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Jigyo sutatoappu ni okeru jigyogata NPO no katsuyo

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(1)Title Sub Title Author Publisher Publication year Jtitle Abstract Notes Genre URL. Powered by TCPDF (www.tcpdf.org). 事業スタートアップにおける事業型NPOの活用 福嶋, 瑞生(Fukushima, Mizuki) 小幡, 績(Obata, Seki) 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 2014. Thesis or Dissertation http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=KO40003001-00002014 -2994.

(2) 慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程 学位論文(. 2014. 年度). 論文題名. 事業スタートアップにおける事業型 NPO の活用. 学籍番号. 主. 査. 小幡 績. 副. 査. 大林 厚臣. 副. 査. 岡田 正大. 副. 査. 81331110. 氏. 名. 福嶋 瑞生.

(3) 論 文 要 旨. 所属ゼミ. 小幡 研究会. 学籍番号. 81331110. 氏名. 福嶋 瑞生. (論文題名) 事業スタートアップにおける事業型 NPO の活用. (内容の要旨) 本論文では、ソーシャルビジネスのスタートアップにおける NPO 法人の活用を目的として、事 業型 NPO 法人の財務分析を行った。 NPO 法人財務データベースを用い、事業収益比率毎の NPO 法人の収益構造を観察し、事業型 NPO を定義したのちに、定義された事業型 NPO の財務情報を元に、収益率と財務的主要項目等と の関係性の観察を行った。 経常収益額 100 百万円未満の事業型 NPO について、経常収益規模・資産規模の成長に伴い利益 率の成長がみられることを確認し、その他 NPO 法人における課題を確認したのちに、ソーシャル ビジネスを行うための新たな法人形態について考察を行った。.

(4) 【目次】. 1. 序論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2. 本研究の意義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 3. 先行研究・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 4. 仮説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 5. 仮説検証方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 6. 分析結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 7. 結論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23. 【参考文献】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 【添付資料】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 謝辞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29. - 1 -.

(5) 1. 序論 NPO を一般的に表現する場合、図 1.1 のように表される。一般的な営利企業は主に利益 を追求し、NPO は利益の追求が少ない代わりにミッションの追求に重きを置く。直感的に はわかりやすい説明である。しかし、私は NPO(Not-for-Profit Organization)は利益を追 求しないという一般的な先入観を否定したい。もちろん、有識者の間では、NPO の本質的 な定義は非分配であり、生み出した利益を当該事業に再投資できることは周知であるが、特 に NGO ではなく NPO という単語が一般的な日本では、ビジネスとは切り離された印象を 持ちやすい。社会的企業という言葉も存在するが、まだその明確な定義や法人格は存在しな い。利益追求・ミッション追求の定義や境界線は曖昧で、どの法人形態でも等しく必要なも のではないかと私は考える。 図 1.1 NPO の位置付け. NPO の定義の代表的なものに、ジョンズ・ホプキンス大学の非営利セクター国際比較プ ロジェクト(Salamon and Sokolowski 2004)による以下の定義が挙げられる。 ① 組織としての体裁(organized) 制度上の登録や法人格の有無に関わらず、運営のための構造を持ち、組織としての持続性お よび規則性を持つことをさす。 ② 非政府・民間である(private) 政府から独立した組織であること、政府から資金面での支援を受けていても、組織自体が政 府に属していなければ、非政府の要件を満たすと考えられる。 ③ 利潤を分配しない(not profit-distributing) NPO がその活動において利潤を上げる場合にも営利を組織の主要な目的とせず、利潤を理 事や株主、経営者の間で分配しない。活動目的の公益性(public purpose)と同義的に用い られることもある。 - 2 -.

(6) ④ 自己統治(self-governing) 組織内の統治機能を備え、活動や組織の存続について独立した決定権を持つ。 ⑤ 自発性(voluntary) 会員登録や参加は自発的なもので、法的義務や強制によらない。 利潤を分配しないこと以外は、株式会社にも当てはまると考えられる。 また、特定非営利活動促進法(以下、NPO 法)を抜粋し以下に記載する。 ■ 目的 ボランティア活動をはじめとする、市民が行う自由な社会貢献活動としての特定非営利活 動の健全な発展を促進 ■ 法における定義 特定非営利活動 不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とするものをいう。 1. 保健、医療又は福祉の増進を図る活動 2. 社会教育の推進を図る活動 3.まちづくりの 推進を図る活動 4. 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動 5. 環境の保全を図 る活動 6.災害救援活動 7. 地域安全活動 8. 人権の擁護又は平和の推進を図る活動 国際協力の活動 図る活動. 10.男女共同参加社会の形成の促進を図る活動. 12.情報化社会の発展を図る活動. 動の活性化を図る活動. 9.. 11. 子どもの健全育成を. 13.科学技術の振興を図る活動. 14. 経済活. 15. 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動. 16.消費. 者の保護を図る活動 17. 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助 言又は援助の活動 ■ 特定非営利活動法人 1 次のいずれにも該当する団体であって、営利を目的としないものであること。イ 社員の 資格の得喪に関して、不当な条件を付さないこと。ロ 役員のうち報酬を受ける者の数が、 役員総数の三分の一以下であること。 NPO 法における非営利活動法人の定義は、ボランティア活動の延長を強調したかのよう なものが多いが、株式会社が行っている活動に当てはまるものも多くあり、スタートアップ 企業での活用範囲も期待できると考える。 では、何故に NPO という概念が存在するのであろうか。それには以下の様々な理由が挙 げられている。ひとつめは「市場の失敗」である。共同で消費される公共財には、市場の原 理が働きにくいとされる議論で、自衛隊や防災に代表されるような確率論的に起こるもの や、間接的なサービスなど、消費者の興味が生まれにくいものであったり、フリーライダー が生まれるような公共財は市場で扱いづらいとされる。また、「政府の失敗」という議論で - 3 -.

