 え て き た産 業 が 主 な 要 因 で あ る。従 っ て、様 々 な環 境澗 題 へ の対 策 と して 、環 境 へ の負 荷 の少 な い ライ フス タイ ル へ の転 換 と、そ れ に対 応 す る 新 た な 商 品 開発 や 社 会 経 済 シス テ ム の構 築 が 求 め られ てい る。 本 研 究 で は 、ラ イ フス タ イル に 直接 関 わ る産 業 のCO. 2排 出 量 を産 業 連 関 表1)よ り算 出 ・考 察 し. た。ま た 、近 年 増 加 傾 向 に あ り、す っ か り我 々 の 日々 の 生 活 に定 着 した1回 使用 の飲 料 容 器 ( ア ル ミ缶 ・スチ ー ル 缶 ・ペ ッ トボ トル ) を対 象 に 、 そ の リサ イ クル に関 す る調 査 をお こな い 、CO 2排 出 量 の 基 礎 とな るエ ネ ル ギー 消 費 に 関 す るデ..ョ.タ を睿 器 の リサ イ クル 工程 に 沿 って 収集 ・解 析 し、 環 境負 荷 の 削減 効 果 をCO2排. 出量 の 削減 量 とい う形 で 算 出 し鶴. 使 用 す る回数 を増 や した 場 合 の 各 飲 料 容 器 のCO. 第2章. 研究手法. 2.1. 産業連関分析. ま た 、 リサ イ クル し再. 2排 出 量 削 減 効 果 につ い て も検 討 した。. 産 業 連 関表 の 部 門iか ら部 門 」へ の 中 間投 入x勾 を部 門iの 総 生 産Xiで 割 った 値 為/凶 を 垣 成 分 とす る行 列 をAと して 、総 生産 量 をXと す れ ば 中 間投 入 の 部 分 はAX≧ 書 け る。 Aの 勾 成 分 は 部 門jが1単. 位 の生 産 をす るた め に必 要 な 部 門iか らの 投 入 量 を表 し、投 入 係 数 と呼 ばれ. る。 した が っ て 、産 出 のバ ラ ンス 式 ( 中 間投 入 )+( 最 終 需 要 )=( 総 生 産 ) は :Fを最 終 需 要 ベ ク トル と して 、 AX+F,X. (1). で表 す こ とがで き る。 この 式 を総 生 産 量Xに. つ い て解 く と、. 鸞 躑諜. 贍. ★ 壷▼. 1.
(6) X=(1-A) とな り、総 生 産 量Xが. 一1F. (2). 最 終需 要 :Fの線 形 関 数 で 表 され る。係 数 (1-A)'1を投 入 逆 行 列 と呼 び. そ の 勾成 分 は部 門jの1単. 、. 位 の最 終需 要 に対 して 部 門1が 直 接 間接 に 産 出 す るす べ て の 生産 量. を表 して い る。 2.2. リサ イ ク ル ベ ク トル の 導 入. 産 出 のバ ラ ンス式 x=Bo-1. (2)を. f. Bo=1-A. (3). と表 せ る。 このバ ラ ン ス式 に リサ イ クル ベ ク トルbを 導 入 す る と、 Bo(x十 △x)十 θb=f. (4). とな る。 こ こで △xは 総 生 産 の 変 化 量 、 θは リサ イ クル ベ ク トル の 導 入 単 位 量 を 表 す 。 式 (3) よ り式 (4) は、 △xニ ・一 θBo一 】b. (5). と変 形 で きて 、 △xは 、 生 産 量 変 化 を表 す 。 よっ て 、環 境 排 出物 質 の変 化 量 を△yと す る と. 、. △Y=. θEBo一'b十. θe. (6). とな る。 こ こで 、Eは 環 境 排 出物 質 の換 算 行 列 、eは リサ イ クル ベ ク トル か らの 直 接 排 出物 質 量 を 表 す。 本 研 究 で は 、上 記 の 式 く6) よ り、 リサ イ クル 効果 を 定 量的 に評 価す る。 また 、 環 境 排 出 量 を算 定 す る に 当 た っ て は 、 リサ イ クル ベ ク トル 導 入 に よ る石 炭 、 石 油 、 天 然 ガ ス の 生産 変 化 量 か らCO2排 表1. 第3章. 出 量 に換 算 した。 そ の 際 に使 われ る数 値 を表1に 示 す. 。. 石 炭 ・原 油 ・天然 ガ ス の 生 産 者 価 格 ・エ ネル ギ ー密 度 ・CO 2原 単 位. ライフスタイルと環境問題. この章 で は、今 日の 我 々 の ライ フ ス タ イ ル を衣 ・食 ・住 に 分 け、各 分 野 が どれ ほ と環 境 に影 響 を与 えて い るの か を分 析 した。 分 析 の方 法 と して 、1990年 ( 平 成2年 ) 産 業 連 関 表 を用 い て 、環 境 へ の影 響 の 内 、 特 に最 近 問題 ・話 題 に な っ て い る地 粛 尉暖化 ・酸 性 雨 な どに影 響 す るCO. 2排. 出 量 に つ い て着 目 して 考 察 した。 3.1. 衣 生活 と環 境. 衣 の 分 野 の環 境澗 題 を考 え る場 合 は 、衣 服 の場 合 、繊 維 製 品 の も とに な る原 料 繊 維 の 資 源 問題 、 繊 維 素材 か ら繊 維製 品 を製 造 す る段 階 に お け る問 題 、繊 維 製 品 を消 費 す る段 階 で の 問題 の 大 き く 3つ に分 け る こ とが 出 来 る。今 回 は 、衣 服 の ほ か に も、履 物 、ベ ル トな どの 装 飾 品 に つ い て も合 わせ て分 析 して み た。. 2.
