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本 研 究

Dalam dokumen 日本英語教育学会 (Halaman 37-41)

か。

3. 本 研 究

3.1. 本 研 究 の目 的

本 研 究 の 目 的 は , 中 学 校 1 年 生 英 語 の ラ イ テ ィ ン グ 活 動 に お い て , 課 題 に 沿 っ て 調 べ 学 習 を し , リ ー デ ィ ン グ 教 材 の 表 現 を 利 用 し て ラ イ テ ィ ン グを した 後,それ を プレ ゼン テ ーシ ョン し,言葉 の 気 づ き や 学 習 に 対 す る 振 り 返 り を す る と い う プ ロ ジ ェ ク ト を 2回 行 い , 生 徒 の 振 り 返 り が ど の よう に変 化 して いく か を明 らか に し ,さ らに それ が 新 指 導 要 領 に あ る 指 導 事 項 「( オ ) 自 分 の 考 え や気 持ち な どが 読み 手 に正 しく 伝 わる よう に ,文 と 文 の つ な が り な ど に 注 意 し て 文 章 を 書 く 」( 文 部科 学省

[1]

,p. 19)力 を養 う 適切 な手 立 ての 一つ と し て の 可 能 性 が あ る ど う か を 調 査 す る こ と で ある .

3.2. 参 加 者 およ び 学 習 背 景

参加 者は ,東 京 都内 私立 女 子中 学校 1 年 女子 11 名で ある .そ の うち の 3 名 は 付属 の小 学 校か らの 内部 進学 者 であ り, 小 学校 1 年生 より 週 1 時 間,

中学 校に 上 がる まで に 総計 210 時 間の 外国 語(英 語 )活 動を 経験 し てき てい る .外国 語(英 語 )活 動は ,音声 中心 だ が 単 語を 読 む活 動も 取 り入 れて いる .また ,外部 から の 9 名 の うち 8 名は ,公立 小学 校出 身 であ り,小学校 5 年 生よ り週 1 時 間英 語活 動, 中 学校 に上 が るま でに 総計 70 時間 の外 国 語 活 動 を 経 験 し て き て い る .( 移 行 期 で あ っ た ため に 2010 年( 参加 生 徒が 小学 校 5 年 生時 )に は「 英語 活 動 」を,2011 年( 参 加生 徒が 小学 校 6 年 生 時 ) か ら は 「 外 国 語 活 動 」 を 経 験 し て き た ) 生徒 のア ン ケー トで は ,音 声中 心 に 外 国語(英 語)

活動 が行 わ れて おり ,文字 の 導入 はほ と んど 行わ れて いな か った よう で ある が ,生 徒の 出 身小 学校 はさ まざ ま であ り,それ ぞれ の 小学 校 外 国 語(英 語 ) 活 動 の 実 態 を 調 査 す る こ と は で き な か っ た . 外部 入学 生 の 内 残り の 1名 は ,私 立小 学 校出 身で , 小 学 校 1 年 生 よ り 読 み 書 き の 学 習 も 含 め た 英 語 の授 業を 受 けて きて い る .

参加 者で あ る生 徒た ち は, 中学 校 にお いて 週 6 時間 の授 業 を受 けて い る .その 内 1 時 間 は外 部の 語 学 学 校 か ら 派 遣 さ れ た イ ギ リ ス 人 の 外 国 語 指 導助 手( ALT)が phonics や チャ ンツ を 導入 する 授業 をし て いる .他 5 時 間は 主 に Z 会 出版 の New Treasure 1 を テキ スト と して 使用 し てい るが ,適 宜検 定教 科書 New Horizon 1 を 取り 入れ てい る . 本 研 究 の プ ロ ジ ェ ク ト の 実 施 ま で に 総 計 102 時 間の 英語 の 授業 を受 け てい る.

3.3. 方 法

本 研 究 で は プ ロ ジ ェ ク ト 終 了 後 の 生 徒 の 振 り 返り の変 化 を明 らか に する ため に ,プ ロ ジェ クト 1 で は第 7 時( 最 終時 ) の 授 業中 に, プ ロジ ェク ト 2 では ,第 10 時( 第 1 回 プレ ゼン テ ーシ ョン 後) と第 12 時 ( 最終 時) の 授業 中に 振 り返 りシ ート の記 入 をさ せた .記入 項 目は 以下 の とお りで ある .

( 1)調 べ る時 に工 夫 した こと は 何か

( 2)英 語 で書 くと き に工 夫し た こと は何 か

( 3)英 語 で書 いた 感 想 3.4. 実 践 内 容

各プ ロジ ェ クト の主 題,活用 す る文 法事 項,参 考に する リ ーデ ィン グ 教材 ,実践 形式 は 以下 のと おり であ る .

