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別記様式第4号(その1) (用紙 日本工業規格A4縦型) 教

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(1)

氏 名

年 月    昭和60年  3月    昭和60年  4月   昭和63年  3月  平成元年  4月  平成5年  3月  平成9年  9月  平成10年  6月  平成10年  9月  平成11年  9月  平成11年  9月    平成18年  3月

年 月 平成5年   4月 平成17年  1月 平成18年  4月 平成19年  8月 平成20年  3月 平成20年  8月 平成20年  8月 平成20年  8月 平成20年  8月 平成20年  8月 平成20年  8月 平成21年  10月 平成23年  4月 平成24年  4月

年 月 平成17年  4月 平成12年  8月 平成13年  1月 平成17年  10月 平成19年  9月 平成12年  11月

TOEFL 270点(コンピューター式、ペーパー形式スコアの637点に相当)

平成21年11月(至) デリー大学東アジア学修士課程 東アジアの社会と文化を担当 平成23年9月(至) 多摩大学グローバルスタディーズ学部 非常勤講師

Additional Fieldwork Award SOASより研究助成金を授与

Research Grant Program Center for Chinese Studies, 台湾国家図書館より研究奨学金を半年間授与 Radcliffe-Brown Award, 英国Royal Anthropological Instituteより研究助成金を授与 平成21年11月(至) デリー大学東アジア学修士課程 東アジアの社会と文化を担当 平成21年5月(至) ネルー大学 日本学 非常勤講師 日本の社会文化について講義

事 項

マンチェスター大学 社会人類学部 大学院ディプロマ 修了  社会人類学大学院ディプロマ 取得 オックスフォードブルックス大学 日本社会人類学部 修士課程 入学

オックスフォードブルックス大学 日本社会人類学部 修士課程 卒業  日本社会人類学修士号 取得 ロンドン大学 東洋アフリカ学院 社会人類学部 博士課程 入学

ロンドン大学 東洋アフリカ学院 社会人類学部 博士課程 卒業  社会人類学博士号 取得

平成8年6月(至) 株式会社 東芝 移動体通信海外営業部

平成19年3月(至) 台湾新聞 特約記者

現在 多摩大学グローバルスタディーズ学部 専任講師

平成20年12月(至) ネルー大学日本学科 非常勤講師 修士一年生に対し日本語の読解の授業 平成21年2月(至) デリー大学東アジア研究科 日本語ディプロマコース 日本語を担当 東京都立 青山高校 入学

東京都立 青山高校 卒業

立教大学 経済学部 経済学科 入学

立教大学 経済学部 経済学科 卒業   経済学士号 取得 マンチェスター大学 社会人類学部 大学院ディプロマ 入学

(用紙 日本工業規格A4縦型)

学 歴

事 項

ベオグラード日本人学校 卒業 別記様式第4号(その1)

教 員 個 人 調 書

太田 哲

オオタ サトシ

履 歴 書

職 歴

学 会 及 び 社 会 に お け る 活 動 等

EATS (European Association of Taiwan Studies), AJJ (Anthropology of Japan in Japan), AAS (Association for Asian Studies)

現在所属している学会

平成21年12月(至) デリー大学 東アジア研究学部 ポストドクトラルリサーチフェロー デリー大学東アジア学修士課程 社会科学方法論を講義

平成20年12月(至) デリー大学日本語学修士課程 翻訳授業を担当

平成20年12月(至) デリー大学東アジア学修士課程 東アジアの社会と文化を担当 平成17年4月(至) ロンドン大学東洋アフリカ学院 社会人類学部 Teaching Assistant

事 項

Indo-Japan Mixed Commission 2007-09 scholarship The Indian Council for Cultural Relations (ICCR)より (平成21年8月まで) 平成14年8月まで博士論文フィールドワークのため台湾に滞在 北京語で生活

太田  哲1

(2)

年 月    年  月    年  月

賞 罰

事 項

該当なし

太田  哲2

(3)

年 月 日 平成17年1月~4月

平成20年3月

平成20年8月~

平成20年12月、

平成21年10月~

平成21年11月 1.) 英国人学部生に対する社会人類学の基礎を指導

   (英語で講義)

ロンドン大学東洋アフリカ学院社会人類学部一年生 に対し、Voice and Placeという授業をティーチン グアシスタントとして担当。この授業は人類学入門 の授業であり、人類学部のティーチングスタッフが 自分の専門分野と地域について毎週一人ずつ講義を 行う。それについての解説を後日グループに分けて 行った。学生は30人ぐらいおり、それを7,8人の 4つのグループに分け、各グループ1時間づつのセッ ションで授業を行った。授業はディスカッション形 式で行ったが、4つのグループではそれぞれ違う特 徴があり、それによって多少アプローチを変えた。

学生があまり積極的に発言をしない静かなグループ に対しては、私が司会役として生徒に質問をしてい き、発言を促したのに対し、積極的なグループに は、討論の調整役に回った。内容や地域は多岐にわ たり、政治システム、アイデンティティー、グロー バリゼーション、アート、メディア、ジェンダー、

教育、消費文化、観光、宗教などをカバーした。地 域としては、日本、中国、インド、東南アジア、イ ラン、東アフリカ、西アフリカなどを含む。

2.) デリー大学 M Phil の学生に対し社会科学の研究 方法論を講義

   (英語で講義)

M Philは研究修士であり、学生達は1年目はいくつ かの講義を履修するが、2年目以降は論文作成に専 念する。M Philの一年生に対し、社会科学の方法論 について講義を行った。質的調査と量的調査などに ついて説明を行い、フィールドワークや参与観察、

インタビューの取り方などについても述べた。講義 では、自らの台湾でのフィールドワークの経験など も交えながら行った。

3.) デリー大学東アジア研究学部、東アジア研究修士 課程の学生に対し、東アジアの社会と文化について講 義

   (英語で講義)

東アジア研究修士のコースは日本、中国、韓国、台 湾の政治、経済、社会、文化、歴史をカバーする。

私は社会、文化を担当した。日本、中国、韓国の親 族形態、宗教、芸術、大衆文化の広がりなどについ て講義を行った。また、親族形態と社会関係につい ても述べ、会社の組織と社会関係との関連性につい ても講義した。インドでは日本をはじめとする東ア ジアの社会や文化の情報はほとんど入ってきていな いため、学生達は東アジアに対するイメージが湧か ない様子であった。そのため、授業では、学生達に なるべくイメージが湧きやすいように視聴覚資料な どを多く使いながら説明した。

社会人類学 日本、台湾の大衆文化交流 インド東北 部研究

若者文化、消費文化、大衆文化、メディア、アイデンティティー、グ ローバリゼーション

教 育 上 の 能 力 に 関 す る 事 項

事項 1 教育方法の実践例 別記様式第4号(その2)

(用紙 日本工業規格A4縦型)

教 育 研 究 業 績 書

平成  26年   3月  28日 氏名   太田 哲        印

研 究 分 野 研究内容のキーワード

(4)

平成20年8月~

平成21年5月

平成22年11月

平成23年4月~

平成23年8月

平成23年4月~

平成23年8月

平成23年8月 7.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部2011年春学

期講義「文化人類学入門」

   (英語で講義)

2011年春学期「文化人類学入門」を担当。文化人類 学という科目は一般的にあまり馴染みが薄い感じで はあるが、我々の日常生活にもかなり関わりが深い ことを具体例を示しながら学生達に指導した。本講 座は一年生が中心で、また人数も30人以上と多かっ たが、なるべく平易な英語を使いまた、対話型の授 業を心がけた。講座の開始時期には学生達はまだ慣 れない様子であったが、後半に入り、英語の理解度 も増し、授業内容に対する理解も深まった。

