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Ⅰ 国際関係 05・01 オバマ米大統領が ... - 日本国際問題研究所

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Ⅰ 国際関係

05・01 オバマ米大統領が2001年9月の米中枢同時テロを首謀した国際テロ組織アルカイ ダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者を米軍がパキスタンで殺害、遺体を確保したと 発表、8日、同容疑者の生前のものとされる音声声明がイスラム系ウェブサイトで発表 され米政府がイスラエル支援を続ける限りアルカイダの対米攻撃は続くと警告

アフリカ開発会議(TICAD)の支援計画の進捗状況を点検する閣僚級フォローアップ会 合開催(→2日、ダカール)、共同議長を務める松本剛明外相が東日本大震災にもかかわ らず2012年までの対アフリカODA倍増などの公約履行を表明

05 リビア情勢をめぐる欧米やアラブ諸国による「連絡調整グループ」の外相級会合でリビ ア反体制派「国民評議会」支援のための基金創設を確認する議長声明発表(ローマ)

11 国連食糧農業機関(FAO)が人類が消費するため毎年生産される食料のうち約3分の1 の約13億トンが不適切な扱いなどで失われ廃棄されたりしているとの報告書を発表 12 世界経済フォーラムが世界の風力、太陽電池など再生可能エネルギーへの2010年の投資

額が2430億ドル(約20兆円)に達し前年比1.3倍の大幅増との調査結果を発表

14 ストロスカーンIMF専務理事が滞在先のニューヨークでホテル従業員に性的暴行をした 疑いで逮捕され15日に訴追、18日に辞任表明

国連安保理の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)制裁委員会の専門家パネルが作成した 最終報告書が北朝鮮とイラン間で弾道ミサイル開発関連物資が「近隣の第三国経由の定 期航空便」を使い密輸されている疑いがあると指摘、17日、北朝鮮のウラン濃縮施設に ついて低濃縮用から軍事利用が可能な高濃縮用に「比較的短期間」で「容易に転換可能」

だとして深刻な懸念を示していることが判明

15 国際刑事裁判所(ICC)主任検察官がリビアの最高指導者カダフィ大佐の逮捕状を請求、

「人道に対する罪」容疑

19 オバマ大統領が将来のパレスチナ国家の国境線はイスラエルが占領地を拡大した1967 年以前の境界線に基づくべきだと明言しイスラエルの占領地撤退が必要との考えを示す、

24日、ネタニヤフ=イスラエル首相が米連邦議会で演説、第3次中東戦争(1967年6 月)で占領したヨルダン川西岸などの大規模ユダヤ人入植地は手放さず占領地からの軍 完全撤退にも応じないと強調

21 国連人権理事会の拷問に関する特別報告者フアン・メンデス氏がチュニジアの「ジャス ミン革命」に関しチュニスでの一連の騒乱による死者は約300人、負傷者約700人と公表 24 世界銀行が民主化などを求める反政府デモで政権崩壊に追い込まれたエジプト、チュニ

ジアに対して今後2年間で最大計60億ドル(約4900億円)を支援すると発表

WHO総会が世界的大流行(パンデミック)になりうるインフルエンザウイルスのワク チン開発迅速化に向けウイルス検体共有決議などを採択(←16日、ジュネーブ)

天野之弥IAEA事務局長がシリアの核問題の報告書を理事会に配布、イスラエルが2007

Ⅰ 国際関係Ⅱ 日本関係Ⅲ 地域別 2011年5月1日−31日

大野圭一郎・細川 洋嗣 編 本間 麻衣 (共同通信)

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年に空爆で破壊したシリアの施設は「原子炉の可能性が非常に濃厚」と指摘

シン = インド首相が「インド・アフリカサミット」で今後3年間でアフリカ向けに50億

ドル(約4100億円)の融資を実施すると表明(アディスアベバ)

26 主要国首脳会議(G8ドービル・サミット)開幕、菅直人首相が原子力発電所事故情報の 全面開示を約束しIAEAと2012年後半に日本で原子力安全の国際会議開催の意向を表明、

