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総括

Dalam dokumen 研究開発の経緯 (Halaman 56-74)

平成 30 年度 SGH 推進に関する教職員アンケート

6. 総括

1年間のプログラムを通して、生徒はグループ研究を経験し、自ら問をたて、その答えを 科学的に探究していく姿勢を身に付けることができた。また、グループで一つのプロジェ クトに取り組むことの難しさや、面白さを実感することができた。高校 1 年生の知識では 研究として不十分な点はあるが、研究の醍醐味を多少なりとも経験できるプログラムにな ったと考えている。これらのプログラムを通じて、教師も「答えのない問」に対して、生 徒と同じ目線で探究することの魅力を改めて実感することができた。

平 成 30 年 度 ベ ト ナ ム フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ 報 告 書

国 際 部 副 部 長 村 上 和 弘 概 要

ア ジ ア 、 ア フ リ カ 地 域 の 国 際 開 発 モ デ ル と ビ ジ ネ ス モ デ ル の 開 発 は 京 都 学 園 高 校 の SGH に お け る 中 心 的 課 題 で あ る 。 フ ィ リ ピ ン フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ は 2 0 1 5 年 度 に 第 一 回 を 実 施 し 、 本 年 度 は 四 度 目 と な る 。 ベ ト ナ ム フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ は 本 年 度 が 三 度 目 の 実 施 と な っ た 。

ベ ト ナ ム フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ の 計 画 に 当 た っ て は 、 昨 年 逝 去 さ れ た 本 校 SGH 事 業 特 別 顧 問 の 西 本 昌 二 先 生 に ユ ニ セ フ ベ ト ナ ム 支 部 や ア ジ ア 開 発 銀 行 を 紹 介 し て い た だ き 、 同 じ く 特 別 顧 問 の 宮 口 貴 彰 先 生 に は フ エ 農 林 大 学 を 紹 介 し て い た だ き 、 そ れ は 本 校 の フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ の 根 幹 と な っ て い る 。

昨 年 度 の ベ ト ナ ム フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ か ら の 改 善 点 を 述 べ る と 、 ま ず 昨 年 度 は ハ ノ イ 市 に お い て ア ジ ア 開 発 銀 行 訪 問 と ハ ノ イ で 営 業 す る 料 亭 「 京 清 水 」 を 訪 問 し て 、 ア ジ ア 経 済 や 、 本 校 の SGH の テ ー マ で あ る 「 食 」 に 関 係 し 、 海 外 で の 和 食 ビ ジ ネ ス に つ い て 学 習 し た 。 今 年 度 は 料 亭 に 変 え て 、 ベ ト ナ ム 法 人 の エ ー ス コ ッ ク 社 ハ ノ イ 工 場 を 訪 問 し 、 日 本 の イ ン ス タ ン ト ラ ー メ ン を 如 何 に ベ ト ナ ム で 普 及 さ せ た か に つ い て 学 習 を す る こ と に し た 。

フ エ 市 に お い て の 変 更 点 は 学 校 交 流 で あ る 。 今 年 度 は 新 た に Quoc Hoc 高 校 と の 交 流 会 を 実 施 し た 。 ま た ベ ト ナ ム 戦 争 に つ い て 学 習 す る た め 新 た に 激 戦 地 の 洞 窟 DMZ を 訪 問 し た 。

フ エ 市 に お け る 主 た る 目 的 は 、 こ れ ま で と 同 様 に フ エ 農 林 大 学 に お け る 農 業 に つ い て の フ ィ ー ル ド ワ ー ク 及 び 、 成 果 発 表 の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン で あ る 。

1 . 参 加 生 徒

参 加 生 徒 は 本 校 国 際 コ ー ス 2 年 生 在 籍 者 の 10 名 で あ る 。

参 加 生 徒 の 選 考 に つ い て は 1 年 時 の 2 月 よ り 「 KOA Global Studies 1」

に お い て 堀 場 製 作 所 の 指 導 を 受 け て 始 め た 「 堀 場 プ ロ ジ ェ ク ト 」 の 評 価 を 元 に し た 。 こ の プ ロ ジ ェ ク ト で は 、 「 ベ ト ナ ム に お け る ビ ジ ネ ス モ デ ル の 開 発 」 を テ ー マ に グ ル ー プ で リ サ ー チ を し た も の で あ る 。