8.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部夏期集中講 義「現代世界における日本」

   (英語で講義)

日本の大衆文化を中心に講義を行い、それらがアジ ア諸国をはじめ海外にどのように広がっていったか を述べた。日本の大衆文化がアジアの若者達に消費 されている現状を現地の識者たちはどのように捉え ているのかを文化グローバリゼーションの理論を織 り交ぜながら学生達に説明した。このコースはコア コースの一つで、人数が50名近くと大人数であっ た。しかしながら、対話型の授業を心がけたり、い くつかのグループに分けてディスカッションさせた りして生徒一人一人がなるべく参加できるようにし た。

4.) ネルー大学日本語学科の学生に対し日本の社会、

文化について講義    (英語で講義)

ネルー大学の日本語学科一年生に対して日本の社会 と文化に対し人類学的見地から講義を行った。内容 は宗教、親族形態、習慣、芸術、歴史、文化、大衆 文化、現代若者文化、会社組織、教育などを含む。

また、学生が卒業後日系企業に就職する機会が多い ため、日本の職場環境、雇用システム、日本の会社 組織、キャリアディベロップメント制度、OJT、人 事制度、ジョブローテーションなど自らの会社経験 なども実例として取り入れながら講義を行った。世 界展開を行っている日本の企業と、世界経済の状況 と日本の経済状況、若者の雇用問題、社会保障問題 などの経済問題についてもかなり詳しく講義した。

日本経済の構造と、社会構造とはどのような関係が あるかということも考察していった。受講人数は40 人程度。インドの学生は活発な生徒が多く、講義形 式にもかかわらず、授業に積極的に参加してきた。

こちらが質問すれば誰かしら必ず発言し、こちらが 質問をしていない時でも発言をするくらい積極的で あった。そのため、講義には対話形式を積極的に取 り入れ、双方向の授業を行った。ただ、そのなかで も比較的静かな生徒もいたので、発言が積極的な生 徒だけに偏らぬよう配慮した。

5.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部にて2010年 秋学期、外部講師として講義

   (英語で講義)

‘消費主義の比較文化論’, ‘消費社会と日本の大 衆文化’, ‘地球社会と日本’を講義。各科目90分 X2で構成されている。三科目の共通点は、日本の消 費文化や大衆文化、及びそれらの海外への広がりと グローバリゼーションについてであるが、科目ごと に強調するポイントに変化を加えた。講義は英語で 行ったが、内容が学生達になじみやすいものであっ たため、なんとか理解していたようだ。

6.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部2011年春学 期講義「他者の発見」

   (英語で講義)

2011年春学期「他者の発見」を担当。本講義おい て、グループアイデンティティーの形成と他のグ ループとの関わり合いについての考察を行い、延い ては日本人としてのグループアイデンティティー、

ナショナルアイデンティティーについても論じた。

学生は三、四年生が中心で、人数も10人程度だった ため、ディスカッションを中心とした授業を行っ た。

(5)

平成23年8月~

平成23年9月

平成24年2月

平成24年4月~平 成24年8月

平成24年4月~平 成24年8月

平成24年4月~平 成24年8月 平成24年9月~現 在

平成24年~現在 10.) プネー大学社会学部にて集中講義

消費、ポピュラーカルチャー、日本について

(英語で講義)

インド、プネー大学にて一週間特別講義を担当し た。インドの大学の社会学部の多くはインド国内を フィールドとしており、外国についてはあまり研究 されていない。日本についての知識もハイテク工業 国としてのイメージが強く、日本社会や日本の文化 についての情報はあまり入っていない。本講座で は、インドの学生があまり接することのない日本の ポピュラー文化や若者のストリートカルチャーや ファッションなどを題材に日本社会を学術的に考察 した。また、昨今話題になっている若者のニートや 引きこもりの問題などについても扱った。

9.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部夏期集中講 義「日本の仕事」

   (英語で講義)

日本の会社組織および経営がどのような特徴がある かについて重点を置きながら講義を行った。日本の 会社組織や経営が日本社会の特徴と関連性があるこ とを示し、日本の親族形態、宗教、ジェンダーなど について考察を行った。また、階級闘争や、余暇の 使い方、都会生活と田舎にある故郷などについても 触れ、それらが日本人の仕事観や労働組合のあり 方、女性の就労などとどのように関係しているかも 考えていった。また、自ら日本の企業に就労した経 験から、日本の企業の人事制度、キャリアディベ ロップメントプログラム、研修制度、OJT、職場で の人間関係などについても講義した。この講座は人 数が少なく、しかも各生徒達の英語の能力も高かっ たので、日本語での補助を一切行わず英語のみで授 業を進めた。ディスカッションにおいても日本語の 使用を禁止したため、学生達のスピーキング能力の 向上を見ることが出来た。

11.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部

「日本の仕事」

(英語で講義)

日本社会や文化について社会学や人類学の理論を紹 介しながら講義を行った。学生たちの多くは日本人 であったが、日本についての知識は意外にあやふや なものが多く、特に社会科学的なアプローチによる 日本社会の見方は多くの学生たちにとってあまりな じみのないものとなっている。本講座では日本の家 システム、宗教、都市化、ジェンダーなど多角的に 日本社会を見つめ、学生たちが新たな視点でもって 日本社会を見ることが出来るようプログラムを組み 講義を行った。

12.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部

「消費社会の比較文化論」

(英語で講義)

本講座では消費とは何かという問題について、日本 のみならず世界を例にとりながら考察していった。

講座は15週にわたって行われたが、講座の前半では エジプト、ベリーズ、インド、中国などを例にとり ながら各国での消費の在り方などを考察した。ま た、テーマにおいても、ビューティーコンテスト、

テレビ番組など様々な事例などを紹介し、それらを 通して消費社会を論じるという社会科学的手法を用 いた。講座の後半は社会科学における消費の理論に ついて紹介を行った。ウェーバー、ベブレン、ボー ドリヤール、ブルデューなどの学者の理論などを 13.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部 扱った。

「現代世界における日本」

(英語で講義)

昨今日本のポップカルチャーが海外で受容されてい ることが注目されている。NHKでも日本のファッ ションやコスプレなどが海外で消費されている様子 を紹介する番組などを放映している。テレビアニメ も世界的なファンを持つようになってしばらくにな る。本講座ではこれらの現象を文化グローバリゼー ションの議論と関連させながら行っている。そのな かで、文化帝国主義、オリエンタリズム、大衆文化 と高級文化との関係などそれと関連する社会科学の 理論なども織り込みながら講義を進めている。

14.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部

「日本の職場」

(英語で講義)

日本の職場をめぐる環境について講義を行ってい る。日本の経済発展の最中は海外から日本式経営や 日本の教育制度などが注目された。年功序列制度と 終身雇用制度だ。日本のサラリーマンのイメージは まじめでロボットのように働くというものであっ た。講座では日本の高度成長期の会社制度など歴史 的に考察を行い、バブル崩壊以降の日本の労働環境 についても解説を行っている。特に過労死や若者の 雇用の問題などについて注目している。講義は主に ディスカッション形式で行い、学生を中心に討議を させる。また、プレゼンテーションも頻繁にやら せ、学生が主体的に学ぶ形式で行っている。