27日、地震国に対する厳格な原発安全基準づくりをIAEAに促した首脳宣言を発表し閉 幕(ドービル〔フランス〕)

オバマ大統領とメドベージェフ = ロシア大統領が会談、会談後オバマ大統領はミサイル 防衛(MD)計画の協議が平行線に終わったことを示唆(ドービル〔フランス〕) 27 非同盟諸国会議外相会議が第3次中東戦争以前の境界を国境とするパレスチナの独立国

家建設と国連加盟を支援する宣言などを採択、閉幕(←25日、バリ島〔インドネシア〕)

Ⅱ 日本関係

05・01 ソニーがハッカーによるネットワークサービス侵入で大量の個人情報が流出した問 題でFBIに捜査を依頼、3日、米子会社でも2460万人分の情報流出の可能性があると発 表、5日、米国の顧客を対象に1人当たり最大100万ドル(約8200万円)を補償と発表 02 4月の国内新車販売台数が前年同月比47.3%減の18万5673台、下落率は1968年の統計開

始以来最大

富山、福井の焼き肉チェーン店で4月にユッケを食べた男児2人が腸管出血性大腸菌

「O111」に感染、死亡した集団食中毒で富山県警が捜査本部を設置、死者4人に 11 横浜地方裁判所が2008年の海上自衛隊イージス艦と漁船の衝突事故で業務上過失致死罪

に問われた3等海佐2人に無罪判決

日本政府が2010年10月の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で採択された「名 古屋議定書」に署名(ニューヨーク)

13 WHOが2011年版の「世界保健統計」を発表、2009年の日本の女性の平均寿命は86歳で 世界で単独首位、男性は80歳でサンマリノ(82歳)に次いで2位

17 政府が震災被害に対処するため重点政策の組み直しに向けた「政策推進指針」を閣議決 定、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の判断時期は先送り

19 内閣府発表の速報値で1―3月期のGDPが実質で前期比0.9%減、年率3.7%減、2四半期 連続のマイナスに

22 キャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)が記者会見(東京)、米軍普天間飛 行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について梅本和義外務省北米局長らと協議、同県名護 市辺野古に移設する現行計画を日米両政府が推進する方針を確認したことを明らかに 23 政府と連合系労組が国家公務員の月給を10―5%、ボーナスは一律10%カットすること

で合意、年間2千数百億円を震災復興に

24 1967年の布川事件で冤罪を訴えてきた桜井昌司さんと杉山卓男さんに水戸地裁土浦支部

が再審無罪判決

25 ボコバ = ユネスコ事務局長が山本作兵衛(福岡県出身の絵師、1892―1984年)の炭坑 記録画などを「記憶遺産」に登録することを承認したと発表

菅首相がOECDでの講演で2020年代早期に電力全体に占める自然エネルギーの発電の割

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合を20%に引き上げる方針を表明(パリ)

橋下徹大阪府知事率いる大阪維新の会が入学式の君が代斉唱時に教職員の起立・斉唱を 義務付ける初の条例案を府議会に提出

27 菅首相がオバマ米大統領と会談(ドービル)、首相訪米の9月先送りで一致、普天間飛行 場の沖縄県内移設の堅持を確認

30 最高裁判所が君が代起立命令は合憲と初判断、再雇用拒否取り消しを求めた元都教諭の 敗訴確定

【東日本大震災(福島第1原発事故】

02 震災復旧に向けた総額4兆円超の2011年度第1次補正予算が参議院本会議で可決、成立 06 菅首相が浜岡原子力発電所の原子炉すべてを一時停止するよう中部電力に要請したと発 表、9日、中部電力が浜岡原発全面停止を決定、13日、稼働中の4号機の運転停止、14 日、稼働中の5号機も停止し全面停止作業が完了

08 ASEAN首脳会議が原子力問題での情報共有と透明性確保の必要性を強調する議長声明

を採択(←7日、ジャカルタ)

10 清水正孝東京電力社長が原発事故の損害賠償をめぐり政府支援を正式要請、政府は賠償 総額に上限を設けないなどの条件を提示、11日、東電が条件受諾、13日、政府が賠償 支援策決定、公的資金投入などで経営破綻を回避

