はじめに
なぜDNAの塩基は4種類なのだろうか? 塩基の種 類が増えたらどんな生物やどんなバイオ技術ができるの だろうか? そもそも,塩基の種類を増やすことが,人 工的にできるのだろうか? 生物の授業で初めてDNA を学んだとき,そんな疑問をもった人はいませんか?
4種類の塩基がA‒T,ならびに,G‒Cの塩基対を選択 的に形成することにより,DNAは複製され,RNAへと 転写され,そして,RNAの塩基配列がアミノ酸配列へ と翻訳されてタンパク質が合成される.この2種類の天 然型塩基対に加えて,もし第三の塩基対を複製→転写→
翻訳のセントラルドグマに組み込むことができたら(図 1),どんなことが起こるのだろう?
実は,tRNAの立体構造の解明や左巻きDNA二重ら せん構造の発見で名高いAlexander Richが,すでに 1962年の総説中で第三の塩基対の化学構造式を示し,
その可能性を考察している(1).DNAの二重らせん構造 が 誌に掲載されたのが1953年,Richの予言は,
まだ遺伝暗号表が解明され出した最中のことであった.
もし,2種類の天然型塩基対に人工的な塩基対(人工 塩基対)を加えて,6種類の塩基からなるDNAが存在 するとしたら,2つの塩基のみの並び(2塩基コドン)
では,36通り(6×6)の組み合わせができるので,コ ドンに3つの塩基(図2A)を用いなくても20種類のア
ミノ酸に対応することができる(図2B).Richの1962 年の総説では,このアイデアが述べられている.これを さらに発展させると,たとえば,6種類の塩基の場合,3 塩基コドンの組み合わせは216通り(6×6×6)に増える
(図2C).この拡張版の遺伝暗号表に,多種類の非天然 型アミノ酸を組み込めば,将来的には100種類のアミノ 酸からなるタンパク質を作り出す生物システムが作れる かもしれない.もちろん,DNAやRNAも塩基の種類が 増えるので,核酸分子自体の機能も向上させることがで きるだろう.
Richの総説から半世紀を経て,ようやく複製で機能 する人工塩基対が作り出されるようになった.今まさ に,合成生物学をさらに一歩進めたXenobiologyという 非天然合成生物学の研究が広がりつつある.本稿では,
筆者ら,ならびに,Floyd Romesbergら,Steven Ben- nerらの実用化レベルに達している人工塩基対の開発と それらの応用研究について解説する.
最初の人工塩基対:iG‒iC塩基対
Richが1962年の総説で示した第三の塩基対は,イソ グアニン(iG)とイソシトシン(iC)の塩基対であった
(図3A).A‒TとG‒Cの塩基対は,それぞれの塩基が水 素結合で結ばれている.そして,それぞれの水素結合の 向き(プロトン供与→プロトン受容)はA‒TとG‒Cで
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セミナー室
合成生物学を意識した核酸改変技術の現状と展望-5遺伝情報を拡張する人工塩基対技術から新たな研究領域 Xenobiologyに向けて
平尾一郎,木本路子
Institute of Bioengineering and Nanotechnology (IBN), A*STAR, Singapore
異なる(図1参照).これが,AはTのみと,また,Gは Cのみと選択的に塩基対を形成する仕組みと考えられて いる.したがって,これらの天然型塩基対とは異なる水 素結合様式をもつ塩基対を設計すれば第三の塩基対がで きる.こうして考え出された塩基対の一つが,iG‒iC塩 基対であった.
iG‒iC塩基対は,1980年代後半になって,Bennerら により,それぞれの塩基のヌクレオチド誘導体が化学合 成された(2).そして,複製や転写で試験され,人工塩基 対開発の可能性が示された(3).しかし,iG‒iC塩基対は,
複製や転写において,第三の塩基対として利用できる精 度の選択性を有してはいなかった.この主な理由は,iG 塩基がケト・エノールの互変異性により,Tとも塩基対
を形成してしまうためであった(図3A).その後,一時 的に人工塩基対研究は下火になったが,バイオ技術の急 速な進展とともに非天然型成分を組み込む技術が必須と なり,1990年の後半より,再び,人工塩基対の開発が 盛んになった.
