早稲田大学大学院理工学研究科
博 士 論 文 概 要
論 文 題 目
高性能透析器および透析膜の性能評価に関する研究
Performance evaluation of highly efficient membrane
and module for hemodialysis
申 請 者
山本
健一郎
Ken-ichiro Yamamoto
氏 名 専攻・研究指導 (課程内のみ)応用化学専攻 化学工学研究
2005 年 11 月1 9 14 年 に A b e l が 人 工 腎 臓 の 基 本 概 念 で あ る ”v i v i d if f u s i o n”を 提 案 し て 以 来 、 人 工 腎 臓 は 著 し く 進 歩 し た 。 人 工 臓 器 の 中 で 、 人 工 腎 臓 が 最 も 早 く 成 功 し た 理 由 は 、1)「 透 析 」 と い う 比 較 的 単 純 な 原 理 の 応 用 で あ る こ と 、2)間 歇 的 治 療 が 可 能 で あ る こ と 、3)ア イ デ ア の 芽 生 え が 早 か っ た こ と 、4)工 学 と 医 学 の 連 携 が 早 く か ら 行 わ れ て い た こ と な ど に よ る 。 化 学 工 学 の 発 想 ・ 手 法 は 、 人 工 腎 臓 の 性 能 を 向 上 す る 上 で 大 き く 貢 献 し た 。 日 本 に お け る 透 析 患 者 数 は 、毎 年 1 万 人 強 の 割 合 で 増 加 を 続 け 、2 0 0 4 年 末 に は 約 2 5 万 人 に 達 し て い る 。 こ う し た コ ン ス タ ン ト な 患 者 数 の 増 加 は 、 糖 尿 病 性 腎 症 の 増 加 、 高 齢 化 、 透 析 膜 ・ 透 析 器 や 透 析 シ ス テ ム の 改 良 な ど 、 多 く の 要 因 に よ る 。現 在 、全 患 者 数 の う ち 、腎 移 植 を 受 け ら れ る 患 者 数 は 全 体 の わ ず か 0 . 4%に す ぎ ず 、 透 析 患 者 の Q O L( Q u a l i t y o f L i f e )向 上 が 大 き な 課 題 で あ り 、 新 規 高 性 能 ・ 高 機 能 透 析 膜 お よ び 透 析 器 、 新 規 透 析 シ ス テ ム の 開 発 が 急 務 で あ る 。 尿 素 、 ク レ ア チ ニ ン な ど の 低 分 子 量 物 質 、 慢 性 腎 不 全 患 者 の 自 覚 症 状 に 関 連 す る と 考 え ら れ て い る 中 分 子 量 物 質 の 除 去 効 率 を 向 上 さ せ 、さ ら にβ2-ミ ク ロ グ ロ ブ リ ン やα1-ミ ク ロ グ ロ ブ リ ン な ど に 代 表 さ れ る 低 分 子 量 タ ン パ ク 質 の 効 率 的 な 除 去 を 可 能 に す る 新 規 高 性 能 ・ 高 機 能 透 析 器 の 開 発 が 盛 ん で あ る 。 同 時 に 、 血 液 と 人 工 膜 と の 接 触 に 起 因 す る 生 体 適 合 性 に 優 れ た 透 析 膜 の 開 発 も 進 ん で い る 。 本 研 究 で は 、 こ れ ら の 高 性 能 透 析 器 お よ び そ れ に 用 い ら れ て い る 高 性 能 透 析 膜 を 、 物 質 移 動 ・ 生 体 適 合 性 の 観 点 か ら 評 価 し た 。 本 論 文 は 、4 つ の 章 か ら 構 成 さ れ て い る 。 第 1 章 で は 、 血 液 浄 化 療 法 の 歴 史 と 現 状 に つ い て 概 説 す る こ と に よ り 、 透 析 医 療 の 抱 え る 問 題 点 を 示 す と と も に 、 本 研 究 の 意 義 や オ リ ジ ナ リ テ ィ ー に つ い て 述 べ た 。 第 2 章 ： 膜 劣 化 （ フ ァ ウ リ ン グ ） や 透 析 液 流 動 状 態 の 観 点 よ り 、 内 部 濾 過 促 進 型 透 析 器 に つ い て 検 討 し た 。 血 液 透 析 治 療 に お け る 合 併 症 の 改 善 を 目 的 と し て 開 発 さ れ た 高 性 能 透 析 膜 を 用 い 、β2-ミ ク ロ グ ロ ブ リ ン な ど の 低 分 子 量 タ ン パ ク 質 の 除 去 性 能 が 向 上 し た 。 