• Tidak ada hasil yang ditemukan

第六学年桜組 道徳科学習指導案

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2023

Membagikan "第六学年桜組 道徳科学習指導案"

Copied!
4
0
0

Teks penuh

(1)

- 1 -

第六学年桜組 道徳科学習指導案

指導者 岡嶋 登 主題名 感謝の心 B[感謝]

「日々の生活が家族や過去からの多くの人々の支え合いや助け合いで成り立っていることに感謝し,それに応えること。」

教材名 「おかげさまで」(日本文教出版6年生)

指導観

○ 本学級の子供たちは,これまでに,家族など日頃世話になっている身近な人々に感謝の気持ちをもったり,高齢 者に尊敬と感謝の気持ちをもって接することができたりするようになってきている。そこで,自分の身近な生活 だけでなく,さらに広い視野で感謝する対象に気付き,そのことに対してどのように感じているのか,思いを深め られるようになるこの期に本主題を取り上げる。そして,日々の生活が過去からの多くの人々の支え合いや助け合 いで成り立っていることに感謝し,それに応えることができるようにする。このことは,自分自身が多くの人々の 支えの中で生きていることに気付き,自己の生き方についての考えを深める子供を育てる上でも意義深い。

○ 感謝とは,現在の自分が,過去からの多くの人々の支え合いや助け合いのつながりの上に成り立っていること に対して,うれしい,有り難いと感じる心である。本主題に関しては,低学年において,家族など日頃世話になっ ている人々に感謝することについて学習し,中学年において,家族など生活を支えてくれている人々や現在の生 活を築いてくれた高齢者に,尊敬と感謝の気持ちをもって接することについて学習してきている。本主題では,こ れらの上に立って,日々の生活が家族や過去からの多くの人々の支え合いや助け合いで成り立っていることに感 謝し,それに応えることの大切さについて理解できるようにする。このことは,中学校における,思いやりの心を もって人と接するとともに,家族などの支えや多くの人々の善意により日々の生活や現在の自分があることに感 謝し,進んでそれに応え,人間愛の精神を深めることの学習に発展していく。

〇 本主題の指導に当たっては,自分の生活は,ふだんの生活で見えづらい間接的な多くのつながりの上に成り 立っていることがわかり,その温かいつながりの中にいる一員として,自分にできることを考えて返していこ うとする態度を育てることをねらいとしている。そのために,教材として「おかげさまで」を取り上げる。本教 材は,主人公が祖母の口癖「おかげさまで」に抵抗を感じながらも,なぜいつもその言葉を使うのかに関心をもつ ことから始まる。しかし,父親からその理由を知らされることをきっかけに,主人公は祖母の温かい感謝の心とそ れに応えようとする行動に共感していく話であり,感謝の大切さ,難しさ,多様な考え方を基に感謝に関わる事象 を自分自身の問題として受け止め,多様な考え方を受け入れながら,自分の成長につながる思いや願いをもつこ とのできる教材である。特に本時指導に当たっては,まず,導入段階では,事前アンケートと類似場面を提示し,

感謝の価値への問題意識をもつことができるようにする。次に,展開段階では,主人公と祖母の「おかげさまで」

に対する考え方の違いについて話し合うことができるようにする。最後に,終末段階では,自分の生活や経験を振 り返り,感謝に関わる自分自身のよさを見つけ,感謝の価値に関わる実践意欲を高めることができるようにする。

計画(1時間+課外)

○日常生活における感謝に関わるこれまでの考え方を整理し,傾向性を捉えさせる。 課外 1 教材場面を基に,「感謝の心」について話し合わせる。 1本時

○日常生活における感謝に気持ちに応える子供のよさを称賛し,意欲の継続を図らせる。 課外 本時 令和3年6月7日(月曜日) 4校時 6年桜組教室において

ねらい1 自分の生活は,ふだんの生活で見えづらい間接的な多くのつながりの上に成り立っていることがわかり,

その温かいつながりの中にいる一員として,自分にできることを考えて返していこうとする態度を育てる。

2 教材「おかげさまで」において,祖母の「おかげさまで」に対する主人公の心情の変化と,感謝の心をもつ ことについて,自分自身との関わりで多様に考える対話活動を通して,感謝の価値を追求できるようにする。

準備 読み物教材,教材流れ図,挿し絵,学習プリント,iPad(ロイロノート)

(2)

