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(1)

はじめに

近年,多くの食品由来成分の代謝改善作用が明らかに なり,その作用機構が精力的に解析されている.食品成 分のもつ抗酸化能がその代謝改善作用に寄与することは 広く知られているが,それ以外の作用機構も明らかにな りつつある.本稿ではフラボノイドに分類されるルテオ リンを取り上げ,これまでに知られている代謝改善作用 に加えて,その分子レベルでの作用機構について概説す る.また,われわれが最近報告した,ルテオリンによる 核内受容体HNF4

α

 (hepatocyte nuclear factor 4

α

)の 活性抑制作用についても紹介する.

フラボノイド

疫学的な調査では,植物由来食品の摂取は,動脈硬化 などの慢性疾患発症リスクを低下させることが示されて いる(1)

.この予防作用に,植物に含まれるどの成分が寄

与するかは厳密には不明であるが,その有力な候補とし てフラボノイドを挙げることができる.フラボノイドは ジフェニルプロパン構造(C6‒C3‒C6)を特徴とする化 合物群の総称であり(図

1

,野菜や果物に広く含まれ

ている.フラボノイドは植物の二次代謝産物であり,植 物においては紫外線から身を守るために産生されると考 えられているが,ヒトが摂取することによりさまざまな

抗生活習慣病作用を発揮する.別の疫学的な調査では,

フラボノイドを多く含む食事は心血管疾患のみならず,

がん発症のリスクを低減させることも示されている.ま た,伝統薬として広範な病気の治療に使用されてきた植 物の研究からも,フラボノイドがこれらの植物に含まれ る生理活性物質であることが示されている(1)

ルテオリン

ルテオリンは,多くの植物性食品や伝統薬として使用

図1代表的なフラボノイドの基本骨格

日本農芸化学会

● 化学 と 生物 

セミナー室

食品因子による生活習慣病予防・改善機構の解明をめざして-1

フラボノイド「ルテオリン」による生活習慣病予防・

改善作用の分子機構

井上 順,佐藤隆一郎

東京大学大学院農学生命科学研究科

(2)

される植物に含まれる代表的なフラボノイドの一つであ る.ルテオリンはフラボンに分類され,これまでにおよ そ300種類の植物に,アグリコンや配糖体として含まれ ていることが報告されている.多くの配糖体は -グリ コシドであり,5,7,3′,4′の水酸基に配位し,Cynaroside 

(luteolin 7- -glucoside)やScolymoside (luteolin 7- -ru- tinoside)が代表例である.また,6位や8位のCに配位 する -グリコシドの代表例としては,Orientin (luteolin  8- -glucoside)やIsoorientin (luteolin 6- -glucoside)が ある.それぞれの構造を図

2

に示す.

核内受容体とフラボノイド

核内受容体は脂溶性のリガンドが結合することでその 活性が制御される転写因子であり,ヒトでは48種類が 報告されている(2)

.脂肪酸をリガンドとするPPAR α

 

(peroxisome proliferator-activated receptor 

α

)や胆汁 酸をリガンドとするFXR (farnesoid X receptor)

,さら

にはビタミンDや酸化コレステロールをそれぞれリガ ンドとするVDR (vitamin D receptor)やLXR (liver X  receptor)などがある.しかしながら約半数の核内受容 体はリガンドが未知であり,オーファン受容体と呼ばれ ている(3)

フラボノイドによる転写制御を考えた場合,その標的 として核内受容体は想定しやすい.すなわち脂溶性の食 品成分が生体に取り込まれ,それが核内受容体のリガン ドとして作用することで種々の効果を発揮する可能性が 考えられる.実際に,フラボノイドによる核内受容体の 活性制御に関する研究は広く行われている.イソフラボ ンに分類されるダイゼインやゲニステインおよびフラバ ノンに分類されるナリンゲニンはER (estrogen recep- tor)に結合し活性化する(4, 5)

.一方で,フラボンである

アピゲニンやクリシンおよびフラボノールであるケン フェロールはPPAR

γ

を活性化する(6, 7)

図2ルテオリンと代表的なルテオリン配糖体

日本農芸化学会

● 化学 と 生物 

連載開始にあたって:食品因子による生活習慣病予防・改善機構の解明をめざして 食品の機能性研究が多くなされ,機能性を有する食品素

材や成分に関する情報が氾濫している.「化学と生物」で も,これまでに多くの食品の機能性に関する記事が取り上 げられてきた.また,今年開催された2016年度日本農芸 化学会大会のシンポジウム「食品機能研究なう!:食品機 能研究の過去,現在,そして未来」では,会場が満席とな り立ち見も多く出たことから,食品の機能性研究に関心が ある研究者や学生諸子の情報収集と知識を高めることへの 期待が強くうかがわれた.

