• Tidak ada hasil yang ditemukan

Kenkyu kaihatsusha no jinzai kanri no kokusai hikaku

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

Membagikan "Kenkyu kaihatsusha no jinzai kanri no kokusai hikaku"

Copied!
9
0
0

Teks penuh

(1)73. 研究開発者の人材管理の国際比較 千葉大学. 中原秀登 この こ と は, 日本 企 業 にお け る研 究 開 発 者 の 同 一 企 業 内 で の 長 期 雇 用 を 証 左 す る もので あ る。 そ. は じめ に. れ に 対 して , 英 国 や イ ン ドの 外 国 企 業 の研 究 開 発 企 業 活 動 の グ ロー バ ル化 の進 展 と と もに, 研 究. 者 で は, 高 学 歴 の 資 格 を もつ あ る い は即 戦 力 と な. 開 発 の国 際 化 も着 実 に進 展 しつ つ あ る。 研 究 開 発. る実績 を もつ 研 究 開 発 者 ほ ど, そ れ に対 応 した経. の国 際 化 は, グ ロー バ ル な観 点 か ら優 れ た研 究 開. 済 的条 件 や ポ ス トな ど良 い処 遇 を 求 め た転 職 が 活. 発 の資 源 を活 用 し, 開 発 優 位 性 を追 求 して い くた. 発 で あ る。 しか も転 職 回 数 が 多 い こ とか らも, 転. あ の重 要 な研 究 開 発 の グ ロー バ ル戦 略 で あ る。 し. 職 を繰 り返 す こ とで キ ャ リアを形 成 して い く特 徴. か しなが ら研 究 開 発 の国 際 化 は, そ の人 的担 い手. が窺 わ れ る。 ま た この こ と は, 日本 で は採 用 後 ,. と して の研 究 開 発 者 の採 用 を は じめ, 能 力 開 発 や. 長 期 的 な観 点 か らの企 業 内訓 練 を経 て 同一 企 業 内. 評 価 ・処 遇 な ど国 内 と異 な っ た開 発 マ ネ ジ メ ン ト. で キ ャ リア が 形 成 さ れ る た あ転 職 が 行 わ れ に く. 上 の 問 題 を もた らす こ と と な る。. く, 他 方 で英 国 や イ ン ドで は採 用 時点 で 資格 や能. 本 稿 で は, 研 究 開 発 の 国 際 化 に伴 って 生 じる研. 力 が 評 価 さ れ, 実 績 に基 づ い て絶 え ず処 遇 や キ ャ. 究 開 発 者 の マ ネ ジ メ ン トの 問 題 につ いて , 日本 ,. リアが 形 成 さ れ る の で転 職 も行 わ れ や す い こ とを. 英 国, 韓 国 と イ ン ドの 企 業 にお け る研 究 開 発 者 へ. 示 唆 して い よ う。 いず れ に して も日本 と比 べ て,. の質 問紙 調 査1)(以 下 本 調 査 と略 す)に 基 づ き,採. 英 国 や イ ン ドで の キ ャ リア形 成 に適 した資 格 や実. 用 を は じあ, 能 力 開 発 お よび 評 価 ・処 遇 の 管 理 シ ス テ ム に焦 点 を あ て て そ の 特 徴 を 明 らか に して い. 績 重 視 に よ る活 発 な転 職 活 動 の, ひ い て は研 究 人 材 の 流 動 的 な労 働 市 場 の特 徴 が 窺 われ る。. く。 つ い で, そ の 国 際比 較 を通 して 共通 化 の 方 途 か ら研 究 開 発 者 の グ ロー バ ル な人 材 管 理 シ ステ ム. 2. 能 力 開 発 シ ス テム. の あ り方 に つ い て考 察 し, そ の 中 で 日本 企 業 に お. 採 用 した 研 究 開 発 者 の 戦 略 的 な活 用 に よ り研 究. け る研 究 開 発 者 の管 理 シス テ ム に お い て見 直 す べ. 成 果 を 高 あ て い く上 で , グ ロ ーバ ル に共 通 して 重. き点 につ い て み て い く。. 要 な課 題 とな るの が, 研 究 開 発 者 の 能 力 開 発 で あ る2)。そ こで, 表1よ. 1各. 国 人 材 管 理 シス テム の特 質. 1採. り各 国 企 業 の 最 も重 視 す る. 研 究 者 の能 力 開発 方 法 の特 徴 か らみ て い く。 日本 企 業 は, 先 輩 や上 司 の 指 導 に よ る 「OJT」 を 中心 と した実 際 の業 務 経 験 を通 した現 場 主 義型. 用 シ ス テム. 研 究 活 動 を 活 性 化 し, 開 発 優 位 性 を グ ロ ーバ ル. の能 力 開 発 方 法 を圧 倒 的 に重 視 して い る。 そ れ に. に追 求 して い く上 で 重 要 な課 題 と な る のが , 研 究. 対 して外 国 企 業 で は, 日本 企 業 と同様 , 現 場 主 義. 人 材 の 採 用 で あ る。 ま ず は, 研 究 人 材 の 採 用 に. 型 の中 で 「OJT」 の重 視 , お よ び人 事 異 動 型 に対. と って重 要 な要 因 とな る各 国労 働 市 場 の 特 徴 にっ. す る低 い評 価 が 共 通 して み られ る。 しか しな が ら. い て, 研 究 開発 者 の転 職 を通 して み て い く。. 日本 企 業 と比 べ て 外 国 企 業 で は, 現 場 主 義 型 の 中. 本 調 査 よ り, 転 職 経 験 の あ る各 国研 究 開発 者 の 比 率 は,英 国 の58.9%,. で 「責 任 の重 い仕 事 の経 験 」 や 「新 プ ロ ジ ェ ク ト. 韓: 国の. の 推 進 」 と い っ た, いわ ば他 の研 究 開 発 者 と の独. あ っ た。 ま た転. 自な研 究 実 績 を も た ら し, そ の結 果 責 任 を明 確 に. 職 者 の平 均 転 職 回 数 も,英 国 の2.23回 ,イ ン ドの. す る よ うな特 定 業 務 の 経 験 を 通 した, あ る い は専. 1.69回 , 韓 国 の1.21回. 門 能 力 の応 用 力 を 独 自 の 方 法 に よ り高 め て い く. 16.7%に. イ ン ドの38.9%,. 対 して, 日本 は6.9%で. に 対 して 日本 は1.20回. と, 日本 で の転 職 は少 な くか っ活 発 な もの で な い。. 「自 己啓 発 」 を 中心 に 能 動 的 に能 力 を 開 発 して い.

