平成29年度 岐阜工業高等専門学校シラバス
教科目名 保 健 担当教員 久世 早苗
学年学科 1年C、A学科 通 年 必修 2単位 学習・教育目標 (D-3)100%
授業の目標と期待される効果:
人間の身体の生理現象から、自分の健康を 維持するために必要な知識を高めることを第 一の目標とする。併せて、日本人の健康生活 に関する現状を知ることによって環境衛生、
疾病、医療制度、健康管理法に関する知識を 習得し、今後の自分や家族の健康管理に役立 てる。
①身体の仕組み(筋肉、骨、神経等)や、発 育発達の過程を知る。
②健康観の今昔を知ることによって、現代の 日本人、また自分の健康を見つめ食生活を 始め、運動、環境などを見直す。
③感染症を始めとする疾病や、食品管理の知 識を得ることによって、自分の生活を見直 す。
④運動処方の知識を高め、運動の必要性と実 践法を学ぶ。
⑤ごみ処理問題を始めとする環境汚染問題に 関心を持ち、今後の社会のあり方と自信の 生活態度を考える。
⑥心肺蘇生法や応急処置を体験する。
成績評価の方法:
中間試験100点+期末試験100点+課題(30点)+AL授業でのレポ
-ト提出(8回)×10点とし,総得点率(%)によって成績評価を 行なう。
授業に対する意欲、態度、関心が低く、学習状態が悪い学生(教科書 を忘れる、ノ-トを取らない等)に対しては、減点する場合がある。
達成度評価の基準:
健康管理(栄養・運動・休養・医療)に必要な知識を習得し、今 後の人生を健やかに過ごすための手立てを考える。また環境汚染問 題等に関心を持つこと。さらに心肺蘇生法や応急処置の実践を体験 すること。
①健康観の今昔を比較し、環境問題を含む現在の健康管理法につい て理解出来た。
②人体の生理現象を知り、誕生から成人に至る発育発達と加齢現象 について理解を深めることが出来た。
③現在の自分の生活を見直し、自分の生活の改善点を意識する事が 出来た。
④運動処方によって自分に適した運動や、それを継続する事の重要 性を理解することが出来た。
⑤医療制度や環境汚染に関する知識を深めることが出来た。
⑥心肺蘇生法や応急処置に対する認識を深めることが出来た。
授業の進め方とアドバイス:
教科書と配布資料を中心に講義を進めるが、必要に応じてビデオ等の視覚教材も使用する。各自のノ-トを充実さ せることは必要不可欠である。
教科書および参考書:
「現代高等保健体育」大修館
授業の概要と予定:前期 ALのレベル
第 1回:現代社会と健康 ①私たちの健康のすがた 第 2回: 〃 ②意思決定・行動選択
第 3回:生活習慣病とその予防 B 第 4回:食事・運動・休養・睡眠と健康
第 5回:喫煙・飲酒と健康
第 6回:薬物乱用と健康(ビデオ:薬物中毒) A
第 7回:現代の感染症 第 8回:中間試験
第 9回:中間試験の回答の解説 感染症の予防(ビデオ:薬) A 第10回:性感染症・エイズとその予防
第11回:欲求と適応機制
第12回:心身の相関とストレス 第13回:ストレスへの対処・心の健康
第14回:交通事故・応急手当・心肺蘇生法 B 期末試験
第15回:期末試験の解答の解説 人体の発育発達 ①誕生から成人まで
授業の概要と予定:後期 ALのレベル 第16回:人体の発育発達 ②遺伝子(ビデオ:遺伝子) A
第17回:生涯を通じる健康 ①思春期と健康
第18回: 〃 ②加齢と健康(ビデオ:認知症) A 第19回: 〃 ③保健・医療制度とその活用
第20回:社会生活と健康 ①環境汚染(ビデオ:環境ホルモン) A 第21回: 〃 ②大気汚染・水質汚濁・土壌汚染
第22回: 〃 ③環境衛生・食品衛生活動のしくみ 第23回:中間試験
第24回:働くことと健康・労働災害・職業生活
第25回:運動・スポ-ツの文化的特徴 ①人間にとって「動く」とは何か 第26回:スポ-ツの技術・戦術・練習
第27回:動きのメカニズム・技能・体力
第28回:運動・スポ-ツの学び方 ①トレ-ニング処方・骨格筋(ビデオ:筋肉) A 第29回:運動・スポ-ツの学び方 ②骨・エネルギ-代謝
期末試験
第30回:期末試験の解答の解説 豊かなスポ-ツライフの設計
評価(ルーブリック)
達成度 評価項
目
理想的な到達 レベルの目安
(優)
標準的な到達 レベルの目安
(良)
未到達 レベルの目安
(不可)