一 方 、 濾 過 係 数 が 大 き い 透 析 膜 を 用 い た 透 析 器 の 場 合 、 内 部 で 濾 過 お よ び 逆 濾 過 が 生 じ る が 、 近 年 こ の 現 象 を 性 能 向 上 に 積 極 的 に 活 用 す る 試 み が な さ れ 、 内 部 濾 過 促 進 型 透 析 器 が 開 発 さ れ た 。 特 別 な 装 置 や 大 量 の 置 換 液 を 必 要 と せ ず 、 血 液 透 析 濾 過 が で き る 治 療 法 と し て 注 目 さ れ て い る 。 し か し 、 濾 過 を 伴 う 膜 分 離 で は 血 漿 タ ン パ ク の 付 着 に よ る フ ァ ウ リ ン グ が 重 要 な 問 題 と な る 。 タ ン パ ク 質 の 吸 着 は 細 孔 の 閉 塞 や 狭 小 を 引 き 起 こ し 、 さ ら に 血 小 板 凝 集 や 血 液 凝 固 の 原 因 と な る 。 こ こ で は 、 内 部 濾 過 促 進 が 膜 の フ ァ ウ リ ン グ に 与 え る 影 響 を 、 純 水 濾 過 係 数 、 拡 散 透 過 係 数 お よ び ふ る い 係 数 で 評 価 し た 。 内 部 濾 過 促 進 型 透 析 器 に は 、 中 空 糸 内 径 を 小 さ く し た も の 、 中 空 糸 を 長 く し た も の な ど が 考 案 さ れ て い る が 、 本 研 究 で は 中 空 糸 充 填 率 を 高 め 、 透 析 液 側 圧 力 損 失 を 大 き く す る こ と に よ り 、 内 部 濾 過 を 促 進 す る 透 析 器 を 評 価 対 象 と し た 。 牛 血 液 を 用 い て 透 析 し た の
ち 、 透 析 器 内 局 所 よ り 取 り 出 し た 中 空 糸 膜 の 純 水 濾 過 係 数 と 拡 散 透 過 係 数 を 測 定 し た 。 結 果 、 特 に 内 部 濾 過 が 生 じ る と 考 え ら れ る 透 析 液 出 口 付 近 で 、 透 析 初 期 に 膜 の 透 過 性 が 顕 著 に 低 下 し た 。 し か し 、 こ の 純 水 濾 過 係 数 と 拡 散 透 過 係 数 の 低 下 は 従 来 型 透 析 器 と 同 程 度 で あ り 、 過 度 の フ ァ ウ リ ン グ は 起 こ ら な い こ と が 示 さ れ た 。 ま た 、 透 析 器 内 に 留 置 し た 電 極 に 、 イ オ ン ト レ ー サ （N a C l 水 溶 液 ） が 到 達 す る 時 間 を 測 定 す る こ と に よ り 、 中 空 糸 の 高 充 填 化 が 透 析 液 流 動 状 態 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て 調 べ た 結 果 、 透 析 液 流 動 状 態 は 改 善 さ れ て い る こ と が わ か っ た 。 以 上 よ り 、 高 充 填 化 に よ る 内 部 濾 過 促 進 は 、 低 分 子 量 タ ン パ ク 質 除 去 に 有 効 で あ る と 考 え ら れ た 。 第 3 章 ： 透 析 膜 に 阻 止 さ れ た Et（End ot oxin） が 血 液 に 及 ぼ す 影 響 に つ い て 検 討 し た 。E t は 、 強 い 発 熱 作 用 を 有 し 人 体 に 有 害 で あ る 。 そ の た め 血 液 透 析 に お い て 、 透 析 液 中 の Et 濃 度 を 低 く 抑 え る 必 要 が あ る 。 市 販 さ れ て い る 透 析 膜 は 、 非 常 に 優 れ た E t 阻 止 能 を 有 し て お り 、臨 床 条 件 に お い て E t が 透 析 液 側 か ら 血 液 側 へ 侵 入 す る こ と は 少 な い 。 し か し 、 長 期 の 透 析 患 者 に Et が 一 因 と 考 え ら れ る 透 析 ア ミ ロ イ ド 症 や 食 欲 減 退 、 慢 性 炎 症 、 低 栄 養 、 タ ン パ ク 異 化 、 免 疫 能 低 下 な ど の 発 症 が 多 い こ と も 事 実 で あ る 。 こ れ は 、E t は 血 液 に 侵 入 し な く て も 、 マ ク ロ フ ァ ー ジ を 刺 激 し 、 腫 瘍 壊 死 因 子 （TNF）、 イ ン タ ー ロ イ キ ン （IL） と い っ た サ イ ト カ イ ン 、 酸 素 ラ ジ カ ル な ど の 産 生 を 亢 進 す る た め と 考 え ら れ る 。 