Ⅵ.在学の状況 ... 65
Ⅶ.学生の受け入れ ... 67
Ⅷ.学生生活支援 ... 71
1.学生向け経済支援 ... 71 1)奨学金制度 ... 71 2)学費の延納・分納 ... 71 3)授業料減免制度 ... 72 4)小銭サービス ... 72 5)アルバイトの紹介 ... 73 2.施設サービス ... 73
1)寮 ... 73 2)食 堂 ... 74 3)学園バス ... 74 4)伊豆高原桜美林クラブ ... 74 3.学生生活相談と健康管理 ... 75 1)学生相談室 ... 75 2)保健室 ... 75 3)身体に障害を有する学生への配慮 ... 76
Ⅸ.学生の卒業と就職 ... 77
1.卒業の状況 ... 77 2.留年・在学年数 ... 79 3.退学状況 ... 80 4.就職状況 ... 80
第2部 学生の状況とサポート
Ⅵ.在学の状況
1997 年度、経営政策学部ビジネスマネージメント学科が増設された。さらに、同学科が完成年度を 迎えた 2000 年度、文学部に言語コミュニケーション、健康心理、総合文化の3学科が増設されたため、
在学者数は毎年度増加している。
表 Ⅵ−1 在学者数 (単位:人)
1年次 2年次 3年次 4年次 年度合計 学部 学科 年度
男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計
1997 67 162 229 33 124 157 32 177 209 35 170 205 167 633 800 1998 54 132 186 67 162 229 36 171 207 38 179 217 195 644 839 1999 42 124 166 53 131 184 71 194 265 44 171 215 210 620 830 2000 26 117 143 40 118 158 52 166 218 77 198 275 195 599 794 2001 22 117 139 22 116 138 47 152 199 64 171 235 155 556 711 英語英米文
2002 32 110 142 23 116 139 22 148 170 57 150 207 134 524 658 1997 73 110 183 41 89 130 30 78 108 56 79 135 200 356 556 1998 56 102 158 70 111 181 42 96 138 38 80 118 206 389 595 1999 61 83 144 54 101 155 71 120 191 48 97 145 234 401 635 2000 49 71 120 58 81 139 53 105 158 78 120 198 238 377 615 2001 21 61 82 46 67 113 58 80 138 70 106 176 195 314 509 中国語
中国文
2002 32 59 91 20 60 80 46 69 115 66 88 154 164 276 440 2000 17 91 108 0 0 0 17 91 108 2001 24 101 125 19 95 114 0 0 43 196 239 言 語 コ ミ ュ
ニケーション
2002 28 114 142 23 97 120 19 109 128 0 70 320 390 2000 55 112 167 0 0 0 55 112 167 2001 30 82 112 54 112 166 0 0 84 194 278 健康心理
2002 50 122 172 29 86 115 55 124 179 0 134 332 466 2000 49 105 154 0 0 0 49 105 154 2001 32 94 126 46 94 140 0 0 78 188 266 総合文化
2002 43 94 137 30 88 118 51 98 149 0 124 280 404 1997 140 272 412 74 213 287 62 255 317 91 249 340 367 989 1,356 1998 110 234 344 137 273 410 78 267 345 76 259 335 401 1,033 1,434 1999 103 207 310 107 232 339 142 314 456 92 268 360 444 1,021 1,465 2000 196 496 692 98 199 297 105 271 376 155 318 473 554 1,284 1,838 2001 129 455 584 187 484 671 105 232 337 134 277 411 555 1,448 2,003 文
小 計
2002 185 499 684 125 447 572 193 548 741 123 238 361 626 1,732 2,358
(次ページへ続く)
1年次 2年次 3年次 4年次 学部/学科計
学部 学 科 年度
男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計 男 女 計
1997 219 55 274 217 46 263 236 53 289 233 65 298 905 219 1,124 1998 232 61 293 215 54 269 220 65 285 256 56 312 923 236 1,159 1999 216 61 277 230 58 288 220 74 294 261 66 327 927 259 1,186 2000 235 65 300 206 61 267 229 74 303 250 73 323 920 273 1,193 2001 218 68 286 229 63 292 218 75 293 260 72 332 925 278 1,203 経 済