(7) 3.1.1. 原 料 繊 維 と環 境. 繊 維 に は 、綿 、麻 、 羊 毛 、絹 、生 糸 、パル プ な どの天 然 繊 維や 、石 油等 か ら科 学 的 に 合 成 して作 る合 成 繊 維 、 さ らに は再 生繊 維 な どが あ る。 そ こで 、産 業 連 関表 か ら、 主 な 各 部 門 のCO2排. 出. 量 を生 産 額 百 万 円 単位 、年 間排 出 量 と分 け て 示 す 。 4000000. 3000.0. ㎜. ㎜. ㎜. ︵ ﹂OO>\OI剃 ︶ 凵咽ヨ難 NOO謳 丗. 囓臨 姻 1890.2. 觚. ㎜ 1499.9. 1819278. ㎜. 黼■. 瞞鵯. 毓嬰. 一. {. 置 繖. 黜嚶. 2. 響縣. 0. ㎜. ㎜. ㎜. 瀛. ♂. ㎜ 500000. 830.2. し 尸 ヨン・ アセテ→. 図1原 3.1.2. 料繊 維の各部門のCO2排. S. ︵ER 睡 \o﹄ ∠︶ 劇 田誉 OOe 衾 罰 E R ロ 黶 遡 釧 週. ㎜. 25829 3xOOOOO. 0.0. 出量. 繊 維 製 品 と環 境. 繊 維 な どの原 材 料 を生 産 加 工 し・製 品 を作 る為 に は エ ネ ル ギ,_.が 必 要 で あ る。 ま た 、繊 維 製 品 の 場 合 、 洗 濯 ・ク リー ニ ン グ とい っ た消 費 段 階 も見 逃 す こ とはで きな い。 図2・ 図3で 取 り上 げ た 部 門 は 、原 料 繊 維 を製 造 す る過 程 か ら、最 終 的 な 製 品 に加 工 され るま で の 全 工 程 で の ¢02排 出 量 を算 出 して い る。 3.2. 食 生 活 と環境. 食 の分 野 に お け る環境 問題 は 、主 にそ の 国 の食 生 活 と大 き く関係 して い る。日本 を 例 に した場 合 も、高 度 成 長 期 以 前 まで は、それ ほ ど環 境 問 題 は生 じて な か っ た はず で あ る。 日本 の 食 生 活 の変 化 で は 、外 食 が 増 えた な どの食 の 外 部 化 や 、流 通 面 で 食 品 の購 入 場 所 が量 販 店へ と重 点が 移 っ て き て い る な どの変 化 が挙 げ られ 、この よ うな食 生 活 の 変 遷 が 、環 境 に与 え た影 響 を 考 察 す る為 に 、 食 生 活 の 各 部 門 のCO2排 フ を図4∼6に. 出 量 を算 出 した。 こ こで は 、 年 間CO2排. 載 せ る。. 3. 出量 の上 位24部. 門の グラ.
(8) O ㎝ 3. ㎜. 3500000. ゆ. ぼ覊繕i幽. 3169982. 0. 灘. rw. 之 U2500000. ㎜. 30000008. ︵庄R血\。﹄議 祀誉 OOe衾 訓Ek匝黶 遡矧坦緋. 4000000. 彗. 毳. 壬12000000. 0. ㎜. 咽 ご 1287.5. f,. 蓼. 0. 01500000 U. ㎜. 5 1161738. 6嬲. 500000. 胤 綿・ スフ織 物. 63463 t_一 」口矚剛.__⊥._. _」 嚠 勸. 絹 ・人絹 織 物. 図2. 525.4 '丶 567.7. その 他の 織 物. 97771 一 一一L」■ '1_... 犀.一..⊥_. ニット製 品. 繊維製品の各部門のCO2排. ◆. 衣服. αo. 0. 覆. 7. 875.3. 772.3. ㎜. 廿1000000. その 他の 衣 服. 出量 ( その1) αo 鋤. 40000. L一一 一92避 出量_一_. Qo ㎜. _1. 2500000. i ..,. 0 0. 50 1. 咽 丑2000000 91500000U. 0 α 0 0 1. 24.1 918.0. 683.8 丗1000000. 572.8. .0. 619.7. 880044. 412 つ 00 ﹃0. 500000. 314610. じゆうたん等. 図3繊. 製縞・ 寝異. 232847217。1329325580$. .圏 一豐6 その他. 亅 鬮__■. ゴム製履物. プラスチック製履物. 維 製 品 ・サ ー ビスの 各 部 門 のCO2排. 腦__園__ 革製履物. _ かばん等. αo. _臘. 0. 3.3. ︵ER 掴\o﹄潔︶ 嘱 缸 撃NOOe⊃翼荊 ER ㎞ 冒 黶 削 釧坦 暑. 摩雛蠶1雲 面IJ. 全3000000 co 之. oo 励. 3500000. 洗濯桑等. 出量 ( そ の2). 住 生 活 と環 境. 建 設 活 動 が地 球 環 境 で 占め る害哈 は大 き く、建 設 業 協 会 の 調 査 で は 、日本 の建 築 物 の 建 設 ・ 運用 ・ 維 持 管 理 に関 わ っ て放 出 され るCO2量 炭 素 量 の25%に. は 、炭 素換 算 で 年 間7,100万. トン、 日本 全 体 の 放 出. も達 す る と推 定 され て い る。 この うち 、建 設 段 階 の鉄 とコ ン ク リー トに関 わ る. 4.
(9) も のが 我 が 国 の7.1%を. 占め て い るの に 対 し、木 材 か らは0.07%と. 明 や 空 調 な どの運 用エ ネ ル ギ ー が16%と 宅 よ りもCO2放. 極 めて 低 い。 ま た 、照. 大 き くな っ て い る。ま た 、集 合 住 宅 の 方 が 一 戸建 て 住. 出 量 が 多 い。 この よ うな こ とか ら、 戦 後 の 、 和 風 建 築 か ら洋 風 建 築 へ 、 一 戸建. て 住 宅 か ら集 合 住 宅 へ 、とい うよ うな建 築 ・生産 様 式 の 変化 が 地 球 環 境 へ の負 荷 を増 大 させ て い る と考 え られ る。 図7に 住 生 活 の 各 部 門 のCO2排. 出 量 の グ ラ フ を載せ る。. 4000000. aooo.o. ㎜ ㎜. ㎜. ︵ ﹂ 8> \ o ム︶ 咽ヨ難N OO魃廿. ㎜. ㎜ ㎜. ㎜. 6720. ㎜ 5㎜. 4 500000. 0 沿岸・ 沖a・ 遮洋湖喋. 湘康魚介薮. 図4. 墳涼飲料. 轍. その軸の食料晶. 食 生 活 の 各 部 門 のCO2排. 幽. 薬子顕. 出量. 驃. ︵ 圧R掴\o ﹄メ ︶ 咽ヨ撃N OOeひ喫罰ER睡黶削姻坦暑. 跏. 3500000. o.o. ( そ の1). ㎜. ㎜. ㎜. ㎜. ㎜. ㎜ 腹味料. と畜. 805川. ㎜. ㎜. 978943. ㎜. ㎜. 983037. 卩. 0 米. 図5. 塩 干・ く ん鵬. ビ→ レ. 食生活の各部門のCO2排. 5. その椎の水度食品. 't4匿. 出量 ( その2). 嬾. QO. ︵﹃亠h汽㎞凹\oI図潔︶ 咽 ヨ 難 NOOe ⊃翼 罰 E R 植 黶 削 姻 週 耕. 鋤. ㎜ ︵ ﹂ 8>\o 亠︶ 圍 咽缸難N◎O謹吐 W. 1165140.