(6)

平成24年~現在

平成25年3月

平成25年6月

平成25年9月

平成25年9月

平成17年1月~4月

平成20年3月

平成20年8月~

平成20年12月、

平成21年10月~

平成21年11月

平成20年8月~

平成21年5月

平成22年11月

平成23年4月~

平成23年8月

多摩大学湘南キャンパスにて毎年開催される市民講 座において1講座を担当した。テーマは文化人類学 入門で、文化人類学の成り立ちや、著名な文化人類 学者とそれらの人々の理論などを紹介しながら、人 類学者達が社会や文化をどのような視点で見て行っ たかということを説明した。

16.) Delhi School of Economics One day lecture

6.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部2011年春学 期講義「他者の発見」の教材作成

毎週課題図書を用意し、学生達に事前に読んで来る ように伝えた。課題図書は基本的に英文のものを選 んだ。イギリスの大学や大学院で使われている課題 図書を選んだため、内容的にはかなり高度なもので あった。日本人論、文化グローバリゼーション、国 家論などを含んだ学術論文を読ませた。

社会科学の方法論についての説明をスライドなどを 使って行った。(スライド10枚)

3.) デリー大学東アジア研究学部、東アジア研究修士 課程の学生に対し、東アジアの社会と文化について講 義のための教材

インドでは日本についての情報が乏しく、特に日本 の若者文化に対する情報はほとんどない。そのた め、インドの学生達は「現代の日本の若者」に対す るイメージがないために、スライドなどを使ってイ メージを湧かせる必要があった。また、日本のテレ ビドラマや音楽なども教材に使った。

4.) ネルー大学日本語学科の学生に対し日本の社会、

文化について講義のための教材

デリー大学の学生同様、ネルー大学の学生も日本に 対するイメージは自動車や電化製品など良質な工業 製品を作る国というイメージがほとんどであったた め、その他の側面を理解してもらうために視聴覚に 訴える教材を作成する必要があった。そのため、写 真などを含むスライドや、テレビドラマ、映画、音 楽などを教材として使用した。

5.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部にて講義の 教材

‘消費主義の比較文化論’の授業において学生に事 前に消費主義についての英文課題図書を配布し、自 宅で読んで来るように伝えた。授業ではそのプリン トの内容を確認した。

17.) Temple University Lecture

19.) 市民講座

18.) Tamagawa University Lecture 15.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部

「消費社会と日本の大衆文化」

(英語で講義)

日本の消費文化は世界で類を見ない程発展してい る。また、その発展も欧米のそれらとは異なってい る。その特徴は日本においては若い女性と10代の若 者を中心とした消費文化が発展している。本講座で はその点を注目し、女性と若者の消費文化の発展を 歴史的に見ていき、更に映画、テレビドラマ、

ファッション、などを個別的に観察し、それらの大 衆文化を通して日本の消費文化がどのように発展し ていったかを講義している。

Delhi School of Economicsの社会学部にて修士課 程1年生を対象に講義を行った。内容は明治維新が 日本社会にどのような影響を及ぼしたかという概要 を説明した。

テンプル大学日本校において学部生に対して授業の 代行を1日担当した。内容は日本の若者文化の発達 史について講義を行った。戦後の太陽族からそれぞ れの時代を象徴する若者たちを紹介しながら、日本 の若者文化は他の国々とどのように違うのかを説明 した。玉川大学芸術学部にてドレクセル大学のサマープロ グラムの学生たちが来日した際、日本の若者文化の 講義の1コマを担当した。日本の若者文化の戦後の 発展を概観し、アメリカの若者文化との違いなどを アメリカの学生たちと、玉川大学の学生たちとで意 見を交換した。

2 作成した教科書,教材

1.) 課題図書の抜粋 ロンドン大学でティーチングアシスタントを行った

ときに作成。毎週違う講師がリーディングリストを 学生達に与えるのだが、数ある課題図書の中からい ちばん重要と思われるものを選び、学生達に事前に 読ませ、セミナーの時間に解説を行った。

2.) デリー大学 M Phil の学生に対し社会科学の研究 方法論の教材

(7)

平成23年4月~

平成23年8月

平成23年8月

平成23年8月~

平成23年9月

平成17年5月

平成21年6月

平成21年12月

平成23年9月

4 実務の経験を有する者についての特記事項

2.) ネルー大学での評価 ネルー大学においては学部一年生、二年生、三年生

及び修士一年生を担当した。それぞれの学年の生徒 達からいい評価を得ることが出来た。また、生徒達 から勉強方法やモチベーションの上げ方などに相談 を受けることもあった。生活面での相談などもしば しば受けた。他の教授陣とも交流を深め、学校側か らの評価も高かった。

3.) デリー大学での評価 デリー大学では日本語学科の修士一年生、Post

Graduate Diplomaの二年生、及び東アジア学の修士 一年生を担当した。日本語学科の生徒達には教科書 やプリントに書いている内容のみならず、文化背景 や付帯情報なども教えた。東アジア学の生徒達に対 しては日本や中国などの東アジアの様子をイメージ しやすいように説明することに心がけた。デリー大 学の生徒達からも高評価を得ることが出来、生徒達 とは今も交流を続けている。教授陣からの評価も良 好で、授業のほか、セミナーのまとめ役など責任の ある仕事も任された。

4.) 多摩大学での評価 多摩大学では春学期に「他者の発見」及び「文化人

類学入門」を担当した。また、夏期集中講義におい て「日本の仕事」、「現代世界における日本」、及 び「グローバルとローカル:観光」を担当した。学 生達にはなるべく丁寧に、そして学習意欲を持てる よう心がけながら授業を行った。VOICEという学生 からの評価結果によると、学生達にはあまり馴染み がない社会科学系の教科に対して興味を持ってもら い、かつ授業が有用であったという評価を多くもら うことが出来た。講義内容は難しいと学生達は評価 したが、説明が明快であるという評価も得たので、

難易度の高い内容を興味深く教えることが出来たと 判断できる。

9.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部夏期集中講 義「日本の仕事」の教材作成

日本のビジネスの特徴を述べた英文の課題図書と日 本の社会組織などを述べた英文の課題図書を学生達 に指定し、授業前に読んで来るように指示した。ま た、スライドを使って、日本の会社の組織や雇用形 態、人事制度、キャリアディベロップメント制度な どの説明を行った。

3 教育上の能力に関する大学等の評価

1.) ロンドン大学での評価 ロンドン大学の学生は学習意欲が高く、社会人類学

という学問に対し積極的に取り組む姿勢が感じられ た。しかしながら、大学一年生ということもあり、

人類学を習いたてであるために、講義や課題図書の 理解には補助が必要であった。学生たちが課題図書 を深く理解できるよう社会科学の思想家たちの理論 など基本的なところを説明した。また、小論文の書 き方も慣れていなかったため、それに対する指導も 行った。講座が終了後、全体を取りまとめる教授か ら、学生達から高評価を得たということを聞かされ た。

7.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部2011年春学 期講義「文化人類学入門」の教材作成

「他者の発見」同様学生達に授業前に課題図書を読 んで来るように指示しておいた。課題図書は全て英 文。代表的な人類学者達の理論などについて書かれ た学術論文や、学術書の抜粋などを課題図書とし、

