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学 位 論 文 要 旨

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学 位 論 文 要 旨

学位論文題目 中国人学習者向けの日本語語彙学習 e-learning システム構築の提案 申請者氏名  袁 広偉(エン コウイ)

e-learning教材を含む現存する日本語教材のほとんどは英語にフックアップし,

英語話者の角度から日本を習得することを目標に作られたものである。逆に日本 在住留学生の6割強を占める中国人留学生のための専用教材は皆無な状態である。

そのため,日本語教室の中に,ほとんどの学生が中国人であるにも関わらず,基礎 から漢字を教えたり,アルファベットを介して日本語語彙の発音を説明したりす るのはしばしば見られる。本研究はこの現象に目を付け,日本在住の中国人留学 生の状況を見つめ,中国人留学生のための専用日本語教材の必要性を訴えた。そ れを改善すべく,中国人学習者専用e-learning日本語教材を構築するとtいう最終 研究目標に的を当てながら,本研究は言葉の基礎となる語彙を目標に絞り,中国 人学習者向けのN1級日本語語彙学習e-learningシステムの構築を試みる。

第二言葉の勉強は,母語に纏わる総合知識を第二言語に移す過程だと考える。表 音文字の英語を話す英語話者は音の変化に敏感である。彼らは日本語を習得する 際に,発音を切り口にするのが一般的である。と同様に,中国人の母語である中 国語は,日本語との間に最もつながりの強い部分は漢字である。中国人にとって,

漢字知識の活用は日本語学習に役に立つと考えるのが自然な成り行きである。根 拠を探すために,本研究では,まず中国語と日本語の語彙交流歴史を遡り,1000 年以上の漢字語彙相互借用にフォーカスし,日中言語間の語彙親密度を調べた。そ して,高い語彙親密度は日本語学習に役に立つかという疑問を答えるために,日 本語学習経験のない中国人大学生を対象に,日本語漢字語彙に対する認知度のア ンケートを実施した。その結果,漢字を媒体に日本語を学習することが可能であ ることを明らかにした。上記の基礎研究を基づき,中国語との親密度を考慮した

「同源異形分類法」を考案し,これを元にした学習法を提案した。

日本語には漢字とかなが併存するため,漢字,かな,発音,意味と4つの語彙 要素に細分できる。日本語語彙を習得することは,この4つの語彙要素知識と活 用技能を獲得することでもある。e-learningシステム構築にあたり,「同源異形分類 学習法」を活用し,漢字を媒体に中国語の語彙知識を日本語へ移転させる学習理

念をe-learningシステムに反映するために,日中語彙の発音,意味,字形と借用関

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係を図化した語彙イメージ連結マップを考案した。さらに,語彙イメージ連結マッ プを中心に動画教材を作成した。その他,動画の閲覧と真似だけで学べない語彙 発音要素をマスターするために,音声認識ツールを活用した発音訓練教材も考案 した。さらに,語彙要素活用技能を上げるために,4つの語彙要素を相互に組み合 わせ,学習目的を単一化にした13種類の強化練習クイズを作成した。この上,コ ンテンツ間の評価方法定め,システムの流れを策定した。

本研究で構築した日本語語彙学習プロトタイプシステムはフリーのLMSプラッ トフォームmoodleを使用している。豊富な学習と管理機能,アレンジの自由度と 廉価なコストを考慮した結果である。同源異形分類学習法を利用して中国人学習 者の中国語語彙知識を日本語語彙知識へ最大限に移転させるために,システムの 流れと評価方法に従い,moodleの機能ブロックを再アレンジした。最後に,学習 効果を検証するために,N1級資格の持たない中国人学習者を対象に,検証実験を 実施した。実験成績を分析した結果,漢字を媒体にした学習理論を再度左証され た上,プロトタイプシステムのが有効であることも証明された。

このプロトタイプシステムの成功経験を活かし,実際の教育現場に使う語彙学 習システムを構築,検証することを経て,語彙分野を超え,中国人学習者向けの 日本語総合学習システムを構築することは将来の課題にしたい。

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