平成30年度 愛知学泉大学シラバス
大管理4AB
科目番号 科目名 担当者名 基礎・専門
別 単位数 選択・必修 別
開講年次・
時期
1501212 教職総合演習 BSeminar of Teaching rofession B
山田 陽平
川角 正彦 専門 1 選択 4年前期
科目の概要
「総合演習」は、人間尊重・人権尊重の精神、地球環境、異文化理解など人類に共通するテーマや少子・高齢化と福祉、
家庭の在り方など我が国の社会全体に関わるテーマについて、教員を志願する者の理解を深めその視野を広げるとともに、
これら諸課題に係る内容に関し適切に指導することができるようにすることを目的としたものである。これをふまえ、本科目で は社会問題、教育問題、環境問題等、今日的課題についてデータ収集や調査、討論を通じて授業化を試みる。第1週から8 週までは,上記のテーマから探究する問題を設定し,一定の解を導き出すことを目的とする。第9回から15回では、近代社 会生活を支える科学技術の負の側面である環境問題を「持続可能な社会の構築」の観点から考察する。生活を取り巻く環 境問題の現状とその解決、改善などの取り組みについて、理解を深めるとともに、児童生徒とともに考え、望ましい方向性に ついて考える、授業化(教育プレゼンテーション)を試みる。
学修内容 到達目標
①社会問題や環境問題等などの今日的な重要課題を授業 化することを通して、現状と対策の把握という観点から 理解を深めるとともに、これまでの学習の成果を総合的 に生かして、授業づくりを実践的に学ぶ。
②互いに模擬授業(教育プレゼンテーション)を観察し,意見 交換を通して、成果と課題を明らかにし、改善の方途を探る。
①今日的な重要課題に関する基本資料を収集し、現状と対 策を理解するとともに、授業化を検討し、どのように授業を展 開すればよいか理解することができるようになる。
②互いに、模擬授業(教育プレゼンテーション)に参加し、相 互に評価し合うことを通して、自分の授業力の課題とその改善 策を明らかにする。
学生に発揮させる社会人
基礎力の能力要素 学生に求める社会人基礎力の能力要素の具体的行動事例
前に踏 み出す 力
主体性① 学修内容に関連すると考える事項について自ら復習することができる。
働きかけ力②
実行力③ 教育プレゼンテーション(課題選択)の計画・準備から発表までの過程を最後までやり抜くこと ができる。
考え抜 く力
課題発見力④ 教育プレゼンテーションについて必要な資料、情報を収集したり、整理し、実践課題について 把握できる。
計画力⑤ 教育プレゼンテーション用パワーポイント資料を、発表期日を守り、計画的に完成できる。
創造力⑥ 教育プレゼンテーション用の効果的なパワーポイントを作成し、発表できる。
チ ー ム で 働 く 力
発信力⑦ 作成したパワーポイントなどを用いて、教育プレゼンテーションを行い、自分の考えや伝えたい ことを発表することができる。
傾聴力⑧ グループや全体での話し合い、協議において互いの理解に努めるとともに、建設的な話し合い ができる。
柔軟性⑨
情況把握力⑩ 社会の一員として今日的課題について、自分にできることを理解し、協調できる。
規律性⑪ 聞き合い、学び合う姿勢を尊重し、自分を育てるのは自分であることを自覚して授業に参加す る。
ストレスコントロール力⑫
テキスト及び参考文献
テキストは使用しない。参考資料、文献などは、授業の中で適宜紹介する。
他科目との関連、資格との関連
教職関連科目 授業、指導の場面でのプレゼン技法
学修上の助言 受講生とのルール
授業時間内にプレゼンの準備を行うが、授業時間外でも資 料収集などが必要となる。選択したテーマについて資料収集
、精査し、授業として、児童生徒とともに考えるためのプレゼン を作成し、自作教材にしてほしい。
・時間を守る。
・欠席した回の内容や連絡事項を自分で確認する。
・毎回学習確認記録を配布(次回返却)するので、必要事 項の記入やふりかえりをして授業終了時に必ず提出する。
【評価方法】
評価方法 評価の 割合
到達
目標 各評価方法、評価にあたって重視する観点、評価についてのコメント
筆記試験小テスト レポート
成果発表
(口頭・実技)
90
①
✓
今日的な課題を授業化し、課題についての理解を深めるとともに、指導構想の内 容対象とする学年の児童生徒の理解の程度やわかり方を意識して、どのような工 夫がなされているかを、成果発表(模擬授業形式の教育プレゼンテーション)をもと に評価する。ねらいの明確さ、「序論⇒本論⇒まとめ」の体裁がとれているか、客観的な資料が 有効に取り上げられているか、発表の方法の工夫(具体物などの提示、聞き手の 参加可能な活動など)などから評価する。
②
✓
③
④
⑤
作品
①
②
③
④
⑤
社会人基礎力
(学修態度) 10
①
✓
