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太陽光発電における発電電力瞬時変化の平準化

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Academic year: 2024

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総合研究所・都市減災研究センター(UDM)研究報告書(平成25年度)

テーマ4 小課題番号4.2

太陽光発電における発電電力瞬時変化の平準化

太陽光発電, DC/DCコンバータ, キャパシタ, 出力平準化 久保 守二郎, 荒井 純一**,小林幹***

1.はじめに

非常用電源では停電時に は蓄電池から電力を供給 するが,平常時には電力系 統に連系して運転する.

そこで平常時の電力を平準 化することにより電力系 統への影響を軽減できる. そこで 本稿では、太陽光 発電システムにキャパシタ を付加した発電電力を平 準化するシステムの構成と 、そのシミュレーション 結果を報告する。なお,こ こでは蓄電池は除外して 検討する.

2.システム構成

提案する太陽光発電システムを図 1 に示す。本研 究では太陽電池アレイから 昇圧チョッパを介した出 力相当を PV 電源とした。本システムでは、単相イ ンバータの入力側にキャパシタと DC/DC コンバー タ を 付 加 し て お り(波 線 部)、 連 続 充 放 電 が 可 能 で あ る高周波絶縁型方式の DC/DC コンバータを用いて いる 1)。平常運転時では、 インバータ有効電力指令 値にキャパシタ電圧Ecを用 いる。キャパシタ残存容 量が低下した際、充放電を 停止する。そのとき、イ ンバータ有効電力指令値に は従来手法の最大電力点 追 従 制 御(MPPT 制 御)を 用 い る 。 十 分 な 発 電 量 が 確 保できた場合、キャパシタ電圧Ecより作成された有 効電力指令値に切替え、充放電を再開する。

3.インバータ制御

図2に有効電力指令値PrefAの決定 方法を示す。

図1 提案する太陽光発電システム

本 研 究 で は キ ャ パ シ タ 電 圧 Ec よ り イ ン バ ー タ 有 効 電 力 指 令 値 PrefA を 作 成 す る 。Ec=1pu の と き PrefA=1puに対応電力し、Ec=0.5puのときPrefA=0.2pu に対応する方式である。無効電力指令値 Qre fは力率 0.95と し 、 有 効 電 力 指 令 値 に 比 例 さ せ て 決 定 す る 。

図2 有効電力指令値PrefA決定方法

図 3 インバータ制御回路

* :工学院大学大学院工学研究科電気電子工学専攻,**:工学院大学工学部電気システム工学科

***工学院大学

有効電力 指令値

PrefA Pref(pu)

1

0 0.2

0.5 1 Ec(pu) キャパシタ

電圧Ec

単相インバータ

配電系統 (+/-100V)

キャパシタC PV

電源 インバータ 入力電圧Ed

キャパシタ電圧Ec

P-Q 制御

DC/DC コンバータ

制御

MPPT (充放電停止時) ACリアクトル

P-Qdet

√P2+ Q2 Q/P

1

tan-

P-Qref

+ + - Iref -

Idet

θref

G2

電流追従制御 (ヒステリスコンパレータ方式)

Vac

Iinv PLL

++ Iinvref

S1

S3 S2

S4

Iac

キ ャ パ シ タ 電 圧Ec

θdet

√P2+ Q2 tan-1Q/P MPPT

充 放 電 停 止 時

G1

単 相 イ ン バー タ

ACリアクトル Ed

θPLL

(2)

総合研究所・都市減災研究センター(UDM)研究報告書(平成25年度)

テーマ4 小課題番号4.2 インバータ制御回路を図3に示す。インバータ制御

にはヒステリシスコンパレ ータ方式の電流追従制御 を用いる。インバータ交流側で測定した交流電圧Vac、 電流 Iacより有効-無効検出 値 P-Qdetを作成する。ま た 、 キ ャ パ シ タ 電 圧 Ec よ り 有 効-無 効 電 力 指 令 値 P-Qre fを作成し、その後、電 流の位相検出値θdet、位 相指令値 θref、振幅 検出値 Idet、振幅指令値 Irefを求 め、その誤差を求める。ぞれぞれの誤差信号に G1、 G2を 加え、位相誤差信号に 電圧位相検出回路より作 成した θPLLを加える 。電流 指令値 Iinvrefを 誤差信号 の積により求め、その信号 を用いて電流追従制御を 行い、インバータのON/OFFパルスを作成する。

本 シ ス テ ム で は キ ャ パ シ タ の 残 存 容 量 が 25%( Ec=0.5pu)の 時 、 充 放 電 を 停 止 さ せ る 。 そ の と き、インバータ有効電力指 令値は、従来手法である MPPT制御により作成する (PrefBとする)。太陽電池 ア レ イ よ り 十 分 な 電 力 が 確 保 で き た と き(有 効 電 力 検出値 Ppu>0.3)、充 放電を 再運転 させキ ャパシ タ電 圧より作成したインバータ有効電力指令値 PrefA に 切替える。

3.シミュレーション

図4に日射強度が変化した際のシミュレーション結 果 を 示 す 。PV 電 源 出 力 にス テ ッ プ 変 化 を 与 え た と き、その変化を平準化するめに充放電される。また

(a) ○PV電源出力、□充放電電力、△出力電力

(b) ○インバータ入力電圧、□キャパシタ電圧

(c) ○有効電力、□無効 電 力

図4 発電電力瞬時変化による平準化

充放電によりキャパシタ電 圧 は変化し、それに従い 有 効-無 効 電 力 が 平 準 化 さ れ て い る こ と が 確 認 で き る。図 5に停止、再運転動作のシミュレーション結 果 を 示 す 。PV 電 源 出 力 が低 下 し た と き 、 放 電 動 作 となる。そのため、キャパ シタ電圧 Ecは徐々に低下

し、Ec=300V(残存容量が25%)になったとき、放電を

停止する。放電が停止した 場合、インバータ有効電 力指令値はPrefBに切替わ る。その後、15sで十分な 電力を確保できたとき、充 電動作を再開 すると共に インバータ有効電力指令値を PrefA に切替える。そ れに従い、キャパシタ電圧 も徐々に増加し、有効電 力は徐々に増加した波形と なる。このことから、充 放電停止、再運転が正常に 動作していることが確認 できる。

4.結論

太 陽 光 発 電 に お け る 発 電 電 力 の 瞬 時 的 変 化 を 平 準化することができ、キャ パシタの残存容量を考慮 した運転動作により、朝や 夕方などの立ち上がり時 等の運用も可能となる。こ れらは既 存の制御との互 換性を持つシステムであり 、非常用電源へも適用す ることが可能であると考えられる。

参 考 文 献

1) Shujiro Kubo, Junichi Arai, “Performance Analysis of High-Frequency Link DC/DC converter” ISAT, P-C20-II, 11th ISAT, 2012

(a) ○PV電源出力、□充放電電力、△出力電力

(b) ○インバータ入力電圧、□キャパシタ電圧

(c) ○有効電力、□無効 電 力

図5 充放電停止、再運転動作

充放電停止 再運転

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