学生達に読ませた。また、授業によってはスライド なども用意して説明を行った。

8.) 多摩大学グローバルスタディーズ学部夏期集中講 義「現代世界における日本」の教材作成

春学期の授業と同様、学生達に事前に英文の課題図 書を与え、授業前に読んで来るように指示した。内 容は、文化グローバリゼーション、文化帝国主義な どのものを含む。また、日本の若者文化発達史も授 業で行ったため、スライドや、代表的な映画などを 使って学生達に視聴覚的イメージが湧くよう手助け した。

(8)

平成5年4月~

平成8年6月

平成18年4月~

平成19年3月

平成21年10月 3.) 2009年日本衆議院総選挙に関するワークショップ

をデリー大学にて開催

2009年に衆議院総選挙があり、結果政権交代が行わ れた。デリー大学東アジア研究学部では総選挙の結 果を踏まえ、日本の政治、経済、社会がどのように 変化していくのかということを検証するためにワー クショップを開催した。開催にあたっての中心メン バーの一人となり、スピーカーの選択や連絡などを 手伝い、また、会場のなど手配を含めた事務手続き などについても手助けをした。そのワークショップ には自らも多文化主義に関する考察について発表を 行った。

5 その他

 (フィールドワーク経験)

1.) 株式会社東芝での実務経験 株式会社東芝では、移動通信海外営業部に所属し、

携帯電話の海外輸出に関する業務に携わった。具体 的には貿易実務、船積業務、在庫管理、海外の顧客 や香港の委託製造会社との日常業務のやりとり、海 外市場の調査及びプレゼンテーションなどを行っ た。海外市場の調査においては携帯電話市場のみな らず、バブル崩壊後の日本経済及び世界経済の情勢 なども考慮に入れ、また、各国のコミュニケーショ ンスタイルなど社会、文化面などにも目を向けなが ら調査を行った。在職中には新人研修で営業の基本 的ノウハウなどを学び、また、工場実習なども行 い、実際にラインに立ち携帯電話の組み立てを行っ た。そこで、日本のモノづくりに対する姿勢、QC 活動、労働者の管理などを学ぶことが出来た。ま た、社内教育制度などが充実しており、2年目研 修、3年目研修、主任研修、課長研修など各地位に 合わせた研究プログラムがあり、2年目、3年目研修 を経験した。その他に語学研修などもあり、英語を はじめ、中国語、スペイン語などを必要に応じて受 講することができた。オフィスにおいては実務のみ ならず、上司と部下との人間関係、女性の職場での 地位、会社組織の在り方、先輩方のジョブローテー ション、OJT、人事制度、子会社への出向、転勤、

組織変更、定年退職を迎えた社員、嘱託としての再 雇用、派遣社員の扱いなど様々なことを見聞するこ とが出来た。また、大卒ホワイトカラーの仕事に対 する意欲、今後の人生設計、余暇の楽しみ方なども 同僚や先輩、上司と会話することによって知ること が出来た。人類学はどちらかというとマイノリ ティーを研究対象にしていることが多いが、いわゆ る社会のメインストリームと呼ばれる人々の中に身 を置くことが出来たことは貴重な体験であった。ま た、学生の就職に対するアドバイスも適確に行える ようになった。

2.) 台湾新聞 台湾新聞は日本語記事と中国語記事とがあり、私は

日本語の記事を担当した。日本に在住する華人関係 に関するニュースを中心に扱い、横浜中華街、都 内、近県に在住する華人に対して取材、インタ ビューなどを行い記事を書いた。日本在住の華人コ ミュニティーの中に入り、様々な人々と接すること によって、彼らのアイデンティティーについていろ いろと話を聞くことが出来た。また、コラム欄を担 当し、主に日本と台湾の文化の違いについて考察す る記事を書いた。日本在住の台湾の若者のメディア 消費についての特集も組んだ。台湾新聞は華人関連 のニュースが多いが、それに加え、日台の経済関 係、日本経済の強みと問題点、日本社会構造と日本 経済の関係などを分析し、台湾経済との違いなどに ついても考察を行った。また、日本の政治構造、政 治組織と社会組織の関係、市民の政治への参加、外 交問題、日台の政治関係などのについても視野に入 れ、論考した。

(9)

平成12年11月~

平成14年8月

平成19年9月~

平成23年3月

年 月 日 平成元年9月 平成17年4月

平成16年2月

平成16年4月 2.) ‘Because they look real’: watching Japanese TV

dramas among Taiwanese youth

(発表学会名: Annual Conference of the European Association of Taiwan Studies )

ロンドンで行われた全欧台湾研究学会年次会議での 発表。日本のテレビドラマが台湾の若者の間で人気 を博しているが、その理由として日本のテレビドラ マは台湾のテレビドラマに比べて本物っぽく見える からだと述べた若者が多かった。その理由として、

文化的近さを感じるからというものが多かった。こ の文化的近さはいかにして感じるかということを分 析し、リアリティーを感じることと、文化的近さの 関係性を考察した。

3 実務の経験を有する者についての特記事項

(学会発表)

1.) Taiwanese Youth Culture: Consuming Japanese Cultural Products among Taiwanese Young People

(発表学会名: Taiwan Studies Seminar at SOAS)

在ロンドン台湾研究グループ開催の週一回行われる セミナーにてその一週を担当。台湾の若者達の間で 日本のものを消費することが広く行われている。本 発表では日本と台湾の歴史的つながりを交えながら 若者達の間で日本文化が好まれるようになった経緯 を述べた。それに加え、日本文化が台湾に入ってい く際、ありのままに輸入されるのではなく、現地化 されるという現象が起こっており、人類学での「土 着化」の理論を交えながら論じた。

2 特許等

該当なし 1 資格,免許

普通自動車免許

TOEFL 270点 (コンピューター形式、ペーパー形式スコア637点相

当)

1.) 台北にてフィールドワーク 博士論文作成のため台北にてフィールドワークを

行った。現地では台湾人の若者の日本の大衆文化の 消費などについて調査を行い、参与観察、インタ ビューなどを行い質的データを収集した。台湾人の 若者とフラットシェアーをし、なるべく多くの時間 を台湾人と過ごすことにより、インタビューで回答 したこととは違う行動なども観察することが出来、

より深い情報を得ることが出来た。台湾人とは中国 語で会話し、現地の言葉でのニュアンスなども理解 するよう心がけた。

2.) デリーにてフィールドワーク ポストドクトラルフェローとしてデリーに滞在し、

インドの新中産階級の若者の消費とアイデンティ ティーについて研究。また、インド東北部の少数民 族ナガー族の消費文化とアイデンティティーを調査 した。台湾のときと同様、参与観察、インタビュー などを行った。現地では前半の2年間は学生寮で生 活し、インド人の学生となるべく多くの時間を過ご した。フィールドワークの後半は東北部出身の若者 とフラットをシェアーし、参与観察、日常会話など をフィールドノートに記録し、質的データを取っ た。また、友人のホームタウンであるマニプル州の ナガー族在住地域にも訪れ、ナガー族に対する理解 を深めた。

職 務 上 の 実 績 に 関 す る 事 項

事項 概 要

(10)

平成18年3月

平成19年7月

平成19年9月

平成20年3月

平成20年3月 5.) Taiwanese youth in consumer society

(発表学会名: デリー大学東アジア研究学部学部内研究発 表)

消費文化における台湾の若者がアイデンティティー をどのように確立し、台湾の現在の政治状況をどの ように捉えているかということを述べた。台湾人と してのアイデンティティーを確立し、国際的にも国 家として承認されたいという希望をもちつつも、政 治的、経済的現実を考えると、独立という方向は得 策ではなく、現状の灰色的状態を受け入れなければ いけない若者のジレンマを論じた。