(7) は、政府によるリソース的な網羅性の限界や、均質的なマジョリティ共通のニーズではなく 個別ニーズが顕著なサービスは政府では対応できないとされる。 「契約の失敗」という議論 においては、介護事業のように消費者と支払者が別の場合に、サービスの質や量について消 費者が正しく評価できないサービスや、現在社会のある消費者の経済力では営利は成立し ないサービスがあると考えられる。そして、 「NPO の失敗」という議論も存在する。公共サ ービスは本来市民の自発性(民間・NPO)で行われるべきで、NPO の限界(範囲・質)か ら政府が生まれたとされる議論である。 このように多様な議論が展開されており、NPO や株式会社や政府が行うべき業の定義の 境界線は曖昧なものであると考える。そして、NPO の中にも様々な定義が存在し、その代 表的なものが「慈善型 NPO」と「事業型 NPO」である(表 1.1) 。慈善型 NPO はボランテ ィアの延長であると考えられ、寄付に依存し、主に無償で財・サービスを提供する。それに 対して、事業型 NPO では、社会的サービスの提供を NPO 形式で行い、主に有償で財・サ ービスを提供し、事業収益を基盤としており、株式会社に近い形式であると考える。 表 1.1 NPO の種別 慈善型 時期 活動内容. 組織運営. 監視・批判型. 事業型. 伝統的. 60 年代前半~. 90 年代~. 慈善活動. 企業、政府活動の監. 社会的サービスの提. 視・批判、要求. 供、調査・情報提供. アマ・ボランティア. プロ. アマ・ボランティア. /プロ. 主たる資金源 企業・政府との. 寄付. 寄付. 事業収益. 独立(一部コラボ). 独立. 独立/コラボ. 主に無償. -. 主に有償. 関係 サービス. 出所: 「NPO と事業」ミネルヴァ書房 谷本寛治・田尾雅夫 2002 NPO 法人は利益を上げてはいけないような先入観があるものの、1998 年の特定非営利 活動促進法(NPO 法)に施行されてから 15 年以上の歴史を持ち、今では高い認知を示し ている。そして、そのわりやすい名称から、特に社会問題を解決するようなソーシャルビジ ネスを行う法人格として事業型 NPO が有効なのではないかと私は考えている。ソーシャル ビジネスをスタートアップするにあたり、株式会社形態か、NPO か、もしくはその他形態 が望ましいか、本研究がそのような考察の一助となれば幸いである。. - 4 -.

(8) 2. 本研究の意義 NPO の事業継続性を考えた場合、主に寄付を収益源とする慈善型 NPO においては、寄 付や労働力の出し手との関係性の見積もりが大事であると考える。政府からの助成金等の 継続性を憂う話を目にするが、慈善型 NPO は限られた特定のコミュニティを満足させるも のであるがゆえ、そのコミュニティに属さない政府や寄付者からの援助は、そのコミュニテ ィ外の意向に左右されるため、本質的には継続性が低いと考えられる。その慈善型 NPO の 活動分野に関わるコミュニティに属し、心理的に満たされていない地域団体や一般市民か らの寄付が、継続性が高いと考えられる。それぞれの寄付等の額と継続性を考慮した、継続 的な収益構造の見積もりが肝要である。 また、慈善型 NPO はコーズ・リレーテッド・マーケティングとの協働という考え方で事 業継続性を考察できるとも考えられる。個別コーズ・リレーテッド・マーケティング活動事 案から得られる収益増加見込み×許容経費率が、NPO が継続的に得られる寄付金見込みの 最大値であると考えられる。また、CSR 活動効果を生むための経費として見積もることも 考えられるが、CSR 活動が利益成長に貢献していることを明確に示す論文は極めて少ない。 株価にプラスであることを示す論文は存在するが、将来の収益見込みが上がったわけでは なく、SRI ファンドが存在するため、その需要によるものと考えるのが、現在のところ妥当 ではないだろうか。 上記のように、慈善型 NPO は、どれも個別の影響を大きく受けると考えられるため、包 括的な分析や検証は困難である。本研究においては、事業型 NPO の収益構造を包括的に観 察し、その有効性を明らかにすることによって、ソーシャルビジネス等の新たな事業のスタ ートアップへの活用や現在の NPO 法人形態の課題の考察に寄与したい。. - 5 -.

(9) 3. 先行研究 本研究では、事業型 NPO の分析データとして、 「NPO 法人財務データベース」を用いる。 「NPO 法人財務データベース」は、大阪大学 NPO 研究情報センターがインターネット上 で提供する NPO 法人の財務データであり、2003 年度財務データ以降のデータが、所轄庁 別にエクセルデータで提供されている。NPO 法人の財務報告資料は、所轄庁のホームペー ジにて PDF データで閲覧できるようになっているが、それを NPO 研究情報センターがエ クセルデータに入力しているものである。山内直人・馬場英明・石田祐らによって、今まで に財務データベース構築における課題や、財務指標による評価、収入戦略と持続性の関係、 成長性と安定性などが議論されている。. 4. 仮説 事業型 NPO の事例として、特定非営利活動法人クロスフィールズを挙げます。クロスフ ィールズは、新興国へ企業の社員を派遣して国際舞台でのビジネスを経験させる「留職」と 呼ぶプログラムを提供する法人であり、定款に定める特定非営利活動の種類は、9)国際協力、 14)経済活動の活性化、15)職業能力の開発・雇用機会の拡充を支援、17)NPO 団体の助言・ 援助としています。表 4.1 はクロスフィールズの財務諸表の推移で、2013 年 5 月期より事 業収益の比率が 9 割を超えています。表 4.2 はクロスフィールズと比較するために、比較的 BS を必要としないサービス業である人材会社の財務諸表を抽出して比較したものである。 規模は大きく違うものの、クロスフィールズは上場企業を超える利益率を誇っている。 上記の一例が示すように、私は、NPO 法人という法人格でビジネスを行うことを考えた 場合、営利企業に比べて、BS 上は VC 等からの大きな資本を調達出来ないことや借り入れ がしづらい現状ゆえにデメリットがあるものの、PL 上は様々なメリットがあるのではない かと考えます。収益においては、社会貢献性を謳いやすいため、比較的価格転嫁がしやすく、 値下げの圧力も受けにくくなる可能性があり、また、費用項目においては、NPO というこ とで無償や低価格で協力してくれるビジネスパートナーや労働力、それによる宣伝効果が 期待されることに加え、税務的なメリットも存在します。また、クロスフィールズのように 寄付や助成金を利用してスモールスタートして、後に事業収益で安定させることも可能だ と考えています。 よって、 「収益事業を主とする事業型の NPO は、同様の事業を行う株式会社よりも、利 益率が高い」という仮説を立て、検証を行います。. - 6 -.