プ ロ ジ ェ ク ト1 プ ロ ジ ェ ク ト2 主 題 伝 記 を 書 こ う 今 と 昔 物 語( 私 た ち

の 周 辺 ) 活 用 す る

文 法 事 項

動 詞 の 過 去 形 There is/are~now There was/were ~ then

参 考 に す る リ ー デ ィ ン グ 教 材

Alex’s Lemonade (New Treasure 1

p. 126-127)

Mansfield ― Yesterday and Toda y (New Treasure 1 p. 162-163) 実 践 形 式 個 人 活 動 グ ル ー プ 活 動 実 践 時 期 2012年11月 2013年1月

プロ ジェ ク ト 1「 伝記 を書 こ う」 では , リー デ

ィン グ教 材 で学 習し た 伝記 を参 考 にし ,自分 の関

心の あ る 人物 に つい て 調 べ, 動 詞の 過 去 形 , およ

びそ の教 材 で学 習し た 時を 表す 副 詞(句 ) (in 1980,

on August 1st, 2004, at the age of 3 など )を 利 用 し , 英 語 で そ の 人 物 に 関 す る 過 去 の 事 実 ( 伝 記 ) を記 述し た.ま た “ She/He was great because ~”

の表 現を 用 いて ,その 人物 に 対し ての 自 分の 思い を書 き発 表 する こと を 目標 とし た .担 当 英語 教員 は第 1時「テ キス ト を読 む」では 通常 通 り内 容 及 び文 法事 項 ,さ ら に 新 出単 語 を確 認し な がら 授業 を進 めた 。第 2~3 時に は机 間 巡視 しな が ら生 徒の 質問 に答 え た .そ の後 第 4 時「モ デル を 提示 し読 む」では 教 員が 作成 し た作 品を 提 示し 、第 5~6 時

「 原 稿 を 書 く 」 で 机 間 巡 視 し な が ら 生 徒 の 質 問

(語 句や 文 法事 項) に 答え た .

また ,プ ロ ジェ ク ト 2「今 と 昔物 語」 で は, リ ーデ ィン グ 教材 で学 習 した アメ リ カの Mansfield の今 と昔 を 比較 する 物 語を 参考 に し,自 分の 学校 あ る い は そ の 周 辺 の 地 域 の 一 つ の 事 柄 の 今 と 昔 につ いて 調 べ,そ の 教材 で学 習 した「there is ~ 構文」の現 在 時制・過 去時 制と 副 詞“ now”と“then”

を効 果的 に 用い て ,調 べた 事 柄の 現在 と 過去 を比 較描 写し ,英語 で その 今と 昔 の違 い及 び 変わ らな いこ とを 書 き発 表す る こと を目 標 とし た .担 当教 員は プロ ジ ェクト 1 同 様 に第 1~2 時 では 内容・文 法 事 項 , 新 出 単 語 の 確 認 を し な が ら 授 業 を し , work sheet 2 作 成 の補 助を し た.第 3 時 に教 員が 作成 した 作 品を モデ ル とし て 提 示 し,第 6~ 8 時 に机 間巡 視 しな がら 生 徒の 質問( 語句 や 文法 事項 ) に答 えた 。第 9 ,11 時 では 文 法項 目に つ いて 校正 のた めの 助 言を し, さ らに ,第 10 時 に おい て聞 き手 の一 人 とし て感 想 を述 べ, 第 12 時 では すべ ての 生徒 の 感想 のま と めを 行い ,さら に パラ グラ フ 構 造 に つ い て ま と め た 。( パ ラ グ ラ フ と い う 言 葉は 言及 し なか った )

各 プ ロ ジ ェ ク ト の 実 践 過 程 は , 以 下 の と お り で あ る . プ ロ ジ ェ ク ト1 プ ロ ジ ェ ク ト2

第1時 教 科 書 の テ キ ス ト を 読 む

テ キ ス ト を 読 み , worksheet 2を 作 る 第2時 目 標 を 示 し ,テ ー

マ の 選 択 ( 図 書 館 ) を す る 第3時 資 料 収 集 し

worksheet 1 を 作 成 す る

目 標 を 示 し ,modelを 提 示 し , 読 む ( 見 る )

第4時 モ デ ル を 提 示 し , 読 む ( 見 る )

テ ー マ の 選 択( 図 書 館 )