- 2 -

過程

段階 学習活動と予想される子供の反応 教師の具体的な支援 導

展 開

終 末

1 事前アンケートの結果を基に,これまでの経験を想起し,

感謝の心をもつ大切さについて話し合う。

【感謝の心についての感じ方や 考え方の違いは何だろう。】

2 教材「おかげさまで」を基に,感謝の心に対するぼくと 祖母の感じ方や考え方を比較し,感謝の価値を明らかにする。

(1) ぼくと祖母の「おかげさまで」に対する感じ方を比較し, 主人公の心情変化を把握し,中心場面を焦点化する。

祖母 食事→料理→農家→(米・野菜・果物)・・・に感謝している。

ぼく 大げさに思う。 → 意味が分かり始めるようになった。

(2) 祖母の「おかげさまで」の考え方について,ぼくの感謝の 心と比較しながら話し合い,感謝の価値を明らかにする。

(

3 これまでの自分の感じ方や考え方,行い方を振り返り,

感謝の価値に関わる自分のよさ見つけをする。

〇感謝の心についての問題意識をもたせる ために,自分が感謝するべき対象と自分 の感謝の心について,iPad(ロイロ ノート)のアンケート機能と提出箱の機 能を活用して学級全体に提示する。

○ぼくの心情変化を把握し,追求場面を焦 点化させるために,2つの場面の挿絵を 提示したり,祖母の「おかげさまで」の食 事に関するつながりを例に取り上げなが ら構造的な板書をしたりする。

○多様な考え方を基に,感謝の価値に納得さ せるために,ぼくとおばあちゃんの感謝の 心の違いを同心円チャートを使って色分 けして提示したり,ペアで交流しながら学 習ノートに図や言葉で整理したりする場 を設定したりする。

○感謝の心についての実践への意欲をもた せるために,自分が広げたい感謝の対象や つながりをシンキングツールに付け加え たり,自分のよさの根拠を引き出す観点と して(葉)(花)(実)を提示したりする。

感謝の心をふくらませる自分を見つめよう。

自分の生活を支える多くの見えづらい人や物に目を向け,

自分ができることで恩返ししようとする自分。

【感謝をするべき人】

・家族・親・友達・先生

・自分に身近な人々

【自分の感謝の心】

・多くの人への感謝が大切

・誰にでもいつもは難しい

「おかげさまで」とはどのような考え方なのだろう。

食事に「いただきます。」と思える 自分の感謝の心を大切にして,これか らは,食事に関わる人たちにも自分の できることで恩返ししていきたい。

【ぼくの感謝の心】

・直接的なつながりに 感謝している。

・一方向の考え方。

・自分の生活を支える多くの人や物の つながりに目を向けているところ。

・そのつながりに恩返しをしている。

【祖母の感謝の心】

・時間的・間接的なつなが りにも感謝している。

・双方向の考え方。

ぼくは,おばあちゃんのどんな生き方に納得したのだろう。

(3)

- 3 -

6年 B[感謝] 教材「おかげさまで」(日本文教出版)分析

「はい,ごちそうさま。おかげさまでおいしくいただきましたよ。」「おかげさまで・・・・・・。」これは,

祖母の口癖です。人と話をする時,祖母は,少しおじぎをするようにして,必ず何度か「おかげさまで」を 口にします。今日の夕食の時にも食べおわりにこの言葉が出ました。

主人公(ぼく)の言動や様子 関連人物(祖母,お父さん)の言動や様子

ぼくは,祖母が「おかげさまで」と言うのが,

以前から少しいやでした。

祖母が「おかげさまで」と言うとき,ぼくには それが,なんだか大げさに聞こえてしかたありませ んでした。

夕食の後,ぼくは,新聞を読んでいるお父さんに聞いてみた。

「お父さん,おばあちゃんは,どうしていつも あんなふうに『おかげさまで』と言うのかな。」

「料理を作ってくれた人に,ありがとうという気持 ちを表すためでしょう。」

「それ,どういうことなの。」

「だから食事の後も『おかげさまで』なのか。」

(食事だけじゃない。いつも使う電気やガス,

水道だって自然にわいてくるものじゃない。・・・

いったいぼくたちの生活は,どれくらい大勢の人 たちのつながりに支えられているのだろう。)

