• Tidak ada hasil yang ditemukan

2009年6月1日 - 日本国際問題研究所

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2023

Membagikan "2009年6月1日 - 日本国際問題研究所"

Copied!
8
0
0

Teks penuh

(1)

Ⅰ 国際関係

06・01 国際決済銀行(BIS)が発表した四半期報告書によると2009年1―3月期の世界で の債券発行による資金調達額が前期比17%増の7400億ドル(約73兆円)に

04 中東歴訪中のオバマ米大統領がエジプトの首都カイロでイスラム社会に向けて演説、「疑 念と不和の連鎖を断ち切らなくてはならない」と述べ米国とイスラムとの関係の「新た な始まり」を訴え

05 エルバラダイIAEA事務局長がシリア核問題に関しダマスカスにある小型の原子炉施設 から処理された微量のウランを検出したとの報告書を理事会に提出

06 オバマ米大統領とサルコジ大統領が会談(カン〔フランス〕)、朝鮮民主主義人民共和国

(北朝鮮)やイランの核問題、中東和平問題で足並みの一致を確認、会談後の記者会見 でオバマ大統領は北朝鮮を「あまりに挑発的」と非難、より厳しい対応を示唆

08 国際航空運送協会(IATA)が2009年の航空需要の見通しを下方修正し航空業界全体の

損失額が90億ドル(約8900億円)に達するとの予測を発表

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が2009年版年鑑で2008年の中国の軍事費を前 年比10%増の849億ドル(約8兆3500億円)と推定、米国に次いで初めて世界2位に 10 ソマリア沖の海賊対策をめぐる日米韓など50の国や国際機関の高官級会議が関係国や民

間業界などの協力の必要性を記した「ソウル宣言」を発表し閉会(←9日、ソウル)

11 WHOが新型インフルエンザの警戒水準を広域流行を意味する現行の「5」から最高の

「6」に引き上げ世界的大流行(パンデミック)を宣言、1986年の「香港風邪」以来41 年ぶり

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場が世界的に景気回復 するとの観測から買われ一時2008年10月下旬以来の高値水準1バレル=72ドル台に 12 国連安保理が5月25日に2回目の核実験を実施した北朝鮮に対する貨物検査の強化や新

たな金融制裁などを盛り込んだ日米など提出の追加制裁決議案を全会一致で採択、13 日、北朝鮮が受け入れ拒否、ウラン濃縮着手を初めて表明

13 主要8ヵ国(G8)財務相会合が共同声明を採択(レッチェ〔イタリア〕)、先進国の景気 後退ペースが緩やかになり復調の兆しも出てきたとの見方で一致

16 ブラジル、ロシア、インド、中国の新興4ヵ国(BRICs)首脳が初の正式首脳会議(エ カテリンブルク〔ロシア〕)、国際通貨システムの多様化が必要との共同声明を発表 ロシアと中国、中央アジア4ヵ国の上海協力機構(SCO)首脳会議が核不拡散での協力 強化などの宣言を採択(←15日、エカテリンブルク)

19 国連食糧農業機関(FAO)が世界的な経済危機や食料価格の高止まりの影響で十分な栄 養がとれない世界人口が2009年に10億2000万人になると予測する報告書を発表、前年 比1億500万人増

21 世界銀行が2009年の世界全体の実質GDP成長率がマイナス2.9%、日本は同6.8%に落ち

Ⅰ 国際関係Ⅱ 日本関係Ⅲ 地域別 2009年6月1日−30日

細川 洋嗣・本蔵 一茂 編 吉田 昌樹 (共同通信)

(2)

込むとの見通しを発表、ともに3月時点の予測から1ポイント以上の下方修正

23 OECDが加盟30ヵ国の年金制度に関する報告書を発表、日本は退職前の現役時所得に対 する公的年金の受給額の比率が下から2番目の低さ、24日、加盟国全体の経済見通しを 発表、2010年の実質経済成長率を3月時点のマイナス0.1%からプラス0.7%に大幅上方 修正

