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対象との関わりを楽しむ子供を育てる生活科学習指導

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Academic year: 2024

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対象との関わりを楽しむ子供を育てる生活科学習指導

-関わりハート図の活用を通して-

研修教諭 佐々木 和 指導教諭 伊藤 将記 1 主題設定の理由

(1)教育の動向から

中央教育審議会では,令和の日本型学校教育の構築を目指して,一人一人の児童生徒が自分のよさや 可能性を認識するとともにあらゆる他者を価値のある存在として尊重し,多様な人々と協働しながら 様々な社会的変化を乗り越え,豊かな人生を切り拓き,持続可能な社会の創り手となることができるよ う,資質・能力を育成することが求められている。生活科では,子供の生活圏を学習の対象や場とし,

具体的な活動や体験を通して,身近な生活に関わる見方・考え方を生かし,自立し生活を豊かにしてい くことをねらいとしている。そして,試行錯誤を繰り返しながら,対象と直接関わる中で,資質・能力 が育成されることをねらっている。

このことから,体験や活動を通して対象との関わりを楽しむ子供を育てたいと考える。子供が日常生 活において生活科の学びを生かし,できないことに自ら取り組み,できることが増えたり活動の範囲が 広がったりするためには,「やってみたい」「してみたい」という思いや願いをもち,対象との関わりを 楽しむことが大切である。対象と関わる楽しさを味わうことで,対象に対する気付きのみに終わらず,

自分自身の頑張りや学びのよさに気付いていくことができると考える。そして,次の学習や日々の生活 においても自然と触れ合う姿や花,野菜のお世話を楽しむといった姿が期待でき,意欲と自信をもって 生活できると考える。そこで,対象との関わりを楽しむことで気付きの質を高めていく子供を育てる本 研究は意義深い。

(2)子供の実態から

生活科の学習に関する実態を,本校の第1学年子供 35 名と第2学年子供 35 名の計 70 名を対象としてアンケート を実施し,調べた。資料1から,思いや願いをもって活動 できていることが分かる。一方で,②と③の割合が低いこ とから,思いや願いの実現に向けてたくさん対象と関わる

ことと活動で得た気付きを表す表現活動に課題が見られる。このことから,対象に思いや願いをもって 働きかけ,得た気付きを表現し交流することが不十分なことから,気付きの質を高めることができてい ないと考える。そこで,対象との関わりを楽しむ子供を育てる本研究は意義深い。

(3)これまでの指導の反省から

私はこれまで子供が体験や活動を行う学習を大切にしてきたが,教師主導の活動が多く,思いや願い をもとに活動や体験を繰り返したり気付いたことを交流したりすることが不十分だった。このことから,

次のような指導上の課題が明らかになった。

● 子供が思いや願いをもった活動や体験を繰り返し行うこと。

● 交流の仕方を見直し,対象のみならず自分自身への気付きが生まれるようにすること。

以上の課題から対象との関わりを楽しむ子供を育てるために,対象への関わりを繰り返したり自分自 身の働きかけを振り返って気付きを表現し,高めたりすることが大切であると考え,副主題「関わりハ ート図の活用を通して」を設定した。

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2 主題の意味

(1)「対象と関わる」とは

自分自身,身近な人々,社会及び自然に思いや願いをもって働きかけ,働き返しがある双方向性の 関係をもつことである。

対象とは,自分自身,身近な人々,社会及び自然に分け られる。身近な人々とは,学校で働く人,友達,家族,地 域で生活したり働いたりしている人のことをいう。社会と は,学校の施設,通学路,家庭,公共物,公共施設,地域 の行事・出来事,身近にある物のことをいう。自然とは,

身近な自然,植物,動物のことをいう。ここでいう思いや 願いとは,「やってみたい」「知りたい」「できるようにな りたい」といった欲求のことである。対象に働きかけると は,子供が思いや願いに基づいて身近な人々,社会及び自 然に自分から接近し,何らかの行為を行うことである。具 体的な働きかけとして,見る,聞く,触れる,作る,探す,

