国 語
注 意
1 . 試験時間は,15:20 〜 16:10 の50 分です。
2 . 問題は 一 から 三まであります。
3 . 解答用紙に,受験番号と氏名を書きなさい。
4 . 解答はすべて解答用紙に書きなさい。
5 . 先生の指示があるまで,問題用紙をあけてはいけません。
6 . 問題についての質問はうけつけません。
7 . 試験が終わったら,解答用紙を裏返しにしておきなさい。
2022
次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。
「私」(灯子)と遥 はると都は幼いころから同じ絵画教室で学び、画家を目指してきた大学生である。ある事故に巻き込 こまれて入院していた 灯子は、病院を抜 ぬけ出してアトリエへ向かい、そこで遥都と再会した。
土砂降りの雨が、私たちを a容 ようしや赦なく濡 ぬらしていく。
「中に入らないの? 風 かぜ邪、ひいちゃうよ」
「言ったよな。絵を描 かかないなら、邪 じやま魔だから帰れって」
「うん。言われた」
「何しに来たんだ?」
「 ①私ね、もう死ぬの。だから、ここに来た」
「意味が分からない」
「ここで死にたいの。アトリエが大好きだから」
呆 あきれ顔で溜 ためいき息をつかれた。
「送ってやるから、病院に戻 もどれ」
「嫌 いや。ここで死ぬ」
「人間の身体は、俺 おれの期待より弱いけど、お前の見立てよりは強いよ」
遥都の言葉は時々、面 めんど倒くさい。でも、好きだなと思う。
「ほら。立て」
二 にの腕 うでを摑 つかむ手を振 ふりほどき、睨 にらみ付ける。
「この前、遥都、言ったよね。俺は助けてくれなんて言ってない。他人のことなんて放っておけよって。あれ、噓 うそだよね。私と遥都は他人じゃ 一
ないじゃん。どうして、あんな哀 かなしいことを言ったの?」
「他人だろ」
「他人じゃないよ。だって今までずっと助けてくれたじゃん。子どもの頃 ころも、高校生になってからも、大学生になってからも、いつも遥都
は助けてくれた。私のことをちゃんと見ていてくれた。それなのに、どうして急におかしくなっちゃったの?」
私は今、泣いているのかな。
雨のせいで自分でもよく分からない。
「ねえ、何で怒 おこってるの? 私の何が嫌 きらいになったの?」
教えてよ。ちゃんと話してよ。
「あの夜、土砂崩 くずれにアトリエが襲 おそわれた夜、私が遥都を助けたことが、そんなに悪いことだったの?」
「もう二回も言っただろ。いい加減、理解しろよ」
「だから二回って何?」
「絵を描かないなら、邪魔だから帰れって」
「だったら私も何回も言ったよ。絶対に帰らない。ここで死ぬ」
痛いほどの強さで、左の手首を摑まれた。
「お前は本当に馬鹿だな。 ②まだ分からないのかよ。早く気付けよ」
「気付く必要なんてない。だって私には遥都がいるもん! 遥都が全部、教えてくれるんだから、私が考える必要なんてない!」
「……何なんだよ。お前、何でそんなに俺のことを信用してるんだよ」
いつの間にか、遥都の顔まで、ぐしゃぐしゃに歪 ゆがんでいた。
「私は遥都がいないと駄 だめ目なの」
ただ、それだけのことだよ。
何も難しい話じゃない。
「あの夜、私が遥都を助けたのだって……」
「だから、助けてくれなんて頼 たのんでないだろ!」
それは、私が初めて聞く、遥都の ③怒 どな鳴り声だった。
「頼まれてもいないのに、勝手に俺を助けて。右手をなくしたからって、お前のレースは終わりかよ! 俺たちが走っていた場所は、そん
な簡単に降りられるような場所だったのかよ!」
「右手がないんだからしょうがないでしょ!」
「ふざけるな! いつまで泣き言を言ってんだよ! 死んで終わらせるなんて、逃 にげてるだけだ。いつまでも甘 あまえてんじゃねえよ!」
「描きたいよ。描きたいに決まってるじゃない!」
気力を振り絞 しぼって叫 さけぶ。
「でも、どうして良いか分からないんだよ。私は馬鹿だから、分からないの。ねえ、遥都。助けてよ。私、どうしたら良いの? 知ってる んでしょ? 遥都なら答えが分かるんでしょ?」