一方で,従来の特定保健用食品や栄養機能食品に加えて 機能性表示食品制度ができたが,これらの制度では関与成 分を明確にすることが必要である.しかしながら,生活習 慣病の予防・改善に深くかかわる食品成分による生体機能 調節に関しては,化合物レベルで作用機構を明確にする研 究がまだまだ不足している.すなわち,関与成分を明確に するだけではなく,生体利用率・体内動態を考慮して機能 性を評価することや,関与成分が標的とする分子を明確に

することなどについての情報が不足している.

これらの背景を踏まえて,本セミナーの世話人と執筆者 を中心に,昨年,株式会社建帛社から「食品因子による栄 養機能制御」という本を上梓した.この本では,上に述べ た不足している情報の一部を補っているが,もちろん十分 といえるものではない.また,機能性研究も日進月歩で変 貌しつつある.

そこで本セミナーでは,非栄養素,すなわち食品因子に 特化して,化合物レベルでの生活習慣病予防・改善の作用 機構や体内動態に関する研究成果について,上に紹介した 本の著者のうち,若手研究者を中心に最新の情報を「化学 と生物」の読者に情報提供していただくことを企画した.

本セミナー室の情報が,食品の機能性研究に携わっている 研究者やこれから研究を始める学生諸子の参考になれば幸 甚である.

( 芦田 均,神戸大学大学院農学研究科;立花宏文,九 州大学大学院農学研究院)

(3)

核内受容体HNF4

α

HNF4

α

は核内受容体型の転写因子であり,ホモダイ マーとして機能する.その標的遺伝子にはMTP (mi- crosomal triglyceride transfer protein), ApoB (apolipo- protein B)などのリポプロテイン分泌に関与する遺伝 子や,PEPCK (phosphoenolpyruvate carboxykinase)

G6Pase (glucose-6-phosphatase)などの糖新生に関与す る遺伝子がある.一般的な核内受容体はDNA結合領域 とリガンド結合領域をもち,リガンドが結合することで その活性が制御される.HNF4

α

もDNA結合領域とリガ ンド結合領域をもつが,内因性のリガンドの有無につい ては明らかになっていない.脂肪酸CoAがリガンドし て機能するとの報告もあったが(8)

,その真偽については

議論が残るところである.近年,大腸菌を用いて発現・

精製したHNF4

α

の結晶構造解析により,リガンド結合 領域に脂肪酸(ミリスチン酸やパルミチン酸)が配位す ることが示された(9)

.さらに動物細胞に発現させた

HNF4

α

にはリノレン酸が結合していることや,マウス 肝臓から精製したHNF4

α

にはリノレン酸が結合してい ること,さらにその結合はマウスの摂食状態による影響 を受け,絶食により結合が抑制されることが示されてい る(10)

.しかしながら,その結合はHNF4 α

の活性には影 響を与えないことから(10)

,脂肪酸はHNF4 α

の内因性リ ガンドとして機能しているとは言い難い.HNF4

α

の内 因性リガンドが存在するのか,またリガンドによる活性 調節を受けるのかなど,今後のさらなる解析が待たれ る.

ルテオリンは食事誘導性の肥満やインスリン抵抗性 を改善する

ルテオリンを実験動物に摂取させ,その効果を検証す る研究は多く行われている.最近報告された代表的な論 文について紹介する.

