日本語教育実践研究 第3号
2005年 度春学期 「日本語教育実 践研 究(6)」 の 「
文法」授 業の報告K
伊藤
実希子
【キ ー ワ ー ド】 文 法 教 育 機 能 文 型 教 師 の 発 間 実 習 授 業 は じ め に 「日本 語 教 育 実 践 研 究(6)」 で は 、佐 久間 まゆみ先 生 の ご指導 の も と、早稲 田大学 日本 語 教 育 セ ン タ ー の 別 科 日本 語 専 修 課 程 の 開 講 科 目で あ るr日 本 語 文 法6A」 の 参 与 観 察 と、 実 際 に 院 生 が 授 業 を 担 当す る実 習 授 業 を 通 じて 、 文 法 教 育 の 実 際 と方 法 を体 験 的 に学 習 す る。 筆 者 は 、4月 か ら14週 に わ た っ てr日 本 語 文 法6A」 に 参 加 し、11週 目に は 、3名 の 他 の 受 講 生 と と も に 「日本語 文 法6A」 の1コ マ 分 の 授 業(90分 間)を 担 当 した 。 「日本 語 教 育 実 践 研 究(6)」 に お け る活 動 内 容 や そ の 流 れ 、「日本 語 文 法6A」 の ク ラ ス に つ い て は 、小 林 友 美 さん の 「2005年 度 春 学 期 『日本 語 実 践 研 究(6)』 の授 業 報 告1」 に 詳 細 な 記 述 が あ る の で 、 こ こで は割 愛 す る。 本 稿 で は 、[1,教 材 研 究]→[2,授 業 見 学 ノー ト]一→⊂3,教 案 作 成1→[4.実 習 授 業]嚇 [5・ 授 業 分 析]と い う実 践 の 段 階 を通 じ、 日本 語 教 育 経 験 の 全 くな い 筆 者 が 、 どの よ うな こ と に苦 心 し、 どの よ うな こ とを 学 ん だ か を 中 心 に 述 べ て み た い 。 1.教 材 研 究 筆 者 が 担 当 した の は 、r目本 語 文 法6A」 で 使 用 す る 教 科 書 『日本 語 文 法61』 の 中 のr6. 話 題 」 の 機 能 文 型37r∼ を 中心{に(し て)、/と して 、/と した1∼ 」 で あ る。(以 下 、r∼ を 中 心 に(し て)」 と略 す 。)こ の ク ラ ス の 学 習 者 は 、 中 ・上 級 レベ ル で 、 既 にr∼ を 中 心 に (し て)」 の 「範 囲 ・指 定 」 を表 す 言 い方 を 学 習 して い る が 、そ れ は 、以 下 の よ うな 「場 所 」 や 「人 」 の 中 心 を表 す も の で あ る。 37-6東 京 都 【を 中 心 に 】 ゴ ミ問 題 が 深 刻 化 して い る 。(場 所) 37-7新 社 長 【を 中 心 と して 】、 社 員 全 体 が 一 つ に ま と ま った 。(人 物) (『日本語文法61』p.74【 関連]) 機 能 文 型37で は 、r∼ を 中心 に(し て)」 のr提 題 」 の機 能 を 取 り上 げ て 、r種 々 な 調 査 の 結 果 や 事 実 の 中 か ら、 特 に 、 大 切 だ と思 わ れ る あ る話 題 だ け を取 り上 げ て 、説 明 したい と き の 言 い 方 ゴ が あ る こ と を知 り、 そ の 運 用 力 を っ け る こ とを 目指 す 。 教 材 研 究 で は 、 教 案 作 成 の 準 備 段 階 と して 、 自分 の 担 当す る機 能 文 型 が 他 の 文 法 書 な どで どの よ うに説 明 さ れ て い る か を 調 査 し 、担 当 文 型 の 知 識 を深 め た 。そ の 結 果 、 調 べ た4種 の 文 献 の うち 、3冊 に は 「場 所 」 とr人 」 の 用 例 しか な く、 残 り 1冊 に も 、r話 題 」の 用 例 は 練 習 問 題 と して あ る だ け で 、r特 に 大 切 な話 題 を取 り上 げ る 」 と い う機 能 文 型 を 説 明 す る も の は な か っ た。この こ とか ら、機 能 文 型37r∼ を 中心 に(し て)」 を指 導 す る こ との 意 義 と必 要 性 を感 じた。 2,「 授 業 見 学1か ら 「教 案作 成 」 へ 教 材 研 究 を続 け な が ら 、 第2週 と第3週 のr日 本 語 文 法6A」 の 参 与 観 察 の 後 に 、r授 業 見 学 ノー ト」 を作 成 した 。 「授 業 見 学 ノー ト」 で は 、[時 間1[展 開][学 習 活 動11所 見1の 各 項 目 を 時 間 に沿 っ て シ ー トに 記 入 した 。 続 い て 、 「教 案 作 成 」 に 移 っ た が 、 筆 者 の 教 案 第1稿 は 、r① 例 文 → ② デ ー タベ ー ス の 実 例 → ③ 練 習 ・問1→ ④ 練 習 ・問2」 と い う学 習 活 動 の 順 番 と、 各 例 文 に つ き1∼2の 発 問 を 書 き 込 ん だ だ け の 、 教 案 とは ほ ど遠 い もの で あ った 。 