人工塩基対開発の研究方法
人工塩基対開発の最初の関門は,第三の塩基対として 複製で選択的に機能するものを作ることである.人工塩 基の基質(ヌクレオシド三リン酸)が,DNAポリメ ラーゼによって,鋳型鎖DNA上の相補人工塩基と選択 的に塩基対が形成され,相補鎖DNA中に取り込まれな 図1■人工塩基対による遺伝情報拡張技術 A‒TとG‒Cの塩基対に加えて,第三の塩基 対(X‒Y,人工塩基対)が,複製,転写,
翻訳で機能すれば,DNAやRNA,タンパ ク質の特定の部位に人工の構成成分を導入 することができる.AA-1, AA-2: 非天然型 アミノ酸.プリン塩基(AとG)の3位の窒 素原子(赤字),ピリミジン塩基(TとC)
のケト基(赤字)は,ポリメラーゼとの相 互作用に必要.
図2■塩基の種類に応じた遺伝暗号表 A)通常の4種類の塩基からなる3塩基コドン による遺伝暗号表.B)6種類の塩基からなる 2塩基コドンによる遺伝暗号表.C)6種類の 塩基からなる3塩基コドンによる遺伝暗号表.
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ければならない.
人工塩基対のように,新しい物質を作り出す研究で は,どのようなアイデアで,また,どのような研究手法 で進めるかが重要になる.現在までに,実用化レベル に達する人工塩基対を有しているのは,筆者ら,そし て,Bennerら,Romesbergらの3つの研究チームであ
る(4, 5).それぞれの研究チームの人工塩基対は,個性的
で異なる概念により開発されたものであるが,どれも概 念立証型(Proof of concept)の研究から生まれている.
概念立証とは,ある概念に基づいて,検証実験を行 い,得られた結果からさらに概念を修正・補強し,さら に検証実験を行う,というものである.難易度の高い研 究では,概念の構築とその検証実験を何度も繰り返すこ とにより,最終目的を目指す.概念立証型の研究では,
実は,ポジティブな結果よりもネガティブな結果のほう が貴重であり,そこから新たなアイデアが生み出される ことが多い.ネガティブな結果ばかりになると,精神的 には辛いが,慣れてくると,そこに隠れている宝探しが 楽しくなってくる.
この概念立証型の研究を始めるには,関連する研究の バックグラウンドを知ること,そして,研究に必要な実 験技術を身に付けていることが必須である.複製で機能 する人工塩基対を開発するためには,化学と生物の両分 野の基礎知識と実験技術に加えて,これまでの塩基対関 連の研究,塩基部の修飾にかかわる核酸化学の研究,複 製とその修復に関する生化学研究,DNAポリメラーゼ の構造学的な研究などの論文をできる限り頭に入れてお く必要がある.
たとえば,DNAポリメラーゼとDNA,ならびに,基
質の三者複合体のX線結晶構造解析は,重要な情報の 一つである(6).この複合体の立体構造から,鋳型鎖中の 塩基と基質の相補塩基がポリメラーゼ内で塩基対を形成 する際に,それぞれの塩基の特定の部位のプロトン受容 性の原子や置換基が,ポリメラーゼとの相互作用に必須 であることが示されている.AやGのプリン塩基では3 位の窒素原子,TやCのピリミジン塩基では2位のケト 基がこれに相当する(図1参照).設計する人工塩基に は,この知見を組み込まなければならない.