(2) 74. 表1. 研 究開発者の能力開発方法 (回答構成比%). 嬲 主義型. 1. 能 力開. 仕責 へ 共 の 新. 0. 叱回. 事任. 発方. プ ロ. のの 参 ジ 推 ジ エ 経重. J. 法. ⋮一叫 對鉗 輒吋薪. '1. ク 験い 加 ト 進 ト. T 一.. 一一.一一†. 会. 社. 一一一一一. 65.3. 8.3. 研究開発者. 35.2 ___上. 会. 社. 21.6. 一r一. t一. 0.9. ← 一一一一 ト. ー一. 4.7 ト. 3.3. 社 外 共 同 研 究 0.7. 海. 自. 内. 外. 己. 含. 留. 留. 啓. ㌻. 学. 学. 発. 研究開発者 一 一. 会. 0.5. 研究開発者. 26.8. 21.9. 15.5 34.1. 4.9. 3.7. 9.3. 2.2. 2.7. 0.5. 2.3. 8.0. 0.5. 一一一一. 3.5. 22.2. 7.5. 11.0. 2.0. 5.0. 18.5. 2.9. 11.3. 3.9. 0.5. 29.0. ー一十 一 一十. 3.5. 8.7. 24.6. ← 一…. 15.5. ー 一ト. ト. 4.0. 1.3. ト. 21.8 r一. 研 究 開 発 者19.2. 3.4. 一 一 一r一. 22.6. 一 一 一r一. 5.1 一 ⊥. 一一_.. 10.1. 3.0. 3.1;14.8. 3.4. …. ト. ー+一. 一一. 外. 内. 勉. 勉. 強. 強. 会. 会 ____. 0.8. 0.2. …. 一 一一T. 学 会. 席 1. _.-. 3.1. 1.7. 1.0. 3.4;23.5 ← 一一一十. 1.7. 0.3;2.1;25.3 I. 2.0. …. 一一. 一一+一. 0.5. 1.1. 1.1. 0.5. 2.0. 10.0. 1.7. 1.0. o.i. 1.6;3.9. 答. へ. 実. 派 遣. 数. 0.2. 1209. 3.0. ■_一 3.9. 1.0. 0.8. 1.7. 1.3. 1.7. 2.7. .__一.L一____L___」. ー一. 0.7. 一. 0.5. 3.811ユ. 一. ←…+. ー一一ト. 一 一←一 一 一 .. 1. …. 1.7. ト. 2.4;1.0;1.0;1.4 I. 2.2. 一 一一←. 2.3. ン. ト. 5.0. 2.7. 関 係 会 社. v 3 ン. 回. _. 1.2. 一_-. 部. ロ門 1間 T. 出. 2.2. 一一+一. 部. ロ門 1内 T. ← 一 一一一← 一一一 一r. 4.7. 2.8;15.5. 1. 一 一 一r. 10.6. 1.1. ー一一← 一一一一一. 5.0;17.0 一 ヨー 一一. .上. 社24.2. 社. 一. 一. 会. 8.2 ト ー一+一. 一 一....一 ⊥. ト. 一一一. 1.0. 一. 社. 1. 社. 一 一r一一一寸. 一. 1一 一 一 一 一1一 一 一 一 一1一 一 一 一 一1一. 一一. 講 習. ナ. ト …. 2.7. 一.. 国. ー 一十. 4.6. 土趣 黝型. 自発型 一. r. ー一十. 1213 183. 一一一一. 2.0. 1.0. 200. 0.3. 0.5. 1896. 一一一ト. ー一一. 0.7i1.2. 1891. 0.7iO.3. 298. .一. .一 一ト ー一.一 ト. ー一一ト. 4.5;1.4;1.4 1. ⊥. ー一一. 292 ___. く 自発 型 の能 力 開 発 方 法 が よ り重 視 され て い る特. 社 関 係 で の研 究 成 果 へ の影 響 が 大 き くな った と考. 徴 が看 取 され る。. え られ る。 それ に対 して 英 国 で は, 会 社 関 係 の研 究 成 果 の他 に, 内 外 学 会 発 表 を は じめ, 海 外 論 文. 3. 研 究成果. 掲 載 , 招 待 講 演 や 国 際 会 議 な ど研 究 者 個 人 の研 究. これ ま で研 究 開発 者 の 採 用 や 能 力 開 発 方 法 を 通. 成 果 の 加 重 平 均 値 が 相 対 的 に高 くな って い る。 イ. して, 各 国人 材 管 理 シ ステ ムの 特 徴 につ いて み て. ン ドで は, 会 社 関 係 の研 究 成 果 に比 べ て 内外 論 文. き た。 っ い で, そ う した 各 国 人 材 管 理 シ ス テ ムの. 掲 載 , 社 内 外 表 彰 , 招 待 講 演 な ど研 究 者 個 人 の研. 下 で の研 究 成 果 に つ い て, 内 外 で の学 会 発 表 や 論. 究 成 果 の 加 重 平 均 値 が 大 き くな っ て い る。 こ れ. 文 掲 載 , 社 内外 表 彰 , 招 待 講 演 , 国 際 会 議 の 主 催. は, 一 っ に流 動 化 した労 働 市 場 で 研 究 者 個 人 の能. や座 長 な どむ しろ研 究 者 個 人 に 関連 した 研 究 成 果. 力 や 資 格 を 重 視 した 採 用 を は じめ, 結 果 責 任 の明. と, 内外 特 許 申請 , 製 品化 お よ び事 業 部 か らの 要. 確 な 責 任 の 重 い仕 事 な ど現 場 主 義 型 ,お よ び 自 己. 請 な ど組 織 協 調 的 な活 動 を通 して製 品事 業 や企 業. の 専 門 能 力 を 独 自 に高 あ て い く自 己啓 発 を中 心 と. 業 績 に直 接 関 連 した会 社 関係 の研 究 成 果 に分 け て 表2よ. りみ て い く。. 日本 で は, 内外 学 会 発 表 , 招 待 講 演 や 国 際会 議. した 自発型 の 能 力 開 方 法 を 通 して もた らされ る研 究 成 果 と して 研 究 者 個 人 の 研 究 成 果 へ の 影 響 が 大 き くな った と考 え られ る。. な ど研 究 者 個 人 の研 究 成 果 に比 べ て, 内外 特 許 申. い ず れ に して も組 織協 調 的 な 会 社 関 係 で の 研 究. 請 を中 心 と した会 社 関 係 の研 究 成 果 の加 重 平 均 値. 成 果 の 高 い 日本 や韓 国 で は, 転 職 の 少 な い同 一 企. が 大 き くな って い る。 韓 国 で も, 研 究 者 個 人 の研. 業 内 で の長 期 雇 用 やOJTな. 究 成 果 と比 べ て, 特 許 申請 , 製 品 化 や事 業 部 へ の. 開発 方 法 が重 視 され, ま た 研 究 者 個 人 で の 研 究 成. 要 請 な ど会 社 関 係 で の研 究 成 果 の加 重 平 均 値 が大. 果 の高 い英 国 や イ ン ドで は, 流 動 化 した 労 働 市 場. き くな って い る。 こ の こ と は, 一 っ に企 業 内 で の. で の採 用 を は じめ, 独 自の 専 門 能 力 の 開 発 を 行 う. 長 期 雇 用 やOJTな. ど現 場 主 義 型 の 能 力 開 発 を通. 自 己 啓 発 を 中 心 と した 自発 型 の 能 力 開 発 方 法 と. して も た らされ る研 究 成 果 と して組 織 協 調 的 な会. い った研 究 者 個 人 の能 力 や 資格 を 重 視 した 人 材 管. ど現 場 主 義 型 の能 力.

