他大学弓道場訪問調査報告書
~創価大学~
<聞き取り調査>
備考:弓道場は総合体育館の5Fに建設されている。
■トイレ:5F
■更衣室:体育館内の更衣室を使用
■給湯室:なし(体育館内3Fにあるが使用していない)
※給湯室はあったほうが、冬場の練習に役に立つ(温かいお茶を飲み長時間の練習に耐え ることが出来る)上に、試合で相手校の師範が来た時などにお茶が出せる。
■水道設備:看的小屋内、矢取り用の道射位付近に1つずつ(図1を参照)
※水道は冬季に凍結しないような設備にすべき
■立数:6人立
※矢道に矢取り用の道が無く、看的に向かう際に落の人が練習できない。他大からのリー グ戦等の公式戦使用時に不満が出ている。
■巻藁数:2
■看的:両看的。
※左側を主に使用。左は物置と化している。
■倉庫:有。道場内(図2を参照)
■矢道:人工芝と砂利を交互に敷き詰めている
※矢道はただの砂でもよく特にデザインに凝らなくてもよい。創価大では矢道にブロック があるため(図1を参照)これが矢の破損の原因となり部費・個人負担に相当の影響を与えて いる。
■防矢ネット使用有無:無
※矢道上部には天井に梁が 3 本あり、等間隔に配置することで矢が飛び出すことを阻止し ている。またライトを梁に付けることで、矢道を照らすことが出来る。防矢ネットの代わ りに左右は網の細かいフェンスを、安土側には後ろに大きめの壁を配置することで比較的 安価に安全性を確保できるのではないかとのこと。
■防矢ネット支柱本数:無
■窓:控え右に1つ、巻藁部屋(倉庫用であったものを代用)に1つ
※射位には移動式の鏡が、巻藁部屋に固定式の大きな鏡があると便利であるとのこと
■見積:不明
■暖房設備:無
※創価大は冬場の練習が非常に厳しい。シャッターには小窓を付けると道場内に暖房を効 かせつつ、練習することが出来るのでは、とのこと。射位、控えにホットカーペットがあ れば練習も非常に楽になるのではないかとの意見もあった。
■天井の高さ:約3.5m
※巻藁など弓を持って移動するところはこの高さで統一しないと不便とのこと
■ライトの位置:道場内に複数、道場の屋根付近から的方向に照らすライトが 6 つ程度、
矢道天井の梁に2個ずつ、安土側の建物に複数、看的小屋にそれぞれひとつずつ
■構造・設備的不備、その他留意すべき点:以下、箇条書き
・冬場は風邪の吹き込みが激しく寒いため練習しづらい
・矢道のブロックで矢が破損する、というような例のように、部品が破損するような設計 が無いかを確認する
・的から射位がきっちり28mになるように確認すべきである。創価大では実質27.5mくら いしかないので、射位を広くとることで解決しているが、本座と射位の距離が短く不便で ある。建設に際しては道場の奥行きは控え、控え前の通り道、本座、射位を考慮して充分 にとったほうがよい。
・矢道と矢取り用の道は分けたほうが良い
・安土は2m、安土側の建物には幕を付けることが出来るようにする
・防矢ネットは弓道場の高さによるのではないか、という意見があった
・雨・雪の吹きこみがあるので、道場内と矢道の間の屋根は1m40cm以上が理想
・安土整備は半年、1年に1回程度。安土の半分くらいを壊し作り直すようにしているとの こと。時期はリーグ戦終了後
・下座に入口、上座には主審席があったほうがよい(創価大では上座に入り口がある)
・水道は雨が降った時などに面倒なので看的小屋内部にあったほうがよいのではないか、
という意見
他大学弓道場訪問調査報告書
~東京都市大学~
<聞き取り調査>
備考:弓道場は体育棟の屋上に建設されている。
■トイレ:3F
■更衣室:倉庫と兼用
■給湯室:なし
■水道設備:看的小屋内×1
■立数:4人立(余裕をもって)
■巻藁数:2
■倉庫:有。弓道場の隣
■矢道:人工芝敷き詰め
■防矢ネット使用有無:使用
■防矢ネット支柱本数:14本(片面7本)
■窓:控え後ろに2つ、換気口2つ、窓は170×45(cm)、換気口は170×160cm
■雨樋:無
■裏口:有。1つ。
■床下換気口:無
■鏡:320×185cm(大)、180×60cm(小)
■見積:地上に同様の施設を建設すると、約3000万円
■構造・設備的不備:以下、箇条書き
・入口と射位が近く、落で引いている人がいると危険
・風通しが悪く夏は暑くなる
・矢道に矢取り用の道が無く危険且つ効率が悪い
~東京工科大学~
<聞き取り調査>
■トイレ:隣の体育館を使用
■更衣室:隣の体育館を使用
■給湯室:無
■水道設備:となりの校舎から水を供給。(図1参照)