12 東電が第1原発1号機の圧力容器内の燃料が冷却水から完全に露出、溶け落ちていると みられ「メルトダウンにあたる」と発表

15 福島原発事故で全域や一部が計画的避難区域に指定された福島県5市町村のうち飯舘村 と川俣町で初の計画避難開始

17 政府と東電が福島原発事故収束への改定工程表を発表、循環注水による新たな冷却方式 を導入、10月から2011年1月までに原子炉を冷温停止させる目標は維持

20 1号機で地震翌日に政府の指示で東電が海水注入の中断を現場に命じたことが判明、23 日、菅首相が東電への指示を否定、政府と東電の説明が混乱、26日、第1原発所長の独 断で中断はしなかったと東電が説明を覆す

東電が2011年3月期連結決算で約1兆円の損失を計上、赤字額は1兆2473億円と過去最 大、6月の株主総会で清水社長が引責辞任し西沢俊夫常務が昇格へ

APEC貿易相会合が大震災後に各国が輸入規制を強めたことを受け自然災害発生直後に

「WTOルールに反した措置を回避する」との議長声明発表(←19日、米ビッグスカイ)

21 日中韓3ヵ国首脳が福島市を訪問、避難住民を激励、22日、日中韓首脳が会談、風評被 害の防止や原子力安全への協力を柱とする首脳宣言を発表

24 東電が2、3号機でもメルトダウンとの分析結果を公表

IAEA調査団メンバーが日本政府当局者らとの会談や現地調査など実施(→6月2日)

25 政府が東京・東北電力の管内で7月に発動する電力使用制限令の具体案発表、工場など は原則15%削減を義務付け

イタリア下院が原発再開議論を無期限凍結することなどを定めた政令案を承認

スイス政府が2034年までの脱原発政策を決定、稼働後50年をめどに既存原子炉5基停止 26 OECD閣僚理事会が風評被害の解消へ国内外で産品の扱い差別や科学的なデータに基づ

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かない検疫を禁じたWTOルールに反する措置を控えることなどの議長総括を発表 27 ドイツ連邦政府と16州政府が安全検査で一時停止中の旧式の原発7基の廃炉で合意、30

日、連立与党が遅くとも2022年までに脱原発を目指す案で基本合意

29 日中韓の観光担当相会合が開かれ訪日旅行者回復への協力を確認、風評被害防止などに 向けた「管理指針」策定を盛り込んだ共同声明採択(平昌〔韓国〕)

東電が福島第1原発事故の「年内収束は不可能」との見方を強めていることが判明

Ⅲ 地域別

●アジア・大洋州

05・04 ASEANと日中韓の財務相会議が域内経済の監視機関の機能を強化する方針で合意、

東日本大震災によるアジア経済への悪影響に懸念表明(ハノイ)

06 ASEANが外相会議開催(ジャカルタ)、焦点のタイ・カンボジア国境紛争では両国の溝

埋まらず

07 シンガポール総選挙で与党人民行動党が圧勝、14日、リー・クアンユー顧問相と前首相 のゴー・チョクトン上級相が辞任の意向を表明

09 アピシット = タイ首相が下院解散を承認し書面に署名、7月3日に約3年半ぶりの総選挙 10 中国の4月の新車販売台数が前年同月比0.25%減で2年3ヵ月ぶりのマイナス

13 パキスタン北西部の治安部隊施設近くで自爆テロによる2回の爆発、少なくとも80人死 亡、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」報道官がウサマ・ビンラディン容 疑者殺害の報復として犯行認めさらなる攻撃を警告

14 パキスタン議会がビンラディン容疑者殺害で米国の単独作戦を非難する決議採択、政府 に対テロ戦での米国との協力見直しを要求

16 胡錦濤中国国家主席とファンロンパイEU大統領が会談(北京)、中国と欧州の協力、友 好関係をいっそう加速させることで一致

17 ミャンマーで1万4600人超の受刑者に恩赦、釈放開始

18 温家宝中国首相とギラニ = パキスタン首相が会談(北京)、温首相はパキスタンの対テ ロ姿勢を高く評価

19 ASEAN国防相会議が南シナ海域における「航行の自由」や「上空の飛行の自由」の重

要性の再確認などを盛り込んだ共同宣言を採択(ジャカルタ)