(10) 表 4.1 クロスフィールズ財務諸表推移 活動計算書(千円) 受取会費 受取寄付金 受取助成金 事業収益 その他収益. 経常収益計 事業費:人件費 事業費:その他経費. 事業費合計 管理費:人件費 管理費:その他経費. 管理費合計 経常費用計 当期経常増減額 法人税等 当期正味財産増加額 貸借対照表(千円) 流動資産 固定資産. 資産合計 流動負債 固定負債. 負債合計 正味財産. 2012/05/31 272 4% 2,844 46% 1,040 17% 2,026 33% 3 0% 6,185 100% 936 15% 2,136 35% 3,072 50% 544 9% 992 16% 1,536 25% 4,608 75% 1,576 25% 41 1% 1,536 25%. 2013/05/31 1,044 2% 186 0% 940 2% 39,570 94% 449 1% 42,189 100% 17,191 41% 8,947 21% 26,137 62% 658 2% 2,780 7% 3,438 8% 29,576 70% 12,613 30% 2,653 6% 9,960 24%. 2014/05/31 1,206 2% 30 0% 0% 77,655 98% 426 1% 79,316 100% 37,324 47% 16,122 20% 53,446 67% 1,659 2% 4,774 6% 6,433 8% 59,879 75% 19,437 25% 6,102 8% 13,336 17%. 2012/05/31 3,043 86% 511 14% 3,554 100% 1,479 42% 539 15% 2,019 57% 1,536 43%. 2013/05/31 23,380 96% 982 4% 24,362 100% 12,867 53% 0% 12,867 53% 11,495 47%. 2014/05/31 44,744 97% 1,331 3% 46,074 100% 21,243 46% 0% 21,243 46% 24,831 54%. 出所:開示データより筆者が作成 表 4.2 クロスフィールズ財務諸表比較 クロスフィールズ. 活動計算書(百万円) 経常収益計 事業費合計 管理費合計 経常費用計 当期経常増減額 当期正味財産増加額 貸借対照表(百万円). JAC Recruitment. 2014/05/31 79 100% 53 67% 6 8% 60 75% 19 13. 損益計算書(百万円) 売上高 売上原価 販管費 売上原価・ 販管費計 経常利益. フルキャストホールディングス. 25%. 税金等調整前当期純利益. 17%. 当期純利益. 2013/12/31 7,179 100% 169 2% 4,989 69% 5,158 72% 2,021 28% 2,018 28% 1,193 17%. 貸借対照表(百万円). 2013/12/31. 2014/05/31. 2014/03/31 362,489 100% 277,147 76% 66,743 18% 343,890 95% 18,470 5% 17,302 5% 9,857 3%. 2013/12/31. 2014/03/31. 流動資産 固定資産 資産合計. 45 97% 1 3% 46 100%. 流動資産 固定資産 資産合計. 4,659 82% 1,001 18% 5,660 100%. 7,340 85% 1,265 15% 8,605 100%. 流動負債 固定負債 負債合計 正味財産. 21 21 25. 流動負債 固定負債 負債合計 正味財産. 1,415 4 1,419 4,241. 2,351 370 2,721 5,884. 46% 0% 46% 54%. 25% 0% 25% 75%. 出所:開示データより筆者が作成. - 7 -. テンプホールディングス. 2013/12/31 17,462 100% 11,755 67% 5,369 31% 17,124 98% 578 3% 652 4% 480 3%. 27% 4% 32% 68%. 87,463 49% 89,969 51% 177,433 100% 44,154 43,474 87,629 89,803. 25% 25% 49% 51%.

(11) 仮説を導出するうえで考慮すべき事業型 NPO の運営課題としては、1)当初は固定費が 重く、利益体質になるまでに時間と規模の拡大を要することと、2)間接金融による資金調 達での素早い成長が望まれることが挙げられる。このことより、仮説を、仮説1)事業型 NPO の利益率は経常収益規模・資産規模に依存する、仮説2)事業型 NPO の利益率は設 立からの日数に依存する、仮説3)事業型 NPO の利益率は負債比率に依存する、とした。. - 8 -.

(12) 5. 仮説検証方法 図 5.1 及び表 5.1 は内閣府 NPO ホームページの情報を元に筆者が作成した。全国の認証 NPO 法人数は 2014 年 9 月末現在で 49,460 法人である。2014 年 11 月末現在の所轄庁別 の法人数の分布を見ると、全 49,691 法人中の約 2 割に当たる 9,385 法人が東京都の所轄で ある。また、特定非営利活動の種類については表 5.2 のようになっている。. 図 5.1 全国の認証 NPO 法人数推移. 認証法人数 60000 50000 40000 30000 20000 10000 0. 出所:内閣府 NPO ホームページ. - 9 -.

(13) 表 5.1 全国の認証 NPO 法人数推移. 特定非営利活動法人の認証数等(平成 26 年 11 月 30 日現在 49,691 法人) 申請受理数. 認証. (含申請中). 法人数. 所轄庁名. 不認証数. 解散数. 認証取消数. 北海道. 1,145. 1,137. 0. 228. 47. 青森県. 386. 383. 0. 83. 5. 岩手県. 464. 459. 0. 85. 5. 宮城県. 370. 367. 0. 103. 3. 秋田県. 350. 347. 0. 27. 1. 山形県. 414. 408. 1. 53. 3. 福島県. 845. 831. 1. 79. 1. 茨城県. 755. 748. 0. 137. 27. 栃木県. 592. 587. 0. 94. 1. 群馬県. 838. 825. 1. 159. 37. 埼玉県. 1,662. 1,642. 3. 320. 25. 千葉県. 1,625. 1,597. 2. 380. 143. 東京都. 10,371. 9,385. 768. 2,272. 916. 神奈川県. 1,442. 1,423. 1. 450. 91. 新潟県. 425. 420. 2. 72. 1. 富山県. 361. 358. 0. 33. 0. 石川県. 347. 343. 1. 74. 9. 福井県. 255. 250. 0. 48. 0. 山梨県. 437. 434. 1. 40. 0. 長野県. 961. 957. 0. 167. 18. 岐阜県. 778. 769. 2. 102. 2. 静岡県. 695. 687. 1. 133. 25. 愛知県. 1,072. 1,046. 0. 232. 23. 三重県. 687. 683. 2. 173. 30. 滋賀県. 586. 580. 1. 121. 40. 京都府. 519. 511. 0. 133. 12. 大阪府. 1,700. 1,688. 4. 541. 89. 兵庫県. 1,361. 1,334. 3. 262. 32. 奈良県. 528. 517. 0. 39. 0. 和歌山県. 382. 375. 0. 73. 0. 鳥取県. 259. 257. 0. 26. 0. - 10 -.

(14) 島根県. 274. 273. 0. 41. 0. 岡山県. 446. 437. 1. 96. 18. 広島県. 467. 457. 3. 131. 13. 山口県. 435. 425. 1. 79. 13. 徳島県. 337. 334. 0. 26. 0. 香川県. 358. 349. 2. 60. 3. 愛媛県. 437. 431. 0. 67. 1. 高知県. 319. 318. 0. 51. 0. 福岡県. 848. 822. 1. 260. 54. 佐賀県. 366. 360. 1. 54. 2. 長崎県. 465. 460. 0. 119. 14. 熊本県. 392. 380. 2. 93. 4. 大分県. 515. 508. 1. 124. 44. 宮崎県. 420. 417. 0. 70. 27. 鹿児島県. 863. 852. 0. 119. 8. 沖縄県. 605. 601. 0. 85. 15. 40,159. 38,772. 806. 8,214. 1,802. 札幌市. 929. 921. 0. 139. 72. 仙台市. 416. 414. 0. 27. 0. さいたま市. 386. 379. 0. 42. 1. 千葉市. 370. 366. 1. 53. 15. 横浜市. 1,425. 1,404. 0. 122. 14. 川崎市. 356. 345. 0. 38. 5. 相模原市. 193. 193. 0. 10. 0. 新潟市. 243. 238. 0. 20. 0. 静岡市. 313. 311. 0. 33. 8. 浜松市. 248. 245. 0. 11. 3. 名古屋市. 806. 789. 0. 90. 16. 京都市. 824. 807. 0. 79. 0. 大阪市. 1,586. 1,553. 1. 239. 89. 堺市. 259. 255. 0. 43. 15. 神戸市. 762. 745. 1. 106. 21. 岡山市. 320. 315. 0. 19. 0. 広島市. 386. 383. 1. 47. 11. 北九州市. 291. 284. 0. 44. 22. 都道府県計. - 11 -.