24 ラブロフ = ロシア外相とクリントン米国務長官が電話会談、北朝鮮とイランの核開発問題 を協議

25 OECD閣僚理事会が環境分野への投資拡大を通じ産業育成や雇用増を目指す「グリーン 成長戦略」の実施を宣言し閉幕(←24日、パリ)

WTO加盟約20ヵ国が非公式閣僚会議開催(パリ)、新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウン

ド)の早期妥結に向けた次官級の交渉会合を7月下旬ごろまでに再開する方向で合意 国際捕鯨委員会(IWC)総会がデンマーク領グリーンランド西部先住民に対する年10頭 のザトウクジラの新規捕獲枠について協議したが決定を先送り、日程を1日前倒しして

終了(←22日、マディラ島〔ポルトガル〕)

26 G8外相会合が北朝鮮にすべての核兵器や弾道ミサイル計画の放棄を迫るとともにイラン 情勢に遺憾の意を示す議長声明を採択(トリエステ〔イタリア〕)

27 アフガニスタンとパキスタンの安定化策を探るため46の国・機関が参加した外相級会合 が8月のアフガン大統領選実施支援などで合意(トリエステ)

NATOとロシアが2008年8月のグルジア紛争以来一部凍結していた軍事協力の再開で合 意、関係正常化へ(ケルキラ島〔ギリシャ〕)

29 国際エネルギー機関(IEA)が半年ごとの中期石油需給見通しを発表、世界経済が順調 に回復を続けた場合世界の原油需要が2009年以降平均で年1.4%増加し2014年には日量 8899万バレルになると予測

Ⅱ 日本関係

06・02 政府の宇宙開発本部が初の宇宙基本計画を決定、早期警戒衛星など防衛目的への利 用拡大を掲げ実現に2兆5000億円と試算

03 厚生労働省は女性1人が生涯に産む子供の推定人数を示す合計特殊出生率が2008年は 1.37で最低だった2005年から3年連続で上昇したと発表

04 東京高等検察庁が足利事件で有力物証とされたDNA鑑定を否定した再鑑定結果を受け 再審開始を認める意見書を東京高等裁判所に提出、無期懲役で服役中の菅家利和さんが 17年半ぶりに釈放、22日、東京高裁は菅家さんの再審開始を決定

05 民主党の鳩山由紀夫代表が李明博韓国大統領と会談(ソウル)、「過去の歴史を直視する」

と日韓の歴史問題解決に言及

07 日中両国政府が閣僚級のハイレベル経済対話開催(東京)、模造品対策強化の作業部会 新設やアジアの途上国支援などで合意

09 舛添要一厚生労働相が国側の18連敗となった原爆症認定集団訴訟の東京高裁判決を受け 入れ上告見送りを表明

10 麻生太郎首相が2020年までの日本の温室効果ガス排出削減の中期目標は2005年比15%

削減と発表

(3)

国会がクラスター弾の即時全面禁止条約を承認

12 鳩山邦夫総務相が日本郵政社長の進退問題をめぐり辞任、事実上の更迭

電気事業連合会が一般の原子力発電所でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料 を燃やすプルサーマル計画について2010年度までに全国16―18基で実施するとしてい た目標を原発の数はそのままで2015年度まで5年先送りすると発表