こ れ は 1 回 の 治 療 あ た り で の 作 用 は ご く 弱 い も の で も 、 治 療 回 数 を 重 ね る こ と で 症 状 が 現 れ る こ と を 示 唆 し て い る 。 そ こ で 本 研 究 で は 、 透 析 中 に 逆 濾 過 に よ っ て 膜 に 阻 止 さ れ た E t の 活 性 を 評 価 す る 新 規 手 法 を 確 立 し 、膜 に 阻 止 さ れ た E t が 血 液 に 及 ぼ す 影 響 、 ま た 、 膜 構 造 の 違 い に よ る 影 響 に つ い て 検 討 す る こ と を 目 的 と し た 。 従 来 の Et 活 性 評 価 法 は 、 溶 液 中 の Et 活 性 評 価 に の み 用 い ら れ て き た が 、 本 研 究 で は 、 カ ブ ト ガ ニ の 血 球 抽 出 成 分 液 （Limulus amebocyte lysate , LAL） 試 薬 を 中 空 糸 膜 内 に 充 填 し 、 血 液 側 近 傍 に 阻 止 さ れ た Et の 活 性 を 測 定 し た 。 膜 に 阻 止 さ れ た E t 活 性 の 膜 構 造 に よ る 差 異 を 調 べ る た め に 、外 側 と 内 側 に 緻 密 層 を 持 つ ポ リ エ ス テ ル 系 ポ リ マ ー ア ロ イ （P E PA） 膜 、 ポ リ エ ー テ ル ス ル ホ ン （P E S） 膜 、 お よ び 内 側 に の み 緻 密 層 を 持 つ ポ リ ス ル ホ ン （P S） 膜 に つ い て 検 討 し た 。3 種 の 膜 の 内 ・ 外 表 面 の 孔 径 を FE- SEM お よ び AFM を 用 い て 測 定 し た 。 ま ず 滅 菌 し た ミ ニ モ ジ ュ ー ル に E t 試 験 溶 液 を 全 濾 過 す る こ と で 、E t を 膜 に 阻 止 さ せ た 。E t 試 験 溶 液 濃 度 は 、1 0 , 0 0 0 E U/ L、1 0 0 E U/ L、1 0 E U / L と し た 。濾 過 流 束 は 臨 床 濾 過 流 束（1 5 m l・ m i n- 1・m- 2） の 1 - 1 3 倍 と し た 。 濾 過 終 了 後 、L A L 試 薬 を 膜 内 に 充 填 し 、 恒 温 下 で 反 応 し た の ち 、L A L 試 薬 を 吸 引 し 、 吸 光 度 （4 0 5 n m） を 測 定 す る こ と で 膜 に 阻 止 さ れ た E t の 活 性 を 測 定 し た 。外 側 緻 密 層 で E t を 阻 止 す る P E PA 膜 は 中 空 糸 内 側 で Et 活 性 が 検 出 さ れ な か っ た の に 対 し 、 中 空 糸 内 側 緻 密 層 で Et を 阻 止 す る PS 膜 と PES 膜 で は 、 高 濃 度 Et を 濾 過 し た 場 合 に 中 空 糸 内 側 に Et 活 性 が 検 出 さ れ た 。 な お 、Et が 低 濃 度 （10 EU/ L） の 場 合 は 、 い ず れ の 膜 も Et 活 性 は 検 出 さ れ
な か っ た こ と か ら 、 透 析 液 の 清 浄 化 が 重 要 で あ る と 考 え た 。 中 空 糸 内 側 緻 密 層 に お い て 阻 止 さ れ た Et は 、 血 液 に 対 し て 活 性 を 示 す 可 能 性 が 示 唆 さ れ た 。 以 上 よ り 、E t は 血 液 が 直 接 触 れ な い 中 空 糸 外 側 緻 密 層 、も し く は 血 液 側 よ り 離 れ た 部 位 で 阻 止 す べ き こ と が わ か っ た 。 第 4 章 ： 活 性 酸 素 の 中 で も 多 く の 毒 性 機 構 が 知 ら れ て い る ス ー パ ー オ キ シ ド （O2 -） に 着 目 し 、O2 -の 生 成 、 膜 透 過 、 消 去 能 を 検 討 し た 。 生 体 内 に お い て 、 活 性 酸 素 は 酵 素 反 応 の 促 進 、 殺 菌 作 用 な ど の 重 要 な 役 割 を 果 た し て い る 。 