2002 248 72 320 208 65 273 226 65 291 249 81 330 931 283 1,214 1997 0 186 88 274 181 87 268 219 59 278 586 234 820 1998 0 0 186 108 294 205 86 291 391 194 585 1999 0 0 1 1 199 107 306 199 108 307
2000 0 0 0 32 3 35 32 3 35
2001 0 0 0 12 1 13 12 1 13
商
2002 0 0 0 6 6 6 0 6
1997 219 55 274 403 134 537 417 140 557 452 124 576 1,491 453 1,944 1998 232 61 293 215 54 269 406 173 579 461 142 603 1,314 430 1,744 1999 216 61 277 230 58 288 220 75 295 460 173 633 1,126 367 1,493 2000 235 65 300 206 61 267 229 74 303 282 76 358 952 276 1,228 2001 218 68 286 229 63 292 218 75 293 272 73 345 937 279 1,216 経済
小 計
2002 248 72 320 208 65 273 226 65 291 255 81 336 937 283 1,220 1997 98 222 320 74 197 271 62 190 252 107 194 301 341 803 1,144 1998 105 202 307 96 215 311 74 207 281 75 188 263 350 812 1,162 1999 73 194 267 100 201 301 99 225 324 87 214 301 359 834 1,193 2000 92 212 304 71 191 262 95 212 307 111 228 339 369 843 1,212 2001 79 194 273 90 206 296 73 204 277 106 217 323 348 821 1,169 国際 国 際
2002 88 251 339 79 189 268 89 206 295 89 208 297 345 854 1,199 1997 366 201 567 0 0 0 366 201 567 1998 217 223 440 360 199 559 0 0 577 422 999 1999 211 228 439 215 219 434 353 220 573 0 779 667 1,446 2000 279 224 503 204 221 425 214 243 457 346 216 562 1,043 904 1,947 2001 230 221 451 273 223 496 198 251 449 239 246 485 940 941 1,881 経営
政策
ビジネス マネージ メント
2002 270 301 571 221 216 437 264 250 514 216 257 473 971 1,024 1,995 1997 823 750 1,573 551 544 1,095 541 585 1,126 650 567 1,217 2,565 2,446 5,011 1998 664 720 1,384 808 741 1,549 558 647 1,205 612 589 1,201 2,642 2,697 5,339 1999 603 690 1,293 652 710 1,362 814 834 1,648 639 655 1,294 2,708 2,889 5,597 2000 802 997 1,799 579 672 1,251 643 800 1,443 894 838 1,732 2,918 3,307 6,225 2001 656 938 1,594 779 976 1,755 594 762 1,356 751 813 1,564 2,780 3,489 6,269 全 学 計
2002 791 1,123 1,914 633 917 1,550 772 1,069 1,841 683 784 1,467 2,879 3,893 6,772
Ⅶ.学生の受け入れ
A)現状と分析
総志願者数は、1999 年度が 10,511 人、2000 年度が 11,102 人、2001 年度が 12,042 人、2002 年度が 10,842 人と推移してきているが、2000 年度に3学科が新設(定員 300 人増)されていることを考慮す ると、志願者数減の傾向であるといえる。特に中国語中国文学科と経済学科志願者数はこの4年間で 大幅に減少している。英語英米文学科と国際学科は一進一退を繰り返しながらも減少傾向がうかがえ るが、英語英米文学科は文学部の中では高い水準を維持してきている。ビジネスマネージメント学科 は 2001 年度に盛り返したが、その翌年には大きく減少している。文学部の新設3学科のうち、健康心 理学科と総合文化学科は2年目からそれぞれ1千人台とかなり健闘しており、言語コミュニケーショ ン学科も1年目より堅調に推移している。