(3) 一 表2. 会社 関係. 23.5. 626. 47.2. 1970. 海外特 許 申請 国内特 許 申請 製 品 化 事業部か らの要請. 40.O. の. 他. 26.5. 9621. 3.2. 8261 4581 751 289i 69i. 1.1. 19. 28.7 26.6 4.9 10.7. 実施1成 1. 重. 1. 度数1平 均㎜. 61.1. !5734. 40.8! 34.1. 999 !1506. 一一 一 一」 一. 11.3. 一1L.1些. 1. 果. 315. 1 1.78. 132.4. 803. o.7s. 343. ! 1.93. 150.2. 14671. 1.29. 377. !2.13. 124.6. 155. ! 0.88. 137.6. 92. !0.51. 143.7. 18. !0.10. 1 17.4. ! 1.46. 123.6. 50. !0.28. 1. 2.9. 23. ! 0.13. 1. L5. 260. ン. 30.1. 222.1.24. 45.3. 37.5. 315!1.74. 86.3. 143.2. 241!1.35. 68.0. 60.2. 803!4.59. 52.0. 1一. α2613.0;117;0.22_. 8.7. 0.64 623 1S36 1 0.so 7011 O.64 213 1 0.23 587 i 0.6239 i 0.04 341 0.04 ㎜ 一一..1 1720;. ド. 成果1加 重 度数1平 均. 者 率1度 数 }十 一 一一 ㎝一. 一 一 一一1. 一一 一一一トー一一一t. l573. 」'イ. 施率 実者. 研究者個人 そ. 海外 学会 発表 国 内学 会 発 表 海外論 文掲 載 国 内論 文 掲 載 社 内 表 彰 社 外 表 彰 招 待 講 演 国 際会 議 の座 長 国 際会 議 の主 催. 国. 「. 成 果1加. 繝 弸 跚&D纜 M. 度数. 韓. 1. 重均 加平. 成果. 国. 薯. 靆. 施率 実者. 研 究成 果. 75. 研 究開発者 の研究成果. 覊一 ㎝瀦 朧 腰 驪 ⋮ 鶸醫. 本_上. 日. 研究開発者 の人材管理 の国際比較一. 8.4. 35.0.14. 36.0. 338!1.35. 19.2. 209!0.83. 37.6. 529!2.12. 26.0. 195!0.78. 17.2. 68!0.27. 27.6. 381!1.52. 4.4. 14!0.06. 4.4. 20!0.08 _」 ___. 一f. 1.60. 4.8. 1 8.03 「3572 1 2.87 12613 1 2.45 1. 16.4. ?8. 0.31. 32.0. 234. 0.94. 36.8 .一. 708 十一 一. 2.83. ll581. .一十 304;0.39. 18. 5.5;399 1. 0.07. 0.53. 注)実 施者率 は, 回答者総数 の中で当該研 究成 果をあげた回答者の比率を表わす. 成果度数 は, 当該研究成果 回数の総 合計を表わす. 加 重平均 は,成果度数 を各研究成果 の回答者総数 で除 した数値で,全回答研 究者1人 当た りの当該研 究成 果 の平均度数 を表 わす.. 理 シ ス テ ム が と られ て い た。 換 言 す る と, 同一 企. 酬 と して の 「昇 給 」 や 「ボ ー ナ ス」 を は じめ, 職. 業 内 で の長 期 雇 用 やOJTな. 位 面 で の 「管 理 職 へ の昇 進 」の 他 に,「高 度 研 究 専. ど現 場 主 義 型 の 能 力. 開 発 方 法 は会 社 関 係 の研 究 成 果 に, ま た研 究 者 個. 門職 へ の 登 用 」, お よ び 「研 究 テ ー マ設 定 の 自 由. 人 の専 門 能 力 を重 視 した流 動 的 な採 用 や 自発 型 の. 度 」 とい った 研 究 活 動 上 の 自由 な どの 処 遇 策 が 重. 能 力 開 発 方 法 は研 究 者 個 人 の研 究 成 果 に そ れ ぞ れ. 視 され て い る。 日本 企 業 と同 様 , 会 社 関 係 で の研. 大 き な影 響 を及 ぼ す とい え よ う。. 究 成 果 の大 きい韓 国 企 業 で は, そ の 実 績 評 価 と し て 「ボ ー ナ ス」 や 「社 内 の 賞 」 な ど特 別 の 報 奨 ,. 4. 評 価 ・処 遇 シス テ ム. お よ び職 位 面 で の 「管 理職 へ の 昇 進 」 が 重 視 され て い る。 ま た会 社 関 係 に比 べ て 研 究 者 個 人 の 研 究. 研 究 開 発 者 の採 用 を は じあ, 研 究 開発 者 を動 機 づ け, 研 究 活 動 や研 究 成 果 に大 き な影 響 を及 ぼ す. 成 果 の大 きい イ ン ド企 業 で は, 経 済 的 報 酬 と して. のが , 研 究 開 発 者 の評 価 ・処 遇 シス テ ム で あ る。. の 「昇 給 」 や 「ボ ー ナ ス」 を は じめ ,職 位 面 で の. そ こで , 研 究 実 績 の評 価 に基 づ く各 国 企 業 の重 視. 「管 理職 へ の 昇 進 」 の他 に, 「研 究 テ ー マ設 定 の 自. す る研 究 開 発 者 に対 す る処 遇 策 の特 徴 につ い て表. 由度 」 が実 績 評 価 に対 す る処 遇 策 と して 重 視 され. 3よ りみ て い く。. て い る。. 日本 企 業 は, 研 究 成 果 と して 大 き い会 社 関 係 の. いず れ に して も研 究 実 績 の評 価 に基 づ く処 遇 策. 研 究 成 果 を 中心 と した研 究 実 績 に対 して 「ボ ー ナ. と して, 経 済 的報 酬 と して の昇 給 や ボ ー ナ スを は. ス」 や 厂昇 給 」 の経 済 的 報 酬 を は じめ, 社 内 で 名. じあ, 職 位 面 で は報 酬 や仕 事 上 の権 限 との相 関 が. 誉 的 な意 味 合 い の 強 い 「社 内 の 賞 」 と い っ た特 別. 強 くか っ 社 内 外 で の ス テ ー タス を表 わ す管 理 職 へ. 賞 , 職 位 面 で の 「管 理職 へ の 昇 進 」 に よ る処 遇 策. の昇 進 を各 国 企 業 は共 通 して重 視 して い た。 そ の. を重 視 して い る。 そ れ に対 して 英 国 企 業 で は, 研. 中 で , 会 社 関 係 の研 究 成 果 の大 き い 日本 や韓 国企. 究 成 果 の大 きい研 究 者 個 人 の 研 究 成 果 を 中 心 と し. 業 で は, 組 織 協 調 的 な処 遇 策 と して, 仕 事 上 の権. た研 究 実 績 に対 して, 日本 企 業 と同 様 , 経 済 的 報. 限 と の相 関 が 強 い昇 給 や ボ ー ナ ス の経 済 的報 酬 お.