6.) The Problems and Challenges Researching on Urban Middleclass

(発表学会名: Inter-University and Inter-Disciplinary Seminar: Explorations in Anthropology and Allied Disciplines: Emerging Trends and Challenges)

デリーにてインド国内人類学学会。人類学は小集団 の部族社会の研究から始まったということもあり、

都会から離れた人々を研究の対象としている場合が 多かった。最近になって都市部の人々も研究対象と するケースも増えてきたが、移民、マイノリ ティー、貧困層など集団として括りやすい人々を多 く対象としている。人類学としては本流ではない都 市部に住む中流階級の人々を調査する際の注意点と 人類学の学問としての問題点を論じた。

7.) Japan Craze Tribe and Subcultural Practice among Taiwanese Youth

(発表学会名: Japan in a Resurgent Asia)

デリーにてデリー大学主催のインド国内学会。イン ド全体からアジア関係専門の学者が集う。日本の若 者文化が台湾の多くの若者達に受け入れられてい る。日本文化の消費層の多くは若い女性であり、台 湾における消費文化も女性が牽引している傾向があ るということを述べた。また、英米系の若者文化論 と違い、台湾での若者文化を論じる際に日本の若者 同様、性格の違いが消費のパターンの違いに関連し ていることを述べた

3.) The Emergence of Taiwanese Identity: Taiwanese Political Movement during the Japanese Colonial Period

(発表学会名: Taiwan Studies Seminar at SOAS)

「台湾人」としての意識、台湾人アイデンティ ティーを現在台湾に住む多くの人々が持ち合わせて いる。本発表はこの台湾人意識がどのようにして起 こったかを歴史的考察を踏まえながら論じた。アイ デンティティーは「他者」と出会うことから起こる ものであり、台湾に住む人々にとって「他者」とは 日本人であった。台湾人意識は日本占領時代に発生 し、その当時のエリートの青年達の運動から、台湾 人意識が一般に広がる様子を述べた。

4.) It’s not a big deal: Taiwanese young women in

‘service’ industry

(発表学会名: Youth and Imaginative Labor: East Asia and Beyond )

若者と労働をテーマにした国際会議で、東京で行わ れた。本発表は「サービス」セクターに従事する台 湾人の若い女性の労働意識について論じた。台湾は 経済成長が一段落を終えた。道路脇の露天で下着姿 や半裸で檳榔を売る若い女性やバーで働くホステス などの間には不透明な未来に対する反応から、少し でも確かでありそうなものである「他者からの注 目」を得るためにサービス業に従事している者もい るということを述べた。

(11)

平成20年3月

平成20年9月

平成21年3月

平成21年10月

平成21年11月

平成23年4月 11.) Policy of Fraternity: the investigation of multicultural

society in Japan

(発表学会名: Seminar on Japan’s General Election 2009)

2009年に衆議院総選挙があり、結果政権交代が行わ れた。デリー大学東アジア研究学部では総選挙の結 果を踏まえ、日本の政治、経済、社会がどのように 変化していくのかということを検証するためにワー クショップを開催した。そのワークショップにて多 文化主義に関する考察について発表を行った。イン ドや、ヨーロッパなどの例をとり、多文化主義のい い点や問題点など多面的に考察し、移民問題などに 対しての検証をおこなった。

8.) Heart of Brightness: glittering Street Culture, Gender and Consumption in Tokyo

(発表学会名: Japanese Culture Studies)

ニューデリーにてネルー大学主催インドの全国会 議。サブカルチャーや若者文化論を含む社会科学の 理論の多くは西洋社会、特に英米社会の観察から構 築されているものが多い。英米のサブカルチャー理 論の「反抗する若者」と違い、日本における若者文 化は「反抗」的要素は薄く、また80年代以降は男 性ではなく女性が牽引しているものが多く見られ る。渋谷のギャル文化を例に取りながら、西洋発の 若者文化理論を批判的に論じた。

9.) Reading Japanese Literature: The Acquisition of Japanese Language

(発表学会名: The Role of Literature in Teaching of Japanese/Foreign Languages)

ニューデリーにて2日間のインドの全国会議。文学 が語学学習にどのように役立つかについて日本語学 習を例に取り論じた。文学(特に日本文学の場合 は)の多くはネイディブスピーカーがネイディブス ピーカーの読者に対して書かれたもので、語学学習 用の教材(ノンネイティブを読者の対象とした)と は違い、対象言語のリズム感をつかむにはいい材料 であると述べた。まずは童話など簡単な文章から入 るのもいい方法であるということを論じた。

12.) Are they against immigrants? : the investigation of young people’s views on immigration in Japan

(発表学会名: Civil Society and Citizenship in MultiNational/MultiCultural Japan)

東京にて日本の多文化/多民族主義に関する国際会 議。移民問題について若者達がどのような意見を 持っているかを発表した。多民族社会をベースにし た多文化主義は素晴らしいのだが、その美名のもと 世界中がそうなってしまったら地球規模で見れば多 様性が失われてしまうのではないか。多様性を尊重 するなら、比較的均一性が高い文化地域が世界各地 に点在している方が地球規模の視点からは多様性が あるのではないかと論じた。

13.) Engendered structural discrimination and marriage: A study of low birth rate from anthropological point of view

(発表学会名: Association for Asian Studies and International Convention of Asia Scholars, Joint Conference celebrating 70 years of Asian studies)

ホノルルで行われたアジア研究者の世界会議。日本 の出生率は世界最低水準であるが、夫婦間の子供の 数を見てみると2.0以上を保っている。出生率を下 げているのは独身者の数が増加しているのが最大の 原因である。適齢期の男女は何故結婚しないのか。

経済的原因は無視できないのだが、社会的原因も考 慮するべきであることを述べ、女性側からの意見の みならず男性側からの意見も調査し発表した。

10.) The end of masculinity: the impact of consumerism among Japanese young men

(発表学会名: Changing Global Profile of Japanese Studies: Trends and Prospects)

ニューデリーにて2日間の国際会議。80年代以降 の日本の消費文化の主役は女性達である。また、9 0年代前半に渋谷を中心に発達したストリート文化 も2000年前後から女性が中心と変化していっ た。そのような状況下で一部の男性は疎外感を感じ ているものがいるという調査結果を発表した。ま た、メディアでの政治的妥当性傾向により男性を卑 下する表現が多くなり、そのことも若者に多少なり とも影響を与えていることを述べた。

(12)

平成23年11月

平成23年12月

平成24年7月

平成24年9月

平成24年12月

平成25年2月

平成25年6月

昨今話題になっている美魔女について発表を行っ た。日本では最近若さに対して価値を置く傾向にあ り、それに影響され、特に女性の間で美容、健康、

ファッションに気を使い若さを保つ人々が多く見ら れるようになった。発表では美魔女と呼ばれる女性 たちはどのような人々なのかを説明し、彼女らが20 代のころに過ごしてきた時代など歴史的社会的背景 などを含めながら議論を行った。

19.) Obsession to stay young: an investigation of Bimajyo phenomenon in Japan

(発表学会名:Participatory and Popular Culture Conference in Taiwan)

16.) インド東北部ナガー族:ポピュラーカルチャー消費から 見るアイデンティティー構築

(発表学会名:寺島文庫塾北東アジア研究会)