(15) 福岡市. 709. 638. 0. 108. 47. 熊本市. 337. 334. 0. 30. 0. 指定都市計. 11,159. 10,919. 4. 1,300. 339. 全国計. 51,318. 49,691. 810. 9,514. 2,141. 出所:内閣府 NPO ホームページ 表 5.2 特定非営利活動の種別. 定款に記載された特定非営利活動の種類(複数回答) 号数. 活動の種類. 法人数. 第1号. 保健、医療又は福祉の増進を図る活動. 28,906. 第2号. 社会教育の推進を図る活動. 23,469. 第3号. まちづくりの推進を図る活動. 21,600. 第4号. 観光の振興を図る活動. 1,847. 第5号. 農山漁村又は中山間地域の振興を図る活動. 1,561. 第6号. 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動. 17,000. 第7号. 環境の保全を図る活動. 13,773. 第8号. 災害救援活動. 4,034. 第9号. 地域安全活動. 5,719. 第 10 号. 人権の擁護又は平和の活動の推進を図る活動. 8,099. 第 11 号. 国際協力の活動. 9,813. 第 12 号. 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動. 4,379. 第 13 号. 子どもの健全育成を図る活動. 21,381. 第 14 号. 情報化社会の発展を図る活動. 5,698. 第 15 号. 科学技術の振興を図る活動. 2,977. 第 16 号. 経済活動の活性化を図る活動. 8,568. 第 17 号. 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動. 第 18 号. 消費者の保護を図る活動. 第 19 号. 第 20 号. 12,210 3,056. 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、 助言又は援助の活動 前各号で掲げる活動に準ずる活動として都道府県又は 指定都市の条例で定める活動. 出所:内閣府 NPO ホームページ. - 12 -. 22,399. 136.

(16) NPO の財務データについては、大阪大学 NPO 情報研究センターが提供する NPO 法人 財務データベースを用いる。NPO 法人財務データベースは、2015 年 1 月現在、2010 年版 が最新である。都道府県毎にデータが提供されており、最新のデータである 2010 年版にお いてデータ化されていない都道府県も多いことから、2010 年版東京都よりデータ抽出を行 った。全 7,247 法人中、未入手である 3,451 件を除いた、3,796 件のデータについて分析を 行う。これは、2010 年の全国の認証法人数 42,385 法人の約 1 割に当たる。当該データの 概要を添付資料欄に添付した。データ作成者も指摘するように、NPO 法人の財務報告書自 体にもミスが多く、資産のマイナス表記も存在する状態であるが、元データのまま、平均値、 標準偏差、中央値、最小値、最大値を記載する。. - 13 -.

(17) 6. 分析結果 まず、上記 3,796 件のデータの中から、事業型 NPO を定義して抜き出すために、経常収 益額ゼロのデータを除いた 3,510 件のデータについて、事業収益比率(事業収益÷経常収 益)毎に分布を調べた(図 6.1) 。5%毎に分布を並べた結果、95%超への分布が顕著であり (683 件、約 2 割) 、この 95%超を本研究では『事業型 NPO』と定義し、分析を行った。 図 6.1 事業収益比率別の法人数分布(2010 年東京都). 事業収益比率別分布. 1,042. 0%. 20%. 683. 40%. 60%. 80%. 0%以上 5%未満. 5%以上 10%未満. 10%以上 15%未満. 15%以上 20%未満. 20%以上 25%未満. 25%以上 30%未満. 30%以上 35%未満. 35%以上 40%未満. 40%以上 45%未満. 45%以上 50%未満. 50%以上 55%未満. 55%以上 60%未満. 60%以上 65%未満. 65%以上 70%未満. 70%以上 75%未満. 75%以上 80%未満. 80%以上 85%未満. 85%以上 90%未満. 90%以上 95%未満. 95%以上 100%以下. 100%. 出所:NPO 法人財務データベースより筆者作成 次に、事業収益比率毎の経常収益規模を表 6.1 の通り確認した。事業収益比率と、経常収 益合計ごとの法人数を表 6.1 に示した。各事業収益比率における最大値を網掛けしている が、事業収益比率 95%以上の事業型 NPO は、規模の大きな法人の数が他に比べて多い傾向 にあることが見て取れる。. - 14 -.

(18) 表 6.1 事業収益比率・経常収益規模毎法人数 0. 1 百万. 5 百万. 10 百万. 20 百万. 50 百万. 100 百万. 以上. 以上. 以上. 以上. 以上. 以上. 以上. 1 百万. 5 百万. 10 百万. 20 百万. 50 百万. 100 百万. 未満. 未満. 未満. 未満. 未満. 未満. 0%以上 5%未満. 617. 189. 69. 68. 55. 25. 19. 1,042. 5%以上 10%未満. 18. 27. 17. 16. 27. 6. 1. 112. 10%以上 15%未満. 20. 30. 14. 9. 16. 5. 5. 99. 15%以上 20%未満. 26. 24. 12. 12. 13. 12. 4. 103. 20%以上 25%未満. 17. 26. 10. 5. 9. 2. 3. 72. 25%以上 30%未満. 20. 17. 6. 13. 7. 4. 3. 70. 30%以上 35%未満. 21. 22. 6. 13. 13. 3. 2. 80. 35%以上 40%未満. 18. 26. 11. 5. 15. 4. 0. 79. 40%以上 45%未満. 10. 23. 9. 17. 15. 2. 3. 79. 45%以上 50%未満. 21. 23. 11. 10. 7. 6. 4. 82. 50%以上 55%未満. 22. 17. 8. 17. 15. 6. 3. 88. 55%以上 60%未満. 13. 17. 10. 8. 8. 7. 9. 72. 60%以上 65%未満. 27. 23. 5. 7. 11. 6. 3. 82. 65%以上 70%未満. 25. 29. 14. 9. 9. 6. 3. 95. 70%以上 75%未満. 23. 29. 14. 12. 12. 10. 4. 104. 75%以上 80%未満. 20. 27. 11. 16. 11. 4. 7. 96. 80%以上 85%未満. 22. 37. 17. 13. 21. 7. 5. 122. 85%以上 90%未満. 19. 30. 13. 19. 25. 12. 6. 124. 90%以上 95%未満. 25. 66. 26. 32. 38. 20. 19. 226. 95%以上 100%以下. 68. 136. 87. 99. 147. 76. 70. 683. 1,052. 818. 370. 400. 474. 223. 173. 3,510. 総計. (円). 総計. 次に、業種の偏りを確認すべく、表 6.2 を作成した。各法人は 17 の活動区分のうち、ひ とつもしくは複数を選択している。事業収益比率毎の各活動区分の選択数を全体の法人数 で割り、各活動区分の選択率を求めたが、事業収益比率 95%以上の事業型 NPO において、 その他の法人との大きな違いは見られなかった。. - 15 -.