もう間 まちが違いない。
④これは雨じゃない。
「邪魔だなんて言わないで。帰れなんて言わないで。私の居場所はここだけ。私はアトリエで死ぬの。ここで絵を描きながら、死んでいき
たいの! だから助けて! もう一度、どうすれば絵を描けるようになるのか、私に教えてよ!」
それは、今、この瞬 しゆんかん間に口にするまで、 ⑤自分でも気付けていなかった本音だった。
(中略)
「お前に見せたい物がある」
遥都は机の引き出しから、二冊のスケッチブックを取り出す。
それから、私の目の前で一ページずつめくっていった。
並んでいるのは震 ふるえる線で描かれた下手な絵。アトリエに通う小学生が描いた絵だろうか。ページがめくられる度に、絵は b著 いちじるしい成長
を見せていった。
「こっちはペンを右の手首に固定して描いた絵だ」
続けて、もう一冊のスケッチブックが開かれる。
「こっちは左手で描いた絵」
やはり前半は酷 ひどい出来だったけれど、ページが進むにつれ、描き込まれた絵は信じられないほどの進化を遂 とげていった。後半のページなど、
見慣れた遥都の絵と大差ないように思える。
「普 ふだん段のタッチを再現するには、指先のコントロールが必要不可欠だった。だから左手で描いた方が良い。俺でも二ヵ月でここまで描ける
ようになった。お前なら、もっと早く慣れる」
……ずっと、それを確かめていたの?
遥都は一度しかお見 みま舞いに来なかった。だけど、やっぱり私のことを忘れていたわけじゃなかった。
どうすれば良いかを私に教えるために、自分を実験台にしていたのだ。
「スケッチブックをちょうだい。今から描く」
「そうだな。それも良いけど」
遥都は私の頭に優しく手を置いた。
「お前、病院を抜け出してきただろ。点 てんてき滴、自分で外したのか?」
「何で分かるの?」
「袖 そでに血が滲 にじんでる。痛かったな」
「うん。でも、ほかにもっと痛いところが色々あったから」
何かおかしいことを言っただろうか。
⑥遥都は小さく笑った後で、私の前にスケッチブックを置いた。
「これを持って行って良いから、病院に戻ろう」
「やだ。今、描きたい」
「体調を回復させるのが先だ。気持ちだけじゃ身体は動かない。もうすぐ死ぬとか、最後の一枚だとか、投げやりなことを言うな。死んだ
ら一 いつしよ緒に絵を描けなくなる」
「それはもっと嫌。とっても嫌だ」
「今は病院に戻ろう。お前が描き続けるなら、実 みか嘉先生だって簡単に諦 あきらめたりはしないさ。東京インフィニティのグランプリを狙 ねらうチャン
スは、もう一回ある」
「 ⑦私が鷹 たかの像を取ったら、先生喜んでくれるかな」
「ああ。もちろんだ」
(綾 あやさきしゆん崎隼『君を描 えがけば噓になる』による)
(注1)鷹の像…東京インフィニティというコンクールで、グランプリを受賞した者に与 あたえられるブロンズの像。灯子と遥都の先生
である実嘉がかつて取れなかったグランプリを、灯子は自分が取って像をプレゼントすると約束していた。
問一 波線部a・bの言葉の意味としてもっとも適当なものを次の中からそれぞれ選んで、記号で答えなさい。
ア 思いやりもなく イ 遠 えんりよ慮なく a 容赦なく ウ 休みなしに エ 理解せずに オ 勢いなく ア ふさわしい
イ つつましい b 著しい ウ おそろしい エ 見苦しい
オ めざましい (注1)
問二 二重傍 ぼうせん線部「あの夜」とありますが、本文の内容から推測すると、「あの夜」に起きた出来事とはどのようなことだと考えられますか。
その説明としてもっとも適当なものを次の中から選んで、記号で答えなさい。
ア 灯子と遥都がいたアトリエが土砂崩れに呑 のまれ、その際に遥都をかばった灯子は右手を失う大けがを負った。
イ アトリエを土砂崩れが襲ったが、灯子のとっさの判断で二人はアトリエを出て、二人とも無事に助かることができた。