インド東北部ナガー族の若者の消費文化と彼らのア イデンティティー構築について発表を行った。セミ ナーの参加者はインド東北部について馴染みがな かったため、まず、インド東北部の地理から説明 し、それからナガー族の歴史を軽く説明した。ナ ガー族の自給自足経済からインド経済に組み込ま れ、90年代からのインド経済開放の影響を受け、ナ ガーの村にもモノが流入し、人々の間に消費文化が 芽生えたことを説明し、その文化に育った若者が消 費スタイルとアイデンティティーを結びつけ始める 兆しが出始めたことを論じた。

14.) After Graduation: A Young Naga's Aspiration Towards Life

(発表学会名: Challenges of Development in North East India)

デリーで開かれたインド東北部研究に関する国際会 議。ナガー族のホームタウンであるナガーランド州 やマニプル州の山岳地域では産業がなく、多くの若 者がデリーなどの大都市に高等教育を受けに出てい き、そこで就職し、そのままそこに留まるケースが 増えている。大都市で消費文化に晒され、その生活 を謳歌し、日々の生活を過ごす若者達が親の世代に なり、その子供の世代はインドのメインストリーム 文化にも溶け込みやすくなり、ナガー族のアイデン ティティー問題にも少なからず影響を与えていくで あろうことを論じた。

18.) 日本発ポピュラーカルチャー:その海外需要にわけあ り

(発表学会名: 国際経営文化学会・2012年度・年次大 会、育てる感動文化: 縁と粋の芸術表現)

日本のポピュラーカルチャーが海外でどのように受 け入れられているかについて発表を行った。学会が 人類学や社会学などではないため、参加者がポピュ ラーカルチャーについてあまりなじみがないので、

まずポピュラーカルチャーについての理論を簡単に 説明し、それからヨーロッパや英米での受容の歴 史、アジアの国々での受容などを概観した。

20.) Plolonging Youth: an investigation of Bimajyo phenomenon in Japan

(発表場所: LCJ joint seminar)

17.) インド東北部ナガー族の消費文化:社会人類学的見 地から

(発表学会名: 経営哲学学会第29回全国大会、シンポジウ ム市場の生成と経営哲学、東京にて)

15.) Sociology and the Crisis of Social Transformation – Japan’s case

(発表学会名: Indian Sociological Society, Diamond Jubilee Celebration, XXXVII All India Sociological Conference, Jawaharlal Nehru University, New Delhi

Symposium: Sociology and the Crisis of Social Transformation – the International Perspective)

全インド社会学学会年次大会のインド社会学会設立 60周年記念大会のオープニングシンポジウムのパネ リストの一人として講演。テーマは社会変容が急速 に起こりつつある社会に対して社会学がどのように 係われるかということで、パネリストは「国際的見 地」からそのテーマについて述べた。日本出身とい うことから日本の社会について述べた。インドが Transforming Societyであるならば、日本はPost- transformed Societyであることを述べ、インド社 会学会ではあまり議論されていない消費文化の影響 による男女の関係の変化と少子化の問題との関連性 について発表した。

経営哲学の学会において経営学以外の分野からパネ リストを招き、違った角度から市場の生成について 考えて行くという趣旨で行われた。人類学出身であ る私は自分の研究分野であるナガー族の若者を例に とり、市場経済にあまり接していなかったエスニッ クグループ出身の若者が消費文化に接することによ り彼らのアイデンティティー形成にどのように影響 を及ぼしているのかということを論ずるとともにモ ノとヒトとの関わり方の変化について考察を行っ た。

多摩大学と米レイクランド大学日本校の教員同士が 教授方法についての情報のシェア及び学術交流を行 うため年2回開催される会合において発表を行っ た。内容は2月に台湾で行った美魔女についての発 表を発展させ行った。今回は日本社会全体が若さを 保つことに対して注力を注ぐと同時に大人になると か成熟するということに対して先送りしてしまって いる傾向について述べた。

(13)

平成25年11月

平成24年3月

平成25年11月

平成12年8月

平成13年1月~

平成13年6月

平成17年10月 その他学会参加等

1.) 千葉県観光推進討議

(発表場所:国際経営文化学会2013年度年次大会)

国際経営文化学会の年次大会にて千葉県の観光推進 について討議をを行うセッションが設けられ、パネ リストの一人として参加した。千葉県は県としての ブランド力が弱いが、浦安や幕張など都市的な部分 と自然豊かな内陸部や長い海岸線があること、東京 から近いという好立地もあり、観光開発の余地はあ るとの意見が出た。

その他発表

1.) 日本、台湾、インドの消費文化―人類学見地から (発表場所: 威友会セミナーシリーズ)

日本と台湾を含む中華圏、インドにおける消費文化 についての特徴を発表した。特にインドにおいては 日本については好印象を持ってはいるものの、「日 本」という存在は日常生活の中には浸透していな い。その点中国大陸においては日本のイメージはネ ガティブなものも含め、「日本」というものが中国 人にとって存在感があるところが大きな違いであ り、インドで商売を始めるならまずその点を留意し なければならないということを述べた。

3.) Radcliffe-Brown Award 授与 英国Royal Anthropological Instituteが博士論文 終了間際の学生に対し、研究助成金を給付。必要書 類や、論文の一部などを提出し、審査が行われ、そ の結果給付された。Royal Anthropological Instituteは英国で設立され、世界で一番古く設立 された人類学組織で、雑誌Man(現在Journal of the Royal Anthropological Institute)の発行な どをはじめ様々な活動を行っている。

4 その他

  (奨学金、研究助成金等)

1.) Additional Fieldwork Award を授与 社会人類学を専攻する博士課程の学生の多くは研究 対象とする地域に約18ヶ月から24月滞在し、フィー ルドワークを行う。多くの学生は英国国外の地域を 調査するため、渡航費用や現地での初期費用など出 費がかさむ。その負担を軽減させるため、ロンドン 大学東洋アフリカ学院(SOAS)では研究助成金を学内 公募し、研究計画書を査定し、該当者に対して給付 する。

2.) Research Grant Program 授与 博士論文の研究対象地域が台湾であったため、

Center for Chinese Studies, 台湾国家図書館に研 究助成金を申請し、審査の結果授与された。台北滞 在時においては国家図書館の資料を使わせてもらう 傍ら、台湾の若者達と接し、質的データを採取す る。台湾滞在中は中国語の語学学校にも通い、中国 語を習い、台湾滞在から半年以降は中国語のみで生 活し、参与観察、インタビュー、台湾人との日常会 話は全て中国語で行った。

21.) Plolonging Youth: an investigation of Bimajyo phenomenon in Japan

(発表場所: LCJ Lecture Series)

6月に行った美魔女についての発表が好評を博した ためレイクランド大学日本校が主催しているセミ ナーシリーズにおいて発表することとなった。今回 は持ち時間が長かったため、前回に行った内容に加 えて若さの延長と成熟の遅延が行われることによっ て社会にどのような影響を及ぼしているかについて 消費社会の発展と絡めながら発表を行った。

(14)

平成19年9月~

平成21年8月

平成24年4月

平成24年6月

平成25年5月

著書,学術論文等の名称 単著、共 著の別

発行又は

発表の年月 概 要

(著書)