(19) 表 6.2 事業収益比率毎の活動区分選択率 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 0%以上 5%未満. 46%. 51%. 31%. 2%. 2%. 35%. 28%. 8%. 11%. 17%. 39%. 10%. 33%. 22%. 8%. 16%. 60%. 5%以上 10%未満. 58%. 54%. 11%. 0%. 0%. 29%. 15%. 5%. 5%. 22%. 29%. 8%. 29%. 16%. 11%. 7%. 55%. 10%以上 15%未満. 55%. 59%. 23%. 0%. 0%. 34%. 23%. 9%. 11%. 19%. 35%. 8%. 37%. 21%. 6%. 7%. 59%. 15%以上 20%未満. 55%. 59%. 32%. 0%. 0%. 36%. 18%. 4%. 4%. 25%. 32%. 9%. 35%. 22%. 7%. 9%. 59%. 20%以上 25%未満. 64%. 64%. 36%. 0%. 1%. 38%. 29%. 10%. 7%. 22%. 24%. 6%. 26%. 7%. 6%. 8%. 56%. 25%以上 30%未満. 57%. 57%. 26%. 0%. 0%. 44%. 20%. 10%. 9%. 14%. 26%. 9%. 43%. 20%. 9%. 14%. 66%. 30%以上 35%未満. 59%. 69%. 36%. 0%. 1%. 31%. 24%. 6%. 6%. 24%. 30%. 6%. 48%. 18%. 5%. 10%. 63%. 35%以上 40%未満. 34%. 52%. 33%. 1%. 0%. 33%. 37%. 4%. 5%. 13%. 38%. 6%. 42%. 18%. 11%. 18%. 53%. 40%以上 45%未満. 49%. 51%. 27%. 0%. 0%. 39%. 25%. 3%. 9%. 10%. 38%. 13%. 42%. 24%. 9%. 15%. 62%. 45%以上 50%未満. 61%. 61%. 28%. 2%. 1%. 46%. 27%. 5%. 7%. 20%. 24%. 11%. 33%. 22%. 10%. 10%. 54%. 50%以上 55%未満. 45%. 64%. 25%. 1%. 1%. 43%. 26%. 5%. 7%. 14%. 33%. 9%. 39%. 18%. 9%. 15%. 57%. 55%以上 60%未満. 67%. 61%. 33%. 0%. 0%. 33%. 26%. 6%. 4%. 17%. 31%. 10%. 44%. 25%. 8%. 11%. 65%. 60%以上 65%未満. 52%. 63%. 30%. 2%. 0%. 44%. 21%. 5%. 7%. 16%. 30%. 9%. 44%. 24%. 4%. 13%. 56%. 65%以上 70%未満. 47%. 49%. 33%. 0%. 0%. 39%. 24%. 8%. 11%. 15%. 39%. 7%. 35%. 23%. 3%. 12%. 60%. 70%以上 75%未満. 50%. 55%. 32%. 1%. 0%. 41%. 23%. 10%. 7%. 16%. 31%. 7%. 38%. 23%. 8%. 11%. 52%. 75%以上 80%未満. 55%. 58%. 24%. 0%. 1%. 38%. 22%. 5%. 9%. 16%. 31%. 8%. 43%. 18%. 7%. 17%. 61%. 80%以上 85%未満. 48%. 58%. 30%. 0%. 2%. 40%. 20%. 3%. 7%. 18%. 22%. 7%. 46%. 19%. 10%. 10%. 61%. 85%以上 90%未満. 56%. 64%. 40%. 2%. 1%. 37%. 23%. 4%. 12%. 14%. 17%. 9%. 44%. 30%. 6%. 17%. 69%. 90%以上 95%未満. 62%. 56%. 42%. 2%. 1%. 37%. 18%. 4%. 7%. 12%. 21%. 8%. 42%. 23%. 6%. 11%. 56%. 95%以上 100%以下. 59%. 54%. 33%. 1%. 1%. 33%. 20%. 4%. 8%. 14%. 21%. 9%. 38%. 20%. 5%. 10%. 58%. 総計. 53%. 55%. 31%. 1%. 1%. 36%. 24%. 6%. 9%. 16%. 30%. 9%. 37%. 21%. 7%. 13%. 59%. 1 保健、医療又は福祉の増進を図る活動 2 社会教育の増進を図る活動 3 まちづくりの推進を図る活動 4 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動 5 環境の保全を図る活動 6 災害救援活動 7 地域安全活動 8 人権の擁護又は平和の推進を図る活動 9 国際協力活動 10 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動 11 子どもの健全育成を図る活動 12 情報化社会の発展を図る活動 13 科学技術の振興を図る活動. - 16 -.