第5時 原 稿 を 書 く テ ー マ の 決 定 お よ び 資 料 収 集 ( 図 書 館 ) 第6時 原 稿 を 書 き ,PC

で 精 書 す る worksheet 3の 作 成 , 原 稿 を 書 く

第7時 リ ハ ー サ ル , 発 表 , 講 評 ,振 り 返

り シ ー ト 記 入 第 8時

第 9時 原 稿 の 校 正 , リ ハ ー サ

第 10時 第 1 回 発 表 , 講 評 , 振

り 返 り シ ー ト 記 入 , 原 稿 の 校 正

第 11時 原 稿 の 校 正 , リ ハ ー サ

第 12時 第 2 回 発 表 , 講 評 , 原

稿 の 清 書(個 人 ), 振 り 返 り シ ー ト 記 入

3.5. 結 果

3.5.1 振り 返 り シー ト ( 自由 記 述 )

各 プ ロ ジ ェ ク ト の 振 り 返 り シ ー ト の 自 由 記 述 は 以 下 の と お り で あ る .( 生 徒 の 記 述 の ま ま で あ る. また 括 弧は 筆者 が 補足 した .)

( 1)調 べ る時 に工 夫 した こと は 何か プロ ジェ クト 1

「 本を 何 度も 読み 返 した こと 」

「資 料 に書 いて あ った こと を すべ て書 か ずに 一部 だけ 書 いた こと 」

「 オー ド リー のす ご いと ころ は どこ か 」

「デ ィ ズニ ーは 有 名な こと が たく さん あ った の で , そ れ ら を う ま い よ う に ま と め た こ と 」

「自 分 がす ごい な と思 った こ とを 書き だ して , その 中か ら 選ん だ 」

プロ ジェ クト 2

「 細か い 部分 まで ち ゃん と見 た 」

「『 世 田 谷 区 』 と い う 大 き な く く り か ら 喜 多 見に ある 文 化遺 産を 探 すこ と 」

「 イン タ ビ ュ ー は 何 が 大 切 な こ と か 考 え た 」

「喜 多 見と いう 本 は分 厚く い ろん なこ と が書 い て あ る の で 一 番 大 切 な も の だ け を 取 り 出 すこ と」

プロ ジェ クト 1 と プ ロジ ェク ト 2 を比 較 する とプ ロジ ェク ト 2 の 方 が工 夫し た 点に つい て の表 現が 詳細 にな っ てい る 生 徒が 4 名 いた 。例 えば ,プロ ジェ クト 1 で は, 「一 部 だけ 書い た」 「 す ごい とこ ろ」 「 うま い よう に」 「 す ごい なと 思 った こと 」な ど 「 す ご い 」「 う ま い 」 な ど 様 々 な 意 味 で 使 わ れ やす い表 現 を用 いて 書 かれ てい る もの が ,プ ロジ ェク ト 2 では,「 細か い部 分」「 世田 谷区 」「 文化 遺産」「何 が,大 切な こと か 考え た」 「 喜 多見 とい う本 」など 工夫 し た点 がよ り 詳細 な表 現 で表 され てい る。

( 2)英 語 で書 くと き に工 夫し た こと は何 か

プロ ジェ クト 1

「 自分 の わ か る 単 語 を た く さ ん 使 っ た こ と 」

「 スペ ル はし っか り 辞書 で確 認 した 」

「英 語に 変 える 時に ご ちゃ ごち ゃ にな らな い よう にし た 」

プロ ジェ クト 2

「 読む 側 の人 にわ か りや すく 書 くこ と 」

「 文の 並 べ方 」

「 文の つ なぎ 目に 気 を付 けた 」

「自 分が ち ゃん と伝 え たい こと を 完璧 な英 語 にす るこ と 」

(清 書後 )

「 スペ ル を間 違え な いよ うに し た 」

「 ピリ オ ドな どが つ いて いる か 確認 した 」

「 英文 の 語順 に気 を 付け た 」

プロ ジク ト 1 で は 書き 手と し て 工 夫し た 点に つい て「 自分 の わか る」な ど主 観的 な 言い 回し や, 「ご ち ゃ ご ち ゃ に 」 な ど 口 語 的 な 表 現 が 目 立 つ 一 方 , プロ ジェ クト 2 で は,「読 む 側の 人に わ かり やす く」な ど 読み 手の 存 在に つい て 言及 した り,文の 内部 構造 で はな く文 章 にお ける「 文の 並べ 方」 「文 のつ なぎ 目 」な どに つ いて 言及 し てい る 生 徒 が 4 名い た .さ ら に第 12 時 終 了後( 清 書後 )では , 「ピ リ オ ド 」 な ど 符 号 を 意 識 し た り ,「 語 順 」 な ど 日 本語 と英 語 の違 いに つ いて 述べ て いる 生徒 が 3 名 いた .