14 障害者団体向け郵便制度悪用事件で大阪地方検察庁が虚偽公文書作成・同行使容疑で厚 労省の当時の担当課長だった女性局長を逮捕

16 政府が北朝鮮の再核実験に対する国連安保理決議採択を受け輸出の全面禁止を柱とする 日本独自の制裁強化策を持ち回り閣議で決定

17 政府が6月の月例経済報告を発表し景気の基調判断を2ヵ月連続で上方修正、7ヵ月ぶり に「悪化」の表現を削除、与謝野馨経済財政担当相が景気底打ちを事実上宣言

18 衆議院本会議が「脳死は一般に人の死」と位置付け本人が生前に拒否表明しなければ家 族の同意で臓器提供を可能にする臓器移植法改正案のA案を賛成多数で可決

19 海賊対処法と改正国民年金法、2009年度補正予算関連の税制改正法の重要3法が衆議院 本会議で与党議席の3分の2以上の賛成多数で再可決、成立

厚労省が新型インフルエンザの国内対応をめぐりすべての一般医療機関で感染者を診察 し軽症者を自宅療養とすることを柱とする「改定版運用指針」を決定

20 政府が2009年末に決定する新「防衛計画の大綱」(2010―14年度)の策定に向けた基本 方針が判明、中国の軍事的な台頭や北朝鮮の核・ミサイル開発を踏まえ装備、要員の増 強への転換を明示するとともに敵基地攻撃能力の保有を検討する姿勢を示唆

22 政府が「骨太の方針2009」を決定、経済危機克服と安心社会実現を最優先課題に挙げ 社会保障費の抑制方針を撤回、歳出削減路線は棚上げに

26 総務省が5月の全国消費者物価指数(2005年=100、生鮮食品を除く)を100.5と発表、

前年同月比1.1%低下し1971年1月以降では最大の下落率に

28 麻生首相と李明博大統領が会談(東京)、北朝鮮関連船舶の貨物検査で緊密に情報交換 するなど連携を強化する方針で合意

30 鳩山由紀夫民主党代表が資金管理団体の政治資金収支報告書に2005年から4年間で総額 2177万円余りの虚偽記載があったことを認め陳謝

厚労省が5月の有効求人倍率(季節調整値)が0.44倍で前月を0.02ポイント下回り1963 年の調査開始以来最低だったと発表

Ⅲ 地域別

●アジア・大洋州

06・02 韓国とASEAN加盟各国の特別首脳会議が北朝鮮の核実験を非難する共同報道声明 を発表し閉幕(←1日、済州島)

李明博韓国大統領がミャンマー軍事政権のテイン・セイン首相と会談(済州島)、民主 主義の定着を要請

胡錦濤中国国家主席とガイトナー米財務長官が会談(北京)、経済協力の深化で一致 韓国情報機関の国家情報院が金正日北朝鮮総書記の3男正雲氏が金総書記の後継者に内 定した兆候があることを確認したことが判明

(4)

03 インド下院が与党国民会議派の女性議員メイラ・クマル氏を下院議長に選出、初の女性 議長で「ダリット(最下層民)」出身

1989年の天安門事件の民主化運動主要メンバーで指名手配中のウアルカイシ氏が出頭の ため亡命先の台北からマカオに到着、入境管理当局が入国拒否、4日、強制退去 04 李明博大統領が韓国を訪問中のスタインバーグ米国務副長官と会談(ソウル)、北朝鮮

の核実験や長距離弾道ミサイル発射の兆候などへの対応を協議、5日、同副長官は楊潔 中国外相らと会談(北京)

05 パキスタン北西辺境州アッパーディール地区のモスク(イスラム教礼拝所)で自爆テロ があり少なくとも30人が死亡、9日、北西辺境州の州都ペシャワル中心部の高級ホテル で車を使った自爆テロとみられる爆発があり少なくとも18人が死亡、約50人が負傷、

12日、中部パンジャブ州の州都ラホールと北西辺境州ナウシェラのモスクで自爆テロが あり少なくとも12人が死亡、約100人が負傷

08 北朝鮮の中央裁判所が不法入国罪などで起訴された米国の女性記者2人に労働教化刑12 年の判決言い渡し

10 馬英九台湾総統が7月の国民党主席選への立候補を宣言、呉伯雄主席が不出馬を宣言し 馬総統の主席兼務が事実上決定

自殺した盧武鉉韓国前大統領の不正資金捜査を批判する市民ら約2万人が抗議集会を開 催し李明博大統領に謝罪などを要求(ソウル)

14 日中韓の環境相会合開催(北京)、大陸からの大気汚染物質の影響が指摘される光化学 スモッグの発生メカニズムの共同研究を推進するとした共同コミュニケを採択

26 韓国国防省が2020年までの「国防改革基本計画」について北朝鮮の核・ミサイルに対応 するための戦力増強を柱にした大幅修正を発表

27 タイでタクシン元首相派支持勢力がアピシット政権退陣を求め1万人以上を集めて反政 府集会を開催(バンコク)