(4) 76. 表3. 研究開発者への処遇策 (回答構成比%) .一. 処. 昇. ボ. リ. ー. z. 遇 ナ. 策. 給. 会. 日 本 一英. 社. 休. 暇. ス. 一. 管 理 職. 期. 床. 暇. 一i一 一 一fit. t. 27.0. 23.1. 0.2. o.i. 〒一t一. 13.3. ト. 国. 研究 開発者. 26.0. 会. 25.5. 社. 30.2. 会. 韓. 社 国 一イ ン ド. 研究開発者. _1. 6.0. 22.7. 1.4. 1.3. 17.6. 0. 0. 1.4. 18.1. 1.6. 1.9;11.6. 10.3;13.3. 34.6;1.4. 27.1. 13.2;9.7. 0. ' r. 9.4 o.s. 5.6. 9.4. ..__」__. 1.1. ←. 13.6; 1.6 ;0.3 一.L一 一 ⊥.._⊥. 2.0. 2.7. 4.8. 3.6. 1.2. 0. 21.6. ←. 回 答. の. 実 他. 数 .一一一一. .. 16.9. 0.5. 0.4. 1203. 2.5. ←. ;10.1; 一 ⊥. 0.9 1.2 o.i 一.一}一 ト ー ⊥ 一. 2.2. 0.5. 十 … 一. 一. ←. 一. 一一一L. 13.3. ← 7.0.12.7 1. 5.6. 27.4. ト. 0. 182 .一.幽一一一. 1878. 0.5;3.2. ← 21.9. ←. 0.8iO.1. 0.3. 1.4. 5.0;4.0;3.2 'r. 165. ← 2.2. ←. 8.1;L2;0.4 一 一L一 一 ヨ ー ' r. 1.1. 一 一. 1218. 1.2. 4.2;7.3 ←. 2.912.211.410.6. 3.0. ;. ←. 賞. 一一 一 †. ト. ←. 11.2;0.7. の. 提 供 1.9. 17.6;4.9;5.5 一 一 一 ト ー ヨ.一 一. ← 1.7. 瑟. そ. 特 許 の 個 人 取 得. 内. A. 1.9. 10.315。5. 13.2. トー. 社. 2.6. 14.9;8.5. ←. 0;2.7. 一一 十 一 一一 一上. 研 究. ←. … 一 ト ー一L一 一 十 一. ←. 7.8 一一一十. 壽究開発薯 魁. 4.7. ←. ←. 研究開発者. へ高. の研 自研 研 の 研 度 究 究 究 の研 自 テ 由究 費 1 裁活 究 増 スタ 6 登専 由 マ 量動 の ツ 増 昇 門 設 進 用職 度定 度 の 額 員 フ 一 一 一一冖 †一一 一一广. 長. ジ. '. 3.2 十一. 1907. 十. 278. 1.4;2.2 ←. r. 6.3 ;6.6 ;4.1 ; 8.9; 1.6;2.2 ;0.9 -L一 一一L一 一 一1 .ユ ⊥_.一 一⊥一 一一」. 一. 316 .. よ び管 理 職 へ の昇 進 を, また研 究 者 個 人 の研 究成. 究 実 績 を も っ た多 様 な研 究 人 材 を グ ロ ー バ ル な観. 果 の大 きい英 国 や イ ン ド企 業 で は, 研 究 者 個 人 の. 点 か ら必 要 な時 に, 必 要 な だ け確 葆 して い く採 用. 専 門 能 力 の発 揮 を重 視 す べ き高 度 研 究 専 門職 へ の. 戦 略 が, 各 国 の 開 発 マ ネ ジ メ ン トに お い て重 要 な. 登 用 や 研 究 テ ー マ の 自由設 定 な どの研 究 活 動 上 の. 共 通 課 題 とな る3)。 この 課 題 に対 して , 一 つ に即. 条 件 を重 視 し た処 遇 策 の 特 徴 が そ れ ぞ れ み られ. 戦 力 とな る研 究 人材 を 中 途 採 用 して い く採 用 方 式. た。. が あ げ られ る。 本 調 査 に お い て, 研 究 活 動 の 活 性 化 に と って 外. II人. 材 管 理 シ ス テム の 共 通 化. 部 か らの有 能 な研 究 者 の スカ ウ トが 役立 つ と評 価 す る 研 究 開 発 者 は, 日 本 の62.4%,. 研 究 開 発 の 国 際 化 に伴 い大 き な課 題 とな る研 究. 85.4%, 韓 国 の70.1%,. イ ン ドの84.0%と. 英国 の ,各 国. 開 発 者 の 各 国 人 材 管 理 シ ス テ ム の特 徴 につ い て,. 共 通 して大 きな評 価 が み られ る。 ま た 中途 採 用 に. 採 用 を は じめ , 能 力 開 発 , 評 価 ・処 遇 シス テ ム の. 関 連 した研 究 者 サ イ ドか らの転 職 志 向 に つ い て,. 観 点 か らみ て きた 。 つ いで , その 特 質 を踏 まえ た. 本 調 査 よ り研 究 者 が将 来 働 きた い場 所 を通 して み. 上 で, 研 究 開 発 の 国 際 化 にあ た って 研 究 人 材 を 戦. て い く。 現 在 の会 社 以 外 で将 来 働 きた い とす る各. 略 的 に活 用 し, 研 究 活 動 を 活 性 化 して い く研 究 開. 国 の 転 職 希 望 者 は, 日 本 の23.9%,. 発 者 の グ ロー バ ル な 管 理 シ ステ ムの あ り方 にっ い. 31.4%, 韓 国 の65.4%,. て, 一 つ の試 論 と して各 国人 材 管 理 シ ステ ムの 共. の 転 職 経 験 者 比 率 と比 べ て もそ の転 職 志 向 は各 国. 通 化 の方 途 か ら考 察 し, か っ そ の 中 で 日本 企 業 の. 共 通 して 高 く, 中 途 採 用 を 促 す べ き研 究 開 発 者 の. 人 材 管 理 シス テ ム に お い て見 直 す べ き点 に つ い て. 転 職 志 向 も潜 在 的 に 高 い もの と な って い る4)。こ. 合 わせ て考 察 して い く。. の こ とか ら も, 研 究 開 発 者 の 資 質 に大 き く依 存 す. イ ン ドの54.3%と. 英 国 の ,既 出. る研 究 活 動 を活 性 化 して い くと い う グ ロ ーバ ル に 1採. 用 システム. 共 通 した 目的 に対 して, 即 戦 力 と して 優 れ た 研 究. 開 発 環 境 が 急 速 か っ 多 様 に変 化 す る 中 で, 研 究. 能 力 や実 績 を もつ研 究 人材 を 外 部 の 労 働 市 場 か ら. 活 動 を 活 性 化 して い く上 で, 優 れ た専 門能 力 や研. 機 動 的 に調 達 して い く中途 採 用 が , 採 用 シ ス テ ム.

(5) 一 一 研究開発者の人材管理 の国際比較一 に お け る共 通 化 の 一 つ の 方 途 と考 え られ る。. 77. そ れ に対 して 研 究 者 個 人 の研 究 成 果 の大 きか っ. こ う した方 途 に は, 確 か に 日本 以 上 に活 発 な 転. た英 国 の 場 合 , 経 済 的 報 酬 と して の 「昇 給 」 や. 職 の み られ る外 国企 業 の 採 用 方 式 の 間 で 共 通 性 が. 「ボ ー ナ ス」 を は じあ,職 位 面 で の 「高 度 研 究 専 門. み られ る。 しか しな が ら他 方 で ,安 定 雇 用 志 向 の. 職 へ の 登 用 」, お よ び 「研 究 テ ー マ設 定 の 自由 度 」. 強 い5),な か で も実 績 の認 あ られ た 研 究 開 発 者 ,. や 「研 究 活 動 の 自由 裁 量 度 」 の研 究 活 動 上 の 自 由. な い し製 品 化 や事 業 部 か らの要 請 な どチ ー ム研 究. に つ い て は 会 社 の重 視 す る処 遇 策 と 同 様 で あ る. と して長 期 に わ た る組 織 協 調 的 な研 究 活 動 に対 し. が , 高度 研 究 専 門 職 へ の 登 用 と研 究 テ ー マ の 自 由. て は, 日本 企 業 で み られ た安 定 した 同質 の研 究 者. 設 定 が研 究 開 発 者 に と って の 処 遇 策 と して 強 く望. 集 団 を形 成 す る新 卒 定 期 採 用 に よ る長 期 雇 用 も必. ま れ て い る。 ま た 会 社 関 係 の 研 究 成 果 の 大 きか っ. 要 と な ろ う。 こ う した点 か ら も, 会 社 関係 や研 究. た韓: 国 で は, 会 社 の 重 視 す る ボ ー ナ スや 社 内 賞 に. 者 個 人 と い っ た多 様 な研 究 成 果 を あ ざ して多 様 な. か わ って, 研 究 開発 者 に と って 経 済 的 報 酬 と して. 専 門 能 力 を もっ 研 究 人 材 を戦 略 的 に採 用 して い く. の 「昇 給 」 を は じめ , 「研 究 機 会 の提 供 」, 「リフ. グ ロ ーバ ル に共 通 す る 目的 に対 して は, 流 動 化 す. レ ッ シュ休 暇」, 「研 究 テ ー マ設 定 の 自由 度 」, 「研. る労 働 市 場 の 中 で 中 途 採 用 や 新 卒 定 期 採 用 な ど採. 究 活 動 の 自 由裁 量 度 」 な ど研 究 活 動 上 の 条 件 整 備. 用 方 式 を 多 様 化 して い くこ とが , 各 国 採 用 シ ス テ ムの共 通 化 の 方途 と考 え られ る。. 者 個 人 の研 究 成 果 の大 きか った イ ン ドで は, 経 済. そ の 中 で, これ ま で大 学 関 係 の 入 職経 路6)に よ. に対 す る処 遇 策 が強 く望 ま れ て い る。 さ らに 研 究. 的 報 酬 と して の 「昇 給 」や 「ボ ー ナ ス」 を は じめ,. る新 卒 定 期 採 用 を 中心 に長 期 雇 用 を と って き た 日. 「研 究 テ ー マ設 定 の 自由 度 」や 「研 究 活 動 の 自由裁. 本 企 業 の採 用 戦 略 に と って, 多様 な研 究 人 材 を 戦. 量 度 」 な ど研 究 活 動 上 の 自 由, お よ び職 位 面 で の. 略 的 に採 用 す るた あ に, 公 募 や 自由応 募 な ど多 様. 「管 理 職 へ の 昇 進 」 に つ い て は会 社 の重 視 す る処. な入 職 経 路 に よ る外 部 労 働 市 場 に依 存 した 中途 採. 遇 策 と同 様 で あ るが , 職 位 面 で の 「高 度 研 究 専 門. 用 や 任 期 付 き採 用 な ど採 用 シ ステ ムの 見 直 しが必. 職 へ の 登 用 」を は じあ,「研 究 機 会 の 提供 」,「研 究. 要 と な ろ う7)。. 費 の 増額 」 や 「研 究 ス タ ッフ の増 員 」 な ど研 究 条 件 の 改 善 な ど よ り広 範 な 処 遇 策 が 研 究 開 発 者 に. 2. 評 価 ・処 遇 シス テ ム. と って望 まれ て い る。. 研 究 開 発 の国 際 化 に際 して, 多 様 な研 究 人 材 を. い ず れ に して も研 究 開 発 者 の 動 機 づ け と して大. 戦 略 的 に確 保 し, 研 究 活 動 を活 性 化 し, か っ多 様. き な影 響 を 及 ぼ す 実 績 評 価 に 対 す る処 遇 策 と し. な 研 究 成 果 を あ げて い く上 で , 研 究 開 発 者 の能 力. て, 研 究 者 個 人 な い し会 社 関 係 の 研 究 成 果 と い う. や 実 績 を 評 価 し8),そ れ に対 す る処 遇 の あ り方 が ,. 実 際 の ア ウ トプ ッ トに対 す る経 済 的 報 酬 と して の. 各 国 の 開 発 マ ネ ジ メ ン トにお いて 共 通 した課 題 と. 昇 給 や ボ ー ナ ス, お よ び職 位 面 で の 管 理 職 へ の昇. な って くる。 そ こで , 実 績 評 価 に対 して そ の対 象. 進 とい った会 社 の重 視 す る一 面 的 な処 遇 策 ば か り. で あ る各 国研 究 開 発 者 自身 に と って 重 視 して 欲 し. で な く, 高 い研 究 成 果 を あ げ るた あ の研 究 活 動 上. い処 遇 策 に つ い て, 会 社 の 重 視 す る処 遇 策 と合 わ. の条 件 と して , い わ ば イ ンプ ッ ト面 で研 究 活 動 へ. せ て再 び表3よ. りみ て い く。 会 社 関 係 の 研 究 成 果. 専 念 で き る よ うな高 度 研 究 専 門職 へ の登 用 や研 究. の大 きか った 日本 で は, 経 済 的 報 酬 と して の 「昇. 活 動 上 の 自 由 な ど の条 件 整 備 を処 遇 策 と して各 国. 給 」 や 「ボ ー ナ ス」 に つ い て は会 社 の 重 視 す る処. 研 究 開 発 者 は共 通 して望 ん で い た。 この意 味 で,. 遇 策 と 同様 で あ るが, 職 位 面 で は 「高 度 研 究 専 門. ア ウ トプ ッ トと して の実 際 の実 績 評 価 に対 す る一. 職 へ の登 用 」を ,ま た 「研 究 テ ー マ設 定 の 自 由度 」. 面 的 な 処 遇 策 ば か りで な く, む しろ多 様 な研 究 成. や 「研 究 活 動 の 自 由裁 量 度 」の 研 究 活 動 上 の 自 由,. 果 を もた らす べ き研 究 活 動 上 の条 件 整 備 な ど多 様. さ らに は留 学 な ど 「研 究 機 会 の提 供 」 とい った 能. な 処 遇 策 を 拡 充 , 整 備 して い く こ とが, 各 国 共 通. 力 開 発 まで の幅 広 い処 遇 策 が研 究 開発 者 に と って. した 実 績 評 価 に対 す る処 遇 シ ス テ ム の一 つ の方 途. 強 く望 まれ て い る。. に な って い くもの と考 え られ る。.