(20) 14 経済活動の活性化を図る活動 15 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動 16 消費者の保護を図る活動 17 以上の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動. 更に、事業収益比率毎の利益率の違いを見る。表 6.3 に事業収益比率毎に、当期経常増減 額÷経常収益計の値(利益率)の単純平均を示す。事業収益比率 95%以上の法人において、 経常収益規模 5 百万円未満の小規模法人においては、利益率の低い法人が多いと考えられ る。 表 6.3 事業収益比率・経常収益規模毎の利益率平均 0. 1 百万. 5 百万. 10 百万. 20 百万. 50 百万. 100 百万. 以上. 以上. 以上. 以上. 以上. 以上. 以上. 1 百万. 5 百万. 10 百万. 20 百万. 50 百万. 100 百万. 未満. 未満. 未満. 未満. 未満. 未満. -. -7.7%. -3.9%. 9.0%. 3.1%. 1.7%. 8.8%. -. 5%以上 10%未満. 20.6%. 3.7%. 3.1%. 10.6%. 4.2%. 5.5%. -16.6%. 7.3%. 10%以上 15%未満. -16.1%. -14.0%. 5.9%. 5.3%. 0.3%. 8.3%. -0.1%. -5.7%. 15%以上 20%未満. -15.3%. 6.6%. -1.2%. -0.2%. 0.4%. -674.6%. 5.5%. -80.8%. 20%以上 25%未満. -43.1%. -19.0%. 3.0%. 2.8%. 1.7%. 4.6%. 3.6%. -15.9%. 25%以上 30%未満. -20.5%. -58.5%. 5.8%. 2.6%. 2.2%. 10.5%. 14.1%. -17.7%. 30%以上 35%未満. -9.5%. -7.9%. -0.7%. 5.6%. 11.6%. 2.8%. 5.2%. -1.7%. 35%以上 40%未満. 2.7%. -18.7%. 9.9%. -7.8%. 3.2%. 0.5%. 40%以上 45%未満. 4.0%. 0.0%. -22.2%. 2.3%. 5.2%. 2.8%. -2.4%. -0.5%. 45%以上 50%未満. -3.9%. 7.8%. 2.8%. -39.9%. 6.2%. 18.0%. 6.4%. -1.1%. 50%以上 55%未満. 3.6%. 8.3%. 3.5%. 0.2%. -0.1%. 1.6%. 8.2%. 3.2%. 55%以上 60%未満. -43.6%. -14.5%. 2.4%. 1.1%. 4.5%. 1.2%. 6.1%. -9.5%. 60%以上 65%未満. -2.1%. -4.6%. 21.6%. 1.1%. 3.6%. 2.2%. 10.3%. 0.4%. 65%以上 70%未満. -23.9%. 0.6%. 2.1%. 1.5%. 5.9%. 12.9%. 12.3%. -3.9%. 70%以上 75%未満. -27.8%. -12.9%. -12.0%. 4.6%. 3.9%. 5.4%. -1.5%. -9.9%. 75%以上 80%未満. -313.4%. -3.8%. 2.3%. 2.3%. 2.8%. 8.0%. 9.5%. -64.4%. 80%以上 85%未満. -42.7%. 1.6%. 6.8%. 1.4%. 4.2%. 9.3%. -1.4%. -4.9%. 85%以上 90%未満. -219.1%. -15.1%. 3.8%. -0.6%. 4.8%. 4.2%. 6.2%. -35.2%. 90%以上 95%未満. -126.4%. -5.5%. 0.2%. -3.5%. 1.1%. 2.8%. 5.6%. -15.1%. 95%以上 100%以下. -309.5%. -21.1%. 0.6%. 0.9%. 2.0%. 3.9%. 4.5%. -33.5%. -. -9.6%. 0.3%. 1.6%. 2.9%. -32.0%. 5.3%. -. 0%以上 5%未満. 総計. - 17 -. (円). 総計. -4.0%.

(21) 以上を受けて、今回データを抽出して分析する対象は、 「事業収益率 95%以上、経常収益 規模 5 百万円以上」とした。当該データの概要を添付資料に記載する。また、主要に項目に ついて、表 6.4 に記載し、経常収益と利益率の分布を図 6.2 に記載する。 表 6.4 抽出データ主要項目 貸借対照表. (円). n= 479. 資産合計. 正味財産. 平均値. 24,038,366. 12,051,879. 標準偏差. 66,600,013. 39,887,078. 中央値. 7,616,460. 2,559,721. 最小値. -337,250. -30,746,107. 最大値. 1,160,042,019. 682,506,200. 活動計算書(収支計算書). (円). n= 479. 事業収益率. 経常収益計. 当期経常増減額. 利益率. 平均値. 98.4%. 70,568,431. 3,657,312. 2.2%. 1.5%. 248,904,393. 46,411,062. 12.2%. 中央値. 98.9%. 27,328,346. 347,856. 1.5%. 最小値. 95.0%. 5,001,183. -37,153,966. -108.0%. 最大値. 100.0%. 4,972,548,224. 1,010,606,568. 86.5%. 標準偏差. 図 6.2 経常収益額と利益率の分布. 経常収益額(円)・利益率の分布 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% -10.0%. 0. 100,000,000. 200,000,000. -20.0% -30.0% -40.0% -50.0%. - 18 -. 300,000,000. 400,000,000.

(22) 上記表 6.5 のデータについて、ばらつきが大きいため経常収益額・利益率が 3σ 外の 13 件 (2.7%)のデータを除外して、表 6.5 に記載するデータ範囲とした。またこの抽出データの 業種区分を表 6.6 に記載する。 表 6.5 抽出データ主要項目 貸借対照表. (円). n= 466. 資産合計. 正味財産. 平均値. 21,533,998. 10,648,376. 標準偏差. 41,323,478. 25,580,143. 中央値. 7,617,883. 2,560,611. 最小値. 10,230. -30,746,107. 最大値. 421,020,331. 240,023,488. 活動計算書(収支計算書). (円). n= 466. 事業収益率. 経常収益計. 当期経常増減額. 利益率. 平均値. 98.4%. 58,879,690. 1,598,209. 2.1%. 1.5%. 96,577,742. 5,375,433. 8.2%. 中央値. 98.9%. 27,817,269. 350,785. 1.5%. 最小値. 95.0%. 5,001,183. -37,153,966. -27.9%. 最大値. 100.0%. 887,484,228. 41,948,526. 37.8%. 標準偏差. - 19 -.

(23) 表 6.6 抽出データ業種区分 4 学術、文 1 保健、医療. 8 人権の擁 2 社会教育 3 まちづく 化、芸術又 5 環境の保. 又は福祉の. 業種. 6 災害救援 7 地域安全 護又は平和 9 国際協力 の増進を図 りの推進を はスポーツ 全を図る活. 増進を図る. 活動 る活動. 図る活動. 活動. の推進を図 活動. の振興を図 動. 活動. る活動 る活動. 件数. % 平均 利益率. 309. 240. 163. 5. 3. 145. 91. 16. 31. 66.3%. 51.5%. 35.0%. 1.1%. 0.6%. 31.1%. 19.5%. 3.4%. 6.7%. 2.6%. 1.7%. 2.1%. 4.9%. 6.7%. 1.4%. 1.4%. 0.9%. -0.3%. 17 以上の活 15 職業能力. 動を行う団. 10 男女共同 11 子どもの 12 情報化社 13 科学技術 14 経済活動 の開発又は 16 消費者の 体の運営又 参画社会の. 業種. 健全育成を 会の発展を の振興を図 の活性化を 雇用機会の 保護を図る は活動に関 形成の促進 図る活動. 図る活動. る活動. 図る活動. 拡充を支援 活動. する連絡、. する活動. 助言又は援. を図る活動 助の活動. 件数. %. 75. 101. 40. 179. 95. 14. 37. 267. 16.1%. 21.7%. 8.6%. 38.4%. 20.4%. 3.0%. 7.9%. 57.3%. 2.3%. 1.2%. 1.8%. 2.0%. 2.5%. 3.7%. 3.6%. 2.2%. 平均 利益率. - 20 -.