し か し 、 過 剰 に 生 成 す る と 、 脂 質 、 糖 、 タ ン パ ク 質 、 核 酸 な ど を 攻 撃 し 、 そ れ が 多 く の 疾 病 、D N A 障 害 、 発 癌 の 原 因 と な る 。 血 液 透 析 治 療 の 際 、 血 液 と 透 析 膜 の 接 触 に よ り 、 白 血 球 成 分 の 一 つ で あ る 好 中 球 の 膜 吸 着 お よ び 補 体 の 活 性 化 が 好 中 球 の 活 性 化 を 促 進 さ せ 、 活 性 酸 素 種( r eac t ive oxygen s p ec ies：RO S )を 放 出 す る 。 そ の た め 、透 析 に よ る R O S の 増 減 と そ れ に 伴 う 透 析 ア ミ ロ イ ド 症 な ど の 合 併 症 と の 関 係 が 注 目 さ れ て い る 。 本 研 究 で は 、O2 -発 光 試 薬 で あ る
2- m e t hyl- 6- p - m e t hoxyp henyl e t hynyl-imidazopyrazinone(MPEC)の 反 応 に よ る 化 学 発 光 を 用 い て 、RO S の 中 で も 特 に 多 く の 毒 性 機 構 が 知 ら れ て い る O2 -に 着 目 し 、 そ の 生 成 、 膜 透 過 、 消 去 能 の 点 か ら 透 析 膜 を 検 討 し た 。O2 -の 生 成 は 、 牛 血 液 を 遠 心 分 離 す る こ と に よ り 分 離 し た 白 血 球 成 分 を 透 析 膜 に 接 触 さ せ 、そ の 際 の O2 -の 生 成 量 を M P E C 発 光 と し て 測 定 し た 。結 果 、膜 素 材 に よ り O2 -生 成 量 が 異 な り 、 比 較 的 疎 水 性 が 強 く タ ン パ ク 質 が 吸 着 さ れ や す い 膜 で O2 -生 成 量 が 多 か っ た 。 血 液 接 触 後 の 膜 で は O2 -生 成 量 に 違 い は な か っ た 。 こ れ は 、 膜 表 面 が タ ン パ ク 質 に 覆 わ れ る こ と に よ り 、白 血 球 が 膜 に 接 触 し に く く な る た め と 考 え た 。O2 -の 抗 酸 化 能 評 価 は 、 刻 ん だ 中 空 糸 膜 を 抗 酸 化 物 質 も し く は 酸 化 物 質 を 含 む 液 中 で 攪 拌 し 、 そ の 濃 度 を 測 定 す る こ と に よ り 行 わ れ る の が 一 般 的 で あ る 。 こ の 場 合 、 中 空 糸 内 側 と の 接 触 に よ る も の だ け で は な く 、O2 -の 寿 命 に よ る 消 失 や 高 い 反 応 性 の た め に 、 他 の 物 質 と の 相 互 作 用 の 影 響 を 受 け る と い う 問 題 が あ る 。 そ こ で 中 空 糸 膜 外 側 で x a n t h i n e の x a n t hi n e o x id as e に よ る 酸 化 反 応 に よ り 生 成 さ せ た O2 -を 、中 空 糸 膜 内 側 で M P E C と 反 応 さ せ る こ と に よ り 生 じ る 発 光 量 を 、中 空 糸 内 腔 に 挿 入 し た 光 フ ァ イ バ に よ り 測 定 す る こ と で 、 透 析 膜 の O2 -透 過 量 を 調 べ た 。 結 果 、O2 -透 過 量 は 膜 の 拡 散 透 過 係 数 に 依 存 し て お り 、 膜 素 材 に よ る 顕 著 な O2 -消 去 は 見 ら れ な か っ た 。 ま た 、 ビ タ ミ ン E 修 飾 有 無 お よ び そ の 固 定 量 に よ る 透 過 量 の 違 い か ら 、 膜 に 固 定 し た ビ タ ミ ン E の 抗 酸 化 能 を O2 -消 去 量 と し て 評 価 し た 。 結 果 、 ビ タ ミ ン E 表 面 改 質 膜 に お い て O2 -透 過 量 の 低 下 が 認 め ら れ た 。 ま た 本 測 定 系 に よ る と 、 ビ タ ミ ン E 固 定 量 が 2 5 m g/ m2以 上 に お い て O2 -消 去 量 は ほ ぼ 一 定 と な り 、固 定 化 量 に は 至 適 値 が 存 在 す る こ と が 示 唆 さ れ た 。 新 規 測 定 法 の 開 発 に よ り 、 膜 に 固 定 化 さ れ た ビ タ ミ ン E の O2 -消 去 に 対 す る 有 効 性 を 評 価 す る こ と が で き た 。 以 上 の よ う に 、 本 論 文 で は 高 性 能 透 析 器 お よ び 透 析 膜 の 開 発 に 有 用 な 知 見 を 得 た 。 こ れ ら は 血 液 浄 化 療 法 の 進 歩 に 極 め て 有 用 で あ る と 考 え る 。