(10) ㎜. 3000.0. ㎜. 巳 R睡 \o﹄﹂︶ 咽 丑 準NOOe ⊃剥 嶄 Eに 口 黶 削 矧坦 0 0 0 0. ㎜. ㎜. ㎜. ㎜. ㎜. ㎜. ㎜ 0. 醯. 鯉敷・ 寿司・ 弁当. 茶}七 一. 図6 3.4. ㎜. ㎜ ︵ ﹄ 8> \o亠︶ 刺 翌粒NOO踵丗. 韆轟嶼. 滴面養殯業. 製粉. 食生活の各部門のCO2排. 鯉慶. 置. 肉加ユ贔. 練り製品. o.o. 出量 ( その3). 娯 楽 と環 境. 娯 楽 活 動 の面 で も、様 々な 興 く 設 が建 設 ・運 営 され て い る が 、最 近 で は屋 内 の施 設 が 増 えて き て い る為 に、 空 調 や 照 明 な どに よ るCO2排 現 在 (1990年. 出 量 が 増 えて きて い る こ とが 予想 され る。 そ こで 、. ) の娯 楽 活 動 に 関 連 して い る と思 わ れ る部 門 のCO2排. 出量 の グ ラ フを 図8に. 載 せ る。 12000000. sooo.o. 11254878. 跏. 一}「. 圧 R阻 \o﹄ ぎ︶ 劇 丑準 NOOe ⊃翼 罰 E R 囮 糲 剃 州 週 0 0 0 0. 1』 証扁 ;碍 霜 三一}一一…. 10000000. 1. ㎜. ㎜ ㎜. ㎜. 6440954 5266402. ㎜. ㎜. ︵ ﹂8 >\o占 ︶ 嘱 丑 撃 創OO諢. 一.一1 一一二 難 鰭 顎 『畔 糎 『 塋塑 讐一1. 930.5. ←. 2000000. 561 .2. ・一…一 一一一牽. 跏. 551.9. 761.9. 31.3 544.9. 440021一 一 一. 0 木製家其等. 木艇瞳具. 438.E. 一 豐E圏_h一 一 …一 その他の木製晶. 図7. 24. 金虞製家異等. 住宅麹築〔 木造). 住宅麹無 非木造). 住生活の各部門のCO2排. 6. 出量. 餓 補修'. 畳・ わら加工品. 0.0.
(11) … 一『㍗.一一.1. ウ麁. 2500000 -. 鵬. -. ㎜. ﹃ 0. 伽. 0. 。. 譎 ヨヨ2000000 N. 羞 廿1000000. 9.6363. .3. 500000. 10135146028書. 凋. 塑 蕾. 0. 映画館. 劇場・ 與行場. 図8. 第4章 4.1. 遊獻場. ㎜. ト豊r堕 轡 壁1. 里. ︵ER組 \。﹄名︶唄 田讐 8 e翁 罰 ER恤層 艇 州週 暑 0 0 0 0. 査. 2. 「i勳 陣 蘭CO2出. 鵬. 3821348. 3500000. O. oo 30. 4000000. 競輪・ 競馬等 運動競技場等 その他の娯楽. 娯楽の各部門のCO2排. 出量. 飲 料 容 器 リサ イ ク ル に つ い て のLCA 各 飲 料容 器 の リサ イ ク ル の 現 状 4.1.1. アル ミ缶 リサ イ ク ル の現 状. 日本 で は 、飲 料 容 器 と して 、ア ル ミ缶 よ りスチ ー ル缶 や ガ ラ ス ビン が長 い 間優 位 を保 って きた が 、近年 、地 球 環 境 保 全 ・資 源 の 有 辧1亅用 ・ごみ 処 理 費 の 削 減 な どの社 会 的 な 総 費 用 を長 い 目で 見 て 小 さ くす る観 点 か らアル ミ缶 の 良 さが 理 解 され 、使 い 捨 て 型 飲 料 容 器 の 中 で は ア ル ミ缶 比 率 が 高 ま りっ っ あ り、生 産 量 ・ .資源 化 率 も共 に年 々着 実 に上 昇 して お り、資 源 化 率 は1996年 は70%を. に. 超 え て い る。 4.1.2. ス チ ー ル 缶 リサ イ クル の 現 状. 長 い 間飲 料 容 器 の 中で は優 位 を保 っ て い た ス チー ル 缶 も、最 近 で は 、建 設 鋼 材 な どに しか リサ イ クル で き ない こ と、ア ル ミ缶 の よ うな 「CANTO. CAN」. の シ ス テ ムが 成 り立 っ てい ない. こ と、ス ク ラ ップ価 格 が アル ミ缶 に 比 べ か な り安 い こ と、ア ル ミ缶 よ り重 い為 、輸 送 コ ス トが 余 計 にか か って しま うな どの 理 由か ら、 生 産 量 は1994年. 7. を ピー ク に減 少 方 向 に あ る。.
