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第 2 回 11 月阪大本番レベル模試 (2018 年 11 月 4 日実施)
採点基準 数学(文系・理系)
【共通事項】
1.約分の未了,根号内の整理不備は1点減点 2.分母の有理化の不備については減点なし 3.別解の配点は解答の配点に準ずる
【文系】(100点満点)
第1問(30点満点)
(1)(配点15点)
頂点A,Cのいずれかに移動することに気付き,それぞれの遷移の確率を示して9点
p2,p3を求めて6点(各3点) (2)(配点10点)
点Pが頂点Cにある確率が1pnであることを述べて3点
漸化式の立式の説明と答えに7点 (3)(配点5点)
答えに5点
第2問(35点満点)
(1)(配点12点)
Cの頂点Pの座標をa b,で表して4点
PをD1上の点として
t
で表して4点 答えに4点 (2)(配点8点)
Cの方程式をtで表し,面積
S
1を求める定積分の式が立てられて2点 途中の計算と答えに6点 (3)(配点15点)
Sをtで表して6点
Sの増減を調べて6点
Pの座標を求めて3点
第3問(35点満点)
(1)(配点10点)
背理法で証明する方針を立て, q
p
32 q
p
3 4 (p q, は互いに素な自然数)とおいて4点
証明できて6点
2/4 (2)(配点10点)
log2a,log2b,log2c,log2dから3個を取り出して和を考えた4つの数をA B C D, , , のよう に設定できて3点
log2a,log2b,log2c,log2dいずれかの小数部分をaなどと設定して3点
証明できて4点 (3)(配点15点)
log2a,log2b,log2c,log2dの小数部分を
a
と設定し,3 個の数の和が整数になることから log2●の形の現れない関係式を導いて4点 上記のaに対し,a , ,1 2
0 3 3が必要であることを導いて6点
a , ,1 2
0 3 3に対し,a(またはb c d, , のいずれか)が有理数となるのはa0に限ることを述 べて3点
証明できて2点
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【理系】(250点満点)
第1問(50点満点)
(1)(配点20点)
PAQqを導いて10点
AP2をqで表して5点
答えに5点 (2)(配点30点)
Sをqで表して6点
Sをqで微分して6点
p
q
0 2で
dS
dq 0となるqをcos , p a 1 a
4 0 2のように設定できて6点
Sの増減について述べ,最大値をもつことを示して6点
答えに6点
第2問(50点満点)
(1)(配点20点)
g a cos cos
q q
b a
2 1を導いて7点
g a cos isin
q q
b a
(複号同順)を導いて7点
証明できて6点 (2)(配点30点)
wをa b g, , で表して4点
wa
,
w b,wgを述べて4点 問題文のzの方程式をwの方程式に直し,さらに分母を払って6点
wを消去し,a b g, , の関係式を導いて6点
証明できて10点
第3問(50点満点)
(1)(配点10点)
An1 aAnをaで表して4点
An1 aAnを因数a2 a1で括り出せて4点
残りの説明に2点 (2)(配点12点)
{xn}の漸化式を導いて3点
数学的帰納法で証明する方針が立てられて3点
上記の方針の下,n1のときを示せて3点
nkの仮定の下,nk1での証明ができて3点
4/4 (3)(配点12点)
背理法で証明する方針の下,x1,x2をそれぞれx1 pA x,2 pB p( は素数
,
A B, は整数)のよ うに設定し,さらにa 1(pA )2 1 を求めて6点
x1, ,x2 aを消去し,p A B, , の間に成り立つ等式を導いて3点
証明できて3点 (4)(配点16点)
数学的帰納法で証明する方針が立てられて2点
n k(1)での成立の仮定の下,n k1のときを証明するのに,背理法の仮定
, (
,
, )k k
x1 pA x 2 pB pは素数 A Bは整数 のように設定できて4点
xkがpの倍数となることを示して8点
証明できて2点
第4問(50点満点)
(1)(配点20点)
全事象を把握し,状態の推移に関する場合の数(または確率)をそれぞれ求めて10点
p1を求めて4点
p2を求めて6点 (2)(配点30点)
途中に黒球1個,白球2個の状態がないときとあるときの2つの場合分けができて4点
途中に黒球1個,白球2個の状態がない場合の確率を求めて4点
途中に黒球1個,白球2個の状態がある場合,黒球が2個のままで推移する回数と黒球が1個 のままで推移する回数をk l,などで設定できて4点
上記のk l,の範囲から黒球1個,白球2個の状態がある場合の確率をΣで表せて8点
途中に黒球1個,白球2個の状態がある場合の確率を求めて4点
n1の場合の確認と答えに6点
第5問(50点満点)
(1)(配点20点)
f x( )を求め,f x( )の概形が描けて5点
V1を求める式が立てられて5点
途中の計算と答えに10点 (2)(配点30点)
V2 V1においてaを消去してtのみの形で表せて10点
V2 V1をtの関数とみて,0t1での増減を調べて10点
最大となるV2 V1の値,およびaの値に10点(各5点)