20 金正日北朝鮮総書記が列車で訪中(→27日)、ほぼ1年間で3回訪中という異例のペー ス、25日、胡錦濤国家主席らと会談(北京)、6ヵ国協議の早期再開で一致

23 アキノ = フィリピン大統領と梁光烈中国国防相が会談(マニラ)、両国が領有権を主張 する南沙(英語名スプラトリー)諸島のある南シナ海問題の平和的解決が重要との認識 で一致

24 韓国の最大野党民主党の国会議員3人が北方領土の国後島を訪問、韓国国会議員による 北方領土訪問は初、日本政府が厳重抗議

ダライ・ラマ14世が担っていた政治的実権をチベット亡命政府の新首相に委譲、亡命チ ベット人総会が憲章改正案を承認

25 白喜英韓国女性家族相が日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名:独島)を日帰りで 訪問、松本剛明外相が権哲賢駐日韓国大使に強く抗議

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27 胡錦濤国家主席とテイン・セイン = ミャンマー大統領が会談(北京)、戦略的協力関係 の強化を確認

ザルダリ = パキスタン大統領らとクリントン米国務長官が会談(イスラマバード)、記 者会見で国務長官が対テロ戦での協力継続の重要性を強調

チダムバラム = インド内相とナポリターノ米国土安全保障長官が両国の初めての「国土 安全保障対話」を実施、対テロ対策での協力強化を確認(ニューデリー)

28 ネパール制憲議会が同国の新憲法制定の期限を迎えたがネパール共産党毛沢東主義派兵 士の政府軍統合などをめぐる政党対立が原因で期限内の新憲法を制定できず

30 北朝鮮国防委員会の報道官が李明博韓国政権を「これ以上相手にしない」として日本海 の南北軍事通信回線を遮断、金剛山地区にある通信連絡所を閉鎖するとの声明発表

●中近東・アフリカ

05・03 イラクの首都バグダッド南西部のイスラム教シーア派地区のカフェ近くで車爆弾が 爆発、カフェにいた若者ら16人が死亡、37人が負傷

04 パレスチナ穏健派ファタハを率いるアッバス自治政府議長とイスラム原理主義組織ハマ スの指導者マシャル氏が無党派の暫定内閣樹立などに合意し和解が成立したと発表 06 大統領選の結果をめぐり一時内戦状態に陥ったコートジボワールで国際社会が当選者と

認めたワタラ元首相が最大都市アビジャンの大統領府で大統領への就任宣誓 シリア全土で数千人が反体制デモに参加し治安部隊がデモ隊に実弾発射、30人死亡 07 エジプトの首都カイロでイスラム教徒とキリスト教の一派コプト教の群衆が衝突、12人

が死亡し232人が負傷、当局がこの衝突で190人を逮捕

09 チャド大統領選(4月25日投票)で現職のイドリス・デビ大統領が4選

EUがシリアに対する武器輸出を禁止、弾圧に関与した政府高官13人の資産を凍結しEU 域内への渡航を禁止する制裁措置の発動を正式決定、10日発効

11 リビア国営テレビがカダフィ大佐が部族長らと会談する映像を放映、大佐の映像が伝え られるのは4月30日以来初

15 アラブ連盟(本部カイロ)が次期エジプト大統領選に出馬を表明しているムーサ事務局 長の後任としてナビル・アラビ = エジプト外相を選出

イスラエルの占領地ゴラン高原およびシリアやレバノン、パレスチナ自治区ガザとイス ラエルとの国境・境界地帯などでパレスチナ難民中心の反イスラエル・デモが一斉に行 なわれイスラエル軍とデモ参加者の衝突で少なくとも13人が死亡、約300人が負傷 19 イラク北部キルクークの警察署の近くで3件の爆弾テロ、27人が死亡、89人が負傷 22 バグダッドおよびその近郊で10件以上の爆弾テロが相次ぎ警官9人を含む16人が死亡