全 くの 初 心 者 の 筆 者 に は 、 日 本 語 教 育 の 教 師 」 の 視 点 を持 ち 、 学 習 者 の 解 答 を 予 測 して 、 授 業 を組 み 立 て る こ とが 難 し か っ た た め で あ る。そ こで 参 考 に な っ た の が 、佐 久 間 ま ゆ み 編 『日本 語 教 育 実 践 研 究(6) 文 法 教 育 実 践 授 業 報 告2004年 度 』と、過 去2回 σ)「授 業 見 学 ノー ト」の 添 削 で あ っ た。『文 法 教 育 実 践 授 業 報 告 』 は 、2004年 度 の 春 ・秋 学 期 にお け るr日 本 語 教 育 実 践 研 究(6〉」 の 受 講 生11名 σ)作成 した教 案 や 学 期 末 レポ ー トな どが 収 録 され て お り、 教 案 作成 の 手 本 と し・授 業 展 開 の 工 夫 を知 る こ とが で き た ・ ま た 、r授 業 見学 ノー ト』σ)添削 に は 、授業 展開 の 鍵 と な る 多 く の 手 が か りが あ っ た 。 以 下 、r日 本 語 授 業 観 察 ノー ト」No .1とNo・2の 中 か ら・ い くつ か 、 重 要 と思 わ れ る添 削 部 分 を 紹 介 す る。 ① 【展 開1と[学 習 活 動 】欄 の 佐 久 間 先 生 の 添 削 よ り a・Tの 発 話 を正 しく記 し、教 室 用 語 と して 自 分 も使 う こ と。 b.TはSに 対 し、 ど う い う 表 現 で 質 問 を した か 。 c.Tが どの よ う に してr練 習 』 に 入 っ た の か を記 す こ と。 d・Tが どの よ う にr問1」 か らr問2」 へ と移 った か 。 e.Tが ど う い う指 示 を して 、[例 文]に 切 り替 え た か 。 a・・bは 、教 師 のr教 室 用 語 」 に注 意 を喚 起 して い る。r教 室 用 語 」 と は、教 師が教室 運 営 上 ・ 自 らの 発 話 を コ ン トロー ル し、意 図 的 に 用 い る 用 語 や 表 現 で あ る。 例 え ば 、'r日本 語 文 法6A」 で は 、rど う して で す か 、Slさ ん。」、r次 は 、2番 の 問 題 を 、S2さ ん 」 とい うよ うに ・ 学 習 者 の 指 名 は 、 必 ず 質 問 や 指 示 の 後 に な され る。 も し質 問 よ り先 に 指 名 す る と ・ 指 名 され な か った 他 の 学 習 者 が 緊 張 感 を失 い 、 思 考 を 停 止 して しま うお そ れ が あ るか ら で あ る ・ 指 名 を 最 後 にす る こ とに よ り、 全 て の学 習 者 が 自主 的 に 考 え る機 会 を 確 保 して い る の だ。 この よ うに ・ ク ラ ス に 特 有 のr教 室 用 語 」 を観 察 す る こ とに よ り、教 室 運 営 の 方 法 を 知 る こ とが で き る。c、d、eは 、 ま さに 、 教 師 の 発 話 か ら教 師 が どの よ うに 学 習 活 動 を 展 開 させ て い るか を知 る こ とが で き る もの で あ る。
日本語教育実践研究 第3号 ②[所 見 】欄 の 記 述 に 関 す る添 削 よ り(筆者の記述 と、それに対する添肖llを矢印0)後に太字で示す.) a.Tは 、Sが 例 文 の 内容 を 正 確 に 把 握 して い るか ど うか 、質 問 に よ っ て 確 認 して い る。 艸(正 確 に 把 握 す る と は 、)具 体 的に どうい うこ とか。 Tは ど ん な 質 問 を して い る か 。 指 名 順 や 指 名 方 法 は ど う か 。 b.発 言 者 は 大 き な 声 で 発言 し 、他 の 学 習 者 は そ の 発 言 を 聞 き 取 る よ うに促 して い る。 これ は 学 習 者 一 人 一 人 に 集 中 して 授 業 に 参 加 させ る た め で あ る. → そ れ だ け で は な く、S同 士 の双 方 向の コ ミュニケー シ ョン をさせ る工 夫 で ある。 c.Tは 、Sに 、例 文 を 読 む 際 、感 情 を込 め る よ うに 注 意 して い る 。感 情 を込 め る こ と で 、 例 文 のr場 面 」 を リア ル に 捉 え させ る効 果 が あ る。 → そ れ だ け で な く、 音 声 表 現 と して も 正 し い 発 話 の 型 を 身 に つ け させ る 目 的 が あ る 。 ②rl所 見1欄 の 記 述 に 関 す る 添 削 」 で は 、教 師 の用 い る 具 体 的 な ス トラテ ジー に 目 を 向 け させ(a)、 ス トラテ ジー の 意 味 が 明 示 され て い る(b.C.)。 こ の よ うな 教 師 の ス トラ テ ジ ー に倣 うこ とに よ り、未 熟 な 院 生 に よ る 実 習 授 業 で あ っ て も 、学 習 者 が 日頃 慣 れ 親 しん だ 授 業 方 法 を と り、学 習 者 に 余 計 な 負 担 を か け ず に 済 む. も う一 っ 、教 案 作 成 の過 程 で 非 常 に 有 効 だ っ た の は 、佐 久 間(1995)σ)r5分 問 ユ ニ ッ ト(注)」とい う方 法 論 で あ る 。 