2 . ベ ト ナ ム フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ の 行 程

5 月 6 日 ( 日 ) 6: 00 京 都 駅 集 合

10: 31 関 西 国 際 空 港 よ り VN331 便 に て ハ ノ イ へ 13: 10 ハ ノ イ 着

Rosaliza Hotel に 宿 泊 、 近 辺 を 観 光 後 、 休 養 を と っ た 。

5 月 7 日 ( 月 )

午 前 エ ー ス コ ッ ク 社 を 訪 問 午 後 ア ジ ア 開 発 銀 行 を 訪 問

Rosaliza Hotel 泊

5 月 8 日 ( 火 )

13:55 ハ ノ イ 空 港 よ り VN 1547 便 に て フ エ へ 15:10 フ エ 着

Railway hotel に 宿 泊

5 月 9 日 ( 水 )

午 前 ド ン バ マ ー ケ ッ ト と い う 昔 な が ら の 市 を 訪 れ 、 農 作 物 の 販 売 形 態 な ど を 観 察 。 テ ィ エ ン ム ー 寺 を 訪 問 。

午 後 フ エ 農 林 大 学 を 訪 問 。 担 当 者 と の 会 議 の 後 、 Quoc Hoc 高 校 と 学 校 交 流 会 。 夜 は 大 学 主 催 の 歓 迎 会 。

Railway hotel 泊

5 月 10 日 ( 木 )

終 日 DMZ を 訪 問 。 ベ ト ナ ム 戦 争 に つ い て 学 習 、 農 村 地 域 を 視 察 。 Railway hotel 泊

5 月 11 日 ( 金 )

午 前 ラ グ ー ン 地 域 へ の 農 業 研 修 。 ボ ー ト で ラ グ ー ン を 訪 れ 講 義 を 受 け た 。

午 後 フ エ 農 林 大 学 に 戻 り 今 回 の フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ に つ い て の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 準 備 、 及 び フ エ 農 林 大 学 教 員 、 大 学 生 の 前 で の 英 語 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 。 夜 は お 別 れ 会 。

Railway hotel 泊 。

5 月 12 日 ( 土 )

午 前 フ エ 農 林 大 学 生 と の 交 流 チ ェ ッ ク ア ウ ト 午 後 フ エ 空 港 へ

18:05 VN1375 便 で ホ ー チ ミ ン へ

5 月 13 日 ( 日 )

0: 25 VN320 便 に て 関 西 国 際 空 港 へ 7: 20 関 西 国 際 空 港 帰 着 。

3 . エ ー ス コ ッ ク 社

前 述 の よ う に エ ー ス コ ッ ク 社 ハ ノ イ 工 場 を 訪 問 す る の は 初 め て で あ る 。 到 着 す る と ス テ ー ジ の あ る ホ ー ル に 通 し て い た だ き 、 エ ー ス コ ッ ク 広 報 に よ る 英 語 に よ る プ レ ゼ ン を 聞 い た 。 ま ず 日 清 の 安 藤 百 福 か ら 始 ま る イ ン ス タ ン ト ラ ー メ ン の 歴 史 を た ど り 、 そ の 後 エ ー ス コ ッ ク 社 が 試 行

る ま で の レ ク チ ャ ー で あ っ た 。 こ の プ レ ゼ ン で 学 ん だ こ と は 、 日 本 の フ ー ド ビ ジ ネ ス が 外 国 に 進 出 す る に あ た っ て 、 現 地 の 嗜 好 、 現 地 で 調 達 し た 材 料 に こ だ わ る こ と に よ っ て 、 シ ェ ア を 伸 ば し て い っ た こ と で あ る 。 ま た 、 ベ ト ナ ム 法 人 の エ ー ス コ ッ ク は 「 社 員 の 幸 福 」 を 社 訓 に し て お り 、 年

に 一 回 会 社 が 費 用 負 担 し て 社 員 旅 行 を 実 施 し 、 社 員 の 誕 生 日 に は 社 長 か ら プ レ ゼ ン ト が 届 き 、 残 業 ゼ ロ を 徹 底 し て い る こ と に も 驚 い た 。 こ れ は ベ ト ナ ム に 進 出 し た ど の 海 外 資 本 の 企 業 も 実 施 し て い な い こ と だ 。 事 実 、 プ レ ゼ ン を し て い た 40 代 の 女 性 は 愛 社 精 神 が 強 く 、 絶 対 辞 め た く な い と 述 べ て い た 。 先 進 国 の 海 外 へ の 工 場 進 出 と い う と 搾 取 し て い る イ メ ー ジ も な い で は な い が 、 エ ー ス コ ッ ク 社 は そ の 反 対 を 実 行 す る こ と に よ り 、 結 果 と し て は ベ ト ナ ム 人 に 愛 さ れ る 企 業 と な り 、 ト ッ プ シ ェ ア を 達 成 し て い る こ と を 生 徒 た ち は 学 ん だ 。