入学試験別に志願者数をみていくと、一般入試は全学科共通で減少傾向にある。ここでも特に中国 語中国文学科と経済学科は大幅に減少している。推薦入試については、文学部の3学科増設の影響で 2000 年度に少し持ち直しているが、基本的には減少傾向にある。AO方式による入学者選抜について は、1999 年度に導入してから毎年上昇してきている。留学生入試については、英語英米文学科と中国 語中国文学科を除いて上昇しており、特に経済学科とビジネスマネージメント学科が大きく伸ばして いる。
入学者選抜については、AO方式による入学者選抜(年2回)、推薦入試、留学生入試、帰国生徒入 試(年2回)、社会人入試、一般入試、大学入試センター試験利用入試(年2回)、および編入学試験 等を行っており、かなり多様化している。年間の日程をみても、9月から翌3月まで入試の期間が続 いている。
アドミッションセンターは、1999 年度まで入試広報部と称し、2000 年度には入試を担当する学事部 入試課と広報を担当する企画広報部企画広報課に分かれたが、2002 年度にアドミッションセンターと して改編している。2002 年度より部長、課長および係長が総入れ替えとなった。
B)点検と評価/長所と問題
学生の出身地については、東京、神奈川、埼玉、千葉、静岡などの関東近辺からの志願者が大勢を 占めているが、特別推薦入試を行っている沖縄からの志願者が西日本では突出しており、重点地域と して長年対応してきたことが実を結んでいるといえる。経済情勢の変化が地方出身の学生数に影響を 与えていると見られるため、今後も全国展開を図っていくためには従来と異なる学生募集戦略を持つ ことが課題である。また少子化で厳しい情勢の中、適正な数の受験生を獲得し続けるために、入試広 報のあり方を見直すことも重要な課題である。
入試については、沖縄推薦、AO方式、帰国生徒(中国引揚者を含む)、社会人、留学生など多様な 入試を行ってきているが、すでに最大限の年間日程を占めている。今後はAO方式による入学者選抜 をはじめとする各入試方法の改革が課題である。
C)改善・改革方策
2002 年度より従来の拡大入試幹事会を廃止し、入選検討委員会(8学科から各1人ずつとアドミッ
ションセンター等)を組織して入試全般に関する事項を検討、入選代表者会議(副学長、学部長、ア ドミッション部長等)で決定するという組織体系となった。AO方式による入学者選抜については、
大学審議会答申(1998 年 10 月、「専門的なスタッフの充実等 … 十分な体制を整備すべきこと」)を 踏まえるとともに、アドミッションセンター所員が一次書類審査を全面的に担当することになり、ア メリカで行われているアドミッションズオフィスによる選抜に近い新しい方式を採用している。
入学試験ごとの募集定員は、全体の受験生数が減少するなか、AO方式による入学者選抜と推薦入 試の枠を増やす等、多様な選抜方式を推進することが重要になる。
入試広報については、次年度用大学案内作成のための企画会議を開いて内容の改善をしながら大学 のイメージ戦略を進める予定である。広告費用を含む学生募集にかかるコストについては、進学相談 会への参加数や地方への出張を削減するなどの見直しをして、各業者の協力も得ながらコストダウン を図っている。今後は後援会や同窓会および在学生との連携も視野に入れた学生募集の体制作り、通 年で行うインフォメーションセッションとキャンパスツアーなど学内行事の充実、また高校訪問やイ ンターネットを利用した受験生とのコミュニケーション確立を図って、学生募集の改善につなげてい く計画である。今後は、大学としての広報や入試広報などで企画広報室との役割分担を明確にしてい くことにより、入学者選抜と広報をそれぞれ特化または専門化させていくことが重要になる。
表 Ⅶ−1 志願者数推移(全体) (単位:人)
1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度 英 語 英 米 文 学 科 1,943 1,552 1,618 1,400 中 国 語 中 国 文 学 科 496 473 274 221 言語コミュニケーション学科 ― 542 647 626 健 康 心 理 学 科 ― 998 1,615 1,407 総 合 文 化 学 科 ― 826 1,100 1,001 経 済 学 科 3,303 2,732 2,023 1,836 国 際 学 科 2,179 1,969 1,508 1,805 ビジネスマネージメント学科 2,590 2,010 3,257 2,546
大 学 合 計 10,511 11,102 12,042 10,842
表 Ⅶ−2 志願者数推移(一般) (単位:人)
1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度 英 語 英 米 文 学 科 1,442 901 1,070 835 中 国 語 中 国 文 学 科 295 272 156 123 言語コミュニケーション学科 ― 466 411 346
健 康 心 理 学 科 ― 831 937 751
総 合 文 化 学 科 ― 736 709 549
経 済 学 科 2,830 2,119 1,503 1,082 国 際 学 科 1,597 1,230 968 947 ビジネスマネージメント学科 1,819 1,259 2,381 1,532
大 学 合 計 7,983 7,814 8,135 6,165
表 Ⅶ−3 志願者数推移(AO) (単位:人)
1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度 英 語 英 米 文 学 科 22 41 45 52 中 国 語 中 国 文 学 科 9 20 20 11
言語コミュニケーション学科 ― 3 42 52
健 康 心 理 学 科 ― 1 158 133
総 合 文 化 学 科 ― 0 113 124