これ はr5分 刻 み の 授 業 展 開 で 学 習 活 動 や 学 習 項 目 を く み た て て い く教 案 の 書 き方 」 で 、 実 際 に 用 い た 結 果 、教 案 作 成 時 の み な らず 、参 与 観 察 で 授 業 展 開 を把 握 した り、模 擬 授 業 で 時 間 調 整 を 行 っ た りす る際 に も右 効 で あ っ た 。 こ のr5分 間 ユ ニ ッ ト」 を用 い た 実 践 報 告 と して 、大 工原(2004)を ご参 照い た だ きたい。 3.教 案 作 成 碗 教 師 の 発 間 一 教 案 作 成 に お け る最 免)大きな 問題 は 、 学 習 者 の 機 能 文 型 に っ い て の 理 解 を 導 く適 切 な 発 問 を用 意 す る こ とで あ る。r授 業 に お け る教 師 の 発 問 の 位 置 づ け 」に つ い て は 、國 府(2005〉 で 既 に 考 察 され て お り、 そ の 重 要 性 に つ い て は 、 実 習 授 業 の 体 験 に よ り、筆 者 も実 感 して い る。 発 問 の 難 し さ は 、 時 間 的 な 制 約 の 中 で 、 学 習 者 の理 解 を 導 き 出 さ な け れ ば な ら な い こ と に あ る。20分 間 で1文 型 を 学 習 す る と な る と 、1つ の 例 文 ・問 題 に対 して 、発 問 は3 つ ま で が 限度 で あ る。2、3の 発 問 で 、文 型 について σ)学習 者の正 しい理解 を導 くに は、 有 効 な 発 問 を事 前 に 吟 味 して お く必 要 が あ る。 以 下 、筆 者 が 発 問 を 作 るの に最 も 苦 心 した[例 文37唖1を 取 り上 げ 、佐 久 間 先 生 の ご 指 導 に よ り検 討 を 重 ね た 教 案No.4∼ 最 終 教 案(No.7)を 資 料 と し、発 問 の しか た の 変 化 を た ど り 、 教 師 の適 切 な 発 問 とは どの よ うな も の な の か に っ い て 考 察 す る。 37・1環 境 問題 【を 中心 に 】、各 自の 興 味 の あ るテ ー マ に つ い て 、 レポ ー トを ま と め た 。(『 日本語文法61』p.73[例 文D こ の 例 文 の 難 しい 点 は 、2通 りの 解 釈 が で き る こ とで あ る 。r環 境 問 題 の 中 の 小 さ な 問 題 に っ い て レポ ー トを 書 い た 。」 とい う解 釈 と、r世 界 に 存 在 す る種 々 な 問題0)中 か ら 、環
境 問 題 を 中 心 に レポ ー トを 書 い た。」 とい う解 釈 で あ る。前 者 の 解 釈 で 、温暖 化 や 森 林 破 壊 の レポ ー トを 書 い た と考 え る人 が 多 い か も しれ な い が 、「特 に 大 切 な 話 題 を 中 心 に 取 り上 げ る」 とい う機 能 を 学 ぶ 立場 か らは 、 学 習 者 を 後 者 の 解 釈 へ と導 く必 要 が あ る と思 わ れ る.
翻
1T S1 2T S2 3T S3 4T こ の 人 は 、 どん な 問 題 に つ い て レポ ー トを 書 い た の で し ょ う 。S1さ ん 。 環 境 問 題 に つ い て 書 き ま した 。 境 問 題 に つ い て だ け 書 い た ん で し ょ 『か 。S2さ ん 。 他 の 問 題 に つ い て も 書 き ま した 。 例 え ば ど ん な 間 題 で す か 。S3さ ん 。 例 え ば 、 国 際 社 会 で す 。 そ う で す ね 。政 治 問 題 や 国 際 問 題 な ど 、 色 々 あ る問 題 の 中 か ら、 環 境 問 題 を 特 に 取 り上 げ た ん で す ね。 2Tは 、 他 の 問 題 が 存 在 す る とい う解 釈 を導 く発 問 と して 考 え た が 、 「環 境 問題 につ い て だ け 書 い た ん で し ょ うか 。」 とい う発 問 は 、rそ うで は な い」 と い うニ ュア ン ス を含 ん で お り・Sをr他 の 問 題 につ い て も書 い た 」とい う答 え に 安 易 に 誘 導 す る こ と に な る。また 、 4Tは 、 「話 題 の 中 心 」 につ い て 確 認 す る た め の 解 説 で あ る が 、不 要 との指摘 を受 けた。文 型 の 機 能 に つ い て の 理 解 は 、Tの 解 説 に.にっ て で は な く、Tの 発 悶 に 対 して 答 え よ う とす るSと のや り と り を通 じて 、理 解 され る べ き だ とい う方 針 に 則 っ た指 摘 と して 受 け止 め た 。 粂No.5・6 1丁 S1 2T S2 3T S3 4T こ の 人 は 、 どん な 問 題 に つ いて 、 レポ ー トを 害 い た の で し ょ う 。