1. ルテオリンはマスト細胞への作用を介して,食事誘 導性の肥満やインスリン抵抗性を改善する

Xuらのグループはマウスへのルテオリン混合食

(0.01% (w/w), 12週間処理)が高脂肪食負荷によるさま ざまな影響を改善することを示した(11)

.ルテオリンは

マスト細胞やマクロファージの脂肪組織への浸潤を抑制 し,脂肪組織における炎症性サイトカインレベルを低下 させること,さらにマスト細胞由来のIL-6発現を抑制す ることを示した.IL-6はマスト細胞に起因する代謝変動 を担う主要なサイトカインであると考えられており,ル

テオリンはマスト細胞スタビライザーとして機能するこ とにより,種々の代謝改善作用を発揮している可能性が 示されている.

2. ルテオリンは肝臓と脂肪組織の臓器間相互作用を介 して,食事誘導性の脂肪肝やインスリン抵抗性を改善す る

Kwonらのグループはマウスへのルテオリン混合食

(0.005% (w/w), 16週間処理)が高脂肪食負荷によるさ まざまな影響を改善することを示した(12)

.その効果は

抗肥満・抗脂肪肝・抗インスリン抵抗性など,多岐にわ たる.さまざまな因子について,mRNA・タンパク質 レベルでの発現を検討し,肝臓では脂肪酸合成系の遺伝 子発現が低下していること,脂肪組織ではPPAR

γ

発現 が上昇しており,脂肪酸取り込みに関与する遺伝子発現 を亢進させることで,血中の遊離脂肪酸量を低下させて いる可能性を示した.さらに脂肪組織では,脂肪酸合成 系の遺伝子発現が上昇していたが,脂肪分解やTCA回 路に関与する遺伝子発現も上昇していた.これらの遺伝 子発現の変動により,脂肪組織ではルテオリン添加食に よって脂肪酸合成は上昇するが,一方で脂肪分解や TCA回路も促進される結果として,脂肪滴の形成は抑 制され,脂肪量の低下(抗肥満)へとつながる可能性が 示されている.以上の結果から,ルテオリンは肝臓と脂 肪組織の臓器間相互作用により食事誘導性の影響を改善 すると報告した.

ルテオリンによるHNF4

α

活性抑制を介した抗動脈 硬化・抗肥満作用

1.HNF4

α

活性を抑制する食品成分の探索

われわれは,HNF4

α

活性を抑制する食品由来成分に ついて,レポーターアッセイを用いた評価系を用いて探 索し,フラボンやフラボノール全般にHNF4

α

活性を抑 制する効果を見いだした(抑制活性はフラボン>フラボ ノール)(13)

.フラボノールに存在するC環3位の水酸基

(図1)がHNF4

α

活性抑制効果を阻害していると考えら れる.一方でイソフラボンであるダイゼインやゲニステ インには抑制活性が観察されなかった.イソフラボンは C環3位にB環が配位する形をとっている(図1)

.した

がって,C環3位に水酸基が配位するとフラボンに比べ 抑制活性が低下し,C環3位にB環が配位すると抑制活 性そのものが消失する.これらの結果より,フラボン骨 格のC環3位への官能基の配位がHNF4

α

活性抑制能に 影響を及ぼすと考えられる.

日本農芸化学会

● 化学 と 生物 

(4)

2.HNF4

α

活性に対するルテオリンの効果

フラボンの中でも最も抑制作用の強かったルテオリン に着目し検討を進めた.われわれの検討によって明らか になったルテオリンの作用機序の概要を図

3

に示す.ヒ ト肝がん由来細胞であるHepG2細胞への10 

μ

Mルテオ リンの12時間処理はHNF4

α

標的遺伝子であるMTPお よびApoB遺伝子をはじめPEPCKやG6Paseの遺伝子発 現も同様に低下させた.また,ルテオリン処理は,培地 中へのApoBタンパク質の分泌についても大きく減少さ せた.同様の作用は小腸上皮様細胞へと分化させた Caco-2細胞でも観察された.これらの結果から,ルテ オリン処理はVLDLおよびキロミクロンの分泌を抑制 すると考えられる.一方で,ルテオリン配糖体(図2)

には上記のような作用は観察されなかった.ルテオリン 配糖体は細胞内に取り込まれにくいことが知られている ことから(14)

,ルテオリンは細胞内に取り込まれた後に

HNF4

α

活性を抑制している可能性が考えられる.