研
究
業
績
種 類 別 題名、 発表・発行掲載誌名、 発表・発行年月、 連名者（申請者含む）
○論文 A novel technique of determining activity of endotoxin trapped by hollow-fiber dialysis membrane
Journal of Membrane Science (in press)
K Yamamoto, M Matsuda, M Hayama, J Asutagawa, S Tanaka, F Kohori, K Sakai ○論文 Hollow-fiber blood-dialysis membranes: superoxide generation, permeation and
dismutation measured by chemiluminescence
Journal of Artificial Organs, 8, 257-262（2005）
K Yamamoto, K Kobayashi, K Endo, T Miyasaka, S Mochizuki, K Sakai
○論文 Membrane fouling and dialysate flow pattern in an internal filtration-enhancing dialyzer
Journal of Artificial Organs, 8, 198-205(2005)
K Yamamoto, M Hiwatari, F Kohori, K Sakai, M Fukuda, T Hiyoshi ○論文 Technical evaluation of dialysate flow in a hollow-fiber dialyzer
Journal of Artificial Organs, 5, 251-256(2002) K Ishiwata, K Yamamoto, F Kohori, K Sakai
講演 A new method of determining superoxide permeability of hollow-fiber dialysis membranes using an optical fiber
ASAIO's 51st Annual Conference, Washington DC, USA, June, 2005 K Yamamoto, K Kobayashi, K Endo, F Kohori, K Sakai
講演 ビタミン E 固定化透析膜によるスーパオキシド O2-の消去 日本膜学会第 27 年会、東京、2005 年 5 月 山本健一郎、小林憲由、小堀深、酒井清孝、松本 優、福田 誠、日吉辰夫、遠藤恒介 講演 ビタミン E 固定化透析膜のスーパオキシド消去に対する有効性 日本医工学治療学会 第 21 回学術大会，東京，2005 年 5 月 山本健一郎，小林憲由，小堀深，酒井清孝，松本 優，福田 誠，日吉辰夫，遠藤恒介 講演 ビタミン E 固定化透析膜のスーパーオキシド消去能評価 化学工学会第 70 年会、名古屋、2005 年 3 月 山本健一郎，小林憲由，小堀深，酒井清孝，遠藤恒介 講演 透析膜にトラップされたエンドトキシンの活性 第 20 回ハイパフォーマンスメンブレン／次世代人工腎臓研究会、東京、2005 年 3 月 松田 雅人，山本 健一郎，小堀 深，酒井 清孝，宮坂 武寛，望月 精一，田中 重則 講演 ビタミン E 固定化透析膜のスーパオキシド O2-消去能 第 20 回ハイパフォーマンスメンブレン／次世代人工腎臓研究会、東京、2005 年 3 月 山本 健一郎，小林憲由，小堀 深，酒井清孝，松本 優，日吉辰夫，遠藤恒介 講演 透析器の透析液流動状態評価 −新しい APS 透析器と従来型透析器の比較− 第 20 回ハイパフォーマンスメンブレン／次世代人工腎臓研究会、東京、2005 年 3 月 山本 健一郎，樋渡 道士，小堀 