(6) 78. そ の中 で , これ ま で ア ウ トプ ッ トと して会 社 関. 34.4%, イ ン ドの22.4%),. 係 を中 心 と した研 究 成 果 に対 す る集 団主 義 的 な評. で き る」(日 本 の8.7%,. 価 を 通 して 年 功 的 な経 済 的 報 酬 や管 理 職 へ の昇 進. 26.8%,. お よび 「大 き な仕 事 が 英 国 の41.5%,. イ ン ドの38.5%)の. 韓国 の. 事 由 が 大 き くな って. と い っ た画 一 的 な処 遇 策 を重 視 す る 日本 企 業 の処. い る。 い ず れ に して も高 度 研 究 専 門職 に対 して ,. 遇 シ ス テ ム に と って , 研 究 活 動 の主 体 で あ りか っ. 日本 で は研 究 活 動 へ の専 念 か ら, 外 国 で は研 究 専. 動 機 づ けの 対 象 で あ る研 究 開 発 者 に対 して, 会 社. 門職 で大 きな仕 事 の で き る理 由 か ら制度 と して 高. 関 係 な い し研 究 者 個 人 の多 様 な研 究 成 果 を もた ら. い評 価 が み られ る。. す べ き研 究 活 動 上 の イ ンプ ッ ト面 と して の高 度 研. しか しな が ら他 方 で, 「管 理 職 で の大 き な仕 事 」. 究 専 門 職 へ の 登 用 , あ る い は研 究 活 動 の 自 由裁 量. (日 本 の31.1%,. や 研 究 機 会 の 提 供 と い っ た研 究 活 動 上 の条 件 な ど. イ ン ドの18.7%)に. 多様 な 処 遇 策 を 整 備 して い く見 直 しが 必 要 とな ろ. 限 の大 きい ライ ン管 理 職 へ の魅 力 か ら, また外 国. う。 ま た この 見 直 しは, 研 究 成 果 に よ って 経 済 的. で は 「管 理 職 で の 処 遇 面 」(日 本 の3.7%,. 報 酬 を は じあ と した 多 様 な 処 遇 策 を 決 定 して い く. 9.8%, 韓 国 の9.4%,. 成 果 主 義 を推 し進 あ る こ と とな ろ う。. で の高 い昇 進 」(日 本 の3.1%, 国 の14.3%,. 3. 研 究専門職制度. 英 国 の21.2%,. 韓 国 の10.5%,. み られ るよ うに, 日本 で は権. イ ン ドの16.3%),. 英 国の 「管 理 職. 英 国 の11.4%,. イ ン ドの7.3%)や. 韓. 「管 理 職 の社 内. 的 ス テ ー タス」(日本 の3.1%, 英 国 の9.8%, 韓 国. 実 績 評 価 に基 づ く職 位 上 の 処 遇 策 と して , 各 国. の7.4%,. イ ン ドの8.1%)な. ど,管 理 職 と比 べ て. 研 究 開発 者 に と って 管 理 職 へ の 昇 進 と並 ん で 高 度. 処 遇 や ス テ ー タス面 で の見 劣 りか ら高 度 研 究 専 門. 研 究 専 門職 へ の登 用 が よ り強 く望 まれ て いた 。 し. 職 が 敬 遠 され て い る。. か も 日本 と比 べ て外 国 で は, 研 究 能 力 に対 す る限. したが って 今 後 , 実 績 評 価 に対 す る処 遇 策 と し. 界 年 齢 の意 識 が低 く, さ らに研 究 能 力 の 限 界 要 因. て 研 究 開 発 者 を職 位 面 か ら動 機 づ け, 研 究 能 力 を. に対 して も, 研 究 活 動 以 外 の 管 理 業 務 の 多 忙 な ど. 戦 略 的 に活 用 して い くべ き研 究 専 門 職 を制 度 と し. に よ る, い わ ば研 究 能 力 の衰 え と は直接 関 係 な い. て 意 義 あ る もの に して い くに は, 研 究 能 力 に対 す. 要 因 の強 い こ とが本 調 査 よ り各 国 共通 して み られ. る過 剰 な 限 界 年 齢 の意 識 を取 り払 った上 で, 研 究. た9)。 この こ とか ら, 研 究 開 発 者 の 専 門 能 力 を 年. 能 力 や 管 理 能 力 の 明 確 な評 価 を前 提 に, 優 秀 な研. 齢 にか か わ らず , ま た雑 事 に費 や さず戦 略 的 に 活. 究 者 を 雑 事 に費 や す こ と な く, 高 度 な研 究 活 動 上. 用 し, か っ 職 位 上 の処 遇 策 と して研 究 開発 者 を 動. の 専 門 性 を 求 め る こ と は もち ろん の こ と, 管 理 職. 機 づ けて い く各 国 共 通 した処 遇 策 と して研 究 専 門. に 劣 らな い 職 位 上 の 権 限 や 研 究 活 動 そ の もの に対. 職 制 度 が あ げ られ る。. す る裁 量 権 を 十 分 に付 与 した 魅 力 的 な職 位 に整 備. そ こで , 本 調 査 よ り高 度 研 究 専 門職 に対 す る各. し, 運 用 して い くこ とが 各 国 共 通 して 必 要 と な ろ. 国 研 究 開 発 者 の評 価 につ い て み て い く。 高 度 研 究. う10)。ま さ に そ れ は, 研 究 専 門 職 の制 度 上 の各 国. 専 門職 に 「ぜ ひ就 きた い」 と 「で きれ ば 就 きた い」. 共 通 した方 途 の一 っ とな ろ う。. の 肯 定 的 な 評 価 が , 日 本 の71.9%, 60.8%, 韓 国 の74.4%, 的 な評 価 を 日本 で43.9ポ. イ ン ドの68.6%と. 英 国 の. そ の 中 で, 日本 企 業 に お け る現 行 の 管 理 職 に就. ,消 極. け な か った研 究 開発 者 に対 す る, あ るい は研 究 能. イ ン ト, 英 国 で21.6ポ. イ ン ト, 韓 国 で58.5ポ. イ ン ト, イ ン ドで37.6ポ. イ ン トそ れ ぞ れ上 回 って お り, 各 国 共 通 して肯 定. 力 が 伸 び 悩 む40歳. 代 か ら の年 功 的 な キ ャ リ ア. ル ー トを保 証 す る処 遇 策 と して の 専 門 職 制 度 の 運 用 上 の見 直 しが必 要 とな ろ う11)。. 的 な評 価 が み られ る。 また そ の評 価 理 由 につ い て は, 各 国 の研 究 開発 者 の 間 で 「研 究 職 に性 格 的 に 適 して い る」(日 本 の45.4%, 国 の35.3%,. イ ン ドの24.0%),. した い」(日 本 の40.8%,. 英 国 の38.0%,. 韓:. 「研 究 活 動 に専 念. 英 国 の18.5%,. 韓国 の. 4. 能 力 開発 シス テ ム. 研 究 人 材 の戦 略 的活 用 は も とよ り, 採 用戦 略 の 見 直 しに伴 い, ま た実 績 評 価 に対 す る処 遇 策 と し て 各 国 共 通 して重 要 な開 発 マ ネ ジメ ン ト上 の課 題.