セーシェルの大統領選(19―21日投票)で現職のミシェル大統領が3期目の当選 サレハ = イエメン大統領がサウジアラビアなどペルシャ湾岸6ヵ国からなる湾岸協力会 議(GCC)が提示した仲介案へ3度目の署名拒否、GCCが仲介停止を発表

23 イエメンの首都サヌア郊外で反体制派に転じた部族勢力と治安部隊が武力衝突、部族民 ら6人が死亡、約40人が負傷、25日、死者は双方で48人に、新たな戦闘で40人が死亡、

28日、政府側と部族勢力が停戦に合意、30日、南部タイズで広場で座り込みをしていた 反政府デモ参加者に政府側の部隊が無差別に発砲、20人が死亡、約150人が負傷

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24 エジプト検察当局がデモ鎮圧時の参加者殺害に関与したとしてムバラク前大統領を訴追 28 エジプト政府がハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザとの通行規制を大幅緩和

アラブ連盟が9月の国連総会で国連加盟を申請する方針を示しているパレスチナ自治政 府を支持することを決定

31 アサド = シリア大統領が過去のすべての犯罪に恩赦を与える大統領令

南北対立が続くスーダンで南北当局が南北境界に沿って非武装地帯を設置することで合 意、仲介にあたっていたアフリカ連合(AU)が発表

●欧 州

05・02 スイス政府が凍結したムバラク = エジプト前大統領のスイス国内口座にある資産が 約4億スイスフラン(約375億円)、リビアのカダフィ大佐の凍結資産は約3億6000万ス イスフラン(約337億円)、ベンアリ = チュニジア前大統領は約6000万スイスフラン(約 56億円)とカルミレイ = スイス大統領兼外相が公表

03 ポルトガル政府が3年間で総額780億ユーロ(約9兆4000億円)の金融支援を受けるこ とでEU、IMFと合意

バセスク = ルーマニア大統領が米国のミサイル防衛(MD)施設を南部の旧空軍基地に 建設することを受け入れたと発表、2015年の運用開始予定、ロシア外務省が懸念を表明 06 英国統一地方選(5日投票)で中道左派で与党第2党の自由民主党が南部イングランド

の各地方議会選で議席を大幅に減らし大敗、野党で中道左派の労働党は復調の兆し 英国の2大政党制を支えてきた下院選挙の単純小選挙区制を変更すべきかどうかを問う 国民投票(5日投票)で反対票が約68%を占め現行制度は維持

07 英国の北アイルランドで2007年の自治政府復活後初の議会選挙(5日投票)で自治政府 を共に主導してきたプロテスタント系の民主統一党が第1党、カトリック系のシン・フ ェイン党が第2党に

11 EUの欧州議会が日本の市場開放促進を条件に日本との経済連携協定締結を支持する決 議案を採択

12 EU内相理事会が欧州諸国間の出入国審査廃止を定めた「シェンゲン協定」について大 量の難民流入が起きた際に一時的に国境での入国審査の復活を認める改定案を承認 ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州議会が反原発を掲げる90年連合・緑の党幹 部のクレッチュマン氏を州首相に選出、同党出身の州首相は国内16州で初

13 ドイツ連立与党の自由民主党が新党首にレスラー経済技術相を選出

17 イタリアの地方選(15、16日投票)で主要30都市のうち13市長選で国政野党の中道左 派系候補が当選、首相のスキャンダルが影響し与党の中道右派連合系の勝利は4市に エリザベス英女王が英国君主として約100年ぶりにアイルランドを訪問(→20日)、1937 年にアイルランドが英国から独立した後に英国君主がアイルランド入りするのは初 18 WTOが欧州の航空機大手エアバスの超大型旅客機A380の開発に使われたEUの投資プ