育てる,遊ぶが挙げられる。対象に対して働きかけること で,対象から働き返しがあるため,これは双方向性のある ものである。

このことを第1学年「げんきにそだてわたしのはな」の 学習を例に説明する。まず,知っている植物を出し合い,

植物を育てた経験があるか話し合う。そこから「じぶんの お花を育てたい」「たくさん花を咲かせたい」といった思 いや願いをもつ。自分が育てると決めた花の種を植えた後,

子供たちは水をあげる。日々,水あげを続けていくと花の 芽が出るといった働き返しがある(図1)。

また,繰り返し働きかけることで,感覚的な働きかけ,

試行的な働きかけ,意図的な働きかけへと高まっていくと考える。そして,働きかけが変容することで 気付きの質が高まっていくと考える。気付きとは,対象に対する一人一人の認識である。気付きは,知 的な側面(「~な形をしていて〇〇な大きさだな」)と情意的な側面(「どうなっているのかな,不思議 だな」)も含まれる。気付きの質は,図2のような高まりがあると考える。対象の存在とは,自分の周 りに人や社会,自然といった対象があることを捉えること,対象の特徴とは,対象が関連していると捉 えること,対象の価値とは,対象が自分とつながっていることを捉えることである。ここでは,対象の みならず自分自身についての気付きも生まれる。

このことを,第1学年「げんきにそだてわたしのはな」で説明する。ここでは,お世話したこと(働 きかけ),植物の成長(働き返し)とする。自分の育てている花の芽が出たことにより,「もっと水をあ げよう」といった思いが膨らみ,水をあげ続ける。すると,二つ三つと芽が出てきた。さらに花への思 いが膨らみ,水あげを続けると,花の茎が伸びたり葉っぱがおおきくなったりする。働きかけに応える ように花はどんどん成長していく。このように働き返しを実感すると,子供の気付きが高まっていく。

初めは,芽が出てきたという対象の存在の気付きだったが,水をあげることで茎が伸び,葉っぱが大き くなり形が変わる,つぼみがついて花が咲くといった対象の特徴の気付きへ変わっていく。

【図1 対象と関わるとは】

【図2 働きかけと気付きの関連】

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(2)「対象との関わりを楽しむ」とは

自分自身,身近な人々,社会及び自然に対して,働きかけと働き返しを繰り返し,達成感,一体感,

自己肯定感を味わうことである。

達成感とは,目的や目標を到達したことで 得られるもので,物事を成し遂げたときに得 られる喜びや感動のことである。一体感とは,

友達とともに活動することで得られるもので,

同じ目標や考えのもと,一つにまとまってい ることである。自己肯定感とは,自己変容に 気付くことにより得られるもので,他人と比 較するのではなく,ありのままの自分を認め 受け入れることである。図3のように,思い

や願いを実現する上で,達成感,一体感,自己肯定感は高まっていくと考える。達成感は,どんな働き かけの場合も味わうものである。ただ,思いや願いがふくらみ,働きかけが変容していくと,達成感が 大きくなると考える。そのため,達成感はどんどん大きくなっていく。初めはどんな活動も各々で没頭 するだろう。しかし,少しずつ友達と共に活動していき,「一緒にできた」と感じるようになり,「ここ までできた自分はすごいな」と自分を認められるようになると考える。一体感と自己肯定感は,徐々に 感じるようになり,大きくなっていくと考える。

これを第1学年「げんきにそだてわたしのはな」の学習で説明する。自分の育てる花に水をあげる。

芽が出ることで「水をあげてよかった」と達成感を感じる。働きかけを繰り返し,気付きの質が高まっ ていくことで達成感はどんどん大きくなっていく。また,子供は初め,自分の育てる花にだけ興味津々 である。これが働きかけを繰り返していくと,自分の花だけでなく友達の花と比べるようになる。する と,自分の花の成長だけでなく友達の花の成長にも興味がわき始める。そこから一体感が生まれて高ま っていく。そして,働きかけを繰り返し,働き返しを実感することで対象の価値の気付きへと質が高ま っていく。自分自身の気付きも生まれていくので,「お世話を続けることができている」「毎日忘れずに 水やりができている自分はすごいな」と自分の頑張りを認められるようになってくる。気付きの質が高 まっていくときに自己肯定感が生まれ,大きくなっていく。このように,達成感・一体感・自己肯定感 が生まれ高まっていくことが対象との関わりを楽しむ姿であると考える。