(7) 一 研 究開発者の人材管理の国際比較一 一. 79. が , 研 究 開 発 者 の能 力 開発 で あ る。 な か で も研 究. た。 ま さに そ れ は, 研 究 開 発 者 の能 力 開 発 方 法 に. 開 発 の急 速 な高 度 化 に伴 い, 研 究 開発 者 の保 有 す. お け る国 際 的 な 共 通 化 の 一 つ の 方 途 に な る もの と. る知 識 の陳 腐 化 が以 前 に もま して進 む 中 で, 長 期. 考 え られ る。. 雇 用 を前 提 と した新 卒 者 の企 業 内育 成 を重 視 した 日本 企 業 は もと よ り, 転 職 な ど研 究 人 材 の流 動 化. そ の 中 で, 研 究 開 発 者 の 能 力 開 発 の 方 法 と して OJTを 特 に重 視 して い る 日本 企 業 に と って ,他 の. が 活 発 な外 国 企 業 に と っ て も, 多 様 な研 究 成 果 を. 研 究 開発 者 との結 果 責 任 や オ リジナ リテ ィを 明 確. あ げて い く上 で 研 究 活 動 の担 い手 で あ る研 究 開 発. に す る よ うな種 々 の現 場 主 義 型 , お よび 自主 的 に. 者 の能 力 開 発 が 重 要 な課 題 と な っ て くる。. 能 力 を開 発 して い くべ き種 々 な 自発 型 の 能 力 開 発. そ こで,再 び表1よ り研 究 活 動 の主 体 で あ り,能 力 開発 の対 象 で あ る研 究 開 発 者 自身 に と って 有 効. 方 法 を社 内外 で積 極 的 に提 供 して い くよ うな 見 直 しが 必 要 と な ろ う。. な能 力 開発 の方 法 を, 会 社 の 重 視 す る方 法 と合 わ せ て み て い く。 各 国 の研 究 開発 者 に と って , 先 輩. お わ りに. や上 司 の指 導 に よ る 「OJT」 や 「責 任 の重 い仕 事 の 経 験 」 な ど, 実 際 の業 務 経 験 や結 果 責 任 の伴 う仕. 研 究 開 発 の国 際 化 が 進 展 す る 中 で, 研 究 人 材 を. 事 を通 して能 力 を開 発 して い く現 場 主 義 型 を主 体. 戦 略 的 に活 用 し, 研 究 活 動 を活 性 化 し, 研 究 成 果. に, さ らに新 しい発 想 を刺 激 す るた あ社 内外 の情. を あ げて い く上 で , そ の開 発 マ ネ ジ メ ン トが各 国. 報 に接 触 す る独 自 の学 習 機 会 を通 した 自己啓 発 が. に お い て共 通 の課 題 と な って くる。 そ こ で本 稿 で. 共 通 して 有 効 な能 力 開 発 方 法 で あ り, 定 期 異 動 な ど に よ る人 事 異 動 型 の有 効 性 は低 くな って い た。. は, 日本 , 英 国, 韓 国 と イ ン ド企 業 の研 究 開 発 者 へ の質 問紙 調 査 の結 果 に基 づ き,表4の よ うに,. な か で も日本 企 業 にお け る 「OJT」 の高 い評 価 と. 研 究 開発 者 の採 用 を は じめ, 能 力 開 発 や 評 価 ・処. 「責 任 の重 い仕 事 の経 験 」の低 い評 価 を 除 き,研 究. 遇 な ど各 国 管 理 シ ス テ ムの特 徴 を 明 らか に し, そ. 開 発 者 に と って 有 効 な能 力 開 発 方 法 と会 社 の重 視. の共 通 化 の方 途 か ら研 究 開発 者 の グ ロ ーバ ル な人. す る能 力 開 発 方 法 と は同 様 の結 果 と な って い る。. 材 管 理 シス テ ム の あ り方 に つ い て 考 察 し, さ らに. この こ と は, 会 社 関 係 な い し研 究 者 個 人 の多 様. そ の 中 で 日本 企 業 の研 究 開発 者 に対 す る人 材 管 理. な研 究 成 果 を あ げ て い く上 で , 企 業 内 で の固 有 な. シ ス テ ム に お い て 見 直 す べ き点 に つ い て み て き. 技 術 開発 力 の 蓄積 や 関 連 深 い一 連 の キ ャ リア形 成. た。. の た あ に 有 効 なOJTを. は じあ , 他 の研 究 開 発 者. こ の研 究 開 発 者 に対 す る グ ロー バ ル な管 理 シ ス. との独 自性 を 明確 に し, 明 確 な 結 果 責 任 が 求 め ら. テ ム は, 単 な る外 国 企 業 に お け る人 材 管 理 シ ス テ. れ る業 務 の遂 行 を通 して能 力 の 伸 張 が 実 感 され る. ムの 導 入 な い しそ の転 換 で は な く, 企 業 独 自の 新. 責 任 の重 い仕 事 を通 した現 場 主 義 型 を主 体 に , 自. しい人 材 管 理 シ ス テ ム の創 造 を あ ざ し, 自社 の人. らの キ ャ リア展 望 か ら企 業 内外 で の独 自な学 習機. 材 管 理 シ ス テ ムを 見 直 して い く一 つ の契 機 に して. 会 を通 して能 動 的 に能 力 を 開発 して い く 自発 型 の. い くこ とを 意 味 す る もの で あ る。 た だ し, そ う し. 能 力 開 発 を組 み合 わせ な が ら, か っ研 究 開発 者 の. た 研 究 開 発 者 に 対 す る人 材 管 理 シ ス テ ム を 構 築. 主 体 性 を 尊 重 して い く能 力 開 発 の方 法 が各 国 共 通. し, 運 用 して い く上 で の 前 提 条 件 と して , 国 際 的. して 有 効 で あ りか っ 企 業 に よ って も重 視 さ れ て い. に そ れ ぞ れ異 な った 文 化 や 価 値 観 と積 極 的 に接 触. る こ とを 意 味 して い よ う。. し, 理 解 して い くこ とを は じめ , 本 調 査 に お い て. い ず れ に して も研 究 開 発 者 に と っ て有 効 な あ る い は会 社 の重 視 す る能 力 開 発 の方 法 と して,OJT. 日本 の87.4%, ン ドの72.0%と. 英 国 の75.5%,. 韓 国 の91.1%,. イ. 各 国共 通 して 多 くの 研 究 開 発 者. を は じめ と した責 任 の 重 い仕 事 な ど の現 場 主 義 型. に よ りそ の 重 要 性 が 認 識 さ れ て い る よ う に, 採. を主 体 に, 自己啓 発 を 中心 と した 種 々 の方 法 に よ. 用 , 能 力 開 発 や処 遇 に 際 して研 究 開 発 者 の 能 力 ,. る 自発 型 の, しか も研 究 開 発 者 の 主 体 性 を尊 重 し. 適 性 や研 究 実 績 を 的確 か つ公 平 に評 価 して い くこ. て能 力 を開 発 して い く こ とが 各 国 共 通 して み られ. とが 大 き な課 題 とな って こよ う。.