30 台湾経済部(経済産業省)が製造、建築など計100分野で中国から台湾への直接投資を 解禁と発表、大陸資本の対台湾投資を認めるのは1949年の中台分断以来初めて

●中近東・アフリカ

06・05 ソマリア中部で反暫定政府勢力派の急進的イスラム勢力と暫定政府を支援する穏健 派イスラム勢力が戦闘、地元人権団体によると123人が死亡

07 サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタールのペルシャ湾岸の産油国4ヵ国が 将来の通貨統合に向けた合意文書に署名、当初2010年までの統合構想に加わっていたア ラブ首長国連邦(UAE)は署名に不参加

レバノンで国民議会選挙、イスラム教シーア派組織ヒズボラなど親シリア派勢力を抑え 親欧米の反シリア派勢力が過半数を獲得、27日、スレイマン大統領が反シリア派勢力を 主導する未来運動のサード・ハリリ党首を首相候補に指名

08 オマル・ボンゴ・オディンバ = ガボン大統領が入院先のスペインのバルセロナの病院で 死去(73歳)、約42年間君臨しアフリカで最も在任期間の長い元首

イラクの首都バグダッドで小型バスに仕掛けられた爆弾が爆発、7人が死亡、24人が負 傷、10日、イラク南部のバトハで自動車爆弾テロ、35人が死亡、45人が負傷、12日、

(5)

バグダッド西部のモスクで男が拳銃を乱射、5人が死亡、10数人が負傷、20日、北部キ ルクーク近郊のイスラム教シーア派のモスク付近で自爆テロ、82人が死亡、約200人が 負傷、24日、バグダッド北東部のシーア派地区サドルシティーの市場で爆弾テロ、少な くとも72人が死亡、127人が負傷、30日、キルクークの市場で車爆弾が爆発、32人が 死亡、100人が負傷するなど20日から月末までに計232人以上がテロで死亡

12 イランで大統領選実施、13日、保守強硬派のアハマディネジャド大統領が得票率約63%

で再選、改革派ムサビ元首相は約34%、15日、開票結果に不正があったとしてムサビ 氏支持者らが数十万人規模の抗議デモ、治安当局の発砲で7人が死亡、19日、最高指導 者ハメネイ師がアハマディネジャド大統領の再選を支持、20日、テヘラン市内で改革派 支持者数千人に治安当局が鎮圧行動を開始、13人が死亡、数百人が負傷、29日、護憲 評議会が開票結果について「大規模な不正は存在せず」と結論付けアハマディネジャド 大統領の再選確定

14 ネタニヤフ = イスラエル首相がパレスチナ和平に関してパレスチナの非武装化やパレス チナ難民がイスラエルに帰還しないことなどを条件にパレスチナ国家樹立を容認 18 ソマリア中部ベレドウェインのホテルで自爆テロ、アデン治安相や前駐エチオピア大使

ら25人が死亡

28 イラク駐留米軍のオディエルノ司令官が米軍戦闘部隊が30日の期限を待たずに都市部か らの撤退を完了したと表明、30日、タラバニ = イラク大統領が撤退を正式発表

30 アフリカ東部の島国コモロで乗客乗員153人が乗った国営イエメン航空のエアバスA310 が墜落、10代の少女1人を海から救出

イラク政府が巨大油田・ガス田開発に関する8件の入札を実施、南部ルメイラ油田を国 際石油資本(メジャー)の英BPと中国国有石油大手の中国石油天然ガス集団が率いる 企業連合が落札、イラクが油田開発を本格的に外資に解放するのは約40年ぶり

