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教育課程と実施方法

Dalam dokumen は じ め に - 桜美林大学 (Halaman 93-200)

 

Ⅹ.学士課程教育の現状分析・点検評価・改善改革方策  

 

1.文学部

まえがき 

 文学部は 2000 年度に大幅な規模の拡大を行った。それ以前は、英語英米文学科と中国語中国文学科 の2学科だけであったが、新たに言語コミュニケーション学科、健康心理学科、総合文化学科が開設 されて、計5学科を有することとなった。これに伴い、学生数・教員数が増加しただけでなく、教育 領域も大きく広がった。それは、従来の文学部に一般的な文学・哲学・心理学・言語学といった領域 に加えて、情報工学・精神医学・保健体育学あるいは芸術学といった領域にまで広がった。これは、

一面において時代の変化と社会の要請に応えるものであり、また一面において、本学の目指すリベラ ルアーツ型の教育を具現化し充実するものであった。現代に生きる学生たちが、現代社会の抱える諸 問題を、自らの問題として、自ら考え、学習し、また調査・研究していくためには、教育分野の拡大 と多様化は必須の課題であった。この意味で、学科増後の本学部は、本学の教育理念の実現のために は枢要な位置を占めていると言える。 

 しかし、学科新設と学部規模の拡大は、克服すべき問題をも依然はらんでいる。それは、従来の「文 学部」の概念から大きく踏み出した教育領域を有しながら、学部の名称は依然「文学部」であるとこ ろに象徴的に現れているとも言えよう。すなわち、5つの学科が有機的に結合して「文学部」に代わ る何かを創出したというには、いまだ不十分だという点である。創出しつつはあっても、それが具体 的で確乎たるものとして、新しい名を得るには、いまだ至っていない。この点は、学部あるいは学科 の改組という課題を見据えながら、今後大いに検討していく必要があるものと思われる。 

 もちろん、こうした不十分性は今までにも認識されていたし、教育理念の具現化に向けてそれなり の改善の努力もなされてはきた。例えば、学生募集に際して「学部一括募集」をうたい、学科間の垣 根を低くする施策などは、年を追って充実してきている。また、教員組織としても、学科別に校務を 分担するだけでなく、学科横断的な委員会(例えば、「文学部教務委員会」「文学部学生委員会」など)

が組織され、それなりの機能を果たしてきている。ただ、まだまだ不十分だといえるのは、以下に記 す各学科の自己点検・評価に明らかであり、その前に、学科別に点検・評価をせざるを得ないという事 実に明らかである。 

 さて、以上の状況から、本学部の点検・評価は、学科別の形態をとる。点検・評価項目の大枠は統一 してあるが、項目内の細部や字数には融通性を持たせてある。その方が多様な学科の状況を適切に反 映すると考えるからである。 

 

A 英語英米文学科

1)学科の設立目的と教育目標 

 英語英米文学科は、キリスト教精神に基づき、教養豊かで幅広い視野を持ち国際的社会で通用する 人材を育成するという目的のもとに、本学成立と同時に誕生した学科である。生きた英語を集中的に 学び、「読み、書き、聴き、話す」実践的な英語の技能を身につけながら、言葉の背後にある社会、歴 史、思想を探り、さらに専門的な英語学や英文学、英語教育、英米文化、より高度なコミュニケーショ ン分野の研究へと進むことを目標とする。 

 

2)学生の受け入れ 

 本学科では、「キリスト教主義の教育によって、国際的人物(International Character)を育成す る」という建学の精神に基づいて、学習していく意欲のある志願者を合格させる努力をしている。ま た学園の特徴である「リベラルアーツ教育で幅広い教養を身につけながら、専門性を高める」教育方 針に賛同し、「国際社会で活躍できるように、英語によるコミュニケーション能力を身につける」意欲 のある志願者を合格させるよう努力をしている。 

 

(ア)判定の状況  (a) 一般入試について  表 Ⅹ−1−A−1   

 

受 験 者 数  合 格 者 数  入 学 者 数 

1999 年度 1,268 人 217 人  93 人  2000 年度  A方式 734 人 

B方式 131 人 

85 人  21 人 

21 人  15 人  2001 年度  A方式 923 人 

B方式 110 人 

140 人  13 人 

43 人  7 人  2002 年度  A方式 642 人 

B方式 166 人 

138 人   47 人 

56 人  18 人 

 2000 年度入試から文学部では一括募集とともに、A・B方式を採用している。B方式の試験内容 についてはA方式とあまり変わらないとの指摘もあり、改善の余地があろう。 

(b) 大学入試センター試験利用入試について  表 Ⅹ−1−A−2   

  受 験 者 数  合 格 者 数  入 学 者 数 

1999 年度 261 人 81 人 13 人 

2000 年度 350 人 53 人 7 人 

2001 年度 272 人 43 人 9 人 

2002 年度 391 人 42 人 6 人 

 センター試験利用入試も 2000 年度より、文学部一括募集である。一般入試が「英語」「国語」の 2科目であるのに対して、一科目多い3科目受験であるにもかかわらず、本学科では受験者数を増 やしている。これは、国内景気の停滞により、国公立大志向が高まっていると同時に、大学入試セ

ンター試験を利用する私立大が増加しているためであると考えられる。 

(c) 桜美林高等学校からの学内進学について 

 本学科への志願者は多いとはいえない(1999 年度4人、2000 年度3人、2001 年度 11 人、2002 年度3人)。これは、他大学の英文科を受験する者が多いためと考えられる。学園内の併設校に対し ても本学科が魅力あるカリキュラムを提供できるように整備していく必要がある。 