もう一つの重要な情報は,Eric Koolらによって得ら れていた(7).彼らは,複製での塩基対形成における塩基 間の水素結合の重要性を再検証するために,AとTの塩 基からそれぞれ水素結合性の置換基や原子を除き,しか し,分子の形はそれぞれの塩基と類似するZとFという 塩基類似体を設計・化学合成し,DNAポリメラーゼを 用いた複製実験を行った(図3B).その結果,基質Zは 鋳型鎖中のFやTと,また,基質Fは鋳型鎖中のZやA と塩基対を形成してDNA中に選択的に取り込まれるこ とがわかった.この結果は,複製における塩基対形成に おいては,塩基間の水素結合はそれほど重要ではなく,
対合する塩基の形の適合性(形状適合性)が大きな要因 であることを示すものであった.このZ‒F塩基対は,
A‒Tとの互換塩基対であるため,第三の塩基対にはな らないが,人工塩基対の設計に,形状適合性の概念が有 効であること,また,水素結合をもたない疎水性の塩基 対がその候補になることが示された.
複製で機能する人工塩基対
筆者らは,主に形状適合性の概念を拡張して人工塩基 対の設計を進めた.開発初期には,水素結合を有する塩 基類似体に,望ましくない天然型塩基との対合を立体障 害のアイデアを用いて抑制することにより,転写で機能 する人工塩基対(x‒y)の開発に成功した(8)(図4A). 次いで,この立体障害の効率を高めることにより,転写 と翻訳で機能するs‒y塩基対を開発した(9).しかし,水 素結合性の人工塩基対の開発に限界を感じ,その後は,
s‒y塩基対を疎水性の塩基対に作り変えることにした.
そして,形状適合性をさらに高めることにより,複製で 機能する人工塩基対(Ds‒Pa)に到達した(10).さらに,
PaとAの望ましくない塩基対の形成をできるだけ抑え るために,Paのアルデヒド基をニトロ基に変えたPxを 設計した(11)(図4A).このニトロ基の酸素原子は,Aの 1位の窒素原子と静電的に反発する.こうして作られた Ds‒Px塩基対は,複製で非常に高い選択性を有し,100 図3■初期の人工塩基対研究
A)最初の人工塩基対:iG‒iC塩基対.iGのケト体は,iCと塩基対 を形成するが,水溶液中では,iGのエノール体も存在し,これが Tと塩基対を形成してしまう.B)KoolらによるA‒Tの互換塩基 対(Z‒F).
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サイクルに相当するPCRで増幅されたDNA中に97%以 上保持される人工塩基対ができ上がった(12).
Romesbergらは,自己相補的で疎水的なPICS‒PICS 塩基対を最初に開発した(13)(図4B).この塩基対は DNAポリメラーゼによってDNA中に取り込まれるも のの,その後の複製が進まないという問題を有してい た.そこで,彼らはこの人工塩基の構造を基にして,多 数の疎水的な人工塩基を網羅的に設計・合成して,複製 実験を精力的に行った.そのなかからよいものを見つけ 出し,その構造に基づいて,再度,網羅的に設計・合成 を行い,最終的に,複製で機能する5SICS‒MMO2や 5SICS‒NaM塩基対を開発した(14)(図4B).最近では,
複製での選択性をさらに高めたTPT3‒NaM塩基対も報 告している(15)(図4B).
Bennerらは,彼らが最初に合成したiG‒iC塩基対の 問題に対処するために,網羅的に水素結合性の人工塩基 対を設計・合成し,最終的に,複製で機能するP‒Z塩 基対(ここでのZ塩基は,KoolらのZ塩基とは異なる)
に到達した(16)(図4C).P‒Z塩基対では,iG‒iC塩基対 の欠点であったケト・エノールの互変異性,さらには,
人工塩基ヌクレオシド誘導体の化学的安定性,ポリメ ラーゼとの相互作用などの問題が改善されている.
これら3つのグループでは,どれも初期の人工塩基対 を改良することにより,概念立証型研究を繰り返して,
最終的に複製で機能する人工塩基対を作り出している.
