地方自治法
Local Government Law 渡邉 和道 専門 2 選択 3年春
地方自治法は、地方自治体の職員等を目指すにあたり、基本的素養として理解しておくべき法律である。
本講義では、地方自治法の概要を、地方自治・地方公共団体の意義、地方公共団体の事務、住民、条例と規則、議 会、執行機関、地方公共団体の財務、国との関係・地方公共団体相互の関係といった観点から解説していく。
① 地方自治法の重要な原理について理解を深める。
② 地方自治法の法的・社会的意義を理解する。
③ 法学の基礎的知識を身につける。
① 地方自治法の重要な原理を条文とともに説明できるようになること。
② 地方自治に関する社会的な議論について、自分なりの考え方を持て るようになること。
③ 新聞やニュースに登場する法律用語の意味を理解できるようになるこ と。
主体性 実行力 課題発見力 規律性
・教員の質問に対して積極的に回答する姿勢を見せること。
・中間レポートの作成に際しては、授業で学んだ内容を反映させること。
・社会に生じる問題を法的観点から分析できるようになること。
指定しない。
講義では、資料を配布する。
他科目との関連:法学、日本国憲法、行政法
講義では、可能な限り具体的な例を挙げながら説明す る予定である。キーワードと具体例を結びつけることが、
理解の第一歩である。
教員からの質問には、積極的に回答することを望む。
60 20 15 20
○
○ ○
○ ○
○
60
15
20
用語の穴埋め問題、論述式問題を予定している。
試験に際しては、参考資料など、すべての持ち込みを可とする。
第8回前後に、レポート式の試験を行う。 当日の授業内で提示した課題につ いて、授業内に解答するという形式をとる予定である。課題の内容は、地方自 治に関する時事的な問題を予定している。情報収集の際に、どのような媒体を 用いてもよい(スマートフォン、パソコン、書籍等)。
答案の内容・文量を総合的に判断して採点する。
20
各授業の後半で配布する質問感想票の記述を評価し、授業態度として加点す る。
6回以上の欠席は0(放棄)判定とする。
授業に14回以上出席する。
授業内容を踏まえたレポートを作成できる。
筆記試験において、90%以上得点する。
授業に12回以上出席する。
レポートを適切な文量で作成できる。
筆記試験において、80%以上得点する。
オリエンテーション
科目の概要、今後の 授業の進め方、学習 のポイントを理解す る。
30 ①④
⑪
地方自治法概説 講義
地方自治の歴史、都道 府県・市町村と国との関 係、地方議会と首長との 関係、地方自治体の財 政・組織、住民との関係 などについて理解する。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
地方公共団体の種類・区域 講義
都道府県・市町村、特 別地方公共団体、地 方公共団体の区域に ついて理解する。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
地方公共団体の事務 講義
地方公共団体の権 能、自治事務、法定受 託事務、制度上の相 違点について理解す る。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
住民 講義
地方自治法上の住民 の意義とその権利義 務、選挙権と被選挙 権、選挙の仕組みに ついて理解する。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
直接請求の制度 講義
条例の改廃、事務の 監査、議会の解散請 求、主要公務員の解 職請求等について、
主旨・手続を理解す る。
シラバス・授業資料 を読み返す。
①④
⑪ 講義
シラバス・授業資料 を読み返す。
30
条例と規則1 講義
地方自治法上の条例 と規則の意義と位置づ け、条例の所管と効力 について説明できる。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
時事的な地方自治に関する 問題
授業内レポート
自分の見解を論理的 に説明・記述すること ができる。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ③④
議会1 講義
議会の位置づけと組 織、議員の身分と権 限、委員会の権能、議 会の議決権について 理解する。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
議会2 講義
議会の調査権、議会 の招集と種類、会議の 運営、議会の規律と懲 罰について理解する。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
執行機関1 講義
長の地位と権限、長の 権限の代行制度、長 の補助機関と補助組 織、副知事・副市町村 長・会計管理者につい て理解する。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
執行機関2 講義
長と議会の関係、再議制 度、専決処分制度、議会 による長の不信任と議会 の解散、委員会、監査委 員、長と委員会・委員の 関係について理解する。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
地方公共団体の財務 講義
会計年度と会計区分、予 算の意義と内容、予算に関 する手続、職員の賠償責 任、監査委員による監査、
外部監査、住民監査請求、
住民訴訟について理解す る。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
国との関係・地方公共団体相 互の関係
講義
国の関与のルールと種類、
国と地方公共団体の間の 係争処理、地方公共団体 相互間の係争処理、条例 による事務処理の特例に ついて理解を深める。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪
まとめ 講義
全体を振り返り、学習 内容を整理する。
シラバス・授業資料 を読み返す。
30 ①④
⑪