ログラムの一部がWTO協定で禁止している「輸出補助金」だとする2010年6月の紛争 処理小委員会(パネル)の判断を破棄する上級委員会の最終報告を発表

25 イスラム教徒の女性の衣装「ブルカ」や「ニカブ」を公共の場所で着用することを全面 的に禁止する法案がベルギー議会を通過、フランスに次いで欧州で2番目

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イタリア中部ラクイラの地裁予審判事が2009年4月のイタリア中部地震で防災庁付属の 委員会が事前に大地震の兆候がないと判断したことが被害拡大につながったとして過失 致死傷の罪で委員会メンバーの学者ら7人を起訴

オバマ米大統領が英議会で演説、世界の平和や繁栄を追求するうえで「米英の同盟関係 は絶対必要であり続ける」と述べ両国の国際的な影響力は揺るがないと強調

26 タディッチ=セルビア大統領がボスニア・ヘルツェゴビナ内戦当時の大物戦犯ムラディ ッチ被告を拘束と発表

29 ドイツ保健当局が同国で腸管出血性大腸菌「O104」による感染者が相次ぎ10人死亡と 発表、30日、スペインから輸入されたキュウリなどが原因とする見方にアギラール = ス ペイン農村相がキュウリ感染源を否定、31日、スウェーデンでも死亡、死者は21人に

●独立国家共同体(CIS

05・01 ロシア外務省がNATO軍による空爆でリビアのカダフィ大佐の息子と孫が死亡した とされる問題について「カダフィ氏殺害が目的ではないとの主張はきわめて疑わしい」と NATOを批判する声明を発表

12 ザルダリ = パキスタン大統領がメドベージェフ = ロシア大統領と会談(モスクワ)、テロ への対応について協力を強化することで合意

15 イワノフ = ロシア副首相ら5閣僚などで構成する政府代表団が択捉島と国後島を訪問、東 日本大震災後初のロシア政府要人の北方領土訪問

18 ミロノフ = ロシア上院議長が選出元のサンクトペテルブルク市議会でリコール(解職請求)

が成立したため上院議員を解職され議長職も解任

27 メドベージェフ大統領が菅首相との会談後に会見し北方領土問題について「どんなに複雑 な問題であっても努力すれば解決できる」と発言(ドービル)

28 プーチン = ロシア首相がロシアが2010年夏から続けてきた小麦など穀物の輸出禁止を7月 1日から解除するよう命令

●北 米

05・02 カナダ総選挙でハーパー首相率いる与党保守党が単独過半数を獲得、2006年の政 権発足以来初めて少数与党から脱却

米通商代表部(USTR)が米通商法スペシャル301条(知的財産権の保護条項)に基づく 報告書で国内開発製品や技術を政府調達で優遇する中国の「自主開発政策」に懸念表明 04 オバマ米政権が2009年9月就任の鳩山由紀夫首相の対中国政策や米軍普天間飛行場移設

問題での迷走ぶりにいら立ち日本側に警告や苦言を重ねて伝えていたことが明らかに 在沖縄米海兵隊のグアム移転に関する日米合意で米政府が日本側の負担比率を外見上減 らすために移転費用などを水増ししていたことが内部告発サイト「ウィキリークス」が 公表した米公電で判明

09 米中両国が「戦略・経済対話」、ガイトナー米財務長官が人民元の一段の切り上げを促 す、10日、人民元相場の弾力化継続を確認する合意文書を採択(ワシントン)

11 米上院軍事委員会指導部ら超党派の議員が米軍普天間飛行場の嘉手納基地への統合を国 防総省に提案、現行の移設計画は「非現実的」との声明を発表

(8)

米政府が2009年2月に災害救援活動をめぐる日米訓練強化のため自衛隊の米領グアム常 駐を提案していたことがウィキリークスがこの日までに公開した米外交公電で明らかに 13 米研究チームがマウスの体細胞から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)を元のマウス

に移植すると拒絶反応が起きるとする論文を発表、臨床応用に新たな課題

18 マレン米軍統合参謀本部議長と陳炳徳中国人民解放軍総参謀長が米中両軍がアラビア海 のアデン湾で海賊対策の訓練を実施することで合意したと発表(ワシントン)