ウ アトリエをおそった土砂崩れに巻き込まれて大けがを負った遥都を、同じく右手に大けがを負った灯子が助けた。
エ 絵を描いていた灯子は土砂崩れからとっさに遥都をかばったが、そのときの恐 きようふ怖で絵を描けなくなってしまった。
オ 灯子が失った右手のことで遥都とけんかをしていたところを土砂崩れに襲われ、灯子は危険もお構いなしに遥都をかばった。
問三 傍線部①「私ね、もう死ぬの」とありますが、このときの灯子はどのような心情ですか。灯子の現在の状 じようきよう況を踏 ふまえて、四十字以内
で説明しなさい。
問四 傍線部②「まだ分からないのかよ。早く気付けよ」とありますが、ここで遥都が言いたいことの説明としてもっとも適当なものを次
の中から選んで、記号で答えなさい。
ア 灯子は土砂崩れから遥都を助けたが、遥都は死にたいと思っていたから、灯子の行動は迷 めいわく惑だったということ。
イ 絵を諦めた灯子に対して遥都は優しくするつもりがないから、もう自分とかかわってほしくないということ。
ウ 絵を描くことが好きなのだから、右手を失っても諦めるのではなく、素直に描きたいと思ってほしいということ。
エ 灯子が信 しんらい頼しているほど自分は優しい人間ではないから、自分に頼 たよりきりになるのをやめてほしいということ。
オ 灯子は遥都や実嘉先生をはじめ多くの人に愛されているから、絵が描けなくても生きていくべきだということ。
問五 傍線部③「怒鳴り声」とありますが、灯子に対して遥都が怒鳴り声をあげた理由を、四十五字以内で説明しなさい。
問六 傍線部④「これは雨じゃない」とありますが、「これ」が指すものは何ですか。一語で答えなさい。
問七 傍線部⑤「自分でも気付けていなかった本音」とありますが、「本音」の内容についての説明としてもっとも適当なものを次の中から
選んで、記号で答えなさい。
ア 土砂崩れで右手をなくし、絵を描けない体になって気付いた、アトリエが自分の唯 ゆいいつ一の居場所だという本音。
イ 遥都を助けたにもかかわらず、邪魔だから帰れと突 つき放されて気付いた、遥都と一緒にいたいという本音。
ウ 絵の道を諦めて死を選ぼうとしたことについて遥都と口論をして気付いた、まだ絵を描きたいという本音。
エ 土砂崩れに呑まれて右手を失う大けがを負って気付いた、絵が描けないなら死んでしまいたいという本音。
オ 長く雨に打たれて、血が上っていた頭が冷えて気付いた、この先も絵を描ける方法を探したいという本音。
問八 傍線部⑥「遥都は小さく笑った」とありますが、このときの遥都の心情の説明としてもっとも適当なものを次の中から選んで、記号
で答えなさい。
ア 点滴を外したときの傷が気にならないほどの灯子の絵に対する想いの大きさに、呆れ果てている。
イ 絵を描けなくなり苦しい思いをしていた灯子をかわいそうだとあわれみ、彼 かのじよ女を励 はげまそうと思っている。
ウ 血が滲むほどのけがよりも絵を描けない苦しみの方が勝っていたという彼女の熱意を馬鹿にしている。
エ 入院していた病院を抜け出して、絵を描くためにアトリエにやってきた灯子の成長を頼 たのもしく思っている。
オ 右手を失って絶望するばかりだった灯子が、前を向いて再び絵に向き合い始めたことを嬉 うれしく思っている。
問九 傍線部⑦「私が鷹の像を取ったら、先生喜んでくれるかな」とありますが、灯子はこのときどのような気持ちになっていますか。
五十字以内で説明しなさい。
問十 灯子と遥都の関係性についての説明として、もっとも適当なものを次の中から選んで、記号で答えなさい。
ア 互 たがいに相手の才能にあこがれており、遥都は灯子を尊敬して接し、灯子は遥都が支えてくれることを誇 ほこらしく思っている。
イ 互いに才能ある相手を強く意識しており、遥都は灯子をうとましく思っている一方、灯子は遥都に恋 こいごころ心を抱 いだいている。
ウ 互いの才能を恨 うらめしく思っており、遥都は灯子を徹 てつてい底して邪魔だと思う一方、灯子は頭のいい遥都に嫉 しつと妬心を抱いている。