主体性2(プレゼン準備・発表までの学修態度)、実行力2(計画的に準備ができ ているか)、課題発見力2(プレゼンテーマ設定の過程)、創造力1(表現方法の工 夫)、発信力1(プレゼン内容)、傾聴力1(内容の理解)、規律性1(グループでの 協調の様子)について、当日の発表ならびに、各回の準備状況、学習確認記録 の記載状況から評価する。③
✓
③
④
⑤ その他
総合評価
割合 100
【到達目標の基準】
到達レベルS(秀)及び A(優)の基準 到達レベル B(良)の基準
①模擬授業(教育プレゼンテーション)を通して、教育にお ける今日的課題を理解し、教員としての必要な資質を身 につけることを志向して、各自の問題解決を主体的に授 業化し、それらをまとめ発表できる。(S)
②お互いの成果発表(模擬授業)を分析・検討し合い、これ まで身につけてきた資質能力を確認し、自分の課題を自 覚できる。(A)
①授業(教育プレゼンテーション)を通して、教育に おける今日的課題を理解し、各自で課題を授業化 し、発表できる。
②お互いの成果発表(模擬授業)を分析・検討し合 い、自分の課題を自覚できる。
週 学修内容 授業の
実施方法 到達レベル
C(可)の基準予習・復習 時間
(分)
能力名
1週 /
大学の「総合演習」科目で学ぶことと,高 等学校までで「総合的な学習の時間」を 指導することの意味を学ぶ。
・探究的な学習
・家庭科と持続可能な開発のための教 育
・総合演習で扱うテーマ
講義
大学の「総合演習」科目で学ぶこ とと,中高で「総合的な学習の時 間」を指導することの意味を理解 している。探究的な学習,持続可 能な開発のための教育,総合演 習で扱うテーマを理解している。
授業内で挙げたテー マ全ての理解を深め てくる。
45
主体性 実行力 課 題 発 見 力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
2週 /
探究活動(1)
・探究するテーマを決める。
・探究可能な問題に落とし込む。
・役割を決める。
・スケジュールを立てる。
グループ討議
探究するテーマを決めている。
探究可能な問題に落とし込めて いる。役割を決めている。スケジ ュールを立てられている。
探究するテーマに関 連する書籍を 3 冊以 上 探 し , 全 て に 目 を 通 し た 上 で 持 参 す る。
45
主体性 実行力 課 題 発 見 力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
3週 /
探究活動(2)
授業時間外にリサーチした情報を検討 する。
探究活動(2)から(5)までは同じ活動内 容であるが,前回の問題は解決された か?解決されていないなら何を調べない といけないか?新たな問題は何か?を 常に考えることで,探究テーマの理解を 深めていく。
グループ討議
授業時間外にリサーチした情報 を検討できている。前回設定した 問題とその解を明示できている。
探究するテーマに関 連する書籍または論 文を三つ以上探し,
全てに目を通した上 で持参する。
45
主体性 実行力 課 題 発 見 力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
4週 /
探究活動(3)
授業時間外にリサーチした情報を検討 する。
グループ討議
授業時間外にリサーチした情報 を検討できている。前回設定した 問題とその解を明示できている。
探究するテーマに関 連する書籍または論 文を三つ以上探し,
全てに目を通した上 で持参する。
45
主体性 実行力 課 題 発 見 力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
5週 /
発表(1)
探究活動(3)までの学修成果を発表す る。
プ レ ゼ ン テ ー ション 議論
はじめに設定した問題を解いて いる。新たな問題を設定できてい る。プレゼン内容を理解させられ ている。その証拠として,テーマ に関する問題を作成でき,正し い 回 答 を さ せ る こ と が で き て い る。
発表資料の作成 レポートの作成 問題の作成
45
主体性 実行力 課 題 発 見 力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
6週 /
探究活動(4)
授業時間外にリサーチした情報を検討 する。
グループ討議
授業時間外にリサーチした情報 を検討できている。前回設定した 問題とその解を明示できている。
探究するテーマに関 連する書籍または論 文を三つ以上探し,
全てに目を通した上 で持参する。
45
主体性 実行力 課 題 発 見 力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
7週 /
探究活動(5)
授業時間外にリサーチした情報を検討 する。
グループ討議
授業時間外にリサーチした情報 を検討できている。前回設定した 問題とその解を明示できている。