オバマ米大統領が反政府デモに対する武力弾圧を拡大し続けているとしてアサド = シリ ア大統領らに経済制裁を発令

米国際貿易委員会が中国の知的所有権侵害によって米企業が被った損害が2009年に約 480億ドル(3兆9400億円)に上るとの調査結果を発表

21 米核安全保障局がプルトニウムを使い核兵器の性能を調べる新型実験に成功していたこ とが判明、核爆発を伴わずに核兵器の安全性と有効性を確認することが目的

24 経営再建中の米自動車大手クライスラーが米国やカナダ政府からの公的資金計76億ドル

(約6200億円)を予定より6年前倒しで完済したと発表

27 米国務省が北朝鮮で拘束されていた米国人男性チョン・ヨンス氏の釈放確認を発表

●中南米

05・09 ブラジルのサンパウロ州の裁判所が東京都葛飾区で2001年6月に無職の川上芳考さ んが射殺され妻が重傷を負った事件で日本政府の代理処罰(国外犯処罰規定による訴追)

要請に基づき逃亡している実行犯のブラジル人の男2人の起訴を承認

グアテマラの裁判所が約1500万ドル(12億円)の公金横領罪で起訴されたポルティジ ョ元大統領に無罪判決を言い渡し

10 英国際戦略研究所(IISS)がコロンビアの左翼ゲリラのコロンビア革命軍がチャベス = ベネズエラ大統領の政敵暗殺を謀ったほかコレア = エクアドル大統領に選挙資金を送っ た疑いがあるとの報告書を公表

15 グアテマラ北部のメキシコ国境に近いペテン県の農場で女性や子供を含む 27 人の他殺体 を発見、16 日、同国のコロン大統領がペテン県に 30 日間の非常事態を宣言

19 エクアドルの選挙管理当局が国民投票(7 日)の最終開票結果を発表、報道機関への締 め付け強化や司法改革についての憲法改正の是非など 10 項目のすべてを可決

30 コロンビア、ペルー、チリの株式市場を統合する「ラテンアメリカ統合市場」が発足

国際問題 第603号(電子版) 2011年7・8月号[合併号]

編集人『国際問題』編集委員会 発行人 野上 義二

発行所 財団法人日本国際問題研究所(http://www.jiia.or.jp/)

〒100−0013 東京都千代田区霞が関3−8−1 三井虎ノ門ビルディング3階 電話 03−3503−7262(出版・業務担当)

*本誌掲載の各論文は執筆者個人の見解であり、執筆者の所属する 機関、また当研究所の意向を代表するものではありません。

*論文・記事の一部分を引用する場合には必ず出所を明記してくだ さい。また長文にわたる場合は事前に当研究所へご連絡ください。

*電子版最近号

10年6月号 焦点:国際規制の交錯

10年7・8月号 焦点:深刻化する世界の人口問題 10年9月号 焦点:日米安保条約改定50周年 10年10月号 焦点:「核なき世界」

10年11月号 焦点:イランをめぐる国際情勢 10年12月号 焦点:国際裁判:紛争の司法的処理と日本 11年1・2月号 焦点:日本外交―競争と協調 11年3月号 焦点:オバマ政権の試練

11年4月号 創刊 600 号記念特集:日本外交を考える 11年5月号 焦点:経済・金融のグローバル・ガヴァナンス 11年6月号 焦点:中国の自信と不安

***

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1 次の文章を読んで問いに答えなさい。 アメリカ合衆国では、トランプ大統領の就任後、難民の受け入れを縮小することを表明してきました が、日本においては、難民の受け入れを促進そくしんする方針が示されています。なぜならば、ア近年シリア 周辺で発生した難民数が数百万人に上る中で、毎年数万から数十万単位で難民を受け入れている欧米諸

はじめに 世界の安全保障環境は、科学技術の劇的な発展とグローバリゼーションの影響で大きく変 化している。米国におけるトランプ政権の誕生や英国の欧州連合(EU)からの脱退は、国際 秩序の大変革を意味している。そうしたなかで、中国のグローバルパワーへの復活は、わが 国にとっても米国、ロシア、韓国、北朝鮮など主要な国々との関係にも大きな影響を与えて