1. The Ambiguous Lightness of Being: Taiwanese Youth, Identity, and Consumption of Japanese Youth Culture

単著 平成21年 台湾人の若者のアイデンティティー構築を

日本文化の消費と関連させながら、西洋中 心 の 消 費 理 論 、 若 者 論 を 批 判 的 に 論 考 し た。更にアイデンティティーに関するポス トコロニアル理論においての「中間性」In- betweennessに対し、批判的に論じた。台湾 の若者に対するフィールドワークを行った 結果、「国家であり国家でない」という中 間的あいまいな政治状態に対して若者の中 では不安に感じる者もおり、明確化したア イデンティティー(たとえそれが構築され た幻想であっても)を欲する動きもあり、

「中間性」の理論に対して批判的に論考し た。

4.) Indo-Japan Mixed Commission 2007-2009 scholarship 授与

The Indian Council for Cultural Relations (ICCR)にポストドクトラルリサーチフェローの奨学 金を申請し、審査の結果給付される。奨学金の内容 は、学生寮への優先的入寮、学校関係の費用の免 除、プラス月額給付金が与えられた。デリー大学の 学生寮に入寮できたため、インド人の学生やネパー ル、バングラディシュ、スリランカなどの南アジア の学生、アフガニスタン、イラン、アフリカ諸国か らの学生などとも交流を持つことが出来た。

2.) Human Relationship with Nature: The Tangkhul Naga’s Perspective

(学会誌名称: Journal of Human Ecology Kamla-Raj Enterprises, India)

ナガー族のサブトライブであるタンクール族におけ る人間と自然との係わりあいについての研究論文。

現在、ほとんどのナガー族はキリスト教を信仰して いるが、キリスト教が布教される前は土着の宗教を 信仰しており、それは自然を敬い共生していく思想 が根底にあるということを述べ、キリスト教を信仰 している今日でも、多くのナガー族の間にその考え は残っていることを論じた。

(査読審査実績)

1.)‘Guitars and Brooks Brothers: The “Ivy”

Fashion and the Representation of American Collegiate Culture in Japan during the 1960s’

(学会誌名称: The Journal for the Popular Culture Association of Australia and New Zealand)

ポピュラーカルチャー専門の学会誌に寄稿した論文 に対し査読を依頼され査読を行った。論文は1960年 代に日本で流行したアイビーファッションがアメリ カのハーバード大学を中心とする東部アイビーリー グの大学に在籍する当時のアメリカの大学生の ファッションスタイルを参考にし、VANなどの ファッションブランドを立ち上げた歴史等を述べ た。

Gurgaon: Shubhi Publications

(全340頁)

研 究 業 績 等 に 関 す る 事 項

発行所,発表雑誌等 又は発表学会等の名称 3.) 'Embedded Racism' in Japanese official

registry systems: Towards a Japanese critical race theory

(学会誌名称:International Journal of Asia Pacific Studies)

日本の司法システムにおいて外国人がどのように差 別されているかという論文について査読を行った。

(15)

2. ‘Because they look real’: watching Japanese TV dramas among Taiwanese youth

編著論文 平成19年 日本のドラマの主な視聴者である台湾人の

若い女性が日本のテレビドラマに対して文 化的な近さを感じている。文化的近さを感 じ る 理 由 の 一 つ と し て 「 同 時 代 性 」 (coevalness)というものに着目し、同時代 性の理論について批判的に検討した。台湾 の視聴者が日本に対して「同時代を生きて いる」という感覚があるために日本を文化 的に近く感じるという議論に対し賛成をし つ つ も 、 文 化 的 近 似 性 の 意 識 と い う も の は、日本人と台湾人の外見的特徴、歴史的 関係、メディア商品の浸透度などが絡み合 いながら複合的に形成されていくものであ ることを論じた。

( 編 者 : C. Storm, M. Harrison, 分 担 執 筆: A. Adelaar, A. Heylen, B. Chang, C.

Kammer, S. Travagnin, C. Storm, M. Fan, S. Ota, P. Johansson, S. Tzeng, W. Lee, S. Corcuff, S. Simon, M. Harrison)

3. The Effect of Reading Literature for Acquiring Foreign language: a case of learning Japanese

編著論文 平成22年 文学が語学学習にどのように役立つかにつ

いて日本語学習を例に取り論じた。文章を 読むということは、語学習得において非常 に手助けになるということを自身の経験か ら述べた。第一に、文学作品は物語性があ るものが多く、物語を追う楽しさから、楽 しみながら文章を多く読むことが出来る。

また、文章を多く読めば、当然解らない言 葉 が 出 て く る の で そ れ ら を 調 べ る こ と に よって語彙や慣用句なども学ぶことができ る 。 読 解 能 力 の 向 上 は 、 聴 解 、 文 法 、 筆 記、会話の能力の向上にもつながることを 論じた。

( 編 者 : A. Khanna, 分 担 執 筆 : A.

Maurya, V. Narang, g. Keeni, a. Chawla, R. Dengle, P. Motwani, P. Mukherji, B.

Deepak, P. George, M Sahni, M. Lakshmi, R. Popli, T. Suryakant, J. Chandra, U.

Sachidanand, S. Chaudhary, R. Gargesh, T. Shibahara, T. Kakkar)

4. Cheerful Women and discontented Men: The Impact of Consumerism and Media Images on Japanese Young Men

編著論文 平成22年 高度消費文化が発達した日本社会において

女 性 が 消 費 文 化 の 主 役 に な っ て か ら 久 し い。そのような中、一部の若い男性達の中 には消費文化に対し疎外感を感じているも のもいる。また、メディアなどの言説や最 近 の 政 治 的 妥 当 性 (Politically Correctness)の風潮から男性を賞賛する傾 向が少なくなってきている。幼い頃からそ のような風潮の中で育った子供達が今青年 期をむかえ、一部の男性の中には男性であ ることの健全な自信を養成されずに育った 者達がおり、日本独特の一つの社会問題と なっているということを論じた。

( 編 者 : P.A. George, 分 担 執 筆 : S.

Vishwanathan, K. Komatsu, J. Kyburz, R.

Panda, L. Varma, G. Campagnolo, S. N.

Varma, M. M. Kunju, V. Raghavan, S.

Narsimhan, I. K. Surajaya, T. Toan, T.

Mito, G. Keeni, N. Kongari, P.

Gangopadhyay, D. Bakshi, S. Biswas, P.

Motwani, R. Tomar, S. Sethi, S. Ota, G.

Meena, N. Parameswaran, P.A. George, M.

V. Lakshmi, R. Singh, R. Singh, A.

Chauhan, S. Papalexandropoulos, U.

Sachidanand, A. Chawla, S. Jain, S. K.

Chaudhuri, T. Shibahara, P. Pardeshi, T.V. Suryakant)

C. Storm and M.

Harrison (eds) The Margins of Becoming:

Identity and Culture in Taiwan, Wiesbaden:

Harrassowitz

(全290頁)

(担当:pp125-140)

Anita Khanna (ed.) The Role & Significance of Literature in language Pedagogy, New Delhi:

The Japan Foundation Support

(全260頁)

(担当: pp88-103)

P.A George (ed.) Japanese Studies: changing global profile, New Delhi:

Northern Book Centre

(全606頁)

(担当: pp360-384)

(16)

5. Japan Craze Tribe and Subcultural Practice among Taiwanese Youth

編著論文 平成22年 日本の若者文化が台湾の多くの若者達に受

け入れられており、日本好きの若者たちは 現地で哈日族(ハーリーズー)と呼ばれて いる。日本文化の消費層の多くは若い女性 であり、台湾における消費文化も女性が牽 引 し て い る 傾 向 が あ る と い う こ と を 述 べ た。また、英米系の若者文化論においては 消費のパターンの違いはあまり論じられて いないのに対し、台湾においては日本の若 者同様、性格の違いが消費のパターンの違 いに影響していることを論じた。

(編者: G. Balatchandirane, 分担執筆:

S. Vishwanathan, S. Narsimhan, S.

Chakrabarti, S. Mishra, L. Varma, R.