(12) 300,000. 80. ■r引 アル ミ缶 総 顛 ■匚「1資源 化 量. 250,000. 豆 70. ヒCニコ亘 資.源些 率 60 ε200 喟. ,000 50§. w 蟹. ←. 150,000. 30健. ー. 罎1・. 重40 薩. 一 ●卜.一. 1. 富. __一. ・ρ・・. 20. 50,000. 10 0. 0. 87年88年89年90年91年92年93年94年95年96年97年. ( 出典 : アル ミ缶 丿サイクル協会、H10/06!16) 図9. 1,800,000. 繭 購. ア ル ミ缶 の 販 売 量 と 資 源 化 率 の 推 移. 90.0. 量. 1,600,000. 80.0. 1,400,000. 70.0. 1,200,000. 60.0 衾50. 1.000,000. ・v. 舉 劇. 800,000. 40.0聽. {爿. 600,000. 30.0. 400,000. 20.0. 200,000. 10.O. 挈. 0. o.a. 88年. 89年. 90年. 91年. 92年. 93年. 94年. 95年. 96年. 97年. ( 出典: あき缶処理対策協会、H10!06130) 図10 4.1.3 1982年 8%の. ス チ ー ル 缶 の生 産 量 ・資 源 化 量 の 推 移. ペ ッ トボ トル リサ イ ク ル の現 状. に食 品衛 生 法 が 改正 され てPETの. 伸長 が あ っ た が 、1996年. 清 涼 飲 料 へ の 使 用 が 認 め られ て か ら、年 率7∼. に業 界 の 自主規 制 が撤 廃 され 、ノ 亅 ・ 型 ペ ッ トボ トル (500m. 8.
(13) 1) の販 売 が 始 ま り、消 費 者 に受 け入 れ られ て い る こ とか ら、今 後 、更 に ペ ッ トボ トル の 需 要 が 増 加 す る と考 え られ る。 300,000. 一. 一. 騨. 一一一. _. 20.0 一. 18.0. 250,000 16.0 冖 一. ご200,000咽. 12・Oi∋. 「」. 走H 150 ,000 幽. 14.0. ー. 10.・ 攀. り. 8.0 回100,000. 6.0 一. 50,000. !im..1__.一 ,_.一 一 唱1. 0 1993年. 図11ペ. 4.2. 1994年. _.. 1晦. 1995年. 1996年. メ. .。一■ 隆. 7 nt壓. 一. 1998年. ッ トボ トル の生 産 量 と回収 率 の 推 移. 各 飲 料 容 器 リサ イ クル の フ ロー チ ャー トを 図12∼15に. 9. 示す。. 2.0 0.0. 1997年. 各 飲 料 容 器 リサ イ ク ル の 流 れ. 4.0. 回.
(14) アノ〃ミ畜 グザイクルの撤. り ザ イ う ル き 一タ ー. ↓磯 欝 シψ ツダ痢. ,'. -14. 1鰓. 、. 冠 ⊥. 卜. r4'. 廃棄物輸送. ,1. 鑿 鳶 ・ ミ地 金. メー カ ー. ,”. 図12. アル ミ缶 リサ イ クル の 流 れ. 10.
(15) ス チーノ〃缶 グザイク/Gの 渤. ごみ 」鱇. ・フ'/Gミ缶. ・ ズ チ ー ノレ缶. ア: ルξ缶 と共!ご猩 合回47. 継. F. 鑿. ト. 、. 一 ⋮ ⋮ }. . 肇. 廴. 倒 残 な し 慮 考 は 送 輸 の こ ※. 驫 [. 7. ︹. 送 輸 物 棄 廃. 均. '. 〆. 奄 煩 メー. 11. 鴬蒹 姦惚 加. ぬ 冠 ∼2. 靆. 嘩 よ 階 廿 輪 ・む 窮廿 量雌 遡. り ザ イ う ル セベ4タ ー. カー. チーノ 噛 リサイクルのILq1.. ”13ス. 雛. 幽 蜜1: 叢.
(16) Aoッん赤トノGマテグア乃 グザ'イクルの励. り廿イう儿セ. ンタ ー. i.. 〉 レ ノノ. 警 篳 ズ ー カー. 「 、、. ). レ'. 廃棄物輸送. 難ノ 図14ペ. ッ トボ トル の マ テ リアル リサ イ クル の流 れ. 12. 爨.
(17) ペ ツみボ 済ノ〃ザ ・ 一 マ`/Gザ. イ ク 〃'の渤. 馨. >. 焼却後 の灰 を輸送. 量蕊 こ) 図15. ペ ッ トボ トル の サ ー マ ル リサ イ クル の 流 れ. 13. 理. 均. リサ イ う儿. セ ンタ ー. ,'.
(18) 4.3. 輸 送 に お け るエ ネ ル ギL消 費. 本 節 か ら、各 飲 料 容 器 の リサ イ クル 効果 の 計 算 に入 る。 まず 、各 飲 料 容 器 が 消 費 され て 資 源 ご み と して集 め られ て か らの 回 収 や 、 リサ イ クル セ ン ター ・再 生 メー カー ・最 終 処 分 場 へ の 輸 送 に 必 要 なエ ネ ル ギ ー 消 費 量 を計 算 す る。. 4.3.1. 積 載 重 量 に関 す る デー タ. 各 自治 体 で の 資源 ごみ の 回 収 方 法2)を調 べ た 結 果 、使 用 され て い る車 種 は 主 に平 ボデ ィ車 とパ ッカー 車 の2ケ ー ス で あ る こ と よ り、今 回 の分 析 で は2tパ. ッカ ー 車 で 回 収 す る もの とす る。. 各 飲 料 容 器 の 見 か け の積 載 重 量 を次 の デ ー タ を基 に求 め る。 ●. 2tパ. ッカ ー車 の 容積 :4m3. ●. 1本 の重 量 :資 料 の デ ー タを500ml容. 器の重量に換算. ●. 見 か け容 積 :( 容器 の 容積 )*1.5(150%). (日本 生 協 連 合 会 デ ー タ よ り推 定). ●. 積 載 可 能 本 数 :4m3/( 見 か け容 積 ) ●. 積載 可 能 重 量 :( 積 載 可能 本数 )*(1本の 重 量) ●. 見 か け の最 大 積 載 重 量 :重 量 制 限 (と容積 制 限 の も とで 、2tパ. ッカ ー 車 に 何 トン載 せ られ. るか を示 す 数 低. 飲料容器を2tパ. ッカー車に積載 した場合の見かけの積載重量. ー. 表2各. ケ初 蠣鸞. ⊥一_一7セ 塑1 _2遜 塑[. 一. 25.4(8). ジ廟 磯の・ 乞 ∴ 騰 費. 毓' 晦mlΣi 50α卩 ・ ; 吐. 0.136(t). 50α釧. 0.107(t). 0.3810. .. ( 文 献3よ り). アル ミ缶 とス チ ール 缶 は 混合 回収 を想 定 す る ので 、今 後 回収 した 場 合の 体 積 比 ・重 量 比 を算 出 す る。算 出 の 際 に は、1997年. の ア ル ミ缶 ・ス チー ル 缶 の 国 内 販 売 量 と、表2の 見 か けの積 載. 重 量 の 値 を用 い る。 そ の結 果 を表3に 載 せ る。 表3ア. ル ミ缶 ・スチ ー ル 缶 を混 合 回 収 した場 合 の 体 積 比 ・重 量. 臨 詳翻1撫擁i 4.3.2. 輸 送 距 離 ・手 段 に関 す るデ ー タ. 各 飲 料 容 器 を 回収 して か ら、 リサ イ クルセ ン タ ーや それ ぞれ の 再 生 ・加 エ メー カー まで の 輸 送 距 離 ・手 段 を表4の. よ うに 仮 定す る。 計 算 で は往 復 で の輸 送 距 離 で 計 算 した。. 14.