(24) 仮説を検証するために、被説明変数を利益率、説明変数を経常収益額(想定符号+) 、資 産(想定符号+) 、純資産(想定符号+) 、設立からの日数(想定符号+)、負債比率(想定 符号+)とした重回帰分析を行った。その結果を表 6.7 に示す。しかし、想定と乖離した結 果が見られたため、図 6.3 の通り、経常収益額と利益率の関係性を確認した。 表 6.7 重回帰分析. 図 6.3 経常収益額と利益率の分布 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% -. 200,000,000. 400,000,000. 600,000,000. -10.0% -20.0% -30.0% -40.0%. - 21 -. 800,000,000. 1,000,000,000.

(25) 図 6.3 が示す通り、経常収益額 100 百万以上のデータ数は数が少なく、ばらつきも大き い。経常収益額 100 百万円が成長ステージから成熟ステージへのひとつの分岐点の目安で あると考え、経常収益額 100 百万円未満のデータについて、再度分析を行った。その結果 を、図 6.4 及び表 6.8 に示す。 図 6.3 説明変数と利益率の分布. 表 6.7 単回帰分析・重回帰分析 経常収益額. 総資産額. 純資産額. 設立日数. 負債比率. 重回帰分析. 3.79E-10 経常収益額. 3.10E-11 ** 4.76E-10. 3.47E-10. ***. *. 総資産額. 1.97E-9. 1.83E-9. ***. ***. 純資産額. 設立からの 日数. -9.51E-6. -1.68E-5. **. *** -7.16E-3. -5.97E-3. ***. ***. 0.04. 0.12. 負債比率. R2. 0.01. 0.02. 0.05. ***,**,* : 1%,5%,10%水準で有意. - 22 -. 0.01.

(26) 7. 結論 仮説1)事業型 NPO の利益率は経常収益規模・資産規模に依存する、について、経常収 益額 100 百万円までは観察できるものの、経常収益額 100 百万円超規模の事業型 NPO の スケールメリットが得られていないという課題を示唆する。また、事業型 NPO で利益を上 げ続ける行為は、成長期における規模拡大以降は、あまり必要とされない現状も示唆してい ると考えられる。仮説2)事業型 NPO の利益率は設立からの日数に依存する、については 観察されなかったが、これは、利益率の成長スピードは個別差が大きいことと、認証日から 日数を記載しているが、認証前に既活動を行っていた NPO の存在が影響していると考えら れる。仮説3)事業型 NPO の利益率は負債比率に依存する、について観察されなかったが、 表 7.1 に事業型 NPO の借入の現状を分析した。財産目録に借入金を記載する 190 法人のう ち、7 法人のみしか金融機関からの借入が無く、金融機関から借入を行って利益成長を試み ることが事業型 NPO にとって非常に難しいことである現状を示唆している。 表 7.1 事業型 NPO の借入の現状. 以上の検証を経て、事業スタートアップにおける事業型 NPO の活用について、NPO 法 人特有の課題は存在するものの、一般的に言われるような低収益な NPO ばかりではなく、 NPO という法人格の持つ社会性が、ビジネスに対して有効に働いている法人も存在すると 筆者は理解している。このことは、他の中小企業が経営を存続していく上でのヒントにもな ると考えられる。 - 23 -.

(27) ここで改めて、ソーシャルビジネスをスタートアップするにあたり、法人形態別の要点と 筆者の考えを整理したい。 a) 株式会社 歴史のある法人形態であるがゆえ、間接金融からの信頼も厚く、ベンチャーキャピタルの活 用で素早くスケールすることが出来る。ソーシャルを唄い非金銭的価値で中長期的にブラ ンディングしていくことと、株主から短期的な ROE 経営を求められることのバランスがと りづらい。また、NPO に準ずる事業を行っていたとしても、全ての事業に課税がなされて しまう。 b) 事業型 NPO 一般的には、役員と社員の確保の難しさや、設立手続きや年次報告の煩雑さを危惧されるも のの、その名称のわかりやすさもあり、ミッション志向である理解を外部から得やすく、現 在は一番ソーシャルビジネスに馴染む法人格であると考える。しかし、資金調達による急成 長を図りにくく、素早い成長が求められるようなビジネスにはマッチしない。また、認定 NPO の規制緩和が進み、寄付に頼らない形の NPO は認定を受けられず、事業型 NPO に 徹することは、認定されていない NPO になることを意味し、非認定の事業型 NPO は他の NPO と比較して社会的信頼が低下することが危惧される。 c) 一般社団法人・一般財団法人 NPO に比べると運営の自由度が高いが、2008 年から設立が可能になった法人の形態で、知 名度がやや低い。簡単ではないが、公益認定を目指すことができ、その実現性が高いならば、 コスト面のメリットも得られ、ソーシャルビジネスとの相性が良い。財団法人は初期に資金 が必要なため、 小資本のスターターには不向きである。NPO と同様に利益分配が出来ない。 d) 合同会社・合名会社・合資会社 設立が容易だが、知名度が極めて低い。ただ、利益分配が可能で、事業目的の自由度も高い ことから、今後の活用が期待される。しかし、業務執行社員を選任するなど複雑な設計をし なければ、意思決定を社員全員で行わなければならず、規模拡大と共に意思決定スピードが 落ちていく構造的課題があるため、それを是正する設計が必要だと考えられる。 アメリカやイギリス等で社会的企業の受け皿が整備され、自民党がソーシャルビジネス 法人案を示すように、新たな法人格の整備の必要性に私は賛成である。NPO のような分か り易い名称は、初期段階での周囲のサポートを受けやすい。更に、素早い拡大成長を可能に し、中長期視点のミッションも妨げない、制限のある出資が必要であると考える。しかし既 存の NPO の考え方の延長でつくられるのは、 認定 NPO の緩和の流れと反することになる。 株式会社を基礎とし、ソーシャルビジネスの事業目的範囲を、例えば地方や新興国の雇用創 出なども含めるなどと広く定義し、ソーシャルビジネス事業部分の税制優遇や補助を行い やすくすることで、ミッション志向を基礎にして利益成長も両立させる、持続性のある力強 いソーシャルビジネスを生み出すと考えています。 - 24 -.