Thakur, K. Shanthi, T. Lakshmanasamy, M. Sharma, G. Balatchandirane, H. S.

Prabhakar, S. R. Choudhury, K. V.

Kasavan, J. Zhang, G. V. C. Naidu, M.

Bhalla, P. Baruah, R. Narsimhan, Anamika, V. Ramalakshmi, S. Ota, R.

Panda, V. P. Dutt)

6. An Anthropological Investigation of Cultural Authenticity in the Works of Tanizaki Junichiro

編著論文 平成22年 文化的真正性に対する人類学的考察を谷崎

潤一郎の小説を材料に行った。谷崎潤一郎 は「日本的」な小説を書くことで知られ、

海 外 の 読 者 か ら も そ の よ う に 知 ら れ て い る。しかしながらその「日本的」なものは 自然発生的に起こったものではなく、明治 時期に行われた国家形成によって構築され た も の で あ る と 述 べ た 。 文 化 的 真 正 性 と は、文学、メディア、教育、政治などが複 雑に絡みながら創られて行ったものである ことを論じた。谷崎自身はそのことを理解 し て お り 、 彼 は 文 学 と い う 想 像 の 世 界 で

「真に日本的なもの」を描いていった。

(学術論文)

1. Sex in the Field:

Anthropologists’ Sexual Involvement with the People in the Field

単著 平成18年11月 人 類 学 者 の 調 査 は チ ー ム と し て 行 う よ り も、単独で行う場合が多い。調査の内容が 村落の人口分布や政治形態、神話、世界観 などのようなものであればある程度「客観 的」なデータをとることができるが、性生 活や性的嗜好、違法行為、犯罪行為などの ような社会的規範から逸脱するような行為 を 調 査 す る 際 、 人 類 学 者 の パ ー ソ ナ リ ティーによってインフォーマントの回答が 変わってくる可能性があり、それによって 調査結果が左右される危険性を指摘した。

それから、人類学的調査が避けて通れない 調査者と被験者の力関係についての考察も 行った。

ウェブ上にて発行。ISAのメンバーのみ 閲覧可能。ISA E-Bulletinのサイトは以 下:http://www.isa-

2. Ethnic Identity and Consumption of Popular Culture among Young Naga People, India

単著 平成23年9月 インド東北部(ミャンマーとの国境付近)

に住む少数民族ナガー族の若者のメディア 消費を観察することによって彼らの民族ア イデンティティーの考察を行った。ナガー 族 は 外 見 上 イ ン ド シ ナ 半 島 や 東 ア ジ ア の 人々に近く、また歴史的にインドに半ば強 制 的 に 組 み 込 ま れ た こ と か ら 、 「 イ ン ド 人」としてのアイデンティティーは薄く、

政治的な独立を志向している。その考え方 が 彼 ら の メ デ ィ ア 消 費 に も 反 映 さ れ て お り、ヒンディー映画や音楽はほとんど視聴 せず、アメリカの音楽や映画を好んで視聴 していることを論じた。

IJAPSのウェブサイトは下記にてアクセス可 能:http://web.usm.my/ijaps/

サイトの左側、'articles' をクリック Unita Sachidanand (ed.)

Contributions to Japanese Literature, New Delhi: Anamika Publishers

E-Bulletin:

International Sociological

Association, Number 5, SAGE

(ウェブ上にて発行)

in Special Issue International Journal of Asia Pacific Studies

(ウェブ上にて発行)

G. Balatchandirane (ed.) Japan in a Resurgent Asia, New Delhi: Manak

Publications Pvt. Ltd

(全395頁)

(担当: pp325-354)

(17)

3. インド東北部ナガー族の 消費文化 - 社会人類学的見 地から -

単著 平成25年4月 インド東北部と言われている地方に居住す るナガー族を事例にグローバル商品経済と 接触することによりヒトとモノとの関係が どのように変化していったのかを論じた。

ナガー族は19世紀にイギリスと接触する前 はほとんど自給自足の生活を行っており、

本格的商品経済が入ってきたのは1950年代 以降である。本稿ではデリーに住むナガー 族の若者及び2008年にナガー族がすむマニ プル州にある町ウクルールにて参与観察を 行った結果ナガーの若者が商品に対する意 識の変化がどのように表れたのかを論じ

(その他)

1. The Prospect of Learning a Foreign Language

単著 平成20年7月 外国語を学習することによってどのような

将来が開けるかをナガー族の若者に対して 述べた。ナガー族の若者は英語で学校教育 を受けているものが多く、彼らにとって外 国語といえば第二外国語、つまり英語以外 の言語を指す。ビジネス分野で活躍するな らインドとの経済関係を考えると東アジア の言語を勉強すると役に立つ。国際機関や 開発関係のNGOならばスペイン語やフランス 語などを知っておくと有利に成るというこ とを述べ、外国語学習の重要性をナガー族 の若者に訴えた。

2. Depopulation and aging:

a potential problem in North-East

単著 平成21年7月 インド東北部マニプル州の山岳地帯にある 町ウクルールでフィールドワークを行った 際に感じたことを述べた。ウクルールには ナガー族の人々が住んでいるのだが、そこ の地域で起こっている人口移動についての 問題点を指摘した。インド東北部には産業 がほとんどなく、ほとんどが政府の助成金 によって経済が成り立っている。そのため 若者に仕事がなく、若者の多くはデリーな どの大都市で働いている。若者の人口流出 がそのまま続けば過疎化が予想される。そ れに加え、商店、交通、運輸、建設など数 少ない産業はアーリア人に押さえられ、

アーリア人の人口流入がこの地域で目立つ ようになってきた。そうなると三、四十年 後にはアーリア系移民が東北部で多数派に なる可能性を示唆し、ナガー人としてのア イデンティティーを維持していくのも難し :

経営哲学10巻1号

in Khanrin, Delhi:

Tangkhul Katamnao Long, Vol.1

in Khanrin, Delhi:

Tangkhul Katamnao Long, Vol.8 No.1

Referensi

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【運営委員】 1 2 3 4 5 6 7 8 【概要】 回数 1 2 3 4 平成28年10月24日月) 13:00~15:00 平成29年3月1日水) 10:30~12:30 2時間 2時間 2時間 開講日時 平成28年7月4日月) 13:00~15:00 時間数 場所 当センター教室スペー ス 志岐 良子 奥 優伽子

A B C D E F 7. 日本語教育のための学習教材の作成 【概要】 回数 開講日時 時間数 場所 1 平成25年 9月26日 18:30~ 21:30 3時 間 アスト津 2 平成25年 10月28日 18:30~ 21:30 3時 間 アスト津 3 平成25年 12月18日 18:30~ 21:30 3時 間 アスト津 4

昭和三十九年三月十八日植之昭和三十九年三月十八日植之昭和三十九年三月十八日植之昭和三十九年三月十八日植之 150mm 復元前復元前復元前復元前のののの記念碑文記念碑文記念碑文記念碑文①①①①記記記記念念念念植植植植樹樹樹樹 ③発足の地を去るに当りて ④昭和三十九年三月十八日植之 創立五十周年記念 平成二十五年四月若鮎会建之 1000mm 1 0 0 0 m