(19) 表4. 輸送距離 ・手段の設定. 影 参 ㌶ 勝 ヴ貔 纏. ∴1鄰ll 纓. 邂 鯲. 4.4. _片. 道30({CCY1) 一」 ⊥1臆. ⊥L-2tiツ 蹴 」_. か 里 ■1α. 軽 迪 β巫 ゆ 少_1一. 薦簾 こ ・. 嶼 魎 )_L_省. 埴耀. 道100(km). ポデ働110tF7”Jク. 」tip申.3.5(km/1) …」一. ( 乎ポデ南. 軽 油3.5(㎞/1). 各 リサイクルエ程でのエネルギL消 費. 表5に 各飲料容器の リサイクル工程でのエネルギー消費量のデータを載せる。 表5. 各飲料容器の リサイクル工程でのエネルギー消費量. ● ア ル ミ缶 ・ ス チー ル 缶. 「. 丁掬 蒻 癌 一 厂k勸》 q∼1(kWh/tJ一 一 1〈電力〉α28(kWh/tJ一 一 k勸 ≧1蝋k遡 鉱. 顯 雛鰍 臨 議編ll篤 く 電 力>0.28(kWh/0. 蹴 靉趣. ン : ∫ 薗1・1≦勸 海 頭 塑=. 1〈 耡 <電. 〉〔 狸 叙kwo 力>469(kWh/tJ. 欝 一1韈辺i <石. 炭>17.87( ㎏/t). ス チー ル 缶1t. マ デ グフ%バ ランズ. ↓. 再 生 地 金 α855(O. ↓. 再 生 粗 鋼0.9678(t). ( 文献3,4より) ● ペ ットボ トル ( マテ リア ル リサ イクル ). 難捌飜難 ≦軍力≧199$(kWh/t). '; 錨1: 勉醐 墜 ・ ( 文 献3よ り). ● ペ ットボ トル ( サ ー マ ル リサ イクル ). 瞹臙 ( 文献3よ り、葛飾清掃工場 データ). 15. 攣デグフ%バ ラ1ン ズ 0.99 ↓ 0.81 ↓.
(20) 4.5. 環境負荷削減効果の算出. 4.3,4.4節. で示 した デ ,_., タを 基 に 、各飲 料 容 器 別 に 環 境負 荷 削減 効 果 を計 算 す る。産 業. 連 関 分 析 法 を用 い るの で 、各 工程 で の投 入 ・産 出 され る もの を金 額 ベ ー ス に換 算 して か ら、環 境 負 荷 削 減 効 果 をCO2排. 出 量 削減 量 と して 産 出 した 。. 表6に 投 入 され た エ ネ ル ギー源 ・製 品 を金 額 べ 一 ス に換 算す るの に用 い た値 を、表7に. リサイ. 響婁. クルす る こ とで 得 られ る製 品 を 金 額 べ ,_.ス に換 算 す る の に用 い た値 を示 す 。. 纏攜瀰驪 嬾. 表6. 各エネルギー源 ・製品の単位量当た りの価格. F. ゆ一 ⑩ω⋮ ωω﹁ ω隈. L 圭 TL ﹂ L !工. '飆. 臨 ; 翩. 106613(kl). 5089. 、 ∬1. 羅 鰍1吻. 一 }. 冖. 一L L ユ. 一. 1021600. 蓋吻. 嵶 観1178幽. 刊m3)1. …襯. 勵.∵ 囮435( 頁塞w明. 2.70*10^(. 一5X百 万 円 ハ). 5.12*10^(. 一5X百 万 円 刀). L-2.28*1.9^(. 52545. 一3239. ・ : τ. ■ 一一4.77*1.g^( 一5X百万 円/1). L-6232001 1638387ヨ 58310. 』 翻. i_8.35*.1¢ 」 _」. 294660. .2.27*10'^( 一5X百 万 円 万面 一1.03*1Q^←5X百. 万 円 ル¢. 0.91*10^( 一5X百 万 円 乃¢ 250*10^( 一5X百 万 円/Nm3 2.87*10^(. 13054255. 一5X百 力 再 ゆ 一 ( 一5X古 万 円 緬. 1.96*10^(. 一5X百 万 円/kg) 一5)(百 万 円/IWh). ( 文 献1よ り). 表7リ. サイクルで得 られる製品の単位量 当た りの価格. !謝 ; 鞠望飆1諜翻 ( 文 献1よ り). 4.5.1ア. ルミ缶 リサイクル. アル ミ缶のリサイクルを考える場合、新規アル ミ缶製造の際に使用されたアル ミ地金によって 場合分けを考える必要性がある。本研究では、新規アル ミ缶製造に使われたアル ミ地金を、以下 のような2ケ ースに場合分けして リサイクル効果を算出 した。 〈1) アルミ地金を全てボーキサイトから製造するとしだ船 `以下㈱ 壌 ) ボーキサイ トからアル ミ新地金を製造する場合は、殆ど海外のボ.._キサイ トの産地でアル ミ地 金に製錬されてから日本に輸入 されている。その際に使われる電力は、水力発電のものか石炭火. 16.