(28) 【参考文献】 「NPO と事業」ミネルヴァ書房 谷本寛治・田尾雅夫 2002.06 「市民社会の創生に向けて‐NPO の限界と可能性‐」年報人間科学 亀山俊朗 2001 「NPO の持続性と課題‐財務データ分析から考える‐」武蔵大学 田中弥生・栗田佳代子・ 粉川一郎 2008.05 「NPO 白書 2010」NPO 研究情報センター 山内直人・田中敬文・奥山尚子. 2010.03. 「特定非営利活動促進法のあらまし」内閣府 2012.02 「平成 25 年度特定非営利活動法人に関する実態調査」内閣府 2013.12 山内直人・馬場英朗・石田祐 (2007) 「NPO 法人財務データ構築から見える課題と展 望」 『公益法人』2007 年 4 月 山内直人・馬場英朗・石田祐 (2008) 「NPO 法人の財務実態と会計的課題: 「NPO 法 人財務データベース」構築への取組みから」 『非営利法人研究学会誌』 vol.10, pp.73-88. 馬場英朗 (2009) 「非営利組織の財務評価-NPO 法人の財務指標分析及び組織評価の 観点から-」 『非営利法人研究学会誌』 vol.11, pp.145-162. 田中弥生・馬場英朗・渋井進 (2010) 「財務指標から捉えた民間非営利組織の評価―持 続性の要因を探る―」 『ノンプロフィット・レビュー』 vol.10, no.2, pp.111-121. 中嶋貴子・馬場英朗 (2011) 「非営利法人の成長性と安定性に関する実証分析―NPO 法 人パネル・データを用いた財務分析から―」 『非営利法人研究学会誌』 vol.14, pp.69-79. 「内閣府 NPO ホームページ」内閣府. - 25 -.

(29) 【添付資料】 NPO 法人財務データベース 2010 年東京都 データ概要 貸借対照表 n= 3,796. (円) 流動資産. 固定資産. 流動負債. 固定負債. 正味財産. 12,161,681. 3,273,965. 4,753,617. 1,145,519. 9,531,039. 138,965,491. 26,602,656. 82,798,072. 10,325,351. 97,861,301. 中央値. 1,022,573. 0. 70,000. 0. 566,171. 最小値. -1,406,094. -28,053. -120,110. -13,418,306. -712,090,735. 最大値. 5,899,609,135. 921,388,117. 4,933,423,491. 464,587,000. 5,450,917,689. 平均値 標準偏差. 活動計算書(収支計算書) n= 3,796. (円). 受取会費. 受取寄付金. 受取助成金等. 事業収益. その他収益. 経常収益計. 平均値. 1,655,027. 6,122,305. 3,694,240. 14,983,927. 416,976. 26,874,184. 標準偏差. 7,372,973. 152,183,848. 46,845,817. 94,207,564. 3,744,733. 207,311,695. 中央値. 126,000. 0. 0. 735,000. 334. 3,069,453. 最小値. -110,000. 0. 0. 0. -11,962,539. 0. 最大値. 155,550,000. 6,936,375,810. 2,651,940,316. 4,970,817,556. 155,664,389. 7,703,232,425. (円) 事業費. 管理費. その他費用. 経常費用計. 当期経常増減額. 21,076,473. 3,899,829. 1,190,210. 26,179,772. 701,516. 182,214,623. 12,176,649. 19,746,489. 188,998,981. 104,639,936. 中央値. 1,827,393. 464,478. 0. 3,219,660. 8,962. 最小値. 0. 0. -30,000. 0. -5,233,314,751. 最大値. 5,910,523,504. 323,658,563. 1,041,306,471. 5,967,099,890. 3,135,382,093. 平均値 標準偏差. - 26 -.

(30) NPO 法人財務データベース 2010 年東京都 事業収益比率 95%以上 経常収益額 5 百万円以上 データ概要 貸借対照表 n= 479. (円) 流動資産. 固定資産. 流動負債. 固定負債. 正味財産. 平均値. 17,346,517. 6,691,849. 7,896,506. 4,071,623. 12,051,879. 標準偏差. 33,552,126. 40,287,177. 24,042,384. 25,317,563. 39,887,078. 中央値. 6,693,870. 213,363. 2,448,234. 0. 2,559,721. 最小値. -337,250. 0. 0. 0. -30,746,107. 最大値. 382,617,802. 777,424,217. 440,643,690. 464,587,000. 682,506,200. 活動計算書(収支計算書) n= 479. (円). 受取会費. 受取寄付金. 受取助成金等. 事業収益. その他収益. 経常収益計. 平均値. 271,150. 109,026. 284,831. 284,831. 214,894. 70,568,431. 標準偏差. 906,224. 369,380. 1,859,766. 1,859,766. 739,014. 248,904,393. 中央値. 80,000. 0. 0. 0. 4,351. 27,328,346. 最小値. 0. 0. 0. 0. 0. 5,001,183. 最大値. 12,591,151. 3,994,148. 33,576,135. 33,576,135. 10,567,860. 4,972,548,224. (円) 事業費. 管理費. その他費用. 経常費用計. 当期経常増減額. 54,103,510. 8,778,237. 4,029,372. 66,911,119. 3,657,312. 227,593,406. 20,710,741. 25,033,480. 243,975,037. 46,411,062. 中央値. 18,828,070. 3,048,419. 0. 27,454,361. 347,856. 最小値. 0. 0. 0. 3,423,746. -37,153,966. 最大値. 4,662,545,093. 323,658,563. 303,640,253. 4,993,137,130. 1,010,606,568. 平均値 標準偏差. - 27 -.

(31) NPO 法人財務データベース 2010 年東京都 事業収益比率 95%以上 経常収益額 5 百万円以上 活動分野. n= 479. 1. 2. 3. 4. 5. 活動分野選択数. 319. 247. 169. 5. 活動分野選択率. 67%. 52%. 35%. 1%. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 3. 149. 94. 18. 34. 79. 104. 43. 183. 99. 15. 37. 274. 1%. 31%. 20%. 4%. 7%. 16%. 22%. 9%. 38%. 21%. 3%. 8%. 57%. 1 保健、医療又は福祉の増進を図る活動 2 社会教育の増進を図る活動 3 まちづくりの推進を図る活動 4 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動 5 環境の保全を図る活動 6 災害救援活動 7 地域安全活動 8 人権の擁護又は平和の推進を図る活動 9 国際協力活動 10 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動 11 子どもの健全育成を図る活動 12 情報化社会の発展を図る活動 13 科学技術の振興を図る活動 14 経済活動の活性化を図る活動 15 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動 16 消費者の保護を図る活動 17 以上の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動. - 28 -.

(32) 謝辞 本論文の作成にあたり、ご支援頂いた皆様に感謝の意を表します。 指導教員の小幡績准教授、副指導教員の大林厚臣教授、岡田正大教授には論文作成のみな らず、この貴重な 2 年間でたくさんのことを勉強させて頂き感謝申し上げます。 慶應義塾大学大学院経営管理研究科の教授の皆様、学事の皆様、ゼミのメンバー、同級生、 そして支えてくれた家族に心から感謝します。. - 29 -.

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