エ 互いに相手の才能を認め合っており、遥都は灯子の才能のために献 けんしん身し、灯子はそんな遥都に大きな信頼を寄せている。
オ 互いに自分の方が優れていると思っており、遥都は灯子のことをあわれんでいる一方、灯子は遥都の絵など敵ではないと思っている。 次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。
表現への欲求
人間とは、本来何かを表現したいという欲望をもっています。その次には、表現したものについて共感してもらいたいと思う。多くの人
に「お前の考えていることはもっともだな」と認めてもらいたい。さらに先を言えば、そういう表現をすることが自分にとって必要であり、
人に必要とされる人間になりたいという欲求があります。
①こういう欲求を強 きようれつ烈にもっている人間は芸術家になったり、A企 きぎよう業の社長になるかもしれない。人間の欲望のなかには、金銭欲 とか名 めいよ誉欲とかいろいろあります。権力を欲しがる人と、あまり権力欲のない人、個人差はあるんですが、表現というものに関して言えば かなり ②共通したものをもっている。
表現とは、英語ではexpression 。内側にあるものを搾 しぼり出す、というのがもともとの語源です。日本語の「表現」というのも僕 ぼくは面白いと思う。
表に現す、ですからね。中国語では「表達」だそうです。これも、表に達する。 Ⅰ要するにどれも、なかにあるものを外に出すということです。
つまり表現とは、自分のなかにあるものを表に出すわけですが、その Ⅱ前提として、自分のなかに何かがなきゃいけない。何もなければ
表現のしようがない。中身とは何かと言えば、もちろんいろいろあるけれど、精神というものと関係します。あるいは心と言ってもいいか
もしれない。
例えば、音楽家が自分のなかにあるものを表出して曲を作る。文学者が自分のなかのものを文章化して小説を書く。絵を描 かく人は自分の 二
なかのイメージを具体的に絵の具を使って表現する。Bどの場合だって、中身がなきゃダメなんです。中身を作らなきゃならない。
それが実は学ぶということの一番の基本、エッセンスでしょう。
さっき言った「知の三角形」の真ん中のところに、 ③どうやったら知識を蓄 ちくせき積できるのか。これが学ぶということ、あるいは情報化社会
のなかで生き延びるということにつながるんですが、二つのことがあります。
まず、キイワードの体系化ということ。バラバラに捉 とらえた知識というもの、あるいは記 きおく憶というものは身につかない。これは、脳科学な
んかから出てくる話です。つまり、知識というものが自分の内面の身につくには、ある種の体系化が必要なんです。いろんなもののつなが
りのなかで物事を覚えていくということです。
円周率を記憶するコンテストというのがあります。3.14……という延々と続く数字の羅 られつ列、あれですね。このコンテストでは、今までずっ と、若い人しか勝てないと思われていた。実際、ある時期まではそうでした。ところが、 ④ソニーの中年の会社員が世界チャンピオンを獲 と
り続けたことがあったんです。
私は彼 かれに「なぜそんなことが可能なのか?」と聞きました。「長い間人生を生きてきた人間のほうがたくさんの知識をもっている。数字を
覚える時に、いろんな形のイマジネーションで覚えていく。そういうイメージは大人のほうが多くもっている。だから自分のほうが若い人
より有利なんです」というのが彼の答えでした。
記憶力という点では若者のほうが優れているけれど、体験というものを組み立てる力は彼のほうが強い。そういうことなんです。
つまり、どうやって知識を体系化していくか、これがまさに学問、学ぶということじゃないでしょうか。
抽 ちゆうしよう象化することの意味 もう一つ、学ぶこととは具体的な問題を抽象化すること。つまり、個々の問題がただ並んでいるのではなく、そこに何があるのかを探し