深，酒井清孝，福田 誠，日吉辰夫 講演 血液透析膜におけるスーパーオキシドの透過･消去･生成の評価 第 42 回人工臓器学会大会、東京 2004 年 10 月 小林憲由, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝, 宮坂武寛, 遠藤恒介, 望月精一 講演 透析膜にトラップされたエンドトキシンの活性評価 第 42 回人工臓器学会大会、東京 2004 年 10 月 松田雅人, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝，宮坂武寛，望月精一，明田川順, 田中重則
研
究
業
績
種 類 別 題名、 発表・発行掲載誌名、 発表・発行年月、 連名者（申請者含む） 講演 内部濾過促進型透析器におけるファウリングの評価 第 42 回人工臓器学会大会、東京 2004 年 10 月 山本健一郎，樋渡道士，小堀深，酒井清孝 講演 MPEC 化学発光による中空糸透析膜のスーパーオキシド消去・透過能 化学工学会秋田大会、秋田、2004 年 7 月 小林憲由，山本健一郎，小堀深，酒井清孝，宮坂武寛，遠藤恒介，望月精一 講演 膜にトラップされたエンドトキシンの活性 化学工学会秋田大会、秋田、2004 年 7 月 松田雅人, 葉山順代, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝，宮坂武寛，望月精一，神保陽一, 吉田政司，明田川順, 田中重則 講演 中空糸型透析器における局所ファウリング 化学工学会秋田大会、秋田、2004 年 7 月 山本健一郎，樋渡道士，小堀深，酒井清孝
講演 Evaluation of local membrane fouling in hemodialyzer
50th Annual Conference American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO), Washington DC, USA, June, 2004
M Hiwatari, K Yamamoto, M Hayama, F Kohori, K Sakai 講演 中空糸型透析器における局所ファウリングの評価 第 43 回日本エム・イー学会大会、金沢、2004 年 5 月 山本健一郎，樋渡道士，葉山順代，小堀深，酒井清孝 講演 膜にトラップされたエンドトキシンの活性評価 第 19 回ハイパフォーマンス・メンブレン／次世代人工腎研究会、東京、2004 年 3 月 松田雅人, 葉山順代, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝，宮坂武寛，望月精一，明田川順, 田中重則 講演 膜にトラップされたエンドトキシンの新規活性評価手法 第 41 回 日本人工臓器学、仙台、2003 年 10 月 松田雅人, 葉山順代, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝，宮坂武寛，望月精一，神保陽一, 吉田政司，明田川順, 田中重則 講演 透析膜表面ナノ構造の新規観察･評価手法の確立 第 41 回 日本人工臓器学、仙台、2003 年 10 月 葉山順代, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝 講演 ポリスルホン透析膜のクッション効果による生体適合性向上 第 41 回 日本人工臓器学、仙台、2003 年 10 月 葉山順代, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝, 福田誠, 日吉辰夫 講演 血漿タンパク質吸着による局所ファウリングの評価 第 41 回 日本人工臓器学、仙台、2003 年 10 月 樋渡道士，山本健一郎，葉山順代，小堀深，酒井清孝 講演 透析膜におけるアルブミン漏出 第 41 回 日本人工臓器学、仙台、2003 年 10 月 山本健一郎，石澤拓真，葉山順代，小堀深，酒井清孝
講演 Atomic force microscopic observation of polymer-blended film
First International meeting on Applied Physics (APHYS 2003), Badajoz, Spain, October, 2003
研
究
業
績