しかし,その過程では(図4),RomesbergらやBenner らが網羅的な合成と解析で一気に研究を進めているのに
対して,筆者らは,一つずつ問題を解決しながら人工塩 基対を設計・合成・試験する段階的な方法を取ってい る.これは,萌芽的な研究の重要性が日米で異なり,そ れに伴って研究の規模が違うことに起因しているかもし れない.
こうして,3つの研究チームから相次いで複製で機能 する人工塩基対が開発されると,次は,これらの人工塩 基対の性能の確認も兼ねて,応用研究がそれぞれの研究 チームで進められるようになった.
人工塩基対技術の応用(アプタマー,Cell-SELEX,
細胞への応用)
筆者らの応用の一つは,Ds‒Px塩基対を用いたDNA アプタマーの作成技術(SELEX法)の開発であった.
DNAアプタマーは,標的物質に特異的に結合するDNA 断片のことであり,SELEX法という試験管内進化の方 法で人工的に作成できるので,抗体に代わる診断・治療 薬として期待されている.SELEX法では,ランダム配 列を含むDNAライブラリのなかから標的物質に結合す るDNA断片を釣り上げる.こうして選別されたDNA 断片をPCRで増幅する.この選別とPCR増幅を繰り返 すことにより,最終的に標的物質に最も強く結合する DNAアプタマーを得る.しかし,4種類の天然型塩基 やその修飾体からなるDNAでは,標的物質(特にタン パク質)に強く結合するものはなかなか得られなかっ た.改良法の一つとして,塩基の種類を増やして,
DNAアプタマーの高機能化が図れないかということが 図4■複製で機能する人工塩基対開発 A) 筆 者 ら に よ る 人 工 塩 基 対 開 発.B)
Romesbergらによる疎水性人工塩基対の開 発.C)Bennerらによる水素結合性人工塩 基対の開発.それぞれ,最初にデザインし た塩基対に改良を加えつつ独自の概念立証 型の研究を経て,複製で機能する人工塩基 対Ds‒Px, TPT3‒NaM, P‒Z塩 基 対 に 到 達 している.
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言われていたが,SELEX法ではPCR増幅中に新たな塩 基がDNA中に保持されなければならず,複製で機能す る人工塩基対が開発されるまでは,その実現は不可能で あった.
筆者らは,Dsを第5の塩基として,DNAライブラリ のランダム配列中に導入し,これを用いて,標的タンパ ク質に結合するDNAアプタマーを作成するSELEX法 の開発に着手した(図5A).SELEX法におけるライブ ラリのPCR増幅は,DsとPx,ならびに4種類の天然型 塩基のそれぞれの基質を加えて行った.増幅された二本 鎖DNAから,Dsを含む側のDNA鎖を分離して,その 後の選別のライブラリにした.
本来,DNAは,親水的な物質であるので,標的とす るタンパク質の疎水性部分との親和性が低いために,
DNAアプタマーの標的タンパク質に対する結合能には 限界があった.そして,ほとんどのDNAアプタマーの 解離定数( d)は,よくてもnM前後であった.そこ で,筆者らは,疎水性の高いDsをライブラリ中に導入 することにした.また,相補塩基であるPxはライブラ リに加えなかった.一般的に,DNAは塩基対を形成し て規則正しい二本鎖構造を取りやすい.しかしPx塩基 を加えないと,Ds塩基は塩基対を形成できないので,
ライブラリ中の各DNA断片の高次構造が多様化すると 期待された.
筆 者 ら は,最 初 に,ヒ ト 血 管 内 皮 増 殖 因 子165
(VEGF165)とインターフェロン
γ
(IFNγ
)のそれぞれ を標的にして,人工塩基を用いたSELEX法を行った.その結果,これまでに得られている天然型塩基のDNA
アプタマーよりも100倍以上結合力が向上した人工塩基 DNAアプタマーが得られた(17).それらの解離定数は,
VEGF165に対しては1 pM程度,IFN
γ
に対しては38 pM であり,それぞれのDNAアプタマー中には2つあるい は3つのDs塩基が含まれていた.これらのアプタマー 中のDs塩基をAに置き換えると,結合力が極端に低下 したことから,僅かなDs塩基がDNAアプタマーの結 合能を大幅に高めていることがわかった.Bennerらは,彼らのZ‒P塩基対を用いて,がん細胞 を標的にしてSELEX法を行った(細胞を標的とする SELEX法は,Cell-SELEX法と呼ばれている)(図5B). 彼らは,ライブラリ中にZとPの両人工塩基を導入し た.この方法で,乳がん細胞,次いで,肝臓がんの細胞 に結合するZとPを含むDNAアプタマーが得られた(18).