当てること。抽象化して考えること。具体的に起きている問題を抽象的に考えてみる訓練。これが教育、あるいは学ぶということです。そ
の方法をきちんと教えるのが、教える側の仕事なんです。しかし、これがけっこう難しい。難しくても教える側に立った以上は、私は本職じゃ
ないけれど努力するべきだと思っているんです。ただ逆に、本職があまりそこに重きを置いていないじゃないかというのが、実は今の教育
に対する私の批判です。
人間が他の動物と違 ちがって持っている表現手段というのは、言うまでもなく言語です。文化や芸術、科学技術もそうですが、言語を手に入 (注1)
れたことで、人間は現在に至るまでの飛 ひやく躍を遂 とげてきたわけです。言語を使って未来を予測したり、逆に歴史を記憶に留めたりしてきた。
それだけ言語は大切なXなんです。
その言語に今、大変なことが起きている。これは3年ほど前から繰 くり返 かえし言ってきたことですが、みなさんのなかから言語が消えていっ
ている。言葉というものをものすごく知らなくなっている。言語が消えたらどうやって表現するのか。言語が消えれば学ぶ手段を失うわけ
ですから、物事を理解するのが遅 おそくなっていく。これは大変なことです。
そういうことを踏 ふまえた上で、じゃあ人が学ぼうとする時何が一番大切なのか。今度はマインドの問題です。「好 こうき奇心」、それから「探究心」
です。
⑤情報化社会というのはとても厄 やつかい介で、例えば情報のなかで映像と音声による表現のウェイトが、前よりもとても大きくなった。だから
みなさんは、読むのが苦手になったんです。
文字で情報を取るよりも見ちゃったほうが早いから、そうならざるを得ない。でもそれは便利なんですが、失われる部分も多い。第一に
イマジネーションが働かない。想像力が働かない。全部見ちゃうと、それから先に何があるんだろうという好奇心は殺されてしまいます。
すべてのことは、関心、興味をもたなければ何も始まらない。
(中略)
何かの先を掘 ほり下げていく、あるいはその興味を伸 のばしていくということです。探してずっと先まで求めていく。これが学ぶということ
の意味でなくてはなりません。
(筑 ちくしてつや紫哲也『若き友人たちへ』による)
(注1)「知の三角形」…筆者は、「情報」「知識」「知 ちえ恵」が作る三角形がゆがまずに正三角形になることで正しい判断ができるとし、
大量の情報におぼれないために「知の三角形」を持つことが必要だと述べている。
問一 波線部Ⅰ「要するに」の類義語 000、Ⅱ「前提」の対義語 000としてもっとも適当なものを次の中からそれぞれ選んで、記号で答えなさい。
ア 考えてみると イ どうやら Ⅰ 要するに ウ まとめると エ とりわけ オ 結果的に ア 根 こんきよ拠 イ 条件 Ⅱ 前提 ウ 後付 エ 結論 オ 補足 問二 空 くうらん欄A・Bに入る言葉を次の中からそれぞれ選んで、記号で答えなさい。
ア なぜなら イ しかも ウ しかし エ そこで オ あるいは 問三 傍 ぼうせん線部①「こういう欲求」とありますが、これに当てはまる例として不適当なもの 000000を次の中から一つ選んで、記号で答えなさい。
ア 中学校で美術部に入部して、油絵の風景画を描きたい。
イ 大好きな歌を唄 うたうことを通して、生きる喜びを伝えたい。
ウ 地道に計算力を鍛 きたえて、算数のテストで満点を取りたい。
エ 将来声優になって、アニメ映画の制作にたずさわりたい。
問四 傍線部②「共通したもの」とは何ですか。「~という欲求。」という形に合うように、本文中から十五字で抜 ぬき出して答えなさい。
問五 傍線部③「どうやったら知識を蓄積できるのか」とありますが、「知識を蓄積」する方法を二点 00、それぞれ分かりやすく四十字以内で
まとめなさい。
問六 傍線部④「ソニーの中年の会社員が世界チャンピオンを獲り続けた」とありますが、それはなぜでしょうか。その理由として適当な ものを次の中から二つ 00選んで、それぞれ記号で答えなさい。