■立数:6人立
■巻藁数:2つ
■看的小屋:なし
■倉庫:有。矢道隣のプレハブ小屋
■矢道:コンクリート。
■安土:安土の土質は吸湿性・保湿性に優れたものを使ったほうがよい
■防矢ネット使用有無:有。矢道の天井、左側は基本的に矢が飛んでも安全上の問題がな いので校舎のある右側にのみネットがある。
■窓:無
■雨樋:有(写真参考)
■裏口:無
■床下換気口:無
■見積:不明
■暖房設備:無
■天井の高さ:180cm。4寸伸の人が打ち起こしても十分余裕有。
■ライトの位置:水銀灯(シャッター上3つ、安土用2つ)蛍光灯(安土直上5つ)
■構造・設備的不備、その他留意すべき点:以下、箇条書き
・安土が緩いので雨が降ると崩れてしまう
・的場に幕が無いので安土の上のコンクリートに当たってしまう
・窓が無いので暑い
・矢道に草がはえて草刈りをしなくてはならない
他大学弓道場訪問調査報告書
~日本文化大学~
<聞き取り調査>
■トイレ:道場内に有。(図1参考)
■更衣室:道場内に有。(図1参考)
■水道設備:安土横(写真参考)
■立数:8人立
■巻藁数:3つ
■看的小屋:無
■倉庫:なし
■矢道:草地(加工なし)
■防矢ネット使用有無:無。
■窓:無
■雨樋:無
■裏口:無(写真参考)
■床下換気口:無
■見積:不明
■暖房設備:無
■天井の高さ:180cm。4寸伸の人が打ち起こしても十分余裕有。
■ライトの位置:蛍光灯(安土直上)
■構造・設備的不備、その他留意すべき点:以下、箇条書き
・黒板が欲しい
・窓が欲しい
・看的小屋が無いので試合時は不便
・的場と射場が平行でない
・ひさしがないので雨風が強いと吹き込んでくる
・入口の位置が真ん中なので審査練習・試合に不都合が生じる
~明星大学~
<聞き取り調査>
備考:弓道場は13号館の4Fに建設されている。
■トイレ:4F
■更衣室:館内の更衣室を使用 (3F)、道場内の一部をカーテンで囲み、女子の更衣場所と もしている。
■給湯室:なし(館内にあるが使用できない)
■水道設備:看的小屋内、矢取り用の道射位付近に1つずつ(図1を参照)4Fにあるため 水圧が低く水量が弱い。
■立数:立射最大8人立、座射最大6人立
※矢道に矢取り用の道が無く、看的に向かう際は一度行射を中止する。ただし、別の入口 から看的小屋に繋がっている裏口を通り矢取り用の道としている。
■巻藁数:5つ
※巻藁は道場内にある。巻藁部屋はあったほうがよいとのこと。
■看的:片看的
※看的には物見窓があるとよい
※一部は倉庫となっており、倉庫天井には競技用的を置く場所が後付で製作されている。
■倉庫:有。看的小屋の一部と昨年新設された部室(詳細は後述)、矢取り用の道射位付近 にもあるが、以前使用していたシャッター、脚立などが置いてある。
■矢道:コンクリート。凸凹がなければ捌けてもそのまま滑って安土付近までいく。
■安土:安土の土質は吸湿性・保湿性に優れたものを使ったほうがよい
■防矢ネット使用有無:無
※矢道上部には天井に梁が 2 本あり、等間隔に配置することで矢が飛び出すことを阻止し ている。防矢ネットの代わりに左右は網のフェンスがあるが基本的には植え込みかなにか があれば別に左右には特に防矢ネットは必要ないのではないかとのこと。
■防矢ネット支柱本数:無
■窓:複数。図面を参照 。
■鏡:(大)(小)の姿見あり
■見積:不明
■暖房設備:無(OBが残したヒーターはある)
射位、控えにホットカーペットがあれば練習も非常に楽になるのではないかとの意見もあ った。
■天井の高さ:図面参照
※主審席の天井が低いため大前の弓が主審席天井部にぶつかってしまう。
■ライトの位置:道場内に複数、安土側の建物に複数(後付も多い)、看的小屋、横のフェ ンスにも後付けのランタンで的方向を照らすように設置している(2個)
■構造・設備的不備、その他留意すべき点:以下、箇条書き
・日除けはあったほうがいい。日除けと雨よけを兼用したほうがよい。名星では雨が吹き 込む。
・かけを陰干しするための場所(設備)もあるとよいのではないか
・賞状や部員の札を飾る場所を作っておいたほうがいい。
・矢立は木材店が実家の前主将が作製。その他にも手作りの弓道設備多数。
・試合時は幕をつけることができる。安土は1.6m~1.8m。
・シャッターで射位と矢道を仕切るよりは、折りたたみ式の創価のような仕切りがよいと のこと。シャッターは壊れやすく、また錆びたりして動かしづらくなりやすい。
・弓立ては備え付けであった。