S1さ ん 。 環 境 問 題 に つ い て 菩 き ま した 。 環 境 問 題 に つ い て 、 例 え ば どん な こ と を 書 い た ん で し ょ うか 。S2さ ん 。 例 え ば 、 温 暖化 に つ い て で す 。 他 に も考 え られ ま す か 。S3さ ん 。 都 市 開 発 問 題 で す 。 こ の 人 はr都 市 開 発 問 題 』 に つ い て も 書 き ま した が 、その 中で 、特 にr環 境 問 題 』 に つ い て レポ ー トを書 い た ん で す ね 。 こ の よ うに 、r∼ を 中 心 に』 はr話 題 』 の 中 心 も表 す こ と が で き ま す 。 1Tは どん な 内 容 の レポ ー トを書 い た か を 聞 く と よ い 、また 、4Tは 省 く とい う ご指 導 を 受 け た 。4Tで は 教 師 に よ る解 説 を付 加 して い る。 さ らに 、r環 境 問題 」 と他 σ)問題(教 育 闘 題 、健 康 問 題 、 国 際問 題 な ど)の 文 字 カ ー ドを用 い る 案 を指 示 され た 。 カー ドの 使用 方 法 と発 問 の 順 番 を 考 え な が ら、 解 説 な どのTの 無 駄 な 発 話 を 省 く よ う心 が け た 。匪
麩](獺N・7)
1Tこ の 人 は 、 どん な レポ ー トを 書 い た ん で す か 。S1さ ん 。 S1環 境 問 題 に つ い て 書 き ま した 。日本語教育実践研 究 第3号 2丁 例 え ぱ 、 どん な 内容 で した か 。S2さ ん 。 S2ゴ ミ問 題 で す 。 3Tゴ ミ問 題 は 環 境 問 題 の 一 つ で す ね 。環 問 題 の 他 に 、 レポ ー トの 課 題 は あ りま 3 T 4 T S 4 S 5 した か 。S3さ ん 。 は い 、 あ りま した 。 例 え ば 、 ど ん な 問題 で し ょ うか 。S4さ ん 。 国 際 問 題 と か 、経 済 問 題 で す 。 (教育 問 題 、健 康 問 題 な どの カ ー ドを 示 し、読 ま せ る)こ う い う様 々 な 問 題 が あ る 中 で 、 特 に 環 境 問 題 を 中 心 に レポ ー トを書 い た ん で す ね 。 最 終 教 案 で は 、 ま ず 、 レポ ー トの 内 容 を 砿 認 し、 環 境 問題 の 他 に も レポ ー トの 課 題 が あ っ た か ど うか を 確 認 す る とい う流 れ を 考 え た 。 教 案No.4のr環 境 問 題 に っ い て だ け 書 い た ん で し ょ うか 。」 とい う、Sの 「そ うで は な い 」 とい う答 え を誘 導 す る 発 問 に 比 ぺ て 、3 Tの 方 は 、 シ ン プ ル な 問 い か け に な っ て い る。 ま た 、 教 案No.5のr他 に は 考 え られ ます か 」 とい う発 問 に 比 べ る と 、3Tの 方 は 、 具 体 的 で わ か りや す い 発 問 に な っ て い る。 以 上 、1例 文37-11の 発 問 の変 化 を追 うこ と に よっ て 明 らか に な っ た 、 教 師 の 適 切 な 発 問 に つ い て ま と め て お く。 ① 教 師 の 発 問 は 、 機 能 文型 に つ い て σ.)学習 者 の 理 解 を促 した り、理 解 を確 認 した りす る た 亙)にな され る もの で あ る。 ② 発 問 に は 、 で き る だ け簡 潔 で 、 学 習 者 に わ か りや す い既 習 の 文 型 や 語 句 グ)表現 を 用 い る. ③ 発 問 を 決 定 す る 際 は 、学 習 者 に 何 を 理 解 させ た い の か 、到 達 目標 を 明確 に 設 定 して 、 そ こ ま で の 過 程 を 考 え る。 ④ 教 師 の 発 問 を契 機 に 、学 習 者 自 らが 考 え 、 解 答 す る こ と に よ り、 双 方 向 ヴ)コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン が 生 まれ る。 文 法 の 「機 能 」 の 理 解 は 、 そ の コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン び)中に お い て 進 め られ る もの で あ り、 教 師 の 一 方 的 な解 説 は 絶 対 に 避 け るべ きで あ る 。 4.実 習 授 業 に 向 け て の模 擬 授 業 2005年 度 春 学 期 のr日 本 語 教 育 実 践 研 究(6〉 」 の 受 講 者 は4名 で 、 日本 語 教 師 歴 の あ る 遠 藤 直 子 さん 以 外 に 、留 学 生 の 安 明 姫 さん 、小 林 友 美 さん 、そ して 筆 者 σ)3名 は 未 経 験 者 で あ っ た 。 