授業科目名 ソーシャルワーク実習
科目番号 CE31873
単位数 6.0単位 標準履修年次 4年次
時間割 通年 随時
担当教員 森地 徹,名川 勝,山中 克夫
授業概要 社会福祉士という専門職の現場における専門性,専門職倫理とその役割を理解し,さ らに,対象者(施設利用者)との実際場面における関わりを通して相談援助職のあり方 と意義を体験的に学ぶ。実習に加え,事前・事後指導ならびに教員による週1回の巡 回指導を含む。前年度から順次オリエンテーションを行うので,履修を希望する者は 掲示に注意すること。
備考 社会福祉士国家試験受験資格指定科目 高校(福祉)。2012年度までのCE31273と 同一。
詳細後日周知 授業形態 実習・実験・実技
授業の到達目標 1現場体験と通して社会福祉専門職(社会福祉士)として仕事をするうえで必要な「専 門知識」、「専門援助技術」及び「関連知識」の内容を深める。
2「専門知識」、「専門援助技術」及び「関連知識」を実際に活用し、相談援助業務に必 要となる資質・能力・技術を習得する。
3職業倫理を身につけ、福祉専門職としての自覚にもとづいた行動が出来るように する。
4具体的な体験や援助活動を、専門的援助技術として概念化し理論化し体系だてるこ とができる能力を涵養する。
5関連分野の専門職との連携のあり方及びその具体的内容を理解する
授業計画 1福祉専門職として必要な心構え、知識、技術等については「社会福祉援助技術演習」
「介護実習」において適宜学ぶとともに、1˜3年の間に事前オリエンテーションを行 うことによって理解を深める。
2実習年度の春に大学が実施する定期健康診断を受ける。実習時にはこれに基づき実 習先への健康診断書提出を行う。
3実習手帳を用いて事前指導を行う。必要事項の事前学習や課題の設定などを行った うえで実習に臨む。
(詳細は「ソーシャルワーク実習指導」の授業進度計画に記載)
4巡回指導に際し、実習生は困難な課題を相談し解決の道筋を学ぶとともに、教員の 指導に従って実習を振り返り、多面的な視点を身に付ける。その他事務上の不明点に ついても調整を行い、円滑な実習を行えるようにする。
5実習中は実習手帳の記載を行う。実習事実の時系列的記録、学習事項ごとの整理、
これに関する感想・主観的記述、ならびに全体の考察といった項目を取り扱い、記 述することとする。客観的事項の記録と主観的記載などを区別して取り扱うととも に、自分だけでなく他者に見せるための記録として意識して要領よくまとめるように する。
6実習においては、以下のような事項などを中心に学ぶ。
・利用者理解ならびにニーズ把握の方法
・観察の方法
・利用者介助・介護の技法
・利用者援助の学習/気遣いと省察、想像力
・問題解決過程の学習
・職員とのコミュニケーションならびに報告、連絡と相談
・地域との関わりに関する学習
7実習に当たっては、相応しい服装・身だしなみと行動を取るよう心がけ、挨拶や応 接など社会人として必要な所作を執るようにする。実習指導を担当する職員ほか関係 職員への連絡、報告、相談を密にとるようにし、リスクの軽減を図る。同時に不明点 については積極的に質問し、より質の高い学習に取り組む。
履修条件 社会福祉士国家試験受験資格取得希望者
評価方法 巡回指導時のスーパービジョン,実習指導者からの実習評価,実習手帳の内容等から 総合的に判断し評価する。
授業外における学習の 方法
教科書 実習オリエンテーション及び巡回指導の際に適宜指示する。
参考図書 必要に応じて,適宜指示する。
オフィスアワー 実習担当教員へ直接問い合わせること。
受講生に望むこと 実習生としてのマナーや自分の健康管理及び守るべき約束等を順守すること。
キーワード 社会福祉士という専門職の現場における専門性,専門職倫理とその役割を理解し,さ らに,対象者(利用者)との実際場面における関わりをとして相談援助職のあり方と意 義について体験的に学ぶ。