(3 )英 語 で書 いた 感 想 プロ ジェ クト 1

「( 自 分 で 書 い た も の が ) す ら す ら 読 め る よ うに なっ た 」

「 難 しか った けど ,辞書 を 使っ て ,一 つ一 つ の単 語を 調 べた りす る のが ,面 白か っ たで す 」

・「 こ の 日 本 語 は こ う い う 英 語 で あ ら わ さ れ る んだ と思 っ たり もし ま した 」

・「皆の 前 で発 表し た 時は とて も 緊張 しま し た 」 プロ ジェ クト 2

・「日本 語 はあ まり 『 私 が』『こ れ が 』等 言わ な いか ら ,つ い『 I 』と か『 This 』を忘 れ てし ま う こ と が あ る の で , そ れ を 気 を 付 け ま し た 」

「と て も難 しか っ たが ,英 語で 書 くこ とに よ って ,自 分 の知 って い る単 語が 増 え,わか ら ない 単語 の 読み 方も わ かり まし た 」

「ど のよ う にし たら し っか り文 を つな げる か を考 えた 」

「 しっ か り意 味が 分 かる 文章 に した 」

「 少し 英 語を 覚え る こと がで き た 」

(清 書後 )

「 すご く やっ たか い があ りま し た 」

「い っ ぱい 英語 を 書い たか ら,難 しい スペ ル や,わ から なか っ たス ペル が あっ たけ ど ,書 いて いく う ちに わか る よう にな っ たし ,書け るよ うに も なっ た 」

「 自分 の 学校 につ い てよ くわ か りま した 」 プロ ジェ ク ト 1 で は,「す ら すら 」 の よ うな 擬音 語 や 「 こ の 日 本 語 」「 こ う い う 英 語 」 な ど 一 見 一 般 化 し た よ う に 見 え る が 何 を 指 し て い る の か わ から ない 表 現が ある 一 方 , プロ ジ ェク ト 2 で は,

「 日 本 語 は あ ま り 『 私 が 』『 こ れ が 』 等 言 わ な い から ,つい『 I 』とか『 This 』を忘 れて し まう こと があ るの で ,そ れを 気を 付 けま した 」や「ど のよ う に し た ら し っ か り 文 を つ な げ る か 」「 し っ か り 意味 が分 か る文 章に し た」な ど 具 体的 な 例を 挙げ なが ら文 構 造や 文章 構 成に 言及 し てい るも のが 2 名 い た . ま た ,「 知 っ て い る 単 語 が 増 え , 単 語 の 読 み 方 が 分 か っ た 」「 英 語 を 覚 え た し , ス ペ ル が わか るよ う にな った 」など 書 くこ とが 自 分の 単語 力に 影響 を 及ぼ した こ と 記 述し て いた 生徒 が 2 名 いた .プ ロ ジェ クト 2 では ,第 12 時 で 行っ た発 表後,感 想を 各生 徒 が述 べ共 有 した .生 徒の 感想 は以 下の と おり であ る .

「文 を 自分 たち で 考え 出す こ とが 難し か った 」

「 図表 を 用い たの が よか った 」

「 発表 が ハキ ハキ し てい た 」

「 声が 大 きく てよ か った 」

「 内容 に あっ た絵 が あっ た 」

「 さま ざ まな 内容 を 調べ てい た( ほか の 班) 」

「 文の 構成 は ,1.言 いた い こと ,2.例 ,3.

まと め(言い た いこ と )」

感想 はさ ま ざま であ り ,プ レ ゼン テー シ ョン 後 に 行 っ た こ と も あ っ て プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン に 関 する こと も 多く 含ま れ てい たが ,複数 の 文か らな る 文 章 構 成 に つ い て 「 1. 言 い た い こ と , 2 . 例 , 3 . ま と め( 言 い た い こ と )」 な ど 聞 き 手 に 分 か り や す い 論 理 構 成 に す る こ と の 重 要 性 を 述 べ て い る生 徒も い た .音 声付 多読 を 行っ た後 の 読後 カー ドの「面 白か っ たこ と,興味 の持 て たこ と」の欄 には ,本の 内容 に つい ての 記 述 が ほと ん ど で あっ たが 、プ ロジ ェ クト 2 の書 く 作業 がは じ まっ てか らは ,

「 たく さ ん知 らな い 言葉 がで て きた 」

「 知ら な い単 語が た くさ ん出 て きた 」

「 過去 形 」

「 今ま で 気づ かな か った けど( 多読 の活 動 で

使用 して い た本 の中 に ) 一つ 一つ の 単語 ( 動

詞)が過 去形 に なっ てい る こと に気 が付 く こ

とが でき た 」

Dalam dokumen 日本英語教育学会 (Halaman 37-41)

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