実 習 授 業 で は 、機 能 文 型No,36∼39を1文 型 ず つ 担 当 し、1コ マ90分 間 の 授 業 を 、4人 で 分 担 し た。 出 欠 確 認 を す る 最 初 の 担 当者 と、 前 の 週 び)宿題 を 回 収 す る 最 後 の 担 当 者 は25分 問 ず つ で 、他 の2人 は20分 問 ず つ とい う時 間 配 分 だ った. 文 型No.36∼39は 、いず れ もr話 題 」の 取 り上 げ 方 の 表 現 の ヴ ァ リエ ー シ ョ ン で あ る が 、 自 分 の 文 型 だ け で な く、 他 の実 習 生 の 文型 も 考 慮 して 、授 叢 を 組 み 立 て る 必 要 が あ っ た。 教 案 が 徐 々 に ま とま っ て きた 第9週 目か ら模 擬 授 業 を 開 始 し、 佐 久 問 先 生 σ)ご指 導 の も
と、 実 際 と同 じ教 室 で 行 っ た2度 の 模 擬 授 業 に加 え 、 空 き教 室 を 利 用 して 、 院 生 だ け の 自 主 トレー ニ ン グ を週 に2回 の ぺ 一 ス で 行 っ た 。 第1回 冒の 模 擬 授 業 で は 、 学 習 者 役 に修 士 課 程8期 生 の 伊 能 裕 晃 さん が 加 わ っ て 、 各 自 、 前 半10分 問 の授 業 を行 っ た。 教 案 で は 、 前 半10分 問 で 【例 文 】と[デー タベ ー ス の 実 例]を 行 う こ とに な っ て い た が 、 この と き は ・5 つ あ る 例 文 の4つ 目を して い る 最 中 に 、 時 間 に な っ て しま った 。 そ の 原 因 は 、授 業 の 流 れ が 完 全 に 頭 に 入 って い な か っ た こ と と、 いつ も とは 違 う メ ンバ ー が 加 わ っ た た め 、予 想 外 の 答 え に 対 応 で き な か った こ とで あ る。教 案 は 、授 業 を 展 開 す る た め の 重 要 な プ ラ ン だ が 、 実 際 に 教 壇 に 立 っ た ら 、教 師 は 学 習 者 と向 き 合 い 、 学 習 者 の 発 話 に臨 機 応 変 に対 応 し て い か な けれ ば な らな い こ とを 実 感 した 。 そ の 後 の 模 擬 授 業 や 自主 トレー ニ ン グ で は 、 予 想 外 の 答 え に も対 応 で き る よ うに 、 学 習 者 役 は 互 い にrお 決 ま りの 解 答 」 を しな い よ うに 心 が け た 。 筆 者 は 、 全 体 的 に声 が 小 さ く、 教 室 の 後 方 の 壁 に声 を ぶ つ け る よ うに 発 声 す る と よ い と の ア ドバ イ ス を い た だ い た。 ま た 、Sの 解 答 に 対 して 安 易 に 「そ うで す ね 。」 と同 意 表 示 の 発 話 で 受 け て しま うこ とが 多 か っ た た め 、正 しい場 合 に の みrそ うで す ね.」 を用 い る よ うにす る な ど 、 教 師 と して 適 切 な 発 声 や 発話 に つ い て も 、 ご指 導 い た だ い た 。 5.実 習 授 業 5.1実 習 授 業 の分 析 と反 省 院 生 に よ る 実 習 授 業 は 、7月1日3時 限 目 σ)r日 本 語 文 法6A」 σ)クラ スで 行 わ れ た 。 ま ず 、 筆 者 自身 の 実 習 授 業 に つ い て 振 り返 る 。 筆 者 の 担 当は 、 機 能 文 型37r∼ を 中 心1に (し て)、1と して 、 ノと した}∼ 」 で 、 時 間 は13:25∼13:45の20分 間 で あ っ た。 最 初 の遠 藤 さん の授 業 が 終 わ る約1分 前 に 教 室 の 前 に 出 て 、板 書 を 消 し、 文 型 カー ドを 貼 っ て お い た 。 出 て い くタ イ ミン グや 授 業 後 の 退 出 方 法 な どに つ い て は 、入 念 に打 ち 合 わ せ を して い た の で 、 ス ムー ズ に交 代 で き た 。 発 問 に対 す る 学 習 者 の反 応 も よ く、院 生 に 対 して とて も 協 力 的 で あ る よ うに感 じ られ た 。 遠 藤 さん が学 習 者 の 緊 張 感 を 解 き 、 よ い 雰 囲 気 を 作 っ て くれ て い た の で 、 そ の ま ま 次 の 担 当者 に 繋 ご う と い う気 持 ち で 授 業 に臨 ん だ。 教 室 の 後 方 で は 、 残 り時 間 や 声 の 大 き さ、 ス ピー ドに 関 す る佐 久 問 先 生 の ご指 示 を 、博 士 課 程1期 生 の 朴 恵 煤 さん が カ ー ドで 示 して くだ さ っ た。授 業 開 始 直 後 に 、「Tゆ っ く り」 とい う指 示 が 出 た の で 、 発 話 を遅 く した っ も りだ っ た が 、 後 日 ビデ オ で 確 認 す る と、 か な りの 早 口で 、 そ の ま ま最 後 ま で 授 業 を行 って い た こ とが わ か り、 我 な が ら驚 い た 。 