種 類 別 題名、 発表・発行掲載誌名、 発表・発行年月、 連名者（申請者含む） 講演 ポリマーブレンド生体適合性材料の開発 化学工学会第 36 回秋季大会、東北大学川内北キャンパス、2003 年 9 月 葉山順代，山本健一郎，小堀深，酒井清孝，上野良之，菅谷裕之，板垣一郎
講演 Larger molecular weight polyvinylpirrolidone forms nano particles to achieve higher biocompatibility
World Congress of Medical Physics and Biomedical Engineering (WC2003), Sydney, Australia, August, 2003
M Hayama, K Yamamoto, F Kohori, S Mochizuki, H Sugaya, I Itagaki, K Sakai 講演 ポリスルホン透析膜の優れた生体適合性発現のメカニズム 第 48 回日本透析医学会学術集会、大阪、2003 年 6 月 葉山順代，山本健一郎，小堀深，福田誠，宮崎誠，日吉辰夫，酒井清孝 講演 2 層直列迷宮細孔モデルの実験的検証 第 42 回日本エム・イー学会大会、北海道、2003 年 6 月 葉山順代, 山川哲, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝, 宮坂武寛, 望月精一
講演 Plugging and narrowing of pores of bovine blood-treated dialysis membranes 49th Annual Conference of American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO), Washington DC, USA, June, 2003
K Yamamoto, M Hayama, F Kohori, K Sakai
講演 “ Cushion effect” of polyvinylpirrolidone polymer particles improves biocompatibility of polysulfone dialysis membrane
49th Annual Conference of American Society for Artificial Internal Organs (ASAIO), Washington DC, USA, June, 2003
M Hayama, K Yamamoto, F Kohori, M Fukuda, T Hiyoshi, K Sakai 講演 非対称透析膜モデルの検討 日本膜学会第 25 年会、東京、2003 年 5 月 葉山順代, 山川哲, 山本健一郎, 小堀深, 酒井清孝, 宮坂武寛, 望月精一 講演 タンパク質付着が透析膜の透過性能に及ぼす影響 第 40 回 日本人工臓器学会大会、北海道、2002 年 10 月 山本健一郎，葉山順代，小堀深，酒井清孝 講演 タンパク質付着が透析膜の溶質透過性能に及ぼす影響 第 47 回 日本透析医学会学術集会・総会、2002 年 7 月 山本健一郎，小堀深，酒井清孝 その他、国内にて講演 6 件。 その他
論文 Effect of hollow fiber packing fraction on blood flow pattern and gas transfer rate of an intravascular oxygenetor (IVOX)
Journal of Membrane Science, 179, 231-241(2000) N Matsuda, K Sakai, K Yamamoto, H Iwasaki
講演 Application of hollow-fiber membrane for a new glaucoma drainage device -Optimal permeability for intraocular pressure reduction-
ARVO 2005 Global Networking, Fort Lauderdale, USA, May, 2005
K Yamamoto, Y Morizane, S Mohri, T Miyasaka, I Takasu, J Shimizu, S Takashima, K Sakai, H Ohtsuki, F Kajiya