●欧 州

06・03 英国の下院議員が私的経費を公金で賄った問題でスミス内相、ブリアーズ地域・地 方政府担当相が辞意を表明、5日までに計5閣僚が辞意表明

サルコジ = フランス大統領がモッタキ = イラン外相と会談(パリ)、大統領はイランに 国連安保理が採択したウラン濃縮停止などの決議を順守するよう要請

EUの統計機関ユーロスタットが発表したEU27ヵ国の2009年1―3月期のGDP改定値が 5月の速報値から0.1ポイント上方修正され前期比で2.4%減

05 英イングランド地方議会選挙(4日投票)で与党労働党が過去最低の得票率23%の歴史 的惨敗、8日、EUの欧州議会選挙でも惨敗

07 デンマークで男子優先の王位継承を変更し男女平等の長子優先とする王位継承法改正の 是非を問う国民投票、圧倒的多数で改正法案を承認

EUの欧州議会選挙が行なわれバローゾ欧州委員長が所属する中道右派の欧州人民民主 党が第2党の中道左派欧州社会党に大差をつけて第1党に、19日、EU首脳会議がバロ ーゾ委員長の再任を承認(ブリュッセル)

ルクセンブルクで議会選挙実施、ユンケル首相率いる中道派キリスト教社会党が第1党 を維持

(6)

09 ドイツ流通大手アルカンドルが破産申請したと発表、事実上の経営破綻、金融危機によ るドイツ流通大手の破綻は初めて

12 NATO国防相理事会が8月のアフガニスタン大統領選に備え8000―1万人の兵員をアフ ガンに増派することなどを承認(←11日、ブリュッセル)

14 英国で新型インフルエンザの患者1人が死亡、米州以外での死者は初めて

19 EU首脳会議が金融危機の再発防止のため域内金融市場のリスク監視に当たる「早期警 戒システム」を創設し国境を越えて金融機関を監督する当局の新設を柱とした包括的金 融規制案を承認し閉幕(←18日、ブリュッセル)

22 サルコジ大統領が国家元首として161年ぶりとなる上下両院合同会議で演説、憲法上議 会での演説は首相の役割だったが議会との直接対話促進のため2008年7月に憲法を改正 24 欧州中央銀行(ECB)が期間1年の資金4422億4050万ユーロ(約59兆円)を公開市場 操作(オペ)により金融機関に供給すると発表、ECBが1年物の資金を供給するのは初 めてで資金供給の規模も過去最大

25 ユネスコ世界遺産委員会がドイツ東部の古都ドレスデン中心部を流れる「エルベ渓谷」

を世界遺産の登録から抹消することを決定、建設中の橋が文化的な景観を損ねたとの理 由(セビリア〔スペイン〕)

30 英統計局が2009年1―3月期のGDP確定値を発表、前期比2.4%減で速報値および改定 値の1.9%減から下方修正、1958年4―6月期以来約51年ぶりの減少率

ユーロスタットが発表したユーロ圏(16ヵ国)の6月の消費者物価指数(速報値)が前 年同月比0.1%下落し1999年の通貨統合後初のマイナス

●独立国家共同体(CIS

06・01 ロシアとグルジアの軍事衝突(2008年8月)後にロシアがグルジアからの独立を承 認した南オセチア自治州で5月に行なわれた議会選について同自治州の中央選挙管理委員 会がココイトイ大統領の与党「統一」が46.38%を得票し勝利したとの暫定結果を発表 03 モルドバ議会が4月の議会選から2度目となる大統領選出投票を実施、野党3党がボイコッ

トしたため選出に必要な票数に達せず次期大統領を選出できず

プーチン = ロシア首相がロシア産天然ガスに対するウクライナの支払いが滞ればウクライ ナを経由した欧州へのガス供給が6月末にも停止される可能性があると警告

05 ウクライナ最高会議(議会)がティモシェンコ首相と対立していたエハヌロフ国防相の解 任を賛成多数で決定

10 ロシア軍戦略ミサイル部隊のソロフツォフ司令官が第1次戦略兵器削減条約(START 1)

に代わる米国との新たな核軍縮条約に関連し米ロ両国は核弾頭をそれぞれ1500個以下まで 減らすべきではないと発言

14 ルカシェンコ = ベラルーシ大統領がロシアがベラルーシ産乳製品の輸入を禁止したことに 抗議しモスクワで開かれた親ロシアの軍事同盟「集団安全保障条約機構」の首脳会議への 出席を取りやめ