お父さん

「食事をした後,ごちそうさまを言うだろう。

あれはどうしてだい。」

「おばあちゃんの場合,それだけじゃないんだ。」

「たとえば,料理の材料の米,野菜,果物などは,

農家の人があせを流して作ってくれた。・・・

自分の食事を支えてくれている人すべてにお礼を 言っているんじゃないかな。」

祖母のことについて,父がさらに話を続ける。

「あれは,自分の健康の ために早起きして行って いるんでしょう。」

お父さんから話を聞くうちに,ぼくには 祖母の口ぐせ「おかげさまで・・・・・・。」の

意味がやっとわかりかけてきたように思えました。

となりの部屋で電話をしている祖母の声が,

なんだかとてもはずんで聞こえてきました。

お父さん

「ところで,おばあちゃんが毎朝,近くの公園に行く ことは知ってるね。」

「実は公園のそうじに行っているんだよ。」

『いろんな人のおかげでこうして暮らしていける,

何か少しでも恩返しをしたいから。』と言ってね。」

祖母

「ハイ,ハイ,おかげさまでみんな元気にやって おります・・・・・・。」

○ぼくは,祖母の口癖である「おかげさまで」という言葉の意味が分からず大げさだと思っている。

○ぼくは,父の話を基に「おかげさまで」の意味と自分の生活を支える人々とのつながりを考える。

○ぼくは,祖母が自分の生活を支える人々に感謝し,応えようとしていることに納得し始めている。

(4)

- 4 -

B 主として人との関わりに関すること[感謝]についての内容分析

自分の日々の生活は多くの人々の支えがあることを考え,広く人々に尊敬と感謝の念をもつことに関する内容項目である。

◇[感謝]とは

・「家族など日頃世話になっている人々」とは,家族や親戚,学校の先生,地域の方等,身近で日常的に直接助けても らったり,支えてもらっていたりする人たちのことである。

・「感謝すること」とは,相手が自分にしてくれることへの「ありがとう」をたくさん見付け,それに対してうれしい と感じた心を言葉や行動で示すことである。

・「家族など生活を支えてくれている人々や現在の生活を築いてくれた高齢者」とは,出会ったことのない人たちや,

かつて支えてくださっていた人たちなど,子供たちにとっては「遠く」の人たちのことである。

・「尊敬」とは,相手との空間的,時間的距離を通して,相手の表面的なものだけでなく,内面的なものにまで敬意 を払うことである。

・「尊敬と感謝の気持ちをもって接する」とは,人に接する時の心のありさまを重視し,形だけでなく相手を真に敬 い心から感謝することをもとに相手と向き合うことである。

・「日々の生活が家族や過去からの多くの人々の支え合いや助け合いで成り立っていることに感謝し」とは,人と人の つながりによって自分たちが支えられ,助けられていることを当たり前に感じずに,有り難いと感じることである。

・「それに応える」とは,自分もまた支え合いや助け合いのつながりの中に入り,自分にできることをすることによっ て,困っている人を支えたり,助けたりしていこうとすることである。

◇指導の重点

※低学年:「ありがとう」がいっぱい ※中学年:「支え」への感謝 ※高学年「つながり」への感謝

低学年 中学年 高学年

(1年生)身近な対象への「ありがと う」を見付ける大切さ。 【空間】

(3年生)高齢者への尊敬と感謝の 気持ちをもつ大切さ。 【時間】

(5年生)自分を支える人々へ感謝 し応えようとする大切さ。 【時間】

(2年生)世話になっている 家族への感謝の大切さ。 【空間】

(4年生)自分の生活を支える人々 への感謝の大切さ。【時間・空間】

(6年生)温かい人々のつながりに 感謝し応える大切さ。 【時間・空間】

感謝について 人間は時間的,空間的に無限ともいうべき人々とのつ

ながりの中に生きている。

「感謝」とは,現在の自分が,過去からの多くの人々 の支え合いや助け合いのつながりの上に成り立ってい ることに対して,うれしい,有り難いと感じる心である。

このような感謝の心は,人間として生きる根底となる 価値であり,自他を尊重する温かな人間関係を築くこと ができる。

〔第1学年及び第2学年〕

家族など日頃世話になっている人々に感謝すること。

〔第3学年及び第4学年〕

家族など生活を支えてくれている人々や現在の生活を築いてくれた高齢者に,尊敬と感謝の気持ちをもって接すること。

〔第5学年及び第6学年〕

日々の生活が家族や過去からの多くの人々の支え合いや助け合いで成り立っていることに感謝し,それに応えること。

Referensi

Dokumen terkait

(9) 取組の目標の達成状況・成果 昨年度は後半尻すぼみになったが、今年は個々の学びたい内容に合わせてプログラムを組んだこと、 年内に終わらせたことなどから、最後まで熱気のこもった教室活動ができた。昨年度は遠慮がちだった 日本人スタッフも、積極的にリードして学習教材を提供したり、話題を提供したこともよかった。何よりひ