経 済 学 科 33 38 57 88
国 際 学 科 32 92 80 100
ビジネスマネージメント学科 62 66 80 69 大 学 合 計 158 261 595 629
表 Ⅶ−4 志願者数推移(推薦) (単位:人)
1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度 英 語 英 米 文 学 科 207 237 203 105 中 国 語 中 国 文 学 科 42 66 43 33 言語コミュニケーション学科 ― 72 65 60
健 康 心 理 学 科 ― 165 227 151
総 合 文 化 学 科 ― 90 117 79
経 済 学 科 157 136 113 88
国 際 学 科 171 229 150 140
ビジネスマネージメント学科 240 200 209 195 大 学 合 計 817 1,195 1,127 851
表 Ⅶ−5 志願者数推移(社会人) (単位:人)
1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度
英 語 英 米 文 学 科 5 3 3 3
中 国 語 中 国 文 学 科 4 1 1 0
言語コミュニケーション学科 ― ― 0 0
健 康 心 理 学 科 ― ― 11 4
総 合 文 化 学 科 ― ― 0 0
経 済 学 科 1 2 1 0
国 際 学 科 1 2 1 1
ビジネスマネージメント学科 8 3 2 1
大 学 合 計 19 11 19 9
表 Ⅶ−6 志願者数推移(留学生) (単位:人)
1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度
英 語 英 米 文 学 科 0 1 0 0
中 国 語 中 国 文 学 科 1 1 0 1
言語コミュニケーション学科 ― ― 7 13
健 康 心 理 学 科 ― ― 6 13
総 合 文 化 学 科 ― ― 2 4
経 済 学 科 23 24 48 76
国 際 学 科 19 20 28 35
ビジネスマネージメント学科 47 37 73 95 大 学 合 計 90 83 164 237
表 Ⅶ−7 志願者数推移(帰国・中国引揚) (単位:人)
1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度 英 語 英 米 文 学 科 ― 12 17 7 中 国 語 中 国 文 学 科 15 13 5 6
言語コミュニケーション学科 ― 1 5 5
健 康 心 理 学 科 ― 0 6 7
総 合 文 化 学 科 ― 0 5 3
経 済 学 科 5 3 1 5
国 際 学 科 18 34 12 21
ビジネスマネージメント学科 36 31 24 20
大 学 合 計 74 94 75 74
表 Ⅶ−8 志願者数推移(編入) (単位:人)
1999 年度 2000 年度 2001 年度 2002 年度 英 語 英 米 文 学 科 61 66 55 47 中 国 語 中 国 文 学 科 12 4 5 3
言語コミュニケーション学科 ― ― ― 29
健 康 心 理 学 科 ― ― ― 42
総 合 文 化 学 科 ― ― ― 14
経 済 学 科 51 38 40 14
国 際 学 科 36 44 31 18
ビジネスマネージメント学科 27 47 50 47 大 学 合 計 187 199 181 214
Ⅷ.学生生活支援
1.学生向け経済支援
1)奨学金制度 A)現状と分析
本学の奨学金制度は、学内奨学金(本学独自の奨学金)と学外奨学金(日本育英会、文部科学省、
地方公共団体、民間育英団体等の奨学金)に大別される。採用者・被推薦者の選考においては、各奨 学金の趣旨等により、経済的な必要性を優先する場合と学業成績を優先する場合がある。また、奨学 金をすでに受けている学生の学業成績等に問題がある時は、個別に面接等を行い、支給の停止処分等 にならないよう配慮している。
B)点検と評価/長所と問題
採用者・被推薦者の選考については、客観性が担保されている上に、システマティックになってい るため、妥当な選考方法が確立されていると評価できる。
しかしその一方で、本学の奨学金制度は、日本育英会奨学金・文部科学省学習奨励費等を中心とす る公的支援を基本とし、学内奨学金はこれを補完するというスタンスをとってきたため、学内奨学金 制度の整備・充実が遅れている。したがって、奨学金を必要とする学生の多くが公的支援に頼らざる を得ないという問題がある。
C)改善・改革方策
学内奨学金制度の整備・充実を図ることはもちろんのこと、民間育英団体等の新規開拓に向けて努 力を続けていく。また、日本育英会奨学金・文部科学省学習奨励費については、推薦枠の拡大に向け て何らかの働きかけが必要であるが、他大学を含めた全国的なレベルでの検討が望まれる。
2)学費の延納・分納 A)現状と分析
本学では、定められた期限までに学費の納付が困難な学生に対して、延納または分納を認めている。
当該制度の適用を受けるためには、本学所定の許可願を学生部学生課に提出し、学長の許可を得なけ ればならない。近年、学費の延納・分納を希望する学生は増加傾向にある。これは経済不況、景気悪 化の影響のほか、当該制度が以前に比べ周知されるようになったこと、同一学生の数度にわたる許可 願の提出等が原因と考えられる。
B)点検と評価/長所と問題
学業継続の意志があり、奨学金等を学費に充当する希望がある場合は、要望に応じた延納・分納を 可能なかぎり許可している点が評価できる。
その一方で、許可願提出者の要望が年々多様化しているため、事務処理の複雑化が問題となってお り、その業務量は学生部学生課の負担となっている。