カウンセリング心理学
(Counseling Psychology)授業時間 秋学期 水曜日1・2時限 飯田 順子
担当教員
履修年次 2 単位数 2.0
カウンセリングとは、言語および非言語コミュニケーションを通して、行動変化を試みる人間 関係である。その人間関係を研究対象とする心理学である「カウンセリング心理学」につい て、理論、面接技法、形態、研究法について概説する。
授業概要
人間学群の2年次〜4年次。他学類で受講を希望をされる方は、初回の授業時に相談してく ださい。
受講対象者
まず、カウンセリングの主要な理論とカウンセリングにおける3種類の人間関係の紹介を通し て、援助に関する基礎的枠組みを提供する。次に,学校心理学とコミュニティ心理学を紹介し、
学校や地域における援助の実際について学ぶ。そしてカウンセリングと諸問題へのカウンセ リングについて解説し、最後にカウンセリングと職業および人生について考える機会を提供 する。
授業内容
授業への出席(毎回「A5サイズの感想ノート」提出)40%、期末試験30%
課題(「カウンセリング」をテーマとしたビブリオバトルを行います)30%
ビブリオバトルについて・・・http://www.bibliobattle.jp/1fun-de-wakaru-biburiobatoru 評価方法
教科書
『カウンセリングのすべてがわかる―ぐっと身近に人がわかる』 國分康孝・新井邦二郎(監 修) 技術評論社
『傾聴術〜ひとりで磨ける 聴く 技術』 誠信書房
『カウンセリング心理学』 ジェルソー,C.L., フリッツ,B.R. ブレーン出版
『よくわかる学校心理学』 石隈利紀・水野治久他(編) ミネルヴァ書房 参考書
備考
授業計画
1 オリエンテーション、カウンセリング心理学とは
2 職業としてのカウンセラー(過去・現在・未来、職業的援助者としての倫理) 3 主要なカウンセリング理論①:精神分析、交流分析
4 主要なカウンセリング理論②:行動療法、論理療法
5 主要なカウンセリング理論③:パーソン・センタード・アプローチ 6 カウンセリング演習①:マイクロカウンセリング
7 カウンセリング演習②:グループカウンセリング
8 カウンセリングの実際①:スクールカウンセリング、キャリアカウンセリング 9 カウンセリングの実際②:異文化カウンセリング、グリーフカウンセリング 10 カウンセリングを通して『生き方』を考える