(3)「対象との関わりを楽しむ子供」とは

対象との関わりを楽しむ子供とは,以下の三つの資質・能力を身に付けた子供と考える。

知識及び技能の 基礎

思いや願いを実現する過程で,達成感や一体感,自己肯定感を味わいながら,

対象のもつ固有の特徴や本質的な価値と自分自身の成長に気付き,自立し生活 を豊かにする上で必要となる習慣や技能を身に付けること。

思考力,判断力,

表現力等の基礎

繰り返し対象に働きかけて得た気付きを自分と関係付けて考えたり,気付き を言葉や絵,動作化や劇化といった方法で表現したり,考えの共通点や差異点 を交流したりすること。

学びに向かう力,

人間性等

思いや願いの実現に向けて繰り返し対象に働きかけたり,何度も試したり見 つけたり工夫したりしながら,達成感や一体感,自己肯定感,自分自身の成長 を実感し,学びを次の活動やこれからの生活に生かすこと。

この三つの資質・能力は,単元を通して繰り返し行われる過程の中で育成されると考える。

【 】

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3 副主題の意味

(1)「関わりハート図」とは

対象に対する思いや願い,その実現のために行った働きかけを記入し,新たに生まれた思いや願い とその実現のためにやってみたい働きかけを付け加え,高まりを視覚化したものである。

関わりハート図とは,思いや願い,働きかけを視覚化し たものである。真ん中のハートには,対象に対する思いや 願いを,周りの丸枠には,働きかけたことを記入する(言 葉や絵)。例えば,第1学年「なつと なかよし」の学習で 説明する。季節の移り変わりに気付かせるために,春とは 違う自然の様子の違いを見付ける学習をする。そこで子供 は,「夏をいっぱい見付けたい」といった思いや願いをも つ。そして,探して見付けた物を周りに書く(図4)。

その後,気付きを交流した後に生まれた新たな思いや願 い,その思いや願いの実現に向けてやってみたい働きかけ を付け加える。「なつと なかよし」の場合,気付きを交流 した後に「私は,夏を感じる植物ばかり見付けていたので,

私も生き物を見付けてみたい」と思いや願いが膨らむ。新 たに生まれた思いや願いを関わりハート図に付け加える。

そして,その思いや願いを実現するためにやってみたい働 きかけも付け加えていく。このことで,自分の思いや願い が膨らんだことや働きかけが増えたといった高まりが分 かる。このことは,思いや願いを膨らませることができた

り,友達の気付きからやってみたい働きかけが増えたり,思いや願いの実現に向けて働きかけた自分を 振り返ったりすることにつながり,対象との関わりを楽しむ姿を期待できる。

(2)「関わりハート図の活用を通して」とは

1回目の活動を終えて,もう一度活動をする際に,思いや願いを膨らませて新たな働きかけを考え るために関わりハート図を使うことである。

学習過程を「思いや願いをもつ」「対象と関わり気付きを交流する」「気付きを振り返る」で構成する。

学習過程は,図6のように展開する。「思いや願いをもつ」過程において,体験活動を行った後,関わ りハート図で思いや願いを膨らませ,再度体験活動を行う。(図6)。ただし,単元によってこの学習過 程は変わる。

【 】

【 】

【 】

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体験活動を一度 行った後,関わりハート図に働きかけを記入する。その後,関わりハート図をもと に気付きを交流し,気付きを獲得する。関わりハート図で自分の思いや願い,働きかけの高まりを実感 することで,「もっとやりたい」「私も〇〇さんがやったことをやってみたい」と新たな思いや願いが生 まれる。2回目の活動は1回目と異なり,新たな気付きをもとに試行的な働きかけを行うと考える。