そ の 後 、 生 徒 た ち は 工 場 見 学 を し た 。 衛 生 管 理 は 徹 底 さ れ て お り 、 偶 数 日 と 奇 数 日 で ユ ニ フ ォ ー ム の 色 を 変 え る こ と 、 見 学 者 も ヘ ル メ ッ ト 被 り 、 靴 カ バ ー を し て エ ア シ ャ ワ ー を 浴 び て 工 場 に 入 る こ と が 要 求 さ れ た 。 ま た か な り オ ー ト メ ー シ ョ ン 化 さ れ て お り 、 予 想 以 上 に 先 進 的 な 工 場 で あ る こ と が わ か っ た 。

工 場 見 学 後 は イ ン ス タ ン ト ラ ー メ ン 、 及 び フ ォ ー の 試 食 会 が あ り 、 一 人 2 杯 ず つ の カ ッ プ 麺 を い た だ い た 。 一 つ は 売 れ 筋 の ラ ー メ ン 、 も う 一 つ は フ ォ ー で あ っ た 。 生 徒 た ち は 日 本 の 味 付 け と は 全 く 違 い 、 ベ ト ナ ム の 材 料 の み を 使 っ た 本 格 的 な 味 を 知 っ た 。 ま た 製 品 に よ っ て は 売 り 上 げ の 一 部 が 孤 児 な ど の 育 英 金 に 充 て ら れ て い る こ と も 知 っ た 。

4 . ア ジ ア 開 発 銀 行

ハ ノ イ の ア ジ ア 開 発 銀 行 は Deputy Country Director の 齋 藤 法 雄 氏 よ り レ ク チ ャ ー を 受 け た 。 生 徒 た ち は 予 め ア ジ ア 開 発 銀 行 に つ い て 日 本 で 学 習 し 、 ア ジ ア 開 発 銀 行 の 会 議 室 を 訪 れ た 。 齋 藤 氏 に は ア ジ ア 開 発 銀 行 の 概 要 、 ハ ノ イ で 果 た し て き た 役 割 、 現 状 に つ い て 説 明 し て い た だ い た 。 過 去 に お い て は 例 え ば 、 ハ ノ イ 国 際 空 港 、 ハ ノ イ に か か る 400m の 橋 、 幹 線 道 路 な ど が 日 本 の ODA や 日 本 の ゼ ネ コ ン に よ り 実 施 さ れ て お り 、 日 本 の プ レ ゼ ン ス が 高 か っ た が 、 現 在 は 大 韓 民 国 に よ る イ ン フ ラ 整 備 が 主 流 で あ り 、 サ ム ソ ン の 工 場 建 設 な ど に よ る 雇 用 な ど も 含 め て 、 韓

国 の 経 済 援 助 が 主 流 で あ る こ と を 学 ん だ 。 生 徒 は 齋 藤 氏 に 対 し 、 現 状 の 背 景 な ど に つ い て 活 発 に 質 問 し 、 積 極 的 に 多 く を 吸 収 し た 。

「 ど う す れ ば ア ジ ア 開 発 銀 行 で 働 け る の か ? 」 と 質 問 す る 生 徒 も お り 、 国 際 機 関 に 足 を 踏 み 入 れ 、 そ こ で 働 く 日 本 人 に 直 接 会 う こ

と に よ っ て 、 「 将 来 は 齋 藤 さ ん の よ う に な り た い 。 」 と い う 強 い 憧 れ と 刺 激 を 受 け て い た 。

5 . フ エ 農 林 大 学 で の フ ィ ー ル ド ワ ー ク フ エ 農 林 大 学 は 国 立

で フ エ 大 学 の 傘 下 に あ り 、 2017 年 度 に は 創 立 50 周 年 を 迎 え た 。 さ ま ざ ま な 企 業 と も 共 同 で 研 究 を 行 い 、 最 近 日 本 の 企 業 と 共 に ラ グ ー ン に お け る 水 の 浄 化 な ど の 環 境 問 題 に も 取 り 組 ん で い る 。 京 都 市 と フ エ 市 は 姉 妹 都 市 で あ り 、 京 都 大 学 と の 関 係 が 深 く 、 フ エ 農 林 大 学