3. ルテオリンとHNF4

α

の結合

ルテオリンとHNF4

α

の結合の可能性を検証するため,

ルテオリンビーズを理化学研究所・ケミカルバイオロ ジー研究基盤施設の協力により作製した.検証の結果,

ルテオリンはHNF4

α

と結合していることが明らかに なった.また,リガンドドッキングツールGOLDを用 いてその結合様式をシミュレーションしたところ,H1,  H3, H5で形成されるポケットに結合する可能性が示さ れ,これは脂肪酸が結合するポケットとは異なってい た.HNF4

α

のDNA結合に及ぼすルテオリンの効果を ChIPアッセイによって検討したが,ルテオリン処理に よる変化は観察されなかった.一般的に転写因子の活性

はDNA結合能の変化に加え,コファクターとの結合の 変化により制御されることから,ルテオリン結合によっ て,HNF4

α

へのコアクチベーターの結合が抑制される ことが推測される.ルテオリンによるHNF4

α

活性抑制 の詳細な分子機構については,さらなる解析が必要であ る.

4. 実験動物でのルテオリンの効果

次にマウスを用いたルテオリンの効果の検証を行っ た.5週 齢 のC57BL/6マ ウ ス に 高 脂 肪 食(60%脂 肪,

HFD)および0.6%ルテオリン添加食を3日間摂食させ,

肝臓におけるHNF4

α

標的遺伝子の発現量を測定した.

その結果,MTP, ApoB, PEPCK, G6Pase遺伝子発現は ルテオリン食群で有意に低下していた.次に,肥満モデ ルマウスでのルテオリンの効果を検証した.5週齢の C57BL/6マウスをHFDで11週間飼育し食事誘導性の肥 満モデルマウスを作製した.マウスを3群に分け(各群

=8, HFD群,HFD+0.6%ルテオリン(HFD+0.6%Lut)

群,HFD+1.5%ルテオリン(HFD+1.5%Lut)群)

,実

験食を8週間与えた.群間で摂食量に違いは見られな かった.1日おきに体重を測定したところ,ルテオリン 食摂取16日目から,HFD+1.5%Lut群において有意な 体重増加の抑制が観察された.

ルテオリン添加食を給餌後6週間目に血糖値を測定し たところ,HFD+0.6%Lut群では低下傾向が,HFD+

1.5%Lut群では有意な低下が観察された.経口グルコー ス負荷試験を行ったところ,HFD+1.5%Lut群におい て有意な血糖値の低下が観察されたことから,ルテオリ ン添加食によって肥満モデルマウスの耐糖能が改善され ることが明らかになった.

図3ルテオリンによる生活習慣病予防・改善作用 の分子機構

日本農芸化学会

● 化学 と 生物 

(5)

HFD+1.5%Lut群でキロミクロン-コレステロールは 低下傾向で,VLDL, LDL, HDL-コレステロールはいず れも有意な低下が観察された.遊離脂肪酸および総胆汁 酸は,HFD+1.5%Lut群で低下傾向が観察された.興 味深いことに,HFD+1.5%Lut群において肝臓中のト リグリセリドおよびコレステロール量の低下が観察され た.血中のApoBタンパク質量はルテオリン添加食で有 意に低下していたことから, で観察されたルテ オリンのApoB分泌抑制作用は でも作用すると 考えられる.

以上,ルテオリンがHNF4

α

に結合しその活性を抑制 すること,さらには実験動物でのルテオリンの摂取が抗 肥満作用を発揮するとともに血中脂質プロファイルを改 善させ,抗動脈硬化作用へとつながる可能性を示した.

おわりに

食品の摂取は栄養素補給に必須であり,これにより生 命を維持することができる.食品由来成分に代謝改善作 用をもつ化合物を見いだし,利用することができれば,

日々摂取する食品を選択することによりさまざまな疾患 の予防につながることが期待される.

ルテオリンは植物性食品に広く分布しており,抗肥 満・抗糖尿病・抗炎症作用のみならず,抗がん作用をも つことが示されている.また,それらの作用機構も明ら かにされつつあり,科学的に根拠のある高機能性食品の 開発が可能になってきたといえるだろう.しかし,その 有効摂取量を考えると食品素材からではなく,サプリメ ントとしての摂取が現段階では現実的である.また,長 い食経験のある食品に含まれる成分であっても,多量・

長期間摂取が生体へ及ぼす影響について,慎重に観察す る必要がある.解決すべき問題は山積しているが,食品 由来成分のもつ機能性とその作用機構を分子レベルで明 らかにすることで,食品による疾患発症の予防・遅延の 実現に貢献できればと考えている.

