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8 である。ここでも、男性は子どもの 保育を配偶者に委ねている割合が高い一方で、女性は学童保育をはじめ、習い事など、様々な機関を利用

63育児支援(図 3.7-9)

同様に小学生の放課後の保育担当者について集計したものが図 3. 8 である。ここでも、男性は子どもの 保育を配偶者に委ねている割合が高い一方で、女性は学童保育をはじめ、習い事など、様々な機関を利用

63

64

ねている割合が高いのに対し、女性の場合は保育園や学童保育などの外部機関に委ねており、その限られ た時間の中で仕事をこなしていることがうかがわれる。このことは前述の在職場時間の男女差からも裏付 けられている。

図 3.8 小学生の放課後の保育担当者-最年少の子どもの年代別(複数回答)

図 3.9 は、学会参加時の育児担当の男女比較であるが、男性の 90%程度が配偶者に育児を任せているの に対し、女性の場合は配偶者と答えたのは 6 割程度で、非同居の親族・知人に依頼する割合と同程度であ り、親族や知人を頼りながら学会参加していることがわかる。未就学児をもつ女性は 2 割ずつが自分自身

図 3.9 学会参加時の保育担当者-最年少の子どもの年代別(複数回答)

あるいは学会の保育サービスを利用していると回答しており、子どもをつれて学会参加している場合もあ

0%

20%

40%

60%

80%

100%

ビー ター

サー

男性

0%

20%

40%

60%

80%

100%

ビー ター

サー

女性

未就学児 小学生 中学生 高校生以上 0%

20%

40%

60%

80%

100%

ター

女性

未就学児 小学生 中学生 高校生以上

0%

20%

40%

60%

80%

100%

ター

男性

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ることがわかる。会期中に保育サービスを行う学会が増えてきているとはいえ、まだ十分とは言えず、今 後さらなる充実をはかることも重要であると考えられる。

別居の経験と同居支援(図 3.10-15)

今回第四回の調査において、別居の経験は配偶者を有する男性の 20%、女性の 54%があると回答した。

図 3.10 は別居期間と子どもの数である。平均値で見ると、男女ともに、別居の有無、別居期間による子ど もの数に顕著な差は認められなかったが、女性の方がやや平均値が低い結果となった。別居に対するサポ ートの有無に係わらず、女性研究者・技術者にとって子どもを持つということが難しい状況にあることが うかがえ、サポート制度の充実が効を奏すかは今後注視したい。

図 3.10 別居期間と子どもの数(単数回答)

1.61 1.61

1.42 1.68 1.61

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5

0%

20%

40%

60%

80%

100%

別 居 な し

2 年 以 下

3~

5 年

6~

1 0 年

1 1 年 以 上

子 ど も の 平 均 人 数(

人)

全体 男性

1.24 1.16 1.11 0.85

1.14

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5

0%

20%

40%

60%

80%

100%

別 居 な し

2 年 以 下

3~

5 年

6~

1 0 年

1 1 年 以 上

子 ど も の 平 均 人 数(

人)

全体 女性

5人 4人 3人 2人 1人 なし 平均値

1.49 1.62

2.00 2.00 2.00

0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5

0%

20%

40%

60%

80%

100%

別 居 な し

2 年 以 下

3~

5 年

6~

1 0 年

1 1 年 以 上

子 ど も の 平 均 人 数(

人)

企業 男性

0.92 3.00

1.25

0.00 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5

0%

20%

40%

60%

80%

100%

別 居 な し

2 年 以 下

3~

5 年

6~

1 0 年

1 1 年 以 上

子 ど も の 平 均 人 数(

人)

企業 女性

5人 4人 3人 2人 1人 なし 平均値

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図 3.11 は所属機関別の平均別居年数の分布である。男性の別居期間の平均年数は、私立大学の 2.16 年、

その他研究機関の 3.45 年が他に比べてやや長い。一方、女性は、大学・高専等と研究機関で別居割合は 5 割近くあり、平均年数は公立大学が 5.64 年、私立大学が 3.31 年と他機関に比べて長い状況にある。平均 別居年数は、一部を除き女性の方が長いこと、企業の女性の別居割合は他の機関に比べて低いことは特徴 的である。

図 3.11 所属機関別の別居年数と平均(単数回答)

図 3.12 は別居の解消の検討の有無である。男 女ともに 5 割近くが別居を解消する検討をしてい ない結果となった。男性の数字は学協会全体と変 わらないが、学協会全体では 6 割近い女性が別居 解消に向けて努力しており、半数は別居を解消す ることができたと回答した。これは、女性が何ら かの機会(手段)を利用して異動したことを示唆 している。

次に、所属機関別に見た検討の有無を図 3.13 に示す。大学や研究機関において別居解消の検討をする人 が多いのは、配偶者も大学あるいは研究機関に勤務している場合が多く、企業に比べて検討し易い環境に あると思われる。

0%

20%

40%

60%

80%

100%

男性 女性

比 率(

%)

図3.12 別居の解消に向けた検討(単数回答)

検討しなかった

検討したが別居は解 消しなかった

検討した結果別居が 解消した

1.04 1.04 2.16

0.50 2.00

0.73 3.45

0.81 1.09

0 1 2 3 4 5 6

0 50 100 150 200 250

平 均 別 居 期 間(

年)

回 答 者 数(

人)

男性

2.41 5.64

3.31 2.00

3.17

0.00 2.16

4.50

0 1 2 3 4 5 6

0 10 20 30 40 50

平 均 別 居 期 間(

年)

回 答 者 数(

人)

女性

別居なし 2年以下 3-5年 6-10年 11年以上 平均値

67

図 3.13 別居の解消に向けた検討(所属機関別) (単数回答)

図 3.14 は同居支援制度または帯同制度があった場合の利用の有無である。男女ともに「利用したい」は 上職位に少なく、 「利用したくない」は上職位に多いという傾向は予想できたものの、注目に値する。また、

「利用したくない」が、男性より女性の方が高かったことは、女性が利用に伴う支障をより強く意識し心 配しているのではないかと思われる。

図 3.14 同居支援・帯同制度の利用の有無(役職別)(単数回答)

0%

20%

40%

60%

80%

100%

男性

わからない 利用したくない 利用したい

0%

20%

40%

60%

80%

100%

ルー

大学・高専等 研究機関 企業

女性

0 5 10 15 20 25 30

答 数(

人)

男性

0 5 10 15 20 25 30

答 数(

人)

女性

検討した結果別居が 解消した

検討したが別居は解 消しなかった 検討しなかった

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今回第四回調査では、利用したくない理由を所属機関別、職位別に図 3.15 に示した。男女ともに、

所属機関や職位によりわずかではあるが差が認められる。大学・高専等の男性では女性よりも「家族 の都合で移動できない」との回答割合が高く、女性では家族よりは「仕事の都合で移動できない」が 回答割合が高かった。

図 3.15 同居支援制度を利用したくない理由(複数回答)

0 2 4 6 8

答 数(

人)

大学・高専等 女性

仕事の都合で移動できない 家族の都合で移動できない 移動しても安定した身分が得ら れない可能性が高い

その他 0

2 4 6 8

答 数(

人)

大学・高専等 男性

0 2 4 6 8

ルー

答 数(

人)

研究機関 男性

0 2 4 6 8

ルー

答 数(

人)

研究機関 女性

0 2 4 6 8

答 数(

人)

企業 男性

0 2 4 6 8 10

答 数(

人)

企業 女性

69