(8) 職ル ー ト. 用方式. (3)採. 力 開発方法. 本 国. 韓 ン. ド. 潜在 的に高 い転職志 向. 共通化 の方途. OJT. l. 1. l. 1驪 芒鰭 衾墨席を I. i. 魏 驕. 自己啓発. 鴿 尸耕奚. よ び 研 究 開 発 者 の主 体 性 を 尊 重 したOJT・ 責 任 の重 い 仕 事 ・ 新 プ ロ ジ ェ ク ト推 進 に よ る現 場主 義型 , お よ び 自 己啓 発 を 中 心 と した多OJT , 責 任 の 重 い仕 事 様 な 自発 型 の能 力 開 発 方 法 を 組 み 合 わ せ る や 新 プ ロ ジ ェ ク ト推 進 こと の 現 場 主 義型 , お よ び. の 現 場 主 義 型.お 自 己啓 発. ・. 責 任 の重 い仕 事 :OJT, 責 任 の 重 い仕事OJT, 責 任 の重 い仕 事1 1や新 プ ロ ジェ ク ト推 進 や 新 プ ロ ジ ェ ク ト推進 や 新 プ ロ ジ ェ ク ト推 進. IOJT,. (3)高 度 研究専 門職. (1)会 社 の 重 視 す る 処遇策. 軽 減 し, か つ 管 理 職 に 劣 らな い 権 限 を 付 与 した職 位 に 整 備 す る こ と. 1研究活動へ の専念か らi大きな仕 事がで きるご 研究活動へ の専念 や大 大 きな仕事 がで きる こ.研究活動 に対す る特定 の年 齢限界 の意識 を 肯定的評価 とか ら肯定 的評価 1きな仕事がで きること とか ら肯定的評価 取 り除 き, 管 理 能 力 と研 究 能 力 の 明 確な 評3 ・ か ら肯定的評価 価 に基 づ い た上 で, 研 究 活 動 以 外 の雑 務 を1. 冊 究活動上の自由1供. 騰 餓 黔 社内賞難 齷 鷺 豊嘉騾1. 経 済 的報 酬 で の昇 給 ・ 経 済 的 報 酬 で の昇 給 ・ ボ ー ナ ス, 社 内賞 の特 経 済 的 報 酬 で の 昇 給 1ボー ナ ス, 職 位 で の管iボ ー ナ ス, 職 位 で の 管i別 報 奨 (ボ ー ナ ス), 職 位 で の 管 理 職 へ の昇 進 , 研 究 経 済 的 報 酬 で の 昇 給 ・ボ ー ナ ス, 職 位 で の 活 動 上 の 自由 高 度 研 究 専 門 職 へ の 登 用(管 理 職 へ の 昇 究活動上の 自由 進), 研 究 活 動 上 の 自 由(研 究 条 件 の整 備), 1 .研究 機 会 の 提 供 な ど, 実 績 評 価 と して 研 究 (2)研 究 開 発 者 に と っ 経 済 的報 酬 で の昇 給 ・ 経 済 的 報 酬 で の 昇 給 ・ 経 済 的報 酬 で の昇 給 ・ 経 済 的報 酬 で の昇 給 ・ 開 発 者 の キ ャ リア 形 成 に相 応 しい 多 様 な処 て 有 効 な 処 遇策 ボ ー ナ ス, 職 位 で の管 ボー ナ ス, 職 位 で の 高 ボ ー ナ ス, 研 究 活 動 上 ボ ー ナ ス, 職 位 で の 管 遇 シ ス テ ムを 整 備 す る こ と 理 職 へ の昇 進 ・高 度 研 度 研 究 専 門 職 へ の 登 の 自 由, 研 究 機 会 の提 理職 へ の昇 進 ・高 度 研 究 専 門 職 へ の登 用 , 研 究 活 動 上 の 自 由, 研 究 機 会 の提 供 : 機会 の提供. 価 ・処 遇 シ ス テ ム. イ. 比較的低 い転職経験 高 い転職経験. 国. 髏 懸 舞紹舶 由; 驫 懸 寡紹舶 由1纛懸 寡紹舶 由: 響 霧 觀 し鼎 嚢撃 募など入職. 1高い転職経験. 英. 長期雇用 の下での新卒 外部労働市場 に依存 し「 長期雇用の下での新卒 外部労働市場 に依存 し1企業内外 の労 働市場 へ依存 した新卒定 期採 た中途採用,新卒採用1用, 中途採用,期 限付 き採 用 など採用方 式 定期採用 た中途採用,新卒採用1採 用 を多様化 してい くこと. 岻 い転職経験 大学関係 の紹介. 日. 各国研 究開発の管理 システムの特質. の現 場 主 義 型 , お よ び の 現 場主 義型 , お よ び 自 己啓 発 自己啓 発 (2)研 究開発 者 にと っ OJTや 責 任 の 重 い 仕 OJT, 責 任 の重 い仕 事{OJTや 責 任 の 重 い 仕 て有 効 な能 力開発方 事 の 現 場 主 義型 , お よ や 新 プ ロ ジェ ク ト推 進1事 の 現場 主 義 型, お よ … の現 場 主 義 型 , お よ び び 自己啓 発 法 1び種 々 の 自発型. 3.評. 1. 2.能 力 開発 シス テ ム 2(1)会 社 の重 視 す る能. 働市場. (2)入. 用 システム. (1)労. 1.採. 管理 システム. 表4. ◎◎O.