探究するテーマに関 連する書籍または論 文を三つ以上探し,
全てに目を通した上 で持参する。
45
主体性 実行力 課 題 発 見 力 創造力 発信力 傾聴力 規律性
8週 /
発表(2)
学修成果を発表する。
プ レ ゼ ン テ ー ション 議論
発表(1)と比べて情報が精査さ れている。はじめに設定した問題 に一定の解を作ることができてい る。新たな問題を論理的に導き 出せている。プレゼン内容を理 解させられている。その証拠とし て,テーマに関する問題を作成 でき,正しい回答をさせることが できている。
発表資料の作成 レポートの作成 問題の作成
45
主体性 実行力 課 題 発 見 力 創造力 発信力 傾聴力 規律性 能力名:主体性① 働きかけ力② 実行力③ 課題発見力④ 計画力⑤ 創造力⑥ 発信力⑦ 傾聴力⑧ 柔軟性⑨ 情
況把握力⑩ 規律性⑪ ストレスコントロール力⑫
週 学修内容 授業の 実施方法
到達レベル
C(可)の基準 予習・復習 時間
(分)
能力名
9回 /
地球環境問題 2(川角) 水環境,食の問題の現状に ついて考察する。
※モデル授業視聴
講義(9回以降毎回、
パワーポイント、学習 確認記録配布・次回 返 却 ) 、 グ ル ー プ 討 議,発表
持続可能な社会実現に 向けて、水資源、食糧問 題等の現状把握と展望 について考えることがで きる。
(予習)関連資料やデ ータを収集、考察
(復習)疑問、課題につ いて調べる。
60
課 題 発 見力 傾聴力
10 回 /
課題設定
○グループ協議・一人調べ
○進捗状況発表
グループ協議、発表 学習確認記録(進捗 状況、今後の準備)
グループでの協議にお いて互いの理解に努め るとともに、建設的な話し 合いができる
(予習)関連資料やデ ータを収集、考察
(復習)疑問、課題につ いて調べる。
60
課 題 発 見力 傾聴力 発信力
11 回 /
課題設定
○グループ協議・一人調べ
○進捗状況発表
グループ協議、発表 学習確認記録(進捗 状況、今後の準備)
グループでの協議にお いて互いの理解に努め るとともに、建設的な話し 合いができる
(予 習)候補のテー マ に関する資料収集
(復 習)候補テー マに つ い て 提 案 内 容 に つ いて、自分の意見をま とめる
60
課 題 発 見力 傾聴力 発信力 情 況 把 握力
12 回 /
模擬授業形式教育プレゼンテ ーション・協議のすべを学ぶ 個人発表・グループ発表
模擬授業形式教育プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 、 全 体 協 議 、 相 互 評 価、指導講評
相互評価を授業改善に 生かすことの重要性が理 解できる。( 発言、学習 確認記録で判断)
(予習)発表グループ のテーマに関する調べ と意見まとめ(復習)発 表 の ま と め ( 成 果 と 課 題)
60
傾聴力 発信力 情 況 把 握力
13 回 /
模擬授業形式教育プレゼンテ ーション・協議のすべを学ぶ
個人発表・グループ発表
模擬授業形式教育プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 、 全 体 協 議 、 相 互 評 価、指導講評
相互評価を授業改善に 生かすことの重要性が理 解できる。( 発言、学習 確認記録で判断)
(予習)発表グループ のテーマに関する調べ と意見まとめ(復習)発 表 の ま と め ( 成 果 と 課 題)
60
傾聴力 発信力 情 況 把 握力
14 回 /
模擬授業形式教育プレゼンテ ーション・協議のすべを学ぶ
個人発表・グループ発表
模擬授業形式教育プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 、 全 体 協 議 、 相 互 評 価、指導講評
相互評価を授業改善に 生かすことの重要性が理 解できる。( 発言、学習 確認記録で判断)
(予習)発表グループ のテーマに関する調べ と意見まとめ(復習)発 表 の ま と め ( 成 果 と 課 題)
60
傾聴力 発信力 情 況 把 握力
15 回 /
模擬授業形式教育プレゼンテ ーション・協議のすべを学ぶ
個人発表・グループ発表
模擬授業形式教育プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 、 全 体 協 議 、 相 互 評 価、指導講評
相互評価を授業改善に 生かすことの重要性が理 解できる。( 発言、学習 確認記録で判断)
(予習)発表グループ のテーマに関する調べ と意見まとめ(復習)発 表 の ま と め ( 成 果 と 課 題)
60
傾聴力 発信力 情 況 把 握力
能力名:主体性① 働きかけ力② 実行力③ 課題発見力④ 計画力⑤ 創造力⑥ 発信力⑦ 傾聴力⑧ 柔軟性⑨ 情 況把握力⑩ 規律性⑪ ストレスコントロール力⑫