Romesbergらは,彼らの人工塩基対を細胞システム に応用した(図5C).彼らは,TPT3‒NaM塩基対をプ ラスミドDNA中に導入し,これを大腸菌に形質転換 し,人工塩基基質を含む培地で,この大腸菌を培養し た.増殖した大腸菌中のプラスミドを調べたところ,24 世代後の大腸菌においても人工塩基対が86%保持され ていることがわかった.これは,6種類の塩基からなる DNAが生物の遺伝子になりうることを示した最初の報 告になった(19).
おわりに
筆者らやBennerらのDNAアプタマーへの人工塩基 の応用研究から,塩基の数を増やすことの有用性が示さ
図5■人工塩基対技術の応用
A)筆者らのDs‒Px塩基対を用いた人工塩 基DNAアプタマー作成技術.B)Benner らのP‒Z塩基対を用いたCell-SELEXによ る 人 工 塩 基DNAア プ タ マ ー の 作 成.C)
RomesbergらのTPT3‒NaM塩基対を組み 込んだ細胞システム(大腸菌改変体).
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れ,また,Romesbergらの細胞の研究から,人工塩基 対の細胞工学への応用の可能性が一気に高まった.今後 は,細胞内のDNAやRNA転写物の特定部位に蛍光性 の人工塩基を導入することにより,1細胞レベルでの分 子イメージングが可能になるかもしれない.また,機能 性人工塩基を含む核酸触媒の開発や非天然型アミノ酸を 複数種類含むタンパク質の合成系などにも,応用研究が 広がるだろう.重要なことは,人工塩基対技術が安全な 遺伝子組換え技術を提供することである.Romesberg らの細胞実験が示すように,人工塩基の素材は培地から 導入するので,この供給が閉ざされれば,細胞内の DNAから人工塩基対がなくなるか,組換え生物が増殖 できなくなる.すなわち,人工塩基対により,組換え体 の封じ込めが可能になる.想像すればいろいろな応用が 考えられるが,今まさに,非天然素材を用いるバイオ研 究(Xenobiology)の扉が開かれつつある.
文献
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プロフィール
平尾 一郎(Ichiro HIRAO)
<略歴>1976年沼津工業高等専門学校工 業化学科卒業/1983年東京工業大学理工 学研究科博士課程修了,理学博士/1984 年東京大学工学部工業化学科助手/1993 年東京薬科大学薬学部准教授/1995年イ ンディアナ大学アソシエイトサイエンティ スト/1997年科学技術振興事業団ERATO チームリーダー/2002年東京大学先端科 学技術センター特任教授/2006年理化学 研究所GSCチームリーダー/2007年タグ シクス・バイオ(株)代表取締役/2012年 理化学研究所CLSTチームリーダー/2015 年IBN研究所Team Leader and Principal Research Scientist
木本 路子(Michiko KIMOTO)
<略歴>1997年東京大学理学部生物化学 科卒業/2002年同大学大学院理学系研究 科博士課程修了/同年理化学研究所リサー チアソシエイト/2006年同研究員/2013 年同上級研究員,タグシクス・バイオ(株)
共同研究員およびJSTさきがけ「分子技 術と新機能創出」研究者を兼務/2015年 IBN研究所Senior Research Scientist
Copyright © 2016 公益社団法人日本農芸化学会 DOI: 10.1271/kagakutoseibutsu.54.835
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