筆 者 に と っ て 、 発 話 の コ ン トロー ル は 今 後 の 課 題 と な っ て い る。 時 間 配 分 に つ い て は 、 「5分 間 ユ ニ ッ ト』 を 意 識 して 気 を つ け て い た が 、[例 文37-11で 立 て 続 け に 学 習 者 か ら質 問 が 出 て 、例 文 に 予 定0)倍 の 時 間 を要 して しま っ た 。そ の た め 、[デ ー タベ ー ス の 実 例】を簡 潔 に 済 ませ て、[練 習]の 問1へ と進 ん だ。 問2に 入 る時 点 で 、 次 の 担 当 者 が 準 備 を 始 め て い た の で 、2問 す る予 定 を1問 だ け で 済 ませ よ う と した が 、 残 り1 分 とい う指 示 を 見 て 、rが ん ば っ て あ とも う1問 し ま し ょ う。」 と呼 び か け て 、2問 目 ま で
日本語教育実践研究 第3号 した 。 結 果 的 に2分 ほ どオ ー バ ー して し ま っ た こ とは 反 省 しな けれ ば な らな い が 、 予 定 し た 学 習 項 目 をす べ て 行 え た こ とに 関 して は 、 よか っ た と思 う。 発 話 の ス ピー ドの よ うに 、 自分 の 実 習 授 業 の ビデ オ を 見 て 、 初 め て 気 づ い た 反 省 、匿,景は 多 い 。 佐 久 間 先 生 か ら 、発 問 した 後 で 、 す ぐに 手 元 の 教 科 書 に 視 線 を 移 して しま っ て い る と の ご 指 摘 を い た だ い た。 次 の 対 応 を 、 学 習 者 が 解 答 を す る 問 に 考 え て い た た め 、指 名 した 後 に 学 習 者 の 顔 を 見 続 け て い る こ とが で き な か っ た 。 筆 者 が 不 安 感 か ら と っ て し ま っ た 行 為 が 、学 習 者 に も不 安 を 与 え て しま っ た とい う こ と は 、 大 き な反 省 点 で あ る。 さ ら に 、 学 習 者 の 解 答 や 質 問 の 意 味 を 汲 み 取 る 教 師 の 力 量 に つ い て も考 え させ られ た。 実 習 授 業 で は 、 学 習 者 か ら多 くの 質 問 が 出 た が 、 質 問 の 意 図 を 十 分 に 理 解 す る こ とが で き ず 、 うま く対 応 で き な か っ た とこ ろ が あ っ た。 質 問 が 出 る σ)は、学 習 活 動 に 積 極 的 に 参 加 し、 理 解 し よ う と して い る証 しで あ る 。 そ の よ うな 学 習 者 の 意 欲 に 対 して 、 当 然 、 教 師 は 適 切 に応 じな け れ ぱ な ら な い。 こ の よ うな 力 を培 うこ と も 、 今 後 の 大 き な 課 題 とな っ た。 5.2反 省 会 一 他 の 実 習 生 の 授 業 に つ い て一 (1)遠 藤 直 子 さ ん の 授 業[担 当1文 型No.36r∼ な ん か/な ん て/な ど、 ∼ 」1 唯 一 、 日本 語 教 師 経 験 の 濠)る遠 藤 さん は 、 明 るい 笑 顔 で 学 習 者 に接 し、 非 常 に 落 ち 着 い て い て 、 安 心 感 が あ っ た.教 材 研 究 を 入 念 に され て い た 分 、機 能 文 型 の ポ イ ン トを 抑 え た 分 か りや す い 授 業 だ っ た 。予 定 して い な か っ た 「日本 語 能 力 試 験 」を 例 に 、「な ん か 」 と 「な ん て ユ の 違 い を 提 示 す る な ど、 臨 機 応 変 な 対 応 が 見 られ た 、、 当 日は 、 教 室 の 前 後 に ビ デ オ カ メ ラ が 設 置 され 、 教 室 の 雰 囲 気 が 普 段 とは 大 分 異 な っ て お り、 最 初 は 緊 張 σ)色を 見 せ て い た学 習 者 が 、 遠 藤 さ ん の 明 る さ に よ っ て 次 第 に 落 ち 着 き 、 集 中 して い くの が わ か っ た 。 佐 久 間 先 生 か ら は 、 声 の 小 さな 学 習 者 に 対 して 教 師 が 近 づ い て い くな ど 、 教 壇 を 離 れ て 、 積 極 的 に 生 徒 と対 面 す る 態 度 が 高 く評 価 され て い た. (2)小 林 友 美 さ ん の 授 業[担 当:文 型No.38r∼ か ら{い う と/い えば1、 ∼」] 小 林 さん は 、と て も落 ち 着 い て い て 、時 間 通 りに 全 て の 学 習 活 動 を終 え る こ とが で き た 。 緊 張 した せ い か 、例 文 の 範 読 を忘 れ る とい う ミ ス が あ っ た が 、ミ スに 気 づ い て も動 揺 せ ず 、 授 業 を 再 開 した の は とて も よか っ た と思 う。 