(21) 力 発 電 で発 電 され た電 力を使 っ て い るケ ー スが 多 い。そ こで 、金 属 鉱 業 事 業 団 の 調 査 な どに よ り、 海 外 で ボ ー キ サ イ トか ら製 造 され て い る アル ミ新 地 金 の 内 の55.3%が. 石 炭 火 力 発 電 で発 電 さ. れ た電 力 を使 用 して い る もの仮 定 す る。 今 回 の分 析 で は 、アル ミ缶 を 再 生 ア ル ミ地 金 に リサ イ クル す る こ とで 、海 外 で 製 造 され る アル ミ新 地 金 が代 替 され る と し、軽 減 され た分 だ け使 わず に済 ん だ電力 は 、発 電 に使 用 され な か った 石 炭 が 得 られ る もの とす る。また 、そ の他 の ア ル ミ新 地 金 をボ ー キ サ イ トか ら製 造 す る際 に投 入 され るエ ネ ル ギー 源 ( 表8) も、軽 減 され た 分 だ け得 られ る もの と した。 尚 、水 力 発 電 な どに よ る 電 力 は 、 今 回 の 分 析 で は考 慮 して い な い。 以 上 の 表4・5・6・8の. 数 値 か ら、各 リサ イ クル 工 程 で 新 た に投 入 す る も の は プ ラス の 値 で 、. 算 出 され る もの をマ イ ナ ス の値 に して 、 アル ミ缶 リサ イ クルbベ ク トル. (case1)を設 定 す る と、. 表9の よ うに な る。 表9の. リサ イ クルbベ ク トル と、1990年. 天 然 ガ ス の 投入 量 変 化 をCO2排 8(g-c)CO2排. 出 量 の 変化 量 に換 算 す る と、 アル ミ缶1kg当. 出量 が 削減 され る こ とに な る。. 糊 劃論臠. 表8. の 産 業 連 関 表 逆 行 列 を掛 け合 わ せ 、石 炭 ・原 油 ・. アル ミ新地金 をボーキサイ トか ら製造する場合のエネルギー消費量. r.朕. 二L'. 一α. 営. ・ 嬲壷 嬲r灘 莖釦 汀旧 8,900(kcal/1)1. 匸. 冒. ⋮. ぱ 岫、 ・ -匿. 一G ㎏ ⋮ 庵 ㎏ 、77 鰍 5. 9,800(kcal/1) 一[. 16&7(1但L1名. 幽. 堕1/lll. 10.4(kg/tJ」 一 」2,1( 臙 甲14釧. 157璽. 闘『. 9,200(kcal/1)1. ﹂. 鈩. 觝題 4 1 10 ⋮57. ザ“. 10aα㈹! _.33⑭1 一_340.1( ヒpL んU 皿G 3 1. 駒. 繹 α 墨 3緬. .. 舳. α欲ゆL塾. 一 型. 型. ㎏/P⊥. 三 一 一. 〇.005 α9引1・ 一q劃 3劃 2.125 0.125. 8,500(kcal/kg) 上. 1.338. z鮴cal蚓. 0.432. ゐ綴 烈1二 三嬲 i 1ゴ 蠡: i 1鬻輿 讐1聖 鯉1刃1獵 4,800(kcal/m3). 0.250. 9,800(kcat/m3). 0202. ( 文 献4よ り). 17. た り1964..
(22) 表9. アル ミ缶 リサ イ クルbベ ク トル (case1). フ%ミ卿 吻 勿物べ蜘 酢 緜 曲〃 ・. デ. L一 一並 蜘 ⑩1莇 円働 一2 .49*10^(. 一6)( 百 万 円 乃¢. 8.03*10^(. 一6)( 百 万 円/k9). ⋮. け ㍉・ ㌃ ⋮ ・ 一. 一4 .91*1(r←. '. 一 ﹁ . 一. ・ 一〆. l l ー [ ー l ー t﹁⊥. ゲ. 綴一 舳 綴 菰. 蕃轟饗 覊. こ 叢 携〃 ヂ ー蟆 ・. ρ)(百 万 円/kg). 一9 .37*10^(. 略 )(百 万 円/k9). 0.03*10^(. 略 )(百 万 円/kg). 一1.39*10^(. づ )( 百 万 円/kg). 一22. 、87*10^( 一6)( 百 万 円 ル¢. 一1 .11*10^(. 略 )( 百 万 円/kg). 一〇 .36*10^(. 一6)( 百 万 円 乃¢. 3.08*10^(. 一6)( 百 万 円/kg). (π) アルミ地金を1996年 の海 外輸入・国内生産め状滋 蔑合わせる場合(C8S@2) 表10に. 日本 の1996年. の アル ミ地 金 の 海外 輸 入 ・国 内 生 産 の状 況 を示 す 。表10よ. り、海. 外 か ら輸 入 され る もの は全 て アル ミ新 地 金 、国 内 で は全 て再 生 アル ミ地金 と仮 定 し、ア ル ミ新 地 金 はcase 1と 同様 に 、再 生 アル ミ地 金 か ら製 造 され た ア ル ミ缶 は リサ イ クル す る こ とで再 び アル ミ地 金 が得 られ る もの と して 、 (7)式 の よ うにア ル ミ缶 リサ イ クルbベ ク トル (case2)を設 定 す る。 bcacc2=:b】×0.61+b2×0.39. (7). bcave2:ア ル ミニ ウム 缶 リサ イ クルbベ ク トル (case2) b1: 海 外 か ら輸 入 され る アル ミ新 地 金 を代 替 す る際 の 投 入 ・算 出 ベ ク トル b2: 国 内で 生 産 され て い る再 生 アル ミ地金 製 造 の投 入 ・算 出 ベ ク トル. 表10. アル ミ地 金 の海 外 輸杁 ・国 内 生 産 の 状 況 (1996年. ). 1・1… 瀬 一 癩 聹毎弦緲 「1齢 碗厂一 ト 警4一. 二. 一_172,471…0.460.561.0. ㌦饗 髭 劃忍 糊 (日本 ア ル ミニ ウム 連 盟 ( 社) よ り). 18.