(d) 指定校推薦について 

 質の高い指定校を選定していくという全学的な動きと連携しながら、本学科の魅力を十分に伝え る出張模擬授業などを展開しながら、入学者を確実に確保していきたい。入学者数は 1999 年度 17 人、2000 年度9人、2001 年度 11 人、2002 年度 12 人。 

(e) 公募制推薦について 

 明確な審査方法によって志願者を選抜していくという全学的な動きに基づき、選抜方法をより明 確にしていく努力をしている。数字は以下のとおり。 

表 Ⅹ−1−A−3 

  受 験 者 数  合 格 者 数  入 学 者 数 

1999 年度  182 人 24 人 24 人  2000 年度  178 人 64 人 64 人  2001 年度  175 人 37 人 37 人 

2002 年度  80 人 23 人 23 人 

 評定平均を問わず、英検、TOEFL、TOEICの資格で出願できるB方式の受験者は 2002 年度に1人含まれるのみであり、入学している。 

(f) AO入試 

 最も受験者数を伸ばしている。1999 年度 22 人受験、7 人入学、2000 年度 41 人受験、4人入学、

2001 年度 45 人受験、8人入学、2002 年度 51 人受験、9人入学。AO入試については、全学的にも 選抜方針・方法に関して模索中であるが、本学科では「国際社会で活躍できるように、英語による コミュニケーション能力を身につける」ことが特色であるので、高校までに海外経験のある者や、

国際社会において将来の活躍が期待できる者を重点的に合格させるようにしている。 

(g) 帰国者入試について 

 残念ながら受験者が多いとはいえない。英語圏からの帰国者に対して英語の学習を継続して行え るような授業を開講したり、日本語能力が十分ではない者に対する授業を開講したりするなど、カ リキュラムの整備が必要とされる(1999 年度募集なし、2000 年度6人入学、2001 年度3人入学、

2002 年度2人入学)。  (h) 社会人入試について 

 社会からの要請である生涯学習への貢献として開校しているオープンカレッジと密接な連携をと りながら、志願者の増加を望むべく努力していきたい(1999 年度1人入学、2000 年度0人、2001 年度3人入学、2002 年度1人入学)。 

(i) 編入学試験について   志願者が減少傾向にある。 

表 Ⅹ−1−A−4 

  受 験 者 数  合 格 者 数  入 学 者 数  1999 年度 

(うち学内編入) 

58 人  23 人 

43 人  23 人 

36 人  22 人  2000 年度 

(学 内) 

64 人  32 人 

51 人  29 人 

45 人  29 人  2001 年度 

(学 内) 

54 人  27 人 

47 人  24 人 

42 人  23 人  2002 年度 

(学 内) 

45 人  18 人 

40 人  18 人 

36 人  18 人 

 減少の主な理由は、他の4年制大学への編入学が以前に比べて易しくなってきたためと思われる。

本学では、専門学校修了者の編入学をいち早く取り入れ、門戸を広げる努力をしてきている。しか し、短大・専門学校時代に英語を専門とするコースでなかった場合、本学科へ入学後、1年、2年 で修得すべき英語の科目を履修する必要が出てくる。社会人入試の対策と平行しながら、本学で開 講する科目を編入学前から履修できる制度を整備し、編入学後の科目履修の負担が軽減されるよう にすることが考えられる。 

 

3)教育課程 

(ア)カリキュラム内容と編成方針 

 1999 年度までは「旧カリキュラム」で、本学科には「英語学・英語コミュニケーションコース」

および「英米文学・英語圏文化コース」の2コースがあり、すべての科目が科目番号によりレベル分 け(100〜400)されていた。翌 2000 年度以降施行された「新カリキュラム」では、コース制を廃し、

「英語とメディア」「英語と社会」「英語コミュニケーション」「英語英米文学研究」という4分野か ら自由に選択できるようになった。各科目は4段階のレベル(100〜400)に分かれ、それぞれのレベ ルの科目を一つでも修得した時点で、次のレベルの科目に進むことができる。外国人による集中的な 英語授業(ELP)を1、2年で計 16 単位、日本人スタッフによる基礎的な英語演習を1、2年各 4単位ずつ必修にしている。また、英語以外の地域言語4単位も必修になっている。ELPでは 2002 年度からクラスを4段階の能力別にして、より効果的な授業を実践している。 

 コース制を廃したことで選択の幅が今まで以上に広がり、学生が自由に履修できるようになった反 面、研究分野が定まらず、個々人が学習目標を設定しにくいという問題がある。またレベル制に関し て、段階的にレベルを設定しやすい科目とそうでないものがあるため、レベルと授業内容が合致しな い、レベル 100、200 で培った英語能力をさらに伸ばしていける科目がレベル 300、400 で少ないなど の問題点があり、カリキュラム見直しが必要と思われる。改善策として、2003 年度入学者から実施 されるELPの3年次まで延長、レベル 300、400 科目の受講者の人数制限などが考えられる。人数 制限に関しては 2002 年度より、申請のあった授業に関して学科全体で妥当かどうかを検討し実施し ている。 

 上に挙げた問題点の他に、カリキュラム改変に伴い全面的に変更された科目名と一部変更のあった 単位数とに関して混乱が生じた。科目名はそれまで授業内容のわかりやすいものであったが、担当者 の移動に従って頻繁に変更しなければならない難点があったため、「新カリキュラム」では大枠をと

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