文献

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プロフィール

井 上  順(Jun INOUE)

<略歴>1995年大阪大学薬学部薬学科卒 業/2000年同大学大学院薬学研究科博士 課程修了/同年新潟大学医歯学総合研究科 助 手/2005年 米 国UCSD博 士 研 究 員/

2006年東京大学大学院農学生命科学研究 科助手・助教/2009年同講師/2012年同 准教授,現在に至る<研究テーマと抱負>

食品由来成分の機能解析,生体のエネル ギー摂取応答機構の解明<趣味>利きビー ル

佐藤 隆一郎(Ryuichiro SATO)

<略 歴>1980年 東 京 大 学 農 学 部 卒 業/

1985年同大学大学院博士過程修了/1986 年帝京大学薬学部助手/1990年テキサス 大学サウスウェスタンメディカルセンター 博 士 研 究 員/1994年 帝 京 大 学 薬 学 部 講 師/1995年大阪大学薬学部助教授/1999 年東京大学大学院農学生命科学研究科助教 授/2004年同教授/2009年同大学総括プ ロジェクト機構寄付講座「食と生命」代表

(兼任)<研究テーマと抱負>コレステロー ル代謝調節の分子細胞生物学的解析研 究<所 属 研 究 室 ホ ー ム ペ ー ジ>http://

webpark1213.sakura.ne.jp/

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(6)

芦 田  均(Hitoshi ASHIDA)

<略歴>1983年神戸大学農学部農芸化学 科卒業/1985年同大学大学院農学研究科 農芸化学専攻修士課程修了/1988年同大 学大学院自然科学研究科資源生物科学専攻 博士課程修了(学術博士)/同年日本学術 振興会特別研究員/1990年神戸大学農学 部助手/1994〜1995年アメリカ合衆国カ リフォルニア大学デービス校環境毒物学科 研究員/1999年神戸大学農学部助教授/

2004年同大学農学部教授/2007年同大学 大学院農学研究科教授(改組),現在に至る

<研究テーマと抱負>食品成分の機能評価 に関する研究,生活習慣病の予防・改善に 関する基礎的研究,ダイオキシン毒性の抑 制に関する研究<趣味>物見遊山,ドライ ブ

立花 宏文(Hirofumi TACHIBANA)

<略歴>1987年九州大学農学部食糧化学 工学科卒業/1991年同大学大学院農学研 究科博士課程退学/同年同大学大学院農学 研究科助手/1994年博士(農学)(九州大 学)/同年同講師/1996年同大学農学部助 教授/2007年同大学大学院農学研究院准 教授/2012年同教授/同年同主幹教授,現 在に至る.2015年〜日本学術振興会学術 システム研究センター研究員<研究テーマ と抱負>フードケミカルバイオロジー,食 品因子の機能性に関する分子的基盤の確立 と食による疾病予防への応用展開

Copyright © 2016 公益社団法人日本農芸化学会 DOI: 10.1271/kagakutoseibutsu.54.416

日本農芸化学会

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Referensi

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作と研究が直接的な関係をもち、博士論文を作品と論文のかたちとする場合の美術大学な らではのあり方として評価できる。 ●本論文は、自作の手法の理論的根拠を明らかにすることに端を発しているが、自作の手 法における形式の流動性の発見により、映像の領域の独自性が、形式そのものの流動性に あることの結論に至り、映像全体に展開される定義を新たに加えたことには意義がある。

給率は僅か13% (平成26年)に過ぎず,残りの87%は アメリカ,カナダ,オーストラリアから輸入されてい る.つまり,「私たちの豊かな食生活は輸入食料によっ て支えられている」と言われる構図は,コムギにおいて も,ぴたりと当てはまっている. 世界に目を転じると,少し違った視点が見えてくる. コムギは全世界の耕地面積の16%に相当する2億1,800