筆 者 と 同 様 に 、 学 習 者 よ りも 教 科 書 を 見 て し ま う傾 向 が あ っ た が 、学 習 者 の 解 答 が 聞 き に く い場 合 な ど は 、き ちん と学 習 者 の 方 を 見 て 、 体 を そ ち ら に傾 け る な ど 、 学 習 者 の 声 を 聞 こ う と い う姿 勢 が 表 れ て い た 。 授 業 の 途 中 で 、 学 習 者 同 士 が 教 え 合 う と い う普 段 は 見 られ な い 光 景 が あ り 、 学 習 者 が 積 極 的 に 協 力 して い た 。 佐 久 間 先 生 か ら、 声 の コ ン トロー ル や 質 問 に 対 す る 対 処 の 仕 方 に つ い て は 、 筆 者 と 同 様 、経 験 を積 む こ と に よ っ て 、 これ か ら徐 々 に身 に つ け て い けば よ い と い うご助 言 が あ っ た 。 (3)安 明 姫 さん の授 業[担 当=文 型No・3gr∼ と して(は/も)、/∼ と しての ∼」] 中 国 語 話 者 で あ る 安 さん は 、 そ れ を感 じ させ な い ほ ど、 自然 で 明 瞭 な 日本 語 で授 業 を行 っ て い た 。 発 問 の 仕 方 も明 確 で 、 授 業 に メ リハ リが あ り、 と て もエ ネ ル ギ ッ シ ュ な 先 生 と
い う印 象 を 受 け た 。 最 後 の 担 当者 とい うこ と で 、 学 習 者 も疲 れ て い た に もか か わ らず 、安 さ ん の 惹 き 付 け るカ に よっ て 、 ク ラ ス が 活 性 化 され 、 学 習 者 の 声 が 一 番 よ く 出 て い た。 た だ 、練 習 の 問2で は 、学 習 者 の 質 問 の意 図 を 理 解 で き な か っ た 場 面 が あ り 、や は り今 後 は 、 学 習 者 の 質 問 の 意 図 を 汲 み 取 る力 を 培 っ て い く必 要 が あ る だ ろ う。 佐 久 問 先 生 か らは 、 学 習 者 の 気 持 ち を 理 解 で き る安 さん な ら で は の 授 業 だ った とい う評 価 が あ っ た。 6.お わ り に一r日 本 語 実 践 研 究(6)』 で 学 ん だ こ と一 「日本 語 文 法6Aゴ は 、 筆 者 が 初 め て 体 験 した 日本 語 教 育 の 現 場 で あ っ た 。 文 型 を一 方 的 に 詰 め 込 む だ け の 文 法教 育 とは 異 な り、 例 文 の 表 現 主 体 や 場 面 を 想 像 させ 、 コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン機 能 の 観 点 か ら文 型 を 学 ぶ とい う教 育 方 法 は 、 新 鮮 で 、 魅 力 的 だ っ た。 教 材 研 究や 授 業 見 学 ノー ト、 実 習 教 案 の 作 成 な どの 活 動 を通 して 、授 業 の 組 み 立 て 方 や 教 室 活 動 を 展 開 す る 教 師 の ス トラ テ ジー に つ い て 学 ん だ。 ま た 、 実 習 授 業 か らは 、 実 際 に 経 験 して み・な け れ ば わ か らな い 多 くの も の を 得 る こ とが で き た 。 学 習 者 と の や り と り を 楽 しむ 余 裕 こそ な か っ た が 、「日本 語 文 法6A」 の 参 与 観 察 中や 授 業 前 後 の 休 み 時 間 の 中 で の 交 流 を通 じて 、 教 師 と学習 者 と い う立 場 に 立 っ た と して も 、 根 本 に あ る も び)は、 人 と 人 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン な の だ と感 じた 。 実 習 授 業 を 行 う際 び)佐久 問 先 生 の 注 意 の 中 で 、 とて も印 象 的 だ っ た こ とが あ る.そ れ は r1分 で も 早 く授 業 を 終 わ っ て は い け な い 」 とい う こ とだ 。 人 と人 σ)コミュニ ケー シ ョン な の だ か ら、 教 案 に頼 りす ぎず 、 学 習 者 との や り と りを 楽 しみ 、 そ こ か ら授 業 を作 り上 げ て い く こ とは 大 切 だ 。 しか し、 た だ や り と りを楽 しむ だ け で 、教 師 と して の 責 任 感 や プ ロ 意 識 を 忘 れ て は な らな い 。 筆 者 は 、 ま だ 日本 語 教 育 の 入 り ロ に 立 っ た ば か りだ が 、 こ の授 業 を 通 して 学 ん だ こ とを 、 自 分 の 力 と して 、 着 実 に進 ん で い き た い 。 (イ トウ ミキ コ 修 士課 程1年) 【注 】 r5分 間 ユ ニ ッ ト」 の 詳 細 に つ い て は 、佐 久 間(1995)pp.96・98を 参 照 の こ と、 【参 考 文 献 】 國 府 志 津 伎(2005)「2004年 度 秋 学 期 『日本 教 育 実 践 研 究(6)』 び)実習 授 業 セ艮告 一 『機 能 文 型 』に 基 づ く文 法 の 授 業 の 展 開 一 」『早 稲 田 大 学 日 本 語 教 育 実 践 研 究 』2、pp,91・100 佐 久 問 ま ゆ み(1995)r日 本 語 教 育 実 習 授 業 の 指 導 と課 題 」 『口 本 女 子 大 学 日 本 語 教 育 講 座