17 メドベージェフ = ロシア大統領が胡錦濤中国国家主席と会談(モスクワ)、北朝鮮の核開 発問題で6ヵ国協議の可能な限りの早期再開を呼び掛ける共同声明を発表

20 メドベージェフ大統領がロシアが反対している米ミサイル防衛(MD)関連施設の東欧配

(7)

備を米国が見直さない限り戦略核兵器の削減には応じられないと表明

25 キルギス議会が米軍の対アフガニスタン作戦の拠点になっているマナス空軍基地の使用継 続に関する米国との政府間合意を賛成多数で承認

ロシア最高裁判所がプーチン前政権の対チェチェン政策批判で知られた女性記者アンナ・

ポリトコフスカヤさん殺害事件の被告全員を無罪としたモスクワの裁判所の判決を取り消 す決定を下し審理差し戻し

30 メドベージェフ大統領がアゼルバイジャンを訪問しアリエフ大統領と会談、2010年1月か らアゼルバイジャン産の天然ガス輸入を始めることで合意

●北 米

06・01 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が連邦破産法11条(日本の民事再生 法に相当)の適用をニューヨークの連邦破産裁判所に申請、負債総額は1728億1000万 ドル(16兆4000億円)、米製造業史上で最大の経営破綻、オバマ米大統領は政府がGM を事実上国有化して早期再建へ全面支援する方針を表明

02 米大統領経済諮問委員会がオバマ政権が実現を目指す医療保険改革の経済効果に関する 報告書を発表、増大する医療保険関連費用を毎年1.5%抑えることで2020年に約2%、

2030年には約8%のGDPの引き上げが可能と試算

米調査会社がまとめた5月の米新車販売台数が前年同月比33.7%減の92万5824台、日米 の大手6社が最大5割の大幅な落ち込みで市場全体でも前年水準を19ヵ月連続で割り込 み、30%超の減少は8ヵ月連続

05 米労働省が発表した5月の雇用統計によると失業率が前月より0.5ポイント上昇の9.4%

と大幅に悪化、1983年8月以来25年9ヵ月ぶりの高水準

07 クリントン米国務長官が北朝鮮のテロ支援国家への再指定を検討すると表明

10 経営破綻した米自動車大手クライスラーが優良資産をイタリア大手フィアットの主導で 誕生する「新生クライスラー」に売却する手続きが完了したと発表

11 米商務省が発表した米国の5月の小売売上高が前月比0.5%増の3399億9300万ドル(約 33兆4000億円)、3ヵ月ぶりにプラスに転換

16 オバマ大統領が李明博韓国大統領と会談(ワシントン)、北朝鮮を核保有国と認めない ことで一致し米国の「核の傘」による韓国防衛を確認

17 米政府が米連邦準備制度理事会(FRB)が銀行のほか証券、保険会社なども含め大手金 融機関を一元的に監督することなどを柱とする金融危機再発防止のための包括的な金融 規制改革案を発表、実現すれば大恐慌が深刻化した1930年代以来の大改革

クリントン国務長官がリーベルマン = イスラエル外相と会談(ワシントン)、共同記者 会見でイスラエルによるヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植地拡大をやめるべきだと訴 え、リーベルマン外相は「全面凍結は受け入れられない」と反論

18 米メディアが国防総省当局者の話として中国近海の公海上を航行中の北朝鮮の船舶がミ サイルや核関連物質を積載している疑いがあり米軍が上空から追跡していると報道、北 朝鮮に対する実効的な貨物検査を導入した国連安保理の追加制裁決議に基づき北朝鮮船 舶を監視する動きが伝えられるのは初めて

22 オバマ大統領がたばこの製造、販売を大幅に規制する権限を食品医薬品局(FDA)に付

(8)