(9) 一. 研 究開発者の人材 管理の国際比較一一. 経 産 業 新 聞』1998年8月21日. 調 査 よ り,研 究 開 発 者 の活 性 化 の た あ研 究 成 果. 8)本. 注. 81. に対 す る評 価 の重 要 性 は, 日本 の93.9%, 1)本. 質 問 紙 調 査 の 質 問 項 目 と結 果 につ いて は,慶 應. 義塾 大 学 産 業 研 究 所 『 組 織 行 動 研 究 』No.29, 1999年3月 を参 照. 2)本 調査 よ り,研 究 開 発 者 の 活 性 化 の た め 能 力 開 発 の 重要 性 が, 日本 の76.6%,. 英 国 の79.2%,. て い く。日本 で は,「年 齢 限 界 あ り」との 回 答 者 が. 韓国. 52.9%と ,外 国 企 業 の回 答 者(英 国 の26.7%, 韓: 国 の34.5%, イ ン ドの35.2%)と 比べて年齢限. の91.2%, イ ン ドの82.2%と ,各国研究開発者 の 間 で共 通 して高 く評 価 され て い る. 3)本 調 査 よ り,研 究 開 発 者 の活 性 化 の た め研 究 人 材 の多 様 性 に対 す る重 要 性 が, 日本 の65.4%, の66.7%,. 韓 国 の56.9%,. イ ン ドの65.3%と. 界 の意 識 は強 くな って い る.ま た 研 究 者 と して の 限 界 要 因 に つ い て は, 「発 想 力 の 問 題 」(日 本 の. 英国. 13.8%, 英 国 の19.3%,. ,. 価 され て い る.ま た多 国 籍 の研 究 人 材 を募 る た め. の20.7%,. に遠慮 せず アイデ アを発表す ることが研究所 に. 韓 国 の23.3%,. イ ン ドの17.1%)や. 「研 究 活 動 以 外 の 業 務 の 多 忙 」(日本 の21.4%, 英 国 の18.5%, 韓 国 の25.6%, イ ン ドの16.8%). 刺 激 を与 え,研 究報 告 数 が 増 え るな ど研 究成 果 が. 『日本 経 済 新 聞 』1999年3月21日. しか も入 社 に 際 して ,研 究 開 発 者 の帰 属 意 識 に. イ ン ドの. 12.9%)な ど,研 究 開 発 者 自 らの研 究 能 力 の低 下 以 上 に,「管 理業 務 の 多 忙 」(日 本 の28.2%, 英 国. 1996年 か ら旭 化 成 が 始 め た 「ボ ー ダ レス 採 用 」 を通 して ,会 議 が 英 語 で 行 わ れ た り,先 輩 や 同 僚. 4). 韓 国 の14.4%,. 9.6%)や 「技術 革 新 に つ い て い けな い 」(日 本 の 9.1%, 英 国 の13.4%, 韓 国 の10.2%, イ ン ドの. 過 半 数 を 越 え て 各 国 研 究 開 発 者 の 間 で 共 通 に評. 向上 した と い う,ま さ に研 究人 材 の 多様 化 を通 し て研 究 活 動 の 活 性 化 さ れ た ケ ー ス が み られ る.. 英 国の. 82.4%, 韓 国 の91.3%, イ ン ドの84.1%と ,各 国 研 究 開 発 者 の 間 で 共 通 して 圧 倒 的 に高 く指 摘 され て い る. 9)本 調 査 よ り,研 究 者 と して の 年 齢 限 界 につ い て み. な ど,研 究 能 力 の衰 え と は直 接 関 係 な い要 因 に よ り限 界 要 因 の もた らさ れ て い る こ と が 各 国 共 通 して み られ る. 10)本 調 査 よ り,研 究 開 発 者 の活 性 化 の た め仕 事 上 の. つ い て 本 調 査 よ りみ て い く と, 会 社 お よ び 所 属. 権 限 に対 す る重 要 性 が, 日本 の55.4%,. 部 門 が , 日本 の19.1%, 英 国 の24.4%, 韓国 の 23.1%, イ ン ドの37.7%に 対 して, 研 究 開 発 職. 61.7%, 韓 国 の72.9%, イ ン ドの81.7%と ,各 国 研 究 開 発 者 の 間 で 共 通 して 大 き く評 価 され て い る. 日本 企 業 にお いて ,例 え ば 高 度 な専 門 能 力 を もっ. お よ び 研 究 対 象 は , 日 本 の61.4%, 46.1%,. 韓 国 の59.1%,. イ ン ドの51.2%と. 英 国 の ,各. 11). 英国 の. 国 共 通 して 職 務 や 研 究 活 動 へ の 帰 属 意 識 が 強 く. 研 究 者 の 処 遇 が 不 利 にな らな い よ う に,人 事 評 価. な って い る.こ の こ とか ら も,研 究 開発 者 の 入 社 に あ た っ て は,組 織 よ り もむ しろ職 務 や研 究 活動. の 基 準 か ら管 理 能 力 を 外 し,研 究 成 果 だ けを 評 価 の 対象 と し,昇進 ・昇 格 を 一 般 管 理 職 と は別 体 系. へ の 帰 属 と い う, い わ ば 研 究 開 発 者 と して プ ロ. と し,か っ専 門職 か ら一 般 管 理職 へ の 復 帰 も可 能 な 魅 力 的 な 専 門職 制 度 を 導 入 して い る 村 田製 作. フ ェ シ ョナ ル な意 識 を強 く も った 入 社 志 向 の強 ま る こ とが 窺 われ る. 5)本 調 査 よ り,研 究 開 発 者 の活 性 化 の た め安 定 雇 用 に 対 す る 重 要 性 が , 日 本 の52.8%, 67.0%, 韓 国 の78.4%,. イ ン ドの81.3%と. 所 の ケ ー ス が み られ る.『日経 産 業 新 聞 』1998年 5月29日.. 英 国 の ,各 国. 参考文献. 研 究 開 発 者 の 間 で 共 通 して 高 く評 価 され て い る. 6)本 調 査 よ り,研 究人 材 の 入 職 経 路 につ いて み て い. ) 1. く と,大 学 の先 生 を 中心 と した 大学 の 先 輩 や 就 職 担 当 部 な ど 大 学 関 係 の 紹 介 に よ る入 職 経 路 が,. ) 2. 日本 の66.0%に. 対 して ,英 国 の8.9%,. 韓国の. ) 3. 37.3%, イ ン ドの14.6%と , 日本 で は大 学 関 係 の 紹 介 に よ る入 職 経 路 が 圧 倒 的 に 多 くな って い る. 7)採 用 シ ス テ ムの 多 様 化 と して ,例 え ば大 日本 印 刷. 慶 應 義 塾 大 学 産 業 研 究 所 『組 織 行 動 研 究 』No.26, 1996年3月 ,No.29,1999年3月 . 拙 著 『研 究 開 発 の グ ロ ー バ ル 戦 略』 千 倉 書 房 , 2000年 , 拙 稿 「 研 究 開発 者 の グ ロー バ ル な 管 理 シス テ ム」 『 千 葉 大 学 経 済 研 究 』 第14巻4号 , 2000年3月. 日本 生 産 性 本 部 『英 国 の技 術 者 ・日本 の技 術 者 』 1990年 , 同 『ドイ ッ の技 術 者 ・ 日本 の技 術 者 』. は, 本 業 の印 刷 技 術 を核 に,定 期採 用 の他 に, 高. 1990年. い専 門 知識 を 持 っ 「キ ャ リア採 用 」 を は じめ, 大. ) 4. 1991年.. ) 5. 日本 労 働 研 究 機 構 『国 際 比 較 :大 卒 ホ ワ イ トカ ラー の 人 材 開 発 ・雇 用 シ ス テ ム』1997年 .. 学 卒 業 後2∼3年. 企 業 に勤 務 した経 験 を持 っ 「第. 二 新 卒 採 用 」, 海 外 の 大学 卒 業 者 に 対 す る 「秋 季 採 用 」 な ど, 採 用 方 法 を 多 様 化 して い く と と も に よ り随 時 募 集 し,必 要 な研 究 人 材 の採 用基 準 や 採 用 方 法 を公 開 して い る ケ ー ス が み られ る.『 日. ) 6. に,採 用 に あ た って イ ン ター ネ ッ トや情 報 誌 な ど. , 同 『米 国 の 技 術 者 ・ 日 本 の 技 術 者 』. 日 本 労 働 研 究 機 構 『イ ン ドの 人 的 資 源 管 理 』 1998年. 佐 護 ・安 編 著 『労 務 管 理 の 日韓 比 較 』 有 斐 閣 , 1993年..

(10)

Referensi

Dokumen terkait

Pengalaman jugalah yang mendasari kemungkinan adanya sintesis antara predikat ’berat’ dengan pengetahuan saya akan benda tadi; sebab pengetahuan itu, kendati yang

Penelitian ini bertujuan untuk mengidentifikasi jenis pergeseran yang terjadi dalam terjemahan dan menemukan kesetaraan makna dari Frasa Kata Benda Bahasa Inggris

Selain itu hasil juga menunjukkan jenis-jenis klausa relative yang diusulkan oleh Quirk (1985) yang terdapat pada novel ini adalah klausa relatif restrictive dan klausa

Dari berbagai pandangan yang dikemukan oleh pakar penerjemah, dapat disimpulkan bahwa metode penerjemahan merupakan sebuah opsi penerjemahan yang lebih menekankan

Dalam penyajian Laporan Realisasi Anggaran untuk periode yang berakhir sampai dengan tanggal 31 Desember 2013, Pendapatan Negara dan Hibah dan Belanja Negara

Gambar 10 Rata-rata jumlah tunas adventif klon tanaman nilam hasil iradiasi sinar gamma 30 gray pada (A) konsentrasi BAP yang berbeda dengan penambahan 0.1 mg/L IAA dan

Mengakses Server Melalui SSH Menggunakan PuTTY di Windows SSH (Secure Shell) adalah protokol jaringan yang digunakan untuk komunikasi data yang aman antara server dan

kehadirat Allah SWT, yang telah melimpahkan Rahmat dan Hidayah-Nya, sehingga penulis dapat menyelesaikan studi di Fakultas Sains dan Teknologi Universitas Islam