設 立 経 緯 と 実 習 報 告 』pp,89・99EI本 女 了・大 学El本 語 教 育;II1.座委 員 会
佐 久 問 ま ゆ み 編(2004)『 臼 本 語 教 育 実 践 研 究(6)文 法 教 育 実 践 授 業 報 告2004fF度 』.lll・稲 口] 大 学 大 学 院 日 本 語 教 育 研 究 科
大 工 原 勇 人(2004)「 『目本 教 育 実 践 研 究(6)』 の 文 法 授 業 で 学 ん だ こ と」 『早 稲 田 大 学 日本 語 教 育 実 践 研 究 』1、pp,71・80
2005年6月28日 提 出 日本語教育実践研究 第3号 日本語 実習 教 案 概 要No,(7) 7月1日(金) 4時 限 日本語文法6A
撚
担当者 『日本 語 文 法 飢 』P,73∼74 (2) [22・511】 伊藤 実希子 機 能 文 型No.6-37 練習 くP,37〉 学習事項 6.1話 題(提 題} 目標 文 型6-37. 機 能 文 型6-37の 「∼ を 中 心 に(し て)」 の 、 極 々 の 調 査 や 事 実 の 中 か ら、 特 に ∼ を 巾 耐 に(し て)、 大切だ と思わ れ る話題 だけを取 り上げ るとい う言 い方 を理解 させ、練習問題 を /と して、/と した}∼ 通 じて身につけて、適切に表現できる ようにな る。 時 間 展開 学習活動 文 型 ・語 句 教材 ・教 具 13=25翻
機能 文型37の 提示 文 型 カー ド ユ ニ ツ ト ① 「何 々 を 中心 に して 」は どんな ときに言 いますか。 P73 ① ② どんなふ うに話題 を取 り上げ る時 に言い ますか。 板書 [関連1 東 庚都を中心にゴ ミ問題 が深 刻化 して い る。 場所(空間》 ①74) (37-6) ① どこで ゴミ問題が大変に なってい るんですか。 入(脚 ヌ』m目 」 ナ "、 一 13=26 例文解説 1・環 墳 問 題 を 中心 に 、 各 自の 興 味 の あ るテ ーマ に つ い て 、 レポ ー 「∼ を 中 削 こ、 ∼ 』 文 宇 カ ー ド ユ ニッ ト ② 37-1 トを ま とめ た。 圃 剖 丁)一鎭 ・環境 問題麟
團
① この 人 は 、 どん な レポ ー トを 書 い た ん で し ょ うカ㌔畿
② 環寛問題の他にも、レポ ー トの課 題 が あ りま した か,塵 劃.
37-2 2.今 学 期は、 日本 の近代化 にっい て、明治時代 を中心に ・近 代 化 講義 した いと思います』 ・明1台時 代圖
圖 飼 丁〉→韻 ① これ は 、 どん な とき に 言 っ て い るの で しょ うか 、 ② そ 札では 、この 先生は,今 寧 期は どんな講義 をな さるん『e†か。 ③ 特 に、い!抑FI鍬 のこ とで しょう親 37-3 3.こ の報告書は、早大 の学生に対 す るア ンケー ト調査 の結果 を巾 「∼ を 中 心 に して 、 矧 二1・1 心に して 、現代 の若者た ちの生活 意識 を分析 したものである。 ヤ 」 『2004年 度 圃sヨT)一 銀 圏 ・生 括 意 識 学 生生活調 剤 ① この報 告書には.ど んな こ とがil毫かれ てい ま† カ㌔ ② それは 、 どのよ うに して調 べたん で しょ う魏 ③ 目次 の 「生活 濫 陶 の ところ には 、 どん な内容が書 かれてい ます醜 37-4 頃.過去10年 にお ける失業率 の変化 を中心 と して、そ醗 的な ・失 業 率 R73 影響 にっ いて分析 した結果 を、卒業 論文で書いた。 ・卒(業)論(カ 圖s一 くT)→全員 國 ① この 人は、 どんな卒 業論 文 を書きま した 砥 ② 倒 えば、 どんなデー タを使 って諏 ・た んで し,よう瓶 13=30 37-5 5、最近、「ら抜き言葉』を中心 とした 日本語の乱れ について書かれ 「∼ を 中 心 と した 、 ユ ニ ッ ト た面 白い論 文を読みま した。 、 」②
圃sヌT)一 韻團 ・ら抜 き言 葉 ① この 人は、 どんな論文 を読ん だんですか 。 板 書 を して ② 例 えば、 どんな甜 媒こっいて,}か れて いたσ)でしょう。一
窄
訂 正 す る 。 一 『 一 一 ③__「 ら抜 さ言匪Lと ビ ユ辺肱_と 腔 暫1型 帥ム_________ 一 一 鳥 一 一 L3=31 デ ー タベ ー (1)東 急ハ ンズ渋谷 店で、キ ッチン用 品を 巾心に 、どん な製品が売 ・東 急 ・ンズ P73 スの実例 られ て い る の力判聞い て み ま した 。 ・キ ッチ ン用 品 音 詩S→(T}→ 全 員発階 ① この人は、 どんな ことを調べたんです 加 ② キ ッチ ン用品 とい うのは、 どん な もので 勃 ㌔ ③ この人は、 どうや って調ぺた んで寸勃 ㌔ 13=35