の 多 く の 教 授 や 学 生 達 は 京 都 大 学 で 学 ん で い る 。 今 回 京 都 学 園 生 を 世 話 し て く れ た 学 生 達 の 一 人 が 2019 年 2 月 に 京 都 大 学 に て 短 期 研 修 を し て お り 、 2 月 23 日 ( 土 ) の 京 都 学 園 高 校 SGH の 授 業 「 KOA Global Studies 1」 に も 講 師 と し て 訪 れ て く れ た 。

フ ィ ー ル ド ワ ー ク で は フ エ の 農 業 を 学 ぶ た め に 田 畑 や ラ グ ー ン を 訪 れ た 。 ベ ト ナ ム は 日 本 と 同 じ く 主 食 が 米 で あ る た め 、 い た る と こ ろ で 稲 作 が 行 わ れ て い る 。 フ エ の あ る ベ ト ナ ム 中 部 は 二 期 作 、 南 部 の メ コ ン デ ル タ で は 三 期 作 で あ る 。 稲 作 は 機 械 化 さ れ て お ら ず 、 農 家 に は 牛 が お り 、 牛 が 田 畑 を 耕 し て い る 様 子 が み ら れ た 。

ラ グ ー ン で は エ ビ や 貝 や カ ニ の 養 殖 が 行 わ れ て お り 、 生 徒 た ち は 実 際 に 農 家 が 所 有 す る 木 製 の ボ ー ト に 乗 り 込 み 、 水 上 で フ エ 農 林 大 学 の ミ ン

教 授 の 講 義 を 受 け た 。 ま た 実 際 に 仕 掛 け に か か っ た カ ニ や エ ビ を 収 穫 し た 。 ラ グ ー ン の 面 積 は 広 大 で 生 徒 た ち は 圧 倒 さ れ て い た 。 ま た マ ン グ ロ ー ブ の

森 を 訪 れ た 。 ミ ン 教 授 と と も に 森 に 分 け 入 り 、 マ ン グ ロ ー ブ が 果 た す 役 割 に つ い て 学 ん だ 。 マ ン グ ロ ー ブ が ラ グ ー ン に あ る こ と に よ

っ て 、 魚 介 類 の 産 卵 場 所 を 提 供 す る こ と に な り 、 生 産 性 が あ が り 、 水 質 の 浄 化 に も つ な が る 。 ま た 台 風 な ど の 災 害 に よ る 被 害 を 最 小 限 に す る 役 割 さ え 果 た し て い る 。 そ う い う わ け で 、 大 学 が 主 導 し て マ ン グ ロ ー ブ を 植 林 し て お り 、 現 在 そ の 面 積 は 増 加 傾 向 に あ る こ と を 学 ん だ 。 こ の よ う に フ エ 農 林 大 学 は 地 元 の 農 業 の 生 産 性 を 高 め る 研 究 を 進 め て お り 、 現 実 に 生 産 性 や 環 境 問 題 に お い て 素 晴 ら し い 成 果 を 上 げ て い る こ と を 学 ん だ 。

フ エ 農 林 大 学 で の 最 終 日 に は 、 京 都 学 園 の 生 徒 と 大 学 生 徒 が 共 同 で グ ル ー プ を 作 り 、 基 本 的 に 前 述 し た 「 堀 場 プ ロ ジ ェ ク ト 」 テ ー マ を ベ ー ス に 今 回 の フ ィ ー ル ド ト リ ッ プ で 学 ん だ こ と を 加 え 、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン を 英 語 で 実 施 し た 。

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン は フ エ 農 林 大 学 の 会 議 室 で 実 施 さ れ 、 ア ン ・ ル バ ン 学 長 、 指 導 し て い た だ い た ミ ン 教 授 を 始 め 10 名 の 大 学 教 授 陣 、 滞 在 中 本 校 生 徒 を 指 導 し 、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン に も 協 力 し て い た だ い た 大 学 生 30 名 の 出 席 の 元 実 施 さ れ た 。

以 下 に 本 校 生 徒 が 発 表 し た プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン の テ ー マ を 記 す 。

1 . ベ ト ナ ム の 食 糧 に つ い て

2 . ベ ト ナ ム に お け る 和 食 弁 当 の 販 売

3 . レ モ ン グ ラ ス を 日 本 で 販 売 す る ビ ジ ネ ス モ デ ル

Dalam dokumen 研究開発の経緯 (Halaman 56-74)