このことを第1学年「あきと なかよし」の学習を例に説明する。

「秋の物を使って遊んでみたい」という思いや願いをもち,活動①で自然物を使っていろいろ試して みる。働きかけを関わりハート図に書いていき,対象に対して行った働きかけを整理する。働きかけか ら得た気付きを伝え合い,「私もどんぐりを回してみたい」といった思いや願いが膨らむ。その願いの 実現に向けて,「丸い形のどんぐりを使う」や「勢いよくひねる」といった新たな働きかけを考え,二 回目の活動を行う。活動後,どんな働きかけをし気付きを得たのか伝えて学習のまとめを行い,振り返 りを行う。自然の物を使って遊んだこと(枯れ葉をたくさん集めてベッドみたいにした)や,「何回も やってみた,頑張った」といった自分自身のことを振り返る。

関わりハート図の活用には,次の目的・内容・方法がある。

関わりハート図の活用① 関わりハート図の活用② 目的 思いや願いをもって,対象に働きかけた自

分を振り返るため。

互いの気付きをもとに思いや願いを膨らま せ,対象に新たな働きかけを行うため。

内容 〇対象に対する働きかけと気付きを整理 〇対象に対する新たな働きかけを思考 方法 ①見通しの段階でハートに思いや願いを書き

込み,対象に対して働きかけを行う。

②活動後に関わりハート図の周りに,自分が 行った働きかけを記入し,どんな働きかけ を行ったのか振り返る。

③関わりハート図を写真で撮り,ロイロノー トの提出箱に提出する。

④グループごとに関わりハート図をもとに,

働きかけと気付きの共有をする。

※単元によっては④は行わない。

①提出している関わりハート図を共有し,全 体で交流する。

②互いの働きかけと気付きを交流し,新たに 生まれた思いや願いを活用①のハート図に 付け加えていく。

③友達の関わりハート図を見ながら,思いや 願いの実現に向けて新たな働きかけを考 え,活用①のハート図に付け加えていく。

④活用②のハート図をもとに,二回目の活動 を行う。

【図7 「あきとなかよし」における関わりハート図の活用とは 】

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4 研究の目標

生活科学習指導において,対象との関わりを楽しむ子供を育てる方途として,関わりハート図の在 り方とその有効性を究明する。

5 研究の仮説

生活科学習指導において,関わりハート図の活用を以下の三点から工夫して行えば,対象との関わ りを楽しむ子供が育つであろう。

【視点1】対象との関わりを楽しむための教材化の工夫

【視点2】関わりハート図の活用を位置付けた単元構成の工夫

【視点3】具体的な手立ての工夫

6 研究の具体的構想

(1)対象との関わりを楽しむための教材化の工夫

子供が対象との関わりを楽しむために,以下の三点を教材化の視点として設定する。

内 容

本質性 思いや願いをもとに,対象に繰り返し働きかけることができ,対象への気付きの質が 高まると共に,達成感,一体感,自己肯定感を味わうことができる教材。

目的性 思いや願いが更新され,自分や友達の働きかけや気付きから新たな働きかけを行い,

自分自身の成長を実感できる教材。

活動性 働きかけや気付きについて他者と交流することができ,対象に対する新たな働きかけ や気付きを生み,次への思いや願いをふくらませることができる教材。

(2)関わりハート図の活用を位置付けた単元構成の工夫

対象との関わりを楽しむ子供を育てるために,関わりハート図の活用を位置付けた単元の学習過程を

「導入」,「展開」,「終末」の三段階で構成する。

【図8 関わりハート図を活用した単元構成】

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(3)具体的な手立ての工夫

ア 思いや願いをもたせ,気付きへつながる教師の言葉かけの工夫

対象に対する思いや願いをもたせるには,好奇心や探求心,対象への親しみや憧れをもつことが大切 である。そのために,対象との出会わせ方の工夫をしたり環境構成や活動への誘いかけに配慮したりす る必要がある。前時学習との比較や試しの活動,実物や写真の提示といった工夫の仕方が考えられる。

