第 1 回 7 月東北大本番レベル模試 (2020 年 7 月 18 日実施)
採点基準 数学(文科系・理科系)
【共通事項】
1.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 2.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【文系】(200点満点)
第1問(50点満点)
(1)(配点20点)
C1上の点( ,t t2 1)における接線の方程式を求め,一般形に直して6点
上記の接線がC2に接することを式で表し,tの値を求めて10点
答えに4点 (2)(配点30点)
C1上の点( ,t t2 1)における接線がC2と異なる2点で交わる条件を不等式で表し,t2(または
t)のとり得る値の範囲を求めて8点
2点で切り取られる線分の長さが最大になるのは,C2の中心( , )0 1 とこの接線との距離dが最 小になるときであることを述べて4点
上記のdに対して,d2 7
4が成り立つことを示し,等号が成り立つときのt2(またはt)の値を 求めて8点
C2の中心( , )0 1 とこの接線との距離の最小値を求めて3点
2点で切り取られる線分の長さの最大値を求めて7点
第2問(50点満点)
(1)(配点26点)
最初に箱に入っている球の個数を求めて3点
それぞれの玉を区別したとき,2回で取り出す取り出し方の総数を求めて6点
1回目,2回目に取り出した玉をx1,x2としたとき,3 x1 x2 2nを述べて5点
x1 x2 2nとなるx1,x2とその場合の数を求めて6点
答えに6点 (2)(配点12点)
(1)のx1,x2に対して,x1 x2 2n1となる場合の数を求めて6点
答えに6点 (3)(配点12点)
(1)のx1,x2に対して,x1 x2 2n2となる場合の数を求めて6点
答えに6点
第3問(50点満点)
(1)(配点20点)
x 1
0 2のとき,被積分関数の絶対値記号を外して3点
x 1
0 2のときの答えに7点
1 x
2 1のとき,被積分関数の絶対値記号を外して3点
1 x
2 1のときの答えに7点 (2)(配点30点)
f x( )を x 1
0 2と1 x
2 1に分け,正確に表記できて10点
f x'( )を x 1
0 2と1 x
2 1に分け,正確に表記できて10点
f x( )の増減を調べ,x 1
3で極大かつ最大であることを述べて5点
答えに5点
第4問(50点満点)
(1)(配点30点)
点C,Dの位置ベクトルを求めて5点
点Eの位置ベクトルをパラメータtなどを用いて表して5点
CEを上記のtと
a,bを用いて表して5点
CDCE 0からtの値を求めて11点
答えに4点 (2)(配点20点)
点Fを線分BC,DE上の点とし,パラメータa
, b
などを用いてそれぞれ表して10点(各5点) 途中の計算と答えに10点
【理系】(300点満点)
第1問(50点満点)
(1)(配点10点)
方程式①をx
x1
の2次方程式に変形できて5点
途中の計算と答えに5点 (2)(配点10点)
(1)で求めたtの値から2つのxの2次方程式を求めて5点
答えに5点 (2)(配点30点)
題意の4次方程式をtの2次方程式で表して4点
上記のtの2次方程式の1つの解をaのように表したときaの値の範囲を求めて6点
題意の4次方程式のすべての解が実数となる条件を述べて5点
上記のtの2次方程式の左辺をf t( )のようにおき,そのグラフが満たすべき条件を述べて5点
途中の計算と答えに10点
第2問(50点満点)
(1)(配点10点)
すべての場合の数を求めて3点
V 0となるときのx1~xnに関する説明に5点
答えに2点 (2)(配点15点)
V1となるときのx1~xnに関する説明に11点
答えに4点 (3)(配点25点)
V 2となるときのx1~xnに関する説明に16点
途中の計算と答えに9点
第3問(50点満点)
(1)(配点15点)
ba1,bacを導き,さらにbが3以上の奇数であることを述べて5点
aが奇数とすると,矛盾することを示して5点
答えに5点 (2)(配点11点)
a2 2b c1を満たす素数a b c, , が存在すると仮定して3点
(ab1)(ab1)cから矛盾を導いて5点
証明の結論を述べて3点
(3)(配点24点)
題意の式をa b2 2 k c( k)と変形し,a b2 2の正の約数を正しく列挙して5点
kとckの組合せを正しく列挙して5点
上記からcを求めて5点
答えに9点
第4問(50点満点)
(1)(配点35点)
A ( , ),B (0 6 2 3 0, ),C (2 3 0, )などのように設定して5点
上記の設定とP ( , )x y とおいたとき,x2 (y1)2 25を導いて10点
領域の境界の点D ,
5 3 7
2 2 を求めて5点
OPが最大となるとき,最小になるときについてそれぞれ述べて10点(各5点)
答えに5点 (2)(配点15点)
(1)の設定の下, BA BP
をx y, で表し,さらに直線2 3x6y12 kが直線ADと平行 であることを述べて5点
上記のkが最大となるとき,最小となるときを考え,答えを求めて10点
第5問(50点満点)
(1)(配点19点)
f x( )xlog(x1)のようにおいたとき,0x2でf x( )が単調増加であることを示し,
さらにf( )0 0からf x( )0を述べて7点
g x( )log(x )
x x
1 21 2 のようにおいたとき,0 x2でg x( )が単調増加であること を示し,さらにg( )0 0からg x( )0を述べて7点
上記の証明のもと,結論を述べて5点 (2)(配点31点)
(1)から,0 x 2のとき,不等式
cos cos cos
log( )
x x x
x x
x x x
2
2
1 1 1
1 1
1 2
が成り立つことを述べて6点
上記の不等式の左辺と右辺の極限値を求めて15点
はさみうちの原理から答えを求めて10点
第6問(50点満点)
(1)(配点10点)
部分積分法を用いて答えを求めて10点(積分定数がないときは7点) (2)(配点30点)
x 0のときのf x( )を求めて5点
x p
0 2 のときのf x( )を求めて15点
p x
2 のときのf x( )を求めて5点
答えを整理して5点 (3)(配点10点)
すべての実数xに対し,f x'( )が単調増加であることを示して5点
残りの証明に5点