(23) 表11の. ア ル ミ缶 リサ イ ク ルbベ. ル ミ缶1kg当. 既#遊 訂 鱗. た り1233.0(g一. 劃 鬻. 表11ア. 一c)CO2排. ル ミ缶 リサ イ ク ルbベ. ヂー激llラ 弘 翻 麺. :L. 一 一. 一 一. 出 量 が 削 減 され る。. ク トル (case2). ∼ タ初 螂i額. 歩看 爾. ゑi. 一 一 〇.01*10鐘 至1( 百万円錮 一1 .52*10^( 8・09*10^(. 略 )一 ( 百 万 円/kg) 一 一6) ( 百 万 円4¢. [. 一2.32*10'^( 一6)('百万 円/kg). ﹂. 一5 .72*10^(. 一6)( 百 万 円/k9). 0.10*10^(. づ )( 百 万 円/kg). 一. 一.=0.85一*10”'( 一6)( 百 一13 ..57 一*10^(」 )( 百 一〇.68* .10^(略 )( 百 一〇 .22*10^( づ )( 百 一96. 一. .88*10^(. 3.08*10^(. ⋮. 4.5.2 表3・4の. ク トル (case2)を 用 い て 、 リサ イ ク ル 効 果 を 算 出 す る と、 ア. 万 円錮 万 円/kg) 万 円4¢ 万 円/kg). づ )( 百 万 円/kg) づ )( 百 万 円 錮. ス チ ー ル 缶 リサ イ クル. 輸 送 に 関す るエ ネル ギ ー 消 費 の 数 値 と、表5の 各 リサ イ クル 工 程 で の エ ネ ル ギー 消. 費 の数 値 、更 に 、 リサ イ クル で 得 られ る もの を粗 鋼 ( 電 炉)と仮 定 して 、表6・7よ. り数 量 を金額. に換 算 した上 で 、投入 す る もの をプ ラ ス で 、算 出 す る もの をマ イ ナ ス と して 、ス チ ー ル 缶 リサ イ クルbベ ク トル を設 定す る と表12の よ うに な り、 リサ イ クル 効 果 を算 出す る と、261.3(g-c)CO2排 表12. ス チー ル 缶 リサ イ クルbベ. : 聯 訪畊. 出 量 が 削減 され る。. ク トル. 瀬1メ チ・ フ吻 グがイ〃 う肉クメル. 募菊 転黝 : 」 一 一 /轂 ゆ1 _ 烹: 騨 二,..1_ 1'繍 齣.i一 一 4.5.3. 10.64*10^( 一一s) ( 古 万 円幽 0.16*10^( 略 )( 百 万 円/k9) 一1,88*19“( 湿 )c百万 円 ル@ 一55.09*10^( 喝 )( 百 万 円 乃@. ペ ッ トボ トル リサ イ ク ル. ペ ッ トボ トル の リサ イ クル は 、廃 ペ ッ トボ トル か ら再 びPET樹. 脂. を再 生す るマ テ リアル リサ イ クル と、燃 焼 させ る こ とで 得 られ る熱 量 を利 用 して電 力を 回収 す る サ ー マ ル リサ イ クル の2ケ ー ス を想 定 した。. (1) ペ ットボ トル の マテ リア ル りサ イクル 表2・4の. 輸 送 にお け る エネ ル ギ ー 消 費 の数 値 と、表5の 各 リ. 19.
(24) サ イ クル 工 程 で の エ ネ ル ギー 消 費 の数 値 、更 に 、 リサ イ クル で 得 られ る も の をPET樹 して 、表6・7よ. り数 量 を金 額 に換 算 した 上 で 、新 た に投 入 す る も の を プ ラ ス で 、逆 に産 出 され. る も の を マ イ ナ ス と してペ ッ トボ トル のマ テ リアル リサ イ ク ルbベ の よ うに な り、廃 ペ ッ トボ トル1kg当 c)CO2排. 脂 と仮 定. ク トル を設 定 す る と表13. た りの リサ イ クル 効 果 を算 出す る と、458.9(g-. 出 量 が 削減 され る。. 表13ペ. ッ トボ トル のマ テ リアル リサ イ クルbベ. ク トル. 隴1警灘 翻 ( 紅) ペットボト竣φサ蛍マ痔り鷲イクル 廃 ペ ッ トボ トル を燃 焼 させ 、そ の 熱 量 を利 用 し発 電 す る こ と で 電 力 を 回 収 す る サ ー マ ル リサ イ ク ル は 、 発 電 効 率 を15%・22%・30%の3ケ トボ トル1kg当 51.6(g-c) 表14ペ. ー ス を 想 定 して 分 析 した 。 そ の 結 果 、廃 ペ ッ. た り、 発 電 効 率 が15%の 、30%の. ケ ー ス は83.9(g-c). ケ ー ス は228.9(g-c)CO2排. ッ トボ トル の サ ー マ ル リサ イ ク ルbベ. ∴﹃. 1.、発 鱗 彡 劇5%rX. ・噸 鶏. 0.04*10^(. 噸6). .一、_( 百 万 円/kg) 一 0.002*10^( 一__一. 一6). (百 万 円!kg). 一23.65*10^(. 出 量 が 削 減 され る 。. 1瞬麟弊塀 一. 鰡. 0.04*10^(. 。6). 佰 万 円 転9) 0.002*10^(. 一6). ( 百 万 円!kg). 3.60*10^(. 一6). ( 百 万 円1kg) 0.04*10^(. 一6). 佰 万 円!kg) 0.002*10^(. 一6). 一_( 百 万 円 ㎏ ). 壮 翻鰡L榴 鵲 一. 一6. ( 百 万 円 ノkg. 4.6. ケ ー ス は1. ク トル. 22%。 .. a鬻 飃!a鬻. 、22%の. 各飲料容器間での比較. 各飲料容器の製造工程や再生工程、使用用途や再生されたものの使用用途などが異なる為、こ こでの比較が飲料容器の環境面での価値を定めるとはいえないが、同じ種類の飲料容器によって 同 じ程度の効用が得 られるケースを想定 して、今回は全ての飲料容器を500(m1) た場合の リサイクル効果をCO2排. 出量削減量とい う形で表 したのが図16で. 20. ある。. 容器 とし. 一.