また,子供が対象と関わる中で子供の発言やしぐさを丁寧に見取ることが大切である。対象と出会い関 わる中で,一人一人が驚きや疑問を自覚し,自分のものにするためには,児童が感じ取った事柄を教師 が尋ね返したり問いかけたり共感したりするなどの言葉かけによる支援が必要である。

発問 活動中の言葉かけ

・「前時では,どんな気付きがありましたか。」

・前回は~でしたが,今日は何をやってみたいですか。

・~を使ったらどうなるのでしょうか。

・~をもっと楽しくできないでしょうか。

・今日は何を見付けたいですか。

・どこに目を付けたら分かりますか。

・~からどんなことに気付きましたか(分かりましたか)。

・どのように仲間分けができそうですか。

・今日は~に対してどのようなことをしましたか。

・~してみたらどのようなことが分かりましたか。

・次はどのようなことをしたいですか。

・今日の学習で新しく知ったことは何ですか。

・~に対して(~をするために)自分が頑張ったことは何ですか。

・~が不思議ですね。

・~が楽しいですね。

・~はどこにあった(いた)の ですか。

・~を頑張っていますね。

・~はどうなりそうですか。

・何を使ったのですか。

・もう一度やってみましょう。

・もう少しで出来そうですね。

・~は面白い動きをしますね。

・~を見付けてすごいですね。

・違いをよく見付けましたね。

・~だと思ったのですね。

イ 協働的な活動の工夫

対象との出会いを経て,対象の存在から特徴,価値へと気付きの質が高まっていくにつれて,一体感 も高まっていくと考える。始めは,個人で活動に没頭する姿が想定できる。そこから得た気付きを交流 していくことで,友達の気付きを取り入れたり友達と一緒に活動したりしていく姿が見られるようにな る。そこで,選択した対象や働きかけが同じ友達とグループを構成し,試行錯誤を繰り返しながら思い や願いの実現に向けて取り組むことが大切である。友達の助言や協力,一緒に試行錯誤することで働き かけが変わり,気付きの質が高まっていくと考える。

ウ ICT 機器活用の工夫

保存機能

保存機能とは,対象と関わる中で見付けたものや自分の活動の様子を学習者用端末に 記録しておくことである。学校探検や町探検,身近な自然との関わりを写真や動画で記 録として残すことができる。また,その記録をもとにいつでも振り返ることができる。

提示機能

提示機能とは,写真や資料を画面に映し出したり,学習者用端末に資料を配布したり することである。活動の様子や関わりハート図を一斉に見せることができ,子供の興味 関心を高めることができる。

共有機能

共有機能とは,活動や体験で得た気付きを共有することである。ロイロノートの提出 箱に関わりハート図を提出することで友達の気付きと自分の気付きを共有でき,自分の 見つけていなかったことや知らなかったことから新たな気付きを獲得することにつな がると考える。

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7 全体構想図

8 検証計画

検証課程 検証の視点 検証方法

関わりハート図を 活用した見通し

めあてから対象に対する思いや願いをもって対象 に対する働きかけを行った後(一回目の活動),対象 に対する働きかけを関わりハート図に記入すること で,対象に対する働きかけを整理したり振り返った りする上で有効であったか。

〇関わりハート図の 記述分析

〇発言や様子の観察

〇アンケート

関わりハート図を 活用した 展開段階

対象に対する思いや願いを膨らませて,二回目の 活動を行うにあたり,一回目とは違う新たな働きか けができている自分に気付いたり,自分の知らなか った気付きを得たりするために,関わりハート図を 使った交流活動が有効であったか。

〇関わりハート図の 記述分析

〇発言や様子の観察

〇アンケート

関わりハート図を 活用した 終末段階

二回目の活動後に,思いや願いの実現に向けて自 分自身がどのような働きかけを行ったのか,自分自 身の頑張りを振り返る上で関わりハート図が有効で あったか。

〇関わりハート図の 記述分析

〇発言や様子の観察

〇アンケート

【図9 全体構想図】

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Referensi

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