与する法案に署名、米国初の包括的なたばこ規制法が成立

23 米通商代表部(USTR)が中国がレアメタル輸出を制限し中国企業を優遇しているとし てWTOに提訴、オバマ政権初の中国提訴

米政府が環境対応車の開発支援で創設した低利融資制度を日産とフォードに適用、環境 分野への重点投資を掲げるオバマ政権で初めて

オバマ大統領がイラン政府による改革派デモの鎮圧を「不当な行為」と強く非難 24 FRBが声明を発表、「米経済の悪化ペースが鈍化している」と明記し景気判断をやや上

方修正、金融市場も「総じて改善した」として最悪期を脱したとの認識を強調

オバマ大統領が北朝鮮に対し大統領令に基づく資産凍結などの制裁措置の1年間延長を 決定、議会に通告、核開発を加速化する北朝鮮は米国の「甚大な脅威」と理由を説明 25 『スリラー』など世界的ヒット曲で知られる米人気歌手マイケル・ジャクソンさんが心

不全とみられる症状でロサンジェルスの自宅で死去(50歳)

26 米下院が企業に温室効果ガス排出量の上限枠を設定し「排出量取引制度」の創設を柱と する地球温暖化対策法案を可決

29 GMがトヨタとの合弁事業から撤退を発表、日米貿易摩擦回避の象徴となった合弁事業 は25年で幕

30 米ミネソタ州最高裁が2008年11月の選挙で議席確定が法廷闘争に持ち込まれていた同 州選出の連邦上院議員について民主党のフランケン氏の勝利を認定、民主党は上院(定

数100)で60議席に到達、共和党の議事妨害を不可能にする「安定多数」をカーター政

権時以来30年ぶりに確保

●中南米

06・01 ブラジルのリオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス機(乗客乗員228人)が 大西洋上で消息不明、2日、ブラジル国防省が墜落を確認、生存者はなし

キューバとエルサルバドルの両政府が国交回復に関する文書に署名、1959年のキューバ 革命を受けて断交した米州でキューバと外交関係をもたない国は米国だけに

02 米州機構(OAS)の年次総会が開幕(→4日、サンペドロスラ〔ホンジュラス〕)、3日、

キューバをOASから「排除」した1962年の決議取り消しを全会一致で決定、OASを主 導する米オバマ政権による対キューバ関係改善の流れを象徴、8日、キューバ政府が

「OASには戻らない」と強調、決議取り消しについては米国の「敗北」と歓迎

05 ペルー政府が北部アマソナス州で進めるアマゾン地域開発に抗議し幹線道路を封鎖して いた先住民約5000人を警察当局が強制排除、先住民25人と警官9人が死亡、約90人が 負傷

28 ホンジュラスでクーデター、兵士らがセラヤ大統領をコスタリカに移送、国会が大統領 を解職しミチェレッティ国会議長を暫定大統領に任命、最高裁はセラヤ大統領が再選の 道を開く憲法改正をめぐる国民投票を強行しようとしたため軍に大統領の追放を命じた としてクーデターの正当性を主張

アルゼンチンで国会議員選挙、与党主流派と野党の一部の支持で上下両院の過半数を維 持してきたフェルナンデス大統領派が過半数を大きく割り込む見通し、29日、大統領の 夫で政権のキングメーカー的存在だったキルチネル前大統領が正義党の党首辞任

Referensi

Dokumen terkait

- 31 - 1.はじめに 「すべての人にとって『母語』と『母国語』が 必ずしも一致しているとは限らないのではない か?」本研究の出発はこの疑問からである。筆者 にとって母語は韓国語である。もちろん,国籍も 韓国なので,母国語は何ですかと聞かれると迷わ ず韓国語だと答えるだろう。それは筆者にとって 当然のことであり,疑ったこともなかった。しか

は し が き 本報告書は、平成22年度に当研究所において実施した研究プロジェクト、「将来の国際 情勢と日本の外交―20年程度未来のシナリオ・プラニング―」の研究成果を取りまとめた ものです。 我が国は第二次世界大戦後、日米安保条約によって安全保障を担保することで戦後復興 と経済成長を遂げ、経済大国として国際政治における影響力を保持してきました。しかし、