(25) 60.00. ︵ 罅 馳 \。﹄ ︶嘱 饗 症劇 ヨ軸 Nooe ⊃剥 罰粤 鵠 些 ε8 0. 1 画500(rr穃 籌1個当輙. 一. 一一一 一 一. 翻画. 一一一. 一 一一一. 肖i胆日. 40.00. 30.00. 20.00. 10.00. αoo. 廟. {. 50.00. 醐. 一一_. 図16. 膝 缶丿 羽 蒸 缶繍 、 駒 啣. ぺ 鳳 驫 丁 黒 」馴. 響鬱艷響 響. 廝1勿 審 )際 劉18.79一 一 一_よ. .__一__一. 一一一一一_'. __. 一⊥ 一一 一_一. 各 飲 料 容 器500(ml)1個. 一. 一_.. 当た りの リサ イ クル 効 果. 次 に、原 材 料 か ら容器 を新 規 製 造 して か ら、 リサ イ クル を何 回 か繰 り返 す こ とで 、容 器1個 当 た りのCO2排. 出量 が どれ 程 削減 され るの か を表 したの が 図17で. 個 製 造 す る際 のCO2排. あ る。 こ こで 、新 規 容器 を1. 出 量 を算 出 す る。 今 回 は 、 ス チ ール 缶 ・ペ ッ トボ トル の新 規 製 造 エ ネ ル. ギ ー は産 業連 関 表 か ら算 出 し、アル ミ缶 に 関 して は 、文 献1の デ ー タ と表9の 各 エ ネ ル ギー 投 入 量 の数 値 に それ ぞれ のCO2原. 単位 を使 って 計 算 した。 そ の結 果 、各 素材 の500(m. の新 規 製 造 の際 に排 出 され るCO2量. 表15各. 素材 の500(m1). は表15の. 1) 容器. よ うに な る。. 容 器1個 製 造 の 際 のCO2排. 出量. 但し、スチール 缶は粗 鍬 転炉 ) 、ペットボ トル はP印 樹脂. この結 果 を利 用 して 、 リサ イ クル 回 数 を増 や した 場 合の 容 器1個 フ に表 す と図17の. 当 た りのCO, 排 出 量 を グ ラ. よ うに な る。 リサ イ クル 回数 を増 や した 場合 の 容 器1個. 21. 当た りのCO. ,排 出.
(26) 量 の 計 算 方 法 は 、 次 の 通 りで あ る。 ( 容 器1個 当 た りのCO2排. 出 量 )[g-c/容 器1個]. =( 投 入 され た全 エ ネ ル ギ ー に よるCO2排. 第5章. 出 量 )[g-c]/( 製 造 され た容 器 の 個 数 )[個]. おわ りに. 今 回 の 分 析 で は 、 第3章 か に各 部 門 の1990年. で 、 ライ フス タイ ル の 各 部 門 のCO. 2排 出量 を計 算 す る こ とで 、 大 ま. 時 点 で の環 境 負 荷 を算 出 した。. ⋮⋮⋮引 !ーー﹁ ーヨ ー ■ ⋮ ∵劉 91凅 ポ. 60.00. 50.00 降 岡ブ 戻 岳16as請1 鎖6剛 ア ル ミ缶 (caso2)i. 0 ハ U O ﹂ 6. i. OA'L,___一 ツトボ ト些 一一_」. 0 O O 3 ハ U O O ウ﹂. ︵ 離 飾 \。﹄ ︶嘱 丑 難 NOOe ⊃喫 訓 四 卩離 帥. 一噛 一 ス チ ー ル 缶. 10.00. 0.00 。回1回. 図17 第4章. 、回. ,回. 、回. ,一.._..-、. 茴 …亠. ,回80,Q. リサイクル回数による各飲料容器の容器1個 当た りのCO2排 出量. で は ラ イ フ サ イ ク ル ア セ ス メ ン ト (LICA) 手 法 を 用 い る こ とで 、 ア ル ミ缶 ・ス チ ー ル. 缶 ・ペ ッ トボ トル の 各 飲 料 容 器 を 取 り上 げ て 、 各 飲 料 容 器 の リサ イ クル 効 果 をCO 量 に 着 目 し て 算 出 した 。 算 出 結 果 は 、 ア ル ミ缶 (case2) が1233.0(g-clkg) リア ル リサ イ ク ル が458.9(g-c/kg) の ケ ー ス で228.9(g-c!kg). (case1) が1964.8(g-c1kg). 、 ス チ ー ル 缶 が261.3(g・c/kg). 湘. 、 ア ル ミ缶 、 ペ ッ トボ トル マ テ. 、ペ ッ トボ トル サ ー マ ル リサ イ クル が 発 電 効 率30% で あ った。. ま た 、 各 飲 料 容 器 を 複 数 回 リサ イ クル し た 場 合 、 容 器1個 合 、新. 2排 出 量 削 減. 当 た りのCO. 口`1浩 で は ア ル ミ缶 ・ス チ ー ル 缶 ・ペ ッ トボ トル の 順 にCO. リサ イ ク ル 回 数 を 増 や す こ と で 、 ア ル ミ缶 が 最 もCO. 22. 2排 出 量 に 注 目 し た 場 2排 出 量 が 多 い の だ が 、. 2排 出 量 が 少 な く な る と い っ た 結 果 が 得 ら.
(27) れた。 今後の課題は、産業連関分析においては、海外で生産 されているものの取 り扱いが、飲料容器 に関する分析では リサイクル品の質の評価やCO. 2排出量以外の環境影響負荷の評価な どが挙げ. られる。. 参考文献 1) 総務庁 :1990年. 産業連関表. 2) あき缶処理対策協 会 :スチール缶 リサイ ク リングマ ニュアル 3) 野村総合研究所 な ど :包装廃i棄物の リサイ クル に関す る定量的分析 4) 日本アル ミニ ウム連盟発表資料. 23.
(28)
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