ア 情報化社会に適応できるための数字の記憶方法を模 もさく索したため。
イ 体験を組み立て体系化する力を数字の記憶に利用しているため。
ウ 数字の羅列をバラバラにして、覚えやすいようにまとめたため。
エ 長い人生の中で、数字を覚えるために豊富な知識を得たため。
オ 人生で得た豊富な知識が、数字のイメージ化を豊かにするため。
問七 空欄Xに入るもっとも適当な言葉を次の中から選んで、記号で答えなさい。
ア 道具 イ 技術 ウ 内容 エ 知識 オ 学問 問八 傍線部⑤「情報化社会」とありますが、情報化社会で私たちはどのようなことに気を付けるべきだと筆者は考えていますか。本文の
内容を踏まえて説明しなさい。
問九 本文における筆者の考え方の説明として適当なものにはA、そうでないものにはBを、それぞれ解答欄に書きなさい。
ア 芸術家は表現欲、金銭欲、名誉欲など様々な欲望を胸に秘めているが、権力欲については例外である。
イ 「表現」とは内側のものを外に出すことだが、国によって出し方が異なることに注意する必要がある。
ウ 興味や関心を持ったものを深く掘り下げて求めていくことが、表現の中身を作ることになるのである。
エ 表現者には豊富な知識は欠かせず、そのために個々の事 ことがら柄から重要な要素を抜き出す思考は重要である。
次の①~⑤の傍 ぼうせん線部のカタカナを漢字に改めなさい。
① 健康を考え、イチョウにやさしい食事をとる。
② 市役所のチョウシャを新しく建て替 かえる。
③ 実験のために水をジョウハツさせる。
④ 野生動物はそれぞれナワバりを持っている。
⑤ 農作物の生産は、畑をタガヤす作業から始まる。 三
問十 問 九 問八 問七 問六 問 五 問四 問 三 問二 問一 a
b 問九 問 八 問七 問六 問 五 問四 問三 問二 問一
ア 二点目 一点目 A Ⅰ
イ B Ⅱ
ウ
エ
という欲求。
〔国 語 〕 解 答 用 紙
注意 字数制限の問題では、句読点も一字として数えます。
一
二
フ リ ガ ナ
三
①
②
③
④
り
⑤
②×4 ② ③×2 ③ ③ ②×2 ②×2 ④ ④ ④ ③ ③ ③ ②×2
A
問九 ア
B
イ
B
ウ
A
エ
が イ
オ
問七
ア
問八
好 奇 心 を 大 切 に し て 学 ん で い く べ き だ
。
文 字 で 情 報 を 読 み 取
っ
て 想 像 力 を 働 か せ る こ と で、
素 を 見 つ け て
ラ の 知 識 を
な 通 し て
、
共 通 す る 要
る る
。
系 い ろ い
、
問 バ
の つ
。
具 化
体 し
的 て
ろ な
覚 ド
考 て え を
え い る 体
B
ウ
問四 問五
二点目 一点目
抽 個 り キ
象 々 の イ
化 に 中 ワ
し 起 で
ー
て き
を 自
表 分
に の
出 な
す か に あ る も の
Ⅱ
エ
抱 見 も い 出 絵 希 能 れ 望 性 か を
、
い か
を ら 未
き て お
ら け げ
来 る で に 可 こ
。
問六
涙
問八 問七
オ ウ
っ
て
め て よ い う た と 灯 し 子
き
夢 目 た を 指 か 諦 し こ 分 芸 と 勝 術 に 手 家
失 て な
っ
た 描 こ く
っ
を て き し な ま 絵 い く て る な し
一
① 問三 問二 問九 問五 問四 問三 問二
⑧ ⑥ ⑥
②×5 ⑦ ④ ④
望 で を る と き 遥
。
三 二
が と い
、
も た 自 に
ウ
で け の が
問一 問一 問十
問六
に と 右 ア 絶 が 手 続 都
Ⅰ
ウ
A
オ
フリガナ
④
縄 張
(
り)
⑤
耕
(
す)
と い
う 欲 求。
い こ 描 て す を 題 な ラ
物
映 像 や 音 声 に 頼 り 過 ぎ ず に
、
を バ
b
胃 腸
オ
解 答 用 紙
②
字 数 制 限 の 問 題 で は、 句 読 点 も 一 字 と し て 数 え ま す。
注 意
蒸 発
③
庁 舎
大
。 っ
好
と こ 憤 に を
イ ウ エ a